Q
メーカーの営業がきついと言われるのはなぜですか?
就活の企業研究を進めている大学3年生です。わたしは車が好きで、車を作っているメーカーに営業として就職することを検討しています。ただ、メーカーの営業はきついと聞いているので、ついていけるか不安です。
しかし、メーカーの営業がきついと言われている理由がいまいち理解できていません。具体的にどんな業務がきついのでしょうか?
正直に言うと、メーカーの営業が自分に合うかのか不安に思っていて、「入社後にきつくてついていけなくなったらどうしよう」と考えてしまいます。もし、入社後にきつくなったら、どう対処すべきでしょうか? そちらも併せて解説いただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
成績や顧客との関係構築などきついと言われる理由はさまざま
メーカーの営業が「きつい」と言われる理由についてですが、一般的には以下のような点が挙げられます。
①営業目標の達成圧力
営業職は目標達成が求められる職種で、その目標を達成するためには、日々の努力と戦略が必要です。そのため、目標を達成できない時のプレッシャーは大きいです。
営業の目標を達成できないと、昇給や昇進にも影響が出るため、精神的にきつくなりやすいとも言えますね。
②顧客との関係構築
営業職は、顧客との良好な関係を築くことが求められます。これは、顧客のニーズを理解し、それに応える提案をするためのスキルが必要となるからです。
メーカー営業に限らずすべての営業職に言えることですが、自分と考えが合わない人とも商談やコミュニケーションをとっていかなければいけないので、そのやり取りがきついと思う人も一定数いるでしょう。
③長時間労働
営業職は、顧客の都合に合わせることもあり、それが長時間労働につながることもあります。
長時間労働は精神的にも肉体的にもきつく感じやすいもので、身体を壊してしまうケースもあります。
これらの点が「きつい」と感じる原因となることが多いです。しかし、これらは営業職特有の課題であり、それを克服することで、自己成長や大きな達成感を得ることができます。
きついと感じたら3つの方法でストレスを緩和しよう
そして、入社後に厳しさを感じた場合の対処法についてですが、以下のようなことを心掛けてみてください。
①メンタルケア
仕事の厳しさに対処するためには、自分自身のメンタルケアが大切です。趣味やリラックスできるものを見つけ、ストレスを解消する方法を見つけることが重要です。
②コミュニケーション
上司や同僚とのコミュニケーションを大切にし、自分の思いや困っていることを適切に伝えることも重要です。1人で抱え込まず、周囲に相談することで解決策を見つけることができます。
③スキルアップ
営業スキルを向上させるために、自己啓発を怠らないことも大切です。本を読んだり、セミナーに参加したり、経験者からアドバイスをもらったりすることで、自分のスキルを磨くことができます。
就職活動は自分自身を見つめ直す大切な時間です。自分が何を求め、何を達成したいのか、どのような働き方を望むのかを考え、それに基づいて行動しましょう。あなたが自分自身を信じ、自分の道を進むことを応援しています。
メーカの営業職は売り上げ目標やノルマを追いかける必要がある
メーカーの営業職は売り上げを作るために、顧客との関係構築力や情報発信力が必要になります。
たとえば、自動車メーカーの営業は、自動車販売をおこなう各ディーラーに向けての情報発信や販売促進をおこなうほか、大手企業や官公庁といった大口顧客への販売をおこないます。
大手企業や官公庁の自動車販売は、決まれば台数が多く売り上げも大きいですが、決まるまでのプロセスが長くかかわる担当者が多いなど、難しさがあるかもしれません。
また企業や官公庁向けの営業職は、担当者が考えていることを汲み取り、担当者が納得できる提案ができるといったプレゼン力が求められます。
メーカーの営業職に限った話ではありませんが、営業職であれば当然売上目標やノルマがあります。社内の競争が厳しくノルマを達成できなければ。精神的なつらさがあるかもしれません。また法人向けの営業でも、営業時間外に顧客対応をおこなうこともあります。
メーカーの営業職への就職を考えているなら、なぜメーカーの営業職に就きたいのか、そして営業職として何を目指すのか考えてみてください。目標が明確ならば、入社後の厳しさも乗り越えていけます。
まずは慣れることを優先したうえで1人で悩まず相談しよう
入社後、しばらくの間は成果を出そうなどと焦らず、仕事に慣れることを優先してみると良いですよ。また比較的年齢が近い先輩社員がいれば、1人で悩まず相談をしてみるのも良いでしょう。
どうしてもきつければ、配置転換や転職という選択肢もありますので、ついていけないことを心配するのではなく、積極的に仕事を覚えていこうといった姿勢で臨んでみてください。
メーカーの営業は基本的に法人を相手にするBtoB営業になります。BtoB営業の業務内容や大変な点はこちらで紹介しているので、併せて読んでみてください。
営業には向き不向きがあります。営業に向いていない人の特徴はこちらで解説しているので、当てはまっているところがないか確認してみてください。
営業以外にもさまざまな職種があります。もし、営業以外の職種に興味があるなら、こちらでいろいろな職種の特徴を解説しているので、参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでも営業職がきついかどうかを回答しています。企画営業への回答ですが、ほかの営業職でも参考にしてくださいね。
こちらはルート営業に関するアドバイスです。併せてチェックしてみてくださいね。
あなたが受けない方がいい企業を今すぐ知りましょう。
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人