説明会に数分でも遅れることがわかった時点で、速やかに電話で連絡を入れましょう。数分でも遅刻は遅刻ですし、連絡をせずに到着すれば時間を守れない学生だと捉えられて、選考に影響する可能性があります。

担当者につながらない場合、伝言が可能であればお願いしても良いでしょう。

電話で連絡が取れない場合はメールでも構いませんが、当日だとメールを読んでもらえない可能性があるので、会場に着いたら「電話がつながらなかったのでメールを入れた」ということを伝えましょう。

連絡する際は大学名と氏名を名乗り、遅れることを伝えたうえで到着予定時刻も伝えます。

また電話で伝えた際に、説明会に参加できるか確認をしましょう。説明会を同じ日に何度かおこなう場合、次の回に参加するよう指示されることもあるためです。

会場に到着したら、電話連絡を入れていることを伝えて丁寧に謝罪をします。

挽回するためには反省の意をメールで伝えるのがおすすめ

数分の遅刻でも、採用担当者や企業によって受け取り方は違います。交通機関の遅延が原因でも時間に余裕を持った行動ができない学生だと考える採用担当者もいますし、連絡をしてきたならば遅刻を重視しない企業もあります。

数分の遅れだから大丈夫だと考えて連絡をしなければ、社会人としての対応ができていないと捉えられることもありますよ。

面接であれば合否に影響しますが、説明会の遅刻では事前に連絡を入れて報告・連絡・相談をおこなうことで、選考への影響を防げることが多いでしょう。

挽回するための方法は、きちんと連絡をして謝罪をしたうえで、今回のことを反省し今後は時間に遅れないように行動していくという姿勢を参加後にも言葉やメールで伝えることです。

数分の遅刻というのはあり得ることで、ほとんどの場合、会場でお詫びすれば大きな問題にはなりません。しかし、仕事で同じような状況になったらどういう行動を取るかと考えて、あなたが思う望ましい行動を取ってみてください。

取引先と重要なアポイントを取っていたが数分遅刻する、という状況ならば、たとえ数分の遅刻でもあなたはなるべく早く電話を入れるのではないかと思います。どうでしょうか？

面接官側がどう受け取るかを考えよう

このことを面接官側の視点で考えてみましょう。わずか数分の遅刻であっても電話で連絡をする学生と、メールでお詫びをする学生、何もなく遅刻してきてその場でお詫びをする学生。

あまり細かく評価しない会社もあるかもしれませんが、仕事を任せる立場から見れば、電話してこない学生には不安が残りますし、採用したとしても時間管理については再教育が必要と思うでしょう。

むしろ、わずか数分の遅刻でも電話して、正確な到着時刻を知らせ、「運営で忙しい中迷惑をかけて申し訳ない」というお詫びが言える学生に対して、好印象を抱く可能性すらあると思います。