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PORTキャリア編集部は、2026年卒の日本IBM内定者にインタビューを実施し、内定までの過程や選考中に気を付けたことなどを聞きました。
インタビューを通じ、内定者は「ほかのコンサル以上に自社への理解度を問われた」「論理性だけでなく、組織の規律を重んじる風土へのマッチ度をアピールした」と語ります。内定者が企業の特徴をどのように理解し、それに合わせて対策をしていったのか、実際の回答を見ていきましょう。
この記事で閲覧できる情報
- 日本IBM内定者のエントリーシート(ES)実回答
- 最終面接を再現した「音声」「トークスクリプト全文」

記事内では、キャリアコンサルタントが内定者の評価点や、今後の志望者へのアドバイスを解説しています。自身の選考対策にどう活かせるか意識して読み進めてください。
※この記事では、日本IBM内定を目指す人に向けて内定者のリアルな体験談や選考情報を掲載しています。情報については可能な限り一次情報ソースにあたりファクトチェックをおこなっていますが、個人の経験をメインとするコンテンツの特性上、この記事の情報をヒントとして活用いただき、確認や最終的な意思決定はご自身の判断でおこなってください。
知っておきたい日本IBMの情報
ここでは日本IBMを志望する人に向けて、日本IBMの基本情報や採用基準を紹介します。日本IBMの強みに関するプロの解説付きです。
1分でわかる日本IBM
日本IBMとは
米国IBMの日本法人。AI(人工知能)、ハイブリッドクラウド、量子コンピューティングなどの最先端テクノロジーを提供し、コンサルティングからシステムの設計・開発、インフラの運用保守までを一貫して支援する。
1937年に設立。1964年の東京オリンピックでの競技結果集計オンラインシステムや、1965年の世界初となる銀行オンラインシステムなどを手掛けた。近年でも、生成AIを活用した銀行業界初の「AIオペレーター」の構築など、最新技術の社会実装をおこなう。
「世界をより良く変えていく“カタリスト(触媒)”になる」ことを掲げる。社内には、社員の自律的な学びや多様性を尊重する環境も整っている。
| 会社名 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
| 設立年月 | 1937年6月17日 |
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員 山口 明夫 |
| 本社所在地 | 〒105-5531 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー |
| 資本金 | 1053億円 |
| 企業HP | https://www.ibm.com/jp-ja |
| 採用HP | https://www.ibm.com/jp-ja/careers/career-opportunities |
外資系企業について理解を深めたい人が参考にしたい記事(クリックして開く)
日本IBMの採用基準
日本IBMには、学歴のみで合否を判断するような学歴フィルターは存在しないと考えられます。内定者の出身校は、旧帝大や早慶、MARCH、関関同立のほか、国公立・私立や都内・地方問わず多岐にわたります。
ただし、論理的思考力やテクノロジーに対する理解が求められる企業の特性上、結果的に最難関と呼ばれる大学群が多くなっている可能性は考えられます。
そのため、日本IBMを志望する人は企業の求める論理的思考力やテクノロジーに対する興味をいかにアピールするかが大切です。
- 日本IBMの強みや業界内での立ち位置を教えてください。また、日本IBMの選考ではどのようにアピールすれば良いでしょうか?
目的意識を持って変革に取り組む姿勢をアピールしよう
日本IBMはの最大の強みは、90年近い歴史で築いた顧客との深い信頼と、ハードから「技術×コンサル」へと自らを変化させてきた柔軟性です。社会をより良く変える「カタリスト(触媒)」として、ITベンダーの枠を超え、企業のDXを戦略から実行まで一貫して支える唯一無二の立ち位置にあります。
アピールの際は、社是である「THINK」を意識し、自ら深く考え抜く姿勢を強調しましょう。ITに関心があるばかりか、技術を「手段」として社会や顧客にどのような変革をもたらしたいか、という目的意識を自分の言葉で語ることが重要です。誠実さと高い志を持って変革に挑む熱意を伝えることが、アピールのコツです。
内定者のプロフィール
| 氏名 | T・Hさん(仮名) |
|---|---|
| 大学・卒業年度 | 早稲田大学 2026年卒 |
| 内定企業 | 日本IBM、PwCアドバイザリー、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、三菱UFJリサーチアンドコンサルティング、ベイカレント、KPMG税理士法人、三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友海上あいおい生命、三井住友カード |
| 就職企業 | 大手コンサルティングファーム |
| 受験業界 | IT、コンサルティング、金融など |
| 就活の軸 | ・中長期的なキャリアパスの幅広さ ・戦略だけでなくデジタル活用まで踏まえ、これまでの大学での学びを活かせること ・課題解決を通じて他者(顧客・組織)の成功を支援し、長期的な信頼関係を築ける仕事であること |
| 就活軸の決定経緯 | 複数社のインターンで社員から話を聞き、中長期的なキャリアプランを見据えたことをきっかけに、軸が具体化した。行動を先に始めることで段階的に決まっていった。 |
| 保有資格 | MOS、TOEFL iBT 86点 |

一方で、今振り返ると、受けなくても良い企業を受けてしまったと感じる部分もあります。比較検討が大切です。
私は、最終的には「この会社から内定をもらえたら就職活動を終えても良いと思えるか」という視点で進めていました。
日本IBMの選考スケジュール
日本IBMの選考は、大学3年生の秋ごろからエントリーシート(ES)の提出が開始します。提出時期が複数回あり、初めの選考に提出すれば早くて12月に内定が出ます。また、独自の選考として小論文試験があるのが特徴です。
2026年卒の一般的な採用スケジュール
※自社グループ関連サービス就活会議の26卒スケジュールのデータをもとに作成
※正確なスケジュールは、日本IBM公式HP(新卒採用情報)にて会員登録のうえ参照のこと
Tさんも、インターン経由などではなく、一般選考のスケジュールで選考に参加しました。

一方で、私はノンバーバルコミュニケーションが得意なので、対面だからこその雰囲気や熱量を伝えるタイミングがないのがデメリットでした。
対策として、話す内容を強調するときに「伝えたい部分の声量を上げる」「画面に近づく」などの工夫をしました。
日本IBMのES・Webテスト対策
Tさんの提出したESやTさんの考えるWebテストのボーダーを把握し、日本IBMの選考に備えましょう。
【内定者の実回答あり】本選考ESの質問と回答
内定者のES回答を見る
日本IBMの本選考ESでは、日本IBMで成し遂げたいこと、職種の志望理由、自分の強みについて問われます。この傾向は例年変わらず、文言も同じです。
さらに、志望コースによる設問の違いもほとんどありません。一部、技術職などでは技術の使用経験を問われることがある程度です。
また、インターン選考では、IBMで成し遂げたいことの代わりに「インターンへの参加理由(300文字以下)」が問われます。
これらの質問から判断すると、採用担当者は、日本IBMという組織で学生が強みをどのように活かして成長するかを確認したいことがうかがえます。
ここからは、コンサルタント職に応募したTさんの実際のES回答を掲載します。企業の特徴と自身の強みをどう結びつけたのか見ていきましょう。
日本IBMで成し遂げたいこと
IBMは、「世界をより良く変えていく”カタリスト(触媒)”になる」をパーパスとし、様々な形で社会に価値を提供しています。あなたがIBMで成し遂げたいことについて、どうしてその職種を志望するのかを含め、具体的に記述してください。「XXな人になりたい」といった個人のパーパスではなく、IBMで自分が果たしたい役割やIBMでの仕事を通じて成し遂げたいことを教えてください。(500文字以下)
Tさんの回答
私は、日本企業の競争力を向上させ、持続可能な成長を支援する環境として、貴社を志望する。この志は、幼少期に町工場が多く集まる地域で過ごし、かつて活気に満ちていた町が事業承継の困難や生産性の低下によって衰退していく様子を目の当たりにした経験に基づく。
この体験から、日本の多くの企業が抱える課題を外部から支援し、日本全体の競争力向上に貢献したいと考えるようになった。
貴社を志望する理由は、貴社がテクノロジーを駆使し、企業の課題解決を支援する「カタリスト」としての役割を果たしている点にある。特に、サプライチェーンの最適化や製造業の効率向上を実現するソリューションに強く惹かれた。日本企業が抱える非効率性や変化への適応の遅れを、貴社の技術力とグローバルネットワークを活用して解決できる環境は、自身の目指す方向性と一致している。私は、製造業や中小企業のサプライチェーン改善を通じて、現場の効率性向上と競争力強化を推進したい。
塾講師のアルバイトで培った顧客に寄り添う力と、常に高みを目指す姿勢を活かし、企業の成長を支えるコンサルタントとして積極的に貢献することで、日本全体の経済基盤強化に寄与したいと考える。
行動指針に関する具体的なエピソード
IBMでは、企業文化を変革しビジネスの成長を続けるため、社員が意識して実践すべき6つの行動指針「The IBM Growth Behaviors」を定めています。その中の、「Growth Minded(成長志向)」と「Team Focused(チーム重視)」は、これからIBMの一員になる方にもぜひ意識していただきたい要素です。これまでの経験を振り返り、より実践できていると思う方を一つ選び、設問に回答ください。(500文字以下)
【Growth Minded】を選択された方
さらなる成長を求めて何かをやり切った経験について、具体的なエピソードを記述してください。また、「なぜその取り組みをしたのか」「その過程で得た学びやフィードバックを、どのように取り入れ、やり切ったか」を示してください。
【Team Focused】を選択された方
目的に向かってチームで取り組んだ経験について、具体的なエピソードを記述してください。また、「取り組みの過程で、チームにどのような課題があったのか」「異なる意見を持った人に、どのようなアプローチをしたか」を示してください。
Tさんの回答
【Growth Minded】を選択された方
〇〇(マイナースポーツ)部の新歓活動で、体験会参加者を増やし新入部員を獲得する取り組みに尽力した。当部は新入部員が少なく内部競争が弱く、下級生からの戦力強化が進まず、安定した成績を残すことが難しい状況だった。
この課題を解決するため、体験会の参加者数を増やすことを最優先と判断し、具体的な施策に取り組んだ。〇〇(マイナースポーツ)はマイナー競技であるため、認知度向上が必要だと考え、SNSで興味を引くPVを作成し、体験会への参加を促す施策を提案した。
しかし、当時の部の予算に余裕がなく、制作費を捻出するため○○(役職)として経費を見直し、総予算の1/6にあたる5万円をPV制作に充てることに成功した。また、部員の中には「予算を新歓以外の用途に回すべき」という反対意見もあったが、過去の新歓アンケートデータを根拠にPVの効果を論理的に説明し、全員の納得を得た。
PV配信後、体験会参加者数は例年の2倍に増加し、最終的に目標を上回る20名の新入部員を獲得できた。
この新歓活動を通じて、部の競争力向上と組織の活性化に大きく貢献した。また、これらの取り組みにより、部員同士の連携がより一層強化され、活動全体の効率もさらに向上した。
強みが発揮されたエピソード
あなたの強みが発揮されたエピソードについて教えてください。ほかの設問とは異なる内容を記述してください。(200文字以下)
Tさんの回答
私の強みは、現状に満足せず、高みを目指す力だ。
〇〇(マイナースポーツ)部で試合に出られない下級生だった私は、翌年度の全国大会選抜メンバー入りを目標に掲げた。失点が多い課題を解決するため、毎日脚力トレーニングを行い守備力を徹底的に向上させた。また、上級生と意見交換を重ねて守備戦術を取り入れ、練習内容を共有する掲示板を構築し、チーム全体の戦術理解を深めた。
結果、選抜入りを果たし、チームは全国大会で〇位に輝いた。

推敲をする際は、「日本IBMで働くための流れとして受け取れるか」を確認していきました。
もちろん、基本的なこととして数字や具体的な効果を書くことも意識しました。
- このESが選考を突破した決定的な要因を分析してください。また、今後の志望者へのアドバイスをお願いいたします。
「テクノロジーを手段として使い、組織の停滞を打破した再現性」が高いレベルで示されていることが、決定的な要因と考えられます。
「Growth Minded」の解釈
単に「頑張った」話ではなく、「予算不足」や「周囲の反対」という壁に対し、担当者として経費を再配分し、データを根拠に説得するというきわめてロジカルでビジネスライクなアプローチをとっています。これは、IBMが重視する「自ら変革を仕掛ける姿勢」そのものです。
「カタリスト」への深い共感
1問目で自身の原体験(町工場の衰退)とIBMのソリューションを「サプライチェーンの最適化」の視点で具体的に結びつけています。IBMは現在、watsonx(※)などを通じて「実社会にインパクトを与えるAI」に注力しており、この「実装へのこだわり」が職種の要件に合致しています。
今後の志望者は、IBMのESでは「何を成し遂げたか」以上に、「既存の枠組みをどう疑い、データや技術をどう介在させて変化を起こしたか」を言語化しましょう。特に「Team Focused」や「Growth Minded」を選ぶ際は、Tさんのように「数値的な根拠」と「反対意見への論理的アプローチ」をセットで書くことで、コンサルタントとしての適性を強く印象づけることができます。
※watsonx:IBMのこれまでの知見を集約した、企業がAIを活用するための製品(参考:5分でわかるwatsonx)
【内定者に聞く】Webテストの得点率
日本IBMでは多くの場合玉手箱が使用されます。ここでは、Tさんの考える日本IBMの選考突破のために必要な得点率とその理由を紹介します。

Webテストを通過すると小論文選考があり、自分が参加していた回だけでも100~150人程度参加していました。4日程あることを考えたら、想像よりも参加者が多いなと思いました。
日本IBMの選考や、金融・コンサル業界で出題されることの多い、玉手箱の対策は以下の記事で解説しています。例題も掲載しているので、自分のレベルをチェックしてみてください。
日本IBMの選考対策
内定者が受けた選考の様子を知る
日本IBMの選考には小論文とGDがあります。企業特有の選考に対してTさんがどのように振る舞ったかを把握して、選考に対する解像度を上げましょう。
小論文選考
日本IBMのES選考を通過すると、小論文選考を受けることになります。
小論文選考では、20~30分程度日本IBMの事業内容に関する動画を見た後に、30分程度で500文字以内の小論文を書くように求められます。
お題は「動画の内容を踏まえて日本IBMが提供すべき価値について書く」という趣旨のものが多いです。また、生成AIやテクノロジーの使用を踏まえた意見を書くことが求められることもあります。
小論文選考の概要
- 形式: オンライン(Teams+マイページより小論文を提出)
- 時間:1時間程度(動画視聴30分+小論文30分)
- テーマ:日本IBMが提供すべき価値について

出されたお題に関する日本IBMの取り組みについては、動画を見てその場で理解しました。私は、業界を絞って、その業界に対して日本IBMがどのように貢献できるか、という構成で文章を書きました。
時間制限があるので、「最低限のタイピング能力」「論理性」「構造化能力」が重視されていると思います。
以下の記事では、小論文の書き方を解説しています。小論文の対策をしたい人はぜひチェックしてください。
グループディスカッション(GD)
小論文選考を通過するとGDが課されます。日本IBMのGDでは最後に議事録提出があるのが特徴です。
また、GDでのお題は「自治体の課題に対してITを活用し解決策を提示する」「特定の業界に対して最新技術を用いた提案をする」などです。具体的な資料も提示される、きわめて実践的な内容になっています。
可能な限り、Tさんから選考の様子や気を付けたポイントを聞きました。
Tさんの参加したGD選考の様子
- 形式: オンライン(マイページより議事録を提出)
- 時間:1時間程度
(ディスカッション40分+質疑応答10分+議事録作成5分) - 参加人数:学生6人、社員2名
- 雰囲気:穏やかながら、発言内容や思考プロセスは鋭く見られる印象

提案内容としては、ターゲット企業の特性と社会課題の解決を両立できる結論に持っていきました。
どうやら、GDでの発言内容や評価事項は最終面接にも引き継がれているようです。「論理性」「協働性」「発言の質」が重視されていると思います。
GDに参加する人が参考にしたい記事(クリックして開く)
GDでの役割
グループディスカッションの役割完全ガイド! 種類や役割の決め方も
GDの進め方
グループディスカッションの進め方! 一連の流れを動画で解説
GDの時間配分
グループディスカッションの時間配分術! 高評価を得るコツと注意点
最終面接
日本IBMの面接選考は1回のみで、それが最終面接です。多くの場合、2人の社員が担当します。現場社員や人事部などで、年次が高い方が担当することが多いです。
Tさんが受けた最終面接の様子
- 面接官: 40~50代と思われる現場社員2名
- 雰囲気: フランクな雰囲気だが深い思考を求められる。
- 形式: オンライン
- 時間:40~45分程度
- 質問内容:ガクチカや志望動機のほか、GDでの発言を踏まえた質問

また、思考プロセスの一貫性も重視していると思います。
ちなみに逆質問では、業務的な内容に関する質問を多くすることを意識しました。
最終面接の再現スクリプト【再現音声あり】
面接再現音声スクリプトを見る
ここからはTさんの参加した最終面接の再現音声を掲載します。Tさんの受け答えを聞いて、選考の雰囲気や回答のコツをつかみましょう。

回答の一貫性も大切にしています。

学生時代に力を入れたこと(00:07~)
学生時代に力を入れたこと(クリックで開く)
私は大学において〇〇(マイナースポーツ)というスポーツの部活動に所属しており、そちらで〇〇(役職)の立場から新入生歓迎活動における新入部員の増加に貢献した経験がございます。
施策の選択理由(クリックで開く)
はい。ESでも記載させていただいた通り、この新入部員増加に対してプロモーションビデオを自分たちで作るのではなく業者さんに依頼して、そのプロモーションビデオをSNSなどに流すことによって、私たちの部活の認知度を高めるというような施策をおこなっていました。実際にその施策をおこなった理由が2つほどありまして、1つ目が〇〇(マイナースポーツ)という部活に関して競技そのものが日本ではあまり認知度が高くないこと、2つ目としては認知度を高めて、体験に参加していただいたというところから入部者数の増加っていうところ、後半の部分のアプローチはある程度確立していたので、前半に認知度を高めて体験に多く来てもらうところに対するアプローチを考えました。
ほかの施策を検討したかどうか(クリックで開く)
はい。そうですね。先ほど申し上げた後半の体験に来ていただいてから入部に、というところの施策も考えはしたんですけれども、先ほどの理由から前半のほうに、よりお金や労力を割いたほうが良いというような決断にいたりました。
施策の定量的な成果(クリックで開く)
はい。先ほどのプロモーションビデオを流すことによって、SNSなどで視聴いただく回数が増えまして、実際に成果としては例年よりも体験に来ていただく数を2倍程度に増やすことができまして、そこから最終的に入部者数も2倍近く獲得することができました。
チームで取り組んだ経験について(02:25~)
チームでの経験の詳細(クリックで開く)
はい。そうですね。この経験としては先ほどの〇〇(マイナースポーツ)部における活動が多くあるかなと思っております。そのなかで実際に、前半の認知度を高めるような部分の施策に多くお金をあてるべきというような意見や、あとはそれ以外の部分にお金を割くべきみたいな意見の対立というところも多くありつつ、そういったところがチームで何かをした経験かなと思います。
メンバー間の意見対立への対処法(クリックで開く)
はい。そうですね。実際にメンバー間の意見の対立というのが先ほど申し上げた部分かなと思うんですけど、それぞれが達成したい目標みたいなところに違いがあるのかなと私は思っておりまして、そこの目線合わせをするっていうところを意識してやることによってそれに対応することができました。
コンサル業界の志望理由(03:33~)
コンサル業界の志望理由(クリックで開く)
私がコンサルティング業界を志望する理由は大きく2点ございます。1点目としてはクライアントとなる企業様に対して長期間寄り添って貢献をすることができること、それによってその会社の持続的な成長を支援できることにやりがいを感じると考えたためです。2つ目としましては、実際そういった社会課題の解決というところにも後につながっていくと思うんですけども、まずは業界全体を俯瞰して見られるような立場から関わりたいと思いました、こうした2つの理由からコンサルティング業界を志望しております。
事業会社との違い(クリックで開く)
はい。そうですね。先ほど申し上げた2つ目の理由とも少し重なるんですけれども、コンサルティング業界であればクライアントとなる企業を複数持ったうえでそこに対してその企業に対するソリューションを提供していくという形だと思っており、そこが事業会社においては自分が所属してる会社の成長、売上だったり利益の向上だったりを目的にしてることが違いとしてはあるかなと思います。
日本IBMの志望理由(04:55~)
日本IBMの志望理由(クリックで開く)
はい。私が御社を志望する理由は大きく2点ございまして、1点目は社会の変化をとらえて変革できるような企業であると考えたためです。こちらについては、昔はパソコンを製造していたなかから直近ではソフトウェアやAIなどの開発を進めているというところ、時代に合った変化をして、そういったその変革的な思考を持つ方も多いのかなと思ったことから志望しております。加えて2点目としましては、コンサルティングだけではなくて、たとえばSIerとしての役割や研究開発的な部分も含めて、会社全体でお客様に対して一気通貫での支援をできるというところが強みなのかなと思っておりまして、そういったところ、以上の2点から志望しております。
なぜ他社ではなく日本IBMなのか(クリックで開く)
はい。そうですね、私自身実際に、自己紹介などでも述べさせていただいたように、大学においてサプライチェーンであったり、そこにかかわる研究をおこなってきたんですけれども、そういった業界に対してアプローチをしたいと考えているなかで、御社においては戦略策定の部分だけではなくて、システムの導入や運用などと、上流工程から下流工程まで包括的に支援できるところが強みであり、かつ自分としてもそれを会社全体で提供できるほうがクライアントの企業にとっては良いことなのかなと思っております。
挫折経験について(06:56~)
挫折の経験(クリックで開く)
はい。そうですね、1つ挙げるとすると、高校時代において私は〇〇(マイナースポーツ)ではなく〇〇をずっと続けていたんですけれども、そこでベンチ入りとなってしまった、最後の夏の大会で逃す結果となってしまい、それがあったかなと思います。
挫折の乗り越え方(クリックで開く)
はい。私はどちらかというとそれまでは試合に出るような立場だったなかで最後は出られなかったことがあり、そういったなかでサポートしてくれる立場の方が絶対チームや組織にはいるので、そういった立場から今度は試合に出るメンバーに対していかに練習でサポートできるかや、試合中にどういった役割を持ってできるかというところを裏方の立場でチームの成長や目的・目標を達成するために貢献できるかというところを意識してやっておりました。
日本IBMが過去に扱っていた製品への理解(08:08~)
日本IBMが過去提供していた製品について(クリックで開く)
はい。先ほどの志望理由でも触れていたんですけれども、パソコン、個人用のPCを作ってそれを売っていたと認識しております。その事業は今は売却してしまって、そこからソリューションビジネスに転換していると認識しております。
日本IBMが過去提供していた製品について(クリックで開く)
そうですね。実際にパソコンを作っていたのが2000年代、1990年代だったかなと認識しているんですけれども、そこからパソコンが汎用的な商品になり、恐縮ながら市場でのシェアを取れなくなってきたなかで、ハードウェア事業からAIやクラウドへの成長をして、かつその市場においてもシェアを取れるような部分に転換していったのかなと推測しております。
自分の強みとそれが発揮されたエピソード(09:20~)
強みとそれが発揮されたエピソード(クリックで開く)
はい。強みとしましては1つ挙げるとすると、何か計画性を持って物事を進められることかなと思っております。実際にこれが発揮されたエピソードとしましては、部活動において〇〇(役職)の立場から限りある予算を1年間という長いスパンのなかでどこに額をあてていって、それによって組織の成長につなげていくかを考えてきましたし、学生時代において学業と部活動の両立というところもある程度計画性を持って進められてきた部分がありまして、そういったところが強みが活きたエピソードかなと思っております。
企業での強みの活かし方(クリックで開く)
はい。御社のような企業ですと、必ずクライアント様がいて、そこに対して何かソリューションを提供していくという形だと認識しておりまして、そういったときにお客様の視点ではなかなか考えられないような、たとえば目の前のことに集中してしまっていたら長いスパンでの提案をしたり、あとそういった計画的な提案というところ、ほかの人が気づかない部分も提案できるのかなと思っておりまして、そういったところは活かせる部分と思っております。
チームで成果を出すために必要だと思うこと(11:03~)
チームでの活動に大切なこと(クリックで開く)
はい。組織に所属していて、当事者となるような方の目線合わせをする、みたいなところは大事かなと思っております。何度も話に出してしまって恐縮ですが、部活動で何かやるとなったときもそれぞれの目的や最終的に成し遂げたいところが違っていたら、その後の議論もうまく進まなかったり、あとは試合においてもうまく成果を得られなかったりといった部分が経験としてありまして、それぞれの目的が何だからその人はこの時にどう考えているか、みたいなところを理解したうえで話し合っていくみたいなところは大事かなと思っております。
目線合わせの具体的な方法(クリックで開く)
はい。たとえば組織において先導するような立場に立った際には、そこに所属しているメンバーと一対一で話をする機会を作ったり、あとは全体で話し合ってもうまくいかないことがあればその組織をさらに分割したうえで、それぞれの目線合わせをするというところはやってきた部分かなと思います。
補足:Tさんがした逆質問
- IT知見がないお客様に説明する際に、特に意識されていることは何でしょうか。
- 若手のうちに成長するために、優先して身につけるべきスキルは何でしょうか。
- プロジェクトで評価されるコンサルタントの特徴はどのような点でしょうか。
- 面接官との対話におけるTさんの優れた点はどこですか?また、今後の志望者が心掛けたい点を教えてください。
行動の選択理由を明確に伝えている
Tさんの優れている点は、単に経験を説明するだけでなく、「なぜその選択をしたのか」という理由まで具体的に伝えている点です。
ガクチカや志望動機、過去の製品についての説明において、課題に対して分析しており、結果も明確です。また、しっかりと企業分析をしているため、コンサルティングと事業会社の違いを「複数企業への価値提供」という視点で整理しており、業界理解の深さが伝わるものとなっています。
今後の志望者は「経験の結果」だけでなく、意思決定の理由や業界・企業理解を合わせて説明できるように準備することが重要です。
内定者が考える「勝因」
内定者の「勝因」
内定者の発言をもとに、今後の志望者が気を付けたい点を解説します。
①思考の論理性と一貫性
Tさんはコンサル業界には欠かせない論理的思考力と思考プロセスの一貫性が評価指標だったと分析します。

また、単に経験を説明するだけでなく、「なぜその行動を取ったのか」「他の選択肢はなかったのか」といった深掘りに対応できるよう、思考プロセスを明確に言語化しておくことを重視しました。
Tさんが一貫性を持たせるために取った対策は「原体験をセットにして伝えること」と「思考プロセスを言語化すること」です。まずは、自身の原体験を洗い出してから、自分の行動原理を見つけましょう。
②圧倒的な企業理解
インタビュー中にはTさんの企業理解の深さをうかがえる発言が多くありました。

企業研究について、私はOB訪問で漠然と情報を聞いてから、企業HPを使って詳細に調べていました。
企業HPを漠然と見ていても概要が見えてこないことがあります。まずは、直接社員の方のお話を聞く機会を作ってみましょう。
③企業風土と自身の経験の接続
Tさんは日本IBMの特徴をとらえるばかりでなく、意識的にその特徴と自身の経験のつながりを語っていました。

日本IBMは外資でありながらも、日本において長くビジネスをしているため、日系的な風土があります。そのため上司への礼節を重んじるような態度を、部活動の経験を用いてアピールしました。
また、チームでの経験や他者とのかかわり方についても深く問われる場面が多く、協調性や他者の意見を尊重する姿勢も重要な評価軸であると考えました。
TさんはESにおいて、ほかのエピソードとのバランスを考えて、戦略的に「Growth Minded(成長志向)」を選択してアピールしました。企業理解と一貫性の掛け合わせが最終的な内定につながります。
- 内定者の勝因を分析してください。また、日本IBMを目指す人に対して、アドバイスをお願いいたします。
思考プロセスを明確にしつつ未来を語ろう
Tさんが内定を得た決定的な要因は、IBMの核となる「THINK」を体現し、自分の行動原理を論理性高く言語化できていた点にあります。実績自慢ではなく、「なぜその道を選んだのか」という思考のプロセスを明快に示したことが、変革を担う「カタリスト(触媒)」としての素養を証明したといえます。
今後の対策には、企業の変革の歴史を背景に、技術を使って「未来の社会をどう良くしたいか」という視点を持ちましょう。選考中は常に結論から話しつつ、周囲を尊重する協調性も一貫して見せてください。自らの思考の足跡を、誠実に、かつ熱意を持って語り抜くことこそが、内定を引き寄せます。

執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi







