接客業に向いていない人の特徴4選|ベストな道の選び方もプロと解説

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  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

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  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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この記事のまとめ

  • 接客業に向いてないと思ったらまずは苦手を正しく理解することが重要
  • 接客業に本当に向いていないかをセルフチェックで確かめよう
  • タイプ別におすすめの接客業と避けた方が良い接客業を紹介

「接客業に就いているものの、自分には向いていないかもしれない……」と悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。

そんな悩みを抱えたまま続ける仕事は、正直つらいものでしょう。しかし「接客業に向いていないから」とすぐに転職をしてしまうのは、まだ早いです。

記事では、キャリアアドバイザーの吉野さん、加藤さん、谷所さんとともに接客業への向き・不向きをチェックする方法や、タイプ別のおすすめの仕事を紹介します。転職を考える際のポイントも解説するので、不安を抱えている人はぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

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目次

接客業に向いていないと思ったときは苦手な業務を明確にすることが重要

「自分は接客業に向いていないのではないか」と感じたとき、すぐに転職を考えてしまう人もいるでしょう。しかし、転職を考える前にまずは「何が苦手なのか」を明確にして、接客業に本当に向いていないのかを正しく理解することが重要です。

記事ではまず、接客業を苦手と感じやすい人と向いている人の特徴を説明します。そして、本当に接客業に向いていないのかをチェックする方法と辞めたいと思ったときのベストな判断方法について解説していきます。

記事後半ではタイプ別でおすすめの接客業・向いていない接客業と、転職を検討するときのポイントも解説しているので、悩みを抱えている人はぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

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自分は本当に向いてない? 接客業を苦手と感じやすい人の4つの特徴

自分は本当に向いてない? 接客業を苦手と感じやすい人の4つの特徴

  • 臨機応変な対応が苦手
  • 自分から進んで仕事をするのが苦手
  • 並行作業が苦手
  • 感情が表に出てしまう

どんな仕事にも向き・不向きがあるように、接客業も同様のことがいえます。そのため、接客業が向いていないと感じた場合は、接客業に向いていない人の特徴に自分が当てはまるかどうかをまずはチェックしていきましょう。

ここでは、接客業を苦手と感じやすい人の特徴を4つ紹介します。自分の苦手と同じものがあるか照らし合わせながら確認してみてくださいね。

①臨機応変な対応が苦手

接客業ではさまざまな顧客に対応します。接客マニュアルが設けられていることがほとんどですが、多くの顧客に対応するため、マニュアルにはない対応を必要とされる仕事もあるでしょう。

そういった仕事では顧客の状況や要望に合わせて柔軟に対応しなければならないため、場面に応じて柔軟な対応をしたりマニュアル外の対応をしたりするのが苦手な人は、「自分は接客業に向いていない」と感じるようです

吉野 郁子

プロフィール

職業適性のひとつに「型の決まったことをその通りに遂行するのが好き」というタイプがあります。

それに対して現実の職務は、「型の決まったことは機械に任せ、それ以外を人間がやる」という分業が一層進められているため、臨機応変な対応が苦手な人は接客業を苦手に感じやすいでしょう。

②自分から進んで仕事をするのが苦手

接客業のなかには、顧客に自らアプローチをして仕事をする職種もあります。たとえば、自ら販売を進める販売営業、顧客の要望を聞き出す美容関係のスタッフなどを想像してみると、具体的な場面をイメージしやすくなるのではないでしょうか。これらの仕事は自ら動き出さないと仕事が成立しなくなってしまいます。

与えられた業務をするのが得意でも自分から進んで仕事をするのが苦手という人は、こういった場面に苦手を感じて接客業に向いていないと考えてしまうようです

接客自体は好きなのですが、お客様に提案するのが苦手です……。

加藤 賀子

プロフィール

「提案すること」の捉え方を変えてみよう

提案するのが苦手という人に多い理由の一つが「提案=押し売り」と捉えていることです。

顧客は何かしらを求めて来店します。顧客が求めている物を聞いて、必要なことや物をご提案することは、顧客にとっても求めている物を手に入れることにつながったり、情報収集となったりします。

結果、あなたの提案が目の前の顧客に喜んでもらうことにもつながるのです。そのため、提案は悪いことではなく、より喜んでもらうために必要なことです。

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③並行作業が苦手

接客業は、接客だけに限らずほかにもやるべき仕事がたくさんある場合が多いです。顧客対応に加えてレジ対応、商品在庫管理、事務作業、清掃など、職種によってやることは違えど、マルチに動く必要があることがほとんどです。

またほかの従業員とコミュニケーションを取ったり複数の顧客に対して同時に対応したりすることもあるため、並行作業が苦手だといっぱいいっぱいになってしまい、接客業が苦手だと感じる人もいるでしょう

④感情が表に出てしまう

接客業は顧客のペースや感情に合わせて仕事を進めるものがほとんどです。そのため、自分のペースや想像通りに仕事が進まないことにイライラしてしまい、イライラした感情が表情に出てしまって押さえられないという人もいるかもしれません。

また接客業は、仕事によって多かれ少なかれ顧客からクレームを受けることがあり、理不尽なクレームを受けてもイライラした態度を出さずに真摯に対応する姿勢が求められます。クレームに対してイライラした態度で対応してしまえば、さらに顧客を怒らせてしまい、さらなるクレームにつながるという負の連鎖になってしまうでしょう

こういったことから、感情をうまく押さえられず表に出してしまうという人は、自分には接客業が向いていないと感じるようです。

感情が表情に出やすいので接客業に向いていないとわかっているのですが、やはり今の仕事を続けたいです……。

谷所 健一郎

プロフィール

感情が表情に出やすいという特徴は改善可能

感情が表情に出やすい人は、豊かな表情で感受性が高いと捉えることができます。どういったときに感情が表情に出て接客業に向いていないと感じるか、考えてみましょう。

顧客にマイナスな印象を与えてしまう場面について認識していれば、感情をコントロールすることもできます。

また理不尽な顧客に対して感情が表情に出やすいならば、一人で対応せず上司やほかのメンバーと相談をして対策を講じることもできるでしょう。

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接客業に向いている人の特徴も知っておこう

接客業に向いていない人の特徴がわかったら、向いている人の特徴もチェックしていきましょう。

「自分は接客業に向いていないかも……」と思っていても、接客業に向いている人の特徴に一つでも当てはまれば活躍できる素質があるといえます。接客業には向いていない、とすぐに判断を下してしまわずに、下記の特徴を確認して接客業で活躍できる可能性があるのかを見てみてくださいね。

接客業に向いている人の特徴

  • 人と話すのが好き
  • ニーズを汲み取るのが得意
  • 傾聴力がある
  • 細かいことに気付ける
  • 人を楽しませる・喜ばせることが好き
  • 相手の立場を想像できる

吉野 郁子

プロフィール

販売・サービスの仕事は求人ニーズが高く、現実的な職業選択に入りやすいです。

接客業に向いている人の特徴に当てはまらなくてもすべての接客をNGとするのではなく、「こういった人と接するなら」「こんな役割だったら」と整理して志望するのはアリだと思います。

接客業は向いていないかも……と感じても、納得のいくやりがいがあれば続けられる場合があります。こちらのQ&Aでは接客業のやりがいについてキャリアコンサルタントが回答しているのでチェックしてみてください。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

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3要素でセルフチェック! 接客業に向いているかどうかを見極めよう

3要素でセルフチェック! 接客業に向いているかどうかを見極めよう

  • コミュニケーション面:初対面の人と物怖じせず会話ができるか
  • メンタル面:ストレスをうまく発散できるか
  • 仕事のやり方の面:気持ちを切り替えながら仕事ができるか

接客業への向き・不向きを自分でチェックするには、「コミュニケーション・メンタル・仕事のやり方」の3つの要素で考えてみることがおすすめです。これらの要素では、接客業に向いている人と向いていない人の違いがわかりやすく表れるからです。

要素について一つずつ説明していくので、自分がどのように日々過ごしているのかを思い返しながらチェックしていきましょう。

コミュニケーション面:初対面の人と物怖じせず会話ができるか

接客業に向いている人と向いていない人とでは、コミュニケーションの方法やとらえ方が異なります。接客業に向いている人は初対面の人と会話ができる傾向にありますが、その一方で接客業に向いていない人は、顔見知りとは問題なく会話できても、初対面の人との会話が苦手だという特徴があります

接客業は毎日たくさんの顧客と顔を合わせて対応をする仕事で、初対面であることがほとんどです。そのため、接客業では初対面でもひるまずに積極的に接客をすることが求められるのです。

加藤 賀子

プロフィール

接客業で求められるコミュニケーションは、目の前の顧客の立場に立ち、居心地の良いコミュニケーションを提供することです。

自分目線のコミュニケーションではなく、目の前の顧客が求めている接し方を提供するように意識してみましょう。

メンタル面:ストレスをうまく発散できるか

ほかの仕事と比べてクレームを受ける場面が多い接客業では、ストレス耐性で仕事への向き・不向きを判断することができます

接客業は先でも述べたようにたくさんの顧客の対応をするため、自分とは違った考えや感性と触れ合う機会が多くあります。そういったことから、ストレスがたまりやすい職業とも言えるでしょう。

接客業に向いている人はそもそもストレスをためにくいか、プライベートでストレスをうまく発散しています。しかし、仕事でたまったストレスをうまく発散できずため込んでしまうタイプは、接客業を苦しく感じてしまうことがあるでしょう。

接客業でクレームを受け続けてもストレスをまったく感じない人はいるのでしょうか?

吉野 郁子

プロフィール

クレーム対応上手な人は物事を分けて考えるのがうまい

クレームの対応が上手な人は、「自分の人間性が否定されているわけではない」「命まで取られやしない」というように、業務遂行上のことだと上手に割り切って職務を全うしているようです。

「困らせてくる人は、困っている人である」という言葉があります。顧客が困っている状況を解決できることに、クレーム対応のやりがいがあると言います。問題解決を果たせたときは、達成感があることでしょう。

また、「カスタマーハラスメント」は組織全体で取り組む問題です。顧客対応で困ったときに助け合える社内の関係性ができていると、ストレスも軽減されるでしょう。

仕事が向いていても、きついと感じる場合は長期的に働けない可能性があります。こちらの記事では仕事がきついという状態を放置するリスクと対処法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

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仕事のやり方の面:気持ちを切り替えながら仕事ができるか

接客業の仕事でクレームを受ける際、中には理不尽な態度を取る顧客や、理解し難いクレーム、対応できない文句をつける顧客がいることもあります

接客業に向いている人は、こういった場面でも「仕事は仕事」として対処して気持ちを切り替えることができます。しかし、自分ではどうしようもないクレームに対して深く考えたり、自分のせいだとひきずってしまったりする人もいるでしょう。

そういった人は重い気持ちがずっと続いて気持ちを切り替えられないため、接客業にはあまり向いていないかもしれません。

加藤 賀子

プロフィール

重い気持ちのときは顔も暗くなりますし、中にはイライラした気持ちが接客で出てしまう人もいるかもしれません。

このような接客は、相手に対して気持ちの良い接客にはなりません。気持ちの切り替えが遅いと関係のないほかの顧客にも迷惑がかかることもあるでしょう。

「仕事がうまくいかない……」と思い悩んでしまう人は、こちらの記事も併せてチェックしてみましょう。心を休めてリフレッシュするコツを解説しています。

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接客業を辞めたいと思ったら? 後悔しない判断方法をキャリアのプロが解説

「どうしても接客業がつらい」「もう辞めたい」と頭を抱えている人もいるかもしれませんね。しかしその悩みを解消するためにすぐに辞めてしまえば、「本当は接客業に向いていたかもしれない」という事実に気付けずに、後悔する結果となってしまう可能性があります。

では、辞めたいと思ったらどうすれば良いのでしょうか。後悔しないための判断方法について、谷所さんに聞いてみました。

アドバイザーコメント

辞めたいと思ったときはすぐに決断せずじっくりと考えることが大切

接客業を辞めたいと思う理由は、人それぞれ違います。顧客からクレームをもらったなど一時的な感情で辞めたい場合は、すぐに結論を出さずに少し時間を置いてみるようにしましょう。

自分は接客に向いていないと思う人は、何が向いていないのかを明確にして、その点を逆にメリットとして活かせないか考えてみてください。

後悔しないために自分自身で最終的な決断を下そう

接客業を辞めたいと思ったときに第三者の意見を参考にするのはかまわないですが、自分自身でどうすべきか決断することが大切です。自分で決断したことであれば、別の仕事に就く場合でも納得して取り組めます。

辞める決断をする前に、辞めたい理由と接客業に就いた理由を書き出してみましょう。辞めたい理由が、接客業自体ではなく現職の労働環境や人間関係であれば、現職で異動を申請するなど環境を変える方法もありますし、現職の改善が難しければ、接客業として転職することも可能です。

人と話したくない、人を楽しませることに興味がなくなったなど接客業をやりたくない場合は、無理して現職を続けるのではなく、別の職種に転職することを検討してみましょう。

辞めて未経験の職種に就く場合でも、接客業の経験で活かせるスキルなどを整理すればこれまでの接客経験は決して無駄にはなりません。

接客業が嫌であれば無理やり続けることはありませんし、別の仕事に就くことで接客業の良さを自覚して、再び接客業に就く人もいます。

接客業が向いていないと悩んでいる人は、退職を決める前にこちらの記事も併せてチェックしてみましょう。仕事を辞める前にやっておくと良いことについて詳しく解説しています。

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本当は向いているかも? タイプ別のおすすめと苦手を感じやすい接客業を紹介

タイプ別のおすすめと苦手を感じやすい接客業を紹介

記事前半で接客業を苦手に感じる人の特徴を紹介しましたが、その特徴に当てはまるからといって、接客業全般が苦手とは限りません。今やっている仕事や経験した業務内容が苦手なだけで、ほかの接客業であれば活躍できる可能性があるからです。

そこで、接客業を苦手だと感じる4つのタイプ別に、おすすめの接客業と向きにくい接客業をそれぞれ紹介していきます。自分が活躍できる環境を見つけるために、一つずつしっかりと見ていきましょう。

吉野 郁子

プロフィール

同じ接客業でも、「緊急性」「販売単価」「商品アイテム数」「一日に対応する客数」「客層」などで実施するサービスが変わります。

対応する顧客のタイプによって、接客スタッフに求められる適性もさまざまなので、接客業が向いていないと思っても、ほかの接客業の仕事であれば向いていることもありますよ。

臨機応変な対応が苦手な人におすすめの接客業・向きにくい接客業

臨機応変な対応が苦手な人は、マニュアル通りの業務や対応が大半の接客業の仕事がおすすめです。接客業では柔軟性が求められるとは言っても、イレギュラーが発生しずらい仕事であれば柔軟性を求められる場面は少ないでしょう。

臨機応変な対応が比較的少ない接客業の例として、下記が挙げられます。基本的に決まった業務をする仕事なため、柔軟性が求められる仕事が苦手な人にはおすすめです。

臨機応変な対応が苦手な人におすすめの接客業

・受付スタッフ
・イベントスタッフ
・ペットショップのスタッフ
・サンプリングスタッフ

サンプリングスタッフはあまり聞きなれない仕事かもしれませんが、店頭や駅前などの街頭でチラシやティッシュを配布する仕事です。業務内容は決まっているので、臨機応変な対応はほとんどないといえます。

一方で、多くの場面で状況に合わせて対応を変える必要のある仕事はあまり向いていないでしょう。下記に例を挙げているので、イレギュラーが発生したり対応を工夫する必要があったりする仕事を確認してみてくださいね。

ペットショップへの就職を考えている人は以下の記事も参考にしてみてください。接客が苦手かもしれないと感じる人も、仕事内容や志望動機の書き方を事前に確認して、ペットショップへの入社を目指しましょう。

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臨機応変な対応が苦手な人に向きにくい接客業

・テーマパークのスタッフ
・宿泊施設のスタッフ
・ブライダルスタッフ

谷所 健一郎

プロフィール

臨機応変な対応が苦手なタイプは、イレギュラーな対応ではなく、ルーティン業務やマニュアルを重視する接客業で強みを発揮できます。

計画的に行動することでミスが少なくなることを、接客業の強みとしてアピールできますよ。

自分から進んで仕事をするのが苦手な人におすすめの接客業・向きにくい接客業

業務内容があらかじめ決まっている仕事は、自分から進んで仕事をすることが苦手だという人におすすめの接客業です。これらの仕事は基本的に業務内容が決まっていて、マニュアルに沿ったサービスを顧客に提供することが求められます。

そのため、自分から顧客の要望を聞き出す必要はなく、また、顧客に向けて意見を出す必要もありません。

自分から進んで仕事をするのが苦手な人におすすめの接客業

  • レジスタッフ
  • コンビニ・スーパーの店員
  • フロアスタッフ
  • カラオケ店のスタッフ
  • 映画館のスタッフ

すでにやるべきことが決まっている業務ではなく、自ら顧客に向けてサービスや商品の提案をするような接客業は、自分から仕事をすることが苦手な人にはあまり向いていないかもしれません。

顧客自体も具体的に何を求めているのかわからなく、こちらが潜在的な要望を聞き出して提供する下記のような接客業は苦手だと感じることが多いでしょう。

自分から進んで仕事をするのが苦手な人に向きにくい接客業

  • 美容関係のスタッフ
  • 販売・営業職員
  • フィットネストレーナー

加藤 賀子

プロフィール

プラスアルファの業務を自分で考えて提供することが苦手なタイプの人でも、接客業で活かせる強みはあります。

たとえば、満面の笑顔や元気な声で対応したり備品などを丁寧に扱ったりと、決められた業務の中でも顧客に気持ち良く接客を受けてもらうための工夫は、いくらでもありますよ。

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並行作業が苦手な人におすすめの接客業・向きにくい接客業

並行作業が苦手な人には、業務を一つずつ対応することが多い接客業をおすすめします。複数の顧客に並行して対応する接客業もありますが、その逆に、1対1、1対1グループで対応する接客業もあります。

接客する顧客や対応する業務が一つであれば、混乱することなくうまく対処ができるはずです。下記の接客業の例では、複数の顧客を同時に受け付けることがあっても、対応は個々でおこなうことがほとんどですよ。

並行作業が苦手な人におすすめの接客業

  • 美容関係のスタッフ
  • 観光ガイド
  • 飲食店のスタッフ
  • テレホンアポインター

テレホンアポインターはテレアポとも呼ばれ、新規顧客に営業の電話をかけて商談・訪問の約束を取り付ける仕事です。並行作業が苦手ということは、集中力を高く保って一つのことに取り組めるとも言い換えられるため、テレアポの仕事も向いているでしょう。

複数の顧客への並行対応だけでなく、複数業務を並行して管理・対応する接客業は、マルチタスクが苦手な人にはあまりおすすめしません。顧客対応、事務作業、電話・メール対応など多方面に意識を向ける必要がある下記の仕事は苦手意識を持ちやすいでしょう。

並行作業が苦手な人に向きにくい接客業

  • 受付スタッフ
  • 旅行代理店
  • カスタマーサポート

谷所 健一郎

プロフィール

並行作業が苦手な人は、特定の顧客に親身に向き合い顧客満足度を高めることができれば、接客業で活かせる強みになります。

顧客満足度を高めるためには、レベルの高い接客マナーだけでなく、専門職としての知識が求められることもあります。

感情が表に出やすい人におすすめの接客業・向きにくい接客業

マイナスの感情が表に出てしまうのは接客業では好まれませんが、顧客と直接顔を合わせる場面がない仕事であれば、表情は顧客に伝わりません。実際にコールセンターで働くスタッフで、イラっときてしまったときはタイミングを見て一度ミュートを設定し深呼吸をし、気持ちを落ち着かせている人もいるようです。

また、顧客がネガティブな感情で向かうことが少ない場所で接客をする仕事であれば、クレームを受ける可能性が低いため、感情が表に出やすい人におすすめの職場といえるでしょう。

感情が表に出やすい人におすすめの接客業

  • コールセンターのスタッフ
  • アパレル店員
  • ジュエリー店の店員
  • ダンスのインストラクター
  • 菓子・贈答品販売スタッフ

企業の顔となる受付スタッフや、急いでいる顧客が多いコンビニで働くスタッフ、イレギュラーが発生しやすいホテルスタッフの仕事は、イライラしやすい人にはあまりおすすめできない接客業です。

これらは直接顧客とかかわることがほとんどなため、サービスを提供する側の負の感情が顧客に直に伝わりやすい仕事です。

感情が表に出やすい人に向きにくい接客業

  • 受付スタッフ
  • コンビニの店員
  • ホテルスタッフ

アパレル店員の仕事に興味があるという人は、まずはアパレル業界への理解を深めていきましょう。こちらの記事でアパレル業界について詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。

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吉野 郁子

プロフィール

「クレーム」は日本語にすると「改善要求」と訳されます。サービス業はゴールのないものなので、より良いサービスへ向けた声は顧客からも出るものです。そのため、どの仕事でも顧客からの声を受けることがあるということを理解しておきましょう。

そのうえで、「クレーム」と「カスタマーハラスメント」を区別して考えることが大切です。

「どうしても自分に向いている仕事がわからない」という人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。適職を見つける方法を詳しく解説しています。

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やっぱり接客業は向いてないという人必見! 転職を検討する際の3つのポイント

やっぱり接客業は向いてないという人必見! 転職を検討する際の3つのポイント

  • 接客業の何が嫌なのかを明確にする
  • 自分の得意なこと・できることを正しく理解する
  • 接客がない仕事で自分に合っているものを探す

「記事で紹介された接客業を見ても、やっぱり自分には向いていない」という人は、転職を検討することも一つの方法です。

「接客業が嫌だから接客をしない仕事がしたい!」と考えたいところですが、それでは納得のいく就職先を見つけられない可能性があります。

では、どのようにしたら転職を成功につなげられるのでしょうか。転職を考える際の3つのポイントを解説していくので、ぜひ今後の仕事探しの参考にしてくださいね。

①接客業の何が嫌なのかを明確にする

転職を視野に入れるときは、まずは接客業のどんなことに嫌気が差したのか・向いていないと感じたのかを明確にすることが大切です。これらを明確にせずに転職活動を開始すると、次の職場でも同様の不満が積もってしまう可能性があるからです

今までの仕事内容・一日のスケジュールを振り返って、何が嫌なのか・避けたい業務は何か・どんなことに苦手を感じるのかを一つずつ書き出してみましょう。以下の例を参考に、書き出してみてくださいね。

接客業の苦手な場面を書き出す例

  • クレーム対応が苦手
  • ほかの作業をしながら接客をするのが苦手
  • 自ら提案するのが苦手

加藤 賀子

プロフィール

仕事での嫌なポイントを振り返るときはまず、接客業の何が嫌なのか・避けたい業務は何かなど、苦手と感じていることを全部書き出しましょう。

次に書いた項目一つひとつに対して、気持ち・感情的に振り返ってなぜ嫌だと感じるのかを横に書いていきましょう。

この作業をすることで、なぜその業務を苦手と感じているのかの根本部分が見えてきますよ。

②自分の得意なこと・できることを正しく理解する

苦手なことや嫌なことを書き出せたら、自分が得意なことやできることも正しく理解して、次の就職先に活かせるようにしましょう。得意なことやできることを活かせる職場であれば、今の仕事よりも活躍できる場面が増えるからです。

自分の得意なことやできることを見つける際は、自己分析を深めると効果的です。下記の項目を参考に振り返って、自分のスキルの洗い出しをしてみましょう。

得意なこと・できることを洗い出すためのおすすめの項目

  • 学生時代に学んだこと・経験したこと
  • 今の仕事や前職で得意だと感じたこと
  • 今の仕事や前職で苦手ではなかったこと

谷所 健一郎

プロフィール

どんな仕事や行動にも目的があり、目的を達成するためのプロセスと成果があります。

自己分析をする際は、これまでおこなってきたことを時系列で振り返り、「目的・プロセス・成果」と分けて書き出してみると成果につながる行動や得意なことが明確になりますよ。

上記の項目を振り返ってもよくわからないという人は、こちらの記事を参考に自己理解を深めていきましょう。自己分析のやり方や活用方法を詳しく解説しています。

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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。

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③接客がない仕事で自分に合っているものを探す

苦手なこと・できることが明確にできたら、接客がない仕事の中でそれらを活かせる仕事を見つけて、自分に合った環境への転職活動を始めてみましょう。

接客をまったくしたくない、という人にはバックオフィス系の仕事をおすすめします。事務スタッフやSE、プログラマーなどの仕事は、接客業のように顧客とやり取りする場面が少ないため、検討してみてください。

ほかにも下記に接客業以外の仕事がしたい人におすすめの仕事を紹介するので、チェックしてみてくださいね。

ただし、接客がない仕事でも少なからず人とかかわったりコミュニケーションを取ったりする必要があるので、理解しておきましょう。

接客が少ない仕事の例

  • 事務スタッフ
  • SE・プログラマー
  • タクシー・トラックドライバー
  • 工場・倉庫の作業員
  • ライター
  • デザイナー
  • 研究職
接客がない仕事を探すとどうしても異業種・異職種になってしまうのですが、未経験で転職するコツはありますか?

加藤 賀子

プロフィール

「なぜ未経験でもそれに挑戦したいのか」を考えることが重要

未経験で仕事探しをする際、「〇〇の強みが活かせるから」「△△が得意だから」「▢▢が自分に合っているから」と考えながら探しているはずです。

そのため、未経験の仕事に応募する際は自分の考えを具体的に落とし込んで応募先に把握してもらうことが大切です。

「〇〇」「△△」「▢▢」の部分を応募先に伝え、だからこそ未経験でも挑戦したいという熱意をしっかりと伝えるようにしましょう。

一人でできる仕事であれば、接客をすることはほとんどありません。こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

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一人でできる仕事50選|失敗しない仕事選びの3ステップも解説!

一人でできる仕事を探している人におすすめの仕事50選を取り上げています。また、キャリアコンサルタントとともに、一人でできる仕事の失敗しない見つけ方を3ステップで解説しているので、参考にしてくださいね。

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一人でできる仕事50選|失敗しない仕事選びの3ステップも解説!

上記で紹介した職種について、こちらの記事では詳しい仕事内容や志望動機の書き方を紹介しています。気になった職種があった人はぜひチェックしてみてください。

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接客業を複数の視点から掘り下げて自分に合った環境を見つけよう!

接客業と一口に言っても、仕事内容はそれぞれ異なり、そのなかでも向き・不向きがあります。接客業を一括りにして「接客業が向いていない」と思ってしまえば、せっかくの可能性を潰してしまうことにつながりかねません。

そのため「接客業が向いていない」と思ったら、まずは何が苦手なのか・嫌なのかを洗い出して、記事の内容を参考に自分は本当に接客業に向いていないのかを見極めましょう。タイプ別のおすすめ職種を参考にすれば、自分らしく働ける接客業も見つかるかもしれません。

広い視野を持って得意・不得意を考えることが、自分に合った環境を見つけることの鍵となるのです。

アドバイザーコメント

「接客業は向いていないから」とすぐに諦めないことが大事

顧客と直接かかわることは、多くの仕事で避けて通れません。「自分には向いていない」と一括りにせず、人生経験として接客業を体験していくことは、自分の能力を高めるために大変役立つでしょう。

接客業というと小売・サービス業界の販売職がイメージされますが、実際はもっと多岐にわたります。営業も、介護・保育・医療も、事務も、広く言えば「接客業」です。目の前の人を助けたりサポートするためには「接客スキル」が役立ちます。

「どんなことだったら頑張れるか?」を考えてチャレンジしてみよう

私は、仕事のやりがいの一つに「関係性の喜び」があると思います。他者から必要とされている・役に立っている・感謝されているといった喜びは、生活の中でも仕事を通じた場面が大きいです。

「関係性の喜び」をより深く感じるのに、接客スキル・経験は、さまざまな仕事で役立つでしょう。

「接客が苦手だから」と人と接する機会を減らしていくのは、職業人の成長としてもったいないことです。「こういう接客だったら頑張れそう」というイメージが深まったら、自分の可能性を諦めず、ぜひ挑戦してみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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