自身で退職理由を言語化できないのであれば、まだ辞めないほうが良いかもしれません。人間関係もそこまで決定的な理由ではなく、複合的な要因で迷っているようですね。

決心がついていないのであれば、まずは継続する方法を考えることをおすすめします。

人間関係が問題なのであれば、何が問題なのか。特定の人が嫌なのであれば、その人と会わない方法はないか、あるいは必要最低限の割り切った付き合いをするのも一つの方法です。

「やりがい」についても、何にやりがいを求めているのかをもう一度考えてみてください。そして、そのやりがいを得るためにはどうしたらいいのかを考えながら日々を過ごすのです。

もし、そのやりがいが非常にハードルの高いものであれば、ハードルを下げて、小さな階段を一つずつ登っていくようなイメージで、自分で自分を喜ばせられる「やりがいの階段」を作ってみるのも良いでしょう。

もちろん、必ず辞めないでほしいというわけではありませんが、安易に辞めないでほしいと思います。やりがいを見つけるのは、どこへいっても難しいものです。

どうしても辞めたい場合は今の懸念を伝えよう

どうしても辞めたいという結論に至ったのであれば、それも一つの選択です。

退職理由としては、「人間関係が少しつらい」といったことを伝えてもかまいません。

ヒアリングがわずらわしければ、「やりたいことが見つかりました」や、「少し方向転換したいと思い、働くことをお休みしたい」といった理由でも良いと思います。

詳細がわからないため断定はできませんが、具体的な退職理由以前に、社会人としての責任ある行動がとれるかどうかが重要です。

自身が抱えている業務をきちんと後任に引き継げる状態にあること、そして会社の繁忙期などを避けるといったタイミングへの配慮が、円満な退職の大前提となります。

退職は最終手段！ 決断の前にまず相談してほかの選択肢も探ろう

また、いきなり「辞めます」と結論を伝えるのではなく、まずは「実は仕事のことで悩んでいます」と上司に相談する形をとることをおすすします。

そうすることで、会社側も何らかの解決策を提示してくれる可能性があります。

実際に、部署異動などによって問題が解決し、やりがいのある仕事に就けたという例もあります。退職は最終手段と考え、まずはほかの選択肢がないかを探ってみましょう。