Q
大学3年生
回答しない
うつ症状でゼミを辞めたことを正直に伝えるべきでしょうか。
ゼミを途中で辞めてしまいました。
仕事が全部自分に集中して責任を押し付けられることや、ゼミ内でのいじめにより、うつのような症状が出てしまったからです。
来年の本選考では、成績証明書を出すためゼミを途中で辞めたことがバレてしまいます。素直に精神に異常をきたしたと言っても良いのでしょうか。また、言い換えるとしたらどのように答えれば良いのでしょうか。
教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ベストアンサー
心身の回復を最優先にして専門家に確認することが大切
うつ症状があるということなので、まずは自分が働ける状態なのかどうかを確認する必要があります。もし通院しているようなら主治医に確認して客観的な意見を聞いてください。
質問は採用されるための内容かと思いますが、治療中の場合は、私たちキャリアコンサルタントが具体的なアドバイスをすることはできません(国家資格者には倫理規定が定められていて、治療中の患者にはアドバイスができません)。
本人の意思があったとしても、病気である場合に無理に働こうとして症状が悪化することがあるためです。
何も隠すことはないので完全に回復したら堂々と就活に臨もう
以下は、質問者が治療中でないことを前提に、一般論として記載します。
いろいろな集団の中でいじめやハラスメントが起こることは残念ながら事実であり、周知も進んでいます。そのような状態で、ゼミを途中で辞めることはありえることなので、辞めた原因は隠さなくても良いと思います。問題があるのは加害者の方であって被害者ではないからです。
しかし、それによって働けないほどのダメージがまだあるのであれば、まず採用されるのは難しいでしょう。会社はあくまでも仕事をしてもらうために採用しているからです。
心身の状態を回復し、いじめを受けてゼミを辞めたことを堂々と話せるくらい、メンタルも回復させていくことがまず取り組むべきことです。そうなれば、どう答えるべきか、隠すか隠さないか、を悩むこともありません。そのレベルまでまず回復を優先してください。
回復しない状態で仕事をしてもうまくいかない可能性が高く、最悪の場合は体調がさらに悪化することもあります。無理をすべきではありません。
伝え方次第ではストレス耐性を懸念される可能性がある
面接で成績のこと(ゼミを途中で辞めたこと)について質問されれば答えなければなりませんが、「精神に異常をきたした」という表現は避けた方が良いでしょう。
なぜなら、仕事でもストレスが重なると同様のことが起こるかもしれない、つまり「ストレス耐性が低い」と評価される可能性があるからです。
多少視点をずらしたうえで正直に伝えるのであれば、「ゼミ内のメンバーとの人間関係が難しくなり辞めざるを得なかった」くらいが良いかもしれません。
さらに言い換えの度合いを大きくするならば、「どうしても別の分野に興味が湧き、そちらの勉強に時間を投資したかったから」なども考えられます。ただしこの理由だと、興味が湧いたものは何かという話になるかもしれないので、そこが思い浮かばず難しければ避けましょう。
自分に非がないのだから自信をもって堂々と伝えることが大切
どちらの表現だとしても大切なのは「堂々と伝えること」です。
「これを伝えたら良くない印象を持たれてしまうかもしれない」「自分の弱い部分がバレるかもしれない」といったネガティブな心理状態で話をすると、その自信のなさが相手に伝わり、話の内容ではなくその態度が面接における印象を悪くします。
ゼミを辞めたのも自分が悪いのではなく、人間関係が悪くなったからやむを得ずだった。そんなことはしばしばあることで、自分の能力はこの会社で大いに役立つ、と信じて、堂々とした受け答えを心がけてください。
うつ病を伝えるべきか、伝えたら良いイメージを持たれないのではないか、と不安に思う学生に向けたアドバイスは、こちらのQ&Aも参考にしてください。
うつ病を隠して入社する際のリスクについては、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しています。
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