この記事のまとめ
- 自己PRの締め方には盛り込むべき要素が3つある
- 回答に使いやすい6つの型を活用しよう
- 自己PRが台無しになってしまう4つの締め方に気を付けよう
自己PRの締め方で採用担当者の印象は大きく変わります。締め方に迷ったまま自己PRを作ってエントリーシート(ES)を提出してしまう学生もいますが、せっかくの内容がマイナスな印象に変わってしまうためおすすめしません。
しかしESに慣れておらず、自己PRの締め方のどこに気を付ければ良いかわからない人もいるのではないでしょうか。ただでさえ書き慣れないESを、企業ごとに書き分けるのも難しいですよね。
この記事ではどんなESでも使える自己PRの締め方のポイントを解説していきます。キャリアアドバイザーの富岡さん、若林さん、横山さん、鈴木さんの解説をもとに、自己PRの締め方で重要な要素を理解していってください。
型を身に付ければ、あなたらしさを存分に発揮できるESを作れるようになります。
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自己PRの締め方は3大要素を盛り込めるかがカギ
自己PRはESで頻出の質問ですが、ポイントを押さえないとあなたの強みを十分に伝えることができません。自己PRの中でも締め方は重要な役割があり、3大要素をしっかりと盛り込んだ内容にする必要があります。
この記事でははじめに、自己PRの締め方にこだわった方が良い理由を取り上げていきます。そのうえで自己PRの締めに盛り込みたい3大要素を解説するので、回答を作るうえでの基本的な考え方を理解しましょう。
そして自己PRの締め方として使いやすい6つの型を取り上げ、型を使った例文も紹介していきます。自己PRを台無しにしてしまう締め方も挙げていくので、自分の自己PRと照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
ESは自己PRの締め方だけではなく、全体の構成に気を配る必要もあります。締め方の前に全体の構成をまず押さえたいと考えている人はこちらの記事を参考にしてみてください。
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(リーダーシップが強みの場合)
なぜ重要? 自己PRの締め方にこだわりたい2つの理由
なぜ重要? 自己PRの締め方にこだわりたい2つの理由
- 印象を左右するから
- 仕事での再現性を裏付けさせるから
自己PRは学生の長所や強みに関する項目です。多くの企業がESの設問としており、自社とのマッチングや活躍できる人材かを測る質問として使われています。
採用担当者は一日に何通ものESに目を通し、自己PRを読むことがあるため、締め方が悪いとあまり印象に残りません。自己PRの締め方にこだわり、採用担当者にあなたを印象付けることが内定への第一歩です。
この章では自己PRの締め方にこだわりたい2つの理由を解説していきます。自己PRの締め方を決めるうえでの基礎的な考え方を知っておきましょう。
①印象を左右するから

自己PRは長所や強みを通してあなたの人柄がわかる項目のため、採用担当者にとってはあなたの第一印象となる場合が多いです。その中でも特に、締め方はあなたの印象を左右する大きな役割を果たします。
人の印象を決める心理効果として親近効果というものがあります。親近効果とは最後に接した情報が印象に強く影響するというものです。自己PRの締め方から抱いた印象が、あなたの印象になるといえますね。
このように、自己PRの締め方はあなたの印象を大きく左右するからこそこだわる必要があるのです。
- 自己PRの締め方で印象を残せないと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
自己PRが印象に残らないと選考通過率に響いてしまう
自己PRの締めは自分の強みを会社でどのように活かしていきたいかという“will”(やりたいこと)の部分になっています。
ここの部分が欠けていると実際にこれから何をやりたいのか、考えがないのではないかと思われてしまいます。
また、自分の強みと会社の業務をつなげられていないということは企業研究ができていないと思われてしまい、マイナスの印象になるというよりも、印象に残らない恐れがあるのです。
②仕事での再現性を裏付けさせるから
採用担当者は自己PRを通して仕事への再現性を測っています。自己PRの冒頭や中盤で伝えてきた強みを踏まえ、締めでは仕事への再現性に変換して伝えることが重要です。
反対に自己PRの締めで仕事への再現性を裏付けられないと、採用担当者はあなたを採用するメリットを想像しにくくなってしまいます。あいまいすぎる締め方だと、選考に通過できない原因になってしまう可能性もあるのです。
自己PRの冒頭や中盤の話を無駄にせず、話に説得力を持たせるためにも、自己PRの締め方にこだわる必要があります。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る自己PRの締め方で企業研究の深さが見られる
自己PRの締め方にこだわった方が良い理由について紹介しますね。
まず一つ目は、あなたが企業研究をできているかが、自己PRの締め方に表れるからです。企業は、あなたが企業研究をおこない、自分の強みを活かしてどんな働きができると考えられているかをチェックしています。
就活をするみなさんは、多数のESを提出しますよね。中にはコピペをして、どの会社にもほぼ同じESを提出してしまう学生もいますが、それでは会社に熱意が伝わらず、効果的な自己PRにはなりません。
コミュニケーション能力の有無も測られる
コミュニケーション能力は、話す、聞くといった言語だけではありません。相手に伝わるように書く、相手の意図を読むといった能力もコミュニケーション能力に含まれます。
学生の自己PRを読んでいて思うのが「自分にだけ伝わるが、相手が理解しづらい文章」を書く人が多いことです。
入社した後にはさまざまな書類を作る機会がありますが、伝える能力がないとそういった業務を円滑にこなせないため、敬遠されてしまう可能性があるのです。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
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(リーダーシップが強みの場合)
まずはお手本を確認! 上手な締め方で書かれた強み別の自己PR例文8選
自己PRの締め方を決めるにあたって、例文を参考にしながら回答を作りたい人もいるのではないでしょうか。以下では自己PRの良い締めくくりの例を強み別で8つ紹介するので、比較しながら回答作成に活かしてください。
また、例文を参考にする際は企業理念や社風とマッチしているかに注意しましょう。強みの活かし方や企業への貢献方法は、企業に合っていないと仕事への再現性につながりづらくなっています。見直しも怠らないようにしてくださいね。
①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力はどんな仕事をするのにも大切な要素です。顧客とのやりとりだけではなく、チームでの取り組みを円滑にするためにも必要なこととなります。
コミュニケーション能力は自己PRで伝える強みとして適していますが、その定義はとても広いといえます。そのため自己PRの締めでも、曖昧な表現になってしまう可能性が高いです。必ず具体的な仕事への活かし方を伝えるようにしましょう。
OK例文
コミュニケーション能力を発揮し、顧客へのヒアリングを丁寧におこなう営業職として貴社に貢献します。
コミュニケーションは話すことよりも聴くことが大切だと言われています。
コミュニケーション能力という言葉が長く使いづらいときは、相手の話に耳を傾けることができるという傾聴力や、相手の思いを受け止めながら話をすることができる対話力という言葉を使ってもPRすることができるのです。
コミュニケーション能力を自己PRでアピールするために、締め方だけではなく回答全体の作り方を知りたいと考えている人は、こちらの記事を参考に回答を作るための3ステップを身に付けてくださいね。
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コミュニケーション能力は企業が学生に最も求める能力といえます。本記事では有効なコミュニケーション能力の自己PR方法について解説しています。
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②行動力
仕事では決められたことを完遂するだけではなく、新しいことに取り組んでいく必要もあります。新しいことは成功するためのパターンややり方が未知数であるため、多くの試行錯誤が求められるので、行動力を持つ学生は重宝されます。
行動力をアピールする際、自己PRの締めでは行動力をどのように仕事に活かせるのかという再現性に焦点を当てて回答しましょう。自主的に行動できる姿を伝えていってくださいね。
OK例文
私の強みである行動力を活かし、貴社では顧客からの信頼が厚い人材を目指します。
自己PRで行動力を伝える場合には6つのパターンにわけて考えることで、より質の高い回答を作ることができます。こちらの記事を参考に行動力をテーマにした自己PRを作ってみましょう。
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行動力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。企業が求める行動力を見極めて自己PRしましょう。求められる行動力の見極め方や自己PR方法、留意点をキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう
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行動力のある人は、営業・マーケティング・コンサルなどさまざまな分野での活躍が期待できます。
入社後はわからない点を積極的に聞いたり、業務にも前向きに取り組めそうな人という印象を残せます。
③責任感
責任感が強いことは仕事をまっとうするうえで必要な要素です。自己PRの締めで伝える場合には、目的意識をもって働けることをアピールしましょう。企業理念や社風を取り上げると、採用担当者は企業での仕事の再現性を感じられます。
また、責任感をアピールする場合は頑固な印象にならないように気を付けましょう。「絶対」や「必ず」といった言葉は裏目にならないように使ってください。
OK例文
責任感を持って仕事に取り組み、世の中に新しい価値を提供する出版物が作れるように努力します。
責任感を自己PRで取り上げるには3つのことに注意しないと失敗してしまう可能性があります。失敗のパターン以外にもアピールするうえで重要なポイントを解説しているのでぜひ参考にしてください。
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責任感の自己PRは安易に使用すると高評価を得られません。注意点を踏まえて内容を考える必要があります。この記事では仕事で求められる責任感か見極める基準や自己PRでアピールする方法、周囲と差別化するコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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責任感の強さを自己PRの締めで伝えることで、採用担当者は学生が仕事でつまずいたとしても、経験を重ねるごとに成長する人材であると考えます。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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(リーダーシップが強みの場合)
④リーダーシップ
リーダーシップは社会人になってからも発揮する場面が多くあります。入社後すぐでもプレゼンや会議などでリーダーシップを発揮することができるうえに社会人歴が長くなったら役職を務める際に活きるのです。
社会人で長く活きていくリーダーシップを効果的にアピールすることで仕事への再現性につながりますよ。
自己PRの締めで伝える際には、入社後すぐにスキルを発揮していきたいという思いを伝えましょう。社長になってリーダーシップを発揮したいということを目標にするのも良いですが、新卒採用というタイミングにはあまり適していません。入社後すぐにリーダーシップが発揮できるということを伝えてくださいね。
OK例文
コンサルタントとして顧客と接するにあたって、学生時代に培ったリーダーシップを発揮し、リーダーにふさわしい高い視座も持っていきたいと考えています。
リーダーシップを自己PRで伝える際に、どのように回答を作れば良いか迷う人もいるのではないでしょうか。自分らしい回答が作れる3ステップを、こちらの記事で確認してくださいね。
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例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
自己PRでリーダーシップをアピールする際の注意点や効果的な構成をキャリアコンサルタントとともに解説します。さらに、例文17選も紹介。仕事に活かせる強みとして、リーダーシップをアピールしましょう。
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- リーダーシップを強調しすぎると、あまり良い印象が残らないのではと不安です。
悪い印象にはならないがほかの学生と被らないように注意
リーダーシップを強調したからといって、悪い印象にはならないので安心してくださいね。ただし「リーダーシップがある」という強みは、多くの学生が使用します。個人的には一番多い強みだと感じています。
そのため、エピソードの裏付けや入社後にどのように発揮していきたいかをしっかりとまとめていないと、他の学生たちに埋もれてしまう危険があるのです。
悪い印象にはなりませんが「印象が残らない」のも考えものなので、締め方には十分気を付けましょう。
⑤柔軟性
仕事はルーティン業務だけではなく、予想ができないことも多く起こります。新型コロナウイルス感染症のように、突如として働き方が変わることを余儀なくされたり、仕事内容に制限が設けられる可能性もあります。そのため、柔軟性はとても重宝されます。
自己PRの締めで柔軟性を伝える場合には、流されやすい人と捉えられないように気を付けましょう。柔軟性は伝え方によっては優柔不断と思われる可能性があるためです。
OK例文
入社後は柔軟性を活かして、顧客の要望に細やかに答えられるよう努力します。
就活で求められている柔軟性をもっと詳しく知りたい人もいるのではないでしょうか。こちらの記事を参考に、締め方を作るのに活かしていきましょう。
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13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
柔軟性の自己PRで気を付けたいのは、マイナスイメージを持たれがちなところです。記事では、キャリアコンサルタントと柔軟性の自己PRでしっかり魅力を伝える方法を解説します。
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柔軟性は臨機応変に対応する力と言い換えることができます。臨機応変に対応する力をアピールできる4ステップを身に付けたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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例文8選|「臨機応変に対応する力」の自己PRを作る4ステップ
臨機応変に対応する力は、仕事において大変評価される強みです。そのため、自己PRでその良さをしっかり伝えましょう。記事では、キャリアコンサルタントが臨機応変の自己PRの作り方、伝え方を解説します。
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柔軟性を自己PRの締めで伝えるときは、柔軟性という言葉の意味がイメージしづらくなってしまわないように気を付けてください。
「柔軟性を活かした営業活動をします」と伝えてもイメージが湧きづらくなってしまうので、明確に伝わる内容にしましょう。
⑥協調性
協調性は集団で働くうえでとても大切な要素です。ほとんどの仕事は1人ですることができず、顧客とのやりとりや同僚との協力が不可欠になります。互いが活躍して仕事で最大の効果を得られるようにするために協調性が活きるのです。
自己PRの締めで言及する際は、協調性の具体的な活かし方を伝えてください。協調性は働くうえで必要な要素ですが、大人しく消極的な印象につながってしまうこともあるので、自ら周りの人と調和を保ちながら働ける様子をアピールしていきましょう。
OK例文
協調性という強みを活かして、常に周りに声を掛けながら一緒に働く人が働きやすくなるように精進します。
自己PRで協調性を取り上げる際、ほかの学生と被ってしまうことを心配している人もいるでしょう。こちらの記事では差別化のポイントを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
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例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。
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職場の人間関係は多くの企業で課題とされていますが、採用後に協調性を育てるのはそう簡単ではありません。そのため、学生時代に協調性の大切さを実感し、それを入社後も発揮してくれる学生は、企業にとって安心材料となります。
⑦計画性
仕事では学生生活よりも長い期間携わるプロジェクトもあり、計画的に取り組めることが非常に大事です。また日々の業務にも締切があるため、計画性はさまざまな業務で活きる能力になります。
自己PRの締めでは、計画性が功を奏した実績を明確に伝え、再現性をアピールしましょう。実績に加え計画性を発揮して学んだことも盛り込めると、採用担当者に納得感のある内容にすることができます。
OK例文
私は目標に向けた緻密な計画を立てTOEICの点数を500点以上上げることができました。入社後も仕事の計画を綿密に立て、確実な成果が出せるように努力していきます。
自己PRで計画性を取り上げる際に締め方だけではなく全文が知りたいと感じる人もいるはずです。こちらの記事では計画性の自己PRの例文10選を取り上げているので参考にしてくださいね。
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例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
就活で計画性をアピールする際に重要なのは、企業が求める計画性をアピールすること。計画性の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介するので、計画性を効果的にアピールして内定を勝ち取りましょう。
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計画性を伝えるときは、独りよがりな印象を残さないように気を付けましょう。企業は人とのかかわりで成り立っているため、関係する人たちも含めた全体の計画をみることができる人物が重宝されますよ。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
⑧向上心
働くうえで知識や経験のないことに対応する場面は多くあります。そのため、さまざまな仕事に対して向上心を持って取り組めることはとても重要です。向上心を持った人材は周囲へ好影響を及ぼすことも予想でき、企業にとっては採用のメリットがあります。
自己PRの締めでは、向上心を持つことの必要性にも触れることができると、仕事へ活きる方法が想像しやすくなるので、しっかりと盛り込みましょう。
OK例文
向上心を持つことで高い目標も達成できることを学びました。入社後も向上心を持ち、常に自分の持っている実力を最大限発揮しながら仕事の目標を達成していきたいと考えています。
自己PRで向上心を取り上げる際に盛り込むべき要素や注意点を詳しく知りたいと感じている人は、こちらの記事を参考に自己PRを完成させてくださいね。
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例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
向上心の自己PRは3ステップで簡単に考えることができます。キャリアコンサルタントとともに向上心の自己PRのコツや例文を解説していくので、向上心をアピールしたい人は参考にしましょう。また自己PRの際の注意点も必見です。
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仕事は言われたことをただやるのでは不十分で、自ら考えて動いていくことが大切です。
向上心があることで失敗に対する改善策をしっかり考え、成功に対してもより高みを目指し、会社全体に良い影響を与えてくれるのではないかという期待につながります。
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締めでは何を伝えるべき? 自己PRの最後に盛り込みたい3大要素

自己PRの締め方によって印象が左右されると説明してきました。では、どのような締め方だと良い印象が残せるのでしょうか。
自己PRの締め方では、あなたの働く姿を示すことが重要です。これから説明する3大要素を盛り込むことで、より活躍のイメージが伝わりやすくなり、採用担当者が再現性を感じて好印象を抱くことにつながります。
逆に3大要素が盛り込めていない自己PRは、仕事への再現性がないものと見なされてしまいます。回答作成の前後にこの3大要素が入っているかの見直しをしてくださいね。
①強みの活かし方
自己PRの冒頭と中盤では、強みとそれらが役立った経験に言及しているはずです。締めではその強みを仕事に活かす方法を伝えていきましょう。強みの活かし方を伝えることができれば、あなたが働くイメージを持ってもらえることにつながります。
採用担当者は自己PRを通して、あなたが自社とマッチングしているのか、強みを活かして働けるのかを判断しようとしています。そのため、あなたの強みが自社で活きるとわかれば採用するメリットとなり、選考を通過させる理由になるのです。
- 自分の強みを仕事で活かす方法が思いつきません。考え方のコツはありますか?
強みと仕事での役割や求められるスキルを結び付けてみよう
自己分析で、過去の体験や周りの人から言われた言葉を振り返り、自分の強みを具体的に取り上げてみましょう。
強みとは、行動力、分析力、企画力といわれるような「○○力」と呼ばれているものです。また、責任感やリーダーシップ、というような関係性に関わる能力、専門的スキルも該当します。
仕事での役割や求められるスキルは、仕事内容や職種によって異なるので、仕事内容や職種をよく理解しましょう。そして、強みと仕事の役割や求められるスキルを結び付けてみてください。
強みを活かして成功した経験や、強みのおかげで困難を乗り越えた経験など、具体的なエピソードを交えて自己PRにしてみてくださいね。
②企業への貢献の仕方
自己PRの締めでは企業への貢献を伝えることも大切です。伝えないと、自己PRがただの自己紹介や自慢のようになってしまい、採用担当者が仕事への再現性を感じづらくなる原因となります。
企業への貢献は企業理念や社風、業務内容から考えてみましょう。たとえば強みが行動力であれば、企業理念に挑戦を掲げるベンチャー企業で営業職として貢献できると考えられます。
企業が掲げる数値目標などを取り上げることで、貢献の方法を具体的に示すこともできます。企業研究やOB・OG訪問などを通して、企業の目標や目的も明確にしておきましょう。
もしも自己PRの欄が小さいときは、「売り上げアップ、新規開拓、CS(顧客満足度)向上に貢献できると考えている/貢献したい」というように企業の目標を用いて端的に締めくくると少ない文字数でも意欲を伝えられます。
あるいは上記の例のようにどの職で強みが活かせるか伝えられると採用者も学生の希望を理解し、自己PR内容から職種とのマッチングを判断することができるのです。
③入社の意欲
企業が学生を採用するにあたって、入社の意欲は重要な要素になります。入社意欲の高い学生は仕事に対して自主的に取り組む可能性が高く、自社に大きな利益をもたらす人材になると考えられているからです。
また企業は採用に多くの費用と時間をかけていることが多いです。そのため、採用した学生には長期間にわたり自社で活躍してほしいと考えています。
入社意欲の高い学生は、それまでの自己PRの内容から活躍しながら長く働いてくれそうという印象を持たれているからこそ、自己PRの締めで最後の一押しとなるアピールすることが大切なのです。
- 自己PRの締めで入社意欲を伝えるときに「頑張ります」などでも良いのでしょうか?
具体的な内容にしないと印象が悪くなる可能性がある
「頑張ります」の一言だけでは「何を」頑張るのかがわかりませんよね。それに「どこの会社にも同じことを書いているな」とみなされ、印象が悪くなるかもしれません。
「頑張ります」と書く時は、具体的に「何を」「どのように」頑張りたいかを記載しましょう。
そのまま使える! 自己PRの締めに使いやすい6つの型
そのまま使える! 自己PRの締めに使いやすい6つの型
自己PRの締め方に盛り込む要素や回答の質を上げるコツがわかっても、実際にどのように回答すれば良いか迷う人もいるはずです。ここでは自己PRの締め方として使いやすい6つの型を取り上げていきます。
自己PRの締めは1~2文ほどで完結に述べるようにしましょう。文字数としても100字以内に収めると伝わりやすいです。あまり長い文章は印象を薄くしてしまう可能性もあるので注意してくださいね。
パターン①「~に貢献します」
「~に貢献します」を使った例文
強みである幅広い視野を活かし、御社が掲げる弱者を生まないビジネスに貢献します。
自己PRの締め方で企業への貢献を伝える場合は、「貢献します」とダイレクトに伝えましょう。文章の前半で貢献の仕方を伝えて、回答に具体性を持たせるとより伝わりやすくなります。
貢献することに触れるときは、企業理念や社風などからずれないように注意をしてください。自分の強みを活かすことばかりを考えると、企業が望んでいないことへ貢献するという回答になってしまうこともあります。意図がずれていないか確認してくださいね。
そのほかの表現を使用するとすれば「尽力します」というのも貢献する姿勢が伝わります。
「貢献を伝えられる=企業理解が進んでいる、入社に意欲的」とみなされ、その姿勢が評価につながりやすくなっています。
パターン②「貴社で~な人材を目指します」
「貴社で~な人材を目指します」を使った例
貴社で協調性という強みを活かしながら、ビジネスにかかわる全員の利益を考えて行動できる人材を目指します。
このパターンは強みとその活かし方を伝えることに非常に適しています。自分の強みが企業とマッチングしていることをアピールすることができるので、採用担当者はより具体的に入社後のイメージを持つことができるのです。
また入社意欲の高さをアピールすることにもつながります。選考を受けている企業独自の要素も盛り込んでいきましょう。
一方で、「貴社で研修を受けながら活躍できる人材を目指す」といった受け身の姿勢は伝えないように注意してください。主体的に行動していける姿をアピールしましょう。
- 企業理念が似ている会社を受ける際、締めが同じ内容になってしまいました。違いを付けた方が良いのでしょうか?
自己PRの締め方は他社と同じ内容になってしまっても良い
同じで大丈夫です。それぞれの企業の採用担当者に他社への回答をチェックされるわけではないので、同じでも構いません。
違う言い回しを考えるだけで時間がかかってしまうので、パターンを用意して使用してもらってもOKです。
その代わり、志望動機は会社ごとに違いを付けて作成していきましょう。
志望動機が抽象的でどの会社にもあてはまるような書き方をしていると、ESや履歴書を使い回しているという印象を残してしまうので注意してください。
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パターン③「~な成果を出せるよう努力します」
「~な成果を出せるよう努力します」を使った例文
常に高い向上心を持ち自己研鑽に取り組むことで、目標を超えられるような成果を出せるよう努力します。
努力する姿勢を取り上げることで、強みの活かし方と企業への貢献を同時に示すことが可能です。採用担当者は働く姿を描くことができるため、自己PRの締めとして適しているといえます。
ただし、高い目標を掲げすぎると再現性が低下してしまいます。「1年目に社内で一番の売上成績を上げるように努力する」「過去最高益を出せるように努力する」といったことは達成できるかが不明で、根拠のない話になる可能性があります。
達成への道筋が具体的にイメージできている場合は問題ありませんが、漠然と過大な目標を伝えないように注意しましょう。
上記の型を使うことで、自分の強みや経験に基づいて、入社意欲や熱意をアピールすることが可能です。
また、具体的な成果を取り上げることで、実現可能性をより解像度高く伝えることもできますよ。
パターン④「~をしていきたいと考えています」
「~をしていきたいと考えています」を使った例文
強みである傾聴力を活かし、顧客からの信頼を失わない仕事をしていきたいと考えています。
これは目標とする社会人像や働き方を提示しながら、企業への貢献を伝えることができる型です。考え方がストレートに伝わるため、印象を残す締めとしてふさわしい文章になりますね。
この型を使う際には具体性にも留意しましょう。「頑張っていきたいと考えています」というような抽象的な文章になってしまうと活躍のイメージも湧きにくくなるので注意を払ってください。
また、ここでも過大な目標を伝えるのは得策とは言えません。「業界でNo1の会社にしていきたいと考えています」などの文章は根拠がなく、仕事への再現性が低いのでやめましょう。
言い切る文章に抵抗のある人もいるかもしれませんが、「していきたいです」と言い切ってしまっても良いと考えます。言い切った方がより積極的でポジティブに感じられるためです。
誇大な表現は止めるべきですが、自己PRにおいては自分の強みは自信を持って言い切りましょう。
パターン⑤「入社後は~に精進します」
「入社後は~に精進します」を使った例文
入社後はコミュニケーション能力を磨き、顧客の要望を細部までくみ取れる人材となれるよう精進します。
仕事への再現性を伝えるためには、強みを活かしてどのような人材を目指せるかを伝えるのがおすすめです。この型を使って、入社後の目標を明確に伝えていきましょう。
また入社後の姿を大きく見積もり過ぎないように注意も払ってください。たとえば「入社後は毎日5時間の自己研鑽に精進します」といった内容になってしまうと、実現性の低さから入社後の姿が描けていないという判断をされてしまいます。
自分の強みや強みに合った社会人像を提示してみましょう。
- 入社後に努力や精進をするのは普通だと思うのですが、わざわざ伝える必要はあるのでしょうか?
自己PRの締めで伝えることで受け手に好印象が残る
入社後に努力や精進をするといった当たり前のことを伝える必要がないと思う人もいるかもしれません。ただ、必要かどうかではなく、自己PRの締めとして適した内容なのです。
文章を書いていると締め方で苦労することが多くあります。採用担当者もその点は理解しているので、自己PRの締め方に適した内容にすることで、あなたが締め方で工夫したという意図も読み取ってくれるはずです。
パターン⑥「~な強みを活かして~」
「~な強みを活かして~」を使った例文
自主性を持って物事に取り組めるという強みを活かし、経理業務の効率化に貢献していきたいです。
自己PRの冒頭で触れた強みを、締め方で再度強調するために使えるパターンになっています。締め方を整えることができるのでおすすめです。
ただし、強みとその活かし方が具体的ではないと使いづらいというデメリットがあります。「協調性を活かしてチームワークをよくしたい」といった文章でも伝わるものの、少し弱い印象を受けます。強みとその活かし方を具体的にしてから使うようにしましょう。
上記の型を使って、自己PRの締めで自分の強みを再度強調しておくと、あなたが働いた時のイメージを採用担当者がより具体的に想像しやすくなります。
それに自分の強みをしっかりと理解している、自己分析ができているという印象を残すこともできるのです。
自己PRが台なしになる? マイナス評価につながる自己PRの締め方4つ
自己PRが台なしになる? マイナス評価につながる自己PRの締め方4つ
- ネガティブな表現を使っている
- 曖昧な表現になっている
- 質問の意図とずれている
- 根拠のないことを伝えている
自己PRの締め方で採用担当者の印象が大きく変わるからこそ、ポイントを外してしまうと印象が残らなかったり、むしろ悪い印象になってしまうこともあります。せっかくの自己PRを締め方で台無しにしないためにも注意が必要です。
以下では自己PRの締め方で気を付けるべき4つのポイントを例文を交えながら解説します。解説する4つに当てはまっていないか、回答をチェックしてくださいね。
①ネガティブな表現を使っている
自己PRの締め方を考えるとき、会社に本当に貢献できるのか自信を持てない人もいるかもしれません。しかし、自信がないからといってネガティブなことを書いても、採用担当者に良い印象が残ることは残念ながらほとんどありません。
ネガティブな表現とは、「できるかわかりませんが」「個人的には大丈夫だと思いますが」などといった謙遜する言葉です。社会人になるにあたって自信が持てない部分があるかもしれませんが、ポジティブな表現で言い切るようにしましょう。
ネガティブな表現を使った締めくくりの例文
入社後も自分のコミュニケーション能力を発揮できるか不安はありますが、貴社の事業に貢献できるよう努力します。
- 自信がなく無意識にネガティブな表現を使ってしまいます。その場合はどうすれば良いのでしょうか?
日頃からポジティブな表現に言い換えるようにしよう
難しいかもしれませんが、日頃からネガティブに感じたことをポジティブ変換してみましょう。
たとえば「私は飽き性だな」と捉えているとしたら「私はいろんなことに興味がある」と置き換えればポジティブな表現になりますよ。
誰かに自己PRのアドバイスをしてもらっても良いのですが、一時的な解決策にしかなりません。根本的な解決法として、最初は難しいかもしれませんがポジティブ変換を試してみてください。
学生や転職希望者にも試してもらった際、言い換えに慣れてくると、最初からポジティブな表現が思い付くようになっていました。
ネガティブな表現をポジティブに言い換えようと思ってみても、思い浮かばないこともあるかもしれません。以下の記事では短所を長所として表現するための例を豊富に取り上げているので、チェックしてみてください。
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短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
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②曖昧な表現になっている
自己PRで曖昧な表現を使っていないでしょうか。働き方はすべて未来のことになるため、具体的に伝えることが難しいと考える人もいると思いますが、曖昧な表現はやめましょう。
曖昧な表現をすると話がぼやけてしまい、仕事への再現性がわかりづらくなってしまいます。曖昧な表現である「~できると思います」、「~が向いていると思います」などは、「精進します」「~な人材を目指します」と前向きで具体的な言葉に言い換えましょう。
曖昧な表現は、入社意欲が低く入社後のイメージができていないと捉えられてしまうこともあります。曖昧さはできるだけ排除して回答を作りましょう。
曖昧な表現を使った自己PRの締めくくりの例文
私が強みだと感じている行動力は、貴社の新規プロジェクトに関する業務を活性化させることにもつながると思います。また、入社後はいち早くスキルを発揮してチームの仲間を引っ張る存在になれると思います。
- 自己PRの締めでは言い切りの表現を使っても良いのでしょうか?
自信を持って言い切り表現を使っていこう
大丈夫です。言い切った目標や未来が将来変わってしまっても問題ありません。
また自分に自信がないとなかなか言い切りの表現ができなかったりしますよね。私も宣言して、できなかったらどうしよう、と不安から発言をとまどうことがあります。
しかし案外口に出したことの方が「人に聞いてもらったし頑張らないと」と責任感が生まれ、達成できることが多いです。
ここは自己PRの場です。あなたが採用担当者の場合、曖昧な表現をする人を採用したいと思いますか。自信を持つことが自己PRの第一歩です。
③質問の意図とずれている
自己PRは質問のされ方が変化する場合もあります。たとえば「あなたの長所はなんですか?」という形から「自分を動物にたとえると?」といった変わり種までさまざまです。自己PRの締め方では、質問の意図からずれないように気を付けましょう。
質問の意図に沿った締め方とするためには、長所で聞かれたら長所として伝え、動物でたとえることを求められたら動物を回答したうえで強みを伝えることを意識しましょう。
以下は、長所について聞かれている質問に対して、締めくくりの時点では強みの話にずれてしまっている回答の例です。自己PRの回答を考える際には、最終的な締めくくりでアピールしたいことが、質問で求められているものとずれていないかをしっかり確認しましょう。
質問の意図とずれている締めくくりの例文
長所について聞かれた質問の場合
以上の経験から培った行動力を強みとして、貴社に入社後もいろいろなことを吸収し、さらに自分の強みを伸ばしていきたいです。
→長所を聞かれているはずが強みに関する締めくくりになっている
企業から変わった形で自己PRを求められて困ってしまう人も多くいます。この章で取り上げた「自分を動物にたとえると」という変わり種の質問に回答するためには、こちらの記事を参考にしてみてください。
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④根拠のないことを伝えている
自己PRの締めでは強みの活かし方を伝えることになりますが、その内容に根拠があるかは確認してください。無意識のうちに強みの活かし方や目標が壮大になりすぎて、仕事への再現性が感じられない内容になっている可能性があります。
根拠のないことを伝えている自己PRの締めくくりの例
・強みであるコミュニケーション能力を活かし、現場に出た初月から過去最高の営業成績を残します。
→社会情勢や社内の現状を無視した内容になってしまっている
・御社に入社後も、一日4時間の読書を欠かさず持ち前の分析力を磨き、貢献したいと考えています。
→定時などを考えると実現が難しい内容になっている
・語学力を生かし食品の良さを世界中に広め、1年以内にすべての国で取り扱ってもらえるようにします。
→規模が大きすぎて実現性が低い内容になっている
強みの活かし方や企業への貢献の方法を伝える場合には、論理的に考えて達成ができることを伝えましょう。もし不安がある場合は大学のキャリアセンターや就職エージェントなどに確認してもらうのも有効なので、力を借りてみてくださいね。
自分の強みのどういった点が会社にとってプラスになるかは、なかなかわかりづらいかもしれませんね。
強みとはこれまでの経験から生まれたものなので、どういった場面で強みが発揮されたのかを分析し、仕事に照らし合わせてどのように活躍できるのかを考えてみましょう。
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
自己PRの締めで一緒に働く姿を連想させて選考通過につなげよう!
自己PRの締め方で採用担当者の印象は大きく変わります。そのため締め方にこだわり、仕事への再現性があると感じてもらうことが大切です。
自己PRの締め方は、要素やコツを押さえることで質を高めていくことができます。記事で解説した自己PRの締め方を回答に活かしながら、オリジナルの回答を作り上げてくださいね。
要素の詰まった自己PRの締め方にすれば、採用担当者はあなたと一緒に働く姿がくっきりと浮かぶはずです。ほかの学生に大きく差を付けて、選考通過してくださいね。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る自己PRの締め方で企業にマッチしていることが伝えられる
企業は自己PRを読みながら、自社にどんなメリットをもたらしてくれる人材なのかを考えています。自己PRの締めで企業の求める人物像とマッチしていることを伝えられると、採用担当者は採用を前向きに考えることができるのです。
自己PRの締め方は採用につながっていく要素の一つなので、企業の意図をふまえながら、大切に作っていきましょう。
締め方にこだわらないと印象が残らない可能性もあるので注意しよう
もしも自己PRの締め方が曖昧だと、採用担当者には就活の準備ができていないという印象が残ってしまうでしょう。
また、自社とのマッチングが測りきれず、入社後の姿がイメージできなくなってしまうのです。そうすると、選考で不合格となってしまいます。
自己PRの締めは、自分の良いところをきちんと企業にアピールできるように、大切に練り上げていきましょう。締め方を意識することで、周りの学生のESとも差別化できるので、こだわって作ってくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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