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20代の社会人です。なんのために働くのかわかりません。
現在23歳で、社会人になってまだ1年です。就職活動では、給与や福利厚生など条件面ばかりを気にして会社を選んでしまい、いざ働き始めてみると、仕事にまったくやりがいを感じることができません。
毎日、言われたことをこなすだけで、自分が何のために働いているのかわからなくなってきました。周りの同期は、仕事に目標を持って頑張っているように見えるのに、自分だけが取り残されているような焦りも感じています。
20代で「なんのために働くのか」という疑問を持っている人はいませんか? これから仕事に対してどのように向き合っていけば、やりがいを見つけられるのでしょうか? キャリアコンサルタントの方、アドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
働く意味が見えなくても焦らず自分と向き合おう
社会人1年目で「何のために働くのかわからない」と感じているのですね。条件面で会社を選んだとのこと、入社後にギャップを感じてしまうのはよくあることです。周りの同期が目標を持って頑張っているように見えるといった焦る気持ちもよくわかります。
しかし、20代でこのような疑問を持つことは決して珍しいことではありません。むしろ、自分自身と真剣に向き合おうとしている証拠ともいえます。
小さなことから「できること」「やりたいこと」を探そう!
やりがいを見つけるためには、まず今の仕事のなかで、どんな小さなことでも良いので「自分が貢献できた」と感じられる瞬間や、「面白い」と思える部分を探してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
また、社内外の研修に参加したり、興味のある分野の本を読んだりして、新しい知識やスキルを身に付けることも、仕事への向き合い方を変えるきっかけになるかもしれません。
すぐに大きな目標が見つからなくても大丈夫です。日々の業務のなかで、少しでも「できるようになったこと」や「楽しいと感じたこと」を積み重ねていくことが、やがて「やりがい」につながっていくこともあります。
焦らず、じっくりと自分と向き合ってみてください。
まずは「やりたくない事」から探って自分のタイプを明確にしよう
質問者さんと同じ年ごろでこのような疑問を抱えている人はたくさんいます。この場合、まず「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」を書き出してみるのが良いと思いますね。あなたのなかで「これだけは嫌だ」ということがきっとあるはずです。
質問者さんの場合、「言われたことをこなすだけ」というのが嫌なことの一つなのだと思います。世のなかには、逆に言われたことだけを淡々とこなしたいという人もいるのです。まず、自分が嫌なことを明確にすることで、自分の働き方のタイプが見えてきます。
次に、「やっていて楽しいこと」「面白いこと」を書き出してみましょう。人と話すのが好き、図にまとめるのが好きなど、どんな小さなことでも大丈夫です。そうすると、「これは絶対に嫌だけど、これは楽しいな」という自分の傾向がわかり、自分に合った仕事の方向性が見えてきます。
誰かのために働く喜びを知ることも大切
何のために働くのか、という問いに対しては、究極的には多くの人が「人のため」「誰かの役に立つため」に働くのだと思います。
もちろん自分が幸せであることが大前提ですが、人は誰かを幸せにするために働くのであって、自分だけが幸せになるためだけに働くのではありません。
しかし、自分がやりたくないことをして誰かに喜んでもらっても、それは長続きはしません。だからこそ、まずは「やりたくないこと」を明確にし、それらを避けられる仕事を選ぶことが大切です。
質問者さんは「やりがい」を求めているのですね。世の中には、やりがいはなくてもお金がもらえれば良いという人もいます。ご自身の仕事選びの軸が「やりがい」なのであれば、自己分析を深め、本当にやりたい仕事を見つけていく必要があります。
今の仕事が「やりたくないこと」だと気づけたのは、大きな進歩です。嫌なことを経験して初めて、本当にやりたいことが見えてくるものだと私は思います。
今の経験を自己分析の一環ととらえ、もう一度仕事を選び直してみてはいかがでしょうか。すぐに辞める必要はありません。今の職場で給料をもらいながら自己分析を進め、納得できる道が見えたら次のステップに進めば良いのです。
こちらの記事でも「なんのために働くのか」をキャリアの専門家が解説しています。働く意義がわからなくなってしまった人は参考にしてみてください。
将来何がしたいのかわからない人は、こちらの記事をチェックしてみましょう。キャリアビジョンの描き方を徹底解説しています。
やりたいことが見つからない人には以下の記事もおすすめです。やりたいことが見つからない原因や見つける方法を解説しています。
こちらのQ&Aでは、やりたくない仕事とやりたい仕事のどちらを選ぶか迷う相談者にキャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみてください。
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