この記事のまとめ
- 就活の自己紹介では簡潔さと具体性が熱意を伝える鍵
- 自己紹介の目的は相手に自分のことを知ってもらうこと
- 就活の自己紹介では内容だけでなく姿勢や立ち振る舞いも重要
就活の面接では、はじめに採用担当者に自己紹介する時間が設けられることがほとんどです。ただ、日常生活での自己紹介とは異なり緊張感がある分、うまく自己紹介ができないと悩む人もいるのではないでしょうか。
自己紹介では簡潔に自分のプロフィールを述べ、自身の特徴や強みを効果的伝える工夫が必要です。そして、自己紹介がうまくいけば、面接を良い形で始められます。
この記事では自己紹介で面接官の心を掴む方法を、準備段階から丁寧に解説します。キャリアコンサルタントの若林さん、有馬さん、杉原さんの見解も交えて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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就活の自己紹介は簡潔に要点をまとめて堂々と話すことが大切
就活の自己紹介では、自分のプロフィールや強みを簡潔にまとめ、的確に相手に伝えることが大切です。自己紹介は評価に直結する第一印象を決めるものであるためです。
時間としては30秒〜1分、長めの自己紹介を求められても3分程度を目安にまとめましょう。簡潔に自己紹介をまとめるには、面接官の視点や必要な要素を理解する必要があるのです。
そこで、この記事の前半では自己紹介で面接官が見ているポイントや、紹介すべき内容を一つずつ解説します。面接官の視点に沿って、自己紹介で自分が何を話すべきかを考えられるようにしましょう。
そして、後半では、例文やおすすめの構成、伝えるべきことや工夫など、実際に自己紹介の下書き作成に役立つ情報を解説します。最後まで読んで、自分の魅力を最大限伝えられる自己紹介文を作成してみてください。
面接官は、多くの学生を面接して会社にとって必要な人材を見極めています。そのなかで、悪目立ちしてしまうのが冗長にダラダラと話してしまうタイプの人です。
逆に、要点をまとめて堂々とした話し方をする人は良い印象が残りやすくなります。
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面接官は何を見ている? 就活の自己紹介で見られる5つの評価基準
面接官は何を見ている? 就活の自己紹介で見られる5つの評価基準
面接の自己紹介で採用担当者がチェックするポイントはいくつかあります。ここでは、採用担当者のチェックポイントのなかでも特に重要な5つの要素を解説します。
面接官の視点をチェックすれば、自己紹介に盛り込むべき内容のイメージが一気に膨らむことがあります。採用経験のあるキャリアコンサルタントの見解も交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①第一印象や基本的なマナー
自己紹介を含めた面接冒頭の行動や態度は、あなたの第一印象を決める大事な要素です。採用担当者も人間である以上、第一印象は重要な評価項目といえます。
第一印象は特別な行動ではなく、基本的なマナーや振る舞いによって決まります。以下のような基本的なマナーを徹底し、相手に敬意を持って接する学生であることをアピールしましょう。
第一印象を良くするポイント
- 正しい姿勢
- 明るい表情・雰囲気
- 相手の聞き取りやすい声量・スピード
- 適切な言葉遣い
- 適切なアイコンタクト
これらのマナーは、繰り返し練習すれば誰でも身に付けられます。第一印象は評価に直結する重要な要素であるため、確実に押さえておきましょう。
採用担当者は会った最初の数分で応募者の印象を決めます。
第一印象が良いと、話す内容も好意的に聞くことができスムーズに進みますが、逆に印象が悪いとその印象を払拭するところから始めなければいけなくなります。
②人柄や雰囲気
面接官は、あなたの雰囲気や立ち居振る舞いから、人柄や職場での適応性を判断しようとしています。話している内容だけでなく、話し方や人柄も評価されていることも覚えておきましょう。
志望者を評価するうえで採用担当者が特に注目しているのは、以下のポイントです。
採用担当者が注目するポイント
- 誠実さが感じられるか
- 十分なコミュニケーション能力を備えているか
- 積極性が感じられるか
- 協調性はあるか
人柄や雰囲気は、職場の雰囲気に馴染めそうな人物かどうかの判断材料になります。自己紹介だけでなく面接を通じて、円滑なコミュニケーションと誠実な対応を心掛けましょう。
コミュニケーション能力については、次の項で詳しく解説します。
③コミュニケーション能力の高さ
職場だけでなく取引先や顧客との関わり合いにもコミュニケーション能力が介在するため、どのような職業・業種でも、コミュニケーション能力は必須です。そのため、面接でも特に入念にチェックされる傾向にあるのです。
ビジネスにおけるコミュニケーション能力とは、具体的には以下の能力です。
ビジネスにおけるコミュニケーション能力
他者との意思疎通や情報共有を円滑におこなうための能力。論理的に情報を伝えるだけでなく、相手の話から要点を読み取り、それに合わせた情報を提供できる能力を指す。
自己紹介では論理的に自分の特徴や強みを説明する能力が重点的に見られます。そして、その後の受け答えでは面接官が持つ論点に合わせた回答を提示する能力があるかどうかがチェックされます。
コミュニケーション能力はどの企業でも求められるスキルであるため、会話が苦手な人は以下で対策しておきましょう。
面接が苦手
面接の苦手意識を克服する21手|得意にする秘訣は「考え方」にあり
面接が苦手な人
例文15選|面接の「苦手な人は?」の回答で好印象を残すコツ
④熱意や入社意欲の高さ
面接官は自己紹介の内容や話し方から、企業への熱意や入社意欲を慎重に見極めています。熱意のある志望者の方が離職のリスクが低く、会社への貢献度が高いため、企業は熱意や入社意欲をチェックするのです。
「暗記した文章を話しているだけではないか」「本当にうちの会社で働きたいと思っているのだろうか」という視点で、言葉や態度一つひとつを注意深く観察しているのです。
熱意を伝えるためには話の内容はもちろん、態度や表情、ジェスチャーなどを交えて効果的にアピールすることが重要です。実際、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが1971年に提唱した「メラビアンの法則」によると、情報伝達の約55%は視覚情報が占めていると発表されました。
メラビアンの法則
コミュニケーションにおいて相手に影響を与える情報の比率を表した法則。言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で情報伝達を担っている。
自己紹介では言葉だけでなく、姿勢やジェスチャーなども活用して熱意や入社意欲の高さを伝えましょう。
自己紹介における熱意の伝わる話し方は、明るく元気でハキハキと話すことです。どれだけポジティブな言葉を使っても態度が違う人を時々見かけます。
熱意を伝えたいなら、着座のときは前傾姿勢になる、立っているときはジェスチャーを使って体全体で表します。
⑤面接に向けて適切な準備ができているか
自己紹介の完成度は、面接に向けてどのくらい準備したかを見極める一つの指標といえます。採用担当者は、どれだけ面接対策を徹底しているかを見極めることで、志望度の高さを測っているのです。
自己紹介の完成度が低い場合、その時点で面接対策が不十分な印象を持たれます。
前述の通り、第一印象はその後の評価を大きく左右します。面接を有利に進められるよう、自己紹介では確実に好印象を残せる状態まで仕上げておきましょう。
特に自己紹介をする際の適切な時間管理とスムーズさは、徹底した準備を感じさせる大きな要素です。よどみなく簡潔な自己紹介ができるまで、本番の状況を想定した練習を繰り返しておきましょう。
面接の準備をスムーズに進めたい人は以下も参考にしてみてください。自分の魅力を相手に最大限伝えるための方法を詳しく解説しています。
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面接は、身だしなみやマナー、頻出質問の回答など、網羅的に抜かりなく準備をすることが面接突破につながります。前日・会場到着前後・面接直前に切り分けて準備するべきことや心構えについて、3名のキャリアコンサルタントの意見を交えて解説します。
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簡潔さが鍵! 就活の自己紹介で話すべき内容や要点を順に解説
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自己紹介で採用担当者がチェックしているポイントが理解できたら、それをもとに自己紹介の流れを見ていきましょう。
自己紹介の流れに沿って要点や意識すべきポイントを理解することで、スムーズに自己紹介の下書きを作成できるようになります。
面接の最初の数分は、面接官の印象を大きく左右する重要なパートです。丁寧に内容をチェックして、自己紹介を成功させるポイントを押さえましょう。
面接の流れを詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。入室から退室までの流れを質問例文も交えてより具体的に解説しています。
面接の流れ
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集団面接の流れ
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①冒頭の挨拶
面接の最初におこなう挨拶は、第一印象を大きく左右する重要な要素です。緊張が伝わる慌ただしい雰囲気ではなく、落ち着いた態度でハキハキと挨拶しましょう。
丁寧な口調で、気持ちを込めて挨拶をすることがポイントです。わざわざ時間を割いてもらっていることを自覚し、以下のように感謝を表明してください。
自己紹介の冒頭で述べるべき一言
本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。
挨拶は相手への心遣いを示す機会です。最初の印象が良ければ、その後の面接も好印象で進めやすくなります。
なお、着席の指示があるまで席には座らないように注意しましょう。荷物は椅子の隣に置き、背筋を伸ばして着席しましょう。
②名前や学校名などの基本情報
自己紹介を始める際は、まず基本的な情報を簡潔に伝えることが大切です。自分の情報を伝え、スムーズに自己紹介を始めましょう。声の大きさや話すスピードにも気を配りながら、聞き取りやすく明瞭な発声を心掛けてください。
基本情報の伝え方
はじめまして。〇〇大学〇〇学部〇〇年の〇〇と申します。
自己紹介の最序盤は緊張で特に早口になりがちです。本番同様の緊張感のある環境で何度も練習しておけば、スムーズに自己紹介を始められるでしょう。
気持ちを落ち着けられる自分なりのルーティンを決めておくのも一つの方法です。練習のなかで最適な形を探り、本番で緊張しない状態に仕上げておきましょう。
③大学での研究内容や専攻している分野
名前や大学名を伝えたら、自身の専攻や研究内容を簡潔に説明します。冗長な説明はせず、1〜2文で伝わる程度まで要点を絞って説明することが重要です。
専門的な研究をおこなっている人は、その内容を噛み砕いて説明しましょう。その分野に知見がない人でも即座にイメージが湧く程度まで簡単に説明することで、相手の印象に残りやすくなるからです。
成果や実績がある場合、簡潔にそれらを明示するのもおすすめです。内容と併せて成果まで明示することは、自身の能力を印象付ける効果的な手段といえます。
このように、成果を述べる際も簡潔さを意識した自己紹介を心掛けましょう。
- 学業や部活、アルバイトなど実績があがったことが多くある場合、長くなってでもすべて伝えて良いのでしょうか?
自己紹介では絞って話してメインの実績以外は面接中のほかの質問で回答しよう
実績が多数あることは素晴らしいですが、自己紹介は簡潔にすることがポイントであるため、長々話すよりは絞って話した方が効果的です。
面接ではいろいろな角度から質問されます。
たとえば、学業での成果を聞かれた後に、アルバイトの経験を聞かれるかもしれませんし、様々な場面での成功体験や苦労したことを聞かれることもあります。
自己紹介ですべてを伝えきろうとせず、メインの実績以外はほかの質問のなかで触れていくようにしましょう。
④学業以外での活動
学業以外の活動は、あなたの人間性や主体性を伝える重要な要素です。学業ばかりに注目するのではなく、ほかに力を注いだ部分にも触れて自分を多面的に知ってもらいましょう。
ただし「部活を頑張りました」「アルバイトで接客を経験しました」といった形式的な説明では、自分の価値観や考え方が伝わりにくいため、就活の自己紹介としては不十分といえます。「どんな活動を通じて、何を学んだのか?」という視点で具体的に説明しましょう。
簡潔かつ具体的に課外活動について説明するには、少ない言葉で情景を描写する力が必須です。冗長表現を避け、明快な言葉で端的に概要と学びを明示しましょう。
端的に課外活動について伝える例
1時間に100名以上のお客さんが訪れるカフェで、時間帯責任者として売り上げと顧客体験を最大化するための戦略策定に尽力しました。
実際に接客するうちに、忙しくても目の前の一人ひとりと向き合い、心を通わせることが両者を最大化するのに欠かせないと学びました。
自分の経験や学びを深く分析し、本質を簡潔に言い表せる表現を事前に探しておくのがおすすめです。
自分の経験を整理して振り返りたい方は、自分史を作成してみましょう。例文に当てはめるだけで自己理解が深まるテンプレートもあるので、ぜひチェックしてみてください。
関連記事
自分史のテンプレ3選! 例文付きで当てはめるだけで自己理解が深まる
自分史を作成することで自己理解が深まり、自分に合った企業の見分け方が明らかになったり、選考での質問にも備えられます。キャリアコンサルタントとともに自分史の作り方や活かし方を徹底解説します。
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面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。
どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!
⑤簡潔な志望動機
志望動機は、自己紹介のなかで企業に言葉で自分の熱意を伝えられる唯一の機会です。企業研究を徹底したうえで伝えたいことを抽出し、1〜3文で相手に志望度の高さを伝えます。
志望度の高さを伝える際も、具体的な内容を盛り込んで伝える工夫が重要です。「魅力的に感じる」のような抽象的な表現は避け、惹かれたポイントを具体的に明示しましょう。
簡潔な志望動機の例
「御社のサービス『〇〇』を初めて利用した際、その革新性と利便性の高さに衝撃を受けました」
「すべての社員が自社を愛し、ビジョンを愚直に追求している姿勢に心打たれました」
このように、原体験と併せて志望動機を伝えることで簡潔ながら説得力のある志望動機に仕上げられます。
志望動機
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
志望動機の作り方
志望動機の作り方大全|就職支援のプロが好印象を残すコツを解説
志望動機の構成
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
⑥意気込み・締めの挨拶
締めの挨拶は、あなたの印象に関わる大切な瞬間です。締めの挨拶で印象をアップさせられる人とそうでない人の間には、大きな差が生まれます。
心理学・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏によると、「感情が最も高まったとき」と「出来事が終わったとき」の記憶が特に印象に残りやすいと言われています。
ピーク・エンドの法則
感情が一番高まったとき(ピーク)の印象、また最後の印象(エンド)が特に印象に残りやすく、全体的な印象はそれらに大きく依存するという法則。
このように、好印象を残すためにも、魅力的な締め方は特に重要なのです。
「本日はよろしくお願いします」だけでは、形式的な挨拶でまったく印象に残りません。面接だけでなく、入社後の意気込みも先んじて伝えて、志望度の高さを採用担当者にアピールしましょう。
好印象を残す意気込みの作成方法については、こちらの記事で解説しています。シーン別の例文も紹介していますので、作成するときの参考にしてみましょう。
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例文あり|就活で話す意気込みを場面別で解説! 企業の意図や注意点も
就職活動での意気込みは、場面によって内容の工夫が必要です。この記事では、場面ごとの意気込みの作成方法をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。企業に熱意が伝わる意気込みを作成して、選考突破を目指しましょう。
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志望動機を練る際は、丁寧な自己分析で説得力のある志望動機に仕上げるのが非常に重要です。自己分析に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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就活の自己紹介例文7選! 内容別に具体例を交えて解説
ここまで、自己紹介で採用担当者が注目しているポイントや自己紹介の流れを解説しました。魅力的な自己紹介について、イメージがふくらんできたのではないでしょうか。
ここからはさらにイメージを具体化すべく、魅力的な自己紹介の例文を紹介します。アピールポイント別に例文を紹介するので、自分の理想に近いものを参考にしてみてください。
それぞれの例文に対するキャリアコンサルタントの解説も併せて紹介します。
学業をアピールする場合の例文
学業を中心にアピールする際の自己紹介では、自分の専攻や専門分野をわかりやすく噛み砕いて伝えることが重要です。
専門知識をそのまま並べてアピールするのではなく、その分野に詳しくない人にも理解できるように説明することで、専門性を追求してきたことが自然に伝わり安くなるからです。
そして、分かりやすい説明は、単に知識をアピールするよりも、その分野に深い理解があり、本気で学んできた姿勢を示す効果があります。
専攻内容を自己紹介の軸にする場合、内容がその企業の事業と同じか否かで伝え方が異なります。
専攻内容が事業に関連する場合は、自分の研究分野をより詳細に伝え、企業に貢献できることをアピールしましょう。それ以外の場合は詳細に説明しすぎず、内容と実績を簡単に紹介するにとどめるのがおすすめです。
専攻内容が事業に関連する場合
専攻内容が事業に関連する場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では国際経済を専攻しており、特にASEAN経済共同体の経済自由化とそれが日本に与える影響について研究しています。
卒業論文ではASEAN経済共同体における製造業への投資とそれが日本の製造業に与える影響について研究し、〇〇で入賞しました。
課外活動では塾講師のアルバイトに力を入れ、講師、学生、保護者など目線の異なるさまざまな人との関わり方を学びました。
自身の専攻分野での知見を活かし、ASEAN経済圏との重要な取引を担う御社で貿易関係の安定化に寄与していく所存です。
よろしくお願いいたします。
例文のように、自分が学生時代におこなった研究と、企業の業務内容などがマッチしているときは、その点をしっかりとアピールするのが得策です。
面接官もその点を深堀して聞きたくなるような自己紹介は、面接がスムーズにおこなえて、相手にも好印象を残すことができますよ。
上記以外の場合
専攻内容が事業に関連しない場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では社会学を専攻しており、主に現代における介護・福祉問題について研究していました。
学内では地域コミュニティ活性化に寄与するサークルに属し、アルバイトでは福祉施設のバックヤード業務を主に担当していました。
学内・学外の両方で福祉に関わる経験を通じて、一つの物事を徹底的に追求し、机上と実地の両方から問題に着手するスキルを身につけました。
この経験・スキルを活かし、御社の投資部門で安定的かつ積極的な企業サポートに取り組んでいく所存です。
よろしくお願いいたします。
上記の例文は、専攻分野の学びを深めるだけでなく、サークルやアルバイトで実際の現場を経験するという向学心と探求心の高さがアピールできています。
事業領域とは異なっても就職後も活用できるスキルであるため魅力的に伝わります。
学業以外の活動について触れる場合の例文
学業以外の活動を中心に自己紹介する際は、学業と両立して取り組んだことを明示するのがおすすめです。部活やサークル活動に打ち込みすぎて学業を疎かにしたと伝えると、採用担当者からネガティブに評価される場合があるからです。
また、部長の経験や留学経験など稀有な経験をした場合、それを具体的に伝えることで活動的な学生だとアピールできます。内容や学びを簡潔にまとめ、相手に伝わるように伝えましょう。
実績を残している場合は併せて伝えることで、発言に説得力を持たせられます。
なお、前述のとおり、自己紹介は簡潔さが鍵です。頑張ったことが複数あっても、最も力を入れた一つに絞って伝えるのがおすすめです。
部活
部活に力を入れた場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では文学を専攻しており、特に16世紀後半〜17世紀前半のヨーロッパの文学を研究していました。
大学時代は部活にも打ち込んでおり、野球部のメンバーとして六大学野球の舞台にも立ちました。激しいレギュラー争いを勝ち抜き、夢の舞台にキャッチャーとして立てたのは、自分の誇りです。
御社を志望した理由は、スポーツ医療を支え続ける医療機器の輸出入の活性化に貢献し、少しでもケガでスポーツを辞めざるをえない人を減らすためです。
最先端治療に必要な医療器具をなるべく多くの人に届け、誰もが最先端治療を受けられる環境の創造に貢献します。
よろしくお願いいたします。
大学時代に何かに打ち込んだ経験を話す際は、どのくらい熱中して、何がそのようにさせたか、その魅力を伝えます。
頻度や成果は具体的数値を用いて説得力を出しますが、嬉しかった、楽しかった、辛かったなど、そのときの自分の感情も一緒に伝えるようにしましょう。
サークル活動
サークル活動に力を入れた場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では政治学を専攻しており、主に現代のアメリカ政治について研究していました。
学生時代に特に力を入れたのはサークル活動で、留学生交流サークルでサークル長としてイベントの企画や運営体制の確立に尽力していました。
「日本文化を味わえる季節のイベント」や「月一回のバーホッピング&フードツアー」などを新たに導入し、当初留学生全体の10%だったサークル加入率を、30%まで引き上げたのが、自分の主な功績です。
留学生というターゲットに向けて必要なものを提供したり、適切な環境を整備したりして実績をあげた経験を通じて、御社のマーケティングチームで収益増加、販路拡大に貢献していきます。
よろしくお願いいたします。
自分が学生時代に力を入れたサークル活動について、簡潔にわかりやすくまとめられている例文です。
また、マーケティング職を志望するうえで、ターゲットを絞った活動経験は、職務と上手に結び付けられていて、好印象を残せると思います。
留学に力を入れた場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では農学を専攻しており、遺伝子組み替え植物に関する生物学も横断する分野を研究しました。
大学3年時にはオランダへの1年の留学を研究し、最先端の施設園芸技術を学んだ経験もあります。
わずかな国土しか持たないオランダが農産物・食料品の輸出額でアメリカに次ぐ世界第二位になった理由を、農学的側面と経営学的側面から学び、日本の農学発展に生かせる工夫を学びました。
このように、自分は自分の気になるものに対してさまざまな角度から分析し、転用することに魅力を感じます。この多角的なものの見方と経験を活かし、機能性食品や補助食品のさらなる可能性を追求していきます。
よろしくお願いいたします。
課外活動をアピールする場合の例文
課外活動を中心にアピールする場合、経験や実績を併せて伝えるのがおすすめです。実績はその活動に本気で取り組んだ裏付けとなるからです。
アルバイトに力を入れた人は、そのアルバイトで具体的にどのような成果を出したかを伝えましょう。具体的な成果を伝えることで、そこに熱意を持って取り組んだことを理解してもらえます。
また、趣味・特技をアピールする際は、原体験を併せて伝えるのがおすすめです。「なぜそれが好きなのか」「どのように能力を身に付けたのか」などの過程を1〜2文で伝えることで、相手の興味を喚起し、自己紹介後に深掘りしてもらえる可能性を高められます。
アルバイト
アルバイトに力を入れた場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では法学を専攻しており、特にAIに関する国際ルールの策定について研究しておりました。
大学の活動以外ではアルバイトでカフェに務めており、時間帯責任者として3年間勤務しました。
責任者としてチームを動かすなかで、その時間帯に生じているボトルネックや強みを客観的に分析し、最適な手を打つことの面白さに気づきました。
この経験から、クライアントの課題解決や強みの強化を抜本的に実行する御社でコンサルティングをおこないたいと考えるようになり、御社を志望しました。
2年でコンサルタントとして自立し、チームを組織してコンサルティングをおこなう人材に成長できるように努力します。
よろしくお願いいたします。
アルバイトで責任者を務めたという実績、そこで学んだこと、さらには志望動機にもつながっている点で話に一貫性があり、説得力も増します。
上記の例文は、簡潔な自己紹介のなかで十分にアピールができているのは好印象です。
趣味・特技
趣味・特技に力を入れた場合の例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では経済学を専攻しており、主に人間心理が経済行動に及ぼす影響について研究しておりました。
学外ではカフェのアルバイトで生計を立てながら、時間を見つけては趣味のコーヒーについての知見を深めてきました。
産地ごとの違いや生産・加工過程でのわずかな違いが風味に与える影響について自身で研究するのが自分の楽しみです。
実際、産地ごとの特徴を考えながら自身でコーヒーをブレンド・焙煎して販売した経験もあります。インターネットを使って販売した結果、全3回に分けて販売した100袋の自家焙煎コーヒー豆は完売という結果を収めました。
この経験を活かし、自分で仮説を立てながら商品開発〜販売までのフローに携われる御社の商品開発部で活躍します。
よろしくお願いいたします。
より簡潔な自己紹介を求められた場合の自己紹介の構成
ここまで、自己紹介で注目されるポイントや具体的な構成、軸となる内容別の例文などを解説してきました。ここまでチェックできていれば、魅力的な自己紹介を悩むことなく作成することが可能です。
ただし、企業によってはより短い自己紹介を求められる場合もあります。より簡潔な自己紹介に盛り込むべきポイントを理解していなければ、効果的な自己紹介は難しくなってしま得のです。
ここからは、より簡潔な自己紹介を求められた際の構成の作り方を、3ステップで解説します。
①名前・学校名・選考分野
より簡潔な自己紹介の場合でも、名前・学校名・専攻分野の3つは必ず伝えましょう。自分が何者であるかを明示することは、一般的なマナーであるためです。
具体的には、面接実施への感謝を挨拶後に述べたあと、「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。大学では〇〇について研究しておりました。」と自己紹介を始めます。学業における研究分野まで一言で添えられるとより良いです。
なお、専攻や研究分野の説明には時間を割きすぎないように注意しましょう。自己紹介は自己PRの場ではないため、過度なアピールよりもタイムマネジメントをより重視する必要があるからです。
専攻と志望先の事業に関連する場合、より専門的な研究内容を一言で明示します。関連しない場合は知見のない人でもわかるように、より一般的な言葉で専攻分野と研究内容を伝えましょう。
39点以下は要注意!
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「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!
たった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」がおすすめです!。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になり、対策もしやすくなります!
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
②簡潔な志望動機
より簡潔な自己紹介の場合は学生時代の話を広げるよりも、簡単な志望動機を中心に据えるのがおすすめです。学生時代の話を広げると長くなりやすい一方、志望動機は要点を絞れば1〜2文で相手に説明できるからです。
効果的にアピールするためにも、簡潔な志望動機を作る際は以下のどちらかの方法を選びましょう。
作り方 | 例 |
---|---|
原体験を添え、それをもとに志望動機を作成する | 自分のように怪我に苦しむスポーツマンを少しでも減らしたいと考え、医療機器の輸出入が強みである御社を志望しました |
志望先企業に言及し、それをもとに志望動機を作成する | 顧客の当たり前を守るだけでなく、その過程で新たな価値提供にも挑戦する御社で、自分も多くの感動を生み出したいと感じて志望いたしました |
その企業を志望したきっかけとなる大きな出来事がある場合は、原体験をもとにした志望動機を伝えましょう。企業理念や事業に強く引かれた場合は、志望企業に言及した志望動機を選択してください。
- エントリーシート(ES)に書いた内容と少しズレた内容を自己紹介の志望動機として伝えるのはありですか?
厳密である必要はないがESと志望動機は同じ方向性で作成しよう
少しずれた内容が、どの程度の違いかにもよりますが、個人的には少しぐらいなら内容を変更しても構わないと思います。
ただし、あまりにも内容が違う志望動機は、面接官からすると「どちらが本当の動機なのか」とわからなくなってしまうため、方向性は変えないようにしましょう。
志望動機だけではありませんが、ESと面接で話す内容は、基本的には同じ内容が望ましいとされています。
ただし、内容を忘れてしまったり、少し変えた方が伝わりやすいと思った時などは、その限りではありません。
③意気込みを伝える一言
簡潔な志望動機を作成する際も、意気込みを伝える一言を添えて自己紹介を締めましょう。短い自己紹介だからこそ、締めで志望度の高さや熱意を相手に伝えることが肝心です。
すでに簡潔な志望動機を述べているため、それに続く具体的な目標と共に意気込みを伝えるのがおすすめです。
意気込みを伝える例文
〜という理由で志望いたしました。
まずは仕事を覚えてクオリティを高め、3年後には自分でチームを組成して〇〇のようなプロジェクトにあたれる人材に成長します。
よろしくお願いいたします。
上記のように数値を絡めた具体的な目標を明示すると、より説得力のあるアピールが可能です。目標となる人材や関わりたい理想のプロジェクトがある場合、その名前を出すことでリサーチしたことも示せます。
意気込みがあるとは、やってみたいことや目標がはっきりしていることです。
目的意識を持って働くことができるため、自主性が高いと判断されるでしょう。
当然、生産性も高くなるので企業にとっては好ましい人材です。
評価する側の見解も交えて解説! 就活の面接で意識すべき4つの要素
評価する側の見解も交えて解説! 就活の面接で意識すべき4つの要素
- 自己紹介の内容と長さ
- 言葉遣い
- 仕草や姿勢
- 表情・目線
ここまでで、面接で好印象を残すための自己紹介の特徴や、その原稿の作成方法を理解できたのではないでしょうか。ここまでの内容が理解できていれば、及第点の自己紹介分が作れます。
ただし、採用担当者により好印象を与える自己紹介を作るには、採用担当者の視点や感じ方への理解が欠かせません。
ここからは自己紹介の文言ではなく、面接本番での自己紹介中に採用担当者が注目しているポイントを解説します。
特に面接最序盤の自己紹介の際、採用担当者は内容だけでなく表情や仕草など、非言語的なコミュニケーションにも大きな注目を払っています。以下をチェックして、面接本番への備えをより確実にしておきましょう。
①自己紹介の内容と長さ
大前提、自己紹介の内容がどれだけ良くても、長すぎたり、内容が的外れなものであったりすると良い自己紹介とはいえません。
一方で、良い自己紹介は前述した順番で1〜3分程度の自己紹介文で作られていて、採用担当者を飽きさせないような内容になっているものが多いです。指定された時間内で適切な自己紹介をおこなうことで、重要なビジネススキルである時間管理能力の高さを示せます。
また、自己紹介は相手のニーズを考慮しながら、論理的に構成することが重要です。採用担当者は、自己紹介を通じて要点を的確に伝える力や、相手にわかりやすく説明する力を評価しています。
そのため、自分のアピールポイントを絞り込み、相手にとって必要な情報を簡潔に伝えることが求められます。
何度も実践を想定した練習を繰り返し、時間厳守と適切な伝え方はマスターしておきましょう。
- どうしても伝えたい点が2つあるのですが、伝えると長くなってしまいます。2つのエピソードを伝えるいい方法はないでしょうか。
どうしても伝えたい点が2つある場合はポイントを絞ることが大切
たとえばサークル活動とゼミ活動のエピソードを伝えたいとき、両方同じボリュームで詳細まで話してしまうと話がまとまらず、結果的に何も伝わりません。
そのような場合には要点だけに絞って「サークル活動とゼミ活動から忍耐強さが身に付きました」とまとめて伝えると良いでしょう。
または、強弱をつけて「サークル活動で毎朝早くからこつこつと練習した忍耐強さは、ゼミの活動においても発揮されました」というように、一つのエピソードを優先して、もう一つのエピソードは補足的に使うことも効果的です。
ポイントを絞ってキーワードだけ伝えておくと、あとから面接官が質問する際のきっかけになります。
②言葉遣い
就活面接では、ビジネスの場にふさわしい丁寧さと自然な表現のバランスが取れた言葉遣いが求められます。採用担当者は、あなたが社会人として適切なコミュニケーションを取れるかどうかを見ているからです。
具体的には、自己紹介する際は以下に注意しましょう。
ポイント | 詳細 |
---|---|
ただし敬語 | 「言われた」ではなく「おっしゃった」、「見られた」ではなく「ご覧いただいた」のように、正しい敬語を使用する |
適切な敬語 | 過度に堅苦しい表現は避け、自然な会話の中で適切な敬語を使用する |
明快な言葉の使用 | 冗長さがなく、相手に誤解を上手ない理解しやすい言葉で話す |
上記を押さえた正しい言葉遣いは、ビジネスの場でのコミュニケーション能力の高さを示す重要な指標です。適切な言葉遣いを順守しながらも、不自然な話し方にならないように練習段階から意識しておきましょう。
③仕草や姿勢
面接官はあなたの仕草や姿勢からも、多くの情報を読み取っています。
特に自己紹介の際は、緊張から不自然な動きが出やすいものです。自分の姿勢や仕草、態度を制御して礼儀正しい振る舞いができるかどうかは、基本的なビジネススキルとして重要です。
面接の最序盤である自己紹介では、礼儀正しい姿勢を意識しながら、積極的にジェスチャーを用いて相手に伝えたいことを伝える姿勢を見せましょう。話の内容に合わせた適切なジェスチャーを交えることで、より効率よく明確に相手に情報を届けられます。
自己紹介は、あなたの第一印象を決める重要なステップです。不適切な仕草や姿勢を抑えようとするのではなく、積極的にジェスチャーを交えて好印象を与える姿勢を全面に出せるように工夫しましょう。
少し話が逸れますが、落ち着いた印象を与えるために自分の癖を知っておきましょう。
髪の毛を触る、手遊びをするといった緊張を表すしぐさをしてしまっていないか、自分でわからない場合は面接練習をする際に指摘してもらうと良いですよ。
④表情・目線
面接での表情や目線も採用担当者が注目しているポイントです。表情や目線も、第一印象を左右する重要な項目であるためです。自己紹介時に表情や目線まで意識することで、あなたの誠実さや熱意をより効果的に伝えられます。
特に面接最序盤の自己紹介時は表情が硬くなりがちです。話の内容に合わせて時折笑顔を見せることで相手に安心感を与えられます。
なお、適切な目線とは「相手の目を見続けること」ではありません。ずっと相手を見続けていると不要な緊張感が生まれるだけでなく、あなたが緊張していることが相手に伝わります。
話す時は基本相手の目を見て話し、過去や未来の話をする際に時折視線をずらすのがより適切な目線です。敬意を払いつつも圧迫感を与えない、自然な目線を心掛けましょう。
就活のプロが解説! 業界によって自己紹介の内容は変えるべき?
ここまで自己紹介文の作成ポイントや魅力的な伝え方、面接で意識すべきポイントを解説してきました。自分の強みや経験を簡潔に述べながら、良い第一印象を残す方法について理解できたでしょう。
ただ、複数の業界で就活を進めている志望者は「どの業界でも同じ内容でいいのかな」と悩む人もいるのではないでしょうか。
この項では前半の内容を総括しつつ、キャリアコンサルタントに「業界によって自己紹介の内容を変えるべきか否か?」について解説してもらいます。
これまで紹介した自己紹介のポイントをおさらいしつつ、自分のより具体的な自己紹介の作り込み方をチェックしましょう。
アドバイザーコメント
有馬 恵里子
プロフィールを見る業界によって響く自己紹介の内容が異なる
自己紹介は短い時間のなかで簡潔にアピールし、面接官へ印象を残す必要があります。それぞれの業界によって響くポイントは異なるため、業界に合わせて自己紹介の内容を変えましょう。
独自の内容にするためにも業界の特性を押さえることが必須
学部や名前などの基本的な属性はどの企業でも共通しますが、その後のアピールは業界の特性や求められる能力を把握したうえで、自分の経験やスキルがどうつながるかという視点でまとめると良いです。
たとえば、最新の動向をキャッチするスピード感が必要な広告・マスコミ業界、IT業界では、時間をかけてじっくり結果を出すというアピールよりも常に情報のアンテナを立てて自分で学んでいく能動的な姿勢のアピールをした方が効果的です。
また、コンサル業界や金融業界のように論理的思考が求められる業界では、ゼミ長やアルバイトリーダーのようなわかりやすいリーダーシップの実績がなくても、課題に対してどのように考えて行動しているかを簡潔に伝えることで十分にアピールできます。
自己紹介で良い印象を残せるとその後の面接がスムーズです。ぜひ効果的な自己紹介を身に付けましょう。
業界別! 就活の自己紹介で好印象を残すために伝えるべきこと
業界別! 就活の自己紹介で好印象を残すために伝えるべきこと
業界によって企業が求める人物像は大きく異なります。業界ごとの特性や重視するポイントを理解し、それに合わせた自己紹介をすることで、面接官により強い印象を残すことができます。
ここでは業界別で自己紹介の際に伝えるべきポイントを解説します。
自分が目指す業界ではどんな自己紹介が好印象を残せるのか、チェックしておきましょう。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
メーカーの場合
メーカーの選考では、志望者の特性として以下のポイントが重視されています。
メーカー志望の学生に求められる特性
- モノづくりへの情熱:
創造性や何かを生み出すことへの熱意 - 技術への関心:
生産技術への興味や探究心 - 継続力:
粘り強く取り組む姿勢
特にモノづくりへの情熱や技術への関心は仕事への姿勢に直結する分、重視されます。技術力と人間性の両面をバランスよく表現することもポイントです。
好印象を残すためには、上記を備えているとわかる自己紹介で面接を始める必要があります。モノづくりに携わった経験がある人はそれを軸に自己紹介を組むことで、より好印象を残せるでしょう。
メーカー向けの自己紹介では、機械が好き、モノづくりが好き、仕組みを考えるのが楽しいといったことが伝わるようにします。
メーカーはモノづくりが好きな人が多く集まります。そうした気持ちを共有することを意識しましょう。
メーカーへの就職を検討している人は、以下もチェックしておきましょう。メーカーの内情や働き方を知ることで、スムーズに企業分析を進められます。
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金融系の場合
金融系企業で求められる特性は、以下のとおりです。
金融系志望の学生に求められる特性
- 数字を扱う能力:
数字を扱うことへの抵抗のなさ - 論理的思考力:
物事を体系的かつ筋道立てて考える能力 - 強い責任感:
他人の財産を扱っていることを自覚し、確実に業務を遂行する力
金融系の職業には強い責任感と思考力が求められます。責任を背負って何かを成し遂げた経験や、経済学等の複雑な数量計算を伴う研究をおこなってきた人は、それらを中心に自己紹介することで自身の適正の高さを示せます。
求められる特性を自己紹介の内容に盛り込む以前に、見た目や話し方も大事です。
誠実さや信頼感は着こなしや清潔感からアピールでき、簡潔にわかりやすく話すこと自体が論理的思考のアピールになります。
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商社の場合
商社ではグローバルな視点ややり切る力、精神力やストレス耐性が重視されます。
商社志望の学生に求められる特性
- グローバルな視点:
多様性の受容能力や国際関係への関心など - 目標を成し遂げる実行力:
自分で立てた目標に向けて粘り強く取り組む力 - ストレス耐性:
精神的・肉体的なストレスに耐えうる力
商社は海外との取引が多いため、自己紹介で語学力やグローバルな感覚を示せると有利に面接を進められます。
ただし、グローバルな感覚に長けていても、自分で目標達成に向かって努力する粘り強さや、肉体的・精神的な負荷に耐えられるタフさを見せられなければ採用は遠のくでしょう。
部活や学業、留学など困難な状況下でもくじけずやり切った経験がある人は、ぜひそれを自己紹介の中心に据えましょう。
上記の特性に加えて、いろいろな人と会う機会も多い仕事であるため、コミュニケーション能力の高さも問われる業種です。
積極的な性格が好まれる仕事でもあるため、自己紹介のなかにそういった性格が垣間見えるようにするのも一つの方法です。
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IT系の場合
IT業界ではスキルや経験に加えて、変化への対応力や問題解決能力が重視されます。
IT業界志望の学生に求められる特性
- ITに関するスキルや経験:
即戦力としても活躍できるレベルのITスキル・経験 - 順応性:
変化の激しいIT業界に柔軟に対応できる力 - 問題解決能力:
問題点やその解決法を模索して実行に移せる力
IT系を志望する学生にはスキルや経験だけでなく、変化の激しいIT業界に順応しながら新しい技術を身に付け続ける変化への対応力も求められます。
実際にIT関連の経験がある場合、実践的な経験や具体的な成果を交えて自己紹介することで、ITや技術への本気度が伝わります。
プロジェクトなどで問題解決に携わっていた場合、そのときのエピソードを具体的に説明することで、実践レベルの問題解決能力をアピールできます。
未経験の人はむやみにスキルや経験をアピールせず、自己紹介では志望動機や仕事への熱意、向上心を伝えることに徹しましょう。応用できるスキルがある場合、自己PRの時間で伝えるのが無難です。
ITスキルや経験がない場合は、勉強していることをしっかり伝えましょう。
IT業界は最新技術をキャッチアップし続ける必要があるため、今身に付けていなくても興味と向学心の高さでアピールできます。
IT業界への就職を検討している人は、以下も参考にしてみてください。IT業界の全体像や将来性、トレンドについて解説しているので、業界を知るのにピッタリです。
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広告・マスコミ系の場合
広告・マスコミ業界で求められる能力は、以下のとおりです。
広告・マスコミ系志望の学生に求められる能力
- クリエイティブ力:
アイデアを生み出す力やそれを表現する力 - 時代の流れをとらえる能力:
情報収集能力やトレンドへの敏感さなど - コミュニケーション能力:
自分の考えを形にして人に伝える力
クリエイティブ力や人を動かすのに長けたコミュニケーション能力を示せれば、広告業界への適正があると判断される可能性が高まります。
制作歴がない人でも広告業界への就職は十分可能です。一方で、制作の経験がある人や、プロジェクトを主導した経験がある人は、それを中心に自己紹介を組み立てましょう。
マスコミ業界では、情報収集能力や時代の流れをとらえる力がより重視されます。その時代の特徴を正しくとらえ、必要とされているものを的確に提示できることを実際に示せれば、大きく評価を得られる可能性が高まります。
広告は時代のトレンドを作る仕事です。そして、業界ごとに仕事と役割は違い、必要なスキルや能力も異なります。
自己紹介は自分が適任だとアピールするチャンスであり、内容は業界ごとに変わります。
広告代理店の仕事内容については以下でも解説しています。メリットだけでなく注意点も紹介しているので、業界の深掘りも兼ねてチェックしてみてください。
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就活の自己紹介で良い印象を残すための5つの工夫
就活の自己紹介で良い印象を残すための5つの工夫
ここまでの内容を理解できていれば、面接を最高の形で始められる自己紹介を作成可能です。加えて、業界別のポイントも合わせてチェックしておけば、志望企業に合わせた魅力訴求で、第一印象をより良くすることができます。
最後にこの項では、就活の自己紹介でより良い印象を残すために覚えておきたい5つの工夫について紹介します。
この内容を理解しているかどうかで、相手に与える印象が大きく変わる可能性が高まるため、チェックしておきましょう。。
①台本を丸暗記せず伝えたいことの要点をまとめておく
自己紹介を覚える際、文章ではなく要点のみを頭に入れておけば、内容を忘れてしまった場合でも落ち着いて対処できます。
一方、台本を丸暗記していると文章を一つ忘れただけでパニックになり、うまく自己紹介できないリスクが高まります。
キーワードのみをピックアップして記憶しておき、それらをもとに内容を話しましょう。
そして練習する際は、本番を想定して、話す内容を体に覚えさせておけば、本番でもキーワードからスッと内容を連想できます。各キーワードに一つエピソードを紐づけておき、必要なタイミングで取り出せるようにしておくのがおすすめです。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
②自己PRと混同せず簡潔に話す
自己紹介では自己PRのようにそれぞれのエピソードを細かく描写するのではなく、自分の基本情報を相手に簡潔に伝えましょう。
自己紹介と自己PRは混同されがちですが、目的がまったく異なります。
自己紹介と自己PRの違い
- 自己PR:
企業が求める人材に自分がマッチしていることを示すのが目的。自分の強みや実績などをアピールする役割が強い。 - 自己紹介:
自分のことを相手に知ってもらうのが目的。コミュニケーションのきっかけを作る側面もある。
自己紹介は文字通り、自分を紹介するための短い導入です。詳しい説明は省き、具体的かつ簡潔な説明で端的に自分のことを知ってもらう必要があります。
このような役割がある自己紹介では、過度なアピールや詳細な説明は排し、自分の特徴を簡潔に述べて自分を知ってもらうことを優先しましょう。
- 自己紹介で伝えたいことがたくさんある場合、どのように選別すればいいのでしょうか?
志望先とマッチする内容を優先的に伝えよう
特に志望度の高い会社なら、自分の魅力や強みをたくさんアピールしたくて、いくつものエピソードを盛り込もうとする学生も見受けられます。
しかし、聞き手からすると、まとまりがないため、あまり良い印象と捉えられません。
自己紹介で伝えたい内容がいくつもあるときは、自己紹介のなかから会社とマッチする内容や、自分が特に会社にアピールできる内容を優先して伝えるようにすると良いですよ。
③口ごもらずゆっくり話すことを心掛ける
緊張状態で早口になってしまうのは、誰もが経験する自然な反応です。ただし、就活の自己紹介で口ごもったり早口になったりすると、採用担当者から良くは見られません。
落ち着きのない印象を持たれないためにも、自己紹介では以下の3つを意識的におこないましょう。
落ち着いて自己紹介するためのポイント
- 呼吸を整えて面接に臨む
- 意識的に文と文の間に間を取る
- 相手の反応を観察しながら発言する
練習の際は、上記を含めた自分が落ち着けるルーティンを決めておくと、本番で落ち着いて話すのに役立ちます。ルーティン行動を決め、毎回の練習・本番で必ず同じ行動を取ることで、落ち着いて面接に臨める可能性が高まります。
④「えー」などのつなぎ言葉を減らす
「えー」や「あのー」といったつなぎ言葉は、緊張や自信のなさを印象付けてしまう要因となります。堂々として印象を持ってもらうためにも、つなぎ言葉を減らし、はきはきと自己紹介することを心掛けましょう。
面接官はあなたの話し方から、コミュニケーション能力や自己表現力を見極めようとしています。つなぎ言葉で頼りない印象を与えると、必然的にビジネスシーンでのコミュニケーション能力が低いと判断されてしまう可能性が高まるのです。
コミュニケーション能力は、ほとんどの職業で重要な要素であり、基本的なスキルと捉えられています。コミュニケーション能力が低いことは、ビジネスにおける基本的なスキルが欠如していると思われる点には留意しておきましょう。
つなぎ言葉を減らすには、文末まで考えてから話し始めたり、文と文の切れ目で適度な間を取ったりするなどが有効です。
- 練習ではうまく話せるのに、本番になるとどうしてもつなぎ言葉が出てしまいます。何か良い対処法はないでしょうか?
話す内容は暗記せずアウトラインだけを決めて臨もう
もしかしたら話す内容を暗記しているのではありませんか。原稿を思い出そうとして、ついついつなぎ言葉が出てしまうのでしょう。
話す内容が原稿通りでなくても別に構いません。相手は原稿の存在を知らないため、気にする必要はありません。
話のアウトラインだけ決めて、後はゆっくり話す、ハキハキ話す練習に特化してはいかがでしょうか。
そのときの感情で伝えたいことが違ってくるかもしれませんが、その方が真実味が増し、本人の生の声であるため説得力が違ってきます。
また、話しかけるように話すということを意識しましょう。
練習では一人ですが本番は場合によっては複数人で相手の目がこちらを見ています。話す相手を用意して練習した方が良いですね。
⑤何度も動画や模擬面接で練習しておく
自己紹介は、事前に準備することで成果を上げやすい面接項目の一つです。質問内容がシンプルで予測しやすく、回答を事前に具体的に準備できるからです。何度も練習し、本番で理想的な自己紹介や応答ができるようにしておきましょう。
面接官はあなたの準備の徹底度合いから、志望度の高さや熱意を判断します。準備不足が露呈するとどれだけ熱意があっても志望度が低いと判断されるため、準備は徹底しておきましょう。
自己紹介の効果的な練習方法は、以下のとおりです。
自己紹介の練習方法の例
- 家族や友人、教授などに面接官になってもらい本番を模して練習する
- 面接の様子を動画で撮影して良い点や反省点を適宜明確にする
- 面接のお手本や受け答えの上手な人の動画を見て良い点を取り入れる
早い段階から練習を重ねて不安のない状態にしておくと、本番直前の貴重な時間を志望動機の説明や受け答え対策に割けられるようになります。
簡潔かつ熱意が伝わる自己紹介で就活の面接を突破しよう
この記事では就活の自己紹介で自身の熱意をうまく採用担当者に伝える方法を解説しました。簡潔かつ具体的な自己紹介ができれば、熱意や成長意欲を効果的に伝えられるようになります。
そして、自己紹介の原稿を作成する際は記事で紹介した盛り込むべきポイントを押さえ、志望業界に合わせた内容で自分をアピールしてください。
自分を知ってもらうという目的を忘れず、言葉だけではなく姿勢や立ち振る舞いを通じて自分の魅力を伝えられる自己紹介を作り上げましょう。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る要点をまとめて面接官を飽きさせない自己紹介が効果的
就活を始める学生は、まず自己紹介の作り方自体に迷ってしまうかもしれませんね。
これまでの経験上、自己紹介は業種や会社ごとに社風や職務内容に合わせて調整するのが効果的です。また、ダラダラと長く話すのではなく、30秒程度になるように要点をまとめて、面接官を飽きさせない内容を心がけましょう。
自分のことを知ってほしくて、盛りだくさんになってしまう人もいますが、それは得策とはいえません。伝えたい内容は、その後の面接で十分に伝える機会があるので、その会社にマッチした内容を中心に考えましょう。
何度も練習を重ねて自信を持って臨めるように準備しよう
面接で緊張するのは当たり前のことで、ほかの学生も同じように緊張しています。そのなかで落ち着いて見えるようにするには、模擬面接をしっかりおこなうことが大切です。
模擬面接を通じて、自分の話し方や癖を確認し、不自然な部分を改善しましょう。準備を重ねることで、より自信を持って臨むことができるようになります。
就活の面接は、コツコツと積み重ねて練習することでコツを掴めるようになります。不安なこともあると思いますが、しっかりと準備して挑んでくださいね!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/NC Harmony代表
Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている
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