この記事のまとめ
- 面接の志望動機の長さは1分前後が基本
- 志望動機を1分でまとめるには3つの要素を盛り込むことがコツ
- 志望動機は1分以外にも話す時間を指定されることも
- 志望動機作成ツール
たった3分で選考通過率の高い志望動機が完成!
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多くの企業の面接で問われる志望動機。「面接の志望動機の適切な長さがわからない……」「面接の志望動機の長さに正解はあるの? 」と対策を進める中で長さに疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
志望動機は面接で重要視される質問だからこそ、どんな長さの志望動機であれば自分の思いを適切に伝えられるのか、面接官から高評価を得やすいのかを押さえることで、同じ内容の志望動機でも面接官に与える印象は大きく異なります。
この記事では、キャリアアドバイザーの早川さん、鈴木さん、隈本さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接の志望動機の長さで悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてくださいね。
志望動機だけではなく、面接でされる代表的な質問別にちょうど良い長さの回答例を知りたい人は、次の記事を読んでみてくださいね。注意点とともに、回答の最適な長さについて解説しています。
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面接の志望動機の長さは基本構成を押さえて柔軟に対応しよう!
志望動機の「内容」は熟考するものの、「長さ」について深く考えない就活生は少なくありません。適切な長さの志望動機でないと「熱意が伝わらない」「要点がわからない」などマイナスな印象になることも。
まずは志望動機の基本構成をしっかりと押さえたうえで、適切な時間に調整することで面接官の求める志望動機が完成します。
記事では、志望動機の適切な長さを徹底解説。面接の志望動機の長さを間違えた場合の悪影響も併せて解説しています。甘く考えがちな志望動機の「長さ」の重要性を押さえて、高評価を掴みましょう。
さらに適切な長さでまとめるための基本構成や、どんな長さの志望動機でも話せるように準備しておくべきこと4選も紹介します。どんな状況でも適切な長さの志望動機を話せるように、最後まで読んで面接に備えてくださいね。
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面接で話す志望動機の適切な長さは?
面接で話す志望動機の適切な長さは?
- 志望動機の適切な長さは1分程度
- 指定がある場合はそれに従う
- 集団面接は30秒~1分がベスト
学生の中には、志望動機で自分の熱意や意欲をすべて伝えたいと思い、志望動機を長々と話してしまう人もいます。しかし、それでは逆効果で、面接官に要点が伝わらず高評価を得ることは難しくなってしまいます。
面接はコミュニケーションの場です。一方的に志望動機を伝えるのではなく、会話の中で相手の求める長さで伝える必要があります。まずはこれから解説する基本的な志望動機の長さを押さえましょう。
長さについて知る前に、志望動機の基本的な対策を詳しく知りたい学生は以下の記事を参考にしてください。
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面接の志望動機は、書類よりも深掘りをした内容にすることが重要です。面接で志望動機を答えるための3つの構成を理解し、4ステップで面接の志望動機を考えましょう。回答例文や伝え方のコツを踏まえてキャリアコンサルタントが解説します。
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面接の時間は平均30分とされています。志望動機に限らず30分間の面接を突破するコツをこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
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30分という限られた面接時間で、どのようにアピールすれば良いかわからないと悩んでいる人は少なくありません。記事では、キャリアコンサルタントとともに30分の面接でアピールするコツを解説します。頻出質問と回答例も紹介しているので、ぜひ面接対策の参考にしてくださいね。
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志望動機の適切な長さは1分程度
志望動機の基本の長さ | 1分が目安 |
志望動機の基本の文字数 | 250〜300字程度 |
面接のフェーズや面接全体の時間によっても異なりますが、面接で話す志望動機の適切な長さの基本は1分程度です。人が1分間に話せる文字数は300字程度と言われています。そのため、面接の志望動機は1分を目安に、250〜300字程度の文字数で話すようにしましょう。
1分程度の長さであれば、聞く側の面接官にとってもストレスなく話を理解できる時間です。
伝えたいポイントを凝縮してまずは1分程度で志望動機を伝えましょう。面接では基本的に面接官が気になるポイントを深掘りするため、そうした深掘りの質問の中で細かい部分は伝えていくという意識を持つことが大切です。
面接は学生の一方的なスピーチの場ではなく、あくまでも学生と面接官のQ&Aのやり取りとなります。
志望動機を述べた後に面接官からそれについて深堀りする質問があることも考慮すると、志望理由は1分程度が最適と言えます。
指定がある場合はそれに従う
面接では、特に時間の指定なく志望動機を求められることが多い傾向にあります。
しかし、企業によっては「30秒で志望動機をお願いします」「3分で志望動機を教えてください」など時間を指定されることもあります。
面接官が志望動機の時間を指定する場合は、その時間に従うようにしましょう。厳密に時間ピッタリにしなければならないという訳ではありませんが、ある程度の時間感覚は身に付けておくと安心です。
各時間ごとの文字数
- 30秒:125~150字程度
- 1分:250~300字程度
- 2分:500~600字程度
- 3分:750~900字程度
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集団面接は30秒~1分がベスト
複数の学生が同時に面接を受ける集団面接では、一人ひとりに与えられる時間は限られています。また、面接官はすべての学生に平等に時間配分をしたいと考えているため、集団面接は30秒〜1分で志望動機を伝えるようにしましょう。
1人の学生が長々と志望動機を話してしまうと他の学生のアピール時間が少なくなってしまいます。たとえ志望動機の内容が良かったとしても、長い時間を要する志望動機では、他の学生のことを考えられない自己中心的な人物としてマイナス評価につながりかねません。
グループ面接の対策について詳しく知りたい学生は以下の記事を参考にしてください。対策方法と陥りがちな失敗もまとめています。
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グループ面接の通過率は、他の選考と比較して低い傾向にあるので、通過するには入念な対策が必要です。キャリアコンサルタントが、よく聞かれる質問と回答例を挙げて解説します。グループ面接のポイントと落とし穴を押さえて他者と差をつけましょう。
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アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る状況に応じて志望動機の長さを変えよう
面接で志望動機を聞かれた場合、1分よりも短く話したほうが良いケースや、反対に長く話したほうが良いケースがあります。状況に応じて適切な長さで話せるようにしましょう。
1分よりも短く話したほうが良いケース
面接官によっては、質問への対応力を把握するために、1分という時間指定をしてくることがあります。その場合は、1分より短めに話して余裕を持って終わらせるべきです。また、面接官が早口で矢継ぎ早に質問するタイプの場合は、1分より短く端的に伝えて、臨機応変に質問に対応することが望ましいですよ。
ITやベンチャー系企業など、経験やスキルを重視されるような企業に応募する際にも、志望動機は1分より短めに済ませ、スキルなどのアピール時間を優先的に確保すると良いですね。役員や社長が参加する最終面接も、すでに志望動機などの情報は面接官から伝えられていることが多いので、志望動機は短めに済ませて、その後に続く深掘りの質問に備えましょう。
1分よりも長く話したほうが良いケース
話をじっくり聞いてくれる傾聴タイプの面接官の場合は、1分を超えて話すことで特に刺さったポイントについて深掘りをしてもらえます。また、雇用者数が少なく、応募者も少ないような中小企業での採用面接の場合は、企業側は学生が滑り止めとして応募していると考えることが少なくありません。そのため、本気度を伝えるためにも1分よりも長く伝えた方が良いでしょう。
面接の志望動機の長さを間違えた場合の悪影響
短すぎる場合 | 熱意が伝わらない |
長すぎる場合 | 何を伝えたいのか要点がわかりにくい コミュニケーション能力に懸念を持たれる |
「1分も志望動機で伝えたいことが思いつかないから短くても良いや」「1分では思いが全然伝えられないからもっと長くしよう」と考える就活生もいるかもしれません。
しかし、志望動機の長さを間違えて伝えてしまうと、今から解説するさまざまな理由から高評価を得ることは難しくなってしまいます。面接の志望動機の長さを間違えた場合の悪影響を押さえて、志望動機を1分程度でまとめる重要性を認識してください。
短すぎる場合
強く志望している企業であれば、伝えたいことがたくさんあるかもしれませんが、あまり志望度の高くない企業だとなかなか志望動機が思いつかないといった就活生も多いでしょう。
しかし、志望動機は面接官が重要視する質問の一つ。短すぎる志望動機では、あなたを評価する情報も限られるため、不合格の決定打となりかねません。
熱意が伝わらない
志望動機が短すぎると、面接官にあなたの熱意は伝わりません。
たとえば、「私は御社の社風に魅力を感じているため志望します」と一言で志望理由を伝える学生と、同じ社風という理由でも、そう感じる理由や背景まで詳しく伝える学生とでは後者の方が熱意が伝わりますね。
面接官は志望動機から学生の志望度の高さを確認するため、短すぎる志望動機では内容も薄くなり志望度の高さが伝わりにくくなってしまいます。
- 滑り止めなど志望度が高くない企業だと志望動機が短くなりがちです。どうしたら良いですか?
回答内容に「なぜ」を3回繰り返そう
志望動機が短くなってしまう場合におすすめのテクニックが、最初に回答しようと思っている文章に対して「なぜ」を3回繰り返して深掘りすることです。
回答時間が約1分程度の志望動機に対しては、この「なぜ」を3回繰り返すだけでも時間と内容に厚みを持たせて回答することができます。
長すぎる場合
「面接官は学生の志望度の高さを見ているのであれば、自分の熱い思いをたくさん伝えれば問題ないだろう」と考える学生もいるかもしれませんね。しかし、志望動機が長すぎても高評価は得られません。
皆さんの中にも、日常の会話の中で質問に対して長々と答えてくる人に対してうんざりとした経験がある人もいるかもしれません。
面接もコミュニケーションの場です。長すぎる志望動機では次のような悪影響が待っていますよ。
何を伝えたいのか要点がわかりにくい
人が集中できる時間には限りがあります。志望動機をダラダラと話してしまうと、「この学生は結局なにが言いたいのかわからない」とかえって内容が理解されません。
つまり、長すぎる志望動機は途中で飽きられてしまい、その結果何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまいます。
コミュニケーション能力に懸念を持たれる
面接はプレゼンの場ではないため、学生が一方的に長すぎる志望動機を語ってしまうと「この学生は相手の気持ちを考えられないのでは」「話をまとめられない学生」と面接官からコミュニケーション能力に懸念を持たれてしまいます。
特に、集団面接で他の学生は1分程度の志望動機にもかかわらず、自分だけが長い志望動機を伝えてしまうと、周囲への配慮が足りないと思われてしまうでしょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る志望動機は重要視されているからこそ時間配分が大切
志望動機の回答が短すぎる場合、長すぎる場合のどちらであっても悪影響を及ぼします。適当でない長さの志望動機では「面接に対する準備が十分にできていないの学生なのではないか」とマイナスイメージにつながりかねません。
特に志望動機に関しては、多くの企業では必ずと言って良いほど最初に質問をする内容です。この重要視されている回答ができないということは、企業や選考に対する熱意がないとして、選考突破は難しくなります。
志望動機の最初の印象が面接全体の印象に影響する
これは、最初に受けた印象が残りやすく、最後までその効果が影響を与えるという「初頭効果」も関係します。最初の志望動機で失敗すると、面接官はあなたに対する心象が悪いまま、面接の中であなたの悪いところを探してしまう可能性が高まるのです。
この初頭効果が悪い方向に生じた場合には、面接の中ではなかなか取り返しがつきません。このことから、面接の最初の質問になりうる志望動機については、適正な時間配分を考えて回答をする必要がありますよ。
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面接の志望動機の長さはこれでOK! 1分でまとめる基本構成
面接官から特別指定がある場合を除き、面接の志望動機の長さは1分程度が基本です。
1分で伝えたい要点を盛り込み、面接官に高い評価をしてもらうためには、1分でまとめるための基本構成を押さえていきましょう。
内容が良くても、構成がうまくできていないと話の要点がつかめず高評価はされません。
今から紹介する1分でまとめる基本構成を押さえれば、1分という限られた時間の中で何をどの順番で伝えるべきかが見えてきます。
10~15秒:結論である企業を志望する理由
志望動機は結論ファーストで、なぜその企業を志望するのか明確に理由を伝えましょう。
結論を伝えることで、面接官は「この学生は〇〇の理由で自社を志望しているのだな」と志望動機全体の理解がしやすくなります。
志望動機の結論の例
- 私は、家庭の笑顔を作りたいという思いから御社を志望しています。
- 私は御社のサービスを利用した際に、御社の社員の方々の人柄と社風に魅力を感じたため御社を志望しています。
- 私は世界中どこで暮らしていても安全に過ごせるようにしたい思いがあります。御社は新興国への経済発展に注力しており、今後多くのビジネスチャンスがあると考えているため御社を志望しています。
突然学生の経験や思いを語られても、話の背景や状況がわからなれば面接官は話の要点を掴めません。必ず、「なぜ志望しているのか」という結論を最初に10〜15秒程度で伝えましょう。
志望動機の長さを1分程度にまとめるためには、この結論部分を長々と話してしまわないように注意してください。「一言で言うと何か」と考えると、志望動機の結論が導き出せますよ。
結論ファーストで志望する理由をまとめるコツとしては、志望するエピソードから文書の内容を要約するイメージも持つことです。要約をして、さらにその内容を簡潔にワンセンテンスにまとめると良いですよ。
要約をしているため、その結論から志望動機に至った理由であるエピソードが展開しやすくなります。
30~40秒:志望する理由にまつわるエピソード
結論である志望する理由を述べたら、次はその理由を補完したり根拠となるエピソードを30〜40秒程度で伝えましょう。
あなたが志望する理由に「こういう経験があるから自社を志望しているのか」と納得感を持ってもらうために、このエピソードとなる部分のボリュームが最も大きくなります。
志望する理由にまつわるエピソードの例
- 私は学生時代に環境保護ボランティアの活動をしていました。食品ロスを減らすために、地域の農家と協力をして形が理由で廃棄される農作物を販売するECサイトを立ち上げました。この経験から、DtoCの重要性を学びました。御社はDtoCビジネスに業界内でもいち早く着手しています。また、環境保護のための賞味期限の表示にも工夫をしていることから御社で働きたいと強く思うようになりました。
この志望する理由にまつわるエピソードでは、「どんな経験をしてきたのか」「何を感じたのか」「その経験はどのように志望企業と関連付くのか」を盛り込みましょう。
30~40秒ではすべての思いを盛り込むことはできないかもしれませんが、面接官に「それってどういうこと」「どういう風に感じたのかな」と思ってもらえるように、「続きが気になる」と感じるような表現をすると深掘りをしてもらいやすくなります。
- 具体的にはどうしたら志望動機で面接官の興味を惹き、深掘りをしてもらえますか?
わざと曖昧な表現をして興味を惹こう
志望動機や自己アピールの際には、結論から先に述べるPREP法、つまり「結論」→「理由」→「具体的なエピソード」→「結論」で話すことが一般的です。
このときに、理由の後に「これには〇〇の経験が関係しています」などと1クッションを置くことで、面接官は「その経験とは何だろう」と興味を持ちます。具体的な発言の後に曖昧な部分だけを伝えて話を締めくくることで「もっと詳しく知りたい」と思わせるテクニックです。
たとえば、実力主義の社風を志望動機に挙げた場合は、実力主義に惹かれる理由について、「これには営業のアルバイトの経験が関係しています」と一言話せば、面接官はそのアルバイト経験について深掘りしたくなるはずですよ。
10~15秒:入社後のビジョン
締めの10〜15秒では、入社後にあなたが貢献したいことやチャレンジしたいことなど入社後のビジョンを伝えましょう。
つまり、企業があなたを採用することで得られるメリットを提示するということです。
入社後のビジョンの例
- 御社に入社後は法人営業として、中小企業の経営者様の悩みを丁寧にヒアリングをして最適な提案をできるように貢献していきたいと考えています。
- 御社に入社後しましたら、私の強みである折衝力を活かして、プロジェクトを滞りなく進め、お客様へ快適と安らぎを提供できるように貢献します。
この入社後のビジョンを具体的に伝えることで、面接官に仕事への意欲をアピールできます。「御社に入社後も貢献します」と「御社に入社後も営業職としてお客様へ最適な提案をします」では後者の方が何をしたいのかが明確です。
また面接官が深掘りの質問をしやすくなるため、10~15秒と短いなかでも「具体性」を意識して伝えるようにしましょう。
志望動機の締めくくりで他の学生と差別化をしたい人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介
志望動機は締めくくりが大変重要であり、全体の印象を左右します。志望動機の締めくくりの基本ルールをと伝えるべき内容を押さえましょう。この記事ではキャリアコンサルタントと、すぐに使える便利なテンプレートや例文も併せて解説するので、参考にして選考を突破しましょう。
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入社後にやりたいことがわからない学生は以下の記事を参考にしてください。OK&NG例文とともにまとめています。
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例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
企業が入社後にやりたいことを質問するのは、就活生の希望を知りたい意向が強いためです。入社後にやりたいことを見つけるための方法やどうしても見つからなかったときの対処法をキャリアコンサルタントが解説します。
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短時間での志望動機では、具体的に携わりたい職種や担当したい業務をまず伝えて、その理由を簡単に添えましょう。
これにより、その後に自分のこれまでの経験や強みなど、志望動機と関連の深い自己アピールにつなげることができます。
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「この職種に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのか学生時代に培ったスキル・経験を踏まえて伝えるのに苦戦する学生は多いです。
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ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
(IT業界の場合)
どんな長さの志望動機でも話せるようになる準備4選
どんな長さの志望動機でも話せるようになる準備4選
- 伝えたい内容の優先順位をつける
- 時間別の志望動機をあらかじめ用意しておく
- 企業ごとの質問の仕方を事前に調べておく
- 実際に声に出して練習をする
面接の志望動機の長さの基本は1分とはいえ、時には時間指定をされることもあります。あらゆる事態を想定して、どんな長さの志望動機でも話せるように準備しておくことは大切です。
どんな長さの志望動機でも話せるようにしておくと、面接に自信をもって臨めるだけでなく、自分自身の志望動機全体を整理することができ、説得力がアップしたり要点が明確になるため必ず実践しましょう。
①伝えたい内容の優先順位をつける
志望動機では、あれもこれもと自分の思いを伝えたくなってしまいますよね。
しかし、伝えたい内容には優先順位がつけられます。優先順位をつけておくと、どこを削れば良いのか、何を新たに盛り込めば良いのかがわかるようになります。
頭の中で漠然と考えるのではなく、実際に伝えたい内容をすべて洗い出したうえで、優先順位をつけてみましょう。実際に言葉に書き表すことで、絶対に必要な要素や補足的な要素を理解できます。
優先順位1 | 社風に魅力を感じているため志望している |
優先順位2 | アルバイト先のカフェで周囲と協力をするときにモチベーションが上がった |
優先順位3 | 入社後は、営業職として周囲と協力をしながらお客様に最適な提案をしたい |
優先順位4 | インターンシップやOB・OG訪問を通して、多くの社員とかかわる中で社風が根付いていることを実感した |
優先順位5 | 売上だけを目的としているのではなく、お客様の満足度を高めるための工夫が数多くあるため魅力を感じている |
優先順位6 | アルバイト先のカフェで、周囲と協力をした結果、お客様満足度アンケートランキング全国3位になった |
優先順位7 | 就活の軸として「周囲と協力をする環境」で働きたいという思いがある |
優先順位8 | お客様と近い環境で働きたいという思いから人材業界を志望している |
まずは「自分のこの思いだけは絶対に伝えたい」というものを1つだけ選んでください。そしてその1つは冒頭に伝えるように練習しましょう。
なるべくあなたらしさが伝わるような内容のものから優先的にピックアップすると良いですよ。
②時間別の志望動機をあらかじめ用意しておく
1分でまとめる基本構成を解説してきましたが、面接では30秒や2分、3分など時間指定をされて志望動機を求められることもあります。
そのため、どんな要素を削るべきか、盛り込むべきかを整理し、時間別の志望動機をあらかじめ用意しておくと安心です。
1分よりも短くする場合
1分よりも短くする場合に削るべき要素
- 就活の軸や企業選びの軸
- 志望するようになったエピソードの詳細(OB・OG訪問やインターンの内容など)
- 入社後に貢献したい内容の詳細(具体的なキャリアプランや部署など)
面接では30秒程度の志望動機を求められることもあります。30秒の志望動機では「伝えたいことが伝えられない」と感じてしまうかもしれません。しかし、重要な要素だけを盛り込めば、綺麗にまとまります。
1分よりも短くする場合は、1文を1分よりも簡潔に伝えましょう。具体的には、「志望する理由」だけを伝えて、「そう考えるようになった経緯」といった途中経過などの内容は削るようにします。
たとえば、エピソードの部分でいえば「何を経験したのか」の具体例を簡潔にする意識を持つと1分よりも短い志望動機を作成しやすくなります。
30秒と1分の志望動機のエピソードの例
- 30秒
私は学生時代に子ども食堂でボランティア活動をして、食事が人々を笑顔にすることを痛感してきました。この経験から家庭の笑顔を担う加工食品を多く御社に入社をしたいと強く思うようになりました。 - 1分
私は学生時代に子ども食堂でボランティア活動をしていました。単に子供に食べるものを提供するのではなく、家庭向けのお料理教室も提案し開催していました。この経験から人とのつながりを大切にする重要性や、食事が人々を笑顔にすることを痛感してきました。御社は、手軽に調理ができる加工食品を多く取り扱っているため家庭の笑顔を担っているため入社をしたいと強く思うようになりました。
志望動機を短くする場合のコツは、「①エピソードを短くすること」「②入社した後に解決したい、または貢献したい想いを端的に述べること」です。
②の場合は、想いを語るところで、熱意が伝わる単語を使うと印象付けができます。たとえば、「当事者意識を持って」「主体的に」「挑戦したい」です。
1分よりも長くする場合
1分よりも長くする場合に増やすべき要素
- 業界・企業選びの軸
- その軸にした経緯
- その企業ならでは特徴や他社と比較した際に優れている点
- その企業ならではの特徴を知った経緯
2分の志望動機や3分の志望動機を求められる場合は、熱意や思いを伝えるチャンスだと思いましょう。
1分では伝えきれない、「業界・企業選びの軸」や「その企業ならではのポイント」を述べることがおすすめです。
業界・企業選びの軸の例
- 私は日本のモノづくりを支える中小企業の経営をサポートしたいという思いからコンサルティング業界を志望しています。
- 私は人々の当たり前を作り続けたいという思いからインフラ業界を志望しています。
- 私には「自分自身も企業も成長をして行ける環境」という企業選びの軸があります。
その企業ならではのポイントの例
- 御社は数ある銀行の中でも、最も海外事業に力を入れており、年間30億円もの投資をしています。
- 御社は店舗経営のみならず有機農業をおこなっており、全国9か所の農場を有するなど環境への配慮がなされています。
- 御社は、介護とITテクノロジーを掛け合わせた独自の技術を持っています。
「なぜ志望しているのか」の根拠となる部分のボリュームを大きくすることを意識すると、あなたが企業を志望する理由を面接官に明確に伝えられるようになります。
理由がはっきりとすることで、面接官は志望動機全体が理解しやすくなり、納得感を抱いてくれますよ。
上述の増やすべき要素に加えて、「自分が入社した5年後にどうなりたいか」など具体的にその会社で描きたいキャリアプランを準備しておくと良いでしょう。
企業の社員育成制度についてまで調べておくことで、本気度をアピールできます。
社風を志望動機に盛り込もうと考えている学生は以下の記事を参考にしてください。注意点と受かるコツをまとめています。
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「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授
安易に社風を志望動機にすると選考通過は難しくなります。社風を志望動機とするメリットを理解し、盛り込むべき内容を押さえて志望動機を作成しましょう。キャリアコンサルタント監修の例文も紹介するので参考にしてください。
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③企業ごとの質問の仕方を事前に調べておく
面接での志望動機の問われ方は企業によって異なります。
「志望動機を教えてください」という聞かれ方だけでなく、「キャリアビジョンと合わせて志望する理由を教えてください」「弊社の何に共感をして志望していますか」などと少し変わった聞かれ方をすることもあります。
インターネットの口コミサイトなどで調べたり、OB・OG訪問の際にどのような問われ方をしたのか確認しておきましょう。事前に調べておくと、必要な長さや盛り込むべき要素を予め整理することができるため面接当日に焦らずに済みます。
インターネットの口コミやOB・OGの体験談はどの程度信用して良いのか悩む就活生もいるかもしれませんね。疑ってかかる必要はありませんが、100%信頼したり、そこに書かれていることが全てだと思わないようにしましょう。
あくまでも1人の社員の意見ということで捉え、なるべく自分で多くの情報を得て判断してください。
④実際に声に出して練習をする
1分の志望動機では大体250〜300字程度にまとめられていますが、3分では750字〜900字と大きく文字数が異なります。どんな長さの志望動機でも話せるようにするためには、実際に声に出して練習をしてみましょう。
時間に対応する文字数に納まるようにまとめたとしても、実際に話すと早口に聞こえたり、逆に思ったよりも余裕があるなど想定している時間にならないときもあります。また、抑揚をつけたり、息継ぎをする回数でもかかる時間は変わってきます。
そのため、自分の話し方のクセや表現の特徴と時間を合わせるためにも必ず声に出して練習をして、その文字数と時間の感覚を掴みましょう。
- 他にもどんな長さの志望動機でも対応できるように準備しておくべきことってありますか?
印象に残るキーワードを抽出してみよう
まずはそれぞれの時間の長さに応じた志望動機を文章に書いてみることから始める就活生も多いかもしれませんね。
文章に書いたら、その文章の中で面接官の印象に残りそうなキラーワードをいくつか準備しておきましょう。そして話す時間が1分より長くなるのならもう1つキラーワードを追加するなどして、面接官を飽きさせないように、最後まで注意深く話を聞いてもらえるようにする工夫が必要です。
たとえ良い言葉であっても冒頭のみで述べられていては面接官の記憶に残りにくいので、配分を意識しながら考えてみてくださいね。
志望動機が思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
・業界・職種ごとの志望動機がわからない人
・アルバイトやゼミで忙しい人
面接の志望動機! 長さ別の例文
面接の志望動機の長さは1分が基本ですが、あらゆる長さの志望動機を考えておくことのメリットは大きいです。
事前に考えておくことで、突然の時間指定に戸惑うことなく対応できることはもちろん、長い志望動機を考えてあるため面接官からの深掘りにも適切に答えることができます。
今から紹介する長さ別の例文を参考に、どのような要素を削ると1分以内になるのか、どのような要素を盛り込むと1分以上になるのかを確認してくださいね。そして、自分が作成した志望動機と見比べてブラッシュアップをしましょう。
30秒の長さの志望動機
例文:30秒の長さの志望動機
私は「未来の当たり前を創る」という御社の企業理念に共感したため、御社を志望しています。
私は学生時代、体育会卓球部の主務として、日韓交流戦を催し、付加価値を生み出すことにやりがいを感じてきました。
また、御社のインターンシップに参加した際に、企業理念が深く根ざしていると感じ、御社で働きたいと強く思いました。
御社に入社しましたら、御社の企業理念に則り営業として新しい価値をお客様に提供できるように貢献していきたいです。
※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」
冒頭で企業理念に共感したと語られている点は良いですね。
しかし志望理由の要素が薄くなっているため、日韓交流戦に関する自己PRに近い内容をなくしてみましょう。代わりに、インターンに参加して企業に触れた点のボリュームを増やして展開するともっと良くなります。
企業理念に共感する志望動機を作る際は、注意するべき点があります。こちらの記事で企業理念の志望動機の作り方や評価されるコツを解説しているので、参考にしてくださいね。
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例文9選|志望動機で企業理念への共感を伝えて唸らせる4ステップ
志望動機に企業理念を盛り込むときは、差別化と具体性が必須です。企業理念の志望動機のメリット・デメリットを理解しつつ、高評価を得られる志望動機を作成しましょう。この記事では、企業理念の志望動機で差別化する方法や具体性を盛り込むコツ、避けるべき注意点を、キャリアコンサルタントと解説します。すぐに使える例文も紹介していますよ。
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1分の長さの志望動機
例文:1分の長さの志望動機
私は「未来の当たり前を創る」という御社の企業理念に共感したため、御社を志望しています。
学生時代は卓球部で主務を担いました。主務の仕事として、練習試合の調整があり、私は前例にない海外大学との交流試合を計画しました。実際に、韓国の大学との交流戦を3年連続でおこなうことになり、新しい「当たり前」を作れたことにやりがいを感じています。
また、御社の夏のインターンシップやOB訪問を通して、自分が携わった製品が次世代のスタンダードを作るということを体感し、御社で働きたいと強く思うようになりました。
御社に入社しましたら、営業として企業理念に則りお客様の不安や悩みを解決へ導き、貢献していきたいです。
※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」
最初に結論が伝えられており、わかりやすい表現となっています。
インターンシップの話は後半で語るのではなく最初に持っていき、実際に企業理念に関連した体験をしたことが志望動機につながった、と話す方が志望動機の背景をイメージしやすくなりますよ。
2分の長さの志望動機
例文:2分の長さの志望動機
私は「未来の当たり前を創る」という御社の企業理念に共感したため、御社を志望しています。私は、「①付加価値を生み出したい」「②世の中の当たり前を作りたい」といった軸があります。御社は、海外拠点を10拠点以上有しているため世界に与える影響も大きく、研究開発費を1000億円以上かけているため付加価値の高い素材を生み出し続けており、未来の当たり前を創る環境です。
私は学生時代、体育会卓球部で主務を担ってきました。主務の仕事の1つに、練習試合のセッティングがあります。例年、練習試合は年に4回のみでしたが、私はチームの志気を上げるためにも海外大学との交流試合を計画しました。実際に、韓国の大学と連絡を取り、調整したところ日韓交流戦を3年連続で予定を組むことができ、代々引き継がれていく交流戦を企画できたと感じています。この経験から、私は新たな付加価値を生み出すことにやりがいを感じ、次の代の当たり前となる土台を作ることに喜びを感じています。
また、御社の夏の5日間のインターンシップに参加した際やOB訪問をした際に、付加価値の大切さと、自分が携わった製品によって次世代のスタンダードが作られることに感銘を受け、御社で働きたいと強く思いました。
私が御社に入社しましたら、御社の企業理念に則り、営業として、お客様の不安や言語化できない悩みを自身の強みであるコミュニケーション能力を活かして解決へ導き、「未来の当たり前を創る」を実現し、貢献していきたいです。
※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」
冒頭の①と②の軸の説明は非常にわかりやすく、学生時代の卓球部でのエピソードも印象的で良いですね。
最後にコミュニケーション能力について語るのは少々欲張り過ぎかな、という印象があるので自己PRの時に回しても良いかもしれません。
3分の長さの志望動機
3分の長さの志望動機を聞かれることは少ないかもしれません。だからこそ、事前に準備しておくと「この学生は面接の準備をしっかりしてきているな」と好印象につながります。
また、志望動機に対する深堀りの質問に備えるためにも、3分の志望動機を作っておいて損はありません。
例文:3分の長さの志望動機
私は「未来の当たり前を創る」という御社の企業理念に共感したため、御社を志望しています。私は、「①付加価値を生み出したい」「②世の中の当たり前を作りたい」といった軸があり、化学業界に携わりたいです。その中でも御社は、海外拠点を10拠点以上有しているため世界に与える影響も大きく、さらに研究開発費を1000億円以上かけているため付加価値の高い素材を生み出し続けており、まさに未来の新しい当たり前を創る環境だと感じています。
私は学生時代、体育会卓球部で主務を担ってきました。主務の仕事の1つに、練習試合のセッティングがあります。例年、練習試合は年に4回のみでした。しかし、私はチームの志気を上げるためにも海外大学との交流試合を計画しました。
まず海外に住んでいるOBに連絡を取り、海外大学の卓球部の方とつないでもらいます。そして、実際に韓国の大学とやりとりをする中で、日程面や費用面を調整したところ日韓交流戦を去年の8月に初めて実行することができました。そして、今年も実行し、来年8月にも予定を組むことができ、代々引き継がれていく交流戦を企画できたと感じています。
この経験から、私はただ主務の仕事を引き継ぎ、おこなうだけではなく、新たな付加価値を生み出すことにやりがいを感じ、次の代の当たり前となる土台を作ることに喜びを感じています。
また、御社の夏の5日間のインターンシップに参加した際には、既存素材の新規用途開発の営業体験をさせて頂きました。そのとき、ただ物を売るのではなく付加価値をつける大切さを痛感すると同時に、自分が携わった製品によって次世代のスタンダードが作られることに感銘を受けました。
またOB・OG訪問をした際には、御社の社員のみなさんが活き活きとした表情で「自分が作った製品が今の当たり前を創っている」と語っており、企業理念の根付いた御社で働きたいと強く感じました。
私が御社に入社しましたら、御社の企業理念に則り、営業としてお客様の不安や言語化できない悩みを自身の強みであるコミュニケーション能力を活かしてヒアリングし解決へ導き、「未来の当たり前を創る」を実現していきたいです。さらに、御社は海外事業にも力を入れていることから日本だけに限らず世界各国の当たり前となるように貢献したいです。
※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」
企業理念への共感という目線で、しっかりと語れている志望動機となっています。
ただ、前段で語っている2つの自分なりの軸について、学生時代のエピソードにある「付加価値」との相関が少し見えにくいため、面接官がもっとわかりやすい表現を加えるとより良くなります。
面接の志望動機の長さは基本を押さえて事前準備をおこない合格を掴もう
今回解説した通り、面接の志望動機の長さは基本である1分を押さえたうえで、突然の時間指定などにも対応すべく必ず事前準備をしましょう。対策をしていることでスムーズに志望動機が伝えられるだけでなく、面接官に熱意も伝わりやすくなります。
適切な要素を盛り込み1分で志望動機を伝えると、要点が明確になり、あなたの熱意や志望度の高さが伝わりやすくなりますよ。
1分の志望動機で熱意や志望度の高さを盛り込み、基本構成を押さえて事前準備をおこない、さまざまな長さの志望動機に柔軟に対応して合格を掴みましょう。
アドバイザーコメント
早川 峻
プロフィールを見る大切なことは「伝えること」ではなく「伝わること」
面接時の志望動機の長さについて理解することはできましたか。面接に限らず、仕事や日常のコミュニケーションでもそうですが、相手に何かを伝えるときに大切なのは「伝えること」ではなく「伝わること」です。
志望動機は思いが強ければ強いほど、つい力が入って長くなったり、話が複雑になってしまいがちです。今回の記事にあるように、時間を意識しながらわかりやすく伝えられるように事前準備をしましょう。
志望動機を適切に伝えるためには割り切る気持ちも大切
面接本番では、緊張のせいでうまく話せないこともあるでしょう。練習の8割を出せれば十分だと言えます。だからこそ事前に伝えたい内容には優先順位をつける必要がありますし、さらにいえば「この一言だけ伝えられればOK」と割り切って考えたほうが実力を発揮できる場合もあります。
私が就職活動をしていたとき、隣の学生が緊張のせいで志望動機を10分以上も話し続けたうえに、だんだん混乱して聞かれてもいないのに自己PRやゼミでの研究内容まで話し始めて面接官が混乱したことがありました。
長過ぎると自分を苦しめるだけでなく周りにも迷惑がかかってしまいます。くれぐれも注意して、適切な時間で志望動機を伝えてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/留学カウンセラー
Shun Hayakawa〇大手就活メディアの営業を経て、現在は留学支援をおこなうアナザーストーリーの代表取締役を務める。キャリアコンサルタントとして学生の強みの発見から選考対策など幅広く支援
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細