この記事のまとめ
- 企業が求める「忍耐力」を理解して有効にアピールしよう
- 経験・職種別で忍耐力の自己PR例文12選とNG例を比較
- 採用担当者を引き付ける忍耐力の自己PR構成4ステップ
自己PRでアピールする人も多い忍耐力。「自分の経験が忍耐力といえるのだろうか」「忍耐力を発揮した経験はあるけどどう伝えれば良いかわからない」と忍耐力の自己PRに頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。
忍耐力自体が抽象的な表現のため、自己PRでアピールするには弱いと考える人もいるかもしれません。しかし、仕事では少なからず忍耐力が求められることは間違いありません。
忍耐力の効果的な自己PR方法がわかれば、ほかの学生との差別化につながり、選考を有利に進めることができます。
この記事では、キャリアコンサルタントの鈴木さん、大場さん、隈本さんのアドバイスを交えつつ、忍耐力をアピールする自己PRの作成方法を解説します。どのように文章を組み立てたら良いかわからず手が止まっている人は、ぜひ参考にしてください。
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自己PRで忍耐力を伝えるなら企業が求める人物像の把握がポイント
忍耐力をアピールすることは、企業からのイメージアップにつながります。仕事には、忍耐力が必要な場面が数え切れないほどあるからです。
しかし、忍耐力を発揮したエピソードだけを伝えても、面接官はあなたを採用したいとは思いません。大切なのは、その忍耐力の仕事での活かし方です。
この記事では、まず企業が求める忍耐力とはどういったものなのか説明します。自分では忍耐力をアピールできていると思っても、採用担当者から見ると的外れな内容になっているケースは少なくありません。企業に刺さる切り口の自己PRを理解するところから始めましょう。
次に、経験・職種別で忍耐力に関する自己PR例文を解説します。忍耐力を効果的にアピールしやすいエピソードを中心に掲載しているので、参考にしながら自身のエピソードに置き換えてみましょう。
記事の後半では、忍耐力の自己PRでやりがちなNG例文や作成上のコツ・注意点にも触れます。忍耐力を武器に質の高い自己PRを作成する際のヒントにしてください。
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的外れな自己PRになってない? 企業が求める「忍耐力」とは?
企業が求める「忍耐力」とは?
- 地道な仕事も真面目に取り組めること
- 困難な状況も目標達成のために乗り越えられること
- 失敗をポジティブにとらえて改善に取り組めること
忍耐力の自己PRを作成する際には、そもそも企業がどういった忍耐力を学生に求めているのかを把握することが重要です。「痛みに耐えられる」といった仕事に関連しにくい忍耐力をアピールしても、採用担当者には響かないからです。
以下では、企業が求める「忍耐力」の意味とは具体的にどういったものなのか解説します。それを踏まえて忍耐力をアピールすることで、採用担当者に「自社で働いてもらいたい」と思ってもらいやすくなります。
①地道な仕事も真面目に取り組めること
仕事の多くは地道な作業の連続のため、物事に対して真面目に取り組める人材を求めている企業は多いです。。
派手に見える仕事でも、裏では地道なことをおこなっています。たとえば、プレゼンテーションや取引先への提案などは一見派手に思えるかもしれません。しかし、本番のためのリサーチや資料作成、社内での確認作業といった地道な作業こそが大切なのです。
地道な作業はつまらないと感じるかもしれません。しかし、大きな成果は地道な仕事の繰り返しによって生まれます。逆を言えば、地道な仕事に真面目に取り組まなければ、大きな成果は得られないのです。
そのため、企業は社員に対して、地道な仕事にも真面目に取り組める忍耐力を求めています。
真面目で几帳面な職人気質な人は以下の記事も参考にしてください。仕事で活かせる強みをまとめています。
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②困難な状況も目標達成のために乗り越えられること
仕事を進める際、困難な状況に陥ることは多々あります。そのような場面でも、逃げることなく前進したり、最大限の力を発揮したりして目標達成に向かえる人を、企業は必要としているのです。
たとえば、提案資料を作成している途中で顧客から急きょ要望が変更となり、一から作り直さなければいけないといったケースが考えられます。
そういった場面では、仕事を途中で投げ出してしまいたくなるかもしれません。しかし、そういった困難な場面でもくじけず最善を尽くせる人は、企業に重宝されます。
実際、このような困難な状況は仕事の場面でよく起こります。そのため企業は、困難な状況でも目標達成のために乗り越えられる忍耐力を持つ人材を採用したいと考えているのです。
失敗をしてしまった後に挽回できるかどうかも、この「困難な状況も目標達成のために乗り越えられる」忍耐力が活きます。
失敗という結果に対し、自分がどこまで挽回できるかで、あなたの評価も大きく変わるでしょう。
③失敗をポジティブにとらえて改善に取り組めること
初めての仕事やチャレンジングな挑戦をするなかで、失敗はつきものです。しかし失敗がなければ成長もありません。失敗をポジティブにとらえてしっかりと改善できる人材かどうかを、企業は見ているのです。
失敗はとらえ方一つで、良い結果にも悪い結果にも変わります。失敗をネガティブにとらえた場合、ただの失敗で終わるため何も改善されず、また同じような状況になったときに同じ失敗を繰り返してしまいます。
一方で、失敗を「成功するまでの過程の一部」「ピンチはチャンス」のようにポジティブにとらえられると、同じ失敗を繰り返す可能性を減らせ、徐々に物事を成功へ近づけていけるのです。
このように、失敗はとらえ方によって成長度合いが大きく変化し、長期的には企業の成長にも影響を及ぼします。そのため企業は、失敗をポジティブにとらえて改善に向かえる人を採用したいのです。
上司から頼まれた業務の進行が遅れていて、様子を見計らって経過報告しようと考えていたら、上司から途中経過の報告がないことを咎められるという失敗は新入社員にはありがちです。
注意されて萎縮するのではなく、失敗から学ぶ姿勢があれば成長につながります。
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経験別! 自己PRで忍耐力をアピールする例文8選
忍耐力を強みに自己PRを作成する際に、どういったエピソードをもとに話を組み立てたら良いかわからず、筆が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
以下では、部活やアルバイトといった経験別で、忍耐力をアピールできる自己PR例文8選を解説します。自身の経験に当てはまるものがあれば積極的に参考にしながら自身のエピソードを肉付けしていくと、質の高い自己PRが仕上がりやすくなります。
エントリーシート(ES)で受かる自己PRを作成するコツは以下の記事で紹介しているので、併せて参考にしてください。
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例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
エントリーシートの自己PRは、採用担当者の興味を引くことが大切です。この記事では、論理的でわかりやすく、かつ興味を引ける自己PRのコツや、盛り込むべき内容、例文をキャリアコンサルタントと解説します。
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①勉強
勉強に関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、困難な状況に陥っても目標に向かって努力し続けられる忍耐力です。
私は大学に入学する際、家計への負担を減らしつつ興味のある分野について学ぶために、特待生を目指して一日あたり平均8時間を受験勉強に費やしました。
私が通っていた高校は大学に進学する人自体が少なく、そのなかで特待生を目指すのは私一人でした。そのため、励まし合える仲間がいない環境での挑戦となったのです。
受験勉強を進めるなかで難しい単元に当たったときは、学校の先生や塾の仲間の協力を得ながら毎日地道に進めることで、苦手な分野も何とか克服できました。
その結果、入試では上位に入り、無事に特待生としての入学をかなえることができたのです。
この経験から、私は困難な状況でも諦めず、周囲の力を借りながらやり切る忍耐力を得ることができました。入社後も難しい仕事と向き合う場面は多いかと思いますが、粘り強く取り組み成果につなげたいと考えています。
②部活
部活に関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、乗り越えられそうにない困難な場面でも諦めずに立ち向かう忍耐力です。
私はスポーツ推薦で大学に入学し、4年間柔道に励みました。最後の全国大会では、これまでに数回戦ったものの一度も勝ったことがない相手と対戦することになりました。
最後に一度も勝ったことがない相手に勝ち、有終の美を飾りたいと考えていました。そこで、相手の試合を何度もビデオで研究し、監督や仲間とも意見を交わしながら弱点を徹底的に分析して作戦を練り臨みました。
試合当日まで練習を毎日欠かさず、自分の弱点を克服するためのメニューにも根気強く取り組んだ結果、大会では無事に勝利を収めることができ、3位に入賞することができたのです。
この経験から、どれだけ困難な状況下でも目標を達成するために諦めることなく、自身の弱みにも目を背けず根気強く取り組むことの大切さを学びました。
入社後も、競合を徹底的に分析し、粘り強く取り組み成果を上げられる営業として活躍したいと考えています。
③サークル
サークルに関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、物事がうまくいかない場面でも冷静さを保ち、周囲の人達と粘り強く向き合える忍耐力です。
私は大学でフットサルサークルに所属し、3年生の夏から現在まで代表を務めています。
サークルには100名以上が在籍しており、活動の方向性について一部のメンバーからは反論を受けることも多かったため、意見をまとめるのに非常に苦労しました。しかし、だからこそ私は一人ひとりの意見に耳を傾けることを心掛けました。
代表という立場だからこそ自分の個人的な感情は抑え、メンバー全員が活き活きと活動できるように、一人ひとりの考えや価値観と向き合うことを意識したのです。
その結果、徐々にサークル内の協調性が高まり、活動がスムーズに進むようになりました。引退時には後輩から「活動しやすいサークルだった」「〇〇さんが代表で良かった」などの言葉をもらい、大きな達成感を得ることもできました。
入社後もこの経験で得た忍耐力を活かして、社員一人ひとりの価値観と向き合い、チームとして成果を上げていきたいと思います。
④アルバイト
アルバイトに関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、失敗経験をもとに工夫を積み重ね、成功するまで諦めずやり遂げる忍耐力です。
私は、大学2年生から塾講師のアルバイトをしてきました。最初は生徒の質問に対して的確な答えが思い浮かばず、自信を失ったり生徒を不安にさせたりする場面が多くありました。
しかし、それでも生徒には志望校に合格してほしいと強く感じていたため、失敗した時点で立ち止まらず、どうすれば要点をうまく伝えて生徒を成長させられるか考えることにフォーカスしました。
具体的には、生徒からの疑問に答えられなかった際はその内容を必ずメモしてまとめ、重点的に解説するような指導のやり方にトライしました。
生徒の成績はすぐに上がったわけではありませんでしたが、その間も粘り強く生徒に対する疑問に答えられるよう自分自身も勉強を重ねました。
その結果、担当していた生徒のほとんどが第一志望校への合格をかなえ、塾全体としても成績アップを達成できたのです。
失敗でくじけそうになっても粘り強く工夫し取り組む姿勢は、営業職でも活かせると感じています。顧客に対して明確でわかりやすい説明を心掛けることで、信頼される営業として成果を出していきたいです。
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⑤ゼミ
ゼミに関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、思いどおりにいかない場面でも工夫と改善に粘り強く取り組む忍耐力です。
私は大学で経済学のゼミに所属し、「スポーツと日本経済の関係性」といったテーマで卒業論文を作成するべく、調査や研究を進めました。
まずはデータを集めるために、のなかであらゆるスポーツのアスリートを対象としたアンケート調査をおこなったのですが、回答率が低くて思うように研究が進まず、卒業論文を完成させられないかもしれないという焦りを感じていました。
しかし、そんなときでも私は「日本のアスリートの給与が低いという問題を解決したい」という強い思いを持っていました。
オリンピック出場を目標に日々厳しい練習をおこなう私の友人が、競技とアルバイトとの両立で苦労している姿を目の当たりにしてきたからです。
だからこそ、スポーツが日本経済に大きなインパクトを与えていることを証明し、アスリートの報酬の増額に少しでも貢献できると思うのです。
このような思いがあったからこそ、アンケート調査が思いどおりにいかない場面でも決して諦めず、アンケートの回答率を上げるべく、市場調査の統計をおこなう会社に就職した先輩にアンケートの設計方法を取り入れました。
高い回答率が得られるまでには少し時間がかかりましたが、日々PDCAサイクルを回すことで最終的に回答率90%を達成し、無事に卒業論文を完成させることができました。
この経験から、目標や信念を持って改善や工夫を重ね続ける大切さを学びました。入社後もこの忍耐力を活かし、困難な課題にも諦めずに立ち向かい、成果を上げて貢献につなげたいと考えています。
自分が属しているゼミでの経験から、忍耐力があるという自己PRにつなげることができています。
ゼミで諦めずに工夫した話が、忍耐力を裏付ける根拠となっています。
⑥インターンシップ
インターンに関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、商品やサービスを必要な人に届けるために、努力と工夫を積み重ねる忍耐力です。
私は大学3年生からコンサルティングファームでインターン生として働いています。主にマーケティングを担当しているのですが、最初の頃はセミナーを開催しても人が集まらず苦労しました。
そのような状況でも、私は「商品やサービスをとおして顧客の悩みを解決し、笑顔を生み出したい」という思いを持って、粘り強く取り組みました。
同じ方法を繰り返していても改善は見込めないと思ったため、過去の集客傾向を数値化して分析したり、セミナー申し込みまでの導線を工夫・最適化したりするなど、根気強くPDCAサイクルを回すことを心掛けたのです。
その結果、1年間でセミナー参加率が前年比300%を超え、前年の2倍の顧客にサービスを届けられるようになりました。
このインターンの経験は、御社の営業職でも活かせると考えています。入社後は、必要な人に必要な商品・サービスを届けられる営業として活躍していきたいです。
⑦資格取得
資格取得に関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、忙しい生活のなかでも計画的に取り組み、地道な努力をとおして目標を達成できる忍耐力です。
私は、ファイナンシャルプランナーの資格取得に挑戦しました。しかし、大学生活は授業だけでなく、生活費を稼ぐためのアルバイトも必要で、資格勉強の時間を満足に確保できず焦りを感じていました。
しかし、私は金融業界で働きたいという目標があったため、資格勉強の優先度を高めることにしました。
具体的には、試験日から逆算して勉強スケジュールを立て、毎朝5時に起床し、毎日2〜3時間の勉強をしました。
模試の結果が思うように伸びないときも決してめげず、苦手分野の克服に注力する日々を重ねた結果、ファイナンシャルプランナー2級に合格しました。
資格取得によってその分野の知識が身に付いただけでなく、取得に至るまでの努力を継続する能力を養うこともできました。入社後もこの経験を活かし、金融業界の業務に取り組んでいきたいです。
自分で目標を立てた後、その目標に対したくさんの障害を克服することを継続的に実施し、資格取得することができたということがわかりやすく伝わってきます。
⑧留学経験
留学経験に関する忍耐力の自己PR例文
私の強みは、異なる文化や価値観を持った人とも粘り強く関係を構築できる忍耐力です。
私は大学3年生のときに1年間休学し、アメリカに留学しました。留学先では言語の壁があったことはもちろん、文化や価値観が日本とは大きく異なり、環境になじめず苦労しました。
しかし、小さい頃から夢見た留学であったため、「このままなじめずに終わりたくない」という思いから、まずは文化・価値観になじむために、複数の家をホームステイさせてもらうことにしました。
言語の壁については、会話のなかでわからなかった表現を都度辞書で調べたり、脳に定着するまでアウトプットを繰り返したりすることで、徐々に克服することができました。
このように過酷な場面のなかでもポジティブに取り組んだ結果、言語の壁だけでなく、異なる文化や価値観に対する寛容さを身に付けることができました。
この留学経験を通じて得た忍耐力や異文化コミュニケーションスキルは、顧客の課題解決に取り組む営業職でも活かせる場面が多いと感じています。
もちろん大変な場面も多いと思いますが、持ち前の粘り強さを活かして御社の売り上げに貢献したいと考えています。
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職種別! 自己PRで忍耐力をアピールする例文4選
自己PRを伝える際は、自分の強みが入社後にどう活きるかまで説明する必要があります。そのためには、忍耐力という要素と目指す職種に求められる要素をリンクさせることが大切です。
忍耐力の自己PRは、営業職など粘り強く物事に取り組むことが求められる職種と相性が良いです。以下では、忍耐力をアピールしやすい職種の自己PR例文を解説します。
志望する職種が明確で、忍耐力を武器に自己PRしたいと考えている人は参考にしてください。
①営業職
営業職を目指す際の忍耐力の自己PR例文
私の強みは、苦しい状況でも諦めずに目標を達成することができる忍耐力です。
私はITシステムの開発・販売をおこなう会社で、インターン生として働いていました。初めての営業で、最初のうちはどう頑張っても1件も成約が取れず、月5件成約という営業目標に届かず苦しい思い思いをしました。
そこで、なんとか営業目標を達成するために、実際のシステム利用者に、「なぜ自社の商品を導入したのか」をインタビューして、それをもとに営業時の訴求ポイントについてトライアンドエラーを繰り返しながら最適解を見つける工夫をしました。
その結果、インタビューをした翌月には6件の成約を達成し、目標を達成できました。成約が取れなかった期間の粘り強い努力と工夫があったからこそ、営業のコツが身に付き成果に結び付いたと考えています。
入社後もインターンで培った忍耐力を活かして、高い目標に向けて粘り強く努力し成果につなげていきたいです。
営業職で必要とされる忍耐力を理解したうえで、自己PRの内容を構成している良い内容となっています。
特にインターンで実績という社会の壁に一度ぶつかり、それに対し懸命に取り組んだという点が良いです。
営業職を志望している人はこちらの記事もおすすめです。志望動機の書き方も押さえておきましょう。
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例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
営業職の志望動機では、仕事内容を理解したうえで、採用メリットまで伝えることが重要です。営業職の種類や仕事の流れ、求められる力を理解しましょう。この記事では志望動機の書き方や採用担当者を惹きつけるコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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②介護職
介護職を目指す際の忍耐力の自己PR例文
私の強みは、自分にはない文化や価値観を持った人でも、相手を理解するための努力を惜しまずにできる忍耐力です。
私は学生時代に1年間アメリカ留学をしました。現地では文化や価値観がまったく異なり、コミュニケーションがうまく取れないもどかしい日々を過ごしていました。
そこで、まずは相手の発言の意図を理解するために、相手を知ることから始めたのです。言語の壁があったとしても、相手の表情やジェスチャーから感情を読み取る練習を積み重ねた結果、友達も増え、親友も数人できました。
異文化に慣れるまでは時間がかかり、意思疎通の難しさに心が折れそうになる瞬間も多くありましたが、貴重な留学期間を無駄にしないようにと前向きに取り組めたことがプラスにつながったと感じています。
このようにポジティブな気持ちで根気強く物事に取り組む忍耐力は、介護職でも重要だと考えています。特に、障がいを持っている人と話すときはコミュニケーションに齟齬が生まれることもあると思います。
そのようなときでも、まずは相手のことをよく理解し、入居者が気持ちよく過ごせるよう貢献したいです。
介護職はたくさんの人に接する仕事であることから、多様な価値観を受け入れる力が必要です。この点について自分の経験を通して自己PRにつなげることができています。
③販売職
販売職を目指す際の忍耐力の自己PR例文
私の強みは、顧客にとってうれしいサービスとは何かということを考え、価値提供に向けて実行し続けることができる忍耐力です。
私は学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。そのお店では客単価を増やすために顧客に追加で一品注文してもらえるように促すことを求められました。最初はうまくいかず、かえって嫌な顔をされてしまうこともありました。
しかし、その出来事をネガティブではなく、むしろ顧客に喜んでもらえるサービスを提供する技術を身に付けるチャンスだととらえることで、どうすれば改善できるのか建設的な思考ができるようになったのです。
具体的には、顧客がすでに注文した料理の傾向や年代、性別といった情報から、興味を持ってもらえそうな商品をおすすめしたところ、追加で注文いただけることが徐々に増えていきました。
このように、失敗をポジティブととらえて粘り強く取り組む忍耐力を活かして、入社後も顧客のニーズを的確に汲み取り、より適した商品を提案できる販売員として活躍できるよう努めて参ります。
④公務員
公務員を目指す際の忍耐力の自己PR例文
私の強みは、常に自分よりも相手のことを考え、他者と心地良いコミュニケーションを取るための方法を考え続けられる忍耐力です。
私は大学時代、近所の図書館で子ども達の学習支援に関するボランティア活動をおこないました。
地域の小学生や中学生が抱える勉強の相談に対応するという取り組みでしたが、最初のうちは心理的な壁があり、うまく打ち解けられずにいました。
しかし、どうせボランティア活動をするなら有意義で楽しい時間にしてほしいという思いがあったため、一人ひとりの顔と名前を覚えて実際に呼びかけたり、個々の性格に合わせて声のトーンを変えたりして、試行錯誤を繰り返しながら話しやすい環境作りを意識しました。
その結果、徐々に心を開いてくれる子ども達が増えていき、自分に対してもやりがいを感じた出来事となりました。
公務員の仕事も、相手の気持ちを第一に考え、個々に対して粘り強く対応を取る忍耐力が求められると思います。住民から深く信頼される公務員として活躍できるよう、取り組んでいきたいです。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
就活に適したアピールを! 忍耐力が効果的に伝わる自己PRの構成
忍耐力が効果的に伝わる自己PRの構成
- 強みが忍耐力であることを主張する
- どのような行動を取ったのかを具体的に説明する
- 得られた結果や成功体験を言語化する
- 忍耐力を仕事にどのように活かすか伝える
自己PRでアピールできる忍耐力が見つかったら、面接官が惹き込まれる文章を作成していきます。その場で思いついた順に話しても面接官には刺さりません。
以下で解説する、忍耐力をアピールできる自己PRの構成を押さえることで、相手に伝わりやすい文章を作成できます。
忍耐力に限らず、基本的な自己PRの作り方は以下の記事で解説しています。自己PRの経験が少ない人は以下も参考にしましょう。
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面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
面接の自己PRは独自性のあるエピソードが求められます。キャリアコンサルタントが自己PRで盛り込むべき内容や作成方法を例文と解説。記事を参考に独自性のある自己PRを作成し、他の学生と差別化して面接を突破しましょう。
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①強みが忍耐力であることを主張する
自己PRをするときは、最初に結論を述べることが大切です。面接官が話を聞く際、「あなたは結局何が言いたいのか」というストレスが発生しなくなるからです。
エピソード付きで忍耐力が強みであることを主張する際、「私の強みは忍耐力です。なぜなら……」と話した方が、面接官は話題の全体像を理解しながら話を聞くことができます。
一方で、冒頭から「私は部活動で試合2日前にケガをしました」と述べられても、面接官は何の話をされているかわかりません。
このように、面接官の聞くストレスを軽減するためにも、最初に強みが忍耐力であることを主張するのが重要です。
入社した後でも、上司への報告など人と話をする際には、結論ファーストが求められます。
仕事ではそれぞれの社員に業務があり、就労時間も限られています。相手の時間も考慮しながら接するためには、結論ファーストで伝えることが重要です。
自己PRの書き出しで他の就活生と差を付けたい人は以下の記事を参考にしましょう。人事を惹きつけるコツもまとめています。
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自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
自己PRは書き出しで差別することが読まれるカギです。この記事では自己PRの書き出しの基本や注意点、差別化するコツを例文を交えて解説します。キャリアコンサルタントがプロの目線で解説していますので、参考にして書類選考を通過しましょう。
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②どのような行動を取ったのかを具体的に説明する
次に困難な状況で忍耐力を発揮し、どんな行動を取ったのかということを解説します。忍耐力が強くても、行動がともなっていなければ説得力がありません。
部活動でケガをしたというエピソードの場合、「テーピングで固めて試合に出場した」「痛み止めを打って試合をした」「ケガをした部分をかばえるよう戦い方を変えて試合をした」など、説得力を持たせるためにも、実際に取った行動を具体的に示しましょう。
忍耐力に結び付く行動が具体的であるほど、採用担当者に納得感を持ってもらえます。オリジナリティあるエピソードであれば、数多くの学生がいるなかで自身を強く印象付けることも可能です。
③得られた結果や成功体験を言語化する
次に、行動によって得られた結果を伝えましょう。このとき、「どんな感情になったか」だけではなくビフォーアフターの成果を伝えるのがポイントです。感情面のみでは、エピソードに深みが出ず、本当に忍耐力があるのかどうか説得力に欠けるからです。
たとえば、「試合後は清々しい気分だった」とだけ述べても、採用担当者があなたを知る材料としては不十分です。
「これまでは地区大会までしか行けなかったが、最終的には県大会出場をはたした」のように、忍耐力を発揮することでどのような成功の形が得られたかを言語化しましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る忍耐力のアピールにエピソードの大小は関係ない
応募しているライバルたちの中には、部活で全国制覇したり学生で事業を興したりしたなど、輝かしい結果をアピールする人もいます。
しかし、採用する企業側が評価するのはそれらの結果ではありません。その結果と同じような働きを自社の環境でもできるとは限りませんし、そもそも自社にとって必要な人材かどうかは結果だけでは判断できないからです。
企業側は採用試験を通して、自社の理念や社風にマッチしていて、入社してからも他の社員と協力しながら活躍してくれる人材を探しています。
エピソードの中の自分らしさを探してみよう
就職活動で語るエピソードは、あなたの長所などのアピール内容を補足する情報です。企業側は最終的な結果よりも、目標を設定して計画を立て、試行錯誤しながら目標に向けて行動したという一連の流れの中からあなたの人柄を知ろうとします。
人と比べて小さなエピソードと感じることでも、そこにあなたらしい考え方や経験から学んでその後に生かしてきたことなどが含まれていれば、その内容から自社にマッチする人柄かどうかを判断します。
エピソードの大小にこだわらず、自分らしさを伝えられるエピソードを選ぶことを意識しましょう。
④忍耐力を仕事にどのように活かすか伝える
最後に、ここまでで過去から現在に至る忍耐力エピソードを述べた後は、その能力を仕事にどのように活かすかという「未来」にフォーカスした内容に触れましょう。
採用担当者が特に気になるのはこの部分です。自己PRはエピソードを伝える場ではなく、強みを仕事でどう発揮できるかを伝える場であるからです。
忍耐力をどう仕事に活かすかを鮮明にイメージしてもらうためにも、より具体的な仕事内容や職種をピックアップしましょう。
たとえば、「困難な状況でも必ず目標を達成させます」とだけ伝えるより、「入社後は、営業トップの方からノウハウを学んだり、提案方法に幅をもたせたりすることで、営業職として活躍したいです」のように、目指す職種と忍耐力をリンクさせることを意識してみてください。
主張に一貫性が出ることで、忍耐力がある人材であることをアピールしやすくなります。
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自己PRで忍耐力をアピールする際にありがちなNG例文
自己PRで忍耐力をアピールする際にありがちなNG例文
自己PRで忍耐力をアピールしているつもりでも、実際はネガティブなエピソードや要点が伝わらない主張になっているケースは多いです。
そこで以下では、自己PRで忍耐力をアピールする際にありがちなNG例を4つ解説します。これらを避けるだけでも、忍耐力の自己PRとして筋の通った文章が作れるようになります。
自身の自己PRがNG例に当てはまっていないか、注意深くチェックしてみてください。
単なる我慢のエピソードになっている例文
忍耐力は、単なる我慢とは異なります。我慢は受け身で具体的なアクションに欠けるのに対し、忍耐力は特定の目的に向けて粘り強く、かつ主体的に取り組むことを指します。
この違いを押さえながら、以下のNG例文を確認しましょう。
単なる我慢のエピソードになっている例文
私は学生時代、居酒屋でアルバイトをしていました。仕事は常に忙しくて覚えることも多く、一部の顧客からは暴言を吐かれることもあるため、アルバイトを始めて早々に辞めてしまいたいと思いました。
しかし、途中で投げ出すことはしたくないと感じ、1年以上何とか耐えることができました。この忍耐力は、仕事をするうえでも大きく役立つと思います。入社後も、与えられた仕事に対して粘り強く取り組んでいきたいです。
忍耐力を発揮したポイントが伝わらない例文
忍耐力を発揮したという事実は、本人は理解していても他人には伝わりづらいものです。だからこそ、どういった場面でどのように忍耐力を発揮したのかを明確に伝えなければなりません。
以下のNG例文は、冒頭に結論として忍耐力への言及がなく、エピソードも成果のみが述べられていて忍耐力とのつながりが不明瞭です。自身が作成した自己PRも忍耐力のポイントがぼやけていないか確認しながら読んでみてください。
忍耐力を発揮したポイントが伝わらない例文
私は大学2年生から商品紹介のブログを執筆しています。最初は閲覧数が伸びず苦しい時期が続きました。しかし、見てくれる人に正確な情報を届けようと、執筆後のチェックは入念におこなうことを心掛けました。
その結果、月1万人以上に見られるブログに育ちました。さらに、SNSやブログのコメント欄に「正確な情報で役立つ」や「商品についてわかりやすい」といった言葉もいただけるようになりました。
このように、ブログから得た忍耐力を活かして、多くの人に商品の情報が届くよう広報したいと考えています。また、読者には必ず正確で役立つ情報を届けます。
つらい経験のみがクローズアップされている例文
忍耐力をリアルに伝えるにはネガティブからポジティブへの変化を鮮明につたえることが大切です。しかし、ネガティブな部分ばかりを強調してしまうと、物事に対して消極的な印象を持たれてしまいます。
採用担当者からすれば、入社後もポジティブに働いてくれるイメージがわかないので、選考通過は難しくなります。
つらい経験のみがクローズアップされている例文
私の強みは忍耐力です。学生時代に経験したレストランのアルバイトでは、朝5時からの出勤が求められ、加えて力仕事もあったため、身体的にも精神的にも非常に大変でした。
忙しい日は休憩を取るのも難しいという過酷な労働環境でしたが、途中で投げ出さずに何とかやり抜くことができました。
この経験を通して、強い忍耐力が養われたと感じています。入社後も大変な場面は多いと思いますが、長く働き続けられるよう頑張りたいと思います。
目指す職種とマッチしていない例文
自己PRは入社後の活躍イメージを示すことも重要です。そのため、主張する強みと目指す職種がマッチしていなければ、ちぐはぐな自己PRとなってしまいます。
以下のNG例文は、身に付けた忍耐力を事務職でも活かしたいという構成ですが、事務職と忍耐力という組み合わせの親和性が低いため、説得力に欠ける印象を与えます。
目指す職種とマッチしていない例文
私の強みは、過酷な状況をチャンスととらえて粘り強く物事に取り組める忍耐力です。
大学時代はラグビー部に所属しており、夏は猛暑のなかでのトレーニングが毎日のようにおこなわれました。
つらいと感じた場面はあったものの、だからこそ成長のチャンスもあるとポジティブにとらえ、途中で投げ出すことなくやり切ることができました。
こうした経験から、困難な状況に立ち向かう忍耐力だけでなく、一度やると決めたら諦めないポジティブな考え方も身に付いたと思います。
事務職として入社した後も、困難に対して諦めずに取り組み、御社に貢献したいと考えています。
忍耐力の自己PRに説得力を持たせる言い換え表現4選
忍耐力の自己PRに説得力を持たせる言い換え表現4選
- 継続力がある
- 柔軟性がある
- 協調性がある
- やり切る力がある
自己PRとして自身の強みを表現する際に、「忍耐力があります」の一言だけではどういった忍耐力を発揮したのかが伝わりにくくなり、主張が表面的になってしまいかねません。より具体的かつ説得力を出すためには、より的確な言葉に言い換えることも必要です。
以下では、忍耐力の自己PRに説得力を持たせる言い換え表現4選を解説します。表現の幅を広げてほかの学生との差別化を図るためにも、自身が伝えたいエピソードに当てはまるものがあればぜひ使用してみてください。
①継続力がある
「忍耐力」を「継続力」と言い換えることで、困難な状況でもコツコツ続けて成果を出せることを表現できます。言葉の印象だけを見ると、忍耐力よりも継続力のほうが、何かしらのアクションを主体的におこなったというニュアンスを表現できます。
たとえば、目標を達成するために、物事を突き詰めてやり通すことができる力を強調したいのであれば、「継続力がある」という表現が使えるかどうか検討してみてください。
継続力は仕事においても重要な力のため、困難な状況でも動じず、目標達成のために突き詰めてやり通せることをアピールできます。
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例文13選|継続力の自己PRはどう伝える? 書き方や注意点を解説
継続力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。企業が求める継続力を見極めてアピールしましょう。求められる継続力の見極め方やアピール方法、留意点をキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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- 「忍耐力」と「継続力」、どちらの方が就活で好印象を残せるアピールになるのでしょうか?
「継続力」よりも「忍耐力」の方がより好印象
結論からいうと、「継続力」よりも「忍耐力」の方が、好印象という点から見るとアピール度は高いかもしれません。
「継続力」は、困難な状況でも放り出さずにやり続けていく力とシンプルに捉えた場合、アルバイトなどでは長所としてしっかりアピールできます。
なぜなら、業務がきつくても簡単に辞めるとは言いださないだろうと期待できるからです。
しかし、正社員の場合、アルバイトほど簡単に辞めることを考えることはあまりないでしょう。いずれ仕事に慣れ貢献できるように成長してくれることを前提で採用します。
ストレス耐性を感じさせる「忍耐力」の方が人間関係にもうまく折り合いをつけ、仕事にも真摯に向き合いながら働いてくれることが期待できます。
②柔軟性がある
「忍耐力」を「柔軟性」と言い換えることで、物事の変化に対する適応力が高くストレス耐性に優れることを表現できます。
困難な状況に直面してもポジティブな面を見出すなどして、前向きに乗り越えられたというエピソードがある人は、「柔軟性」という表現を検討してみてください。
仕事は自分の考えだけで進められることは少なく、どんな仕事であっても社内外で他者とのコミュニケーションは少なからず発生します。
だからこそ、忍耐力を柔軟性を言い換えて自己PRすることは、社会人として必要なビジネスコミュニケーション能力が身に付いていることをアピールすることにもつながるのです。
柔軟性を強みとして持つ人はこちらの記事も参考にしましょう。柔軟性の自己PR方法を解説しています。
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③協調性がある
シチュエーションによっては、「忍耐力」を「協調性」と言い換えることもできます。
特に、複数人のグループで活動する機会が多く、さまざまな価値観の人とのかかわりを通じて成長できたエピソードがある人は、協調性の観点で自己PRしても良いかもしれません。
他者の意見を尊重しながら物事を進めるという場面は、社会人になってからも強く求められる要素の一つです。多様な意見や価値観を持った人が存在するからこそ、協調性に優れた人材は多くの企業から求められています。
人と深くかかわる職種を希望する場合は、協調性がより重視されるため、忍耐力を協調性に置き換えられないか検討してみましょう。
④やり切る力がある
「忍耐力がある」は目先の出来事に対する取り組み方に焦点を当てる傾向があるのに対し、「やり切る力がある」はより結果へのコミットを意識した表現といえます。
明確な目標をベースに情熱を持って取り組んだエピソードがある人は、この表現が使いやすいかもしれません。
困難や挫折を味わった後にそこから這い上がったエピソードを示したい場合も、「やり切る力がある」という表現がマッチしやすいです。
また営業職のように、目標値に対する結果が重視される職種の場合も、「やり切る力がある」という切り口で筋のとおった自己PRが作成しやすいです。
努力家をアピールしたい人は以下の記事を参考にしてみてください。自己PRの作り方とタイプ別に例文もまとめています。
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忍耐力の自己PRは仕事にどう活かすかがポイント! 伝え方をマスターして選考を突破しよう!
忍耐力は仕事で成果を出すために必要で、立派な強みです。業界や職種にかかわらず、どんな仕事でも忍耐力があることは評価されるため、自信を持ってアピールしましょう。
また、ほかの学生と差別化するには、ほかの言葉に言い換えるのもコツの一つ。この記事で紹介している忍耐力をアピールする構成を活用し、魅力的な自己PRを作成してください。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る忍耐力は社会人として重要なスキル
どんなに辛い状況でも耐えきって前を向き続ける「忍耐力」は、企業側からも評価されやすい長所の一つです。
就職すればこれまで経験したことがない環境で働くことになり、自分が望まない状況でも辛抱強く働かなければならないことがあります。
忍耐力についてアピールする際には、面接官に「ただ過ぎ去るのを耐えきった」と判断されないように、辛い状況に耐えながらもどういった考えを持って、実際に行動したのかを伝えましょう。
そのためには、忍耐力があることを裏付けるエピソード選びが重要です。
第三者にみてもらいながら自己PRを作成していこう
エピソードは成果の大小にこだわらず、自分が忍耐力を発揮して問題を解決したり、目標を達成したりしたことが伝わるものを選びましょう。
また、誤解を与えない表現になってないかチェックするためにも、家族や友人など第三者に自己PRを確認してもらうことも重要です。
忍耐力は単体で説明するのは難しい言葉でもあるので、もしも自己PRを考えるときに迷ったら、本文で紹介されている言い換え表現を使いましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
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