就活の面接形式のなかにはWeb面接がありますが「Web面接を受ける際に最適な場所がわからない」「自宅が使えなかった場合はどうすべきなのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
Web面接は企業に直接出向かないとはいえ、採用担当者と話す大切な場であるため、場所選びの失敗はマイナス評価の一因になってしまいます。
この記事では、キャリアコンサルタントの塚本さん、谷猪さん、楳内さんとともに、Web面接の場所選び方やOK・NGスポットについて詳しく解説していきます。場所選びの失敗という、面接の回答内容とは関係ない部分で評価を下げたくない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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Web面接の場所選びのミスはイメージ大幅ダウンのもと
Web面接は、自分が面接会場に赴く対面面接とは異なり、面接開始までに面接環境をセッティングする必要があり、場所選びが特に重要な要素といえます。
面接では、質問に対する回答内容はもちろんですが、社会人としてのマナーも見られているため、Web面接の場所選びに不備があると「マナーが不十分」というマイナス評価につながってしまうかもしれません。
そこでこの記事の前半ではまず、Web面接の場所選びで考慮すべき3つの項目と具体的なおすすめスポットについて解説します。Web面接の場所にふさわしくないNGスポットも紹介するため、場所選びの前にしっかりチェックしておきましょう。
記事の後半では、Web面接の場所以外の部分で気を付けておきたい準備や面接中のポイントについて解説します。場所以外の部分でもったいないミスをしないためにも、しっかり確認して面接に臨みましょう。
初期の段階に多いWeb面接は、企業側にとって対面よりも効率的に多くの学生に出会えることがメリットです。
学生側にとっても、選考企業に出向く手間を省略できるメリットがあるからこそ、ライバルに差をつけて好印象を残すには、学生自身での環境作りが鍵となります。
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Web面接に最適な環境とは? 場所選びで確認すべき3つの項目
Web面接に最適な環境とは? 場所選びで確認すべき3つの項目
- 通信環境は良好か
- 周囲の音は面接を阻害しないか
- 自分の顔や表情がはっきり見える明るさか
これからWeb面接の場所を探そうとしている人のなかには、そもそもWeb面接にふさわしい場所がどんな場所なのかピンときていない人もいるかと思います。
明確な基準がないまま何となく場所を選んでしまうと、無事面接にこぎつけたとしても思わぬ部分で面接官の印象を下げてしまうかもしれません。
そこでここでは、Web面接の場所を選ぶ際に確認すべき3項目について解説します。3つの基準をしっかり押さえて、適切な面接場所を選びましょう。
①通信環境は良好か
Web面接は、企業の採用担当者とZoomなどのオンライン会議ツールを用いておこなう面接であるため、通信環境が良くなければそもそも面接を始めることができません。
また、Web面接中は常にカメラを起動して自分の姿を映しながらおこないますが、もともと通信環境が悪かったり途中で通信が遅くなったりすると、カメラやマイクがうまく機能せず、しっかりアピールすることが難しくなったり、企業の質問を聞き取れなかったりしてしまいます。
また通信環境は、ネットワークの利用状況や電波障害などが原因で途中でつながりにくくなってしまう場合もあるのです。だからこそ、事前にオンライン会議ツールを開いてみてWi-Fiが問題なく使用できるかなどを確認するようにしましょう。
フリーWi-Fiは盗聴などのセキュリティー面が脆弱で、通信速度も遅いことがあるためおすすめはしません。
そのような場合は、セキュリティーが保護されたWi-Fiを使うか、スマートフォンのテザリング機能を活用してみてはどうでしょうか。
②周囲の音は面接を阻害しないか
Web面接中は常にマイクをオフにした状態で進行するため、当然ながら周囲の騒音が大きい場所では面接の進行の妨げとなってしまいます。
面接中に自分のパソコンのマイクが周囲の騒音を拾ってしまうと、会話の声が聞き取りづらくなるため、どんなに良い回答を用意していても適切に伝えられません。
また、そうしたうるさい環境で面接に臨む姿というのは、「きちんと伝えたいという意欲に欠ける」と受け取られやすくなるため、イメージダウンの原因になってしまいます。
Web面接をおこなう際には、面接場所の騒音状況は事前にチェックしておきましょう。特に、パソコンのマイクは自分が思っている以上に周囲の音を拾ってしまう可能性があるため、ノイズキャンセリング機能をつけておくとより騒音によるリスクを軽減できます。
③自分の顔や表情がはっきり見える明るさか
直接顔を突き合わせないWeb面接であっても、面接官は学生がどのような雰囲気の人なのかを見ているため、自分の顔や表情がはっきりわかるような場所を選ぶことが重要です。
あまりにも面接中の画面が暗すぎると、視覚的に表情が見えづらいことはもちろんですが、面接官に与える印象も暗いものになってしまいます。
対面かオンラインかにかかわらず、初対面の第一印象は面接官のその後の記憶にも大きく影響するため、自分の印象がより良く伝わる明るい場所で面接に臨みましょう。明るさが十分でない場合は、デスクライトやパソコンのライト機能を活用するなどして明るさを調整するようにしてくださいね。
- もしWeb面接の場所の明るさが不十分だった場合、スマホのライトなどを使用するのはアリですか?
どうしてもの場合以外では極力使用しないほうが良い
どうしてもそれしかその場の明るさを調節するものがないということであれば致し方ないかと思いますが、私としてはおすすめはしません。
スマホのライトは、顔が明るくなりすぎて白飛びするなど、また違った意味で悪い印象を与える可能性があります。スマホのライトを使用する場合は、適度な明るさになるように調整することが大切です。
できる限り、自然光を利用するか、十分な照明を用意することが望ましいです。
Web面接におすすめの場所4選! NGスポット3つも確認しておこう

Web面接におすすめの場所4選! NGスポット3つも確認しておこう
ここまでは、Web面接の場所を選ぶ基準となる項目について解説しましたが、自分が選んだWeb面接の場所の候補が適切かどうか自信が持てないという人もいるかもしれません。
そこでここでは、Web面接の場所としておすすめの4つのスポットについて解説します。意外と選んでしまいがちなNGスポット3つも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
OKスポット①自宅
Web面接の場所として最もおすすめなのは、自宅です。人の声やそのほかの騒音など自分以外が発する音で面接を阻害されるリスクが最も低く、自宅のWi-Fiを使用できる点もWeb面接に向いています。
自宅以外の場所の場合、Web面接に必要な条件を満たしている場合であっても、天候や混雑状況など、面接当日の状況がWeb面接にふさわしいかどうかはわかりません。
その点自宅であれば、人を家にあげないという選択肢を取ることができたり、家族と住んでいる場合でも面接を事前に知らせて配慮してもらったりすることができます。
また、普段自分が生活している空間で面接をおこなえるため、ほかの場所よりも堅苦しくなりすぎず、リラックスして面接に望める可能性も高いといえるのです。
- 自宅でWeb面接を受ける場合でも服装は上下スーツを着ておいたほうが良いですか?
ハプニングの際に印象を下げないためにも全身スーツが望ましい
Web面接が導入され始めた当時は、「立ってもらえますか」という質問が急に飛んできたという話も聞いたことがありましたが、今では、その質問はNGとされています。
とはいえ、礼儀として上半身だけ整えて取り繕うのは、相手に対して失礼だと思います。
また、面接中は、何があるかわかりません。物を落として急に自分から立って、着替えていない下半身が映ってしまうなんていうこともあるかもしれないのです。
本質ではないところで慌てて面接そのものを台無しにしてしまっては、本末転倒といえます。
OKスポット②大学内の個室スペース
面接は、自己紹介や自己PRなど自分についての話をする場であり、企業側も自社情報について話すケースもあるため、Web面接ではお互いのプライバシーを確保できる環境を選ぶことが望ましいです。
自宅以外でプライバシーを守ってWeb面接を受けられる場所の一つとして、大学内の個室スペースが挙げられます。大学によってはキャリアセンターなどにWeb面接用の個室が完備されている場合があるため、自分の学校にある場合は積極的に活用しましょう。
仕切りで区切られただけのパソコンルームや自習スペースであれば、たいていの大学や図書館にあるかもしれませんが、Web面接では終始声を出すことになるため、周囲の迷惑にならないよう、完全に隔離されていない場所の使用は避けるようにしてくださいね。
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OKスポット③レンタルスペース
自宅や大学の個室スペース以外でWeb面接をおこなう場所としておすすめなのが、レンタルスペースです。
レンタルスペースは、家具付きのアパートの一室やオフィスの会議室などを時間制で借りられるサービスのことで、借りている時間は自分だけが使用できる空間になるため、予期せぬ来客などの心配もなくWeb面接をおこなうことができます。
こうしたレンタルスペースはあらゆる地域に展開されているため、たとえば別の企業の選考で出先にいる場合でも、わざわざ自宅に戻らずともWeb面接を受けることができるというのが利点の一つです。
料金も、Web面接に必要なスペース程度の部屋であれば、1時間数百円から1,000円前後で借りられるものも多くあります。
またレンタルスペースと似たようなものに、コワーキングスペースというものもあり、これもまたほかの人と共同で個室の会議室やワークスペースを使えるサービスであるため、レンタルスペースと併せてWeb面接の場所の候補として探してみてくださいね。
レンタルスペースなどでWeb面接をする場合は、前後1時間ずつ余裕をもって借りることをおすすめします。
1時間ごとの料金設定のところも多く、それぞれ1時間あれば、準備やリハーサルもでき、急なトラブルにも慌てずに対応することが可能です。
OKスポット④ホテルのデイユース
上記で紹介した場所のほかにWeb面接を受けるのにおすすめの場所としては、ホテルの部屋が挙げられます。多くのホテルでは宿泊なしで日中部屋を利用できるデイユースのサービスが設けられているため、出先でWeb面接を受けたい場合などにおすすめなのです。
先述したレンタルスペースなどのなかには、アクセスの悪い場所にあったり、前に使っていた人がきちんと片付けをおこなっていなければ、部屋が汚れていたりする場合が考えられます。
それに比べてホテルは、きちんと清掃された状態で使用でき、主要な駅からのアクセスも良い場合が多いため利用しやすいといえます。ただしホテルはデイユースの場合でもレンタルスペースより使用料が高くなるため、予算を確認したうえで利用を検討してくださいね。
- あまりお金をかけたくないのですが、ホテルのロビーやラウンジでWeb面接を受けるのはダメなのでしょうか?
ロビーやラウンジは双方にとって面接しづらい環境のためNG
ホテルのロビーやラウンジは、公共の場所であって、面接を受けるにはふさわしいとはいえません。周囲が静かとは限らないので、面接官の声が聞き取りづらくなる可能性もあります。
また、イヤホンを使ったとしても、周りの雑音や話し声を拾ってしまうことも考えられ、そうした場合、先方はあなたの声が聞き取りづらいかもしれません。
逆に静かであっても、ラウンジやロビーにいる周囲の人にはあなたが面接を受けているという状況は伝わります。そういった状況では企業情報などを大声では話しづらいはずです。
面接という大事な場面で自分だけではなく双方にストレスが高い状況を自ら作ってしまうのは、もったいないといえます。
きちんとホテルの部屋を取るでもなく、外から無料スペースにアクセスしているという状況からしても、志望度が低いと思われても仕方がありません。
NGスポット①カフェ・ネットカフェ
Web面接を受けるのにふさわしくない場所の一つはカフェです。先でも解説したように、Web面接では周囲の騒音で面接の会話が阻害されず、安定した通信接続が可能な場所を選ぶ必要があります。
しかしカフェでは人の出入りが激しく、静かに面接が受けられる環境とはいえません。またカフェで利用できるフリーWi-Fiは、そのときの混雑状況によってつながりにくくなることがあり、安定した通信環境ではない可能性があります。
カフェのような開かれた場所ではなく、仕切りがあって静かに利用できるネットカフェなら大丈夫なのではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、ネットカフェも完全に仕切られていなかったり、仕切られていても防音性に優れていなかったりする場合も考えられます。Web面接のような声を出す必要がある場合、自分が周囲の人の迷惑になったり個人情報を流出させたりするリスクがあるため、ふさわしくない場所といえます。
NGスポット②カラオケ
個室が完備されている場合でもおすすめではないWeb面接の場所として、カラオケが挙げられます。
そもそもカラオケは、歌を歌ったり楽器を演奏したりといった大きな音を出すことが目的で利用する人が多いため、個室であっても周囲の部屋の音を完全に遮断することは難しいのです。
また自宅やレンタルスペースといった静かに面接が受けられるような選択肢があるなかで、あえて大きな音や声が聞こえてくるかもしれないカラオケをWeb面接の場所に選んだということが企業側に伝われば、「面接を軽視している」という印象を与えてしまうかもしれません。
NGスポット③車の中
皆さんのなかで自分の車を持っている人は、その車内でも面接を受けられるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。結論として車の中でWeb面接を受けるのはおすすめではありません。
たしかに車の中であれば比較的周囲の音を遮断でき、明るさも充分確保できるかもしれませんが、自宅に置いてあるWi-Fiのような安定した通信環境を確保することは難しいでしょう。
またWeb面接では、自分の顔が見えやすいよう適切な高さにカメラを調節する必要があり、面接中にメモを取ることも考えられるため、それらに適した適切な高さの机や広いスペースが確保できない車内は面接には不向きといえます。
Web面接での場所選びについて不適切な場合は、一般的な常識が欠如していると思われてしまい悪いイメージを与えてしまいます。
相手に対して配慮しつつ、きちんと自分にとっても快適な環境で受けることが望ましいです。
Web面接では相応しい場所を選ぶこと以外のマナーもしっかり押さえておきましょう。以下の記事では面接におけるマナーについてキャリアコンサルタントが解説しています。
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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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通信トラブルが起きてしまったときは? 印象ダウンを回避する対処法
前述の通り、Web面接ではインターネット接続に適した場所を選んでいたとしても、さまざまな要因で通信環境が悪くなってしまうときもあります。
皆さんのなかには、そうしたWeb面接で予期せぬ通信トラブルが起きてしまった際、どのように対処すれば良いのかわからないという人もいるかもしれません。
そこでこの章では、通信トラブルの発生時の対処法について解説します。Web面接にふさわしい場所を選んでおくだけでなく、トラブルが起きたときにも冷静に対処できるようにしておくことで、印象ダウンを回避しましょう。
①チャットやメールで再入室を申し出る
Web面接中に通信環境が悪くなってしまうと、相手の話している声が途切れ途切れになったり、画面が固まったりしてしまいます。
そうした事態が起きてしまった際は、オンライン会議上のチャット機能が使用できる場合は、チャットで音声や映像の不具合について伝えましょう。場合によっては一度オンライン会議を退出して入り直すことで改善されることもあるため、状況を伝えたうえでオンライン会議への再入室を申し出てみてください。
もし画面自体が固まってしまってチャット機能も使用できなくなってしまった場合は、メールや電話で採用担当者とコンタクトを取り、パソコンの再起動やオンライン会議への再入室を申し出ましょう。
予期せぬトラブルが発生したときは、焦ったりパニックになったりしてしまうかもしれませんが、落ち着いて対処して無事にWeb面接を再開することができれば臨機応変な対応力をアピールすることにもつながります。
- もしいろいろ対処してもWeb面接が再開できなかった場合は不合格になってしまうのでしょうか?
トラブルが起きること自体が合否に大きく影響するわけではない
Web面接中に発生するトラブルは、選考に大きく影響するものではないと考えます。それは多くの面接担当者が、Web面接では「トラブルがあるもの」ととらえて臨んでいるからです。
ただ、選考基準として、トラブルが起きたときにどのように振る舞い、どのように対処するかを見ていることが多いと考えられます。
万全に準備を整えてトラブルを予防することも大事ですが、その後のフォローと対応が採用に影響することを意識しておきましょう。
またWeb面接が再開できなかったときは、採用担当者にトラブルの状況を説明し、担当者の指示に従って行動してください。
②面接後のお礼メールに謝罪を添える
先でも解説しましたが、通信環境は回線の混雑状況やサーバーの不具合など不可抗力によって遅くなる場合があるため、Web面接中にトラブルが発生してしまう可能性はあり得ます。
しかし面接は、自分と企業側とで雇用契約、すなわちビジネスの話をする場であるため、通信トラブルが起こらないようにしっかり準備をして臨むことが社会人としてのマナーです。だからこそ、トラブルが起きてしまった場合は、面接後のお礼メールに謝罪の言葉を添えるようにしましょう。
準備していたにもかかわらず通信トラブルが起きてしまうのは仕方のないことですが、それも自分の責任としてとらえて、面接の感想とともに一言謝罪を添えることで、大幅な印象ダウンを避けることができます。
以下の記事では、Zoom面接の基本の対策法についてキャリアコンサルタントが詳しく解説しています。場所以外の対策もしっかりマスターしておきたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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Zoom面接で失敗しない! 魅力的に伝えるコツや準備を徹底解説
Zoom面接の準備の方法や突破するコツをキャリアアドバイザーと解説します。Zoom面接に苦手意識がある人はぜひチェックしてください。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
場所以外も大切! Web面接開始前に押さえておきたい4つの準備
場所以外も大切! Web面接開始前に押さえておきたい4つの準備
- 面接にふさわしいアイコンやユーザー名に設定する
- ぼかしは使わず白地や無地の背景に設定する
- 面接官を見下ろさない角度にカメラを調整する
- パソコンやスマートフォンの通知は切る
Web面接をおこなう際には、通信環境や周囲の音、明るさなどに注意して適切な場所を選ぶことももちろん大切ですが、パソコンの画面やアカウントの設定など場所以外にも気を付けるべき点があります。
せっかく良い場所でWeb面接を始められたとしても、それ以外の準備が不十分では面接官の印象を下げる要因の一つになりかねません。
ここでは、場所選び以外でWeb面接開始前にやっておきたい4つの準備について解説するため、しっかりチェックしておきましょう。
①面接にふさわしいアイコンやユーザー名に設定する
Web面接の際には、Zoomなどのオンライン会議ツールにログインすることで面接を始めるわけですが、多くの人は自分が普段使用しているメールのアカウントをそのまま使用してしまう場合があります。
これでは、面接官の画面上にはあなたのアカウントのアイコンやユーザー名が表示された際、プライベートな雰囲気が出過ぎてしまい、面接官によっては悪い印象を持たれてしまいかねません。
Web面接は複数人の応募者と集団でおこなわれる場合もあるため、あだ名など自分の名前ではないユーザー名が表示されていると、面接官にとってもそのアカウントがあなただと認識しづらくなってしまいます。
そのため、アイコンはアニメのキャラクターなどフランクすぎる画像にすることは控え、風景写真や清潔感のある自分の写真などに設定するようにしましょう。ユーザー名も自分のフルネームに設定しておくのが望ましいです。
- 友人と写っている写真などでも清潔感があればOKですか?
面接という公的な場で過度にプライベートを出し過ぎるのはNG
Web面接の場合でも印象はとても大事です。友人と写っている写真などで清潔感があるとしても、基本的に避けておいたほうが良いでしょう。
採用面接の場なので、自分のプライベート感を出しすぎることは好ましくありません。
私が過去のオンラインでの会議や面接のなかで気になったのは、相手の画面背景に趣味のアニメの画像が設定されていたことです。
人間は視覚から情報を得る特性もあることから、どうしても目に入って気になってしまい、2、3分ほどの長い会話に対して話していた内容がほとんど頭に残らなかったということがありました。
②ぼかしは使わず白地や無地の背景に設定する
ビジネスシーンでオンライン会議ツールを使う際、画面の背景を何も設定しないのはその場所の情景など余計な情報が映り込んでしまうためNGです。
就活における面接も、企業と学生が就職に関する質疑応答をおこなうビジネスの場といえるため、背景の設定まで抜かりなくおこなうようにしましょう。
Web面接中の背景を設定する際に注意しておきたいのが、ぼかし機能やバーチャル背景は使用しないことです。
ぼかし機能は体の動きや背後の状況によって一時的にぼかしが外れてしまう場合があり、バーチャル背景はビジネスの場ではフランクすぎるため、白地や無地の背景を選ぶようにしましょう。
背景を自分をアピールする写真などに設定する場合、アングルによっては、本人と背景写真との見分けがつきづらく、情報が多すぎてしまうため逆効果になるかもしれません。
またそうした背景写真での自己アピールが、「アリ」かどうかは、受験する企業の文化や社風などによるところが大きいと思います。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
③面接官を見下ろさない角度にカメラを調整する

Web面接において適切な場所を選ぶことはもちろんですが、カメラの角度にも注意してセッティングしましょう。
面接官はスマートフォンやパソコンのカメラが映す映像を通して学生を見ています。そのためカメラで自分の顔を映している角度が低過ぎると、面接官からは自分が見降ろされているような見え方になり、人によってはマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
Web面接のオンライン会議に入室する前には、自分のカメラのプレビューを確認しながら、自分の目線とほぼ水平にカメラが来るように角度を調節しましょう。
④パソコンやスマートフォンの通知は切る
Web面接では、面接をおこなう場所の騒音以外にも面接中の会話を妨げてしまう要素があります。それは、パソコンやスマートフォンといった電子機器が発する通知音です。
自分では気にならないような音でも、画面越しの面接官のスピーカーからは大きな音で聞こえている場合があります。
そのため、面接中にほかのアプリやメールからの通知音が度々鳴ってしまうと、面接官にマイナスな印象を与えてしまうだけでなく、自分の話を集中して聞いてもらえない可能性があるのです。
Web面接では、オンライン会議以外のページは開かないようにして、スマートフォンのアプリの通知もオフにしてマナーモードに設定しておきましょう。
また、Web面接でパソコンを使用する際、すぐ側にスマートフォンを置いておく場合には、そのスマートフォンからも通知音が鳴らないように設定することを忘れないようにしてくださいね。
Web面接の全体の流れや攻略の方法については以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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そもそもWeb面接は何分前に入室すべきなのか迷っている人は、以下の記事をチェックしておきましょう。就活の専門家であるキャリアコンサルタントが、入室時間を中心に準備のコツを徹底解説しています。
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web面接は何分前に入室? 独自マナーと準備方法を徹底解説
新型コロナウイルス感染症の影響で、利用する機会が徐々に増えている「web面接」。ただ、そもそも何分前にURLへアクセスしておけばいいかわからない人も多いと思います。 web面接では、何分前に入室するかだけではなく、独自の […]
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Web面接がスタートしたら! 面接中の印象アップのための3つのコツ
Web面接がスタートしたら! 面接中の印象アップのための3つのコツ
- 話すときは画面ではなくカメラを見る
- 身振り手振りを意識しながらハキハキ話す
- 画面越しでもわかるようにしっかりお辞儀をする
ここまでは、Web面接開始前の場所選びやそのほかの準備について解説しましたが、Web面接がスタートした後はどのような点に気を付ければ良いのか不安な人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、Web面接の最中に良い印象を残すための3つのコツについて解説します。Web面接の場所だけでなく面接中の所作においても高評価を狙いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
①話すときは画面ではなくカメラを見る
Web面接の最中に多くの人がやってしまいがちな行動の一つが、パソコンの画面に映った面接官の顔を見ながら話してしまうことです。
一般的なパソコンやスマートフォンのカメラは画面の上部に付いているため、画面を見ながら話してしまうと、オンライン上の相手はあなたと目線が合わせられないため、人によっては違和感を抱かれてしまうかもしれません。
対面面接の場合は相手の顔をそのまま見れば良いですが、Web面接の場合は画面上部のカメラが面接官の視点となります。常に意識することは難しいかもしれませんが、自分が話すときは画面ではなく適度にカメラに視線を送るようにしましょう。
- カメラをずっと見ながら話すと緊張してしまうのですが、具体的にどのようなタイミングでカメラ目線を意識すれば良いですか?
挨拶時や自分が話すときには特にカメラ目線を意識しよう
具体的なタイミングとして、やはり最初の挨拶のタイミングや自己紹介のタイミングにおいてはカメラ目線ができていることが望ましいでしょう。
また相手が質問した内容について回答する際にも、カメラ目線をしておくことが重要です。
カメラ目線を意識することで、相手に対して「しっかり相手を見て話そうとしている」という良い印象を与えることができるので、緊張するかもしれませんがぜひ頑張ってください。
②身振り手振りを意識しながらハキハキ話す
Web面接は対面面接と違って画面越しに相手を見ることになるうえ、画面上では肩から上しか映らないため、相手の表情や体の動きが伝わりづらい傾向にあります。
そのため、Web面接では対面面接よりもさらに身振り手振りを意識して話すことがポイントです。
また、マイクを通してもしっかり言いたいことが伝わるよう、ハキハキ話すことも心掛けましょう。話を聞く際にも口角を上げることを意識すると、面接官により明るい印象を与えることができます。
身振り手振りを使った話し方やポイントについて、さらに詳しく知りたいという人は以下の記事がおすすめです。多くの学生の面接対策をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、面接の印象アップにつながる身振り手振りのやり方を解説しています。
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面接は身振り手振りを適切に使って制す! 好印象を残すコツを解説
面接では身振り手振りを含めた見え方も対策をしておく必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、柴田さんとともに面接で身振り手振りを効果的に使う方法を解説。具体的な動作も伝授するので誰でも習得可能です。
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③画面越しでもわかるようにしっかりお辞儀をする
先でも解説しましたが、Web面接では画面上に映っている範囲しか面接官に見えないため、対面面接よりも動作がわかりづらいことを考慮して臨む必要があります。
前の段落で解説したように身振り手振りを意識することはもちろんですが、お辞儀などの基本の所作も画面越しの面接官にしっかり伝わるようにおこないましょう。
Web面接は面接官と直接対峙しない分、ある程度リラックスして臨むことができますが、同じ面接であることに変わりはありません。社会人としてのマナーや第一印象などは対面面接と同じように見られているため、緊張感を持って適切な対応を心掛けてくださいね。
上記のほかに、画面の明るさや別のアプリの通知音なども実際に面接が始まってから、気付くことが多い項目です。
事前にライトを準備しておき、通知音はオフにしましょう。また、余計なアプリは立ち上げないほうが通信にも負荷をかけません。
Web面接のQ&A! よくある質問への回答から対策のヒントを得よう
ここまでの解説で、Web面接の場所選びのポイントや基本的なWeb面接のセッティング方法については理解できたと思いますが、皆さんのなかには「こういうときはどうすれば良いの?」「これはアリ?」などといった疑問がまだある人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、PORTキャリアのQ&Aコーナーに寄せられたWeb面接に関する質問をいくつか紹介します。それぞれの質問にキャリアコンサルタントが詳しくアドバイスしているため、自分と同じような悩みへのアドバイスをもとにWeb面接対策のヒントを見つけてみてくださいね。
Web面接の場所選びは3つの項目を押さえて好印象での合格を狙おう
Web面接では、選考場所の指定がないからこそ、学生がどの程度準備して臨んでいるのかも見られている場合があるため、どんな場所がWeb面接にふさわしいかを理解しておかなければ、場所選びの時点からマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
オンライン上でおこなうというWeb面接の特性をしっかり理解したうえで、通信環境や明るさ、騒音状況といった項目に注意して場所選びをおこないましょう。面接開始前のセッティングや開始後のマナーを確認しておくことも忘れないでくださいね。
これからWeb面接を控えている人は、これらのポイントをしっかり押さえてのびのびと面接に臨める場所を選び、高評価での面接突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
楳内 有希子
プロフィールを見るWeb面接は3つの点に注意して自信を持って臨める場所を選ぼう
ツールを使い、遠くにいても面接を受けることができるWeb面接は、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、選考初期の段階で活用する企業が増えています。
慣れた場所で、自然体で臨むことができる自宅がもっともおすすめですが、どうしても難しい場合は、「プライバシーが守られ、静かで明るく、インターネット環境の整った場所」を選ぶことが大切です。
また、慣れない環境で不安を抱えたままWeb面接を受けてしまうと、その不安な気持ちが表情や態度、声のトーンにも現れてしまいます。準備は念入りにおこない、自信を持ってWeb面接に臨みましょう。
トラブル発生時はその後の対処が重視されていることも覚えておこう
とはいえ、どんなに万全に整えたとしても、トラブルが起きてしまうのがWeb面接です。トラブルの発生が原因で不採用になることは考えにくいですが、その際の振る舞いや対処が見られ、その後の対応が採用に影響することはあり得ます。
万が一Web面接でトラブルが起こってしまったら、採用担当者にトラブルや状況をしっかりと伝え、面接担当者の指示を仰ぐようにしてください。これまでのことを参考に、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる場所選びで、Web面接を成功させましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー
記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士
Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表
Yukiko Umenai〇アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている
プロフィール詳細