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就活での書類選考の通過率がどのくらいなのか教えてください。
就活を始めて、何社か書類選考を受けたのですがなかなか通りません。書類選考の目的は、大量の学生のなかから面接する価値のある人材を見つけ出すことなので、多くの人がここで落とされているのはなんとなくイメージができています。
ですが、やはり毎回落とされるとつらいですし、自分だけがこんなに落ちているのではないかと思い始めてしまい、ネガティブな思考になってしまいます。
実際はどのくらいの人が書類選考に通過しているのでしょうか? だいたいで構いないので通過率を教えていただきたいです。
また、どうすれば書類選考の通過率を上げることができるのかについても教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
書類選考の通過率は10~50%など企業ごとに大きく異なる
書類選考が通過しないとなかなかつらいものがありますよね。書類選考の通過率は企業によって大きく異なるので一概にはいえません。採用人数と応募者数の割合が大きく影響するので、本当に企業によって異なるんですね。
就活生から人気の大企業だと10%程度になることもありますし、企業によっては50%程度になることもあります。採用人数に満たないくらいの応募者数であれば、もっと割合が高くなることもあるでしょう。
応募数や応募先の業界・職種を見直すことも検討しよう
まず質問者さんが「何社か書類選考を受けたのですが」とありますが、何社くらいに応募したのでしょうか。もし4〜5社ほどの応募であれば単純にマッチする企業に当たっていないだけという可能性もあります。つまり「応募の数が少ない」というケースですね。
また、どのような企業に応募しているかにもよります。倍率の高い人気企業にばかり応募しているのであれば「書類選考の通過率が低い企業」に挑戦しているので、応募先を見直すという対策もあるでしょう。
ほかにも、そもそも書類の「内容に改善すべきことがある」可能性もあるのです。その際は、自分一人ではなく第三者に見てもらうことを強くおすすめします。たとえば大学のキャリアセンターの担当者、民間の就活エージェントなどですね。
今回の質問内容からだけでは、質問者さんが書類選考を通らない原因は特定しにくいのですが、良くある原因をいくつか挙げてみたので、試してみてください。
就職四季報などから各企業の書類通過率を見てみることがおすすめ
『就職四季報』には、エントリーシート(ES)の通過率に関する参考データが掲載されています。
たとえば就職四季報2026-2027年総合版によると、(株)松竹の通過率は33%(受付1809件→600件通過)、NTT西日本は27%(受付4106件→1094件通過)、ハウス食品は18%(受付4341件→780件通過)となっています。応募倍率も多数掲載されているので、ぜひ読んでみてください。
加えて、企業規模による求人倍率の違いにも注目です。リクルートワークス研究所・2025年調査によると、従業員5000人以上企業では求人倍率が0.34である一方、300人未満の企業では6.50と大きな差が見られます。
こうしたデータからも、大企業や人気企業は非常に狭き門であり、多くの学生が書類選考で不採用となる現状がわかります。
応募先を広げて可能性を高めつつキャリアセンターで書類の添削を受けよう
対策としては、応募先を広げることが重要です。企業規模にバリエーションを持たせ、第一志望群を従業員1000名以上の企業、第二志望群を500名以上とするなど、多方面に目を向けて志望企業を選びましょう。
応募書類の完成度ももちろん大切なので、キャリアセンターで添削を受けることをおすすめします。
就活四季報の活用方法は、こちらの記事をチェックしてください。企業に対する客観的な情報やデータが掲載されているため、上手に使いこなして就活を有利に進めましょう。
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