Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
SPIの言語は、語彙力が得点に直結する分野です。そのため、事前に熟語を正確に暗記しておくことが欠かせません。
そこで今回は、就活のプロである平野さんとともにSPIで頻出の四字熟語150選を例題付きで紹介します。
おすすめの暗記法や知らない単語が出題されたときの対処法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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一覧を確認する前に! SPI「四字熟語」の解答のコツ
概要
- 1問あたりの時間:20秒~30秒
- 受検形式:テストセンター、ペーパーテスト、Webテスティング
- 「四字熟語」の回答のコツを教えてください!
四字熟語は漢字の意味から推測しよう
SPIの言語分野では、四字熟語も出題範囲に含まれます。出題数は多くないものの、「一朝一夕」や「紆余曲折」のように、意味に加えて文脈での使い方まで問われる語があります。
もし、試験本番に知らない四字熟語が出てきたら、漢字一文字ずつの意味から全体を推測しましょう。
たとえば「山紫水明」なら、「山」と「水」から自然の景色の話だとわかりますね。「紫」「明」からも、山がかすみ水が澄んだ美しい景色だと予想できます。推測が外れることもありますが、選択肢を絞る手掛かりになります。
覚えた語彙は、面接での言葉選びにも活かせるため、まずは気になる四字熟語を一つ、意味と用例まで調べてみましょう。
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SPIで頻出の四字熟語150選
ここからは、SPI言語で頻出の四字熟語を150個紹介します。意味だけでなく例文付きなので、実際の活用法をイメージしながら暗記することができます。
一覧を確認して、覚えている四字熟語とわからない四字熟語を明確にし、効率的に対策を進めていきましょう。
SPI「四字熟語」の練習問題10問|平野さんによる解き方の解説付き!
ここからは、SPIで出題される四字熟語の練習問題10問を、平野さんの解説付きで紹介します。
上記で紹介した四字熟語をどれだけ暗記できているか、自身の習得度をチェックしましょう。
なお、事前に「一覧を確認する前に! SPI「四字熟語」の解答のコツ」に目を通しておくと、制限時間や注意すべき点を知ったうえで解くことができます。
問題1
意味が合致するものを1つ選びなさい。
わずかな期間や非常に短い時間のこと
正解は A
- 解説
用例:一流の技術は一朝一夕には身につかない
一日千秋→一日が非常に長く感じられるほど、待ち遠しいこと
一刻千金→わずかな時間が千金に値するほど貴重であること
一触即発→ちょっと触れただけでも爆発しそうな、非常に危険な状態
一進一退→良くなったり悪くなったりを繰り返すこと
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る一朝一夕とは、「一朝」(ある朝)と「一夕」(ある夕方)を組み合わせた熟語で、わずかな期間や非常に短い時間を意味します。
実際には「一朝一夕には成し遂げられない」のように、打ち消しの語をともなって「短い期間ではとても実現できない」という意味で使われることがほとんどです。
語源は『易経』にあり、大きな事件や変化は突然起こるのではなく、長い積み重ねの結果だという教えが背景にあります。
選択肢を比較すると、時間の短さそのものを表すのはAとCの「一刻千金」です。ただしCは、わずかな時間にも千金に値するほどの価値があるという「時間の貴重さ」を強調する言葉であり、期間の短さを説明するものではありません。
本問が求めているのは「短い時間・期間」という意味そのものなので、Aが最も適切です。
問題2
意味が合致するものを1つ選びなさい。
周囲がすべて敵や反対者で、味方が誰もいない孤立した状態
正解は B
- 解説
用例:反対派に囲まれて四面楚歌の状況に陥った
呉越同舟→仲の悪い者同士が同じ場所にいたり、協力したりすること
孤軍奮闘→助けがないなかで、一人で懸命に努力すること
周章狼狽→思いがけない出来事にひどく慌てふためくこと
自家撞着→同じ人の言動が前後で矛盾していること
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る周囲が敵や反対者ばかりで味方がいない状況を表す四字熟語が「四面楚歌」です。『史記』項羽本紀によると、紀元前202年、垓下で漢軍に包囲された楚の項羽は、夜に四方から楚の歌が聞こえることに驚き、「漢はすでに楚を手に入れたのか」と嘆いたとされます。
「四面」は四方すべて、「楚歌」は楚の歌を指し、逃げ場も助けもない孤立を表します。ここで注目したいのは、決め手が武力ではなく「歌」という心理戦だった点です。
味方が減ったと思わせるだけで人は追い込まれるという本質は、現代の孤立感にも通じます。なお細部には諸説あり、あくまで故事として紹介しています。人や集団を「敵」と断じる文脈で使う際は、言い過ぎにならない配慮が必要です。
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問題3
意味が合致するものを1つ選びなさい。
他人のことを考えず、自分の都合の良いように理屈をつけたり行動したりすること
正解は C
- 解説
用例:彼の意見は我田引水であり到底納得できない
牽強付会→理屈に合わないことを、無理やり自分に都合よくこじつけること
傍若無人→他人のことを気にせず、自分勝手に振る舞うこと
厚顔無恥→恥知らずで、ずうずうしいこと
付和雷同→自分にしっかりした意見がなく、軽々しく他人の意見に賛同すること
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る「他人のことを考えず」という表現から、周囲への無配慮を連想しがちですが、本問の核心は「自分に都合よく理屈をつけたり行動したりする」点にあります。
Cの「我田引水」は、自分の田にだけ水を引くように、物事を自分の利益になるよう取り計らうことで、理屈にも行動にも使えるため、定義に合致します。
Aの「牽強付会」も都合よくこじつける点は似ていますが、対象は理屈・解釈に限られ、行動を含む本問とは範囲が異なります。そのほか、Bの「傍若無人」は周囲を気にせず勝手に振る舞うこと、Dの「厚顔無恥」は厚かましく恥を知らないこと、Eの「付和雷同」は自分の考えなく他人に同調することで、いずれも「自分の都合に引き寄せる」意味は持ちません。
迷ったら「自分の利益に引く」を合言葉に、行動まで含むかを確認しましょう。
問題4
意味が合致するものを1つ選びなさい。
小さな物事を、大げさに誇張して言うこと
正解は D
- 解説
用例:彼の話はいつも針小棒大に語られるので注意が必要だ
荒唐無稽→言動に根拠がなく、でたらめであること
空理空論→現実味のない、役立たない理論や議論のこと
美辞麗句→うわべだけを飾った、美しく耳障りの良い言葉のこと
千編一律→どれもこれも同じようで、変化がなくつまらないこと
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る「針小棒大(しんしょうぼうだい)」は、針ほどの小さなことを棒ほど大きく言う、つまり物事を大げさに誇張して言い表すことを意味する四字熟語です。読みは「はりしょうぼうだい」ではなく「しんしょうぼうだい」なので注意しましょう。
「針小」は小さなこと、「棒大」は大きく見せることを表します。噂話や体験談が、尾ひれをつけて広がる場面でよく使われます。
なお、似た形の「大同小異(だいどうしょうい)」は「細かな違いはあるが大体同じ」という意味で、反対語ではありません。「画竜点睛を欠く」も、肝心な仕上げが欠けていることを指す別の表現です。意味を混同しないようにしましょう。
針小棒大な話し方は、相手に誤解を与えることもあります。事実を正確に伝えることを心掛けたいものですね。
問題5
意味が合致するものを1つ選びなさい。
千年に一度出会うかどうかの、滅多にない恵まれた機会
正解は C
- 解説
用例:このプロジェクトのリーダーに選ばれたのは千載一遇のチャンスだ
前代未聞→これまで聞いたこともないような珍しい出来事のこと
空前絶後→過去にもなく、将来にもないと思われるほど珍しいこと
起死回生→絶望的な状況から立ち直り、見事に回復すること
当意即妙→その場に応じた、素早く気の利いた対応をすること
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る問題文の「千年に一度出会うかどうかの、滅多にない恵まれた機会」に注目しましょう。
「千載」の「載」は「年」を意味し、「千載」で千年という長い年月を表します。「一遇」は「一度出会う」という意味です。これらを合わせた「千載一遇」が答えで、千年に一度しか巡り会えないほど、滅多にない絶好の機会を指します。
もちろん千年は誇張した表現で、実際の年数ではなく、極めてまれであることを強調するものです。ビジネスの商談や人生の転機など、またとない好機を語る場面で使われる定番の表現です。
「千載一遇のチャンス」の形でよく使われるので、あわせて覚えておきましょう。なお、「千載」を「せんざい」と読む点や、「一隅」「一遇」の書き間違いにも注意が必要です。
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問題6
意味が合致するものを1つ選びなさい。
命令や方針が頻繁に変わって定まらないこと
正解は B
- 解説
用例:方針が朝令暮改で変わるため現場が混乱している
朝三暮四→目先の違いに気を取られ、結果が同じであることに気づかないこと
竜頭蛇尾→初めは勢いが良いが、終わりになると勢いがなくなってしまうこと
主客転倒→主なものと従属するものの立場が逆転すること
本末転倒→根本的に重要なことと、ささいなことを取り違えること
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る「朝令暮改」は、朝に出した命令を夕暮れには改めてしまう、つまり方針が頻繁に変わって定まらないことを表す四字熟語です。
漢字を分けると、朝(あさ)・令(命令)・暮(夕暮れ)・改(改める)。「朝」と「暮」の時間の対比が、見抜く手掛かりになります。
出典は中国の『漢書』食貨志で、ころころ変わる政令に民が苦しむ様子を述べた一節に由来します。政治や組織運営で一貫性のない指示を批判する文脈で使われ、本来は否定的な言葉です。
似た字の「朝三暮四」は目先の違いにとらわれる意味で、別物なので注意しましょう。「朝礼で決めた方針が、夕方の会議で白紙に」。そんな職場の「あるある」と重ねて覚えると、意味が自然と頭に残ります。
問題7
意味が合致するものを1つ選びなさい。
その場の状況の変化に応じて、適切な処置をとること
正解は D
- 解説
用例:マニュアルだけに頼らず臨機応変に対応する
泰然自若→落ち着き払っていて、物事に動じない様子
独立独歩→他人に頼らず、自分の信念に従って行動すること
不言実行→あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること
率先垂範→人の先頭に立って、自ら手本を示すこと
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る設問の「その場の状況の変化に応じて、適切な処置をとること」という定義に着目します。
キーフレーズは「臨機」と「応変」の組み合わせです。「臨機」は状況に臨むこと、「応変」は変化に応じることを表します。ここで押さえておきたいのが、臨機応変は「行き当たりばったり」とは違うという点です。型や手順を理解したうえで、あえてそこから外れる判断ができてこそ、本当の臨機応変です。
覚え方としては「機に臨んで変に応ずる」と読み下すと、定義とほぼそのまま対応します。仕事でもイレギュラーな事態は必ず起こります。そのとき慌てず状況を見極めて最善手を選ぶ力が、この言葉の中身です。選択肢の中で定義に最も合致するのは「臨機応変」です。
問題8
意味が合致するものを1つ選びなさい。
日ごとに月ごとに、絶え間なく急速に進歩・発達すること
正解は A
- 解説
用例:IT分野の技術革新は日進月歩である
東奔西走→目的を達成するために、あちこち忙しく駆け回ること
獅子奮迅→獅子が暴れ回るように、激しい勢いで活動すること
縦横無尽→四方八方に限りなく、自由自在に振る舞う様子
電光石火→動作が非常に素早いことの例え
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る四字熟語は、語句を暗記するだけでなく、漢字一字ごとの意味を分解してとらえると、初見の問題でも手掛かりを得やすくなります。
たとえば「日進月歩」は、「日に日に進み、月ごとに歩みを進める」、つまり絶え間なく急速に進歩・発展する様子を表します。「日」「月」という時間の単位が、途切れず続く変化を示しています。
一方、「東奔西走」は「東西を奔走する」で、あちこち忙しく走り回ること、「獅子奮迅」は獅子が奮い立つような激しい勢いを表し、いずれも進歩の意味は含みません。ただし、字面だけで判断せず、辞書で意味を確認しましょう。
紛らわしい熟語は「パーツ分解→辞書確認」の二段階で覚えるよう習慣付けるのがおすすめです。試験でも日々の文章でも、この習慣が表現の精度を高めてくれます。
問題9
意味が合致するものを1つ選びなさい。
学問や技術などを磨き、互いに励まし合って向上すること
正解は E
- 解説
用例:良きライバルと切磋琢磨してスキルを高める
質実剛健→飾り気がなく真面目で、心が強くしっかりしていること
堅忍不抜→辛抱強く、どんな困難にも心を動かさないこと
臥薪嘗胆→目的を達成するために、苦労に耐えること
粉骨砕身→骨を粉にするほど、力の限り努力して働くこと
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る設問文の手掛かりは「磨き」と「互いに」の二つです。
まず「磨き」に注目し、選択肢から「磨」の字を含む語を探します。磨くという意味の字を持つのはEだけです。この語は『詩経』に由来し、骨・象牙・玉・石を加工して、一つの器に仕上げていく様子を表します。
次に「互いに」を確かめます。B・C・Dは、本人の忍耐や努力が意味の中心で、相手との関係を表す言葉ではありません。Aは飾り気がなく真面目な気風を表し、向上の過程を指す語ではありません。
「磨く」という成長のイメージと、「互いに」という相互性。この二つを併せ持つ語を選べば、正解にたどり着けます。迷ったら、漢字のイメージで絞り、次に主語が一人か複数かで確かめましょう。
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志望度が高い企業にSPIで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「SPI対策模試」を活用しましょう。この模試ツールを使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式になっているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
ぜひ活用してSPIを突破しましょう。
問題10
意味が合致するものを1つ選びなさい。
事情がまったくわからず、どうすれば良いか見通しが立たないこと
正解は B
- 解説
用例:手掛かりがなく捜査は五里霧中の状態だ
暗中模索→手掛かりがないまま、いろいろと試行錯誤すること
疑心暗鬼→疑いの心を持っていると、何でもないことまで恐ろしく感じること
無為無策→何の対策も立てず、ただ手をこまねいていること
悪戦苦闘→困難な状況のなかで、必死に努力すること
専門家からの解説
平野 裕一
プロフィールを見る設問のキーワードは「事情がまったくわからず」と「見通しが立たない」です。つまり、行動や感情ではなく、状況が見えていない状態が問われています。
この視点で選択肢を見ると、「疑心暗鬼」は疑いから生じる心理、「無為無策」は何もしないという行動、「悪戦苦闘」は苦しみながらの奮闘で、いずれも設問の要素と合いません。
紛らわしいのは「暗中模索」です。ただしこの語は、暗闇で手探りしながら進める「試行」に重点があり、設問には試行錯誤の要素がありません。
覚え方は「霧は見えない状況、手探りは動いている行為」です。迷ったときは「まず状況が見えているか」を自問すると、区別しやすくなります。
SPI「四字熟語」を対策する際のポイント
四字熟語に関するQ&A
自己PRで四字熟語使うのってかっこいいですよね!?
性格が悪いこと表現できる四字熟語はありますか?
努力を惜しまないことを表す四字熟語はありますか?
性格が穏やかなことを表す四字熟語は適切ですか?
四字熟語以外も暗記しよう!
PORTキャリアでは、SPIの言語分野で活用できる、用語一覧を数多く用意しています。語彙力が足りないと感じている人は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。
SPI言語分野の用語一覧
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!意味が反する言葉とセットで覚えることで頭に入りやすい
国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士
平野 裕一
プロフィールを見る四字熟語は、意味を丸ごと覚えようとすると大変です。
おすすめの暗記方法は、漢字を一文字ずつ分けて意味を押さえ、反対の意味の熟語とペアで覚える方法です。
たとえば「一長一短」は「長所もあれば短所もある」という意味で、「長所」と「短所」がセットになっています。「温故知新」は「古いことを学び、そこから新しい知識を得る」という意味です。
単語カードを活用してスキマ時間を有効活用しよう
学習時間は、目安として毎日10〜15分から始めてみましょう。必要な時間は志望企業や今の得意不得意によって変わるので、自分に合わせて調整してください。
単語カードの表に四字熟語、裏に意味と反対語を書くと、バスの中や寝る前のスキマ時間に確認できます。
1週間ごとに復習日を作って、間違えたカードだけを見直す方法もおすすめです。