30秒で読める!AI要点まとめ
業界を絞る前に実践すべき3つの準備
- 自己分析で価値観や就活の軸を明確にし、判断基準を持つ。
- 事業内容だけでなく、得られるスキルや年収などの特徴を理解する。
- 説明会やOB・OG訪問を通じて、業界の雰囲気や働き方を肌で感じる。
就活を効率化する業界の絞り方と時期・数の目安
- 自分の就活の軸や将来像、大学の専攻と業界の特徴を照らし合わせる。
- 希望条件を点数化したり、プロからのアドバイスを参考に絞り込む。
- 書類提出の時期を目安に、選択肢を狭めすぎない3つ程度の業界に絞る。
業界を絞るときの注意点と業界以外での絞り方
- 好きという感情やイメージだけで選ばず、早すぎる時期から絞らない。
- 一度絞り込んだ業界にこだわりすぎず、違和感があれば柔軟に見直す。
- 業界で絞れない場合は、職種や価値観、待遇や条件から企業を絞る。
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※AIの特性上、間違いが含まれている場合があります。記事本文と併せてご確認ください。
就活で業界の絞り方がわからない……。就活を始めて多くの業界を目にする中で、「業界の絞り方が難しい」と頭を悩ませる就活生は少なくありません。「どんな業界が自分に合っているのだろう」「業界を絞って内定ゼロになったらどうしよう」といった悩みの声を就活生からよく聞きます。
絞り方を正しく理解しないまま業界を絞ってしまうと、就活がうまくいかなくなるだけでなく、入社後の後悔にもつながりかねません。自分に合った業界に絞り込むためにも、押さえるべきポイント理解し、就活を成功させましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、木村さん、早川さんのアドバイスを交えつつ解説します。就活で業界の絞り方に悩んでいる人はぜひ実践してみてくださいね。
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業界を絞る前にすべき準備

実際に業界を絞る前に、まずみなさんに必ずおこなってほしい3つのことがあります。今から紹介する3つを押さえることで、企業選びの視野を広く持ち、また自分自身への理解も深めることができるため業界・企業選びの失敗を防げるようになります。
また、就活後、つまり入社後に後悔する可能性を減らすためにも必ずこの3つを実践してくださいね。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してみよう
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①自己分析で価値観や軸を明確にする
給料、勤務地、業務内容、興味関心など人はさまざまな判断軸を持っています。
自分の価値観や就活の軸が定まってないと「自分にとって何がいいか」が言語化できません。そのまま業界を絞ってしまうと、自分に合った業界を選べないだけでなく、書類選考や面接でうまくアピールできないという壁に直面することになってしまいます。
自分の価値観や就活の軸を明確にしないデメリット
- 応募企業を選べなくて時間ばかり要してしまう
- 書類選考でアピールするべき内容が決まらない
- 面接で深掘り質問をされたときに答えられない
- 内定を複数もらえたときに決められない
- 就職後、悪いギャップに直面し早期離職の可能性がある
そのため、自己分析をして自分の価値観や就活の軸を明確にすることで、何が「自分にとって良い業界なのか」を判断できるようにしましょう。自己分析を初めておこなう人は、以下の難易度が低いものからおこなうこともおすすめです。
- 興味のある業界はなんとなく決まっています。この場合、わざわざ自己分析をしなくても良いですか?
「なんとなく」を言語化しよう
その「なんとなく」を深堀りして、自分自身がなぜその業界に「なんとなく」興味を持っているのかを見つけてみましょう。
「なんとなく」のその裏には、あなたが興味を示さない業界との違いが必ずあります。なぜ、自分が興味を持つ業界と持たない業界があるのでしょうか。その感覚の違いがどこからきているのかを知ることが、まさに自己分析です。
その違いに自分で気づくことができれば、就活自体がやりやすくなるはずです。エントリーシート(ES)や面接の準備にも活きるので、自己分析はしっかりおこないましょう。
自己分析など面接の準備をもっと詳しく知りたい学生は以下の記事を参考にしてください。差別化できる準備ももとめています。
あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう

就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。
そんな時は「適職診断」がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格、価値観を分析して適職や適さない職業を特定してくれます。
自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
②業界ごとの特徴を理解する
業界ごとに得られるスキルや年収、市場価値などは異なります。就活生の中には、表向きの事業内容だけで業界を判断してしまい、スキルや年収、市場価値など細かな部分を理解していない人もいるかもしれませんね。
事業内容だけでなく、「その業界で得られるものは何なのか」を調べて、「自分がどうなりたいか」を含めて絞ることが大切です。まずはどんな業界があるのか、業界ごとの特徴を押さえていきましょう。今から代表的な8業界について解説します。
より詳しく業界の特徴を押さえたい就活生は、書籍やニュースをチェックすることもおすすめです。
業界への理解を深めるために見るべきポイントの例
- 選考の時期
- 就活時の競争倍率
- 仕事内容
- 配属部署
- 給料
- 労働時間
- 転勤頻度
- 福利厚生
- 離職率
- 今後の業界展望
就活情報サイトや企業のホームページ(HP)の情報には、企業にとって好ましいものが中心になっています。印象良く書かれた仕事のやりがいや福利厚生の情報だけで決めるのは大変危険です。
自分で信頼できる情報を調べて、その業界と職場のリアルをできるだけ理解して決めるようにしましょう。また、「やりがいだけ」など1つの判断基準で業界を絞らないようにしてくださいね。
③業界の雰囲気や実際の働き方を知る
業界の雰囲気や実際の働き方の調べ方
- 説明会やインターンシップに参加する
- OB・OG訪問をする
業界ごとの特徴を押さえたら、次はその調べた内容を実際に肌で感じ、業界の雰囲気や働き方を掴むことが大切です。
紙やWeb上で調べることも大切ですが、実際に現場に行き自分がどう感じるのかその空気感を掴みましょう。
「リアル」に業界に触れることで、入社後の「こんなはずじゃなかった……」を防ぐことができますよ。
業界を絞る前提で就活を進めるのであれば、日程が許す限りあえて自分があまり知らない業界の会社説明会やインターンに参加するのがおすすめです。
そこで新しい自分の可能性を発見できるチャンスに出会うかもしれません。また、自分の求めていることと業界の特徴が違えば自信を持って対象から外す決断ができます。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
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早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
就活の志望業界の絞り方
ここでは、就活を効率的に進められるように業界の絞り方7選を紹介します。この7つの絞り方によって、自分にぴったりの業界を絞り込み、書類選考や面接を突破しやすくなります。
さらに、入社後も「イメージと違った」と後悔しないように多角的な視点から業界を絞り込めるようになっています。前の章で解説した就活で業界を絞る前に必ずやるべき3つのことを実践したうえで、今から紹介する業界の絞り方7選をおこなってくださいね。
何からおこなうべきかわからない人は、上記の難易度も参考に自分にあったやり方を探してみてください。
①就活の軸と照らし合わせる
就活で業界を絞る前に必ずやるべきことの1つとして、自己分析をして自分の価値観や就活の軸を明確にすることを解説しました。明確にした価値観や就活の軸と業界の特徴を照らし合わせることで業界を絞っていきましょう。
たとえば、就活の軸として「海外とかかわりながら働きたい」とします。そうであれば、海外にかかわる業界として商社やメーカーが考えられますね。また他にも海運や航空、エネルギーなどもあげられます。
自分の「やりたいこと」「やりたくないこと」「譲れない条件」「避けたい条件」などを基準に、どの業界であればこの基準を満たしていくのか照らし合わせながら考えていきましょう。
業界や企業の情報だけでなく、就活サイトやOB・OG訪問を通じてそこで働く先輩社員の働き方が自分の軸に近いかどうか確認することもおすすめです。
なお、会社規模が大きいと部署や勤務エリアで大きく仕事が異なることもあるため注意しましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
②自分の将来像と照らし合わせる
就活をするうえでキャリアプランを考える就活生は多くいますが、ライフプランを考える就活生はあまり多くありません。人生において、「仕事」は時間の大部分を占める重要なものですが、「遊び」や「家族」「健康」「お金」などさまざまな要素があります。
そのため、自分は将来仕事において、プライベートにおいてどうなりたいのかという将来像と業界の特徴を照らし合わせながら業界を絞りましょう。
たとえば、仕事内容や待遇、成長性などを俯瞰的にとらえ、こういう将来を歩みたいから「全国転勤は嫌だな」「早期のキャリアアップを目指せる環境が良いな」などと考えてみましょう。
③大学の専攻から考える
大学の選考にかかわる業界を考えることも絞り方の1つです。たとえば、電子工学や情報工学を専攻している就活生は、メーカーなどと考えることができますね。
自分がなぜ大学の専攻に興味を持ったのかという理由を言語化して、業界の特徴との共通点が見いだせればその業界に絞ることができます。
自分の大学の専攻から考えると、志望動機に一貫性が出やすくなります。また、「大学で専門的に学んできた学生の方が自社の仕事をよく理解できていてミスマッチが少ないだろう」という印象にもつながりますよ。
④Will・Can・Mustのフレームワークで考える

Will・Can・Mustのフレームワークとは?
Will(自分がやりたいこと):今の自分が描く将来像のこと
Can(自分ができること):今の自分のスキルでできること
Must(自分がやらなければならないこと):優先的に取り組むべき課題のこと
現在自分がやりたいこと、できること、やらなければならないことから考えるWill・Can・Mustのフレームワークで業界を絞る方法があります。
Will・Can・Mustの3つは輪であり、それぞれの重なりがある部分がモチベーション維持ややりがいにつながります。
たとえば、「世の中に広く貢献したい」というWillと、「コミュニケーション能力」というCanがあるとします。そうであれば、営業職の比率が高く、一般消費者から中小企業経営者や大企業の担当者までとかかわる可能性のある、そして生活に欠かせないお金を扱う金融業界が業界として自分に合っていると絞り込むことができますね。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
⑤希望の条件を元に業界を点数化する
なかなか業界を絞り切れないという人は、自分が必須と感じる条件や項目を表にして、各業界を点数化すると比較しやすくおすすめです。各業界の合計点数が見えて、自分が求めている条件に合うのかどうかを視覚的にわかりやすく判断できます。
| A業界 | B業界 | C業界 | D業界 | |
| やりたい仕事 | 4 | 2 | 5 | 2 |
| 給与 | 2 | 3 | 3 | 1 |
| 裁量権 | 3 | 4 | 4 | 4 |
| 勤務地 | 2 | 3 | 2 | 2 |
| 残業時間 | 3 | 3 | 4 | 1 |
| 将来性 | 5 | 2 | 5 | 3 |
| 合計点数 | 19 | 17 | 23 | 13 |
業界を点数化する方法
- 1番左に自分にとって重要な条件を書く
- 1番上に業界を複数書く
- 5点満点評価をする
- 各業界の合計点を算出する
- 最も合計点が高い業界が自分の希望に合っている可能性が高い
条件を書く際には、それが必須(MUST)なのかあれば良いな(WANT)なのかを考えてくださいね。必須(MUST)とあれば良いな(WANT)で分けた表を作成するとより精密な点数がわかりますよ。
点数化するときのコツは、中心点(3点)はなるべく避け、自分の譲れない項目には1や5といった高低のある点数をつけることです。そうでないと、点数差が見えにくくなり評価が難しくなります。
⑥業界の募集時期で考える
業界によって募集時期は異なります。そのため、業界の募集時期で考えることも業界の絞り方として挙げられます。
募集の早い業界と遅い業界であれば対策の時間を分散することができるため、1つの業界に割く時間を増やすことも可能です。
たとえば、募集時期の比較的早いマスコミ業界と、募集時期の比較的遅いメーカー業界であれば対策をする時期が被りづらい傾向にあります。そのため、それぞれの業界研究や企業研究を深めることができますね。
自分にとっては本命の企業でも、企業が別の就活生を選ぶことも当然あり得ます。
そのため、自分が興味を持っている業界が比較的遅い時期に選考があるのであれば、本命のためのリハーサルと思って先に募集時期の早い業界を受けておくことをおすすめします。
ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!
『就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。
簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
⑦就活のプロからアドバイスをもらう
自分の考えだけではどうしても業界を絞れないという就活生もいるかもしれませんね。そんなときは、就活のプロからアドバイスをもらうことで業界を絞りましょう。大学のキャリアセンターの職員やキャリアアドバイザーに相談する方法があります。
友人や家族からの他己分析をしてもらうだけでは「あなたは○○な人だよね」「あなたは○○が得意だよね」といった人物像の分析に留まり、業界を絞れないかもしれません。
しかし、就活のプロからの視点であれば、価値観などを深掘りしてもらえるため自分に合った業界を絞る手だてとなりますよ。
キャリアアドバイザーへの相談はハードルが高いと感じる就活生もいるかもしれません。
しかし無料で相談できることも多く、キャリアアドバイザーは就活の知識も豊富なため、結果的に自分の就職活動を容易にしてくれる効果もあります。まずは気軽に相談してみましょう。
業界を絞る時期と数の目安
| 時期 | 書類提出の時期までに絞ることがおすすめ |
| 数 | 3つ程度の業界に絞ろう |
ここからは、業界を絞るおすすめな時期と数を解説します。着手すべきタイミングや、絞り込むための方針を立てるうえでの参考にしてくださいね。
時期:書類提出の時期が目安
一概に「この時期までに絞らなければならない」と明確な時期は決まっていませんが、書類提出の時期までに絞ることがおすすめです。
なぜなら、書類作成をするためには業界研究の時間を多く要するため、業界を絞っておけば効率的に対策ができます。
複数業界に書類提出をして面接の段階で業界を絞っていくことも考えられますが、より効率的に就活を進めたいのであれば書類提出の時期を目安にしましょう。
書類提出の時期の目安
- 外資系:3年生の夏頃
- ベンチャー:3年生の秋頃
- その他日系企業:3年生の冬以降
自分の知る範囲でしか業界を見ることができない学生も多いため、業界は早すぎる時期から絞らないことが大切です。自分自身で可能性を狭めないようにしてくださいね。
本を読んだり説明会に参加したりと、一見興味がないと思える会社も覗いてみましょう。そして自分自身で確信が持てたときが絞る時期とも言えます。
数:3つ程度の業界に絞るのがおすすめ
絞る業界の数に明確な決まりはありませんが、選択肢を狭めすぎないという観点から3つ程度の業界に絞ることがおすすめです。
就活をするみなさんにとって、基本的にこれが初めての仕事選びとなります。そのため、就活を進める中で価値観が変わったり、自分が想像していたものとは違うなどといったことが起こりやすいです。
そのため、3つ程度に業界を絞り、自分との相性を見極めながら進めると失敗しにくくなります。
アドバイザーコメント
優先順位を付けるイメージで業界を絞ろう
業界を絞るというと、何か1つに決めなければいけないように感じるかも知れませんが、実際はそれほど極端に考える必要はありません。
たとえば「人と直接かかわる仕事をしたい」という場合、小売業やサービス業、その他多くの業界と業種に存在します。
そのため絞り方のコツとしては、就活の対象としない業界を切り捨てるような考え方ではなく、ざっくりと優先順位をつけるイメージで、積極的にアプローチする業界や業種を分類するのです。
自分や企業の変化を受け止めて柔軟に考えることも大切
さらに、その優先順位も就活を進めながら入れ替え可能だと考える柔軟な思考が大切です。
就活は企業という相手があって進めていくものですが、事業方針や社会情勢などで企業自体も変化する可能性があります。また、自分自身の企業に対する想いや興味のある分野も、就活が進む中で変化していくことは珍しくありません。
業界を絞る場合は、絞ることで自分の可能性を理由なく狭めてしまうことにならないかを良く考え、自分が納得したうえで判断しましょう。
業界だけでなく、選考を受ける企業数について気になる人もいるのではないでしょうか。次の記事では、就活生が平均何社の選考を受けているのか、全落ちしないコツとともに解説しています。
業界を絞るときの注意点
業界を絞るときの注意点
- 「好き」という理由だけで選ばない
- イメージだけで業界を絞らない
- 早すぎる時期から業界を絞らない
- 一度絞り込んだ業界にこだわりすぎない
やみくもに業界を絞ってしまうと、書類選考や面接でうまく熱意がアピールできなくなる可能性があります。
今から紹介する業界を絞るときの注意点と、自分の業界の絞り方が当てはまっていないか確認してくださいね。
「好き」という理由だけで選ばない
仕事を決めるうえで「好き」という感情は大切です。しかし、「好き」という理由だけで業界を選んでしまうと視野が狭く、マイナス面を冷静に見れない状態で業界を絞ってしまうことになりかねません。
たとえば、旅行が好きだから旅行会社を選んだとしても、実際の業務は旅行をするのではなく営業となるかもしれません。また「好き」は拘束されないからであって、仕事として課される義務として全うしようとすると「辛い」と感じてしまう可能性もあります。
好きというのは、会社の外観だけを捉えている場合が多いものです。
「好き」には何かしらの理由があるはず。どんな仕事がしたいのか、どんな働き方がしたいのかという観点で幅を広げて考えてみましょう。
次の記事では、旅行業界について詳しく解説しています。旅行業界にどんな仕事があるのかや、業績について知りたい人はぜひ読んでみてくださいね。
イメージだけで業界を絞らない
やりたいことが決まっていないのに、なんとなくのイメージだけで業界を絞らないようにしましょう。たとえば、「(なんとなく)商社がかっこいい」「(なんとなく)広告業界いきたい」と思って、自分の適性ややりたいことが見えていないとこのような状態に陥りやすいです。
また、「周りが○○業界は良いと言っているから」など周囲の業界に対するイメージや考えに流されすぎないようにしましょう。同時に、ネットの口コミサイトなどのネガティブな情報ばかりに流されないことも大切です。
早すぎる時期から業界を絞らない
業界を絞り込むことは、選択肢を減らすことでもあります。そのため、あまりにも早い時期から業界を絞ってしまうと、自分の可能性を狭めてしまうことにつながるため避けましょう。
また比較的早い時期から業界を絞るときは、突然「食品メーカー」などと狭い分野から見るのではなく「メーカー」などと大枠の業界で絞り込むようにしましょう。
まずは大きい分類の業界である「メーカー」で絞り、その中から「食品メーカー」「化学メーカー」「部品メーカー」などと小分類を見ていくようにすることが、絞りすぎないようにするコツです。
会社説明会に参加するかどうかを決める時点で業界を絞ってしまうのは、少し早すぎると言えます。
会社説明会では就活生に多くの情報が提供されるため、その時点で外してしまっていると、あとで対象にしようとしても他の就活生と手元の情報量に大きな差がついてしまいますよ。
業界を絞る時期を決めるには、就活の流れをしっかりと把握する必要があります。こちらの記事では業界を絞る時期を解説しているので参考にしてくださいね。
一度絞り込んだ業界にこだわりすぎない
自分の価値観や就活の軸を整理して「この業界は○○の点で自分に合っている」と一度業界を絞り込んだとしても、その業界にこだわりすぎないようにしましょう。
一度絞り込んだ業界でも、その後業界研究を進めるにあたって違和感を持つことはよくあることです。
業界と自分とのマッチ度に関する違和感を抱えたままでは、希望の業界に入れたとしても入社後のミスマッチや早期離職につながります。「入社後にいきいきと働くこと」を目的に、業界や企業選びは柔軟に進めましょう。
- 1つの業界にしか興味がありません。その場合1つに絞っても大丈夫ですか?
1つに固執せずに視野を広げて考えよう
なぜ興味があると思っているのでしょうか。単に他の会社のことを知らないだけかも知れません。
外から学生視点で見ている場合と会社の中からでは、大きく印象が異なるものです。今まで説明してきた通り、視野を広げていろいろな業界や会社を見るようにして下さい。
社員と直接話をすることで、想像以上に興味を持てる業界があるかもしれませんよ。
たとえば「お菓子が好きだからお菓子業界に絞る」も良いとは思いますが、会社ではお菓子を食べるわけではありません。どんな仕事がしたいのか、どんな働き方がしたいのかと幅を広げて考えてみましょう。
業界以外の応募企業の絞り方
業界以外の応募企業の絞り方
- 職種で絞る
- 価値観で絞る
- 待遇や条件で絞る
業界を絞らないほうが良い人として「就活を始めたばかりの人」「事業領域ではない決め手を持っている人」がいると解説していきました。これを踏まえて、業界では絞れなかった人のために業界以外の絞り方を解説します。
これらの絞り方を押さえることで、より自分に合った企業選びができるようになります。業界以外で絞る場合も、事前に自己理解をして自分の価値観を明確にしてくださいね。
職種で絞る
職種の例
- 営業職
- 企画・管理
- 事務・アシスタント
- 販売・サービス
- 開発・技術
- 専門職(コンサルティント)
- 金融系専門職
- エンジニア
- 医療系専門職
- クリエイター
- 経理
- 人事
- 店舗経営
- バイヤー
「業界」は大きな枠組みであるため、自分がやりたいことが決まっているのであれば「職種」で応募企業を絞ることができます。
業界の中にはさまざまな職種がありますが、業界によって同じ職種でも扱うものが異なります。そのため、職務を決めたうえで何を扱いたいかで業界を絞っていくと良いですね。
価値観で絞る
価値観の例
- 若手のうちから裁量を持って働きたい
- 実力で評価される環境が良い
- 人の役に立ってる実感を得たい
- 成長スピードの早い環境で働きたい
- 長く働きたい
- プライベートも充実させたい
- 子育てと両立したい
「業界」を簡単に言うと「事業領域」のことです。事業領域にこだわりは無くとも自分がこだわりたい価値観はあるかもしれませんね。
たとえば、「早いうちから成長をして市場価値をあげたい」ということであれば業界で選ぶというよりも、「企業として成長しているかどうか」「スキルアップができる環境があるか」などの軸で絞ることになります。
業界、つまりは領域的な絞り方が難しい場合もあるため、自分の価値観のもと応募企業を絞っていきましょう。もちろん、そこから「なぜその価値観なのか」「その価値観が叶うのであれば本当に事業は何でも良いのか」と深掘りをしていく必要がありますよ。
待遇や条件で絞る
待遇や条件で絞るときの例
- 全国転勤なし
- 海外転勤・海外駐在あり
- 平均年収800万円以上
- ボーナス5か月以上支給
- 退職金制度あり
- 育児に関する福利厚生が整っている
- リモートワークができる
業界以外での応募企業の絞り方として、待遇や条件で絞ることもできます。たとえば、「地元で働きたい」「転勤したくない」のであれば転勤のない会社や一般職を募集している企業に絞れますね。
総合職や地域総合職、一般職などでは歩むキャリアが異なってきます。自分の価値観や就活の軸を見つけたうえで、待遇や条件で絞るようにしましょう。
総合職や一般職という制度は法的に明確な定義があるわけではありません。
各企業ごとでそれぞれ基準が異なるため、自分の志望企業はどのような違いで総合職や一般職を設定しているのか注意深く確認しましょう。一般職でも異動や転勤があるケースもあるため、安易に決めつけないようにしてください。
アドバイザーコメント
「人で絞る」ことも1つの方法
業界で企業を絞らない場合、「人で絞る」という方法もあります。OB・OG訪問、会社説明会などで多くの社員と直接話をしてみましょう。
業界ごとに、働く人の性格やタイプは大きく異なります。なるべく多くの業界の社員と会ってみて、自分との相性を確認することをおすすめします。
自分がなりたい姿を社員に重ねてみよう
自分がその集団に入って楽しくいきいきと仕事をする姿が想像できるかどうかで、業界や会社、職種との適性が判断できます。自分の数年先の姿を重ねてその社員を観察してみてください。
自分が一緒にいて楽しく感じる人、いきいき働いていると感じる人、一緒にいてわくわくさを感じる人と働きたいと感じるはずです。「ああいう人になりたい」と思わせるような、ロールモデルになる先輩社員がいる会社は魅力的に映るでしょう。
ただし、会社説明会などのイベントでは社員ではないスタッフが学生対応をしていることもあるので、その企業の社員かどうかは確認してくださいね。
業界を絞った後に自分に合わないと感じてしまったときの対処法
自分の価値観や就活の軸を定め、業界の特徴を押さえて業界を絞ったとしても、自分に合わないと感じてしまうときもあるかもしれません。そんなときは、焦らずに再度自己分析をしてみましょう。
就活が進む中で、さまざまな業界や企業、社会人と出会い、価値観に変化がもたらされたのかもしれません。変わりゆく自分を素直に受け止め、本当に自分が求めていることは何か、どんな業界でどのようなことを成し遂げたいのか考えてみましょう。
- もう面接に進んでしまいました。業界が自分に合わないと感じてしまったときはどうすれば良いですか?
固執することなく、柔軟な思考を持つことが大切
自分に合わないと感じているのであれば、なるべく早く他の業界を見るようにしましょう。就活サイトを活用すればまだ募集をしている企業を見つけることも難しくありません。
始めから思い通りの業界が見つからなくても気にしなくて大丈夫です。
「せっかくここまで選考に進んだのだから」と変に固執することなく、「合わないと感じたら次」という柔軟な思考で就職活動をするようにしてください。
業界を絞らず「働きやすさ」の観点で企業を選ぶ方法もあります。働きやすいホワイト企業についてはこちらの記事で紹介しているのでチェックしてくださいね。
自分に合った業界の絞り方で就活を成功させよう!
ここまで解説してきた通り、業界を絞る際は安易に絞るのではなく、必ず絞る前に自己理解と業界理解をすることが大切です。そして、さまざまな視点から自分に合った業界を絞り込んでいきましょう。
「なぜその業界を選ぶのか」ということが言語化できると、業界を絞りやすくなるだけに限らず、書類選考や面接でうまく熱意をアピールできるようになりぐっと合格に近付きます。
今回紹介した業界の絞り方7選を参考に、自分に合った業界に絞り込み、効率的にそして熱意をもってアピールをできるようにして就活を進めましょう。
アドバイザーコメント
決して焦らずに業界の絞り方を見ていこう
就職活動における業界の絞り方について理解できたでしょうか。業界を絞ることでより自分の就活軸にマッチする企業を見つけやすくなり、さらに企業選びや選考準備を効率化させることもできます。
自分の興味関心のある業界がすでに明確な人や、好きなサービスや商品にかかわりたいという強い思いがある人は早い段階で業界を絞り込むのも良いですね。
一方でまだどんな会社や職種、働き方が自分に合っているかわからないという人は、無理に業界を絞る必要はありません。むしろ最初のうちはいろんな業界の企業を見て、どんな仕事をしているのか調べてみるのが良いでしょう。最初は全く興味がなかった業界が少しずつ面白く感じるようになったり、入社意欲が湧いてくる可能性もあります。
思いもよらない企業が自分にピッタリのことも
実は私自身も新卒で入社した会社は就職活動開始当初には全く見向きもしていなかった会社です。しかし就活を進めている中で興味を持ち、実際に入社してみると先輩たちも素晴らしく、社風も雰囲気も自分にマッチしていると実感しました。
業界を絞り込んで就職活動をすることのメリットとデメリット、どちらもしっかり理解したうえで、自分に合った就職活動をするようにしてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi










3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/留学カウンセラー
Shun Hayakawa〇大手就活メディアの営業を経て、現在は留学支援をおこなうアナザーストーリーの代表取締役を務める。キャリアコンサルタントとして学生の強みの発見から選考対策など幅広く支援
プロフィール詳細