人間関係が退職理由となるのは、現実問題として非常に多いケースです。

しかし、その場の人間関係から逃れるためだけに転職してしまうと、次の職場でも同じ問題に直面する可能性があります。

もし転職を決意するのであれば、単に環境を変えるだけでなく、自身のキャリアにとって明確なステップアップとなるような、計画的な転職にすることが重要です。

面接で退職理由を伝える際は前向きな内容にしよう

転職活動の面接の場面では、本音が人間関係であったとしても、正直にそのまま伝える人は少ない印象です。

企業側も「うちでも人間関係がこじれたら辞めてしまうのではないか」と懸念を抱く可能性があるため、「キャリアアップのため」など、より前向きな理由を語る人が多いです。

退職理由の伝え方も、自身のキャリアを考えるうえでの大切な戦略の一つといえます。

結論から言うと、辞めるのは「あり」です。

たとえば、パワーハラスメントの場合、自身が直接被害を受けていなくても、「見ているのがつらい」という理由で辞める人も多くいます。

いずれ自分にも被害が及ぶのではないかという恐怖から辞めることもあります。

可能ならまずは部署異動をお願いするのも一つの手

陰口が飛び交っているような職場は、人を信用できませんよね。そのような状況であれば、辞めても良いと思います。

ただ、退職理由をどう伝えるかという問題があります。

正直に伝えた場合、「じゃあ改善すればいいのか」「それくらいで」などといわれるリスクも若干あるかもしれません。

しかし、仕事内容に不満がないのであれば、もったいない気もしますね。もし部署内の問題であれば、まずは部署異動を申し出てみるのが第一段階です。

それがかなえられない、あるいは精神的にそこまで耐えられないということであれば、辞めても良いと思います。