この記事のまとめ
- 会社を辞めたいという悩みは原因究明をおこない冷静に行動すべし
- 会社を辞めたいという気持ちの原因は大きく分けて5つ
- 4つの手順で会社を辞めたい気持ちへの適切な改善方法を見つけよう
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
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仕事はさまざまな場面でストレスや不満を感じることも多いため、それらをため込んでしまうことで「会社を辞めたい」といったネガティブな気持ちに発展してしまうこともあります。一度そのように考えてしまうと、辞めたいという気持ちに引っ張られて前向きに仕事に取り組めないという人もいるかもしれません。
しかしどんな悩みであれ、自分の現状をきちんと理解しないままやみくもに行動しても根本的な解決にはつなげられない可能性もあるのです。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの秋田さん、吉野さん、隈本さんとともに「会社を辞めたい」と思ってしまったときに考えられる原因や改善方法などについて解説していきます。
会社を辞めたいと思いつつもどうすれば良いのかわからない人は参考にして、悩みを根本的に改善していきましょう。
会社を辞めたいと思っても衝動的に行動してしまうのはリスク大
仕事や会社におけるさまざまなストレスによってその会社を辞めてしまいたくなったとしても、一時の感情だけで衝動的に退職や転職など大きな決断をしてしまうのは良くありません。
衝動的に判断して悩みの原因や正しい対処法などを明確にできていなければ、せっかく行動に移したとしても失敗に終わるリスクにつながってしまうのです。
そこでこの記事ではまず、会社を辞めたいと思うときに考えられる5つの理由について解説していきます。自分の「会社を辞めたい」という気持ちがいったいどこから来ているのか考えてみましょう。
次は、会社を辞めたいという気持ちの根底にある原因の対処法について解説します。「会社を辞めたい」と思った時、具体的にどんな改善の選択肢があるのか理解しておいてくださいね。
最後は、実際に会社を辞めて転職をする場合に大切な3つのポイントについても解説します。会社を辞めたいという悩みを軽くして、より良い社会人生活を送りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
ネガティブな気持ちで会社を辞めた場合は、曖昧な退職理由になりやすいので、次の就職に大きく影響します。
計画性がないので、その後の就職活動でも軸がなく、なんとなく決まった会社に就職する可能性が高くなってしまうため、計画的に退職の判断をおこないましょう。
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実は誰しも思ったことがある? 会社を辞めたいと感じる5つの理由
会社を辞めたいと感じる5つの理由
会社を辞めたいという気持ちで仕事をしている人の中には、自分の悩みを周囲に相談できず、「辞めたいと思っているのは自分だけかもしれない」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、仕事は楽しいことばかりではないからこそ、「会社を辞めたい」という気持ちになることはおかしいことではありません。2021年に日本労働調査組合がおこなった仕事の退職動機に関するアンケート調査によると「仕事を辞めたい」「転職を検討中」の人は全体の3割で、つまり3人に1人は会社を辞めたいと感じているのです。
とはいえ、人によって何に不満やストレスを感じるかは異なるため、会社を辞めたいと感じる理由も人それぞれ違ってきます。
ここからは会社を辞めたいと感じるときの5つの理由について解説していきます。会社を辞めたいという悩みを解消するためにも、まずは自分の悩みの原因がどこにあるのかを明確にしておきましょう。
①給与に不満があるから
私たちがおこなう仕事には対価として会社からは給与が支払われますよね。その給与が自分の仕事の対価として不十分、つまり希望する金額より少ないと感じてしまうと、結果的にその会社で働きたくない、辞めたいという気持ちにつながってしまうでしょう。
また給与というのは、いわば会社からの自分に対する評価の一つであり、目に見えて自分の仕事の結果がわかるポイントでもあります。
そのため、給与に対して不満があると自分の頑張りを正当に評価されていないと感じてしまい、仕事そのものに対するモチベーションも下がってしまうのです。
②人間関係が良くないから
会社では多くの人が集まって仕事をおこなうため、互いに協力し合って業務を進める必要があります。しかし、そうした場で一緒に働く人や人間関係に対して不満やストレスを感じてしまうと、仕事や会社に対する不満に発展してしまいかねません。
日本労働調査組合の仕事の退職動機に関するアンケート調査を見てみると、会社を辞める理由として最も多いのは人間関係と評価や待遇だとわかります。
上司と部下という立場で気を遣ったり、部署や業務内容の違いで仕事の進め方や考え方が違ったりと、仕事では通常の人間関係とは違ったストレスを感じる場面が多くあります。
そのため、毎日仕事をおこなうなかで人間関係を良好に保てなければ、どんな仕事内容であってもそこで一緒に働く人に会いたくないといった気持ちから、その会社を辞めたくなってしまうのです。
人間関係の問題で辞める決定的な理由は、自分の人格が否定されたと感じたときではないでしょうか。
仕事では、必要な叱責や指導は当然ありますし、意見の相違が起こることもあるものです。それでも、それが自分の人格を否定されたと受け止めて、強いストレスを感じる人もいます。
会社を辞めたい理由の中でも上司との人間関係に悩んでいる人は以下のQ&Aがおすすめです。合わない上司とどうかかわれば良いのか悩む人に対してキャリアコンサルタントがアドバイスしています。
嫌いな上司や先輩など合わない人とかかわるのは体力がいりますよね。以下の記事では少しでもストレスをため込まずにかかわる秘訣をキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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③会社の将来性に不安があるから
この先も長く働けることや、安定して収入を得られることといった条件を仕事に求めている人も多いのではないでしょうか。
そうした人にとっては、自分の勤める会社の経営状況が傾いてしまうことが、「このままこの会社にいても大丈夫なのだろうか」と、その会社を離れたいと思うきっかけになりかねません。
また会社の将来性というのは、経営、つまり社長の手腕が大きくかかわってきます。そのため、経営陣のやり方に賛同できなかったり、不信感を抱いたりすることも会社の将来性を不安に思うことにつながると言えるでしょう。
④仕事内容に不満があるから
社会に出て働いている人の中には、業務内容や業界などに対して、興味ややりがいを感じることで仕事を楽しいと感じたり、働く意欲を高められたりする場合もあります。
逆に、仕事内容が自分に合っていなかったり、やりたくない仕事ばかりだったりすれば、仕事に対するモチベーションやパフォーマンスが落ちてしまうため、その仕事をしたくない、会社を辞めたいなどといった気持ちになってしまうのです。
また、会社というのは常に同じ仕事だけをやっていれば良いというわけではありません。経営方針の変化や制度の改革などによって仕事のやり方が変わったり、部署異動などによって新しい仕事を覚えたりなど、変化に対応しながら仕事をすることが求められることもあります。
そうした変化に順応できなかったり、前の仕事が楽しいと感じていたりすると、拒否反応として今の業務に対する不満がたまり、会社を辞めたいというネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。
- 給料ももらっているのに仕事内容を不満に思ってしまうのは甘えなのでしょうか?
仕事への不満は給料だけで決まるわけではない
給料をもらっているにもかかわらず仕事内容に不満を感じることは、決して甘えではありません。
仕事の満足度は給料だけで決まるものではなく、やりがいや達成感、職場環境、人間関係、成長の機会などさまざまな要素が影響します。
たとえば、高い給料をもらっていても、自分のスキルや興味に合わない仕事をしていると、ストレスやモチベーションの低下を感じてしまうでしょう。
また、働く環境が合わない、上司や同僚との関係がうまくいかない、といった場合も仕事に対する不満が生じることがあります。
やりたくない仕事があるときに会社を辞めたくなってしまう人は以下の記事がおすすめです。やりたくない仕事を乗り切って仕事を上手にこなすテクニックをキャリアコンサルタントが解説しています。
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⑤待遇や社風などに不満があるから
同じ業界に属している会社同士でも、その会社ならではの強みや特色が存在し、そうした特徴は事業内容だけでなく待遇や社風にも色濃く現れます。
特に社風は、会社の規模やそこで働く人、企業理念や経営方針などによっても大きく異なるため、自分の価値観と社風がマッチしていなければ、会社そのものに対する不満に発展してしまいやすいのです。
また待遇や福利厚生というのは、社員一人ひとりに意欲的に働いてもらうために会社が設けている特典のようなものです。
そのため、働く側が福利厚生などにメリットを感じなければ、仕事に対するモチベーションも上がらず「この会社の待遇で働きたくない」といった会社を辞める理由の一つになってしまいます。
「会社を辞めたい」という気持ち以外に「仕事に行きたくない」という悩みもある人は、以下の記事を参考にしてみてください。会社に行きたくないという重い心を軽くするコツをキャリアコンサルタントがアドバイスしています。
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キャリアの専門家が解説! 会社を辞めたい悩みをため込みやすい人に共通する特徴
「会社を辞めたい」という感情には、給与や人間関係など仕事に関するさまざまなことが原因として考えられますが、本人の性格や考え方などによってもストレスの感じ方は違ってきます。
そこでここからは、多くの社会人の仕事や就職に関する相談に応じてきたキャリアコンサルタントで公認心理師でもある吉野さんに、会社を辞めたいという悩みをため込みやすい人の共通点について解説してもらいます。
具体的にどういう人が会社での悩みや不満を深刻化させやすいのか、自分自身に照らし合わせて参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る職場で孤立感を感じている人ほど不満や悩みが深刻化しやすい
悩みを深刻化させる人の特徴は、孤立状態や孤独感があることです。
リクルートマネジメントソリューションズが2023年におこなった新人・若手の早期離職に関する実態調査では、58.8%が会社を辞めたいと「思ったことがある」と回答し、「思ったことがない」と回答した人の割合である41.2%を上回りました。
また、ビズヒッツが2022年におこなった20代の働く男女1000人へのアンケートでは、約9割が会社を辞めたいと感じたことがあると答えています。これらの調査から、転職願望がある人が多数派であることがわかります。
不満があっても励まし合える環境を自ら作っていくことが大切
ネガティブな思いを抱えながらも頑張り続けられる人とそうでない人の違いは、自分を支えてくれる環境で働けているかどうかです。
愚痴を言い合いながらも励まし合える環境があれば、悩みながらも働き続けることができます。時間の経過とともに自分が成長し、状況が変わっていくのです。
社内での孤立化を防ぐために、あいさつや雑談から交流を深める、業務の相談や質問を通じてコミュニケーションを図る、といったことが役立つでしょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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選択肢は転職だけじゃない! 会社を辞めたい悩みのおもな4つの改善方法
会社を辞めたいと思い悩んでいる人の中には、現状の問題を解消するには転職する以外に方法がないと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、仕事に対する不満やストレスの感じ方は、その人の仕事のとらえ方によっても変化するため、必ずしも環境を変える必要がない場合もあるのです。
そこでここからは、会社を辞めたいと思ったときにできる4つの改善アクションについて解説していきます。会社を辞めたいという悩みの原因ごとで取るべき行動も異なるため、具体的にどういった方法があるのか理解しておきましょう。
①自分なりのやりがいを見つける
仕事内容や待遇など、会社のさまざまな点で不満があり辞めたくなってしまっている場合は、やりがいや仕事をする目的などが見つかることで解消される場合があります。今一度自分の仕事における気持ちの変化を振り返り、やりがいを感じる部分がないか考えてみましょう。
たとえば「仕事内容自体は興味がないことが多くて苦痛だけど、この業務はやっていて楽しかった」「気の合わない人もいて気を遣う瞬間も多いけど、週末の趣味の時間を楽しみにこれまで頑張ってこれた」などです。
このように、その仕事の良い面や自分がこれまで仕事を続けてこれた理由などを改めて再確認し、自分の仕事へのモチベーションがプラスに働く部分を明確にしてみてください。
そうすることで、仕事で不満やストレスを感じて会社を辞めたいと思っても、自分なりのやりがいがあることで悩みをため込まずに仕事を続けられる可能性が高まります。
- やりがいの見つけ方がいまいちよくわかりません。
仕事の役割を理解して能動的に行動してみよう
自分のやりたい仕事ではなかったとしても、やりがいを見つけることはできます。最も大事なのは、仕事に対する「向き合い方」です。
何のためにする仕事なのか、仕事の役割を自分自身が認知する必要があります。この部分が認知されると、仕事にきちんと向き合うことができるのです。
そうすることで、もっと良くしたいとか、こんなふうにしてみたいとか、次は能動的な行動に変わっていきます。
どのような仕事でも言えることですが、指示をされてする受動的な仕事からは、やりがいは生まれません。
仕事の向き合い方に加えてもう一つ大切なのは、自分の仕事におけるプロフェッショナルを目指すことです。プロになるためには、さまざまな努力が必要になりますよね。
その努力の一つとして能動的な行動につなげることで、自分がプロとして成長でき、同時にやりがいも生まれるでしょう。
上記のQ&Aのようにやりがいの見つけ方がわからない人や、やりがいのある仕事で働きたい人は、以下の記事がおすすめです。多くの人のキャリアを支援するキャリアコンサルタントが、やりがいの見つけ方を詳しく解説しています。
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やりがいのある仕事の見つけ方をプロが解説! 11職種のやりがいも
やりがいのある仕事の見つけ方や7つのやりがいのタイプなどについて、キャリアコンサルタントとともに解説します。どんな仕事にもやりがいが存在することを理解し、自分なりのやりがいを見つけてより良いキャリアを選択してくださいね。
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②資格や実績を積んで自分のスキルアップを目指す
従業員の給与や待遇は、会社がその従業員をどれだけ評価しているかによって変わるため、自分自身の人材価値が上がることで会社からの評価を改善できる可能性があります。
給与や待遇などへの不満が原因で会社を辞めたいと思ってしまっている人は、会社の評価制度や自分の今の能力を確認して、社内の自分の評価や待遇に改善できる余地がないか確認してみるのがおすすめです。
そのうえで、自分のスキルや経験が不足していることで思うような給与や待遇につながっていないとわかった場合は、すぐに転職に踏み切るのではなく、資格や実績を増やすことに重きをおいて行動に移してみましょう。
会社の中には、外部研修の斡旋や参考書の購入補助など、社員のスキルアップをサポートするような福利厚生が設けられているところもあるため、積極的に活用してみてくださいね。
- 働きながら資格の取得を目指すとして、評価につながりやすいおすすめの資格にはどんなものがありますか?
業務に活かせるものや自分の人材価値を高める資格を選ぼう
表向きは会社業務で活かせる資格を取得する目的で構いませんが、基本的には、自分にとってスキルアップとなる資格取得を目指してください。
日本の企業でも「ジョブ型雇用」が進んでおり、専門性が重視される時代に変わってきました。取得した資格を活かした業務経験がどれだけあるかで、あなたの市場価値は評価されます。
たとえば、IT系では「基本情報技術者」、製造業なら「フォークリフト運転資格」「危険物取扱者」「衛生管理者」「2次元CAD利用技術者試験」「3次元CAD利用資格者試験」などがおすすめです。
ほかにも、機械系なら「溶接技術者」「機械保全技能士」、食品系では「食品衛生責任者」「管理栄養士」などの資格がそこでの業務や今後のキャリアに活かせます。
独立も視野に入れるなら「ファイナンシャル・プランニング技能士」「社会保険労務士」「中小企業診断士」「キャリアコンサルタント」などが挙げられるでしょう。
資格はそれぞれできるだけ上位資格を取得したほうが、より自分の市場価値を高めることができます。
③異動を申し出て新しい業務に取り組んでみる
仕事内容や今の部署の人間関係に不満があって会社を辞めたくなっている場合、転職という選択肢のほかに異動を希望してみるという手段があります。会社にはさまざまな部署が存在しているため、転職活動をするよりも手軽に環境を変えることができるのです。
しかし、各部署の人事状況などはそのときどきで異なるため、すぐに異動できるとは限りません。また、もともと会社側が適任だと判断して配属した部署を離れるわけなので、なぜ異動したいのかをきちんと上司や人事に理解してもらう必要があります。
今の部署が自分に合っていないと思うのはなぜなのか、本当に新しい部署のほうが今よりも良いパフォーマンスが出せるのかなどを明確に示すことが大切です。
異動希望を伝える際は、「スキルをさらに発揮し、会社に貢献できると感じる部署があります。異動についてご検討いただけますか?」と前向きな表現を心掛けると、自己成長と会社への貢献意欲が伝わりやすくなりますよ。
④自分に合った環境や職種に転職を検討する
この記事を読んでいる人の中には、会社を辞めたいと思ったときにまず「転職」の二文字が頭に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
たしかに、会社を辞めたい、つまりは今在籍している会社に不満がある場合は、新しい会社を探すことで解決することができます。
今自分が抱えている悩みの原因がすぐには解決できないことだったり、改善の度合いが低かったりする場合は、転職活動をして自分に合った環境や職種を探してみましょう。転職活動をする際の具体的なポイントについては後ほど解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- スキルや社会人経験が少ないうちは転職したくてもしないほうが良いですか?
転職しても良いが今より良い待遇で転職できない可能性がある
転職を考えるのもありですが、スキルや社会人経験が浅い場合は「良い転職」になるかどうかが懸念点ですね。
「逃げ転職」によく見られるのは、非正規労働への移行です。年収や待遇が悪化するリスクがあります。
今の状態でより良い仕事に就ける可能性があるかを確認するために、まずは情報収集をおこない、そのうえで決断するのが良いでしょう。
そのためには、自分に合った環境や職種について考え、整理することが重要です。
やみくもに行動するのはNG! 4つの手順で原因に応じた改善方法を見つけよう
さまざまな理由から「会社を辞めたい」と思ったとしても、一時のネガティブな気持ちだけで衝動的に行動するのはリスクをともなう場合があります。
なぜなら、自分の状況や次に取るべき行動を冷静に考えられなければ、何が適切な改善方法かわからず、次に同じような状況に陥ってしまったときにも、また会社を辞める、転職するといった選択をせざるを得ないためです。
そこでここからは、自分の抱える問題に応じた改善方法を見つけるステップについて詳しく解説していきます。具体的に自分がどの改善策を取るべきかピンときていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
①自分の中にある会社を辞めたい理由を明確にする
さまざまな問題を解決・改善するためには、問題の原因を正しく把握することが重要となるため、会社を辞めたいという悩みを改善する場合でも、まずは自分がなぜそう思ってしまうのか、「会社を辞めたい理由」を明確にしましょう。
そのためには、まず一日の仕事の中で自分の気持ちの浮き沈みを振り返り、いつどんな理由で「会社を辞めたい」と思うのかを書き出してみるのがおすすめです。
会社を辞めたいと思う瞬間が複数ある場合は、それぞれのストレスや不満の中でもどれが最も自分の辞めたい気持ちに影響しているのかも明確にしましょう。そうすることで、会社を辞めたいという悩みの裏にある自分のストレスや不満が見えてきますよ。
②自分の抱えている不満が自力で解決できるのかどうか判断する
自分が会社や仕事に対して感じている不満やストレスが明確になった後は、それをさらに深掘りし、その原因が自力で解決できるものなのかどうかを判断しましょう。
たとえば、会社を辞めたいと思った原因が給与への不満だった場合、なぜ給与が低いのかをさらに掘り下げていきます。
そうすることで、自分のスキルや経験が足りないからなのか、会社にきちんと評価されてないからなのかといった、不満やストレスの根本的な問題を明らかにすることができるのです。
③仕事の良い面と照らし合わせて悩みの緊急性を判断する
「会社を辞めたい」という感情に任せて退職や転職を繰り返すのは、その後のキャリアを築くのが難しくなるなどのリスクにつながります。
そのため、自分の抱えているストレスや不満が自力で解決できなかった場合でも、すぐに転職や退職を決めるのではなく、今自分が感じている悩みの解決の緊急性を明確にしてみましょう。
たとえば、評価制度などといった自分ではすぐに改善できないことに対して不満を感じていたとしても、一緒に働く人からはきちんと評価されていて良い人間関係を築けているなど良い面があれば、不満の深刻度がそこまで高くない可能性も考えられます。
このように、会社を辞めたいと思ったときに感じているストレスや不満だけに目を向けるのではなく、自分が今勤めている職場や仕事のやりがいやメリットも照らし合わせて、客観的に問題の緊急性を判断することが大切です。
- 上司との人間関係に悩んでいて本人に直接悩みを相談できないときはどうすれば良いですか?
上司以外の自分の理解者を見つけ気持ちを整理しよう
社内外で相談しやすい人を見つけてみましょう。上司との関係に関する悩みや辞めたい気持ちは、社会人なら多くの人が抱くものです。
上司と直接対立する前に、自分の味方となってくれる人に心の内を話し、考えを整理する手助けをしてもらいましょう。
その相手は家族や友人であっても良いし、キャリアカウンセラーでも構いません。ぜひ自分が話しやすいと感じる人にアプローチしてみてください。
④悩みのレベルに応じてどんなアクションが必要かを考える
具体的な不満とそれが起きている現状の深刻さまで明確にできたら、それぞれの不満の内容や緊急性に応じた改善アクションに移っていきましょう。
たとえば、会社を辞めたいという気持ちの裏にある不満やストレスが自力で解決できず、自分の中でもかなり深刻な問題になりつつあるときは、まずは信頼できる職場の人に相談するという行動に移すことで、より具体的な改善策をアドバイスしてもらえるかもしれません。
会社を辞めたくなっていることを社内の人に相談しづらい場合は、転職エージェントやキャリアコンサルタントなどに相談してみるのもおすすめです。
自力で解決できないくらい問題が深刻化しているときほど、衝動的に行動に移すのではなく、第三者に相談してみることで、冷静に適切な選択肢を見つけることができますよ。
会社を辞めたいと感じる際は、まず原因を明確にすることが重要です。仕事内容、人間関係、給与、成長機会などを整理し、自分の価値観やキャリア目標と照らし合わせてみましょう。
そのうえで、信頼できる人に相談し、多角的な視点で改善策を考えることが有効です。
キャリアコンサルタントに聞く! 辞めたいと言い出せないときに持つべき心構えとは
皆さんの中には、辞めたいという気持ちはあるものの「自分が辞めたら職場に迷惑がかかるかもしれない」などと考え、なかなか退職を切り出せない人も多いのではないでしょうか。
しかし、そうした気遣いをしすぎて結局自分の心が疲弊してしまうのは良くありません。そこでここからは、キャリアコンサルタントの秋田さんに、会社を辞めたいと言い出せないときに持つべき考え方や心構えについて解説してもらいます。
自分の心や身体のことを考えて行動する勇気を持つためにも、ぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見る自分が働き続けるうえでの基準を定めて辞めるかどうか判断しよう
所属する会社において、「継続して勤めるうえで自分が大切にする条件」を決めておくと良いですね。たとえば、自己成長や社会貢献度など、自分基準を設定しておいて、その基準を下回るようになったら転職を考える、という具合です。
さらに、その条件に優先順位をつけておくと良いでしょう。上位3つに影響が出たら転職を考える、などもありです。
性格面から言い出せない人は、会社のことや仲間のことを考えすぎる傾向があります。そういった人は、自分を犠牲にしてしまっていることを認識することが必要です。
転職相談の場面では、自分が退職すると周囲に負担がかかるので辞められないと話す人がいます。単純に人員が減るので、当然負担は増えますが、それは一時的なもので、会社側は「何とかなる」「何とかする」ものなのです。
具体的な退職理由が明確になっているなら、自分を優先的に考えることを心掛けてください。
自分だけの判断で先走らず相談してみることも大切
転職を考えている人の多くは、自分ひとりで考えていることが多く、そうなると視野も狭くなってしまいます。
自分だけの判断では正解か不正解か判断できないこともあるので、客観的な意見を聞くことも大切なことです。日頃から相談できる人を見つけておきましょう。
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①今の会社での実績やキャリアを棚卸しする
会社は常に「これまでの経験や自分のスキルを活かして自社に貢献してくれる人材」を求めています。そのため、転職活動では自分の持つスキルやこれまでの経験がその会社で活かせることが伝わらなければ、採用につなげられません。
自分が今の会社でどのような経験を積んできたのか、どんなスキルや能力があるのかを振り返り、自分のアピールポイントを洗い出しておきましょう。
自分のスキルや実績を棚卸しするときは、具体的なデータや数値を含めて明確にしておくことがポイントです。そうすることで、選考時や職務経歴書などで自分のアピールポイントを応募先の採用担当者にわかりやすく伝えることができますよ。
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だからこそ、転職をする際には具体的な仕事内容や働く環境、福利厚生などまでしっかり情報収集しておきましょう。
具体的な会社情報は、会社の公式サイトや採用ページなどから集めることができますが、転職エージェントなどに話を聞いてみるのもおすすめです。転職エージェントであれば各会社の人事担当などとつながっていたり、実際にその会社に訪れたことがあったりするため、より具体的な会社の情報を教えてくれますよ。
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職場見学は転職の際でも快く受け入れてもらえる可能性が高い
転職時でも職場見学を希望することは可能です。職場見学を希望することで、実際の業務環境や社風、職場の雰囲気を事前に確認できるため、自分に合った職場かどうか見極められます。
見学を通じて具体的な業務内容やチームの働き方を理解することで、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるのです。
企業側も、見学を希望する求職者に対しては、入社後に長く働いてもらえる可能性が高いと感じるため、好意的に受け入れてもらえるでしょう。
見学希望を伝える際には、「入社前に職場の雰囲気を理解し、より貢献できるように準備をしたい」という前向きな理由を述べると、さらに良い印象を与えることができます。
③前の会社を下げるような退職理由ではなく前向きな理由を示す
転職活動における選考では、志望動機に関連する質問の一つとして転職のきっかけ、つまりは退職理由を聞かれることがあります。
そうした場面では、前の会社を卑下するような退職理由ではなく、次のキャリアを見すえた前向きな退職理由を述べることがポイントです。
応募者が「前の会社では自身の実力をきちんと評価してもらえなかったから」という転職理由を述べていたら採用担当者はどう思うでしょうか。「この応募者はうちでも何か不満があるとすぐ辞めてしまうのではないか」といった早期離職に関する懸念を抱かれるかもしれません。
そのため、不満やストレスなど過去の感情を退職理由にするのではなく「新しい環境で自分の可能性を確かめたいと思ったから」といった未来に対するポジティブな理由で転職を希望していることを伝えることが大切です。
どうしても我慢できなかった事態があった場合は、数値を交えた客観的な事実で伝えましょう。
たとえば、「目標未達成時には、叱責が2〜3時間におよび、月の残業時間も6カ月連続で70時間を超えました」という具体的な内容です。
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会社を辞めたいという気持ちは受け止めつつも自分に合った方法で解消しよう
会社は価値観や性格の異なる多くの人が集まる場所だからこそ、人間関係のストレスや社内の雰囲気、制度などさまざまな点で不満やストレスを感じやすいため「会社を辞めたい」といった感情につながることは大いにありえます。
しかし、だからといって自分の悩みの原因究明を怠り冷静さを欠いた決断をしてしまうと、根本的な悩みの解決につながらず、同じ悩みを繰り返すことになりかねません。
そのため、まずは自分の「会社を辞めたい」という気持ちをきちんと受け止め、その悩みの中にある根本的なストレスや問題を見つけ出し、それぞれの問題の深刻さに応じて適切に対処しましょう。
今の会社を辞めたいと思い悩んでいる人は、きちんと自分の悩みと向き合ってベストな改善策を見つけ、有意義な社会人生活を取り戻してくださいね。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見るネガティブな感情になっても冷静さを忘れず適切な対処で改善しよう
会社を辞めたいと感じることは、決して珍しいことではありません。ただし、辞めたい気持ちをそのままにしておくと、状況は改善されず、ネガティブな感情が積み重なってしまいます。
冷静に現状を分析して適切な対処法を見つけることで、自分にとって最良の選択をすることが大切です。
そのためにもまず最初に、給与や人間関係、仕事内容、会社の将来性など、自分が不満を感じている具体的なポイントをリストアップしてみてください。この作業を通じて、自分の不満やストレスの原因を明確にしましょう。
次に、その原因が自分自身で解決可能なものか、ほかの人や外部の助けが必要かを判断します。たとえば、給与に対する不満であれば、上司に相談してみる、スキルアップを図るために資格取得を目指すといった具体的な行動を考えることができますよね。
転職では企業分析や職場見学で理想の働き方ができる環境を見つけよう
もし、自分の力だけでは解決できない問題である場合は、転職という選択肢も考えてみましょう。しかし、転職を考える際にも冷静さを保つことが重要です。
転職先のリサーチをしっかりおこない、次の職場が自分にとって本当に良い環境かどうかを見極めてください。
可能であれば転職エージェントに相談したり、職場見学を希望したりすることで、事前に多くの情報を集められるため、より良い働き方につなげられるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Takuya Akita〇人事・採用の責任者として7年間、新卒・中途採用を担当。To Be Myselfを起業後、企業内のキャリアコンサルティング、新卒・中途の就職をサポートしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
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