Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました

OPQ適性検査は、SHL社が開発した性格検査で、多くの企業が選考に取り入れています。
SPIのような基礎能力ではなく仕事におけるパーソナリティを深く分析する点が特徴のテストなので、対策の方向性がつかみにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、企業がOPQの結果から評価しているポイントを整理したうえで 、考え方の理解に役立つ例題10問をキャリアコンサルタントの解説付きで紹介します。
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例題を解く前に確認しよう! 「OPQ」の解答のコツ
OPQの概要
- 目的:「対人関係」「思考スタイル」「感情・エネルギー」という3つの領域から、30の性格因子を測定する
- 1問あたりの時間:約20〜30秒程度
- テスト形式:Webテスティング
- OPQ適性検査の回答のコツを教えてください!
「企業が求める人物像」を軸に一貫性のある回答をしよう!
OPQは「30の測定因子」を用いて受験者の性格特性を細かく分析する適性検査です。ただし、すべての因子で高得点を取る必要はありません。
回答の基準とすべきは「自分が応募する企業・職種が最も求めている能力(=求める人物像)」です。
たとえば、営業職なら「社交性」や「達成志向」、研究職なら「論理的思考」や「探究心」に軸を置きましょう。
また、OPQにおいて「回答の一貫性」はきわめて重要です。5段階評価の設問と、M・Lを選ぶ強制選択形式の設問とで、同じ要素(例:リーダーシップ)に関する回答が矛盾していると、「自己認識が甘い」あるいは「嘘をついている」と判定され、結果の信頼性が大きく低下します。
背伸びをせず、事前に定めた「自分の強みの軸」に沿って一貫した回答を続けることを強く意識してください。
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OPQ適性検査で企業が見ているポイント
OPQは「対人関係」「考え方」「感情・エネルギー」という3つの領域から、細分化された30のパーソナリティ因子を測定します。
SPIが基礎能力や一般的な性格を測るのに対し、OPQは職務適性そのものを深く分析している点が大きな違いです。
企業は測定した結果をもとに、候補者がどのような動機で行動し、組織や職務にどう適応していくかといった、「働き方の傾向」を見極めています。
「OPQ」の練習問題10問|高尾さんによる解き方の解説付き!
ここからは、OPQの考え方を理解するための例題を高尾さんの解説付きで10問紹介します。
OPQは性格検査のため正解があるわけではありませんが、どのような観点で自分の傾向が分析されるのかを知っておくことで、回答時の一貫性を意識しやすくなります。
それぞれの例題では、企業がどんな点を読み取ろうとしているのかという視点も添えて解説しているので、参考にしてみてください。
問題1
問題
次の記述について、当てはまる度合いを[強く否定する][否定する][わからない][同意する][強く同意する]から選びなさい。
複雑な課題に直面したとき、粘り強く解決策を模索する。
選択肢
推奨される回答:E. 強く同意する
「問題解決力」や「粘り強さ」を測定する設問である。変化の速い環境や、難易度の高い仕事に直面したときの対応力を評価する場面で重要な指標となる。複雑な状況においても課題を途中で投げ出さずに原因を分析し、最後までやり抜く姿勢を持つ人物が求められる。したがって、この設問では肯定的な回答(「同意する」あるいは「強く同意する」)が良い評価につながりやすい傾向にある。
「最後までやり抜く力」は全職種共通の強みになる!
「粘り強さ」や「問題解決力」に関するポジティブな設問です。
これらは営業職、企画職、エンジニアなど、どのような職種においてもネガティブに働くことのない「普遍的な強み」となります。
そのため、ここでは迷わず「強く同意する」を選んで問題ありません。
ただし、後の強制選択式の問題で「課題を投げ出す」ような選択肢を選んでしまうと一貫性が崩れるため、このスタンスは最後まで貫きましょう。
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問題2
問題
次の記述について、当てはまる度合いを[強く否定する][否定する][わからない][同意する][強く同意する]から選びなさい。
多種多様な意見が存在する状況でも、相手の立場に配慮しながら合意を形成するよう心掛ける。
選択肢
推奨される回答:E. 強く同意する
「協調性」や「受容性」を測定する設問である。多様な価値観を持つメンバーと協働する場面では、自らの主張を通すだけでなく、相手の立場や心情に配慮しながら議論をまとめる力が重要となる。対立が生じたときも関係性を構築し、全員が納得できる解を模索する姿勢は、組織におけるチームワークの最大化に貢献する。したがって、この設問では肯定的な回答(「同意する」あるいは「強く同意する」)を選ぶことが望ましい。
職種によって「協調性」と「主体性」のバランスを取ろう
「協調性」を問う設問ですが、応募する企業のカルチャーによってアピールの強弱を調整すべき項目です。
チームワークや和を重んじる日系大手企業などでは「強く同意する」が好まれる傾向にあります。
一方、圧倒的な個人の成果やリーダーシップが求められる外資系コンサルやベンチャー企業では、協調性を重視しすぎて決断力に欠けると見なされるリスクがあるのも事実です。
企業風土に合わせて「同意する」に留めるなどのバランス感覚を養っておきましょう。
問題3
問題
次の記述について、当てはまる度合いを[強く否定する][否定する][わからない][同意する][強く同意する]から選びなさい。
これまでに一度も嘘をついたことがない。
選択肢
推奨される回答:A. 強く否定する
「嘘をついたことがない」という問いに対して肯定的に回答することを測る「虚偽尺度(ライスケール)」の設問である。人間であれば誰しも一度は嘘をつく経験があるため、この設問に「同意する」や「強く同意する」と答えると、自分を良く見せようとして不誠実に回答していると判断される恐れがある。自己評価の信頼性を保つためには、見栄を張らずに自身の過去を素直に認める回答を選ぶことが重要となる。したがって、この設問では否定的な回答(「否定する」あるいは「強く否定する」)を選択することが望ましい。
「ライスケール(虚偽尺度)」の典型的な罠に注意しよう
「一度も嘘をついたことがない」「規則を破ったことは絶対にない」「誰に対しても常に親切だ」といった、人間としてあり得ないレベルの完璧さを問う設問は、受験者が嘘をついていないかを見抜く「ライスケール」と呼ばれる引っかけです。
ここで「強く同意する」を選んでしまうと、テスト結果全体の信頼性が「虚偽の可能性あり」と判定されてしまいます。
見栄を張らず、素直に「否定する」もしくは「強く否定する」を選んでください。
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問題4
問題
次の記述について、当てはまる度合いを[強く否定する][否定する][わからない][同意する][強く同意する]から選びなさい。
小さな失敗をいつまでも引きずる傾向がある。
選択肢
推奨される回答:A. 強く否定する
「ストレス耐性」や「感情の切り替え力」を測定する設問である。業務上の失敗や不測の事態に対して、過度に落ち込まず迅速に気持ちを切り替えて次のアクションへ向かえるかが問われる。失敗を省みる姿勢は大切であるが、過去の問題を引きずり続けると生産性や判断力が低下する懸念が生じる。そのため、この設問では否定的な回答(「否定する」あるいは「強く否定する」)を選ぶことが、高い回復力や安定したパフォーマンスのアピールにつながる。
「ストレス耐性」は絶対に落とせない項目!
「失敗を引きずる」「プレッシャーに弱い」「すぐパニックになる」といった、ネガティブな感情の切り替えに関する設問では「否定する」あるいは「強く否定する」と回答してください。
この回答によってストレスに強いことを表現できます。
適性検査において、ストレス耐性の低さは「早期離職のリスクが高い」と判断されることが多いです。メンタルの安定性をアピールしましょう。
問題5
問題
次の記述について、当てはまる度合いを[強く否定する][否定する][わからない][同意する][強く同意する]から選びなさい。
複雑な機械やシステムの仕組みを解明し、自らの手で改良や組み立てをおこなうことに関心がある。
選択肢
推奨される回答:E. 強く同意する
現実的志向や技術的関心を測定する設問である。機械の仕組みや構造を理解し、実際に手を動かして改善や維持管理をおこなう意欲を見る。エンジニアや技術開発職、設備の保守点検などを担う職種において重視される特性である。製品やシステムの構造的な問題に対して論理的にアプローチし、実務的に解決する姿勢を持つ人物が高く評価される。したがって、この設問では肯定的な回答(「同意する」あるいは「強く同意する」)を選ぶことが望ましい。
「興味・関心」の設問では職種との親和性を考えよう!
この設問は、人間性ではなく「職務への適性」を測るものです。
ITエンジニア、メーカーの研究開発・製造職などを志望する場合は「強く同意する」を選ぶことをおすすめします。
一方で、対人関係がメインとなる営業職や、文系の企画職を志望している場合は、無理に「同意する」を選ぶ必要はなく、「わからない」や「否定する」を選んでも、問題ありません。
自分の志望職種の適性に合わせて回答してください。
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志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
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問題6
問題
次の記述について、自身に最も当てはまるものにM、最も当てはまらないものにLを1つずつ選びなさい。
選択肢
解説
「達成志向」「論理的思考」「協調性」「創造性」という異なる性格的側面を評価する強制選択型の設問である。正解が1つに固定されるわけではなく、自身が応募する職種や企業文化において最も求められる資質を戦略的に選択することが重要となる。たとえば、結果を出す行動力が重視される職種では目標達成意欲を「最も当てはまる」項目(M)とし、テスト全体で一貫した傾向を示す回答の選択が求められる。
コアスキル(M)と捨てスキル(L)を決めきろう!
長所ばかりが並んだ4つの選択肢から、M(最も当てはまる)とL(最も当てはまらない)を強制的に選ばせるのがOPQ最大の特徴です。
「営業職ならA(達成志向)をM、B(データ分析)をLにする」「研究職ならBをM、C(協調性)をLにする」など、志望職種で一番求められるスキルをMに、相対的に不要なスキルをLに割り振るという戦略的な取捨選択が求められます。
問題7
問題
次の記述について、自身に最も当てはまるものにM、最も当てはまらないものにLを1つずつ選びなさい。
選択肢
解説
「受容性・支援力」「創造性・変革力」「活動性・達成志向」「社交性・対人影響力」という性格の異なる側面を評価する設問である。正解が1つに定まるわけではなく、応募する職種で発揮すべき強みを意識した選択が必要となる。たとえば、高い成果を求められる営業職やプロジェクト牽引の立場を目指す場合、行動力や目標遂行を示す項目を「最も当てはまる」(M)とし、自身の軸に合った一貫した回答を心掛けることが重要である。
「L」を選ぶときの心理的ハードルを乗り越えよう
「どれも当てはまりそうだ」と悩んでしまう就活生が多い設問です。
しかし、「L」を選んだからといって、その能力が「ゼロ」だと評価されるわけではありません。あくまでも「ほかの3つと比べた時の優先順位が低い」と判定されるだけです。
たとえばリーダーシップをアピールしたいなら、C(活動性)をMにし、あえてA(支援力)をLにするといった「強弱の付け方」が、人物像をより鮮明に企業へ伝えるコツになります。
問題8
問題
次の記述について、自身に最も当てはまるものにM、最も当てはまらないものにLを1つずつ選びなさい。
選択肢
解説
「発想力」「感情安定性」「探究心」「対人関係力」という異なる資質を評価する設問である。正解が1つの組み合わせに決まるわけではなく、目指す職種や組織文化で要求される特性に応じて選択することが重要となる。たとえば、深い分析や思考が重視される研究職や専門職では探究心を「最も当てはまる」(M)に設定し、テスト全体を通じて自身の強みと矛盾しないよう一貫した回答姿勢を維持することが求められる。
5段階評価の回答との「一貫性」を守ろう
この設問を解く際は、前半の5段階評価の設問で自分がどう答えたかを必ず思い出してください。
たとえば、前半で「知らない人ともすぐ打ち解ける(強く同意する)」と答えておきながら、ここでD(対人関係力)をL(最も当てはまらない)にしてしまうと、回答に矛盾が生じて信頼性が落ちます。
自分が設定した「強みの軸」を忘れずに、最後まで一定のキャラクターを貫くことが重要です。
問題9
問題
次の記述について、自身に最も当てはまるものにM、最も当てはまらないものにLを1つずつ選びなさい。
選択肢
解説
「社交性」「計画性」「感情安定性」という異なる3つの側面を評価する設問である。選択肢が3つで構成されるため、自身の中で最も強みとなる要素と、相対的に優先度の低い要素を明確に分けることが求められる。たとえば、経営企画や目標管理が重視される職種では、将来を見据えた計画性を「最も当てはまる」(M)に設定し、全体の回答傾向と一貫した選択をおこなうことが評価の信頼性を高める鍵となる。
3択問題では必然的にすべての項目の優先順位が決まる
選択肢が3つに減るため、MとLを選ぶことで実質的に「1位、2位、3位」の順位を完全につけることになります。
「感情安定性(C)」は社会人としての基礎ベースであるため、L(最も当てはまらない=緊張しやすく穏やかではない)に設定するのはリスクが高いです。
志望職種が企画職ならBをM、営業職ならAをMに設定し、残ったものを消去法でLに割り当てるという戦術が安全といえます。
本番で焦らないために!
まずは気軽にWEBテスト模試を試そう
書類の準備や面接対策に時間を割いて、WEBテストの対策まで手がまわらない人は多いです。
「WEBテスト模試」なら、スマホやパソコンで簡単に、実際のテストを想定した模試を受けることができます。
また言語と非言語問題の頻出問題を中心に繰り返し受けることが可能です。ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
問題10
問題
次の記述について、自身に最も当てはまるものにM、最も当てはまらないものにLを1つずつ選びなさい。
選択肢
解説
「挑戦心・行動力」「共感性・配慮」「論理的思考・探究心」という異なる性格的側面を評価する設問である。選択肢が3つで構成されているため、自身の中で最も強みとする要素と、相対的に強みとして優先しない要素を明確に選択する必要がある。たとえば、新規事業の立ち上げや変革を牽引する職種を目指す場合、自発的な挑戦姿勢を「最も当てはまる」(M)に設定し、テスト全体を通じて一貫性のある自己評価を示すことが重要である。
企業の求める人物像×自身のアピールポイントの合致点を選ぼう
「挑戦心」「共感性」「論理的思考」の3つから選ぶ設問です。
ベンチャー企業や新規事業に力を入れている企業であればA(挑戦心)をMにし、手厚い顧客対応が求められるサービス業であればB(共感性)をMにすることをおすすめします。
事前に調べた「企業が求める人物像」と「自分のアピールポイント」が重なる部分をMに設定するのがコツです。
企業はこの設問を、カルチャーフィットを測るうえで非常に重要な判断材料だととらえています。
「OPQ」を対策する際のポイント
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!自分の中で判断基準を明確にすることが攻略のカギ
キャリアコンサルタント
高尾 有沙
プロフィールを見るOPQは、SPIの性格検査と比べて「よりビジネスシーンに直結する行動特性」を深く掘り下げる点が特徴です。
SPIが一般的な性格や心の健康度を測るのに対し、OPQは「職場でどう動くか」をピンポイントで予測するために設計されています。
特に厄介なのが「最も当てはまる(M)/最も当てはまらない(L)」を選ぶ【強制選択式】の設問です。長所ばかりが並んだ選択肢から「当てはまらない(L)」を選ばなければならないため、慣れていないと戸惑います。
強制選択式の問題は志望職種に合わせて回答しよう!
強制選択式の設問を通じて企業が見ているのは「優先順位の付け方」や「ストレス下で何を切り捨てるか」についての判断基準です。
迷った際は、以下の基準で選んでください。
・「最も当てはまる(M)」:志望する職種のコアスキルに直結するもの
(例:コンサルなら「分析力」、営業なら「関係構築力」)
・「最も当てはまらない(L)」:志望職種において相対的に重要度が低いもの
(例:チームワーク重視の職種における「単独行動」など)
企業特性に完璧に合わせたとしても、「自分らしさ」と完全に乖離した回答をすると入社後にミスマッチで苦しむことになります。
そのため、「自分の本質」と「企業が求める要素」が重なる部分を戦略的に強調していくことがOPQ攻略の最大の鍵です。