一般的なスケジュールと比べると出遅れ感は否めないものの、決して手遅れではありません。6月以降も選考を続けている企業や、大手企業の選考が落ち着いた後に採用を本格化させる地方の企業なども多く、チャンスはまだ十分にあります。

ただし、ほかの学生はすでに行動しているため、短期集中と効率化を意識して進める必要があります。

焦る気持ちから闇雲にエントリーするのではなく、まずは自己分析をしっかりおこなうことが大切です。時間が限られているからこそ、土台となる自己分析を最優先でおこなうべきだと思います。

確かに少し出遅れているかもしれませんね。しかしまだ遅すぎるわけではありません。

またこの時期から始めるからといって、何かを省くのはおすすめできません。

急ぐ必要はありますが、まず自己分析、業界・企業研究を進め、どんな業界、分野、職種を目指すか方向性を定めることです。そのうえで志望する企業を絞り込み、エントリーシートを出していきます。エントリーシートの作成にあたっては、大学のキャリアセンターのカウンセラーに添削してもらうと良いでしょう。

面接対策のロープレに対応してくれる場合もあります。大学で提供しているサービスはできる限り利用し、できるだけスピーディーに対策できるようにしましょう。

今の遅れは大した差ではない

インターンシップなどに参加できていなくて焦るかもしれませんが、周りと比べて遅れているからといって焦る必要はないです。就活はタイムレースではないのです。

最終的にいかに自分の資質や特性に合い、能力を活かせる仕事に出会うか。その結果、その仕事が幸せな人生を送る一助となるか。そういった視点で考えることが大事ですし、それは何年も経ってから初めてわかることです。現時点で出遅れたと思っている数カ月の差が今後どれほど影響するかはわからないのです。

そんな不確実なことに悩むより、少しでも自分を活かせる可能性の高い道を見つけることが将来を開くと信じて進んでみてください。