インターンに行き過ぎるデメリット|行くべき回数と平均をプロが解説

インターンシップ(インターン)に参加するほど就活が有利になると思っていたものの、ほかの人より多く行き過ぎている気がして不安になる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、行き過ぎたときの影響から、実際にどれくらいが一般的な参加数なのかをインターンのプログラム別の平均参加社数をもとに解説します。

就活のプロの見解もあわせてチェックし、自分にとっての最適な参加数を見極めましょう。

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【プロが回答】そもそもインターンに行き過ぎはある?

インターンの参加社数が多いかどうかは自分では判断しにくいものです。周りの学生が何社行っているかを聞く機会もそう多くありません。

そもそも「行き過ぎ」という状態があるのかどうかもはっきりしないところです。参加すればするほど企業を知れるという見方もできます。

そこで、多くの学生の就職支援に携わってきた田邉さんに、インターンに行き過ぎという状態はあるのかを聞きました。

アドバイザーのリアル・アドバイス!インターンは参加社数ではなく目的と振り返りの質にこだわろう

キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

田邉 健

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行き過ぎかどうかは人や目的次第で変わってくるので、一概には言いにくいものがあります。

事実、インターンに参加すればするほど、社員からのフィードバックがきっかけで成長できると感じますよね。企業によっては、インターン参加が選考で有利になるケースもあり、「たくさん参加したほうが良い」と感じるかもしれません。

しかし、インターンに「参加することが目的」で数をこなすと成長を鈍化させるので注意が必要です。その点で「行き過ぎ」とアドバイスをせざるを得ない状況にいる人は、確かにいます。

5社以上参加している人は目的が手段化していないか確かめよう

特に5社以上参加している人は注意が必要です。インターンを成長のきっかけにするためには、「参加の目的」や「参加後の振り返り」などを丁寧にする必要があります。

目標設定と振り返りを丁寧にしようとすると、時間がかかるためインターンに参加できる企業数は必然的に限られるはずです。そのため、「インターン参加の数が多い学生」を見ると、「インターンに参加するという手段が目的化していないか」と採用担当者からも疑われてしまいます。

就活の時間は限られていますし、限られた期間で成長して内定を獲得するためにも、数にこだわらずに質にこだわってインターン参加を目指しましょう。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
・インターンの志望先を決められない人
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【プログラム別】インターンの平均参加社数

プログラム別:インターンの平均参加社数
参考:マイナビ「2027年卒 大学生広報活動開始前の活動調査」

ここではマイナビの「2027年卒 大学生広報活動開始前の活動調査」から、プログラム別のインターン平均参加社数を確認します。

厳密には就業体験を伴わない単日のプログラムは「オープン・カンパニー」と称され、インターンには含まれないと定義されています(参考:厚生労働省:『令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります』)。

ただ、現状としてはインターン参加における選択肢としてまだ一般的であることから、ここではオープン・カンパニーも選択肢の一つとして含み、参加者数を解説します。

内容によって平均参加社数が大きく異なる点をふまえて、自分に合った参加数を見極めていきましょう。

5日間以上のインターン:平均1社に満たない

5日間以上のインターンの2027年卒の平均参加社数は0.8社です。1人あたり1社に満たない水準となっています。

このプログラムは選考を経て参加するものが中心です。応募書類や面接の準備に時間がかかり、参加中も5日以上の日程を確保する必要があります。

そのため、何社も掛け持ちすることが難しいのです。

仕事体験:平均3.4社

仕事体験の2027年卒の平均参加社数は3.4社です。仕事体験は1日から数日で完結するプログラムが中心です。

選考がない、または簡易な選考で参加できるものが多く、志望先や第二候補の企業など、複数社に参加しやすいため参加平均も3.4社とやや多めになっていると言えます。

実際の業務に近いワークを体験できるため、職種の向き不向きを確かめる場面に向いています。

オープン・カンパニー:平均5.7社

オープン・カンパニーの2027年卒の平均参加社数は5.7社です。

内容は企業や業界の説明が中心で、半日以内で終わるもの大半です。選考がなく予約だけで参加できるため、短期間に複数社を回れます。

つまり、志望する業界を絞る前の段階で使うプログラムです。知らない業界を知る目的であれば、5〜6社の参加は多すぎる数ではありません。

ただし、厳密にはインターンの参加経歴には含まれないケースが多いため、あくまで情報収集の一環として参加を検討するのがおすすめです。

プログラムごとの違いをさらに詳しく知りたい人は、期間別に解説したこちらの記事も参考にしてください。
インターンの期間はどれくらいが最適? プロが期間別の違いを解説

オープンカンパニーにたくさん参加して多くの企業を知るほうが良いでしょうか? 中長期のインターンに参加して深く知るほうが良いでしょうか?

人材開発・育成コンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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インターンを職業理解のチャンスと考えると、志望業界が明確に決まっている場合は、目指す企業やその関連業界に中長期で入るほうが良いと考えられます。

しかし、行きたい業界や企業が明確でない場合は、早くターゲット設定をするためと考え、幅広くいろいろな会社の短期的なイベントに参加することも有効です。

いずれにせよ、積極的に仕事を理解しようという主体性が重要です。

あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

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インターンに行き過ぎることによる影響

インターンへの参加社数が多いこと自体が問題になることはありません。

ただ、1社あたりに使える時間が減ることで準備の精度が下がったりなど、「質」に影響が出る可能性はゼロではありません。

ここでは、インターン行き過ぎたときに起きる3つの影響を解説します。事前に把握しておきましょう。

参加前の企業研究が浅くなる

インターンに行き過ぎて1社あたりの準備時間が減ると、参加前に調べられる範囲が狭くなります。

企業研究が浅いまま参加すると、本来の目的であった企業理解を深めることが十全にできません。

理解が浅い状態では深い質問もできず、現場でこそ知れたことにノータッチで時間を終えてしまうことも。内容が限られてしまいます。きます。

インターン参加前にしっかりと目の前の一社に時間をかけられているか。この時間が確保できない社数は参加を見送る判断になります。

インターン先の企業の選び方から見直したい人は、5段階で絞り込む方法を解説したこちらの記事が役立ちますよ。
インターンの選び方決定版! 5段階で絞り込むコツと学年別の探し方

選考で話せる内容が残らない

面接で聞かれるのは、参加社数ではなく参加して何を得たかです。「5社参加しました」と答えても、そこから何を学んだかを話せなければ評価につながりません。

行き過ぎてしまっているということは、時間的な支障も出ている状況と考えられます。質が落ちた状態で参加したインターンで得られることとは、いかばかりでしょうか。

インターン先でしっかりと実績を残せるか、実績はなくとも自分なりに考えて動くことを、終了後に紙に書き出せる状況か。それが実現できる準備時間を確保できるか。この点を現状「行き過ぎか」を確かめる基準としましょう。

振り返りを文章にする段階でつまずく人は、例文つきのこちらの記事を活用してください。
例文6選|インターンの感想で人事の心を捉える秘訣と王道構成を解説

学業や研究に支障が出る

インターンの日程は授業や研究と重なることがあります。参加社数が増えるほど、学業に使える時間が減ります。

特に影響が出やすいのは卒業論文や研究室の活動です。実験や調査は日程を動かしにくく、後から取り戻すことが難しくなります。

まずは学業の予定を優先してカレンダーに入れて、空いた日にインターンを入れるようにしましょう。その仕組みでスケジュールを調整してみたとき、すでに無理がありそうであれば「行き過ぎ」な状況かもしれません。

周りが何社行っているのかわからず、自分の参加数が多いのか少ないのか判断できません。

キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

田邉 健

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なかなか判断が付かないポイントですよね。繰り返しになりますが、参加数は状況や目的によって適正値が変わるので、単純な比較で多い・少ないと断言することは難しいです。

そのうえで、たとえばキャリアアドバイスの際には、自分の将来像ややりたいことについて深く答えられない、理解度が浅いと感じた場合には、「インターン参加ではなくまずは自己分析を優先的に取り組もう」とアドバイスをしています。

つまり、自分に必要な対策・準備がわかっていて、それの一つがインターンであって、だから○○社と○○社に行くんだ、いう効果的な使い方ができているなら適性、そうではなく「とりあえず」で決めている場合は検討が必要、というロジックで見てみてもいいかもしれません。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

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・インターンの志望先を決められない人
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自分に必要なインターン参加数の決め方

平均参加社数と自分が何社行くべきかは別の話です。志望業界が決まっているかどうかで参加すべきインターンの社数は変わります。

判断の基準になるのは今の自分が何を知りたいかです。業界を広く知りたい段階と1社を深く知りたい段階では、選ぶプログラムも社数も変わります。

ここでは、就活の進み具合に応じた社数の目安を3つに分けて紹介します。

志望業界が決まっていない

志望業界が決まっていない人の行動指針

  • オープンカンパニーを中心に複数参加する
  • 興味のある分野・企業が見つかったらインターンを申し込む

志望業界が決まっていない段階では。オープンカンパニーを中心に、最低でも5~6社を目安に参加しましょう。

この段階はとにかく判断材料を集めるために動くことです。半日以内で終わるオープン・カンパニーであれば、1カ月で数社を回れます。

選ぶ際は、同じ業界に偏らせないことが条件です。業種の異なる企業を選び、仕事の進め方や顧客の違いを見ていきましょう。

参加後は興味を持った業界を2つか3つに絞ります。ここで絞れていれば、次の段階に進めます。

志望業界までなら絞れている

志望業界までなら絞れている

  • 仕事体験プログラムなど数日単位のインターンに複数参加する
  • 業務理解を深めて志望条件を具体化し、本命のインターンを探す

志望業界が絞れている段階では、数日間の仕事体験プログラムを中心に、2〜3社を目安に参加するのがおすすめです

この段階で必要なのは同じ業界のなかでの違いを知ることです。仕事体験は実際の業務に近い仕事を体験できるため、職種の向き不向きを確かめられます。

インターン先を選ぶ際は業界内で立場の違う企業を選びましょう。大手と中堅、あるいはメーカーと商社のように、同じ業界でも役割が違う企業を比べると差が見えてきます。

ここで1社か2社に決まれば、次の段階に進めます。

志望先が決まっている

志望先が決まっている

  • 本命のインターンを最優先で受けて、余裕があれば第二志望にも応募
  • 準備に徹底的に時間をかけて本選考につなげるチャンスにする

志望先が決まっているならそこだけを見て最優先で受けましょう。余裕があれば第二志望のインターンも申し込めると安心です。

この段階で必要なのは本命企業の業務を深く知ることです。5日間以上のプログラムでは、実際の業務に近い課題に取り組めるため、入社後の働き方が見えてきます。

時間をかけたプログラムのインターンは本選考につながることも少なくありません。志望先の情報収集としても、本選考対策としても、参加数を絞って準備に時間をかけましょう。

参加社数の決め方をさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も見てみてください。
インターンは何社参加する? キャリアの専門家による選び方と活用術

アドバイザーのリアル・アドバイス!平均参加社数は目安! 自分に必要な経験で選ぼう

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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平均参加社数の調査結果はありますがあくまで目安です。大切なのは数ではなく、自分の進路を考えるために必要な経験を選ぶことです。

志望業界がある程度決まっているなら、志望度の高い企業の複数日プログラムを中心に、同業他社や周辺業界も比較対象に加えるとよいでしょう。

応募社数と参加社数を分けて考えて募集要項で確認しよう

なお、応募社数と実際の参加社数は分けて考える必要があります。応募先を広めにしても、日程や準備時間、学業との両立を踏まえ、参加は振り返りまで十分にできる範囲に絞りましょう。

1日型のオープン・カンパニーは、採用選考で学生情報を活用できるインターンの対象ではありません。選考との関係は企業ごとに異なるため、早期選考の案内などを期待して判断せず、必ず募集要項で確認してください。

参加後の気づきを志望動機や面接で説明できることが参加社数以上に重要です。

インターン参加前必須!
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インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。

そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

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・インターンの志望先を決められない人
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【就活QA】インターンの参加数に関する疑問を解消しよう

インターンの参加社数について、学生からさまざまな疑問が寄せられています。「1dayは何社行くべきか」「行かないと不利になるのか」など、判断に迷う点も多いでしょう。

参加した後の目標設定や振り返りの方法に悩む人もいます。同じ悩みを持つ人への回答を読むと判断の材料が増えます。

ここでは、実際に就活生から寄せられた質問に就活のプロが回答したQ&Aを紹介します。気になるものから読んでみてください。

インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください

診断スタート

・インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

意図のないインターンの行き過ぎで時間を浪費せず指針を立てて動こう

インターンの参加社数に決まった正解はありません。そのなかで判断の基準になるのは、今の自分が何を知りたいかです。

時間は有限だからこそ、志望業界は明確か、本命は見つけられているのか、状況に合わせて数を考えましょう。

正解はありません。自分にとって必要なインターン先を見つけることを最優先に、数は気にせず指針を立てながら動いていきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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