Q
自己分析に役立つ人生曲線の書き方を教えてください。
就活の準備をしている大学生です。最近自己分析のやり方を調べていく中で、人生曲線を作って、自分の人生の振り返りをするのが効果的というのをネットで見ました。
しかし、私はこれまで人生曲線を書いたことがなく、どのように作成すれば良いのかがわかりません。そのため、人生曲線を作るコツや重要な点を知りたいなと思っています。
正直に言うと人生曲線の活用方法がイメージできません。人生曲線を作るとなぜ効果的に自己分析ができるのか、作った後どう分析するのが正解なのかなど、作成後の就活での活用方法も併せて教えていただきたいです。
人生曲線を作るからには就活に活かしていきたいと考えているので、ご協力よろしくお願い致します。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ベストアンサー
人生曲線は自己分析ではなく自己理解に役立つ
のっけから言葉にこだわりますが、「自己分析」よりも「自己理解」ととらえてほしいなと思います。「自己分析」の目的は「自己理解」です。自分がどんな人間であるか、強みや弱み、興味関心などを自分で把握して、就活の判断基準の一つにしたうえでの人生曲線です。
人生曲線はモチベーション曲線とも言います。一般的な書き方は、横軸に時間軸、左に生まれたときを、右に現在を置きます。縦軸はモチベーションの上がり下がりです。縦軸の上がモチベーションが上がったときで下が下がったときになります。
この横軸と縦軸を使って、過去から現在にかけて自分がどんな出来事でモチベーションが上がったのか、あるいは下がったのかが一目でわかるようになります。
これによって何が見えてくるかというと、自分のモチベーションの源泉がわかります。自分はどんなときにやる気が出るのか、どういう状況が好きなのか、どんな条件ならがんばれるのか、そういったことが人生曲線を書いてみるとわかってきます。
自分が何によって動機づけられるのかを知ることはとても大事な自己理解の観点です。
人生曲線の書き方は大きく分けて3つある
人生曲線書き方は特に決まりはありません。今までの例では、大きく3つの書き方があるようです。
①時系列で思い出しながら作成する
過去の一番古い記憶から連想して思い出しながら書く人もいれば、直近の新しいで記憶から書く人もいます。個人的にはどちらを選択しても良いと思います。
②強く記憶に残る出来事から書いていく
たとえば、転校や受験、サークルイベント、家族の病気などモチベーションが大きく上がったことや下がったことをグラフの点でつないで線にする書き方です。
③社会の出来事をきっかけに思い出しながら書いていく
東日本大震災やオリンピックなどの社会的な出来事から、そのときの自分を思い出して書いていく方法です。
どれか一つのやり方でなくても、3つのやり方をいったりきたりして作成してもかまいません。
作成にあたって大事なことは、出来事だけでなくその時の気持ち、そう感じた理由を思い出して書き出しておくことです。それがモチベーションを把握する重要な手がかりです。後付けで意味をつけるのではなく、そのときどう思ったか、それはなぜかをじっくり書き出してください。
こちらの記事では人生曲線(モチベーショングラフ)だけでなく、自分史やSWOT分析など6つのパターンでの自己分析シートの作り方を詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
人生の出来事で良かった点と悪かった点を数値化して作ってみよう
人生曲線は、これまでの人生の浮き沈みを人生の波として書き出して、大きく上がっている年や下がっている年について、なぜそうなったのか理由を書き出します。
具体的には、縦軸は浮き沈みで0を基準とした点数、横軸は生まれてから今までの年齢を書きます。1年を軸として良かった年、悪かった年を思い出して、それぞれを数値化してグラフにします。大きく上がっている年、下がっている年について、なぜそうなったのか理由を書き出してみてください。
人生全体を振り返ることで、どういったことが良い結果を生み出し、どういったことが悪い結果を生み出すのかを、客観的に把握することができます。良い年、悪い年でイメージすることが難しければ、モチベーションを軸として考えてみても良いでしょう。
どういったときにモチベーションが高まるのかを知ることで、どんな仕事が向いているのか、あるいはどういった職場が適しているのかを理解することに役立ちます。
長所や短所、自己PRを考えるうえでも役立つ
良い結果を生み出した経験を思い起こすことで、強みとしてアピールすることもできます。これまでの人生を振り返ることで、長所だけでなく短所についても把握することもできるでしょう。
人生曲線は自己PRを考えるうえでも役立ちます。これまでの自分の行動を思い起こして、良い結果や悪い結果を生み出した要因を振り返ることでき、強みを正しく認識して企業選びの軸ができます。また面接では、具体的な経験に基づきアピールすることも可能です。
内定につながる自己分析のやり方は、こちらで詳しく解説をしています。どのように自己分析するのが正解なのかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
自己PRの方法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
企業選びの軸の見つけ方は以下の記事で解説しています。以下の記事を参考に、企業選びの軸を見つけるうえで人生曲線以外にも自分に合う方法がないかを検討しましょう。
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