SDGsを卒論テーマにしたいのですが、広すぎて焦っています
環境問題やジェンダー、貧困といった分野には関心があるものの、すでに多くの研究が存在しており、自分が新たに論文を書く意味を見いだせずにいます。SDGsという言葉自体が一般化している分、表面的な説明に終始してしまうのではないかと心配です。周囲が調査を進めている様子を見ると、焦りや取り残された感覚が強まっています。
SDGsを卒論として成立させるために、無理なく書き切れるテーマへ落とし込む考え方や、先行研究と重なりすぎない視点の作り方について、アドバイスをください。
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SDGsは切り口にしよう
SDGsが卒論テーマとして難しく感じられる最大の理由は、SDGsそのものを論じようとしてしまう点にあります。
卒論として成立させるには、SDGsを主語にするのではなく、SDGsを切り口として、具体的な現象や事例を扱うことが重要です。
たとえば、特定の地域におけるジェンダー施策、ある企業の環境対応と経済性の両立、地方自治体の貧困対策など、テーマを一気に絞り込んでみてください。
既存研究との差別化が重要
さらに、既存研究との差別化を意識する際には、新しさを無理に追う必要はありません。
既存研究を踏まえたうえで、視点を限定する、対象を変える、データの取り方を工夫するだけでも、十分にオリジナリティは生まれます。
SDGsは枠組みとして使い、自分の関心や経験と結びつけることで、表面的な論文になることを避けられるはずです。
身近な具体例を深掘りして研究を成功させよう!
SDGs全体を網羅しようとせず、自分が直接アクセスできる半径5メートル以内の具体例に焦点を当ててください。テーマを狭く絞り込むほど、調査の解像度が上がり、先行研究にはない独自の視点が見つかりやすくなります。
企業がSDGsを推進する際も自社が貢献できる特定の領域から着手します。学術的にも、漠然とした一般論より、特定の条件下での実態調査の方が価値が高く、就職活動においても、その課題発見力と具体化する力は高く評価されるからです。
小さな視点で独自の価値を証明しよう!
例えば環境問題ではなく、〇〇市内の商店街における食品ロス削減の取り組みと課題といったレベルまで落とし込むように案内してきました。
現場で聞いた生の声データをとしてまとめれば、それはほかの誰にも書けない、あなただけの研究成果になります。
大きな理想を語るよりも、小さな具体例を深掘りしましょう。そのプロセスで磨かれる思考力こそが、あなたのキャリア形成における武器になります。




