
玉手箱の「表の空欄の推測」は、表に示されたデータの規則性やパターンを見極めて空欄の数値を推測する問題です。比例、大小、算出式、推移など合計7つのパターンがあり、表全体の関係性を素早く把握する力が求められます。
この記事では、Webテスト指導経験のある瀧本さんの解説とともに玉手箱「表の空欄の推測」の解答のコツを解説します。玉手箱の「表の空欄の推測」が苦手な人は、パターンの見極め方や解答のコツを覚えることから始めてみてください。
記事の後半には練習問題を14問用意しています。7つの問題パターンに慣れて、表の規則性を素早く見抜き、正確に解答する力を身に付けましょう
玉手箱「表の空欄の推測」の概要
- 問題パターン:比例、大小、算出式、推移、合計が同じ、積算、列ごとに計算
- 1問あたりの時間:30~40秒
- 形式ごとの出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
- 表の空欄の推測を解くときのコツをわかりやすく教えてください!
縦横の規則性を素早く見抜いて概算で空欄を埋めるのがコツ
玉手箱の非言語「表の空欄の推測」に必要な計算力は中学生レベルです。そのため、このパートの難しいところは求められる計算ではなく、短時間で規則性や関係性を見抜かなければならない点にあります。
出題頻度は高く、特に図表問題とセットで出るケースが多いため、優先して対策しましょう。
基本的な解き方は、まず「縦の関係」、「横の関係」を分けて確認し、合計・割合・前年差など、どのルールで数字が並んでいるかを特定することです。いきなり式を立てるのではなく、まず規則を仮定し、ほかの行・列にも当てはまるかを検証します。
応用編では、正確な計算よりも選択肢から逆算する方法や、概算で不自然な値を消去する解き方を活用しましょう。玉手箱は時間勝負の試験なので、「完全理解」よりも「素早くパターンを見抜く力」を鍛えることが重要です。
玉手箱「表の空欄の推測」練習問題14問|瀧本さんによる解き方の解説付き!
ここからは、玉手箱「表の空欄の推測」の練習問題を専門家の解説付きで14問紹介します。7つのパターンを2問ずつ用意しているので、苦手なパターンがないか確認するために、一度解いてみましょう。
「表の空欄の推測」を初めて解く人や各パターンの見極め方がわからない人は、「問題を解く前に確認! 表の空欄の推測のコツ」を読んでから、練習問題に取り組むようにしてください。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
表の数値から法則性を読み取り、空欄に当てはまる数値を求めなさい。
あるベーカリーでは、その日の最高気温によって看板商品のカレーパンの販売個数が変動している。以下の表は、ある週の月曜日から金曜日までの記録である。金曜日のカレーパンの販売個数は何個と推測できるか。
<カレーパンの販売記録>
曜日:最高気温(度)/ 販売個数(個)
月曜日:18 / 460
火曜日:22 / 380
水曜日:25 / 320
木曜日:21 / 400
金曜日:27 / ?
選択肢
正解:C
最高気温が1度上がるごとに販売個数が20個減少し、1度下がるごとに20個増加するという法則性がある。たとえば、月曜日から火曜日にかけて気温が4度上がったとき、販売個数は4×20=80個減少している。木曜日から金曜日にかけては、最高気温が21度から27度へと6度上がっているため、販売個数は6×20=120個減少するはずである。したがって、400-120=280個となる。
まずは、表の中で一定の割合や増減幅が保たれていないかを丁寧に探すことが大切です。いきなり空欄を計算せず、すでに与えられている数値を横や縦で比較し、どの数値がどれくらい変化しているのかをつかみます。
比例型は「増え方・減り方が一定かどうか」に気付けるかがポイントです。落ち着いて変化量を確認して、得点につなげましょう。
問題2(難易度:★★★★☆)
問題
表の数値から法則性を読み取り、空欄に当てはまる数値を求めなさい。
ある飲料メーカーが、イベント会場でのスポーツドリンクの売上本数を調査している。売上本数は、その日の来場者数と密接な関係があることがわかっている。以下の表にもとづいたとき、5月5日の売上本数は何本と推測できるか。
<スポーツドリンクの売上記録>
日付:来場者数(人)/ 売上本数(本)
5月1日:1200 / 360
5月2日:1500 / 450
5月3日:1000 / 300
5月4日:1800 / 540
5月5日:2100 / ?
選択肢
正解:C
来場者数が100人増えるごとに売上本数が30本増加し、100人減るごとに30本減少するという法則性がある。たとえば、5月1日から5月2日にかけて来場者数が300人増加した際、売上本数は3×30=90本増加している。5月4日から5月5日にかけては、来場者数が1,800人から2,100人へと300人増加している。したがって、売上本数は5月4日の記録である540に90を加えた630本になると推測できる。
この問題では、数値そのものよりも「単位あたりの変化」に目を向けることが重要です。
たとえば、人数や気温などが一定幅で増減している場合、それに対応する別の数値も同じ幅で動いていないかを探ります。差を取ってみたり、一つ分戻してみたりすると、法則が見えやすくなります。
全体を眺めて規則性を言葉で説明できる状態にしてから、空欄を考えましょう。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
次の表は、ある条件下における特定の事象の発生確率を調査した結果である。空欄や条件の推移から判断して、当てはまる数値を選びなさい。
ある食品工場にて、保管温度と湿度がカビの発生率に与える影響を調査している。以下の表にもとづき、Bグループのカビ発生率は何%と推測できるか。
グループ:保管温度/湿度/発生率
Aグループ:15度/40%/2%
Bグループ:15度/60%/?
Cグループ:15度/80%/12%
Dグループ:25度/40%/8%
Eグループ:25度/60%/18%
Fグループ:25度/80%/25%
選択肢
正解:B
保管温度が同じD・E・Fグループにおいて、湿度が40%→60%→80%と高くなるにつれて、発生率も高くなっている。同様に、A・B・Cグループでも湿度の上昇とともに発生率が上がっていくと推測できる。したがって、Bグループの発生率は、Aの2%より大きく、Cの12%より小さい数値になると推測される。選択肢の中で2%と12%の間にある数値は7%のみである。
この問題では、正確な計算を心掛けるよりも、大小関係の流れを読み取ることが重要です。同じ条件の列や行に注目し、どの要素が増えるとどの数値が上がるのか、あるいは下がるのかを整理します。
すべてを細かく計算しようとすると時間を取られるため、増減の方向性をつかんでから選択肢を照合すると効率的です。全体の傾向を読み取る視点を持ちましょう。
問題4(難易度:★★★★☆)
問題
次の表は、ある条件下における特定の事象の発生確率を調査した結果である。空欄や条件の推移から判断して、当てはまる数値を選びなさい。
ある広告代理店にて、動画広告の再生時間とターゲットの年齢層が、商品購入に至るコンバージョン率(CVR)に与える影響を調査している。以下の表にもとづき、EグループのCVRは何%と推測できるか。
グループ:年齢層/再生時間/CVR
Aグループ:20代/15秒/1.2%
Bグループ:20代/30秒/2.5%
Cグループ:20代/60秒/4.8%
Dグループ:40代/15秒/0.8%
Eグループ:40代/30秒/?
Fグループ:40代/60秒/3.2%
選択肢
正解:B
年齢層が同じD・E・Fグループを比較すると、動画の再生時間が長くなるほどCVRが高くなる傾向にある。同様の傾向はA・B・Cグループにも見てとれる。また、同じ再生時間で比較した場合、20代よりも40代のほうがCVRが低い。よって、Eグループの数値は、同じ年齢層のD(0.8%)より大きく、F(3.2%)より小さい必要がある。かつ、同じ30秒のB(2.5%)よりも小さい数値が適当である。これらを満たすのは1.8%である。
この問題では、比較対象を固定して見ることが大切です。たとえば、年齢や時間など一つの条件を揃えたうえで、もう一方の条件が変わると数値がどう動くのかを確認します。
ばらばらに見ると混乱しやすいですが、同じグループ同士を順に追えば傾向が浮かび上がります。大小問題は「どちらがより大きくなる流れか」を冷静に見極めるのがコツです。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
次の表は、ある食品メーカーにおける工場別の生産データを示したものである。各工場の数値から導き出される法則性を踏まえ、問いに答えなさい。
以下の工場別データにおいて、工場Eの「出荷額」はいくらと推測できるか。
<工場別データ>
工場A:生産量 450、出荷額 360百万円
工場B:生産量 720、出荷額 576百万円
工場C:生産量 340、出荷額 272百万円
工場D:生産量 810、出荷額 648百万円
工場E:生産量 550、出荷額 ??
選択肢
正解:B
各工場の生産量と出荷額の関係性に注目すると、すべての工場において「生産量×0.8=出荷額(百万円)」という法則が成り立っていることがわかる。たとえば、工場Aでは450×0.8=360百万円、工場Cでは340×0.8=272百万円となっている。この法則を工場Eにあてはめると、550×0.8=440百万円となる。
この問題では、表に直接書かれていない計算式を自分で組み立てることを意識しましょう。売上や利益など複数の項目が並んでいる場合、それぞれがどんな関係式で結び付いているのかを推測します。
いくつかの行で同じ計算を試し、共通する式がないかを確かめると構造が見えてきます。数値の裏にある計算ルールを見つけることが攻略の決め手です。
問題6(難易度:★★★★☆)
問題
次の表は、ある食品メーカーにおける工場別の生産データを示したものである。各工場の数値から導き出される法則性を踏まえ、問いに答えなさい。
以下の工場別データにおいて、工場Eの「営業利益」はいくらと推測できるか。
<工場別データ>単位は百万円
工場A:売上高 1,200、販売コスト 900、営業利益 75
工場B:売上高 1,600、販売コスト 1,200、営業利益 100
工場C:売上高 800、販売コスト 600、営業利益 50
工場D:売上高 2,000、販売コスト 1,500、営業利益 125
工場E:売上高 1,440、販売コスト 1,080、営業利益 ??
選択肢
正解:C
売上高と営業利益の直接的な関係性を分析する。各拠点の売上高に対する営業利益の割合を計算すると、拠点Aは75÷1,200=0.0625、拠点Bは100÷1,600=0.0625、拠点Cは50÷800=0.0625となる。これらから、すべての拠点において「売上高×0.0625=営業利益」という法則が見えてくる。拠点Eについて計算すると、売上高1,440に対してこの法則を適用し、1440×0.0625=90となる。
表の空欄の推測(算出式)の問題では、差や割合といった計算を丁寧に確認することが重要です。特に「何から何を引いているのか」、「どの数値を基準にしているのか」を意識すると関係性が整理できます。
複数の工場や拠点が並んでいる場合は、同じ計算を当てはめて再現できるかを試しましょう。計算の筋道を一度言葉にしてみると、答えに近づきやすくなります。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
あるIT企業のシステム導入支援プロジェクトにおける、年度ごとの支援実績とコンサルタント数の推移をまとめた。
以下の表は、各年度のプロジェクト数と所属するコンサルタントの合計人数を示している。2025年度のコンサルタント合計人数は何人と推測できるか。
年度:プロジェクト数/コンサルタント合計人数
2021年度:12/84人
2022年度:15/105人
2023年度:14/98人
2024年度:18/126人
2025年度:22/?人
選択肢
正解:E
表の数値を分析すると、前年度と比べてプロジェクト数が3つ増えた2022年度には人数が21人増えており、プロジェクト数が1つ減った2023年度には人数が7人減っている。これらのことから、プロジェクト1つにつきコンサルタントが7人割り当てられているという規則性がわかる。2025年度は2024年度に比べてプロジェクト数が4つ増加するため、人数は4×7=28人増加する。したがって、126+28=154人と導き出せる。
この問題では、年度ごとの変化に注目して流れを追うことが大切です。単年の数値だけを見るのではなく、前年との差や増減の幅を確認し、それが一定なのか変化しているのかを把握します。
推移問題は、グラフを頭に思い描くと整理しやすくなります。また、増え方のパターンをつかんでから空欄を検討するのがコツです。
問題8(難易度:★★★★☆)
問題
ある製造メーカーの工場における、年度ごとのライン数と作業員数の推移をまとめた。
以下の表は、ある製造メーカーの工場におけるライン数と、そこで働く作業員の合計人数をまとめたものである。2026年度の作業員合計人数は何人と推測できるか。
年度:稼働ライン数/作業員合計人数
2021年度:6/78人
2022年度:9/117人
2023年度:8/104人
2024年度:11/143人
2025年度:10/130人
2026年度:15/?人
選択肢
正解:C
まず稼働ライン数と作業員人数の関係性をとらえる。2022年度は2021年度よりラインが3つ増え、人数は39人増えている。また、2023年度はラインが1つ減り、人数は13人減っている。このことから、ライン1つあたりの作業員数は13人と推測できる。2026年度は2025年度と比較してライン数が5つ増加するため、人数は 5×13=65人増加する。ゆえに、2025年度の130人に65人を加えた195人と算出される。
この問題では、ライン数や人数といった複数の要素がどう連動しているかを考えます。一方が増えたとき、もう一方がどの程度増えているのかを差分で確認すると関係性が見えてきます。
また、年度を順番に追い、変化の幅が一定かどうかを確かめることで法則を推測できます。数値の動きを時系列で整理することが重要です。
問題9(難易度:★★★☆☆)
問題
ある不動産デベロッパーで、新築マンションの契約者に対して、最も影響を受けた媒体についてアンケートをおこなっています。
以下の表は、各エリアにおける成約者が「SNS広告」または「チラシ」のいずれかを決め手とした人数をまとめたものである。
エリア3のチラシによる成約者数は何人と推測できるか。
なお、いずれのエリアにおいても、これら2媒体の成約者数の合計は、そのエリアの成約者総数(180人)の一定割合を占めているものとする。
<単位:人>
エリア:SNS広告 / チラシ
エリア1:82 / 53
エリア2:74 / 61
エリア3:59 / ?
エリア4:91 / 44
エリア5:65 / 70
選択肢
正解:B
SNS広告とチラシの成約者数の関係性を分析する。各拠点のSNS広告とチラシの合計人数を確認すると、エリア1は82+53=135、エリア2は74+61=135、エリア4は91+44=135となる。これらから、すべてのエリアにおいて「SNS広告とチラシの合計が135人(全成約者の75%)」という法則が見えてくる。エリア3について計算すると、合計が135となる法則を適用し、135-59=76となる。
まずは、各項目の合計に着目します。2つの媒体や手段が示されている場合、それぞれを足した総数がほかの行と一致していないかを確認します。
合計が揃っているときは、一方が増えれば他方が減る関係になっていることが多いです。全体のバランスを見る視点を持つと空欄の位置付けが明確になります。
問題10(難易度:★★★★☆)
問題
ある家電メーカーで、新製品の掃除機を購入した顧客に対して、最も影響を受けた媒体についてアンケートをおこなっています。
以下の表は、各製品における「Webサイト」または「店頭実演」をきっかけに購入した人数をまとめたものである。
製品Cの店頭実演による購入者は何人と推測できるか。
なお、いずれの製品においても、これら主要2媒体による購入者の合計は、各製品の購入者の総数(400人)の一定割合を占めているものとする。
<単位:人>
製品名:Webサイト / 店頭実演
製品A:148 / 124
製品B:112 / 160
製品C:155 / ?
製品D:139 / 133
製品E:181 / 91
選択肢
正解:A
Webサイトと店頭実演の数値の関連性を分析する。
各製品のWebサイトと店頭実演の合計人数を確認すると、製品Aは148+124=272、製品Bは112+160=272、製品Eは181+91=272となる。
これにより、すべての製品において「Webサイトと店頭実演の合計が272人(購入者の総数の68%)」という法則が見えてくる。この法則にもとづき、製品Cの数値を求めると、272-155=117となる。
まず、各製品ごとの総人数を丁寧に確認することから始めましょう。Webサイトと店頭実演の人数を合算し、その合計が他の製品とどう関係しているかを見ます。
総数が一定であれば、どこかが増えれば別の部分が減る構造になります。全体の枠組みを先に押さえてから個別の数値を検討するのがコツです。
問題11(難易度:★★★☆☆)
問題
表の数値から法則性を読み取り、次の問に答えなさい。
あるレジャー施設において、AからFまでの各グループの入園料の合計をまとめている。大人と子供のグループで料金はそれぞれ均一であるとき、Fグループの入園料の合計はいくらと推測できるか。
各グループの構成人数と入園料の合計は以下の通りである。
Aグループ:大人4名、子供2名、合計5,800円
Bグループ:大人3名、子供5名、合計6,100円
Cグループ:大人5名、子供2名、合計7,000円
Dグループ:大人2名、子供3名、合計3,900円
Eグループ:大人3名、子供1名、合計4,100円
Fグループ:大人6名、子供4名、合計?円
選択肢
正解:B
各グループの構成人数の違いから、大人と子供の料金をそれぞれ算出する。まず、AとCを比較すると、子供の人数は同じで大人が一つ増えており、金額は1,200円増加している。したがって、大人一人の料金は1,200円である。次に、BとEを比較すると、大人の人数は同じで子供が4名減っており、金額は2,000円減少している。したがって、子供一人の料金は500円(2,000÷4)となる。よって、Fの入園料は1,200×6+500×4=9,200円となり、答えは9,200円である。
この問題では、合計の出し方に注目することが大切です。積算とある以上、各グループや区分ごとの数値をどのように足し合わせているのかがカギになります。
大人と子どもなど複数の要素が含まれている場合は、それぞれを分けて合計し、どの段階で合算されているのかを整理しましょう。途中の小計を意識しながら全体像を組み立てると見通しが立ちます。
問題12(難易度:★★★★☆)
問題
あるレジャー施設において、AからFまでの各グループの入園料の合計をまとめている。大人と子供のグループで料金はそれぞれ均一であるとき、Fグループの入園料の合計はいくらと推測できるか。
各グループの構成人数と入園料の合計は以下の通りである。
Aグループ:大人2名、子供6名、合計7,200円
Bグループ:大人4名、子供3名、合計8,100円
Cグループ:大人3名、子供6名、合計8,700円
Dグループ:大人4名、子供8名、合計11,600円
Eグループ:大人1名、子供3名、合計3,600円
Fグループ:大人5名、子供5名、合計?円
選択肢
正解:C
各グループの比較から単価を導き出す。AとCを比べると、子供の人数は変わらず大人が1つ増えており、差額は1,500円である。よって、大人の料金は1,500円となる。また、BとDを比べると、大人の人数は変わらず子供が5名増えており、差額は3,500円である。よって、子供一人の料金は700円(3,500÷5)となる。この数値をEに当てはめると、1,500×1+700×3=3,600円となり、整合性が取れる。したがって、Fの合計金額は1,500×5+700×5=11,000円となる。
この問題は、個別の金額や人数をいきなり一括で扱わず、条件ごとに分解して考えるのがコツです。
たとえば、大人料金と子ども料金があるなら、それぞれの人数との掛け算を確認してから合計へ進みます。どこで計算が積み上がっているのかを順番に追うことで、空欄に入る数値の位置付けが明確になります。
問題13(難易度:★★★☆☆)
問題
表の空欄に入る数値として、最も適切なものを一つ選びなさい。
ある旅行代理店では、宿泊プランと交通手段を組み合わせた3つのパッケージツアー(A、B、C)を販売している。各パッケージの価格は、以下の構成要素の合計で決まっている。
パッケージA:高級ホテル1泊+新幹線往復=48,000円
パッケージB:ビジネスホテル1泊+高速バス往復=12,000円
パッケージC:高級ホテル1泊+新幹線往復+ビジネスホテル1泊+高速バス往復=?円
パッケージCの価格はいくらと推測できるか。
なお、同じ名称の構成要素の料金は同額であり、パッケージとして販売することによる割引はないものとする。
選択肢
正解:D
パッケージCの構成要素を確認すると、パッケージAの内訳(高級ホテルと新幹線)とパッケージBの内訳(ビジネスホテルと高速バス)をすべて合わせたものと等しいことがわかる。したがって、パッケージCの価格を求めるには、パッケージAとパッケージBの合計金額を算出すれば良い。計算式は48,000+12,000=60,000円となるため、正解はDである。
この問題は、行全体ではなく列単位で法則を探すことがポイントです。縦に並んだ数値同士を比較し、同じ計算処理が繰り返されていないかを確認します。
足し算なのか掛け算なのか、あるいは一定の差を取っているのかを一列ずつ検証していくと構造が見えてきます。縦方向のつながりを意識することが解決への近道です。
問題14(難易度:★★★★☆)
問題
表の空欄に入る数値として、最も適切なものを一つ選びなさい。
あるカフェチェーンにおいて、期間限定のセットメニュー(松、竹、梅)の原価を管理している。各セットは「メイン料理」「サイドメニュー」「ドリンク」の3つの要素で構成されており、セットごとの原価合計は以下の通りである。
セット松:メイン料理2つ+サイドメニュー1つ+ドリンク2つ=1,150円
セット竹:メイン料理1つ+サイドメニュー1つ+ドリンク1つ=650円
セット梅:メイン料理1つ+ドリンク1つ=?円
セット梅の原価はいくらと推測できるか。
なお、同じ名称の構成要素の原価は同額であるとする。
選択肢
正解:D
セット松の内訳からセット竹の内訳を引くと、「メイン料理1つ+ドリンク1つ」が残る。セット梅の構成要素は、まさにこの「メイン料理1つ+ドリンク1つ」に該当する。そのため、セット松の原価からセット竹の原価を差し引くことで、セット梅の金額を導き出すことができる。計算式は1,150-650=500円となるため、正解はDである。
この問題では、複数の列を横断して見るのではなく、まず1つの列に集中して規則性を見つけることが重要です。
同じ列の上から下までを順に追い、増減の幅や比率が一定かどうかを確認します。一列で法則が確定すれば、ほかの列にも同じ処理が当てはまるかを確かめましょう。
縦の計算ルールを把握することが得点につながります。
玉手箱「表の空欄の推測」を対策する際のポイント
玉手箱に関するQ&A
玉手箱のパーソナリティってどういう検査ですか?
玉手箱の四則逆算で時間が足りないです……。どうすれば良いでしょうか?
Web-GABと玉手箱の違いは何ですか?
玉手箱の言語問題がおかしい気がします。
玉手箱の答えをエクセルで管理する方法は対策として有効ですか?
玉手箱の言語問題の答えはどこでわかりますか?
玉手箱の図形問題で答えが合わない場合、どうしたら良いでしょうか?
玉手箱の非言語問題、解答のコツは何ですか?
制限時間が35分の玉手箱の非言語問題は何が出ますか?
玉手箱とSPIの見分け方はありますか?
SPIと玉手箱のどっちから対策を始めるべきですか?
玉手箱の計数問題で時間が35分のとき、図表の読み取りと空欄推測のどっちが出されますか?
玉手箱は何割くらい正答できれば安心ですか?
主要なWebテスト「SPI」について知りたい人はこちら
言語の対策
SPIの言語の対策方法|短期間で高得点を取るコツを解説
非言語の対策
SPI非言語は対策すれば怖くない! 出題傾向や例題を徹底解説
英語の対策
SPI英語攻略ガイド|出題内容から勉強方法まで例題付きで解説
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!計算を焦らない! まずは規則性を見抜くことを優先しよう
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
瀧本博史
プロフィールを見る玉手箱の非言語「表の空欄の推測」では、「規則性を瞬時に見抜く力」と「処理スピード」が求められます。1問あたりに使える時間の目安は30〜40秒程度なので、1分以上考え込むと全体の時間配分が崩れます。迷ったら後回しにする判断をすることを一度検討しましょう。
この単元のコツは、いきなり計算しないことです。まずは縦方向(列)と横方向(行)の関係を分けて確認し、「合計になっているのか」「割合なのか」「前年差なのか」「平均なのか」を探ります。
表に示されたデータの規則性を見極める際は、以下の順番で見ると効率的です。
①合計欄に注目する
②端の行や列を確認する
③同じ単位同士を比べる
なお、1か所だけではなく、ほかの行・列にも当てはまるかを必ず検証することが大切です。
規則性を確認する手順を固定することで得点源にできる
表の空欄推測は、規則確認の手順を固定することで安定して得点できる分野です。おすすめの練習方法は、時間を計って演習し、解説を読む際に「どの規則を見抜く問題だったのか」を分類することです。対策にかける時間は、1日20〜30分を3〜5日程度続けることで十分効果が出ます。
重点的に練習すべきなのは、「割合と実数が混在する問題」と「複数段階で計算が必要な問題」です。間違う人が多いポイントとして、全部の数値を計算しようとしたり、単位を見落としたり、思い込みで規則を決めつけたりするケースが挙げられます。
特に、表の空欄推測が苦手な人はまず「合計・割合・差」の3パターンだけを徹底的に練習しましょう。