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公務員と民間を併願、両立しやすい企業はどこですか?
公務員と民間企業の両方で就職活動を進めていますが、併願するのにおすすめの企業はどこでしょうか?
公務員と民間とで効率的に選考を進めるうえで、両立して就活を進めやすい企業の特徴や選び方のポイントがあればご教示お願いします。
業界のスケジュール感や仕事内容などもよくわかっていない状態なので、なるべくスケジュール的に忙しくならない企業や、業界的に似たようなジャンルの企業があると嬉しいのです。
実際に公務員と民間企業を併願された方がいらっしゃいましたら、どのような企業を選ばれたのか、その理由や戦略なども参考にさせていただけると幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「組織文化」と「就活戦略」への着目が公務員と民間併願のポイント
公務員との親和性が高いと言える企業は、指示系統がしっかりとした縦社会の組織構造を持ち、ルール遵守や秩序、正確性を重んじる文化がある会社です。
また、社会貢献性が高く公益性が意識される企業も、併願先としてぴったりだと考えられます。具体的には以下のような企業が挙げられます。
・大手金融機関
・交通インフラ企業
・農業、環境、エネルギー大手
・大手建設会社
・コンサル系シンクタンク
上記の企業は公共性や安定志向が高く、公務員志望者との相性が良いと私は考えています。
自分が興味を持てる道を選んで後悔しない選択をしよう
現実的な就活戦略について、民間の選考が早い企業から受けていくことをおすすめします。これは、面接に慣れたり自己分析をブラッシュアップする良い機会として活用できるからです。
また、募集人数が多い企業を狙うと良いでしょう。なぜなら、大量採用をおこなう企業は、一定数の辞退を見越して採用決定しているケースが多く、結果として万が一内定を辞退することになった場合でも、比較的心理的な負担や罪悪感が少なくなる傾向があるためです。
とはいえ、最終的に一番大切だと感じるのは「自分がその企業に興味を持てるか」という点です。私が知るなかでは、公務員と受けながら小売やサービス業を受験していた人もいました。自分の価値観や適性に合った選択をして、焦らず進んでいきましょう。
公務員と民間を両立するには早期選考がおすすめ
公務員試験と民間企業の就職活動を両立させるには、スケジュール調整が大切になってきます。一般的に公務員の就活スケジュールは決まっているため、それ以前に民間就活を終えておけると余裕をもって公務員就活に集中できます。
以前は外資コンサルやベンチャー企業であれば、早期から選考がスタートしていました。しかし、今はメガバンクや日系メーカーなども早期選考・早期内定を出しているため、選考時期が早い企業は業界問わずどんどん受けてみることをおすすめします。
ビジョンを持って後悔のない進路選択を目指しましょう
これまで私がコーチングしてきた公務員と民間企業を併願している学生は、業界問わずさまざまな企業から内定を獲得していました。コンサル、銀行、通信、IT、メーカー、インフラ、商社など多岐にわたります。
これまでの指導経験から言えるのは、どの企業に行くにしても、公務員でも民間でも、それらの選択肢はただの手段にすぎず、大切なのは目的だということです。
どのようなビジョンをもってこれから社会に貢献するのかがポイントとなるため、無理に公務員に寄せたり民間に寄せる必要もありません。
最終的に公務員も民間も内定を獲得し、余裕をもって進路を選択できる状態を目指しましょう。後悔なく進路決定ができると思うので、ぜひそこに向けて就活に励んでいきましょう。
公務員と民間企業の併願を考えている人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。併願する際のコツを詳しく解説しています。
次の記事では、民間企業について詳しく解説しています。民間企業と公務員の違いが曖昧な人は確認してみてください。
以下のQ&Aでは、「公務員から民間企業への転職は不利なのか? 」の悩みにキャリアコンサルタントが回答しています。併せて読んでみましょう。
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