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文学部卒は就職できないですか?
大学で文学部を専攻しているのですが、就職について不安を感じています。「文学部卒は就職できない」という話を耳にすることもあり、このまま就職活動を進めても大丈夫なのか心配です。
文学部で学んだ知識やスキルは、社会でどのように活かせるのでしょうか? 実際、文学部からどのような業界や職種に進む人が多いのかも気になります。
もし、文学部卒が就職活動で不利になる点があるとしたら、どのようなことでしょうか? また、それを克服するために今からできること、たとえば資格取得やスキルアップなどがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
文学部は就職において研究や分析の経験が活かせる
文学部に比べると、経営学部や経済学部のほうがビジネスに直結するイメージがあるかもしれません。
しかし、文学部では一つのことを深く突き詰めて考える機会が多いと思います。
演劇や特定の文学分野について深く研究し、論文を読んだり分析したりした経験は、決して無駄にはなりません。たとえば、シェイクスピアについて熱く語れることが、直接仕事に結びつかなくても、それだけ物事にこだわって取り組んできたという行動は、十分に活かせる部分があります。
学んだプロセスや経験がPRになる! 悲観せずアピールポイントを探そう
最近では、営業職など対人スキルが求められる職種で、リベラルアーツのような一般教養を身に付けているほうが評価されることもあります。
文学部だから就職できないと悲観する必要はまったくありません。むしろ、文学部での学びをPRできるポイントは多くあるはずです。取り組んだ内容そのものではなく、そのプロセスや経験に意味があるのです。
自分自身の学びにおけるアピールポイントを探していきましょう。
文学部を理由に低い評価をつけるケースは企業側の見識が足りない
これは、一般的な悪評、あるいは偏見に近いものがあるかもしれません。文学部だからという理由で評価をする企業があるとすれば、それは企業側の見識が足りないといえるでしょう。
企業は「文学部に所属している誰々さん」という、個人をきちんと見る必要があります。
あなたが心配しているのは、文学部で学んだ知識やスキルが活かせるのかという点だと思います。
たとえば、研究活動のなかで、文献を調べて論文を書いたという経験があれば、それは立派な経験でありスキルです。堂々と話して良いと思います。
ただし、「これをやりました」と単に述べるのではなく、その経験を俯瞰的に見て話しましょう。「論文を書くにあたって、このような情報収集をし、このような先生に話を聞きに行った」といった具体的な行動やプロセスを、志望する仕事内容に結びつけてPRする方法はあると思います。
資格取得も効果的! 学習姿勢が伝わるような準備をしよう
文学部が就職活動で不利になる点があるとすれば、それは文学部に対して偏見を持っている人事担当者に当たってしまった場合です。こればかりはどうしようもありません。
文学部であるという事実は変えられないので、「克服する」というものではありません。
もし気になるのであれば、質問にも書かれているとおり、資格を取得するなどして、「ただ文学部で本を読んでいただけではない」ということを示すのは有効な手段です。
志望する業界で役立つ資格を一つか二つ取得したり、勉強したりすることは確かに効果的でしょう。しかし、コミュニケーション能力が最重要であることは間違いありません。
自分の学習したことが評価してもらえるよう、しっかりと伝わるような準備をしましょう。
こちらの記事では、文学部の人が就職で活かすことができる強みやおすすめの就職先を解説しています。また、文学部の人が就活を有利に進めていく方法も解説しているので、参考にしてみてください。
文系におすすめの職業は、以下の記事もチェックしてみてください。文系の人がどんな職業に就けるのか気になっている人はぜひ読んでみてください。
次の記事でも文系の就職先について解説しています。人気企業ランキングや理想の就職をかなえるポイントも解説しているので、参考にしてみましょう。
こちらのQ&Aでは、文系の学生が就職するうえで有利な資格についての相談にキャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみてください。
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