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就活ってあほくさくないですか?

就活のノウハウとかマナーを聞いていると、あほくさく思えて仕方ありません。

特に面接なんて茶番ですよね。エピソードを盛ったり美談に仕立て上げたり、思ってもいない綺麗ごと並べてみたり。内定をもらうために就活生一同で企業に媚びて、ばかばかしいと思います。

それに時間をかけて書類を作成して提出しても、あっさり落とされたことが何度もありました。聞くところによると、学歴で区切って書類に目を通さずはじかれることもあるらしく、一体自分は何のために時間をかけたのだろうとあほらしくなりました。

こんな感じで就活をあほらしく思うのは自分だけではありませんよね?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

ベストアンサー

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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あほくさいと思うことに適応することも能力の一つ

就活があほくさく思える気持ちは、よくわかります。面接で嘘の回答をしている学生が採用されて、本音を語っている学生が落とされれば、やる気もなくなってしまいますね。

また、暑い日になぜリクルートスーツを着なければいけないのか、無理やりなぜガクチカを語らなければいけないのかなど、あほくさいと思えることはたくさんあります。

企業側の視点で考えると、中途採用であれば職務能力や経験が採否のポイントになりますが、新卒採用では実務経験がないため、少なからず学歴を重視する傾向があります。

そのため、一生懸命書いた書類でも、学歴を重視している企業では親身に読んでもらえない可能性もあるでしょう。

理系であれば、新卒採用でもスキルなどを重視した採用もおこないますが、通常は仕事のポテンシャル、やる気など曖昧な判断基準で採否が決まるため、盛ったエピソードや美談を伝えることになるのです。

就活生があほくさいと思うことは企業も同じように考えているかもしれない

一方学生が同じような回答をする志望動機をあほらしいと考えて、あえて質問しない企業もあり、インターンで実践力を見極めた採用をおこなっている企業もあります。

またコンサルティングファームなどは、その場で考えなければ回答できないケース面接を実施しています。面接以上に適性検査で人間性を重視している企業もあります。

「就活のあほくささ」と向き合っていく方法は、早く内定をもらい就活を終えることです。早く終えるという目的のためならば、あほくさい回答もできるでしょう。

外資系企業は、日系企業以上に適性や能力を重視する傾向があり、思うような企業でなくても、就職をして実務能力を高めれば、実力で転職することも考えられます。

エピソードを盛って美談に仕立て上げていくのもその人の能力です。周囲の学生を気にするのではなく、プレゼン力を高めるトレーニングだと考えて臨んでみましょう。

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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就活のマナーにはそれ相応の理由がある

「学歴で区切って書類に目を通さずにはじかれる」というのははたして正しい情報なのでしょうか。少なくともまともな企業の採用担当者はそんなことはしていません。

そしてあなたが落とされた理由がそうだったとも限りません。その情報源はどこなのでしょうね。あなたがかたくなにそれを信じるならそれでも構いませんし、バカバカしいと思うなら周囲に合わせなくても良いと思いますよ。

しかし一部のおかしな例を過剰に一般化して、就活全体をネガティブに考えることがあなたの利益になるのでしょうか。私はそんなくだらない真偽不明の噂話にあなたの考えを合わせてしまうことは、あなたに損しかないと思います。

マナーは短時間で見知らぬ人に好感を持ってもらうために重要

「内定をもらうために就活生一同で企業に媚びて」といいますが、企業側は多額のコストをかけて一緒に働く仲間を探しています。マナーが茶番だとしたら、知らない人とどうやって知り合うのでしょう。

知らない人と会うときに、前提として自分を良く見せようとすることは誰もが無意識におこなっていることで、あなたも例外ではないはずです。ましてや長く一緒に働くための大切な仲間探しをしているのです。

これが就活でなかったとしても、たとえば友達や恋人を作る時も、マナーの悪い失礼な人とわざわざ付き合いたい人はいないのではありませんか。

就活本やサイトで紹介されている就活のノウハウやマナーの中には確かにいきすぎな部分もあると思います。採用担当者から見ても、実際はそこまで細かいことにこだわらなくてもいいと思うことも多いです。

しかし仕事で、短時間で見知らぬ人に好感を持ってもらえることはとても重要です。職場では、顧客も取引先も同僚や上司も、あなたのことをよく知る人などほとんどいません。表面的なことで嫌われてしまったらもうその先のご縁がないのですよ。

もちろん嘘はいけませんが、ある程度相手を不快にさせない「型」を身に付けるうえで、就活のマナーやノウハウは無駄とは思いません。

お互いよく知りもしないうちから、相手に合わせる気もなく、ありのままの自分を認めて欲しいという方がよほど甘えた子どもっぽい考え方だと思います。

もし就活を進める中でつらいと感じるようになっている人は、こちらの記事で対処法を解説しているので参考にしてくださいね。

「あほくさすぎて就活なんてやめたい」と思っている人は、就活以外の選択肢も考えてみましょう。こちらの記事でさまざまな将来の選択肢を解説しています。

こちらのQ&Aでは、就活の服装や面接での回答の仕方などに疑問や不満を抱いている学生に対してキャリアアドバイザーがアドバイスしています。

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