この記事のまとめ
- 履歴書の志望動機で企業が見ているポイント
- 新卒採用で求められる履歴書とESは志望動機の差別化が必要
- 履歴書の志望動機は枠が限られているからこそ一工夫が差を付ける
- 志望動機作成ツール
たった3分で選考通過率の高い志望動機が完成!
この記事を読んでいる人に
おすすめな作成ツール(無料)
入社の熱意をアピールするために一貫性がある志望動機を作成しよう!
新卒の履歴書には志望動機の記入欄がありますが、エントリーシート(ES)や面接でも志望動機を聞かれることから、履歴書ではどのように記載すれば良いかわからず悩む人は多くいます。
志望動機は入社の熱意をアピールするためのものですが、その中でも新卒の履歴書の志望動機はESや面接で話す内容との一貫性が求められます。また、履歴書だからこそ注意しなければいけないポイントも存在するので、しっかり押さえていきましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの渡部さん、上原さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ、これから履歴書の志望動機を作成する人向けに、履歴書の志望動機で企業が見ているポイントや盛り込むべき要素、ESとの差別化の方法などを、例文を交えながら解説していきます。
就活対策おすすめツール・資料ランキング
新卒採用における履歴書の志望動機で企業がみているポイント
志望動機は、学生・企業双方のミスマッチを防ぐために、その業界や企業を選んだ理由を知るために質問されます。
履歴書の志望動機を作成するにあたって、企業が見ているポイントについて解説していくので、何を見られているのかをしっかりと把握していきましょう。
自社になぜ魅力を感じているか
企業が知りたいのは「自社の何に魅力を感じているか」という点です。
1つの業界でも企業はたくさん存在します。同じ業界でも企業ごとに社風や目指す方向性、在籍する人たちの特徴などは異なります。そのため、企業は志望動機を通して、学生が自社の何に魅力を感じているのか、そしてなぜ魅力に感じたのかを知りたいのです。
自社で実現したいことは何か
「こんな業務を経験してみたい」「仕事を通じてこんな社会を実現したい」といったように、企業は志望動機を通して、入社後に自社で実現したいことも見ています。
実現したいことがない志望動機は、入社の目的が見えづらく、「本当に自社に入社したいのだろうか」という印象を与えてしまいます。また、実現したいことへの熱量や想いが薄い学生は、入社の目的が見えづらく、自社で活躍するイメージが湧きづらいものです。
そのため、企業は志望動機を通して、入社後に活躍できるかどうかを見極めています。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る志望動機は内面的な部分が問われている
志望動機とは、言い換えればなぜその仕事がしたい(その会社に入りたい)のか、ということなので、極端に言えば「気持ち」「意欲」といった内面的なことです。
強い意志や覚悟を根拠をもって伝えよう
企業側は次の視点で志望動機を捉えています。
➀志望動機に根拠(説得力)が伴うと非常に魅力的
➁嘘も書けてしまうので、「何とでも言えるでしょ」とも考えている
➁については我々キャリアコンサルタントやこうした記事の影響もありますが、就活生と一緒になって志望動機を考えたり整理してあげているので、本当の気持ち以上のものができてしまっている可能性があります。
文面は素晴らしいのに面接してみたらがっかりした人事経験者は無数にいるでしょう。志望動機は見ないし聞かない、という企業も増えてきています。
ただ、そうは言っても、新卒は即戦力ではないので「意欲」が全てであるとも言えます。強い意志や覚悟を根拠を持って伝えてくれれば、反応は真逆(➀)になります。
新卒採用における履歴書の志望動機で盛り込みたい要素6選
新卒採用における履歴書の志望動機で盛り込みたい要素6選
- その業界・職種である理由
- その企業でなくてはならない理由
- 就活の軸との関連性
- 入社後に実現したいこと
- 将来的に実現したいこと
- 過去の経験との関連性
企業は履歴書の志望動機で自社の魅力や将来的に実現していきたいことを確認しています。では、具体的に履歴書の志望動機にはどのような内容を盛り込んでいけば良いのでしょうか。
次では、履歴書の志望動機で盛り込んでいくべき要素について解説していきます。参考にして盛り込んでいきましょう。
志望動機全体の書き方については以下の記事をチェックしてください。基本的な書き方と差別化のコツをまとめています。
関連記事
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
「志望動機の具体的なイメージが湧かずになかなか手が進まない」という人向けに、記事では志望動機の作成方法や面接での伝え方について、キャリアコンサルタントとともに解説します。ほかの学生から一歩リードするポイントも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
記事を読む
①その業界・職種である理由
業界に興味が感じられなかったり、なんとなくで選んだ職種だと、入社後にすぐ離職してしまうのではないかと企業は考えます。
そのため、志望動機では業界や職種への理解度が問われています。
不動産や金融、人材など、新卒採用をおこなっている業界はさまざまありますが、数ある業界の中でなぜその業界を志望しているのか、業界内で数ある職種の中でなぜその職種を志望しているのかをアピールしていきましょう。
業界は「何を扱うか」、職種は「何をするか」です。扱うものやサービス、そこで求められる行動が自分にとって興味のないものや重要でないものだったら、仕事はつまらなくなるでしょう。
入社後にイキイキと働くためにも、業界・企業研究は重要なのです。
以下の記事では、さまざまな職種の中でも特に人気がある事務職の志望動機について詳しく解説しています。事務職への意欲が伝わる魅力的な志望動機が書きたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
例文20選|事務職の志望動機を職種別・業界別に徹底解説
事務職の志望動機は、強みやスキルとのマッチ度を伝えることが大切です。さまざまな事務職があるので、それぞれに合ったものを伝えましょう。この記事では、キャリアコンサルタントと、事務職の仕事内容を徹底的に解説。そのうえで、事務職に合う強みの見つけ方やアピール方法を、例文を交えて説明します。
記事を読む
②その企業でなくてはならない理由
先ほど解説したように、志望動機は企業が自社の何に魅力を感じているのかを知るためのものです。
魅力に感じている部分が弱いと「同じ業界のほかの企業でもいいのではないか」といった印象を与えてしまいます。
そのため、企業に感じている魅力や共感している部分など、その企業でなくてはならない理由を盛り込んでいきましょう。
③就活の軸との関連性
就活の軸とは
企業選びや仕事選びの自分なりの基準
自分が就職活動で企業や業界を選ぶ際の基準である就活の軸と志望企業の接点を盛り込むことで、「なぜこの会社を選んだのか」という志望理由につなげることができます。
逆に接点がない場合、「他の企業でもいいのではないか」「志望理由に説得力がない」といった印象を採用担当は持ちます。
また、自分が魅力に感じている部分や共感している部分をアピールするだけでは、志望動機ではなく、「ファン」という印象になってしまいます。
そのため、志望動機では自分の就活の軸と志望企業が関連していることをアピールし、採用担当者に対して、納得感を与えていきましょう。
④入社後に実現したいこと
先ほど解説したように、企業は履歴書の志望動機を通して、「自社で実現したいことは何か」を見ています。そのため、入社後にどのようなことを実現していきたいかは必ず盛り込みましょう。
入社後に実現したいことを盛り込むためには、業界・企業研究が必要不可欠です。OB・OG訪問などを通して、その企業でしか実現できないことを盛り込みましょう。
次の記事では、OB・OG訪問を実施する際の手順や注意点について解説しています。業界・企業研究の一環として、OB・OG訪問を実施する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
記事を読む
⑤将来的に実現したいこと
入社後に実現したいことは志望企業でしか実現できないことですが、自分のライフプランなど、同様に将来的に実現したいことも盛り込めるとなお良いでしょう。
たとえば、「将来的に起業や独立を考えている」「〇〇歳までに管理職に就きたい」などが挙げられます。
会社によっては、社員のライフプランに沿った福利厚生を用意している企業も存在します。それらと掛け合わせて、将来的に実現できる環境であることをアピールしていくこともおすすめですよ。
ただし、会社のある特定の事業にだけ強く魅力を感じていて、その事業にしか興味がないと受け取られるような内容を記載すると敬遠される傾向にあります。
会社はさまざまな事業を展開しているので、仮に志望する事業に配属されなかった場合、扱いにくい人と受け止められてしまうので、注意してください。
⑥過去の経験との関連性
高い熱量を持った志望理由でも、裏付けがないものは説得力が薄れてしまいます。
自分がその企業を志望するに至った背景を過去の経験を踏まえて語っていきましょう。過去の経験を交えて話すことで志望理由に根拠が生まれるので、説得力を増加させることができます。
注意点として、エピソードは長くなりすぎないようにしてください。
- あまりインパクトのあるエピソードがありません。その場合は他のエピソードから異なる志望理由を考えていったほうが良いのでしょうか?
エピソードの大小はあまり問題ではない
インパクトは必ずしも必要ではなく、企業からすると小さなことでも、あなたを知る手掛かりになれば良いのです。
志望動機はあなたの意欲を知るための材料です。大がかりな成功体験や自分以外の人の影響が大きいエピソードよりも、身近で小さな体験の方が良いくらいです。
多くの学生の相談に乗って感じることは、最適なエピソードは「ない」わけではなく「探せていない」ことがほとんどです。
自分にとって「意味がない」と決めつけていることの中に手がかりがあったりするので、自己分析を通して丁寧に振り返ってみてくださいね。
ここまで志望動機に盛り込みたい要素を解説しました。以下の記事では構成の他に伝える順番も詳しくまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
志望動機の構成は採用担当者に伝わりやすい型が決まっています。この記事では志望動機を聞く企業の意図を把握してから、志望動機を構成する要素と順番を解説していきます。キャリアコンサルタントによる解説と業界別の例文もあるので、参考にしながら自分の志望動機の構成を整えていきましょう。
記事を読む
大学職員になりたい人で志望動機の書き方に迷ったら、次の記事を読んでみてくださいね。詳しい仕事内容もまとめています。
関連記事
例文13選|説得力ある大学職員の志望動機の書き方やポイントを解説
この記事では、大学職員を目指す新卒就活生向けに志望動機作成のポイントや、求められるスキルを詳しく解説しています。キャリアコンサルタントによる、企業側の視点も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む
AIツールなら業界・業種に合わせた
志望動機が簡単に作れます!
「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを明確な根拠をもとに考え、伝えることが苦手な学生は多いです。
無料の「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、志望する業界・職種ごとに選考通過率が高い志望動機が作れます!
たったの3分で作成可能なので、まずは試してみてください
履歴書の志望動機は面接やESとどう差別化するべき?
志望動機は、面接やESにおいても聞かれる質問です。履歴書はESと同時に提出が求められることが多いですが、どのように内容を差別化していくべきか悩む人も多くいるかと思います。
基本的に志望動機は、ESや面接と同じ内容でも問題ありませんが、丸々一緒の内容は避ける必要があります。次で解説する内容を参考に「履歴書の志望動機」を作成する際のポイントを押さえていきましょう。
同じ内容でも情報量で差別化する
先ほど解説したように、ESなどと内容は同じでも問題はありません。ですが、差別化を図るために情報量を変える方法があります。
書類選考では履歴書とESの両方の提出を求められますが、履歴書は応募者の学歴や現住所など情報確認の側面があり、ESは応募者のアピール内容を確認するという側面があります。
そのため、履歴書の志望動機ではエピソードの情報量は最低限内容がわかる程度であれば問題ありません。具体的なアピール内容はESの志望動機に盛り込んで差別化を図っていきましょう。
ESと履歴書の志望動機の違い
・ESの志望動機
私はテクノロジーを活用した新規事業を創出したく貴社を志望します。
私は大学時代にラクロス部に所属していました。ラクロスは未経験でまさにゼロからはじめたのですが、できることが増えていく感覚が楽しく、3年次からは主将にも任命され、全国3位になることができました。
このような経験から私は、ゼロの状態からできることを増やしていく感覚が自分のモチベーションであると考えます。貴社は通信サービスをもとにして生まれた資産を用いて、金融や不動産など多様な領域において、事業を展開しており、社内での新規事業コンペなども実施しています。
このことから、私が部活動で培った「粘り強さ」を活かし、貴社が現在進めている不動産のサービスをさらに成長させ、新規事業の開発に携わりたいと考えています。
・履歴書の志望動機
私はテクノロジーを活用した新規事業を創出したく貴社を志望します。
私は大学からラクロスをはじめたのですが、できることが増えていく感覚が楽しく、困難な状況でも粘り強く努力を続け、3年次には主将として、全国3位となりました。
この経験から私は、ゼロの状態からできることを増やしていく感覚が自分のモチベーションであると考えます。
貴社は新規事業にも積極的です。入社後は部活動で培った「粘り強さ」を活かし、新規事業の開発に携わりたいと考えています。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る内容の重複や余分な情報は削っていこう
志望度の高さをアピールしたいがために、たくさんのエピソードを詰め込んだり、詳しく書こうとして冗長な文章になったりして、読みにくい履歴書になる場合があります。
そのような履歴書は流し読みされ、最悪読んでもらえない可能性もあります。
文字数が多くなってしまった場合、内容が重複していないか、余分な情報が入っていないか、表現がくどくなっていないか確認しましょう。
端的な表現をしよう
文字数を減らすために、まずは別の言い回しを探してみましょう。たとえば「自分から進んで」を「自発的」「自ら」と言い換えてみます。同じ意味で別の言葉や表現とすることで、文章を引き締めたうえで文字数を削減できます。
また、ダブっている表現を削ったり言い換えたりします。特に冒頭の状況説明の際に、同じような表現が前後に2回出ていたりすることが多くあります。
2文で解説していることを1文にするなどの工夫をしましょう。
話し言葉は書き言葉にすることで読みやすくなる
加えて、ひらがなやカタカナにも注目してみましょう。
普段の話し言葉をそのまま文章化してしまい、ひらがなやカタカナが多くなる場合があります。こんな場合は、漢字を含む表現に置き換える工夫をすると良いですね。さまざまな工夫をすることで読みやすい文章を目指しましょう。
伝えたいことは同じでもエピソードを変える
同じ志望動機でも、志望理由を裏付ける根拠となるエピソードを履歴書、ES、面接でそれぞれ変えることもおすすめです。
たとえば、企業理念に共感したことが志望理由であるとします。
理念への共感をアピールするために、履歴書の志望理由を裏付けるエピソードは部活動について盛り込み、ESではアルバイト、面接ではゼミの活動といったように、それぞれでエピソードを変えていくこともおすすめです。
あらゆる側面から語っていくことで志望理由の説得力が増していきますよ。
企業理念を志望動機にしたいと考えている人には以下の記事がおすすめです。企業理念への共感で人事を惹き付けるポイントをキャリアコンサルタントが解説しています。
関連記事
例文9選|志望動機で企業理念への共感を伝えて唸らせる4ステップ
志望動機に企業理念を盛り込むときは、差別化と具体性が必須です。企業理念の志望動機のメリット・デメリットを理解しつつ、高評価を得られる志望動機を作成しましょう。この記事では、企業理念の志望動機で差別化する方法や具体性を盛り込むコツ、避けるべき注意点を、キャリアコンサルタントと解説します。すぐに使える例文も紹介していますよ。
記事を読む
新卒採用における履歴書の志望動機の構成
履歴書の志望動機の構成
- 志望している理由
- 根拠となるエピソード
- 入社への意気込み
履歴書の志望動機の構成は、大きく上記の3ステップに分かれます。わかりづらい構成の志望動機は読み手にとっても読みづらく、最悪の場合は読まれないということも十分にあり得ます。
そのため、読み手を意識したわかりやすい構成で作成していく必要があるのです。次では構成について解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
①志望している理由
結論の見えない文章は読み手としても意図がわかりづらく、「何が言いたいのか」を想像しながら読まなくてはなりません。
そのため、まずは一番伝えたい内容である志望理由を記載していきましょう。最初に志望理由を盛り込んでいくことで読み手としても後々の内容が入ってきやすくなります。
これはPREP法と呼ばれ、ビジネスでの基本のコミュニケーション方法です。
PREP法
「Point(結論)」、「Reason(理由)」、「Example(実例・具体例)」、「Point(結論)」の順で書く文章作成術
入社への熱意を最大限にアピールするためにもまずは志望理由を盛り込んでいきましょう。
PREP法は、履歴書のみならず就職活動で必要な「ESの作成」や「面接での受け答え」で非常に有効な方法です。
自分の意見や考えを端的に正確に伝えることができる方法なので、必ず覚えてください。
以下の記事では志望動機の書き出しのポイントについてキャリアコンサルタントが解説しています。書き出しから採用担当者を惹き付けて高評価を狙いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法
志望動機の書き出しは、志望動機全体を印象付ける大事な部分です。書き出しのコツは「本気度」を伝えること。書き出しの基本的な考え方や高評価を得るコツ、やりがちな失敗についてキャリアコンサルタントとともに解説します。そのまま使える便利なフォーマットも紹介しているので、参考にしてください。
記事を読む
②根拠となるエピソード
志望理由を記載したら、次は根拠となるエピソードを記載しましょう。志望理由が同じ学生は周囲にも多くいるかと思いますが、根拠となるエピソードによって自分の志望理由にオリジナリティが生まれます。
また、根拠となるエピソードは内容がイメージできるかどうかがポイントです。固有名詞などを出し過ぎたり、背景が見えない内容は読み手としても内容をイメージできなくなってしまいます。
自分で作成したら、大学のキャリアセンター職員や就活エージェントなど、第三者に添削してもらうようにしましょう。友人や家族でも問題ありませんが、すでにエピソードについて知っている場合もあるので、なるべく自分のことを詳しく知らない人に見てもらうことがおすすめですよ。
根拠となるエピソードを伝える例
私は大学時代にアメリカに留学をしていました。海外ではアジアといえば中国のイメージが強く、現状、日本の製品はあまり浸透していない状況を目の当たりにしました。留学期間中に多くの日本製品によって生活を支えられてたこともあり、私は日本の製品をもっと世界に広めていきたいと考えています。
根拠となるエピソードがない志望動機は単なる「気持ち」です。
気持ちは何とでも表現できますし明日には変わっているかもしれません。
企業が志望動機を通じて聞きたいのは、「その意欲が入社後も持続できるのかどうか」ということを念頭に置いてくださいね。
③入社への意気込み
最後に締めの言葉として、入社への意気込みを記載してください。志望動機を伝えたうえで最後に述べることで、内容に一貫性が生まれます。
ポイントとして、②で述べた経験を踏まえて、学んだことを入社後にどのように活かしていくかを盛り込むことがポイントです。
また、入社への意気込みを聞くことで、採用担当者は「どのようにしてうちに貢献してくれるのか」や「うちで成果を出すことができそう」といったイメージを持つことができます。
次の例文を参考にしてみてくださいね。
「入社への意気込み」の例文
入社後も常に挑戦する姿勢を持って、世界に通用する製品を生み出していきながら、貴社の利益に貢献していきます。
履歴書によっては志望動機と自己PRをまとめて書く必要がある
履歴書によっては、志望動機と自己PRが1つの欄にまとめられていることがあります。この場合、履歴書と自己PRの両方を記載する必要があります。
限られたスペースの中で入社への熱意や自分自身を最大限にアピールするためにも、次で解説する内容をしっかりと押さえていきましょう。
自己PRと志望動機の違い
そもそも志望動機とは、「企業を志望している理由」をもとに入社後に実現したいことや貢献できることを盛り込んでいきます。
一方で、自己PRは持っているスキルや今までの経験から得た学びをもとにした「自分の強み」を活かして、入社後に実現したいことや貢献できることを盛り込んでいきます。
どちらも入社後に実現したいことや貢献できることをアピールするものですが、アピールの手段が「企業を志望している理由」「自分の強み」といったように異なると考えましょう。
履歴書の自己PRは志望動機同様に工夫が必要です。次の記事では、履歴書の自己PR作成方法や注意点について、例文を交えながら解説しています。参考にしてみてください。
関連記事
新卒用履歴書の自己PRを書く極意|例文28選を強み・職種別で紹介
新卒用履歴書の自己PRは端的に書くことが大切です。この記事では、履歴書の自己PRを端的にまとめる方法や、高評価を得られる内容、避けるべき失敗例などを解説します。すぐに使える例文もあるので、参考にして書類選考を突破しましょう。
記事を読む
履歴書の同じ欄に書く場合は両方の内容を含めよう
先ほど解説したように志望動機と自己PRは別物です。企業の採用担当者はそれぞれを別物と捉えています。
そのため、履歴書の志望動機欄と自己PR欄が1つになっているときは、画像のように志望動機と自己PRはそれぞれタイトルをつけるなどして、分けるようにしていきましょう。
志望動機は、会社を志望する理由や入社後に実現したいことなどを伝えます。
自己PRは、自分の強みや入社後にどう貢献し活躍できるのかを伝えるものです。会社側が求める内容が違うので、区別して説明します。
しかしながら両者が同じ欄の場合はポイントを絞り込み、会社がより重視する志望動機に重点を置くと良いでしょう。
履歴書の志望動機を書く際に気をつけたい注意点
ESは学生の強みなどを知るために企業独自に収集している書類ですが、履歴書は公的書類として入社後も利用される書類です。そのため、記入はビジネスにおけるルールに沿って適切に記入していく必要があります。
次では、履歴書の志望動機を書く際の注意点について解説していくので参考にしていきましょう。
志望動機の埋め方に悩み、「面接で直接話せば良いし、空欄でもいいのでは」考えている人は以下の記事を参考にしてみてください。空欄で出すリスクと記述方法を解説しています。
関連記事
履歴書の志望動機欄に「なし」はご法度! 空欄で出すリスクも解説
履歴書の志望動機欄を見て「書くことがない」と悩んでしまう学生は多いもの。しかし自分をアピールする大切な機会であるため、空欄は禁物です。記事ではキャリアコンサルタントとともに履歴書の志望動機が重視される理由や、アイデアが浮かばないときのコツを解説します。
記事を読む
記入欄は最低8割以上埋める
余白が目立つ履歴書は、企業の採用担当者から「この学生はあまり志望度が高くないのではないか」という印象を受けてしまいます。履歴書の志望動機欄は最低でも8割以上は埋めるようにしましょう。
書き進めていった結果、8割に到達しない人は内容を膨らませていく工夫をしていきましょう。
たとえば、行動に至った背景やプロセスを丁寧に述べるなど、記載するエピソードを膨らませたり、数字や固有名詞を使用して、情報をより具体的に記載していくなどがおすすめですよ。
余白を埋める方法として、履歴書に記載している単語を類義語で置き換える方法があります。
これは伝えたい内容の意図を変えずに、使っている単語を変更することで余白を埋めることができますよ。
志望動機の文字数についてこちらの記事で詳しく解説しています。文字数を増やしたいとき、減らしたいときのそれぞれのコツについても紹介していますので、併せて参考にしてみてくださいね。
関連記事
志望動機のベストな文字数は? 書き方のコツや文字数別の例文も紹介
「志望動機を何文字くらい書けば良いんだろう……」と悩む人も多いでしょう。この記事では、志望動機に記載するベストな文字数について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。また、志望動機の例文も文字数別に紹介するので、こちらも併せて参考にしてみてください。
記事を読む
書き言葉には気をつける
ビジネス文書では、話し言葉と書き言葉が異なります。履歴書で記載する文章は書き言葉を使用するようにしましょう。たとえば、次のようなものが挙げられます。
話し言葉 | 書き言葉 |
---|---|
御社・御行 | 貴社・貴行 |
ちゃんと | きちんと、しっかり |
すごい・すごく | 非常に |
だから、なので | したがって、そこで |
でも | しかし |
特に、御社・御行などは面接で言い慣れてしまうことから、履歴書などの文書でも間違って使用してしまうことがあります。注意してください。
また、「見れる」「来れる」「食べれる」といった「ら抜き言葉」も文書で使用することは適切ではありません。「見られる」「来られる」「食べられる」といったように使用しましょう。
- 「です / ます」と「だ / である」の場合、どちらが適切なのでしょうか?
すべての文章で文体を統一させればどちらでも問題はない
「ですます」「である」どちらでも問題ありません。
「ですます」は一般的にはリスクが少ないので、こちらを使っている人が多いようです。丁寧で柔らかい印象を与えますが、文章が長めになりなりやすいので注意が必要です。
一方、「である」は上から目線で固い印象を与えたり、大学のレポートのようになってしまったりする可能性があります。
確信があったり、自信を持っている印象を与えたりしたい場合には向いています。
どちらの場合でも、履歴書のすべての文章で文体は統一させましょう。
文字が小さくなりすぎないようにする
自分自身を最大限にアピールするために、文字サイズを小さくして、とにかくたくさんの情報を盛り込みたいという人もいることでしょう。
ですが、過度に文字が小さすぎる履歴書は、読みづらいという印象を与えてしまいます。採用担当者は何百、何千もの履歴書を読む必要があるので、場合によっては「読まれない」ということがあるかもしれません。
PCの場合、フォントサイズは10.5〜11ptが推奨です。手書きの場合は大きすぎず小さすぎずを意識して作成していきましょう。行がついている履歴書の場合、高さに対して8〜9割程度の大きさがおすすめですよ。
誤字脱字などミスのないようにする
一通り書き終えたら、誤字脱字がないかをチェックしていきましょう。少しのミスで「雑な人」「ミスが多い」といったように評価を落としてしまうなんてこともあります。
ありがちなミスとして、修正ペンや修正テープの利用がありますが、先ほど解説したように履歴書は公的文書です。誤字脱字があった場合は書き直しましょう。
間違えた箇所に対して、二重線を引き、訂正印を押す方法もありますが、見栄えが良くないので1箇所程度に留めましょう。
思い込みは自分でなかなか気づきません。人間なのでミスはあっても良いのですが、チェックで修正できなければなりません。
履歴書を丁寧に書けない人は、チェックができない人と見られ、大事な仕事を任せるのには不安が残ります。提出前のチェックは徹底していきましょう。
志望動機の記入欄以外にも、履歴書にはいくつかマナーが存在します。次の記事では、履歴書を作成する際の注意点や提出方法について解説しています。参考にしてみてください。
関連記事
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
新卒の履歴書は、必要な項目を見落としていたり、マナーが守られていなかったりと、細かな部分のミスが多いです。事前準備をしっかりとおこないつつ、履歴書の書き方をマスターしましょう。この記事では、履歴書の書き方から採用担当者に渡すまでのマナー、失敗パターンなどをキャリアコンサルタントと解説します。
記事を読む
志望動機は履歴書だけでなく、ESや面接でも問われます。ES、面接それぞれでの志望動機の伝え方のコツが知りたいという人は、以下の記事でキャリアコンサルタントが詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ESの志望動機の書き方
例文12選|受かる志望動機をエントリーシートに書く4つのステップ
面接の志望動機の伝え方
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
まだ志望動機で悩んでいる人はAIツールを活用して完成させよう!
「この業界に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか相手により伝わるように説明できないと悩む学生は多いです。
そのなときは無料の「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、納得感のある志望動機が完成します。
ぜひ活用して、志望業界の選考を突破しましょう。
志望動機が履歴書の枠内に入り切らない時の対処法
できることなら、履歴書の志望動機で自分を最大限にアピールしたいですよね。ですが、過度に文字を小さくしたり、枠内からはみ出して内容を記載することはルール違反です。
枠からはみ出してしまうと「注意力が乏しい」「ルールを守れない」といったネガティブな印象を与えてしまいます。
限られた枠内で自分を最大限にアピールするために、工夫できることはいくつか存在します。次では、志望動機が履歴書の枠内に入り切らない時の対処法について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
なくても意味が通る言葉は省略する
普段の会話などではなかなか気づくことができませんが、なくても文章の意味が通じる言葉はいくつかあります。たとえば、次の通りです。
なくても文章の意味が通じる言葉の例文
例文(通常の文章)
非常に困難な状況でも自分の強みを最大限に活かして業務を全うしていきます。
例文(省略した文章)
困難な状況でも自分の強みを活かして業務を全うしていきます。
上記の例文を見てもわかるように、「非常に」「最大限に」がなくても意味は通じますよね。ほかにも「絶対に」「しっかりと」など省略できるものが存在します。
無意識のうちに使用しているものでも省略できる言葉はあるので、なるべく無駄を削ぎ落とすという観点からこうした言葉は省略していくようにしましょう。
話し言葉をそのまま文字にしている場合や、文章を丁寧に飾り立てようとする意識が働くと冗長になりやすいので注意しましょう。言葉を並列にしたり、接続詞を使ったりすることでも文章が長くなりやすいです。
3要素に絞って記載する
志望動機で盛り込むべき要素は6つあると冒頭で解説しましたが、6つすべてを盛り込むと枠内からはみ出してしまう場合、3要素に絞って記載するようにしましょう。
最低限盛り込むべき3要素は次の通りです。
履歴書の志望動機に最低限盛り込むべき3要素
- 志望理由
- 経験・スキル
- 入社後のビジョン
志望動機は「企業を志望している理由」をもとに入社後に実現したいことや貢献できることをアピールするためのものです。
そのため、まずは志望理由と志望動機を裏付ける経験をアピールしましょう。そのうえで、自分自身が持っているスキルとスキルを活かして入社後実現したいことを記載していきましょう。
入社後のビジョンは、履歴書以外の部分でも質問されることが多いため、しっかり準備しておくことが重要です。以下では「入社後にしたいこと」を魅力的に伝える方法を例文付きで解説しているため、チェックしてみましょう。
関連記事
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
企業が入社後にやりたいことを質問するのは、就活生の希望を知りたい意向が強いためです。入社後にやりたいことを見つけるための方法やどうしても見つからなかったときの対処法をキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
志望動機欄の大きな履歴書を使用する
履歴書は基本的に大学などが販売している学校指定のものを利用する人がほとんどかと思います。企業から指定がなければ、ほかのフォーマットの履歴書を使用することは問題ありません。
注意点として、履歴書にはJIS規格と呼ばれる全国的に統一された規格が存在します。
JIS規格の履歴書は就活に必要な最低限の項目が備わっているので、学校指定のもの以外を利用する際はJIS規格のものを選びましょう。
- 履歴書のほかに別紙を利用することは問題ないのでしょうか?
安易に別紙を使用することは避けよう
履歴書の他に別紙を利用することは、企業側に指定されていなければ問題ありません。
ですが、別紙を使用して履歴書を作成する目的が本当に必要かどうかの判断が重要です。
履歴書は自身のこれまでの略歴を簡易的にまとめたものになります。これは履歴書を見る相手がわかりやすく、評価しやすいものでなければいけません。
まとめる力も試されているので、安易に別紙を使用することは避けた方が良いでしょう。
履歴書は手書きとPCどちらで作成するのが良いのか、文字の大きさをどうすべきかなどと悩む人も多いと思います。次の記事では、それぞれのメリット・デメリットや適切な文字の大きさなどについて解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書作成時のPCと手書きの使い分け方
新卒の履歴書は手書きすべき? PCと効率的に使い分ける方法も解説
履歴書の文字の大きさ
履歴書のベストな文字の大きさは? パソコンと手書き別に解説
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか学生時代に培ったスキル・経験を踏まえて伝えるのに苦戦する学生は多いです。
無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、自分の強みをいかして採用したいと思わせる志望動機が3分で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
(IT業界の場合)
業界別! 履歴書の志望動機例文10選
それでは、履歴書の志望動機について、例文を用いて解説していきます。
業界別に10種類の例文を紹介していくので、自分の志望業界がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。自分の志望業界がない人は構成や言い回しなどを参考にしていきましょう。
例文①IT業界
例文①IT業界
私が貴社を志望する理由は「テクノロジーで社会課題を解決する」という理念に共感したからです。
私は大学時代のゼミで企業の人事労務について研究してきました。日本国内ではDXが進んでおらず、まだまだ長時間労働が蔓延してしまっているのが実態です。ゼミではゼミ長として、周囲との連携を重視していきながら、研究を進めてきました。
貴社は人事労務に関するSaaSプロダクトを展開しており、中小企業をはじめとする多くの企業で導入が進んでいます。
私は貴社において、ゼミで培った関係構築力を活かして、営業として多くの企業とより良い関係を作り、SaaSプロダクトを通じて、顧客企業がより事業に集中できる環境を構築できるように尽力していきたいと思います。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
内容が非常にわかりやすく、見る側にとって好印象な文書です。また自身の経験から企業で活躍できる内容が記載されています。
ゼミ長としてどのように周囲との連携を進めたかがわかるともっと良い内容になります。
IT業界は5つの業種に分かれます。次の記事ではIT業界の全体像や職種別の志望動機などを解説しています。IT業界を志望する人は参考にしてみてくださいね。
関連記事
IT業界の受かる志望動機の書き方|職種別の例文10選も紹介
IT業界は5業種に分かれ、それぞれに特化した志望動機の作成が必要です。キャリアコンサルタントが業種・職種別の例文を交えながら、IT業界の志望動機を解説。IT業界の知識を押さえて、受かる志望動機を作成し、選考を突破していきましょう。
記事を読む
例文②コンサルティング業界
例文②コンサルティング業界
私が貴社を志望する理由は、コンサルとして多くの企業の発展に貢献していきたいと考えたからです。
私は学生時代に家庭教師のアルバイトをしていました。その際に生徒一人ひとりに寄り添い、それぞれの課題を解決して成長させていくことにやりがいと達成感を感じていました。
このような経験からビジネスにおいても顧客に寄り添い、企業の事業をグロースさせていきたいと考えています。貴社は業界問わず多くの顧客を持ち、常にユーザーファーストでコンサルをおこなっています。
入社後は、家庭教師のアルバイトで培った困っている人や悩んでいる人に寄り添ってきた経験を活かして、ユーザーファーストなコンサルタントとして顧客の発展に貢献していきます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
顧客視点を持つことはどの仕事においても重要なポイントです。
全体的にあっさりとした内容になっているので、課題の解決のプロセスや成果について具体的な記述での肉付けがあれば更に説得力が高まりますね。
コンサル業界の志望動機は深い業界理解が差をつけます。次の記事では、コンサル業界の全体像や就活でアピールしていくべき要素などを例文を交えて解説しているので参考にしてみてください。
関連記事
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。
記事を読む
例文③商社業界
例文③商社業界
私が貴社を志望する理由は、消費者視点で商材や資源の調達をおこなっている点に共感したためです。
私は学生時代にスポーツ量販店で販売のアルバイトをしていました。アルバイトでは、常に顧客が求めているものは何か真剣に見定め、適切な商品紹介をしてきました。
その結果、競技で結果を出すことができたと後日顧客から感謝の言葉を述べられることにやりがいを感じていました。
この経験から、入社後はアルバイトで培った消費者視点で何が求められているかを考える力を活かして、世の中のニーズに応える商品や資材を調達し、顧客の希望を叶えていきたいと考えます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
消費者視点が重要なことをよく理解していて、やりがいを感じるきっかけとなったことがよくわかります。
消費者視点で調達をおこなっている点に共感していますが、そうでない企業が存在するのか疑問です。志望企業独自の共感点を取り上げてみるとさらに良くなります。
次の記事では、5大商社の強み・業績・社風・今後の動向・年収を解説しています。商社を目指す人にとって参考になる内容を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
5大商社を徹底比較! 事業や社風の違いから内定への道筋まで解説
5大商社の入社難易度は高いため各社の違いを押さえることが必須です。5大商社の特徴や魅力を理解しましょう。この記事では自分に合った5大商社の見つけ方や内定に向けた対策などをキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
また以下の記事では、商社の志望動機の書き方を解説しています。商社志望の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
総合商社・専門商社別の志望動機例文10選|必須の対策4選も解説
毎年、就活生に人気の商社ですが、選考を突破するために徹底した業界・企業研修を実施したうえで志望動機を作成する必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの解説を交えながら、商社の志望動機を作成するうえで押さえておくべきポイントや注意点を解説します。総合商社・専門商社の志望動機も交えて解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
記事を読む
例文④海運業界
例文④海運業界
私が貴社を志望する理由は、少数精鋭で若手のうちから裁量が大きく、主体的に働くことができると考えたからです。
私は学生時代にアメリカに留学をしていました。大学のカリキュラムに留学制度がなかったこと、なるべく費用は抑えて留学する必要があったことから、エージェントなどを介さずに自分1人で留学の準備を進めました。
無事に留学することができた過程の中で、自分の可能性を否定せずに主体的に動いていくことの重要性について学びました。
貴社に入社後はクリーンエネルギーを活用した海運を実現し、若手のうちから主体的に行動して、利益に貢献していきます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
主体的な人物であることが、経験からわかりますね。また、可能性を否定せずにポジティブに行動することで、企業に貢献できることが想像できます。
あとは、どのように企業で貢献できるかの部分を深掘りするとさらに良くなります。
次の記事では、海運業界について特徴や押さえておくべきトレンド、就活でアピールするべき要素について解説しています。海運業界を志望する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
海運業界を徹底解説! 理解必須のトレンドから志望動機例まで紹介
海運業界のイメージはつかみにくいかもしれませんが、選考を勝ち進むには、業界理解が必須です。この記事では海運業界の仕事内容や魅力、就職するための対策を、キャリアコンサルタントと解説します。
記事を読む
海運業界のほかに物流業界にも興味がある人は、以下の記事がおすすめです。物流業界での志望動機の伝え方のコツを、就活の専門家であるキャリアコンサルタントが解説しています。
関連記事
例文8選|物流業界の志望動機は2つのコツで差別化しよう
物流業界の志望動機は、業界理解を深めてから書くことが重要です。しかし、ビジネスモデルは複雑な部分があります。記事では、キャリアコンサルタントと、物流業界の仕組みとそれを踏まえた志望動機を丁寧に解説します。
記事を読む
例文⑤金融業界
例文⑤金融業界
私が貴行を志望する理由は、さまざまな規模の業界・企業と接点を持ち、日本社会の成長に寄与していくことができるからです。
銀行はすべての活動に必要なお金を扱い、さまざまなソリューションで多くの人々や幅広い産業を支えています。私は学生時代にサッカー部に所属していましたが、私が所属していた部は当たり前の基準が高く、視座が高い部員たちと目標に対して常に一生懸命努力をしてきました。
貴行へOB・OG訪問をした際に多くの行員の方々が「社会を支える」という意識を持ち、入社後も高い視座を持っていることが伺えました。
私も入社後は高い視座を持ち、金融インフラを活用して、日本社会の成長に貢献していきたいと考えます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
前半部分は、金融機関の社会的な役割や意義に触れたいのだと思いますが、「さまざまな」を多用してしまい論旨があいまいになっています。
3行目の「銀行はすべての〜」という1文はカットしてしまっても意味が通る内容だと思います。逆に1行目の「私が貴行を志望する理由は、〜」という志望理由を補足する内容に差し替えるだけで良くなると思います。
金融業界の志望動機の書き方のコツについてより詳しく知りたいという人は以下の記事がおすすめです。銀行の志望動機で高評価を得る方法を解説した記事も併せて紹介しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
金融業界の志望動機
金融の志望動機の書き方! 難関企業も狙える構成4パターンを解説
銀行の志望動機
例文14選|銀行の志望動機がスラスラ書ける簡単6ステップ
金融業界は就活生人気が高いので、志望する人は業界理解や対策が必要不可欠です。次の記事では、金融業界の全体像や実施しておくべき対策について解説しているため、金融業界を目指す人はチェックしておきましょう。
関連記事
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
金融業界は、さまざまな特徴があります。選考を受けるなら、多角的に理解することが大切です。この記事では金融業界の動向や業種、職種、金融業界独自の選考対策などについて、キャリアコンサルタントと解説します。
記事を読む
志望動機が思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
・業界・職種ごとの志望動機がわからない人
・アルバイトやゼミで忙しい人
例文⑥アパレル業界
例文⑥アパレル業界
私が貴社を志望する理由は、日本国内に留まらずグローバルに事業を展開し、服を通じてライフスタイルを提案している点に魅力を感じたためです。
私は大学時代にアメリカに留学をしていました。海外ではアジアといえば中国のイメージが強く、現状、日本の製品はあまり浸透していません。この経験から私は日本の製品をもっと世界に広めていきたいと考えています。
貴社は世界中に店舗や生産拠点を設けており、テクノロジーの活用などにも積極的です。このことからアパレルに留まらず、さまざまな事業に携わることができます。
私は人生において、留学などさまざまな挑戦を通じて成長してきました。入社後も常に挑戦する姿勢を持って、1人のビジネスパーソンとして成長し、世界に通用する製品を生み出していきながら、世界中の人の生活に寄与していきたいです。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
グローバルな視野を持って、世界に通用する製品を生み出したいという意欲と熱意がよく伝わります。
そのうえで生産国を日本にしたいというように捉えました。グローバルなサプライチェーンの中で、生産国を日本にしたいと考える理由を加えるとより良いと感じます。
アパレル業界はさまざまな職種が存在するため、自分自身のキャリアプランを踏まえて志望動機を作成する必要があります。次の記事ではアパレル業界の志望動機について例文を交えて解説しているので、参考にしてくださいね。
関連記事
例文11選|アパレル業界の志望動機に必須の準備と書き方を解説
アパレル業界の志望動機では、将来的にどのようなキャリアを歩んでいきたいかをアピールする必要があります。この記事では志望動機の書き方や注意点、周囲と差別化する方法などについてキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
例文⑦電力業界
例文⑦電力業界
私が貴社を志望する理由は、脱炭素化を実現していきながら、社会を根底から支え、豊かな生活の基盤づくりに貢献したいためです。
私は幼少期に災害を経験し、何日も停電が続いて、生活も困難になるという状況に陥りました。この経験から災害時における電力供給の被害を最小限にしたいと考えています。
貴社は会社規模が大きく、顧客も多数います。加えて、確かな技術力と実績を持って、環境問題に配慮し再生可能エネルギーにも注力している点から、貴社ならば自分の思いが実現できるのではないかと考え、志望しました。
学生時代に研究室で脱炭素について研究してきた経験を活かし、入社後は技術職として、社会インフラを支えていきたいと考えます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
自分の想いと志望企業が進めている社会課題の解決ができる事業について、うまくミックスできた志望動機ですね。
企業規模・多数の顧客という部分は削除しても意味が通るので、無くしてみるとすっきりした内容になります。
例文⑧人材業界
例文⑧人材業界
私は大学時代におこなっていた塾講師のアルバイト経験から「人が変わるきっかけを作りたい」という想いから貴社を志望しています。
塾講師のアルバイトでは、志望校合格など常に生徒の目標に対して伴走してきました。当初はやる気のなかった生徒に対してもめげずにサポートし続けることで、結果的に意識が変わり、目標を実現していく姿を通じて、「人のために貢献すること」に喜びを感じました。
貴社は、業種・業界・国籍関係なくさまざまな人材サービスを展開しており、より多くの人にきっかけを提供できると考えます。
入社後は塾講師のアルバイトで培った相手の立場に立って考える経験を活かして、顧客の成長や会社の利益に貢献していきます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
「人が変わるきっかけを作る」という方向性は業界にマッチしていて良いですね。
塾講師のアルバイトという言葉が何度も出てくるので、後半は少し書き方を変えていけると良いですね。また、「相手の立場に立てる」ということは強みなので、効果的な表現を工夫しましょう。
人材業界に向けた志望動機の作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、人材業界志望の人は併せて参考にしましょう。
関連記事
例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
人材業界の志望動機は業界理解を深め、特徴を押さえて作成することが重要です。この記事では人材業界の志望動機に盛り込むべき内容をOK例文・NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。志望動機で一歩リードして選考を突破してください。
記事を読む
例文⑨不動産業界
例文⑨不動産業界
私は、多くの人の心のより所となる空間を作りたいと思い貴社を志望します。
私は浪人生時代に息抜きのためによく行く場所がありました。そこは働く人、遊ぶ人、住まう人が交錯するように設計されており、さまざまな人と出会うことで単調な毎日を送っていた私に刺激を与えてくれました。
そして、それが日々の勉強へのモチベーションにつながり、結果として現在の大学へ入学することができました。
この経験から不動産デベロッパーの仕事を通して心のより所となり人生の活力となる街づくりをおこないたいと考えます。
数ある不動産デベロッパーの中でも貴社は、さまざまなアセットタイプを持ち、新しいことに挑戦する気概に溢れていると感じます。
したがって、現状に捉われず幅広い人々に刺さる街づくりをおこなえると感じ、私が実現したい「多くの人の心のより所となる空間を作ることができる」と考え、貴社を志望します。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
心のより所の大切さや、自身の経験について語られています。今後取り組んでいきたいこともよくわかる内容となっています。
最後の「人々に刺さる」という表現については唐突感があり、「心のより所」とのつながりが少し薄いので、表現を工夫してみても良いですね。
不動産業界の志望動機の書き方や、魅力的に伝えるポイントについて知りたいという人は以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事
例文5選|不動産業界の志望動機を書く3つのコツと注意点を解説
不動産業界の志望動機を書く際は、不動産業界にこだわるきっかけを伝えるのがポイントです。「他の業界でも良いのでは……」と思われないように、具体的なエピソードとともに入社への熱意を伝えましょう。記事では、キャリアコンサルタントから見た不動産業界の志望動機を書くコツやテンプレート5例文を解説します。
記事を読む
例文⑩食品メーカー業界
例文⑩食品メーカー業界
私は日常に欠かすことができない食を通じて、多くの人の健康に貢献していきたいと考え、貴社を志望します。
私自身、大学時代にサッカー部に所属していたのですが、食生活を改善することで試合時のパフォーマンスに影響が出ることを知り、フードコーディネーター資格を取得し、食から競技のパフォーマンス向上を実現することができました。
貴社は単なる食品の提供に留まらず、圧倒的な研究力と技術力を持って、消費者の健康を意識した商品開発をおこなっています。
貴社に入社後は一般消費者だけではなく、アスリートなどさまざまな分野で活躍する人を食から支えていきたいと考えます。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
食品メーカーに就職したいと思うきっかけと、自分自身の努力をした内容が書かれており、非常にわかりやすい構成ですね。
ここで紹介しきれなかった業界・職種の志望動機の書き方のコツについては、以下で詳しく解説しているため、興味のある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
スポーツメーカーの志望動機
スポーツメーカーへの就職を実現する方法|志望動機例文も紹介
ホテルフロントの志望動機
例文8選|ホテルフロントの志望動機は原体験で深みを持たせよう
調理補助の志望動機
調理補助の志望動機は3つの内容がおすすめ! 例文6選付きで解説
履歴書の限られた枠内で志望動機を最大限アピールして、書類選考を突破しよう!
履歴書は使用するフォーマットによって枠のサイズが異なるため、志望動機でアピールできる内容に個人差があります。ですが、企業が見ているポイントは変わりません。
また、履歴書は公的書類なので、適切な形で記入をしていく必要があります。
この記事で解説した、履歴書の志望動機で求められている内容や書き方、注意点などを押さえて、しっかりと入社への熱意をアピールし、書類選考を突破してくださいね。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る作成方法がわからなくても不安になる必要はない
履歴書の志望動機をこれから作成する人は、初めて取り組むことになるので、わからないことや、不安感を覚えることがあるかもしれません。
しかし、それは誰しもが同じ思いを感じながらスタートをしているので、自分だけではないということを理解しておいてください。
履歴書の志望動機の作成は、端的かつ適切に自分をアピールできるポイントです。しっかり自己分析をおこなうことで、これまでの自分の経験や強みを見出すことができます。
自分を最大限にアピールするために他己分析も実施していこう
自己分析を実施してもアピールするポイントが自分にはなかなか見つからないと感じる人は、他己分析を積極的に実施してください。
他己分析は自分でも気づかなかったことに気づけるというメリットがあります。他人からのイメージもまた、あなたの特徴であり、アピールできるポイントになるのです。
なかなかうまく取り組めない場合は、ひとりで無理をせずに、キャリアセンターやキャリアコンサルタントなどに相談しながら進めることもおすすめですよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細