今年入社した人だとすると、まだ研修を終えて2カ月も経っていないころでしょうか。

新卒1年目というのは、受け入れる会社側としては「とにかく教育する」「成長させる」というミッションを持っています。

ですから、自身は「勉強する期間だ」と割り切り、楽しいかどうかを考える余裕はないくらい、一生懸命に知識やスキルを吸収し、覚えることに全集中するつもりでいてほしいと思います。

最初の一年は集中し成長してから方向性を考えるのはあり

興味が持てること、持てないこと、いろいろあるでしょう。同じ会社のなかでも、好きな仕事もあればそうでない仕事もあるものです。

興味が持てないことでも、覚えておくことは将来必ず自身の役に立ちます。

この1年間は「自分のための1年」だと思って、教えてもらえること、聞きに行けばすぐに教えてもらえる環境を最大限に活用してください。

最初の1年間は、おもしろくてもおもしろくなくても、一生懸命覚えることに集中することが大切です。

そして1年が過ぎ、2年目を迎えるころには、かなり成長しているはずです。そこから方向性を考えたり、部署異動を希望したりしても良いのではないでしょうか。

ほかに希望する部署があれば、そのために一旦は知識を吸収する期間ととらえるべきです。

興味や現在の業務内容がわからないため一概には言えませんが、まずは「何がミスマッチだと感じるのか」を自身で深く考える必要があります。

いわゆる五月病かもしれませんし、入社前に抱いていた高い理想と現実とのギャップに苦しんでいるのかもしれません。

視点を変えればやりがいは見つかるかも！ 自己分析・仕事分析をしてみよう

表面的な部分だけでなく、もっと別の角度から業務をみてみることで、やりがいを発見できる可能性もあります。「自分にとって成長を感じる瞬間とは何か」「この仕事に本当にやりがいはないのか」をもう一度考えてみてください。

一人で考えるのが難しい場合は、キャリアコンサルタントなど第三者と一緒に考えるのも有効な手段です。