この記事のまとめ
- 第二新卒の自己PRは熱意と意欲が重視される
- 4ステップで第二新卒なりの自己PRを作れる
- 自己PRではどのように貢献するか伝えることがカギ
新卒で入社した企業で大きな実績や経験がない人は、転職時の自己PRで何を書くべきか悩み、履歴書がなかなか完成しないということもあるのではないでしょう
第二新卒の自己PRは面接で評価の軸になる重要な質問です。自分の魅力や強みでどのように貢献していくか伝えて、「自社にぜひ来てほしい!」と思われるような自己PRを目指しましょう。
この記事ではキャリアアドバイザーの古田さん、瀧本さん、冨永さん、マナー講師の樋口さんとともに、企業が第二新卒に求めているポイントや第二新卒が自己PRでアピールすべき部分を解説します。
誰でも自己PRに使える強みを見つけられるような方法も解説するため、自己PRで伝えられる強みが思い浮かばない人もぜひ参考にしてみてください。
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第二新卒の自己PRは前職から何を得られたかが重要なポイント
第二新卒としての転職では未経験の業種に挑戦することも多いですが、企業は新たな仕事でも覚えていくというやる気や関心が自己PRに表れている第二新卒を優先して採用したいと考えています。
そのため自己PRには、自分の強みが前職でどのように役に立ったかといった経験を内容に入れることがポイントです。強みを活かして働いていたことを伝えると、前職でも熱意をもって業務に取り組んでいたことが伝わりますよ。
この記事の前半では、企業が第二新卒の採用を積極的におこなう理由や、新卒と第二新卒で評価される部分の違いなど、自己PRを書くための準備となる要素を解説します。
記事後半では自己PRに書ける強みを見つける方法や注意点を解説します。自己PRのイメージが湧かない人は、例文を見ながら強みをアピールできるような自己PRを作っていきましょう。
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自己PRが優れている第二新卒を企業が欲しがる3つの理由
自己PRが優れている第二新卒を企業が欲しがる3つの理由
- 基本的なビジネスマナーやビジネススキルが備わっているから
- 成長意欲が高く活気があるから
- 新卒採用では人員が補えなかったから
企業が新卒を募集しているにもかかわらずさらに第二新卒を求めるのは、第二新卒が新卒にはない魅力を持っているためです。
特に自己PRが優れている第二新卒は、新卒で入社した企業での経験や得たスキルを自社でも活用してくれると考えます。
より評価されやすい自己PRを書く準備として、まず企業が第二新卒に何を求めているのか確認してみましょう。
①基本的なビジネスマナーやビジネススキルが備わっているから
第二新卒と新卒の決定的な違いは社会人経験です。第二新卒であれば基本的なビジネスマナーやビジネススキルが備わっていることが多く、新卒と異なり一からすべてを教える必要がないと期待されています。
入社後もマナーではなく業務に関することを中心とした指導から始められるため、教育にかかる時間を減らせることが第二新卒の魅力といえます。
また応募した企業が前職と同じ業種であれば即戦力になることも期待されるため、第二新卒の自己PRでは活用できる経験やスキルがあれば積極的にアピールしましょう。
新卒との違いは、意識せずとも社会人らしい振る舞いが、自分のものになっているという点でしょう。
経験で培われたビジネスマナーが備わっているはずですので、勤務時と同様に振る舞えば、その風格は伝わります。
意識する点をあえて言うなら、ゆっくりとおちついて話すことを心がけてみてください。余裕のある人、という印象を与えます。
②成長意欲が高く活気があるから
「第二新卒は何歳まで」といった決まりはありませんが、4年制の大学を卒業した第二新卒の多くは25歳前後の人で、活気のある若い世代です。
第二新卒は一度社会人経験を経て、成長を見込める企業やより条件が良い企業など自分に合った会社に移るべく転職活動をしていることが一般的であるため、熱意や成長意欲が高いことも期待されます。
新卒の場合は社内で年齢が一番低いため会社全体が若々しい雰囲気になりますが、活気のある第二新卒が入社すると、同じく会社全体の士気が上がりやすくなるため、企業はより成長意欲の高い第二新卒を採用したいと思っています。
- 成長意欲を積極的にアピールするためには、自己PRにどのような要素を組み込めば良いですか?
学びや成長につながった過去の経験からアピールしよう
成長意欲をアピールするためには、具体的な学びや自己成長を実感したエピソードを盛り込むことが重要です。
たとえば、新しいスキルを習得した過程や、苦労を乗り越えた経験を具体的に描写することで、意欲が伝わりやすくなります。
そのうえで、得た教訓や学びを今後のキャリアにどう活かしていきたいかを明確に伝えることが大切です。
また、自分の目標やビジョンを具体的に述べ、達成に向けてどのような努力を続けていくかを示すことで、採用担当者に前向きな印象を与えることができます。
さらに、困難を乗り越えた経験をポジティブに語ることで、成長意欲だけでなく柔軟性や問題解決能力もアピールできるのです。
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③新卒採用では人員が補えなかったから
新卒の募集をかけている企業が、必ずしも求めている人員数の応募に達するとは限りません。入社日までに新卒が十分に集まらなかった企業は、求人の幅を広げて第二新卒の募集も検討します。
第二新卒を募集する場合は人員の補充の目的も兼ねており、スキルや実績よりも熱意を重視される傾向にあります。やる気があれば同業種が未経験でも歓迎している企業も多いため、自分がやりたいと思った業種であれば積極的に応募してみることもおすすめですよ。
プロが解説!第二新卒の自己PRでは前職の実績・スキルは重視される?
新卒の自己PRでは前職が存在しないため、学業やアルバイトなど正社員以外の経験で自己PRを考えることが一般的です。一方で第二新卒は社会人経験があり、自己PRにも前職で得た実績やスキルを書くことが可能です。
しかし社会人経験があるといっても、新卒での入社から短い期間で転職活動をした場合は、自己PRに書けるほど目立った実績やスキルがなく内容に困っているという人も多いと思います。
ここからは面接官が第二新卒の自己PRで実績やスキルなどを重視しているか、キャリアアドバイザーの冨永さんが解説します。自己PRに書ける実績がないという人は、実績やスキルのほかに何が重視されるのかぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
冨永 実希
プロフィールを見る就労年数が少ない第二新卒は成長への姿勢が評価される
第二新卒の場合、就労年数から鑑みて、企業から多くの実績があると期待されているわけではありません。
その企業で頑張ったこと、苦労したことなどを聴き、そこから何を学んだのか、今後どのように業務に活かそうとしているのか、などの成長過程の経験から、人柄や仕事に対する姿勢、自社への貢献度を評価されます。時系列に沿って振り返り、まとめておくと良いですね。
前職の経験を詳細に振り返り成長ポイントややりがいを見つけよう
一方で、直接応募先に近い経験がない場合、将来に向けたキャリアビジョン、自社で働きたい意欲などを聴きたいと考えています。志望動機でじっくり話す機会はありますが、何かしら活かせる経験、知識などをまとめておくことが重要です。
また、実績やスキルがないという人は、よく考えてみてください。入社してから現在まで何かを学び、一つひとつクリアして1歩ずつ成長してきたはずです。多くを学ぶなか、得意なこと、やりがいを感じたことなど自己分析をしてみましょう。
たとえば、どの職種でも求められるコミュニケーションスキルを具体的にアピールするのもひとつです。そのうえで応募先の求人に対し、何が出来るのかをアピールすると良いと思います。
面接では「仕事に対する姿勢」を聞かれることがあります。以下の記事では「仕事に対する姿勢」を伝えるコツを詳しくまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
9例文付き|「仕事に対する姿勢」を面接で伝える際の準備とコツ
「仕事に対する姿勢」は、企業が入社後の活躍をイメージするために質問します。この記事では、キャリアコンサルタントとともに「仕事に対する姿勢」を書く際のコツを説明しているので、どんな回答をしたら良いかわからない人でも役立つでしょう。
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第二新卒と新卒・中途採用はどの点が比較される? 重視される点を解説
順位 | 新卒 | 第二新卒 | 中途採用 |
1位 | 熱意・意欲 | 熱意・意欲 | 実務経験 |
2位 | コミュニケーション力 | コミュニケーション力 | 熱意・意欲 |
3位 | 協調性 | 協調性 | 行動力・実行力 |
自己PRはおもに仕事への向き合い方や熱意など、さまざまな観点から評価されることが一般的で、新卒や第二新卒、既卒問わず重要な質問の一つです。
独立行政法人労働政策研究・研究機構が2008年に発表した「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」では、正社員の採用選考において新卒や第二新卒、中途採用者で重視される項目が異なることがわかりました。
第二新卒は中途採用者と比較してキャリアが浅い分、新卒と評価されるポイントが大きく変わらず熱意が評価される傾向にあります。一方で一定の社会人経験を積んだ中途採用者は、熱意よりも即戦力になる実務経験を強く評価する結果となっております。
そのため第二新卒が自己PRを考える際は、新卒と同じく熱意や意欲などのやる気に加え、コミュニケーション能力や協調性といった対人関係を良好に保つ力をアピールすると、高評価につながりやすいといえます。
すでに社会経験があるため、即戦力として意欲があるかどうか、職場でのコミュニケーション実績があるか、職場の文化や価値観に適応した協働経験の有無など、実務における経験を踏まえたものを求められるでしょう。
第二新卒や中途採用者のほか、卒業後に就職せず社会人経験がない「既卒」と呼ばれる人たちも存在します。既卒は一見就職活動が不利に思えますが、実はそうではありません。既卒の就職について詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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専門学校や大学を卒業後の社会人経験がない人たちを指す「既卒」。現在、既卒として活動している人もいれば、卒業後の選択肢の1つとして、既卒になることを検討している人もいるかと思います。 これまで新卒一括採用が当たり前でしたが […]
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新卒とは何が違う? 企業が第二新卒の自己PRで見る評価ポイント
企業が第二新卒の自己PRで見る評価ポイント
- 前職の実績
- 仕事の向き合い方
- 仕事への関心
- 物事の考え方や人柄などの個性
採用につながる自己PRを作るには、まず企業が第二新卒のどのような点を評価しているか知ることが近道です。
企業は第二新卒が自社で活躍できるか確認するために、自己PRからこれまでの社会人経験や物事の考え方などさまざまな点を評価しています。具体的にどのようなことから評価するのか知って、採用されやすい自己PRを作ってみましょう。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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前職の実績
第二新卒は中途採用者というより新卒に近い存在であり、実績の有無で合否が左右されることは少ないです。
しかし第二新卒で前職の実績を持つ人が少ない分、自己PRで答えられるような実績があれば面接官の印象も強く残りやすいため、応募者と差をつけられる大きな評価のポイントといえます。
実績がないとしても受かりやすい自己PRは作れますが、応募する企業でも活かせるような実績があれば積極的に自己PRに取り入れてみましょう。
- 前職の実績を自己PRに書く際は、別の業種の実績でも良いのでしょうか?
別業種の実績を書く場合は次の仕事でも活かせることも示そう
前職での実績を自己PRに活用する際、異なる業種での経験であっても、応募先企業でどのように活かせるかを具体的に伝えることが重要です。
たとえば、前職で培ったコミュニケーション能力や問題解決力などの汎用的なスキルは、多くの業種で求められています。
これらのスキルを新たな職場でどのように応用し、貢献できるかを具体的なエピソードとともに説明することで、採用担当者に「自社でもその強みを活かしてくれそうだ」と納得してもらいやすくなるのです。
また、異業種での経験が新たな視点やアイデアをもたらす可能性があることも強調すると効果的です。自己PRでは、前職の実績を単に述べるのではなく、それがどんな形で新たな職場で役立つかを明確に伝えることを意識しましょう。
仕事の向き合い方
仕事の向き合い方とは、前職での業務に対する行動や考え方など働く姿勢を指します。ただ与えられた業務をこなすのではなく、たとえば業務をより効率的に進めるための工夫や成果を出す方法を模索するといったことが仕事の向き合い方といえます。
仕事の向き合い方を自己PRに組み込める第二新卒は、企業からも「熱意をもって取り組んでいる」と評価されやすいです。実績としての結果は出なかったとしても、真面目に仕事に向き合っていたことをアピールすれば悪い印象にはなりにくいです。
仕事への関心
前職と同じ業種の企業に応募する場合は一度経験している業種に再び挑戦することになるため、仕事への関心があることが前提と思われやすいです。
未経験での業種の場合は自己PRに仕事に対する関心を組み込むことで、未経験でも興味があって本気で取り組みたいと思っていることを効果的に伝えられます。
仕事への関心の高さは仕事そのもののイメージを知ることのほかに、自分の強みを活かしてどのように応募先の企業に活かすかといった、働いているイメージが構築できていることも含まれます。
「この人は自社で本気で働きたいんだな」と思われるような自己PRを作るために、応募先の企業がどのような仕事をしているのかあらかじめHP(ホームページ)で調べておきましょう。
同業他社へ転職する場合、前職と応募先の違いは何かを明確にしておくことが必要です。必ずと言っていいほど、面接時に「前職とうちの違いは?」と質問されることが予想されます。
「わざわざ転職しなくてもできることでは?」と言われないよう、違いを明確化して業務への意欲をまとめると良いでしょう。
物事の考え方や人柄などの個性
物事の考え方や人柄が企業の求める人物像に近いと、会社との適性が高いことがわかります。適性が高ければ業務のみでなく、「思っていた業務や働き方と違った」といった早期離職も防ぎやすくなるため、企業はなるべく自社の求める人物像に近い人を採用したいと考えています。
企業にはそれぞれ求める人物像があります。企業が求めている人物像と完璧にマッチする人材になる必要はありませんが、企業のHPに掲載されている企業理念や社長のメッセージなどでどのような人材を求めているか確認するなど、少し意識してみましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
4ステップ! 第二新卒が業務経験から自己PRを見つける方法
第二新卒が業務経験から自己PRを見つける方法
- これまでに経験した業務を書き出す
- 特に熱意をもって取り組んだ業務を抜き出す
- なぜその業務を頑張ろうと思ったのか考える
- 自分の長所や強みを文章構成に当てはめて自己PRに使う
第二新卒の自己PRは新卒と異なり、前職の業務経験をメインの内容にして書くことが一般的です。しかし目立った実績や評価された経験がない場合には、自分の強みやアピールする部分がわからないという人も多いと思います。
自己PRに書ける要素を探している人は、この4ステップを参考にしてこれまでの仕事について振り返ってみてください。大きな経験がないと思っていても、小さいことから考えてみることで自己PRに書けるような経験を思い出すということもありますよ。
前職の経験や学生時代の活動を自己PRに活用し、多角的な視点で自分をアピールすることが大事なので、転職理由をポジティブに伝え、長期的なキャリアプランを示すことで企業の不安を解消させれば、自信を持って臨むことができます。
ステップ①これまでに経験した業務を書き出す
まず新卒で入社した企業でどのような業務を担当したか、小さい業務から大きなプロジェクトまで思いつく限り書き出してみましょう。新人研修でおこなったことや電話対応、来客対応なども業務の一部です。
たとえば営業の場合、最初は上司や先輩社員とともに取引先を訪問することが一般的です。同じ業務のなかでもそこから単独でも訪問できるようになったことや、新たな取引先を任されたといった細かいことも書き出してみてくださいね。
入社してすぐに担当したことは思い出しにくいため、入社から考えて時系列順に書き出していくと業務内容が思い出しやすくなりますよ。
ステップ②特に熱意をもって取り組んだ業務を抜き出す
書き出した業務の中には、特につらかったものや頑張ったものなど熱意が必要になる業務もあったのではないでしょうか。業務に対して熱意やこだわりを持ち取り組んだものなどがあれば、その業務を抜き出してみましょう。
たとえば新卒で任せられることが多い電話対応の場合は、誰よりも早く電話を取ることを頑張ったなどが挙げられます。熱意を持って取り組んだ結果まで出せるのであれば、自己PRで自分の魅力を伝えられる素材となります。
- 自己PRに書けるような業務や頑張ろうと思えることがないため転職を考えています。自己PRでは前職のことを必ず書かなくてはいけないでしょうか?
前職に関する質問をされる場合があるため考えておくことがベスト
基本的に既卒者の場合、前職の業務経験についての質問はあると考えておく必要があります。
前職の経験として、入社してすぐに研修を受け、ビジネスマナーを学び少しずつ社会人としての自覚が芽生えてきたことはありませんでしたか。業務にやる気が起きなくても入社直後に学んだことは今後の社会人人生に役立ちます。
学んだこと、もっと学びたいと意欲的に取り組んだことだけでも思い出して書き出していくと、記憶がよみがえってくると思います。まずは「ない」と否定せず、「何かないだろうか?」と自問自答していきましょう。
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
「自己分析って時間がかかるし、正直面倒だな」と思っていませんか。
「自己分析ツール」を使えば、たった3分であなたの強みに合った適職を見つけられます。
自己分析を億劫に感じるときは、ツールを使って効率化しましょう。
- 自分の強みや弱みが分からない人
- 自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
- 自分にあった仕事を知りたい人
ステップ③なぜその業務を頑張ろうと思ったのか考える
熱意をもって頑張った業務が挙げられたら、頑張った理由や背景をもう少し内容を掘り下げてみましょう。
たとえば営業であれば、パワーポイントを作る際も「より成約率を上げるためにわかりやすい資料作りを心掛けていた」という背景などが考えられます。それは熱意をもって仕事に取り組んでいるといった強みにつながります。
業務中に思ったことや感じたことなども書き出して思考を整理することで、自分の強みがわかりやすくなりますよ。
ステップ④自分の強みを文章構成に当てはめて自己PRに使う
頑張った業務や理由がわかったあとは、そこから自分の強みとなる部分を抜き出して文章にしてみてください。自己PRの文章を作るには「PREP法」による構成がおすすめです。
PREP法とは
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字をとった文章構成。最初と最後に要点を話すため聞き手が理解しやすいというメリットがある
たとえば営業で成約率を上げることを頑張っていたのであれば、現状をさらに良くしようとする向上心が強みといえます。これをPREP法に当てはめてみて、文章を作ってみましょう。
PREP法を使った第二新卒の自己PRの例文
Point(結論):私の強みは向上心です。
Reason(理由):業務上改良の余地があると思ったことは積極的に取り組んで、これまで以上の成果を出そうと努力してきました。
Example(具体例):前職では営業を担当しており、取引先に説明するためのプレゼンテーションを作成することも日々の業務の一部でした。
そこで私は、より視覚的・感覚的にわかりやすい資料を作ることで商品のメリットが伝わりやすくなるのではないかと思い、デザイン関連の本やデザイナーにアドバイスをもらい、資料の改良を進めました。
Point(結論):その結果、上司や取引先からも「プレゼンがわかりやすい」と評判の声を聞けたため、現状を改善させる私の向上心は強みとして言って良いものだと思っています。
このように、業務で担当したことやその背景を抜き出すことで、自己PRに落とし込めるような文章を作りやすくなります。これまでの業務経験から、自分なりの強みを見つけてみましょう。
- 営業を担当しており、ノルマがあったから怒られないために頑張らざるを得なかったのですが、これは強みにはなるのでしょうか?
必要だからおこなった頑張りでも強みとなるスキルは身に付く
たとえ怒られるのが怖くて頑張ったとしても、頑張ったのはあなた自身です。営業経験で得られるものは強みになり得ます。
たとえば、ノルマに追われる環境で働くことで、プレッシャー耐性がつき、忍耐力や粘り強さも身に付いている可能性があるのです。
また、コミュニケーション能力を始めとする対人スキルも身に付くため、どの仕事に転職したとしても活かせる強みになります。
それだけでなく、特定の目標に向かって計画を立てて効果的に行動する能力は、どんな業界でも評価され、チームの一員として貢献する経験は組織内での連携能力を強調するポイントになるのです。
PREP法を使った自己PRの書き方については、こちらの記事で詳しく解説されています。自分の強みを見つける方法も解説しているため、業務経験から強みが見つけられないという人もぜひ参考にしてみてください。
関連記事
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
記事を読む

第二新卒が自己PRを作る際意識したいポイント
第二新卒が自己PRを作る際意識したいポイント
- 応募する企業がどのような人材を求めているのか調べる
- 入社後はどのように貢献できるのか考える
- 自己PRと志望動機に一貫性を持たせる
自分の強みを文章に落とし込む際は、ただ構成のテンプレートに当てはめるのみでなく、企業が求めている人材であることをアピールした文章を作ることがコツです。
3つのポイントを意識しながら文章を作って、面接官から見てどのような印象を持たれるか考えてみてくださいね。
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ChatGPTなどの生成AIは、就活準備にも非常に役立ちます。
「就活準備プロンプト集」では、就活のプロが考えた、生成AI用の命令文を豊富に用意していますよ。
このプロンプト集を活用すると、性格と経験を入れるだけで、AIが5つの強みを判断してくれます。プロンプト集で就活準備を効率化しましょう。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
応募する企業がどのような人材を求めているのか調べる
企業が求めている人材を先に知っておくことで、アピールする強みを決めやすくなります。
たとえば「チームワークを大切にする社風」とHPで公表している会社では、コミュニケーションを取らず一人で成果を上げていく人よりも、周囲を助けたり積極的に話を聞いたりなどが強みの人の方が円滑なチームワークが期待できると思われやすいです。
まだ強みが見つからない人も応募先が求める人物像がわかれば、自己PRに使えるようなエピソードや強みが考えられるかもしれませんよ。自分では当たり前にしていることが強みになることもあるため、まずは応募先のHPで社風や求める人材を確認してみてくださいね。
求人部署の要望によるということが言えます。人間関係でトラブル続きだった人材が退職した後任を募集するなら、社風になじめるかを考慮し、後者を希望するでしょう。一方で、確実な実績を求められる部署であれば前者を好まれると言えるでしょう。
入社後はどのように貢献できるのか考える
たとえ前職で活躍した経験があるとしても、それを応募先の企業で活かせなければ強みのアピールにはなりにくいです。
たとえば事務職の応募で営業の実績をアピールしても、面接官にとってはどのように自社で活躍していくのかイメージしにくいため、営業の実績を作った努力や工夫した点に焦点を当てて貢献できるシチュエーションを具体的に伝えると強みのアピールができます。
強みを活かしてどのように貢献するかアピールすることで、面接官にとっては入社後のビジョンが明確であり熱意をもって選考に臨んでいるといった好印象になりやすいです。
そのため文章を作る際は、いかに自分の強みが応募先の企業で役立ち貢献できるか面接官に伝わるように書くことを意識しましょう。
自己PRと志望動機に一貫性を持たせる
新卒や第二新卒、中途採用問わず、自己PRと志望動機はどの面接でもほぼ必ず聞かれるため、重要度の高い質問です。自己PRと志望動機に一貫性がないと、応募者の適性や考え方が伝わりにくくなります。
たとえば自己PRで「より革新的なアイデアを積極的に取り入れた」という経験をアピールしている一方で、「安定した基盤を持つ御社の一員になりたい」という志望動機を答えると、「革新的なアイデアを出せることが強みであるのに安定志向なのだろうか?」と面接官に疑問を抱かせてしまいます。
そのため自己PRと志望動機は相反しない内容であることを意識しながら文章を作りましょう。
また一貫性を意識すると似た内容になりがちであるため、自己PRでは自分を採用することによるメリット、志望動機では応募した理由といった意欲を伝えることを心がけてみてくださいね。
伝え方次第かと思います。例えば「安定した基盤を持つ御社」だからこそ、「革新性が発揮できると感じている」と説明すれば、相互に補完しあえる、成長できる関係性を築けると受け取ってもらえるかもしれません。
要チェック!第二新卒が自己PRを書く際の注意点
第二新卒が自己PRを書く際の注意点
- 学生時代の話はメインのエピソードにしない
- 新卒で入社した企業をネガティブに表現しない
第二新卒でも数年前は新卒として入社しているため、新卒の時と同じように書いてしまいがちになりますが、第二新卒が自己PRを書く際は二つの注意点を意識して回答を作ってみてください。
二つの注意点を踏まえて回答を作ることで、より第二新卒の魅力が伝わるような自己PRが作れますよ。
自己PRを書く際に多いミスは、具体性に欠ける曖昧な表現や過去の経験への偏り、現在の強みや未来への意欲を十分に伝えられない点です。
また、応募企業が求めるスキルや価値観に沿わない内容や一貫性を欠いたエピソードも説得力を損なってしまいます。
学生時代の話はメインのエピソードにしない
新卒時の面接では、学生時代の経験やエピソードから強みを見つけて自己PRにしたという人も多いと思います。第二新卒と新卒の大きな違いは業務経験の有無であるため、自己PRの内容はなるべく新卒で入社した会社でのエピソードを利用しましょう。
学生時代の話を絶対に使ってはいけないのではなく、強みが活かされたエピソードや強みに気づいた背景などは業務から得たものを使うと、強みとともに第二新卒ならではの業務経験もアピールできます。
もし学生時代の話を使うのであれば、自己PRで「学生時代も〇〇の強みで~~」といった強調する使い方がおすすめです。
新卒で入社した企業をネガティブに表現しない
第二新卒の面接では、なぜ前職を辞めようと思ったのか聞かれることがたびたびあります。正直に答えることは大切ですが、理由を答える際はネガティブな表現を控えましょう。
前職で感じた不満をそのまま伝えてしまうと、「他責思考なのかな?」「不満があればまた同じように転職してしまうのかな?」といった悪い印象につながる可能性があります。
そのため辞めた理由や前職との比較を伝える際は、正直な理由を述べつつ主観でネガティブな表現を使うことは避けて、客観的な視点で伝えたりポジティブに言い換えたりなどの方法で回答しましょう。
- 新卒で入社した会社を辞める理由がパワハラに耐えられなかったからなのですが、それは言わない方が良いでしょうか?
事実だからと包み隠さず言ってしまうと、ただの愚痴や悪口、問題解決能力が乏しいといったマイナス評価になる可能性があります。
面接官に退職理由を深掘りされた場合でも、詳細に入りすぎず、簡潔に説明する程度にとどめておくことをオススメします。
伝える時は、「人間関係に問題がありましたが、その中で自己成長に繋がる貴重な経験をしました。」や、まったくパワハラの事実には触れず、「自分の成長や新しいスキルを身につけるために、より良い環境を求めて転職を決意しました。」という風に伝えるとよいでしょう。
シチュエーション別!第二新卒の自己PRで使える例文8選
第二新卒の自己PRで使える例文8選
自己PRに書く内容の考え方や文章構成がわかったら、次は例文を見てさらに第二新卒なりの自己PRのイメージを深めていきましょう。
例文では前職の経験や業務で役にたった強みなどを中心に解説しています。キャリアアドバイザーがすべての例文にコメントしているため、ぜひ自分に当てはまるような例文を探してみてください。
自己PRの例文をさらに見たい人は、こちらの記事もおすすめです。強みごとの例文や強みの言いかえ例などが詳しく解説されています。自分の強みがまだはっきりと言語化できない人はぜひ参考にしてみてください。
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強み別の自己PR例文17選|63の言い換えも活用して選考突破
この記事では、就活生向けに自己PRの例文を強み別で紹介する記事です。キャリアコンサルタントの解説を交えつつ構成の作成方法や書き方・話し方も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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営業職から事務職への転職
営業職から事務職への転職
これまでの営業の経験から、私の強みは効率性を考えることだと思っています。
前職の営業ではいくつもの案件を同時に進行していくことも多く、効率的に取り掛かるため常に優先順位を決めてスケジュール調整をおこない業務を進めていきました。
効率性を上げるために進捗管理ツールの活用や周囲への報・連・相も徹底して、複数の業務でも不備なくおこなえるように心がけています。
今回は事務職への応募となりましたが、この強みと経験を活かして納期を意識したタスク管理や優先順位の判断に役立てたいと思っています。
結論から伝えられており、続いて意識して取り組んだ効率性の詳細が書かれています。一方で、そこからなぜ事務職に応募しようと思ったのか、第二新卒の特性である思考の変化に触れていません。
営業事務なら営業経験を通し、逆の立場でやりたかったことなど書き出してみると良いですね。
事務職は倍率が高いため、採用を狙うのであればさらに自己PRにこだわる必要があります。事務職の自己PRについて自信がない人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。仕事内容ごとにどのような強みが必要とされているか、わかりやすく解説されています。
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例文17選|事務職の自己PRで差別化するなら4要素を盛り込もう
この記事では、事務職の自己PRについて詳しく解説しています。キャリアコンサルタントからのコメントを元に、書類選考通過しやすくなる例文も紹介しているので、事務職を志望する人はぜひご覧ください。
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事務職から販売職への転職
事務職から販売職への転職
私の強みは情報管理力の高さです。
前職で担当していた事務業務では帳簿や顧客データの管理を任されることが多く、日々大量のデータを管理していました。
ただ管理するのみでなく、必要な時にすぐデータにアクセスできるよう整理を続け、社内からの問い合わせからも迅速に対応できていたと思っております。
販売職は未経験ですが、この強みを活かして在庫管理や顧客データの管理などでミスを防ぐといった基礎的なことから徹底していきたいです。
畑違いの仕事に転職する際に、共通して活かせるスキルを具体的に抽出でき、どう活かすかまで伝えられているので、面接官もイメージしやすく評価もしやすいでしょう。わかりやすく簡潔にまとめられた良い自己PRです。
販売職からエンジニア職への転職
販売職からエンジニア職への転職
私の強みは率先してチームを作るコミュニケーション能力です。
前職の販売職では個人の成績も重要でしたが、それよりもチームが一丸となり店舗全体の売り上げ向上を目指すことを大きな目標としていました。
日ごろからチームワークの構築を目指していたため、イベントや繁忙期など忙しくなる際もスムーズな連携で乗り切れたことが良い経験となりました。
御社ではまず業務の基礎をいち早く習得して、ソフトフェアの設計や開発においてもチームワークを意識したコミュニケーションを目指したいと思っています。
エンジニア職ではチームでの開発が主流のため、円滑な情報共有や協力が求められます。未経験者を歓迎する企業も多く、学習意欲や柔軟性、問題解決能力が評価されます。
例文では、前職でのチームワーク経験を強みとして挙げており、エンジニア職への適性を示しています。ただし、具体的な技術習得の計画や意欲を加えると、より説得力が増すでしょう。
コミュニケーション能力を強みに自己PRを書くのであれば、こちらの記事もおすすめです。コミュニケーション能力が重視される職種や、面接中にコミュニケーション能力をアピールする方法も詳しく解説しています。
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医療職から営業職への転職
医療職から営業職への転職
私の強みは観察力です。
前職では患者さんの状態を見て個人に合った対応をおこなうことが毎日の業務でした。患者さんのささいな変化を見逃さないことが非常に重要であり、健康状態から家庭環境までさまざまな要素を総合して考えた対応が求められました。
入社から比較して、医師や先輩社員からも「良く見ているね」と言われる機会が増えたため、自分の観察力は強みとして誇れるものだと感じました。
この観察力を活かして、お客さま一人ひとりに合った対応を常に考えて、安心して取引してもらえるような社員になりたいと思っています。
患者のささいな変化を見逃さないのは日頃から丁寧に観察しているからです。例文ではそんな日常の取り組みが伝えられています。
一方で、今後の働き方にどのようなイメージを持っているのかがあまり見えてきません。営業として観察力をどのように活かすのか、さらに具体的にすることで強みが明確化されます。
未経験で異業種への転職
未経験で異業種への転職
私の強みは何事にも柔軟に対応する力です。
前職では業務内容が変化したり新たなシステムを導入したりなどでルールが変わることが多く、その都度少しでも早く新しい環境に慣れることが求められる職場でした。
入社時はついていくことに必死でしたが、3年務めた現在ではすぐに新たな環境に適応できるようになり、柔軟な対応力が培われた良い経験となりました。
この対応力を活かして、御社でもいち早く即戦力になれるように努力していきたいと思います。
前職で得たスキルを活かしたいという気持ちが伝わる良い自己PRだと思います。実務経験談はイメージがしやすいため面接官にも響きやすいです。どう応用するか具体的に伝えられるとさらに評価に繋がりやすくなります。
柔軟性は職種によっては好印象なアピールにならない可能性もあります。柔軟性を強みとして自己PRに使う際は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。柔軟性が重視される職種や良い印象を持たれる構成について詳しく解説しています。
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同業種から同業種への転職
同業種から同業種への転職
前職の経験から、私の強みは問題解決能力だと自負しています。
前職では製品やサービスの問い合わせを担当していました。直接お客様と会話するため顧客満足度に直結する仕事だと感じており、お客様がどのようなことを悩んでいるのか正確に読み取って、いかに早く解決に導くか考えながら対応していました。
以前製品に関する不具合の問い合わせを受けた際は、技術部門と連携を取りながら迅速な問題解決に取り組み、お客様からも感謝され強いやりがいを感じました。
御社でもこの経験を活かして、常に企業全体の信頼を考えられる社員になりたいと思っています。
前職で培った問題解決能力を具体的なエピソードで示し、応募企業での活躍意欲を伝えることが必要です。
さらに、同業種への転職では専門性を深化させ即戦力として貢献できる点をアピールしつつ、転職理由を前向きに伝え、前職での成果や応募企業の課題への提案を具体的に示せると説得力が高まります。
こちらの記事では問題解決能力を強みとして自己PRに使う際のポイントや、問題解決能力が求められている職種について詳しく解説しています。また問題解決能力の身に着け方も解説しているため、これから習得していきたいという人にもおすすめの記事です。
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同業種のキャリアアップの転職
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私の強みは、前職で培ってきた提案力です。
前職の現場では顧客満足度の向上と販売戦略を意識して、お客様一人ひとりの希望に対応した製品の提案や売り上げ向上を狙うための商品陳列を心がけていました。
限定のセット販売や新商品などが出た際はお客様の目に留まるように特別なキャンペーンを実施することで、見やすい売り場ができたとお客様からも褒めていただきました。
この提案力はお客様への説明のみでなく販売戦略を考えて実行できるという即戦力につながると考えているため、店長候補といった店舗を任せられる人材を目指していきたいです。
前職で注力してきたことが具体的に描かれています。日常がイメージでき、良いと思います。一方で、それらの経験をもとに店長としてどのような店舗を作りたいのか、どのような店長になりたいのかを伝えられると良いと思います。
3ヶ月~半年など早期退職した場合の転職
3ヶ月~半年など早期退職した場合の転職
継続的に学び続けられることが私の強みだと感じております。
前職では業務で求められているスキルを身に着けていち早く戦力になるために、毎日上司や先輩社員からフィードバックをいただいておりました。
お客様の期待を上回るサービスができるように、基礎的な点に加えて製品やサービスの知識を深めるために自宅でも勉強を続けることを日課にしています。
新しいことを学ぶ姿勢と意欲は誰にも負けないと自負しております。もし御社に採用されましたら、まず基礎知識を身に着けて成長しながら御社に貢献していきたいです。
成長意欲が伝わる良いPRですが、短期間で退職すると努力の成果が出にくいため、伝わりにくくなりがちです。「○%の顧客満足度向上を達成した」など、成果がわかりやすい情報があるとより良い評価に繋がるでしょう。
継続力にも粘り強さや現状維持などさまざまな種類があります。継続力を自己PRに使う人は、企業にアピールできる継続力を解説しているこちらの記事がおすすめです。継続力を強みに使う際の注意点やよりアピールできる構成なども詳しく解説されています。
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合格率を上げるために自己PRには第二新卒なりの経験を組み込もう
第二新卒は自分の強みをはっきり伝える自己PRを書くことで、仕事への熱意や関心が高いと評価されやすくなります。
一方で業務経験や新たな仕事へのやる気など、第二新卒ならではの魅力が伝わりにくい自己PRになってしまうと面接官の印象にも残りにくいため、自分の強みを理解して自己PRに組み込むことは大切です。
強みを活かしてどう働くか伝えることを意識して、魅力をより伝えられる自己PRを作ってみてくださいね。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る第二新卒の自己PRは前職での強みや経験の洗い出しが大切
企業が第二新卒に期待するのは、若さや柔軟性、そして成長意欲です。これらを踏まえ、自己PRを構築していきましょう。
まずは、自分の強みを明確にします。前職での経験や学んだことを振り返り、特に成果を上げたエピソードや周囲から評価された点を洗い出してください。たとえば、短期間で業務を習得した経験や、チームでのプロジェクトを成功させた実績などが挙げられます。
次に、その強みが応募先企業でどのように活かせるかを具体的に述べましょう。企業の求める人物像や業務内容を理解し、自分の経験やスキルがどのように貢献できるかを示すことがポイントです。
たとえば、前職で培ったコミュニケーション能力を活かし、顧客対応に自信があることを伝えると次の仕事でもスキルや経験が活かせることが伝わります。
次の仕事への適応力や学習意欲を示すことも高評価のポイント
また、成長意欲や柔軟性をアピールすることも大切です。新しい環境での学習意欲や、変化に適応する力を具体的なエピソードとともに伝えることで、企業に前向きな印象を与えることができます。
最後に、自己PRは簡潔でわかりやすくまとめることを心掛けましょう。長々とした説明は避け、要点を絞って伝えることで、採用担当者に強い印象を残すことができます。自分の経験や強みを信じ、自信を持って自己PRを作成してください。あなたの前向きな姿勢と成長意欲は、必ず企業に伝わります。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/fc-styling代表
Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
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