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向上心がある人とはどんな人のことですか?

現在就活をしていて、長所・短所を分析しているなかで疑問なのですが、「向上心がある」とはどういうことでしょうか?

実際企業が求める「向上心がある人」というのは、具体的にどのような人のことを指すのでしょうか? 常に高みを目指し続けるような、特別な人でないといけないのでしょうか?

私はたとえば、「一度やったミスは二度と繰り返さない」と心に決めていますが、これも向上心といえるのでしょうか。私は目立つタイプではなく、大きな目標を掲げるのが少し苦手な人間で、このような性格で「向上心がある」と言える部分はあるのか気になります。

「向上心がある」とはどういうことなのか、そして私のようなタイプが「向上心がある」といえるのか、教えていただけると幸いです。

4人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

加藤 賀子

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今よりも良い方に発展・成長したいと考え良くなりたいと思っている人

向上心がある人というのは、現時点の自分よりもさらに良い方向に発展・成長したいという気持ちがある人だと私は感じています。もう少し深めて伝えると、すべてにおいて「今の私のままで良い」ではなく、何かしら「今よりも良くなりたいな」と思っている人です。

企業側も、いろいろなことに対して向上心を持って取り組んで欲しいという気持ちから、向上心がある人を求めていると思います。しかし、人によって価値観や考え方・意欲のある事柄は異なるため、何かしら自分の興味のあることなどに対して「今よりも良くなりたい」と思っている人が向上心のある人と捉えて良いでしょう。

「一度やったミスは二度と繰り返さない」も向上心になる

例に出ている「一度やったミスは二度と繰り返さないと心に決めている」ということも、現時点の自分よりもさらに良い方向に成長したいという気持ちがあるからこそ生まれた想いだと感じるので、向上心を持っていると言えます。

目標の大きさを他人と比べてしまうこともあると思いますが、大きな目標を持つことが向上心の有無に直結するわけではないということも覚えておきましょう。

キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

塚本 智美

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自己評価や反省ができることは向上心があると言える

「一度やったミスを二度と繰り返さない」と決めているとのこと、素晴らしいですね。おそらく日々の振り返りがきちんとできる性格なのではないでしょうか。自己評価と反省ができるのは、向上心があるからだと言えると思います。

企業が言う「向上心がある人」はさらに多岐に渡ると思います。たとえば、目標を持っている、学び続けることができる、現状に甘んじず常に挑戦する、過去の自分と比べて成長したいと思っている、なども挙げられます。

具体的には、現状に満足せずアルバイト先で役立つ新しい知識の習得を続ける、ゼミ活動で前例にとらわれない提案をする、研究内容の更なる勉強を続ける、資格試験に挑戦してみる経験などが当てはまるでしょう。

無理をして企業に合わせようとせず自分らしい表現で表すのも大切

もちろん、日々の振り返りができることも、向上心を体現する行動の一つです。しかし、どうしても、自身の特性と照らし合わせてみて「向上心がある」という表現では、しっくりこないというのであれば、あえて企業に合わせていかなくても良いと思います。

自分らしい表現で自分らしさを表す方が本来の姿をアピールできるのではないでしょうか。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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常に完璧を目指す必要はない! 小さな成長を目指すことも立派な向上心

私が個人的に思うのは、「常に高みを目指して努力を続けるような特別な人だけが、向上心のある人だと思わなくて大丈夫」ということです。

向上心とは、「今よりも少しでも成長したい」「昨日の自分よりも前に進みたい」と思う気持ちです。体調が優れない日や、気持ちが落ち込むときは誰にでもあります。だから、常に完璧でいようとしなくて良いのです。

素直に吸収しコツコツ改善を重ねている人は向上心があるといえる

企業が求めている「向上心がある人」とは、仕事を教わったときにきちんとメモを取って覚えようする姿勢がある人や、素直に日々の振り返りができる人です。だからこそ、日々の積み重ねのなかに向上心が表れると考えています。

「一度やったミスは二度と繰り返さないようにしている」というあなたの姿勢も、まさに立派な向上心です。それが自然に行動に出ているなら、十分に評価されるポイントになるので安心してくださいね。

また、「目立つタイプではない」「大きな目標を掲げるのが苦手」と書かれていますが、そういう人だけが求められているわけではありません。私は採用担当側と接する機会が多いのですが、どちらかというと「真面目でコツコツがんばってくれる人」のほうが歓迎されているように感じています。

就職活動で向上心を伝えるときは、「このように改善をした」「次はこう活かした」という「次への行動」まで話せると、相手にもより伝わりやすくなりますよ。自分なりの向上心を、丁寧に言葉にしてみてください。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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高く・深く・細かく・広くなどさまざまな変化が「向上」になる

「向上」という言葉には「上へ・高く」といったイメージが伴いますが、成長の方向性は必ずしも上でなくてもかまいません。「さらに深く」「より緻密に」「幅を広げる」というように、変化の在り方は多様です。成長や向上とは、つまり「変化すること」と言えます。

採用の場では、「将来のキャリアプラン」や「入社後にやりたい仕事」など、未来に関する質問をされることがよくあります。特に若手採用では、今後の変化・成長が期待されます。

「自然体で無理せず今のままで」という変化をいとう答えではもったいないです。面接の返答でも、「先端技術を身に付けたい」「周囲から頼られる人へと成長したい」のような言葉を聞いたときには「向上心を感じるな」と思いました。

昨日の自分に挑戦! 今のあなたにも向上心はある

「特別な人でないといけないのか」という疑問についてですが、競争相手は他人ではなく、昨日の自分なのです。

あなたの「同じミスを繰り返したくない」との言葉からも、現状に満足せず昨日の自分から変化したいという向上心が伝わってきますよ。

こちらの記事では、向上心がないと感じる人の仕事との向き合い方について解説しています。併せてチェックしてみましょう。

自己PRで向上心を効果的に伝える方は、以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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