この記事のまとめ
- 負けず嫌いの自己PRはマイナスな印象を残さない内容を選ぼう
- 負けず嫌いの自己PRは3ステップで工夫することが不可欠
- 「3W1H」で負けず嫌いの自己PRの魅力度をアップさせよう
負けず嫌いの強みからさまざまなことを乗り越えてきた人は、就活で負けず嫌いを自己PRしようと考える人も多いでしょう。
そのような中で、「負けず嫌いは自己PRになるのだろうか」「負けず嫌いの自己PRはどのようにして作成すれば良いのだろうか」と悩む人も多いかもしれません。
負けず嫌いの自己PRは伝え方を工夫しなければ、かえってネガティブな印象を残しかねないため、魅力を伝えるために書き方をしっかり確認しましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの若林さん、富岡さん、上原さんとともに負けず嫌いの自己PRの作り方・伝え方を解説するので、ぜひ参考にして魅力的なアピールにつなげてくださいね。
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負けず嫌いの自己PRは好印象・悪印象の2面性に要注意
負けず嫌いは魅力である一方、弱みと捉えられることもあります。つまり、負けず嫌いの自己PRは好印象になることもあれば、悪印象を残すリスクも持っているため注意が必要です。
この記事では、まず負けず嫌いな人に対する企業の印象を、採用経験者の声とともに解説します。特にネガティブな印象をしっかり把握して自己PRの方向性を考えましょう。
そのうえで、負けず嫌いの魅力的な自己PRを作成する方法を3ステップで説明します。各ステップごとに工夫の仕方も解説しているので、参考にして周囲と差別化できる自己PRに仕上げましょう。
また、そもそも負けず嫌いという言葉は広い意味を持つため、自分がどのような負けず嫌いなのか深掘りしておかなければ自己PRの方向性が定まりません。そこで、負けず嫌いの深掘りに効果的な「3W1H」を解説するので、参考にしてあなたの深い魅力をアピールしましょう。
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負けず嫌いな人に対する企業の印象
負けず嫌いな人に対する企業の印象
- ポジティブな印象①努力家
- ポジティブな印象②逆境に強そう
- ネガティブな印象①プライドが高そう
- ネガティブな印象②周囲の人と衝突しそう
そもそも負けず嫌いな人は、企業から良い印象を持たれるのでしょうか。
負けず嫌いには魅力的な部分もある反面、ネガティブな印象を抱かれるリスクもあります。
ここからは、負けず嫌いな人に対する企業の印象を解説します。参考にして、そもそも負けず嫌いをアピールするべきか、どのような方向性でアピールすべきかを考えてみましょう。
ポジティブな印象①努力家
負けず嫌いな人は、自分に負けたくない、周囲に負けたくないという気持ちから、高い目標であってもくじけずに努力することがありますよね。そのような背景から、企業側は負けず嫌いな人には努力家の印象を持つことが多くあります。
どんな仕事にも努力は必要です。特に新卒の場合、初めての仕事に慣れるためには先輩のアドバイスを吸収したり、仕事に必要な知識を勉強したりと努力が欠かせません。
努力家な印象のある負けず嫌いな人は、主体的に成長してくれそうな人材として好印象になることが多くあります。
負けず嫌いな人には努力家というポジティブな印象がありますが、特に仕事で「ここはこうした方が良いよ」と注意された時、言われたアドバイスを受け止めて改善しようと努力する姿を見せてくれる人には好感が持てますよね。
一方でアドバイスを受け止められない、我を通してしまう人はネガティブな印象になってしまいます。
努力を惜しまないことをアピールしたい人は以下の記事も参考にしてみてください。効果的に伝えるコツをまとめています。
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ポジティブな印象②逆境に強そう
どんなに困難があっても、負けず嫌いな人であれば必ず目標を達成しようとくじけず挑むのではないでしょうか。そのような姿勢から、逆境に強そうな印象を持たれることが多くあります。
仕事では、すべてがスムーズに進むということはなく、大なり小なりトラブルや困難が生まれます。そのような環境でも、途中で投げ出さずにやり遂げなければなりません。
逆境に強そうな負けず嫌いな人は、社会人として必要な忍耐力がありそうと思われることから、プラスな印象になることがあるのです。
特に今はVUCAの時代と言われることもあり、予測不能な中逆境を経験することも少なくありません。そんな中、すぐに諦めるのではなく粘り強く取り組んでいく人材が求められています。
VUCA
volatility:変動性、uncertainty:不確実性、complexity:複雑性、ambiguity:曖昧性の頭文字をとった、未来の予測が難しいことを表す言葉
ネガティブな印象①プライドが高そう
一方、負けず嫌いな人にはネガティブな印象を持つことも多くあります。負けず嫌いな人の中には、「周囲に勝ちたい」という思いから、プライドが高く、親切でアドバイスしてくれた人の意見を聞かなかったり、とっつきにくくリラックスしたコミュニケーションができない人もいますよね。
一定のプライドを持って仕事をするのは大切ですが、度が過ぎると周囲が萎縮したり、自分を信じすぎることにより成長しにくくなってしまいます。
負けず嫌いと聞くとそのようなプライドが高そうなイメージを持ち、新入社員として仕事を吸収していけないのではないかという懸念を持たれることがあるのです。
- プライドが高いと会社ではマイナスになりますか?
マイナスにはならないが失敗に要注意
プライドが高い人は、自分自身や自分の能力に自信を持っているので、目標を達成し困難に立ち向かう力を持っています。プライドが高いこと自体は社会でマイナスにはなりません。
しかしながらその高いプライドのために自己主張が強くなりすぎたり、他人の言うことに聞く耳を持たなくなり意固地になってしまい、人間関係がうまくいかなくなることもあります。
ネガティブな印象②周囲の人と衝突しそう
負けず嫌いな人は、絶対に人に負けたくないという思いから、とげとげしい物言いをしたり、事あるごとに周囲の意見を否定したりする人もいると思います。闘争意識が強く、周囲に配慮のない言葉をかけ、落ち込ませてしまう人もいるでしょう。
会社は組織であり、チームワークを発揮して物事を進めていくことが不可欠です。チームの士気を下げるほど周囲に強い闘争心を持ち、輪を乱す人は敬遠されることが多くあります。
そのような周囲の人への闘争心の強さが見えるとマイナスな印象を持ち、積極的に採用したいとは思われなくなってしまうリスクがあるのです。
- チームワークのある人と負けず嫌いの人であればチームワークがある人の方が好まれますか?
ネガティブな方向にならなければ負けず嫌いも魅力になる
一概には言えませんが、チームワークがある人は会社で望まれやすい傾向にあるのは事実。
ですが「負けず嫌いの人がチームワークがある人より好まれない」わけではなく、負けず嫌いが相手を言い負かす、すぐに否定するなどのネガティブな方向で見えてしまう人が敬遠されるというだけです。
負けず嫌いの人は、我の強さを出し過ぎないように面接の受け答えや自己PRなどに気を付けるようにしましょう。
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キャリアコンサルタントが解説! 負けず嫌いを自己PRするとどんな印象?
ここまで負けず嫌いな人に対する企業の一般的な印象を解説しましたが、実際の採用担当者はどのような印象を抱いているのか気になりますよね。
ここからは、採用経験のあるキャリアコンサルタントの上原さんに、「私の強みは負けず嫌いです」と自己PRされた際の採用担当者としての印象を解説してもらいます。
採用側のリアルな声を聞いて、負けず嫌いの自己PRをどのようにアピールするか方向性を定めていきましょう。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る負けず嫌いの人には困難にも粘り強く立ち向かう印象を持つ
粘り強く、たとえ困難なことがあっても目標に向かって努力してきた経験がある人なのだろうと思います。
具体的にどんな経験をしてきたのだろうか、その際にどんな困難にぶち当たり、どのように考えることで解決策を導きだし工夫したのだろうか気になるでしょう。
そして結果はどうだったのだろうと具体的なエピソードを聞きたくなります。
話してもらった内容を理解することで、その人の考え方や大切にしていること、価値観に魅力を感じると思います。
深掘り質問の中でネガティブな部分が見えると敬遠することがある
面接官が意識を向ける点としては、他人の話を聞かず自分の意見を押しつける傾向がないか、自己中心的なところが感じ取れないか、高圧的、傲慢、意固地ではないかという点が挙げられます。
具体的な経験談を語ってもらう中で、注意深く問いかけてそういった心配がないかを確認するでしょう。
経験談の中で、自分1人では到底成し遂げられそうもないのに、1人ですべてを成し遂げたというような説明や主張があると、注意が必要だと判断する材料となりえます。
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「自分」や「状況」への負けず嫌いは進んで自己PRしよう
負けず嫌いにはポジティブ・ネガティブな印象がそれぞれあると解説しましたが、自分を売り込む就活の場では、できるだけポジティブな印象を残したいですよね。
そこで負けず嫌いの自己PRのカギとなるのは、他人への負けず嫌いではなく、自分や状況への負けず嫌いをアピールすることです。
他人に対し負けず嫌いを発揮する人は、プライドが高そう、周囲と衝突しそうというネガティブな印象を残すことがありますが、「弱点を克服できるよう頑張った」「不利な状況を打開した」など自分や状況への負けず嫌いの人は、努力家であったり逆境に強そうというポジティブな印象を残しやすくなるのです。
負けず嫌いの自己PRの構成3ステップ
負けず嫌いの自己PRの構成3ステップ
- 自分の強みが負けず嫌いであること
- 負けず嫌いを発揮したエピソード
- 負けず嫌いを活かして企業に貢献できること
負けず嫌いの自己PRを作成するには効果的なステップがあります。
それぞれのステップごとに工夫のポイントを解説するので、読みながら実際に自己PRを作成すれば、周囲と差別化できる内容になりますよ。
反対に、このステップにのっとらなければネガティブな印象を残してしまったり、周囲と同じようなアピールになったりして印象に残らなくなることもあるので、ぜひここから解説する内容を参考にしてください。
ステップ①自分の強みが負けず嫌いであること
ステップ①自分の強みが負けず嫌いであること
- より魅力的な言い換え表現①向上心がある
- より魅力的な言い換え表現②逆境に強い
- より魅力的な言い換え表現③チームの勝利に貢献できる
「自己PRをしてください」という質問に対し、まずは「私の強みは負けず嫌いであることです」などと結論から述べましょう。結論から述べる方法はビジネスでは基本のコミュニケーションとされ、PREP法と呼ばれています。
PREP法とは
「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の頭文字を取ったコミュニケーション法
採用担当者が一番聞きたいのは結論の部分であり、それ以外の部分から話すと回りくどく、コミュニケーションを上手く取れないマイナスな印象になってしまいます。
一方、負けず嫌いにはポジティブな印象・ネガティブな印象の両面があり、最初に「負けず嫌いが強み」と言われると、採用担当者によってはネガティブな印象から入ってしまう可能性があります。
そこでおすすめなのは、ポジティブに受け止められる可能性が高くなる言葉に置き換えることです。ここから負けず嫌いのポジティブな言い換え表現を解説するので、参考にして自分に合う表現を考えましょう。
より魅力的な言い換え表現①向上心がある
ポジティブな印象を残す負けず嫌いの性質の一つに「自分への負けず嫌い」があります。「過去の自分に負けたくない」と考える人は、より高みを目指すことができる意味合いの「向上心」という言葉に置き換えてみましょう。
向上心があると言い換えられる人の特徴
- 自分で新しい目標を見つけて挑戦できる
- より高い課題に挑める
- 知的好奇心が強い
日々強い成長意欲を持って物事に臨んでいる人は、負けず嫌いよりも「向上心がある」という自己PRの方が適切かつ好印象を残しやすいかもしれません。
向上心の自己PR法は以下の記事で詳しく解説しています。選考に役立つ例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
「負けず嫌い」は「負けることが嫌い」という言葉の通り、勝つことができると満足してしまう印象もありますが、「向上心」の場合、たとえ良い結果が出たとしてもより高みを目指すために努力する良い印象がありますよ。
より魅力的な言い換え表現②逆境に強い
好印象が残る負けず嫌いとして、「状況への負けず嫌い」もあります。チャレンジングな状況で耐え忍び成果を残した人は、状況への負けず嫌いを示す「逆境に強い」という言い換え表現を検討してみましょう。
逆境に強いと言い換えられる人の特徴
- 不利な環境でもめげずに頑張れる
- 困難にも果敢に立ち向かう
- 落ち込んでも立ち直って目標を達成する
ストレスがかかっても立ち向かっていける人は、負けず嫌いよりも、よりポジティブな印象を残しやすい「逆境に強い」という言葉がおすすめです。
より魅力的な言い換え表現③チームの勝利に貢献できる
負けず嫌いな人のネガティブな印象として、「周囲と衝突するのではないか」と思われるリスクがあります。そこで、「チームに貢献できる負けず嫌い」という要素をアピールすると、マイナスな印象を払拭できるため効果的です。
チームの勝利に貢献できると言い換えられる人の特徴
- 強い意志でチームに良い影響を与え勝利に導いた
- チームメンバーの教育を徹底した
- チームの運営制度を改良した
周囲と衝突するのではなく、自分の負けず嫌い精神から周囲を巻き込み、チーム全体の成長に導いた経験がある人は「チームの勝利に貢献できる」という言い換え表現であれば、負けず嫌いの「周囲と衝突しそう」というネガティブなイメージを払拭しつつ自己PRできます。
チームの人との関係構築力の自己PR法は、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、併せてチェックしてくださいね。
上記以外にも負けず嫌いの有効な言い換え表現として、以下があります。
・根性がある
・芯が強い
・決めたことは最後までやり遂げる
・困難があっても解決策を探り目標に近づくための道を探せる
・思ってもいない変化に柔軟に対応でき当初の目標を見失わない
・当初の方策を柔軟に変更でき最終的に物事を成し遂げることができる
魅力的な自己PRの書き出しの作り方は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
ステップ②負けず嫌いを発揮したエピソード
負けず嫌いであるという結論を述べたら、その根拠となる負けず嫌いを発揮したエピソードを伝えましょう。単に強みが負けず嫌いであることを伝えても、それが本当なのか、またどのような性質の負けず嫌いなのか採用担当者はわかりません。
負けず嫌いをどんな場面で発揮したのか、どんな成果を残したのか、できるだけ具体的に述べることであなたの人柄が伝わり、採用担当者は企業と学生のマッチ度を測ることができます。
エピソードは以下の構成で伝えるのがおすすめです。これらの要素を組み込めば、採用担当者が当時の状況を想像しやすくなるのです。
負けず嫌いを発揮したエピソードの内容
- どんな状況であったか
- どんな課題があったか
- どんな行動を取ったか
- どんな結果になったか
負けず嫌いを発揮したエピソードの例
私が負けず嫌いを発揮したのは大学の吹奏楽部です。
過去5年間全国大会に出場していましたが、私の同年代で初心者が多く入部した影響で、コーチから「今年で全国大会出場の記録は途絶えるだろう」といった厳しい言葉を浴びせられていました。
そのような状況で落ち込み、中には退部する人もいましたが、私は先輩たちができたことは自分たちにもできると信じました。
そして、自分たちが初心者であるという不利な状況だからといって負けを認めたくないという思いから、周囲を説得し、全国大会出場のための練習メニューを考えました。
その結果、私たちの学年も全国大会出場を果たすことができました。このことから、不利な状況であっても諦めず高い目標を目指す重要性を学びました。
より好印象な内容①周囲に与えた好影響
エピソードでも、他人に対する負けず嫌いではなく、自分や状況に対する熱意を示しましょう。そうすることで「入社後に大きく成長しそう」といった好印象を残すことができます。
その中でも特に周囲に好影響を与えたエピソードであれば、入社後も周りと衝突せず、チーム全体のモチベーションを上げられる人材なのではないかという印象が残りやすいと考えられます。
周囲に好影響を与えたエピソードの内容の例
- 高い目標を目指す姿勢にチームメンバーが刺激され、周囲の成果が上がった
- 誰もが挑戦したことのない研究をおこない、学会に大きな成果を残した
自分よりも周囲に焦点を当ててどんな影響を残せたか深掘りしてみましょう。
- 自分が周囲に良い影響を与えられていたのかいまいちわかりません……。
周囲にエピソードを聞くと自分の見られ方がわかる
自分の負けず嫌いな部分が、どのように周囲に良い影響を与えているかはわかりづらいかもしれませんね。
そんな時は、エピソードに関係のある友人や仲間に聞いてみましょう。
自分では気づかなかった自分の魅力を通し、他者から自分がどう見られているのかがわかりますよ。
その中から、特に良い印象を与えられているエピソードを選び自己PRに活用しましょう。
より好印象な内容②チーム力を挙げた経験
自分の勝利よりもチームの勝利を目指す負けず嫌いのエピソードも効果的です。会社は組織であり、チームとして高い目標を残すことが求められるため、リーダーシップを発揮してチーム力を上げた経験は企業に良い印象を残す傾向にあります。
チーム力を挙げたエピソードの内容の例
- 不利な状況から、リーダーとしてチームを勝利に導いた
- 高いクオリティを突き詰めたうえでアイディアを周囲に共有しチームの競争力を上げた
チームの中心としてであっても、縁の下の力持ちとしてであってもかまいません。負けず嫌いを発揮し自分なりにチームに貢献したエピソードを伝えられれば、入社後もチームワークを発揮して大きな成果を残せる人材という期待が高まるのです。
リーダーシップ、縁の下の力持ちの自己PR法は以下の記事で詳しく解説しています。負けず嫌いよりもそれらの強みの方が企業の特徴にマッチする場合は、以下の記事を参考に自己PRを組み立てましょう。
リーダーシップ
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
縁の下の力持ち
縁の下の力持ちとは? 魅力が伝わる自己PRのコツと例文15選
ステップ③負けず嫌いを活かして企業に貢献できること
最後に、負けず嫌いを活かして企業に貢献できることで締めれば、企業で活躍できる人材として印象を残すことができます。
負けず嫌いの人は、「自分の成長のために」「自分が恥ずかしくないように」など、自分に対する意識が強いことが多いかもしれませんが、企業が求めているのは、企業の成長に貢献できる人材です。
そのため、単に自分が成長できることだけでなく、負けず嫌いを発揮して企業の成長に貢献できることを伝えなければ好印象を残すことは難しくなります。
負けず嫌いを発揮することで到達する自分の状態と、会社への貢献の仕方を明示しましょう。
負けず嫌いを活かして企業に貢献することを伝える例
私の負けず嫌いの強みを活かし、御社に入社後は妥協することなく高い目標を追いかけます。私は御社の営業職を志望していますが、まずは営業所内で売上高1位を目指して御社に貢献したいと考えています。
より目を引く内容①弱点を克服し成長できる
自己PRの締めについても工夫することでより目を引く魅力的な内容にすることができます。そのうちの一つとして、弱点を克服し成長できることが挙げられます。
ただ、単に短所を克服した話ではなく、企業の貢献につながる内容にすることがポイントです。たとえば、計画性がなかった人が自分の将来のために計画を立てるようになったことを伝えても、企業に貢献できるかはわかりません。
「仕事をするうえで短所となっている部分を正しく認識し、負けず嫌い精神で成長して企業に貢献したい」といったように、企業に焦点を当てた内容にしましょう。
弱みを克服できる人は頼もしいと感じます。
企業も社員に活躍してほしいためさまざまな研修を用意し人材育成に取り組んでいますが、自ら意識を高く持ち、弱みを克服できる主体性のある人はどこの企業でも大変魅力的に映りますよ。
より目を引く内容②困難にも果敢に挑戦する
負けず嫌いの自己PRの締めとして、困難な状況にも果敢に挑戦していくという姿勢を見せるのも効果的です。
仕事は毎日スムーズに進むわけではなく、トラブルが必ず訪れます。そのため、どんな困難にも果敢に挑戦するという前向きな姿勢を見せることで、「長期的に活躍できそう」「大きな仕事ができそう」と好印象を残すことができるのです。
たとえば「仕事をするうえで大変なことは多々あるとOB・OG訪問でお聞きしていますが、負けず嫌いを発揮してどんな困難も乗り越えて御社に貢献したいです」などと、負けず嫌いによる忍耐強さを伝えれば、信頼して仕事を任せられそうなイメージにつながります。
忍耐力の自己PRは以下の記事で詳しく解説しているので、負けず嫌いよりも忍耐力の方が自分に合っていると感じる人は、併せてチェックしてくださいね。
例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ
困難に果敢に挑戦する負けず嫌いの人は、仕事でのトラブルに見舞われた時に、心の中ではイライラしたり落ち込んだりはしても、冷静に物事を進められる印象があります。
そうした冷静さ、忍耐力は誰にでもあるわけではないので、ぜひ自己PRに活かしてくださいね。
より目を引く内容③チーム力アップに携われる
どのような仕事も1人で完結するようなものはほとんどなく、チームで力を合わせて進めていくことが求められます。
そのため、負けず嫌いを発揮しチーム力アップに携われることを示せば、「周囲のために惜しみなく力を発揮してくれそう」「仕事をスムーズに進めてくれそう」と好印象を残すことが可能です。
たとえば「負けず嫌いを発揮してチームを巻き込み、自社の売り上げが業界1位となるよう貢献していきたいです」などと締めればチームの総力を上げる必要な人材だとアピールできます。
チーム力アップに携われる負けず嫌いの人の特徴として、チーム全員で目指す目標を明確にし、共有することができたり、途中で挫けそうになってもメンバーを励まし活気づけて目標達成に向けて頑張っていくことができる、といったことも挙げられます。
自己PRの構成法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
「3W1H」で自己PRの魅力アップ! 「負けず嫌い」を掘り下げておこう
「3W1H」で自己PRの魅力アップ! 「負けず嫌い」を掘り下げておこう
- What:自分にとって負けず嫌いとは何か
- When:どんな場面で負けず嫌いを発揮するのか
- Why:背景にどんな思いがあるのか
- How:どんな結果につながったのか
面接は企業とあなたのマッチ度を測る場であり、企業はあなたの人柄を知るために、回答を深掘りすることが多くあります。
そこで、深掘り質問にも対応できるよう準備する必要があります。
負けず嫌いの自己PRで深掘り質問に対応するためには、What(何)、When(いつ)、Why(なぜ)、How(どんな、どう)の3W1Hの観点で負けず嫌いを分析するのがおすすめです。
ここから詳しく掘り下げ方を解説するので、参考にして自分の負けず嫌いがどんな種類なのかしっかり定義づけしましょう。
- 負けず嫌いの自己PRではどのような深掘り質問をされることが多いですか?
3種類の深掘り質問をされることが多い
負けず嫌いの自己PRでは、以下の3つの深掘り質問をされることが多くあります。
①負けた時にどのようなことを思いましたか。
負けた時に何を感じるのか、人や周りのせいにしてしまわないか。ベクトルを自分に向けることができるか知りたいために聞く質問です。
②負けてしまった要因を何だと考えましたか。課題は何ですか。
結果が出なかったことを客観的に振り返ることができているか、しっかりと分析できるかを把握したいために聞きます。
③負けてしまった後に、どんな対策をしたのですか。弱点を克服するためにどんな工夫をしましたか。
PDCAをしっかりと回せるのか、失敗や反省を活かして行動することができるか知りたいために聞くことがあります。
What:自分にとって負けず嫌いとは何か
「過去の自分に負けたくない」「劣っていると思われたくない」「高い成果を残したい」など、人によって負けず嫌いの定義はさまざまだと思います。
そこで、そもそも自分はどんな負けず嫌いなのか、その性質を見極めましょう。性質の例を以下に挙げるので参考にしてみてくださいね。
負けず嫌いの性質の例
- 向上心がある
- 粘り強い
- チームの勝利に貢献できる
- 積極的
- 自信家
- エネルギッシュ
負けず嫌いの性質を見極めるためには、負けず嫌いを発揮したエピソードを振り返り、そのエピソードを一言でどう言えるのか考えると効果的です。
たとえば「過去の自分に負けたくないと考え目標を達成しても努力し続けた」エピソードであれば、一言でいえば「向上心」と考えられます。
このように、自分の負けず嫌いが具体的にどんな性質を持つものか掘り下げておけば、深掘り質問にも柔軟に対応しやすくなるのです。
自分の中にある「負けず嫌いエピソード」をまず思い浮かべてみてください。そのエピソードを要約すると、上記の例のどれに当てはまりますか? もしわからない時は、第三者に意見を求めてみましょう。
エピソードをいくつか思い出して共通する要素を見つけるのも有効ですよ。
When:どんな場面で負けず嫌いを発揮するのか
どんな場面でも負けず嫌いを発揮する人もいれば、「勉強では負けず嫌いであるものの趣味は自分のペースでおこなっている」など、負けず嫌いを発揮するシーンが限られている人もいると思います。
そこで、どんな場面で負けず嫌いになるのかを整理することで、仕事でもどのような場面で負けず嫌いを発揮できるのかを考えられ、深掘り質問があった際にも企業での貢献イメージをアピールできるようになるのです。
まずはどのような場面で負けず嫌いを発揮したのか大まかに思い出し、その特徴を少し抽象化して考えてみましょう。
どんな場面で負けず嫌いを発揮するのか考える方法
- 負けず嫌いを発揮したシーンを洗い出す
例:部活動、サークル活動、ゼミ - 特徴を抽象化して考える
例:チームの勝利がかかっている、負けると恥ずかしい思いをする
たとえば「チームの勝利がかかっている」ときに負けず嫌いを発揮するとわかれば、会社でもチームの成績にかかわる場面で力を発揮すると考えられます。
Why:背景にどんな思いがあるのか
負けず嫌いの根底には過去の経験に基づいた強い思いがある人が多いのではないでしょうか。「過去に悔しい思いをし、二度と味わいたくないと思ったから」など、負けず嫌いを発揮するに至った思いや経験を思い出しましょう。
そのような根幹にあるエピソードを考えると、負けず嫌いの性質が明確になります。
自分史を使い、幼少期からさかのぼって自分が負けず嫌いな性格に至るまでの原因を見つけてみましょう。すると自分の根本的な性格を理解でき深掘り質問に対応しやすくなるだけでなく、企業とのマッチ度を測りやすくもなるのです。
背景の思いを考える方法
- 幼少期から負けず嫌いを発揮した経験をさかのぼる
例:大学受験から負けず嫌いになったことがわかる - なぜかを深掘りする
例:高校受験の失敗で自信を失い悔しい思いをしたから
How:どんな結果につながったのか
負けず嫌いを発揮して、どれほどの成果につなげたのかを振り返ることも、自分の性質の理解につながります。たとえば「自分が満足のいくクオリティになるまで粘った」、「集団の中で1位になった」の2つの結果でも、負けず嫌いの方向性が異なることがわかりますよね。
前者は「自分に負けたくない」、後者は「他者に負けたくない」という思いがあった可能性が考えられます。
どんな結果につながったのかを明確にし、自分が負けず嫌いなのは何を求めているからなのかを認識すれば、会社でもどんな成果を残せるのかを考えられ、深掘り質問にも回答しやすくなるのです。
- 負けず嫌いによって発揮したのは高い成果でないと印象が悪いですか?
自分の成長を説明できれば高い成果でなくても問題ない
高い成果でなくてもOKです。
優勝した、一番になったという高い成果でなくても、自分の課題に対して、どのようなアクションをとり、どのくらい改善できたかを伝えられれば大丈夫です。
また、物事の見方や考え方がどのように変わったかなど、視野の広がりや内面の成長を説明できると印象がなお良くなります。
選考では成果も大事ですが、プロセスの方が重要視されていることを忘れないでください。
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
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短時間で、分かりやすく自分をアピールできる自己PRを完成させましょう。
学生時代の活動別! 負けず嫌いの自己PR例文7選
学生時代の活動別! 負けず嫌いの自己PR例文7選
- 例文①部活動
- 例文②サークル活動
- 例文③ゼミ
- 例文④研究
- 例文⑤留学
- 例文⑥授業
- 例文⑦アルバイト
負けず嫌いの自己PRの作り方がわかっても、実際どのように作成すれば良いのかイメージが湧いていない人もいるかもしれません。そこでここからは、負けず嫌いの自己PRの例文7選を紹介します。
学生時代の活動別に紹介するので、自分が負けず嫌いを発揮した活動の例文を参考に自己PR文を作成してみましょう。
例文①部活動
例文①部活動
私の強みは目標に向かってストイックに努力することです。
私は幼少期から大学3年生の冬までサッカーに取り組んでいました。私が在籍する〇〇大学は全国でも強豪と言われており、レギュラーになることも難しいのが実情です。
その中でレギュラーになり、全国の舞台で活躍するために、全体練習以外に毎日1時間以上自主練習をすると大学1年生の秋に自分と約束しました。
練習も厳しく毎日疲労を感じていたのですが、「自分と約束したことは絶対に破らない」と言い聞かせ、引退まで毎日1時間以上の自主練習を継続しました。
その結果、レギュラー入りすることができ、全国大会でも3位に入賞することができました。
御社に入社後は営業職を志望しています。自分の中で高い目標を設定し、必ず成し遂げられるよう努力して御社に貢献したいと考えています。
自分に目標を課して自発的に頑張れることがよくわかります。
自分に負けないことは良いことですが、意固地になりすぎて自分を追い詰め過ぎることがないか心配になったので、そうでないこともアピールできるとより良いと思います。
部活動経験をアピールするにはコツがあります。こちらの記事で部活動で学んだことの面接での伝え方を解説しているので、併せてチェックしてください。
例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
例文②サークル活動
例文②サークル活動
私の強みは妥協せず物事にあたるところです。
私は映画制作サークルに所属していました。私が所属するサークルでは、大学3年生で1年ほどかけて卒業作品を制作します。この卒業作品の制作は厳しい状況の中でしたが、やり遂げることができました。
具体的に厳しかったことは資金面です。より良い作品を作ろうとしたらその分お金がかかります。しかし、最後ということもあり妥協したくなかったため、必死に資金を集めることにしました。アルバイトをしたり、映画制作の手伝いをしたりして、そこで得た給料を卒業作品の制作費に充てました。
厳しい1年間でしたが、満足する作品を作ることができました。
御社に入社後も厳しい状況があると思います。そのような場面でも手段を工夫し、目標を達成させて貢献したいと考えています。
厳しい状況の中でも、妥協せずに良いものを作りたいという強い思いが伝わってきます。
具体的なエピソードの中に当初の予算がいくらだったかや、最終的にいくらで作品を制作することができたかなど具体的な数字を用いて説明できると、面接官との認識を合わせることができます。
例文③ゼミ
例文③ゼミ
私の強みは向上心があるところです。
私はITに関するゼミに所属しており、1人でオリジナルWebアプリを作成するという課題を出されたことがありました。この課題の厳しかったところは開発期間です。企画から開発までを1カ月でやらなければいけませんでした。
しかし、期間が短くても満足できないWebアプリは作りたくないと思い、理想とする機能をすべて実装させたWebアプリを開発するべく必死に作業しました。
その結果、期間内に満足のいくWebアプリを開発することができ、教授からも「求めていた以上のものを開発した」と褒めていただくことができました。
御社に入社後も自身の向上心を発揮して、期待を超える行動をして貢献したいと考えています。
とてもよくまとまった例文ですね。自己PRを作成する際は、このように起承転結がはっきりしているとわかりやすいです。
教授から褒められた言葉は、向上心がある性格を裏付けていてリアリティが増すので、このように第三者からの言葉があれば取り入れるのもおすすめです。
例文④研究
例文④研究
私の強みは負けず嫌いなところです。
私は大学で食事と健康の関連性に関する研究をしました。研究をする中でまずは私自身が食事から健康を得られることを実証する必要があると思い、半年間保存料や添加物を摂取しない食事をすることにしました。
もともとジャンクフードが好きなため、誘惑に負けそうなときがたくさんありました。しかし、1回でも自分に負けたら研究が台なしになります。研究を成功させるためにも自分に負けず、健康的な食事を続けることができました。
研究では食事でしたが、他の面でも自分には負けたくないと思うことが多々あります。自分の負けず嫌いな性格を活かして、御社に入社後も高い目標を達成していきたいと思っています。
もともとジャンクフードが好きな学生が半年間保存料、添加物を摂取しないのはさぞかし手間がかかっただろうと推測できます。
自分の欲求にも打ち勝てる強い精神力を持っていることが伝わってくるので入社後の活躍についても期待大です。
せっかく興味深い研究について話しているので、研究の結果についても説明があるとすっきりします。
例文⑤留学
例文⑤留学
私の強みは逆境に強いことです。
私は大学3年生で1年間休学してカナダに留学しました。留学してすぐ苦労したことが文化の違いです。海外は日本と文化が異なることはわかっていたのですが、あまりの違いに生活のしづらさも感じました。
そこで取り組んだことがとにかく文化を受け入れることです。「日本だったらこうなのに」と考えることはやめて、カナダの文化を受け入れることに専念しました。すると、生活のしづらさは感じなくなり、同じ学校に通っている現地の人もよりフレンドリーに接してくれるようになりました。
御社に入社後も顧客や担当者が変わって逆境を感じる場面があると思います。そのような際もまずは受け入れて、できる限り早く相手に受け入れてもらえるように努力したいと思います。
留学経験を伝えられると共に、逆境に強い性格を伝えられていますね。
ですが具体的な例がないので、場面を少し想像しづらいかもしれません。相手に自分のパーソナリティを知ってもらうためには、エピソードを盛り込むのもおすすめですよ。
例文⑥授業
例文⑥授業
私の強みは負けず嫌いなところです。特に自分に負けることだけは絶対に許せません。
大学は経済学部だったのですが、「将来の経済状況を推測できるようになり、社会人になった後に活かす」という目的で入学しました。
ただ、大学の授業は予想以上に難しく、何度も「単位を取ることができれば十分か」と自分の中で授業のハードルを下げようと思ったことがあります。
しかし、私は昔から自分の決めたことを曲げるのが嫌いで、いつも「何のために大学に入学したのか」を振り返り、自分を奮い立たせて授業に臨むことができました。その結果、日本や世界の過去・現在の経済状況を把握することができ、未来の経済状況もある程度考えられるようになったと思います。
御社に入社後も自分で決めたことは絶対に成し遂げ、御社の拡大に貢献したいと考えています。
負けず嫌いなところは良いですが、最初に決めたことが正しいとは限りません。途中で柔軟に考え方や行動を修正できるか気になります。
意固地になりすぎて過度に自分を追い詰めることはないか、他人の意見にも耳を傾けることができるかどうか少し不安に感じました。
例文⑦アルバイト
例文⑦アルバイト
私の強みはチームとして成果を挙げることに全力を注げることです。
私は大学2年生から1年半飲食店でアルバイトをしていました。アルバイトをしていたときに考えていたことが「どうやったらこのお店の売り上げをもっと上げられるか」です。
アルバイトという立場ではあるものの、社員さんに積極的に案を提案したり、他のアルバイトに助けを仰いで、案の実践を手伝ってもらったりしました。
失敗したことの方が多いですが、一つのアイデアがうまくいき、月の売り上げを前月の2倍にまで伸ばすことができました。私自身の時給は変わりませんでしたが、お店の売り上げが伸びたことはとてもうれしく、非常にやりがいを感じられました。
御社に入社後もチームで取り組むことが多いと思います。その際もチームの成果、そして御社の売り上げを伸ばすことを第一に考えて、行動したいと考えています。
要点を押さえて上手にまとめられています。
与えられた仕事をこなしながらアルバイトをするのではなく課題を見つけ、そこに対してアクションを起こし、失敗も繰り返しながら成果を出してきたこと。
また自身の給料が変わらずともお店の売り上げが伸びたことに喜びとやりがいを見出したこと。
これらから人柄に魅力を感じることができとても好印象です。
アルバイト経験は自己PRにすることができます。アルバイトで負けず嫌いを発揮した人は、こちらの記事も併せてチェックしより魅力的な自己PRを作りましょう。
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
負けず嫌いの自己PRは3ステップで工夫を凝らし選考を突破しよう
負けず嫌いという言葉は広い意味を指し、工夫しなければネガティブであったり、普遍的な印象を持たれ採用担当者の記憶に残らなくなってしまいます。
確実に採用担当者に良い印象を残すためには、3ステップで工夫を凝らしつつ自己PRを作成することが不可欠です。この記事で解説したノウハウを参考に、あなたの魅力が十分伝わる負けず嫌いの自己PRを作成しましょう。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る負けず嫌いによるネガティブな2つの面をアピールしないよう注意しよう
負けず嫌いは、ポジティブに受け止められる一方、表現の仕方によってはネガティブに捉えられてしまうこともあるとわかりましたね。
私は文章に携わる仕事をしているので、その人の書く文章である程度性格がわかる特技があります。その話をすると、採用担当の友人も「わかる! 私もそうだよ」と言っていました。
つまり採用側は何人もの自己PRを見ているので、読み解く能力が高いというわけです。
そこで気を付けたいポイントをいくつかご紹介します。
・負けず嫌いのエピソードが、我の強さをアピールしてしまってはいないか
たとえば、「他の人はこういう意見だったが、私は別の意見だったのでその意見で皆をまとめました」といったエピソードからは我の強さを感じます。
・他者を貶める書き方をしていないか
たとえば、「やる気がない人ばかりでしたが、私の負けず嫌いのおかげでチームをまとめられました」は他者を貶めていると捉えられかねません。
知らず知らずのうちに、他者に不快な思いをさせてしまう文章を書くケースもあるので注意しましょう。
ネガティブな印象になるなら負けず嫌いにこだわらないことも大切
ポジティブな印象で文章を書くのが難しい時は、負けず嫌いに固執せずに言い回しを変える、別のエピソードを再考するなどの切り替えも必要です。
負けず嫌いは、個人的には仕事での活躍が期待できる素晴らしい性格だと思っています。皆さんも上手にPRして、会社で実力を活かせるようにがんばってくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細