この記事のまとめ
- やりたいことがない現状を変えるためにやるべき9つのことを理解しよう
- やりたいことがない人が持つべき考え方について知ろう
- カテゴリー別のやりたいこと一覧を参考にしてやりたいことを見つけよう
「何かを変えたいとは思っているけどやりたいことがないから動けない」「やりたいこともなくただ過ぎていく毎日で将来への不安がある」などとやりたいことがなく、悩みや不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
やりたいことは何歳になっても見つけることができるので、なくても焦る必要はありません。ですが、やりたいことがあると将来のビジョンが見えてきたり、自分のやるべきことが明確になるので、意味のある毎日を過ごすことができます。
また、やりたいことを見つけられると就活や転職の際に、自分がこれから何をしたいのか、どうなっていきたいのかの答えを明確に持てた状態で進めるので、志望動機や自己PRに具体性が出て選考に通りやすかったり、企業とのミスマッチを減らせるでしょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの山路さん、吉田さん、吉野さんとともに、やりたいことがない人がやるべきことや就職活動の際に気を付けるべき点について解説します。やりたいことがなく悩んでいる人はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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やりたいことがない人は今の自分と向き合うことで現状を変えられる!
やりたいことがない人のなかには、「周りから取り残されているような感覚があって焦る」、「将来への不安があるが、どのようなキャリアを築くべきなのかわからない」など自分の現状に不安な気持ちを抱えて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
現時点でやりたいことがない人も、自分自身と向き合い、気持ちを整理していくと、自分の進むべき道が見えて前向きな気持ちになれるので安心してください。
そもそもやりたいことは、必ずないといけないわけではありません。この記事では、まずやりたいことがなくても焦る必要のない理由を紹介しているので、一つひとつ確認しながら、自分の納得できる理由を見つけてみてください。
そのうえで、やりたいことを見つける方法を解説しているので、自分に合う方法を探しましょう。
さらに、やりたいことがない人が持つべき考え方についてキャリアコンサルタントからのアドバイスもあるので、自分が今やりたいことを見つけるためにどのような考え方を持つべきか悩んでいる人は参考にしてみてください。
やりたいことを見つけることは、将来どうなりたいかを考えることにつながるので、未来の自分のためになります。どんな小さなことでもかまわないのでやりたいことを見つけてみましょう。
自分らしく生きていきたいけれど、そもそもどうしたら良いのか悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。自分らしく生きるコツについて解説しています。
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既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
やりたいことはなくても大丈夫! 焦る必要がない3つの理由
やりたいことはなくても大丈夫! 焦る必要がない3つの理由
- 年齢を重ねてからやりたいことが見つかる可能性があるため
- やりたい仕事が自分にとって働きやすい仕事とは限らないため
- たくさんの経験の中でやりたいことが見つかることもあるため
やりたいことがないと悩んでいる人のなかには「やりたいことがなく周りから取り残されているような感覚」を持って焦ってしまう人もいるかもしれません。ですが、今やりたいことはなくても必要以上に焦る必要はないのです。
ここでは、やりたいことがなくても焦る必要がない理由を3つ紹介します。なぜ焦る必要がないのかを知ると、気持ちを落ち着かせられるので冷静に考えることができるのです。いま、自分の現状に不安を抱えている人は一つずつ確認してみてください。
①年齢を重ねてからやりたいことが見つかる可能性があるため
やりたいことは、若いうちに必ず見つかるとも限りません。年齢を重ねることで見つかる可能性もあるため、今、やりたいことがない人も焦る必要はないのです。
転職情報サイトを運営するスタジオテイルによると、2024年2月5日時点の20~50代の男女を対象とした仕事における将来の夢やビジョンについてのアンケート結果で、「やりたいことがある」と回答した割合は全体で40%でした。
年代別でみると、20代では27%があると回答しています。つまり、70%以上の20代は仕事における将来の夢やビジョンはないと回答しているのです。
20代でやりたいことがない人は多いため、必要以上に不安を感じて焦らず、ゆっくり長い目で探していきましょう。
②やりたい仕事が自分にとって働きやすい仕事とは限らないため
やりたい仕事を見つけることが必ずしも正解の道ではありません。なぜなら、やりたいと思っている仕事が、自分に合う仕事とは限らないからです。やりたい仕事がなく、将来への不安や焦りを感じている人もいるかもしれませんが、無理にやりたい仕事を探すのではなく、自分が長く働ける仕事を探すことも一つの方法としてあります。
たとえば、やりたいと思っている仕事が介護職の人が、夜勤がある仕事は避けたいと思っている場合、夜勤のある介護職は実際に働いてみるとミスマッチを起こし、最悪早期離職をしてしまうかもしれません。
やりたいことがなくても、自分の得意なことを理解して、強みを発揮できるような自分に合う仕事に就いている人もいます。たとえば、事務職がやりたいことではなくても、細かなところまで確認しながら仕事を進めたり、スピード感のある仕事ができる人には事務職は強みを活かせる仕事です。
また、自分の強みで考えるだけでなく、何を仕事に求めるかを自分の中で整理して自分が働きやすい環境で働くことを大切にしましょう。
自分に合った仕事を見つけることの重要性がわかってもいざ、見つけようと思うと難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、4ステップで自分に合う仕事を見つけるための4ステップを紹介しています。見つけ方を知りたい人は参考にしてみてください。
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自分に合った仕事は、価値観を整理して多角的な視野を持つことで見つかります。この記事では自分に合った仕事を探すためのステップに加えて、やってはいけない選び方もキャリアコンサルタントが解説します。
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既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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③たくさんの経験の中でやりたいことが見つかることもあるため
やりたいことがないのは、まだやりたいと思えるものを経験したことがないだけかもしれません。人生経験を積むなかで、派生してやりたいことが見つかるケースもたくさんあります。そのため、20代でまだ多くの経験を積んでいない人は、これから見つかる可能性が高いです。
そのため今後、やりたいことを見つけられるように、20代でたくさんの経験を積むことがおすすめです。今やりたいことがない人は未来の自分のために、さまざまな経験を積んでおきましょう。たとえば、インドア派の人は思い切ってキャンプや登山に挑戦してみたり、社会人サークルなどに参加して交流の場を広げてみてください。
自分が経験した仕事の中で興味を持てることがあれば、やりたいことを見つけるチャンスです。業務の中の一部でも良いので、面白いと思える業務があれば、そこから自分の興味について深掘りしていきましょう。その業務のどのような部分が面白いのかなどを整理していくと、自分が本当にやりたい仕事が見つかるかもしれません。
たとえば、営業職の人が自分の業務の中でも、とくに数値を見て改善することが楽しいと感じた場合、深掘りしていくと実際は数値を改善していく業務が中心のマーケティングの方が自分に合っているという答えにたどり着くこともあります。
このように、自分の心が動いたタイミングでやりたいことにつながらないか考えてみましょう。
将来の夢やビジョンがあると答えた人は全体でも40%とのことでした。とはいえ、残りの60%の人が不幸というわけでもありません。
やりたいことがないなら、そんな自分との付き合い方について本記事を読み進めながら一緒に考えていきましょう!
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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今の自分から抜け出そう! やりたいことを見つける方法9選
今の自分から抜け出そう! やりたいことを見つける方法9選
それでは、早速やりたいことを見つける方法をチェックしてみましょう。
ここでは、やりたいことを見つける9つの方法を紹介します。今すぐできる簡単な方法もあるので、今の状況からいち早く抜け出したい人は参考にしてみてください。
やりたいことがない人のなかには、「やりたいことがなく仕事の探し方がわからない」、「将来への不安があるが今どうすれば良いかわからない」と仕事探しの悩みや漠然とした将来への不安を抱えている人もいると思いますが、ここで解説する内容を踏まえることで、こういった悩みも少しずつ解消できるはずです。
①抱えているモヤモヤを書き出して整理する
やりたいことがないことで、漠然とした不安を抱えながら過ごしている人は、一度その正直な気持ちを紙やスマホ、タブレットに書き出してみましょう。そうすることで、本当にやりたいことが見えてくることがあります。
たとえば、今の仕事に対して抱えているモヤモヤを書き出し、そのうちの一つに「どれだけ頑張っても評価されないこと」があるとします。悩みを書くことで思考を整理しやすく、「評価されないことが悩み=評価制度が明確でしっかり評価される仕事がやりたいことではないか」などと解決策を見つけやすくなるのです。
このように、モヤモヤから紐解いていくことでやりたいことを見つけることができるので、一度試してみてください。
心のモヤモヤを抱えている人は、ぜひ他人と対話をしてみてください。心のモヤモヤは自分で解決できないからモヤモヤしているはずです。
身体の具合が悪いと感じたら医者に通うように、その道のプロに相談してみると良いでしょう。たとえば、プロコーチやキャリアコンサルタントなどが良いかと思います。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活では、限られた選択肢の中から自分に合った仕事を見つけることが重要です。しかし、本当に自分に合った仕事とは何か、見つけるのは簡単ではありませんよね?
そこでおすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの個性や強みに最適な仕事、そして、あなたが就活でアピールできるポイントが分かります。
自分に合った仕事を見つけ、自信を持って就活を進めるためにも、 ぜひ就活を始める前に「適職診断」を試してみてください。
②長い目線で考えず今やりたいことを考える
やりたいことを見つけるのに苦戦している人は、長い目線ではなく、短期目線で考えるとやりたいことを見つけられるかもしれません。あまりに長い目線で考えすぎると、立派な内容でないといけないと身構えてしまい、なかなか見つけることができなくなります。
そのため、とりあえず今やりたいことを考えてみると、気楽に考えることができ、やりたいことも思いつきやすくなります。
たとえば「今月末の会議で自分のアイデアを提案したい」や「新しく始まるプロジェクトの勉強をしたい」など近い将来のことを考えると見つけやすくなります。
やりたいことがない人は、些細な内容から少しずつ大きなやりたいことに移行していきましょう。
たとえば、「今週1件新規顧客とのアポイントを獲得したい」という内容からスタートして達成できた段階で「来月は2件受注を上げたい」と少しだけハードルを上げます。そして、それも達成できたら「半年後に月の売り上げ500万円を達成したい」と大きなやりたいことにつなげていくイメージです。
③周囲の人と話す
周りの人と話してみるのも、やりたいことを見つけるきっかけになります。一人で考えているとネガティブになってしまい、焦りや不安から思うように頭の整理ができないこともあるのです。
自分一人で答えが出ない人は、まず周りの人と話してみましょう。このとき、家族や友達など信頼できる人と話すことが大切です。信頼できる人とであれば自分の本音を話しやすく、より深く自分のことを整理できます。
また、周りの人のやりたいことについても聞いてみましょう。やりたいことを見つけたきっかけや今どんな行動をしているのかなどを聞くことで、自分の状況に似ていれば参考にして、自分が今からどのように行動すべきなのかを考えれば、やりたいことが見つかるかもしれません。
家族や友人に話しづらい人は、キャリアコンサルタントなどプロに聞いてみましょう。就職支援のプロが一人ひとりにピッタリのアドバイスをしてくれます。自分に合った仕事についても相談ができるので悩んでいる人は利用してみましょう。
キャリアコンサルタントは下記のようなサービスを利用することでコンタクトが取れます。参考にしてみてください。
キャリアコンサルタントと話せるサービスの例
上記のほか、PORTキャリアでは、サイト内に記載のアドバイザーとコンタクトを取ることができます。
④自分のなりたい姿を考える
やりたいことが思いつかない人は、やりたいことを考えるのではなく、自分のなりたい姿を考えてみましょう。自分のなりたい姿から逆算していくと今やりたいことが思いつくかもしれません。
たとえば、「将来起業して人の役に立つサービスを提供できるようになりたい」となりたい姿が明確になった場合、「今は知識をつけるために現場でニーズを把握したい」とやりたいことが見えてきます。
ほかにも「将来フリーランスで自由に働けるようになりたい」と思う人は、「どの業種が自分に合っているか確かめるために、オンラインスクールで学びたい」とやりたいことを考えられるかもしれません。
まっすぐにやりたいことを考えると少し難しく感じてしまう人は、自分の将来なりたい姿から逆算して見つけてみましょう。
- 自分のやりたいことも、なりたい姿も何も思い浮かびません……。世の中の人はみんなやりたいことがあるのでしょうか?
やりたいことを探そうと行動している人はとても少ない
自分のやりたいことやなりたい姿を見つけることは本当に難しいことですよね。世代問わず「まだ探している途中」という人も多いのではないでしょうか。
ただ、実際に「やりたいこと・なりたい姿を見つけよう」と行動を起こしている人は、ごく少数だとも感じています。
「やりたいことやなりたい姿」は、突然ふと湧いてくるものではありません。さまざまな経験を通し、試行錯誤を繰り返した先に見つかるということの方が大半です。
難しいことでなくてもかまいません。ここまでに述べて来たように、モヤモヤしている気持ちや、短期的にでもやってみたいことなどについて、紙に書き出したり、誰かに相談して、自分自身への問いかけを続けていきましょう。
⑤周りの環境を変えてみる
やりたいことを見つけたい人は、住んでいる場所を変えたり、転職することもおすすめの方法の一つです。周りの環境を変えることで新しい人との出会いがあったり、生活の仕方や時間の使い方が変わったりするので、今までになかった考え方ができるようになるかもしれません。凝り固まった考え方から抜け出せると一気にやりたいことが思いつくこともあります。
特に新しい人と話すことで、その人がどのようなモチベーションで仕事と日々向き合っているのかを知れたり、どんな仕事をしているのかを聞くことで自分の視野を広げることができるのではないでしょうか。
たとえば、清掃の仕事をしている人に、「毎日同じ業務内容ではあるけれど、一つひとつの業務にかかる時間を計測して記録を残し、かかる時間を減らせるように工夫を考え、効率化していくことにやりがいを感じている」と聞いたとき、「自分は今までルーティンワークは退屈で面倒な業務だと避けていたが、そんなやりがいの持ち方があったのか」と関心を持てるかもしれません。
特別な内容でなくても、やりたいこととして挙げられるので、何か今の仕事でも自分のモチベーションにできることはないか探してみてください。
- 何か新しいことを始めてみたいとは思うのですが、何をするべきかわかりません。どのように考えると良いのでしょうか?
過去と未来の両方で考えると今の自分がやるべきことがわかる
過去の自分と未来の自分をイメージすると良いかもしれません。何をするべきかわからないと頭の中でぐるぐると悩んでいる状態なのだと感じます。そのような場合は時間軸をずらして、考える視点を過去や未来の自分に向けてみましょう。
過去の自分に関しては、過去に自分がやってみて楽しかったことや夢中でやっていたことをもう一度やってみましょう。そこから新しい発見があったり、新たな活力が湧いてくるかもしれません。
未来の自分に関しては、未来の自分の理想像を想像してみて、その自分がやっていそうなことを今の段階から始めてみることです。あくまで理想の自分像なので、今できるかどうかではなく、将来やっていそうかどうかで考えてみましょう。
⑥自分の働く理由を考えてみる
仕事を通してやりたいことが思いつかない人は、自分の働く理由を改めて考えてみましょう。働く理由が自分の中で明確になると、仕事でやりたいことも見つけられるかもしれません。
たとえば、「生活のため」「推し活のため」「コスメや洋服を買うため」「旅行に行くため」「自分のキャリアのため」など働く理由は人それぞれです。推し活をしている人は、会場への遠征のために、平日の休みなどの調整がしやすい会社で働きたいと思うのではないでしょうか。
その場合は、平日の休みが取れる会社や職種で働きたいというのがやりたいことになります。
このように、自分の働く理由を深掘りしていくと、仕事を通してやりたいことが見えてくるので一度考えてみましょう。
自分が仕事を通して何をしたいのかがわからない人は、こちらの記事を読んでみてください。未来を切り開くために必要なことを解説しています。
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仕事で何がしたいかわからない人必見|未来を切り拓く1stステップ
仕事で何がしたいかわからない若者に向けて、人生の先輩でありキャリアの専門家であるキャリアコンサルタントが解説。まずは3つの原因を理解して、適切な行動に移し、自分が本当に心からやりたいと思える仕事を見つけましょう。
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⑦理想の働き方について整理する
やりたいことを探すためには、自分が理想とする働き方について一度整理するのもおすすめです。
理想の働き方がわかると、自分が仕事に対して求めることが明確になります。自分が仕事に求めることを明確にできると、次にそれを実現するためには何をやるべきなのかを考えることができます。そうすることで、自分のなりたい姿に近づくために今やりたいことややるべきことが見えてきます。
理想の働き方について考えるのが難しい人は下記の一例を参考にしてみてください。
理想の働き方の例
- キャリアや給与を重視
- 長く働ける安定性や現実性を重視
- やりがいや成長を重視
- 働く環境を重視
- ワークライフバランスを重視
自分がどのタイプなのかを整理して、理想の働き方をかなえるためにやるべきことを明確にしていきましょう。
理想の働き方を整理することで、総合的にどんな人生を送りたいのか、ライフデザインを深めることができます。24時間をどう使うのか、稼いだお金を何に費やすのか、そういった点も含めて「やりたいこと」を考えられるでしょう。
⑧仕事を探す条件を広げてみる
やりたいことがなかなか思いつかない人は、仕事を探す条件を広げてみましょう。仕事を探す条件が気付かない間に狭くなっていて、その中ではやりたいことを見つけることができない状態になっているかもしれません。まずは、自分が仕事に求める条件を整理することが大切です。
仕事の条件は下記のカテゴリーで一つずつ考えてみると、視野が広がるかもしれません。
仕事の条件
- 仕事内容/業界
- 給与
- 年間休日
- 勤務時間
- 職場の雰囲気
- 福利厚生
- 企業の規模/知名度
- 残業の有無
- 雇用形態
- 通勤時間
- 企業の安定性
たとえば、年間休日130日以上の求人に絞って探している場合は、120日以上に変えることで該当する企業数は多くなります。年間休日は120日になってしまうけれども、自宅から徒歩10分の距離であったり、残業が10時間以内などであれば、家で過ごす時間も確保することができるので、条件を緩めても良いと思えるのではないでしょうか。
検索して出てくる企業の数が増えることで出会える業種も増えます。そのなかで自分が興味を持てる仕事が出てくるかもしれません。やりたい仕事がないと悩む人は一度試してみてください。
⑨これまで経験してきた仕事を振り返る
やりたいことを探すときは、これまで経験してきた仕事を振り返ることも大切です。取り組んだ仕事のなかで、自分がやりがいを感じられた場面や強みを活かせた場面を思い出してみましょう。
そうすることで、今後挑戦するべき仕事がわかってきます。このとき、正社員での仕事だけでなく、アルバイト経験からも振り返ってみましょう。
たとえば、過去の仕事のなかで「感謝の気持ちを直接受け取ったときに仕事にやりがいを感じた人」は「感謝を直接受け取ることのできる接客業や営業職であればやりがいを感じながら働ける」とわかったり、「自分の作成した資料で契約を取れたことがやりがいに感じた人」は「資料作成のスキルを活かせるような企画職や営業職などで強みを活かして働ける」とわかります。
自分の過去の仕事のなかにやりたいことのヒントが隠れているかもしれません。ぼんやりとでもかまわないので振り返る時間を作りましょう。
過去の仕事を振り返る際のポイントは「広いところから考える」ことです。
まずは何となくでかまわないので「この頃は充実してたな」という時期を思い出し、そこから「何があった? 」「何にやりがいを感じていた? 」といったことを自分自身へ問いかけ、解像度を高めていきましょう。
ライフラインチャートなどを書いてみるのもおすすめです!
過去を振り返る際は、自己分析シートの活用がおすすめです。こちらの記事では、15分でできる自己分析の方法について解説しています。自己分析にこれから取り組む人は参考にしてみてください。
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簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
自己分析をおこなうなら、自己分析シートの活用がおすすめ。比較的短時間で的確な分析が可能であり、時間がない学生も自己分析を十分におこなうことができます。記事では、キャリアコンサルタントと自己分析シートの作り方や活用方法を解説します。
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悩んだときは意識しよう! やりたいことを探すときの3つの注意点
やりたいことを探すときの3つの注意点
- 思いつく限りいくつあっても良い
- やりたいことを重く考えすぎない
- 世の中の意見に流されない
ここまでやりたいことの見つけ方を解説してきました。しかし、「どの方法でもやりたいことが結局見つからない……」とまだ悩んでいるかもしれません。
やりたいことが見つけられていない人は、やりたいことへの捉え方や考え方を変えてみることがおすすめです。ここからは、やりたいことを探すときの3つの注意点を紹介します。
やりたいことへの正しい捉え方を理解すると、今まで紹介した方法で見つけられる可能性もあるでしょう。やりたいことを考えるなかで、ぶつかるポイントでもあるので参考にしてみてください。
①思いつく限りいくつあっても良い
やりたいことは一つでないといけないというルールはありません。やりたいことを一つに絞ろうと強く思うほど「自分が心からやりたいと思っている事なのか? 」と自問自答することになります。そうすることで、せっかく思いついたこともそのまま流されてしまうこともあるでしょう。
やりたいことは、自分の未来を切り開いていく手段なのでたくさんある方が良いです。やりたいことが多いと手が回らず、結局すべてが中途半端になるのではないかと思う人もいるかもしれません。そういうときはやりたいことに優先順位をつけて一つずつ向き合っていくことで解消されます。
一つにしないといけないと思い込まず、思いつくものはすべて自分のやりたいこととしてストックしておきましょう。
②やりたいことを重く考えすぎない
やりたいことは、「一生追い続けられるような立派なものでないといけない」や「人の役に立てるような立派なものでないといけない」というような考えを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、やりたいことは小さなものでも良いのです。たとえば、「毎日日記をつける」や「1週間に1冊本を読む」など身近ですぐに実行できそうな内容でも大切なやりたいことの一つとして挙げられます。
最初から、やりたいことをあまり重く考えすぎてしまうと、なかなか自分のやりたいことを見つけることができなくなるのです。自分のやりたいことには、大きさは関係ないと気軽にとらえてみましょう。
また、やりたいことの大きさにとらわれてしまうと、本当に自分がやりたいことではないのに取り組まなくてはいけない状況になるかもしれません。そうすると、前向きに取り組むことができなかったり、苦しい思いをすることにつながります。自分の気持ちを第一にやりたいことを考えるようにしましょう。
自分の気持ちを優先して考えても、人の役に立つ仕事がしたいと思う人は、こちらの記事を参考にしてみてください。人の役に立つ仕事を45選で紹介しています。
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人の役に立つ仕事45選|やりがいや社会貢献を実感しやすい仕事とは
「困っている人を助けたい」「サポートするのが好き」という人は、人の役に立つ仕事を選ぶことを検討してみましょう。この記事では、人の役に立つ仕事について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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やりたいことを重く考えてしまう人は、ぜひ、「まだどうしてもやりたいことに出会えていないだけ」と考えてみてください。
大抵の場合、やりたいことができている人は、悩みに悩みぬいてやりたいことが見つかったのではなく、やりたいことやそうでないものも含めていろいろやっているうちに見つかるケースが多いです。
もっと視野を広げいろいろな世界に飛び込むことでやりたいことに出会える可能性が広がりますよ。
③世の中の意見に流されない
やりたいことを考えるときは、世の中の意見に流されないようにすることが大切です。周りの目を気にして、本来やりたいことを心の中に閉まっているのかもしれません。今の状況から抜け出したいと思う人は、自分の心に素直になりましょう。
たとえば、「自分で描いた絵を販売したい」という気持ちがあっても「周りの人に馬鹿にされるかな」と不安な気持ちが出てくると実行に移すことができません。自分のやりたいことは、周りの人にどう思われても関係ないのです。
自分の人生は自分のものであり、他人は自分の人生に責任をとってくれません。自分の人生をより楽しむためにも、世の中の人はこう思うだろうからこうしようと考えずに自分のやりたいことをやりましょう。
いつの間にか世の中に浸透している常識を無理やりあなたの常識にするのではなく、自分の人生を自分で切り開いていきましょう。
- 自分の気持ちを第一優先で考えたら良いと頭ではわかっているのですが、どうしても人の目が気になってしまいます。
大切な人の意見に耳を傾け自分の気持ちに素直になろう
誰の意見を参考にするか、優先順位をつけましょう。
「母だけは悲しませたくない」とか、「交際相手には賛成してもらいたい」など、絶対に大切にしたい人もいるでしょう。そのような大切な人からの意見以外は、「聞き流す」と決めても良いのではないでしょうか。
ネットで有名人が不特定多数に向けて言う言葉などは、真に受ける必要はないことが多いです。八方美人を抜け出して、自分の軸を確立することで、「気にしない」力が向上します。
やりたいことがなくて不安に思うのは自分だけ? Q&Aで疑問解消
この記事では、やりたいことがない人に向けて現状から抜け出す方法について解説してきました。
やりたいことがないことは決して悪いことではないと頭でわかっていても、「周りの人はやりたいことがあるのではないか」、「こんな不安を抱えているのは自分だけではないか」と不安な気持ちが拭い切れない人もいるのではないでしょうか。
ここからは、PORTキャリアのQ&Aコーナーに寄せられた「やりたいことがない」に関連する質問を紹介していきます。
それぞれの不安や問いにキャリアコンサルタントが回答しています。このQ&Aを読むと、自分と同じ不安を持っている人へのアドバイスが知れるので、自分がここからどうしていくべきなのかがわかります。同じ悩みを抱えている人は参考にしてみてくださいね。
就職活動前に確認しよう! やりたい仕事がない人が大切にすべき5つの考え方
やりたい仕事がない人が大切にすべき5つの考え方
ここまでやりたいことの見つけ方や考え方について解説してきました。しかし、「見つけ方は理解できたけど、まだ自分のやりたいことは見つからない……」と困っている人もいるのではないでしょうか。ですが、やりたいことはすぐに見つかるわけではないので、見つかっていなくても問題ありません。
ここからは、今やりたい仕事が見つからない人が、仕事を探す際に大切にすべき5つの考え方を紹介します。
やりたいことが見つかっていない人は、5つの考え方をもとに仕事を探すことで、ミスマッチのない仕事に出会うことができます。実際に就職活動を始める前に一度確認しておきましょう。
仕事をしながら転職活動をするのは大変です。こちらの記事では、働きながら転職活動をする際の進め方について解説しています。転職活動の方法に悩む人は参考にしてみてくださいね。
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①つらいと感じない仕事をする
どうしてもやりたいことを見つけられない人は、無理にやりたいことを見つけるのではなく働くことがつらいと感じない仕事を探しましょう。つらいと感じる基準は人によって違います。
自分はどういう仕事が苦手なのか、どういう場面でつらいと感じるのかを整理して、そのような仕事を避けることで、やりたいことでなくても満足感を持って長く続けられるでしょう。
たとえば、「人と話すことがあまり得意でない人」は、人と話すことが仕事である営業職や販売職などではなく、一人で進めることが多い工場内での作業など黙々と手を動かす仕事が向いているかもしれません。
自分がつらいと感じる仕事を知りたい人は自己分析をしてみましょう。自己分析では、マインドマップを使うことでわかりやすく整理することができます。マインドマップとは、下記のような形で頭のなかで考えていることを書き出す方法です。自分が苦手なことを書き出して可視化してみましょう。

やりたいことがない人は、やりたくない仕事を明確にすることで、自分がつらいと思う仕事を避けられるので、ストレスを感じにくい自分に合った仕事を見つけられます。つらいと感じない仕事であれば、続けていくうちに自分の天職になることもあるので、まずは続けられる仕事を選ぶようにしましょう。
楽しく働ける仕事が知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。20個の仕事の紹介と併せて自分にぴったりの仕事を見つける方法を解説しています。
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②強みを活かせる仕事をする
やりたいことがない人は、自分の強みを活かせる環境で働くことを意識しましょう。明確にやりたいことがなくても、これまでに培ってきた自分の強みを活かせる仕事であれば、やりがいを持って続けることができます。自分の強みを活かせると、社内での評価も上がりやすくなり、新しい仕事への挑戦などもしやすくなるからです。
たとえば、「向上心を持って仕事に取り組むことができる人」は毎月の目標が設定されていて、達成状況によって自分の成長を実感しやすい営業職などで強みを活かして働けます。ほかにも「細かい作業が得意な人」は、緻密な仕事が求められる事務職などで強みを発揮できるでしょう。
強みを活かすことで社内での評価も得られたり、キャリアアップを目指すことができるので自分の強みから仕事を決めることも大切にしたい考え方の一つです。
自分に向いてる仕事がわからず、転職活動に行き詰まっている人もいるのではないでしょうか。向いている仕事がわからず悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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③将来性のある仕事かどうかを考える
自分が検討している仕事に、将来性があるのかどうかを考えることも大切です。やりたいことがない人が就職先を決める一つの軸として、将来性の有無を頭に入れておきましょう。
せっかく就職活動をして、新しく始めた仕事が近い将来なくなる仕事だと、将来役に立たなくなるためスキルの習得にも積極的になれなかったり、頑張る意味がわからずモチベーションの維持ができなくなります。
また、将来的な自分のキャリアを考えたときにその企業でしか通用しない一時的なスキルではなく、ほかの企業で活かせる長期的なスキルを身に付けておくことで、さらに条件の良い企業に転職できるなどメリットもあるので将来性を考えた仕事探しが大切です。
やりたい仕事が明確にない人は、今後も長く活用でき、キャリアの幅を広げられるスキルを身に付けられるような将来性のある仕事を選びましょう。将来性のある仕事かどうかを考えるときは下記のようなポイントで考えるとわかりやすいです。
将来性のある仕事かどうかの確認ポイントの例
- 生活の変化に合わせて働き方を柔軟に変えられるか
- AIや機械に取って代わられないか
- 需要が継続してあるか
- 衣食住など生活にかかわる仕事であるか
将来性のある仕事の中から、やりたいことを見つけたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。将来性のある仕事に就くべき理由や将来性のある仕事の紹介をしています。
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「将来的になくならない仕事に就きたい」「同じ仕事を長く続けたい」と考える人は、将来性のある業界や仕事を選びましょう。この記事では、将来性のある業界や仕事について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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- 自分の興味のある業界は、あまり将来性がないようでした。自分の興味と将来性のどちらを取るべきでしょうか?
自分の興味の深さと将来性のレベルを天秤にかけて判断しよう
「自分の興味」と「業界の将来性」というものを区別して、考えてみましょう。
まず、「自分の興味」については、その仕事の「どんなところに」、「なぜ」興味を持ったのかということです。ここを深掘りすることで、この仕事が実は別の業界でも需要があったり、職種としては異なりますが、似た仕事内容の別の職種に出会えるといったこともあり得ます。
次に「業界の将来性」について考えてみましょう。一口に「将来性がない」と言っても「すでに需要もないレベル」なのか、「いつかはなくなると言われているレベル」なのかなど、そのレベル感はさまざまです。
そこら辺をしっかり調べて、自身のキャリアプランとも照らし合わせて考えましょう。転職前提にはなりますが「それでもこの業界で働く意味はある」と思うのか、「リスクでしかないからやめておこう」と思うのか、冷静に精査しましょう。
④さまざまな仕事について調べることで視野を広げる
やりたい仕事がない人は、インターネットなどを活用して世の中の仕事について調べてみましょう。やりたいことを見つけられない人は、自分の知っている仕事の数が少なく視野が狭くなっているだけの可能性があります。
自分の知らない業界や職種に出会うことで、やりたいと思える仕事を見つけられるかもしれません。どの仕事にも興味が湧かないと諦めずに、まずは自分の視野を広げてみましょう。インターネットで調べるときには、PORTキャリアの徹底研究! 業界・職種大全、職業図鑑やdoda職種図鑑などでカテゴリー別の仕事の一覧を見ることができます。
また、インターネットだけでなく家族や友人など周りの人から話を聞いてみるのもおすすめです。具体的な話を聞くことができるので、自分の興味に合う仕事が見つかる可能性があります。
世の中にある職種は俗に3万種といわれます。それらを広く調べるだけで時間を浪費してしまうので、テーマを持って調べることを意識しましょう。
たとえば、自分の母校の卒業生が就いている仕事や、知り合いが働いている未知の仕事など、何らかのテーマを持つことがおすすめです。
世の中には知らないだけで面白い仕事がたくさんあります。こちらの記事では、面白い仕事を25選紹介しています。さまざまな仕事について知りたい人は参考にしてみてください。
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⑤気になる企業があれば興味を持った理由を深掘りする
さまざまな仕事を調べていくなかで、気になる企業が出てくることがあります。そのときは、自分が興味を持てた理由を深掘りしていくことが大切です。自分がなぜその企業について気になるのかの理由を理解することで、気付いていなかった自分のやりたいことが明確になってくるかもしれません。
たとえば、ある食品メーカーの「世界各国に輸出している」という強みに関心を持った場合、なぜ企業のその強みに関心を持ったのかを「なぜ」「なぜ」と深掘りして考えていくと、「食を通して世界中の人の暮らしを支えたい」と思っていた自分の気持ちに気付けます。
このように、なぜその企業に興味を持ったのかを紐解いていくと、自分の根底にあるやりたいことにたどり着くことがあるので、興味のある企業と出会ったときは深掘りしてみましょう。
「やりたい仕事がない」という人のなかには「自分が何に興味があるのかわからない」という人も多いかと思います。
そのなかでその企業に興味を持った理由を深掘りすることは、自身の興味の対象や判断軸を自己理解することにつながります。
やりたいことがない人が持つべき考え方とは? キャリアコンサルタントが解説
ここまでは、やりたいことがない人がやるべきことや就職活動において大切にすべき考え方などについて解説してきました。しかし、やるべきことがわかってもその重要性がわからず、なかなか行動に移すことができない人もいるでしょう。
やりたいことがない人が今の現状を抜け出すためには、持つべき考え方があります。その考え方についてより深く知ることができれば大きな一歩を踏み出せるかもしれません。
ここでは、キャリアコンサルタントの吉野さんが、やりたいことがない人が持つべき考え方について解説します。
「現状を変えたいけど行動に移せない」など自分がこれからどうして良いか悩む人は、参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見るさまざまなロールモデルを見つけて自分のなりたい姿を考えよう
やりたいことが見つからないときは、「こんな人になりたい」というロールモデルを見つけてみてはいかがでしょうか。ロールモデルは一人に限りません。身近な人、芸能人、歴史上の偉人など、さまざまな人の尊敬できるところや見習いたい点をパーツのように組み合わせて考えても良いのです。
また、文字で書き出すのが苦手な人は、写真や画像をコラージュのように貼っていく「ビジョンマップ」という手法もあります。美術が好きな人には、こちらも面白いかもしれませんね。
さまざまな手法を試すことが自分のやりたいことを見つける近道
やりたいことを深掘りするためには、さまざまな手法がありますが、「これさえやれば確実に見つかる」という特効薬はありません。
探索行動において「量」も大切です。10個やってみたら1個くらいは自分にフィットする、とか、少しずついろいろなことをやっているうちに悩みが変化する、といった感じで考えてみてはいかがでしょうか。
人生の経験値は、行動の種類と量で決まるといわれます。探索行動自体が非常に意味のある、人間的に成長させてくれるチャンスです。
自分の興味に当てはまるかも! カテゴリー別のやりたいことリスト
カテゴリー別のやりたいことリスト
- 趣味
- 生活
- 仕事
- 家族・友人
やりたいことは、日常生活の中から意外と簡単に見つけられます。やりたいことがないと思っている人も実はすでにやりたいことがあるかもしれません。どんな小さなことでも良いのでやりたいことを見つけてみましょう。
一見、やりたい仕事を見つけることに関係ないように見えるかもしれませんが、自分の身の回りのことから興味を広げていくことで、その分野での仕事に挑戦したり、仕事に活かせる経験を得られたりします。やりたい仕事を見つけることが難しい人は、まずは趣味や生活の中からやりたいことを見つけてみましょう。
ここでは、趣味・生活・仕事・家族友人の4つのカテゴリーでやりたいことリストを紹介します。自分の興味に近いものがあるか確認して、自分のやりたいこととして取り組んでみるのもおすすめです。取り組むうちに、自分の本当にやりたいことを見つけるきっかけにもなるので、自分で見つけるのがハードルが高い人はここから始めてみましょう。
趣味
趣味に関するやりたいことは、比較的簡単に思いつく人が多いのではないでしょうか。自分の興味のあることをそのままやりたいことにすることができるので、まずは趣味から考えることがおすすめです。
休みの日に取り組める内容が多くあるので、次の休みに何がしたいかで考えるといくつかやりたいことが出てくるかもしれません。趣味に対してもやりたいことを明確にしておくと、充実した休みを過ごすことができます。
休みが充実すると、休みを楽しむためにも仕事を頑張ろうと前向きに取り組めるので、仕事においてもやりたいことを探す心の余裕ができるでしょう。
趣味のやりたいことリストの例
- 本を〇冊読む
- ネイルを楽しむ
- 公園でピクニックをする
- カメラを買って写真を撮る
- パーソナルカラー診断を受ける
- SNSで見たおしゃれなカフェに行く
- ゆっくりコーヒーを淹れる
- 京都で着物を着る
- 英語を勉強して一人で海外旅行に行く
- ピアノで1曲弾けるようにする
- 休みの日に1日中ゲームをする
- 動物園や水族館に行く
- お菓子作りに挑戦する
- ベランダで野菜を育てる
- 憧れのホテルに泊まる
趣味を中心にやりたいことを見つけると、自分らしさを大切にすることができます。無理に誰かに合わせたり、社会的な「正解」を追求するのではなく、自分の価値観を大切にした選択がしやすくなるでしょう。
生活
生活においては、日々の暮らしの中でできる些細なことから、少し時間のかかる内容まで幅広く挙げられます。生活の中でやりたいことを見つけられると、毎日の生活に活気が出て前向きに過ごすことができます。
毎日の生活が充実すると、プライベートと仕事とのメリハリが付くようになり、仕事に対するモチベーションが上がります。そうすることで、仕事に対しても積極的に取り組むようになり、やりたいことを見つけられるでしょう。
一人で取り組める内容も多いので、気軽にやりたいこととして挙げることができます。自分の生活に潤いを持たせるためにも、生活に関するやりたいことをいくつか持っておくことがおすすめです。
生活のやりたいことリストの例
- ジムに通う
- 田舎暮らしを経験する
- 部屋をDIYする
- ダイエットして着たい洋服を着る
- ボランティアに参加する
- 魚をさばいてみる
- お金の勉強をする
- 部屋の大掃除をする
仕事
仕事に関するやりたいことは、「現在の仕事のまま新しく何かを始めてみる」という内容と「転職や部署異動などで新しい環境に飛び込む」という内容の2つに分けることができます。
たとえば、「今の仕事に特別不満はないが、もう少し前向きに取り組んでいきたい人」は、「外部のセミナーに参加する」や「仕事に活かせる資格を取る」など新しい知識や経験を積める内容がおすすめです。新しい知識を得ることで、自分の仕事の幅が広がりモチベーション高く仕事に取り組むことができます。
また、「やりがいのある仕事をしたいと思っている人」は、「人から感謝される仕事をする」や「自分の成長が会社の成長に直結する仕事をする」など自分のやりがいを細かく分けて考えるのがおすすめです。
やりたいことを見つけることができると、今まで退屈と思っていた仕事にも積極的に取り組めたり、新しい環境への第一歩を進むことができます。
仕事のやりたいことリストの例
- 資格を取る
- ワークライフバランスの取れる仕事をする
- 自分の企画を提案する
- 外部のセミナーに参加してみる
- 人から感謝される仕事をする
- 副業に挑戦する
仕事でやりたいことを見つけるときは、まず「絶対にやりたくないこと」を考えてみてはどうでしょうか。人はネガティブなことの方が記憶に残りやすいといわれていて、これは「ネガティビティバイアス」と呼ばれています。
やりたくないことを避ける方法を考えるうちに、「やりたいこと」が見えてくるかもしれません。
家族・友人
家族・友人に関することは、意外と後回しにしてしまう人もいるのではないでしょうか。改めて考えてみると、家族や友人と過ごせる時間は限られています。
関西大学の保田時男教授によると、一生のうち父親と過ごす時間は約3年4カ月、母親と過ごす時間は約7年6カ月とされています。小学生の間に約50%、高校卒業までに73%は過ぎているのです。
後悔しないように、周囲の人とやっておきたいことを考えて、実行に移しましょう。やりたいこととして挙げると、実現するために動くので、心の中にある思いは書き出しておくことがおすすめです。いつかではなく今、実行するようにしましょう。
家族や友人とやりたいことを実現するためには、時間の確保やお金の余裕などが必要になります。そのため、仕事でやりたいこと、かなえたいことが必然的に出てくるのではないでしょうか。
たとえば、「家族と過ごす時間を最大限取るために残業のない仕事をしたい」であったり「今より給料の上がる仕事へキャリアアップしたい」などが考えられます。
家族・友人のやりたいことリストの例
- 家族と温泉旅行に行く
- 家族全員で写真を撮る
- 同窓会で友達と会う
- 友達とたこ焼きパーティーをする
- 友達とお揃いの服を着てテーマパークに行く
やりたいことは何歳でも見つかる! 自分の軸を持って未来を切り開いていこう
今、やりたいことがなくても焦る必要はありません。やりたいことは、何歳でも見つけることができます。そのため、今は準備段階として、どんなことに自分は興味があるのか、どんな自分になりたいのかなどを自分自身で理解することが大切です。
もちろん、20代でやりたいことを見つけるメリットもあるので、早い段階から将来への道筋を立てるためにもこの記事で紹介した方法を参考にしてみてください。
やりたいことを重く考えすぎず、小さなことでもかまわないので何か一つ見つけてみましょう。自分の人生の軸をしっかり持つことで、未来を切り開くことができます。自分の将来のために、今の自分としっかり向き合っていきましょう。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見るやりたいことが見つかるまでは今できることをやっていこう
ここまで記事を読んでみていかがでしょうか。やりたいことが見つからないと悩む既卒や第二新卒の人にとって、迷いや不安は自然な感情だということをまず伝えておきたいです。
人生において、生まれていきなり自分のやりたいことが見つかる人はいません。人それぞれ成長スピードや個性が違うように、やりたいことが見つかるスピードやその形もそれぞれなのです。
今は不安な状態でも、未来を切り開く方法は必ずあります。大切なのは、完璧な答えを求めるのではなく、今できることを積み重ね増やしていくことです。
やりたいことが見つけられる環境に身を置くことを意識しよう
私自身も、就活をしていた際はやりたいことが見つからなくて途方に暮れていました。しかし、就活をしていく中で、やりたいことを今見つけるのではなく、時間軸を変えてみて、就職した後でやりたいことを見つけようという考えにたどり着いたのです。
すると就活の軸も「やりたいことが見つけられる環境」となり、就活がより本音でできるようになりました。
また、誰かに相談することもとても重要になります。友人や家族はもちろん、就活に強みを持つキャリアコンサルタントなどとの対話を通じて、新しい視点を得られる可能性が増えます。
やりたいことがないことをしっかり受け入れ、前向きにアクションをしていきましょう! あなたがやりたいことを見つけられるように祈っています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント
Kazuhiro Yamaji〇会社員として長年勤務した後キャリアコンサルタントとして開業。企業の採用・高校生向けセミナー講師・転職支援・リスキリング補助など多岐にわたる分野でキャリア支援にたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
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