航空業界の全体像が丸わかり! 動向や職種ごとの働き方を解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

    Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

    Kyoko Sato〇証券会社や航空会社のCAとしての勤務を経て、キャリアコンサルタントとして就職支援をおこなう。大学では就活講座や個別相談、企業では新卒採用関連業務を担当。転職相談などでも幅広く活躍

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 航空業界の現状や今後求められることを理解しよう
  • 航空業界のおもな職種7つと詳しい働き方を紹介
  • 航空業界で働く人に求められる4つの資質を理解してマッチ度を測ろう

航空業界に興味がある人のなかには、「航空業界に憧れるけれど、どんな働き方になるのだろう」「航空業界の今後の動向が気になる」など、気になってはいるものの業界の知識や実態などがわからず、もっとよく知りたいという人もいるのではないでしょうか。

航空業界はほかの業界と比べて業務内容が特殊な傾向があるので、実態をよく理解するためにも、まず業界の特徴や構造、ビジネスモデルといった基本的な知識について深く理解しておく必要があります。

世界情勢に左右されやすい航空業界だからこそ、業界の現状や今後の動向についても理解を深めておくことが大切です。また、航空業界は華やかなイメージに反してハードな働き方が求められる仕事が多くあります。そのため、職種ごとの働き方の実態についてもよく理解しておくようにしましょう。

この記事では、キャリアコンサルタントである塚本さん、柴田さん、佐藤さんとともに、航空業界で求められる資質や就職するためにやるべきことなどについても詳しく解説していきます。

客室乗務員として航空業界で勤務した経験を持つ佐藤さんと塚本さんからは、メガキャリアとLCCの働き方の違いや、航空業界で活躍する人の特徴などについて詳しく聞いているため、業界に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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目次

航空業界は成長が見込まれる業界! 業界の動向や仕事内容を理解しよう

航空業界について気になっている人のなかには、航空業界について漠然と憧れはあるものの、働き方や将来性に関して不安を感じている人もいるかもしれません。しかし、実際には航空業界は今後の成長が見込まれる業界といわれています。

航空業界の成長性や、今後求められることについて理解を深めることで、自分の進路について適切に判断できるようになるため、航空業界への就職を検討中の場合は、この記事でしっかり業界研究をおこないましょう。

この記事ではまず、航空業界の特徴やビジネスモデルなど、基本的な知識を解説します。そのうえで、航空業界の現状や今後求められてくることなどを分析していきます。さらに、航空業界の職種や働き方、業界をリードする5つの大手会社について知ることで、実際に働く姿をイメージしていきましょう。

また、求められる資質や必ずやるべき就活対策についても元客室乗務員を含むキャリアコンサルタントが解説しているので、併せて確認してみてください。

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航空業界ってどんな業界? 基礎知識を押さえよう!

航空業界の基礎知識

  • 航空業界の特徴
  • 航空業界を構成する3つのグループ
  • 航空業界のビジネスモデル

航空業界についての理解を深めるためには、まず航空業界がどのような業界なのかについて基本知識を押さえておくことが大切です。航空業界の市場は独特な構造をしているため、まずは大枠の理解から始めていきましょう。

ここからは、航空業界全体を理解するための基礎知識について解説していきます。航空業界について漠然と憧れや興味があるものの、それほど理解を深められていないという人は、ぜひチェックしてみてください。

①航空業界の特徴

航空業界の特徴

  1. 大手2社が国内市場を独占している
  2. 業績が外部要因に左右されやすい

まずはじめに、航空業界の特徴について解説していきます。航空業界は「人の移動を支える業界」であるため、そもそも人が移動できない、しないという事態が起こったときには大きな影響を受けやすい業界なのです

また、市場は大手の寡占状態であることも大きな特色の一つであるといえます。ここからは、航空業界の2つの特徴について解説していきます。航空業界全体の特徴や傾向について理解を深め、業界全体の枠を理解していきましょう。

寡占状態

少数の企業が市場シェアのほとんどを占めている状態のこと。競合企業が少ないことにより、サービスや商品の価格が上昇しやすいといった問題点もある

大手2社が国内市場を独占している

航空業界売上高ランキング(2022-2023年)

  • 1位:ANA 17,074億円
  • 2位:JAL 13,755億円
  • 3位:スカイマーク 846億円
  • 4位:AIRDO 415億円
  • 5位:ソラシドエア 386億円

    ※業界動向リサーチより

航空業界の市場は、実質「ANA」と「JAL」の大手2社の独占状態です。業界動向サーチの「航空業界の動向や現状、ランキングなどを解説」によると、2022~2023年にかけての航空業界の市場規模が3.2兆円とされているのに対して、大手2社の合算売り上げだけで3兆円を超えるとされています。

このようなデータからも、航空業界におけるANAとJALの存在感が非常に大きいということがわかります。そのため、航空業界の志望者は自ずとそのほとんどが大手2社への就職を目指す形になるのです

業績が外部要因に左右されやすい

業績が世界情勢などの外部要因に左右されやすいことも、航空業界の大きな特徴であるといえます。前述の通り、人や物の移動を司る航空業界は、世界的に人や物の移動が減ってしまうと売り上げに大きなダメージを受けることとなるのです

その最たるものが2020年の1月ごろから約3年にわたって流行した新型コロナウイルス感染症です。

実際、国土交通省の「航空輸送統計年報の概要(令和2年度分)」によれば、2019年には1億人以上だった旅客数が、新型コロナウイルス感染症がはやり始めた2020年、3,377万人まで落ち込みました。それにともない、各社の業績も大きくマイナスの影響を受けたのです。

こういった感染症の流行以外にも、世界的な大不況やテロ、戦争なども航空業界の業績に大きな影響を及ぼすと考えられます。このように、航空業界は外部要因によって売上が大きく変化する可能性がある業界だということは留意する必要があるでしょう。

また新型コロナウイルス感染症のような事態が起きた場合、航空のようなインフラ系企業でも倒産することはあり得ますか?

柴田 登子

プロフィール

民間企業である限り倒産する可能性はある

企業であればどんな業界でも倒産はゼロとはいい切れません。

10年前は新型コロナウイルス感染症のときのような事態が起きるとは誰も予想していなかったように、今後また予測のつかない事態が発生し、世の中が大きく変わることは十分考えられます。

航空業界においても、かつては世界規模を誇った日本航空が2010年に一度経営破綻しているのです。

航空路線を維持することは日本の経済には必須なため、当時は国が再建を支援しましたが、多くの従業員が退職し、手放した路線や資産も少なくありません。

入社後はそのような事態に左右されないような、社内外で活用できるキャリア形成を意識しましょう。

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②航空業界を構成する3つのグループ

航空業界を構成する3つのグループ

  1. フルサービスキャリア(FSC)
  2. ミドルコストキャリア(MCC)
  3. ローコストキャリア(LCC)

航空業界は、費用面やサービスの観点から上記の3つのグループに分類することができます

この3つは、提供するサービスの違いから求められる働き方も少しずつ異なるため、その違いをしっかり理解しておきましょう。そうすることで、航空サービスの全体像を把握でき、今後航空業界を目指す際にも自分に合った働き方を見つけるための判断基準となるはずです。

ここからは、それぞれの航空会社の特徴や違いについて整理していきます。業界の全容をとらえるためにも、一緒に確認していきましょう。

①フルサービスキャリア(FSC)

フルサービスキャリア(FSC)とは、数ある航空会社のなかでもサービスの充実に重点を置いた会社のことで、日本ではANAとJALがその分類に該当します。

航空料金は高くなる傾向にありますが、機内食や飲み物、機内で楽しめる映画や音楽などのサービスが充実しているなど、より快適な旅の提供を目標に掲げた航空会社です。

また、就職先という観点から見たFSCの魅力としては、教育制度がしっかりしていることや、年収が高い傾向にあることがあります。質の高い教育や安定した雇用を重視する人は、FSCへの就職を検討するのがおすすめです

②ミドルコストキャリア(MCC)

世間の動きに合わせた新たなサービスの例

  • スターフライヤー:ペット同伴サービスを全便に拡大
  • AIRDO:就職活動中の学生対象の割引を実施

ミドルコストキャリア(MCC)とは、サービスの質にも配慮しつつ、FSCより手頃な価格の実現を目指す航空会社です。代表的な例としては、AIRDOやソラシドエア、スターフライヤーなどが該当します。

MCCは、手荷物の持ち込みが無料であったり座席指定も可能だったりと、FSCに遜色のないサービスでありながらリーズナブルな価格で近年注目を集めています。

また、北海道や九州などFSCが手薄な地方路線に注力した展開をしていることや、世間の動きに合わせて迅速に新しいサービスを開発していることが特徴です。それにともなって地域に密着したキャンペーンなどが多い傾向にあります。地域貢献やユニークなサービスに携わりたい人はMCCへ就職するのがおすすめです

③ローコストキャリア(LCC)

ローコストキャリア(LCC)は、運賃を押さえ格安で空の旅を提供することに注力している航空会社を指します。代表的な会社としてはPeachやジェットスターがあります。

働き方の特徴としては、FSCよりも幅広い業務を担当する傾向にあることがあげられます。たとえば、機内の清掃はFSCでは専門の清掃員がおこないますが、LCCでは客室乗務員が担当します。

このように、価格を安く維持するためにも従業員一人ひとりが担当する業務範囲が広くなる傾向があることにいては留意する必要があるでしょう

塚本 智美

プロフィール

LCCにおいても、職種の枠を超えて活躍できるような主体性のある人材を求められているということに変わりはありません。

ベンチャー企業では企画と営業、経理処理まで1人で担うこともあるように、LCCは小規模のため、一人が担う業務の幅が広い場合もあります。

就職を目指すのであれば、大手と同様にしっかりとした対策が必要ですよ。

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③航空業界のビジネスモデル

航空業界の4つのビジネスモデル

  1. 旅客輸送事業
  2. 貨物事業
  3. 旅行事業
  4. サービス事業

次に、航空業界がどのような事業を展開しているのかについて理解を深めていきましょう。業界を深く理解するにあたっては、どのような事業で収益を得ているのかについて着目することが重要なポイントの一つです。ここをしっかりと理解することで、市場の成長性やトレンドを予測しやすくなります。

ここからは、航空業界のビジネスモデルについて解説していきます。航空業界の仕組みについて理解を深めるためにも、一緒に確認していきましょう。

旅客輸送事業

航空業界の代表的な事業といえば、やはり顧客を目的地まで輸送する事業である旅客輸送事業でしょう。航空業における収益の半数以上はこの事業での売り上げが占めています。

旅客輸送事業で収益を出すために必要なのは、顧客単価と座席利用率を上げること、そして燃料コストの削減です

しかしながら、原油需要の高まりや円安の影響などにより、近年は燃料価格も高騰しているため、燃料コストの削減は難しい傾向にあるといえます。

そのため現在の航空業界では、プレミアムシートなど高単価席をなるべくたくさん利用してもらえるような働きかけや、空席を減らすための工夫が求められているのです。

貨物事業

航空業界において近年注目を集めるようになったのは、航空機により人ではなく物を輸送する事業である貨物事業です。

旅客輸送事業が世界情勢などに大きな影響を受けるのに対して、貨物事業はそのような情勢から受ける影響は少ない傾向にあります。実際、新型コロナウイルス感染症が最も流行していた時期、旅客輸送事業は壊滅的なダメージを受けた一方で、貨物事業の売上は大幅に上昇しました

また、近年オンライン販売などのEコマースの市場規模が急速に拡大中であり、それにともなって貨物輸送の需要も増えてきています。そのため、今後は今まで以上に貨物事業の重要性は増していくと考えられるのです。

旅行事業

航空業界における旅行事業とは、おもにパッケージツアーの企画・販売のことを指します。

各航空会社は魅力的なパッケージツアーを提供することで顧客を囲い込み、自社便の座席利用数を増やすことにつなげているのです

なお、パッケージツアーの多くは旅行代理店に企画・販売を委託する形を取っていて、航空業界の企業が直接販売するわけではありません。

とはいえ、国内のビジネス需要は新型コロナウイルス感染症以前の水準に戻り切っていないため、ツアーなどで旅行の魅力付けをして旅行需要を増やしていくことは、今後の航空業界にとって重要な取り組みの一つになるといえます。

サービス事業

航空業界のサービス事業とは、飲食物や音楽・映画などを提供する機内サービスや、搭乗案内などの旅客サービス、クレジットカードと連携したお得なポイントプログラムのサービスなどがあります

特にLCCでは、航空券を低額で販売する分、機内の飲食物や手荷物サービスなどを有料化することで収益を得ているため、これらのサービスの売り上げが業績を支える大きな柱になっています。

こういったサービスは各航空会社の特色を打ち出しやすいため、近年競争が激しくなってきている航空業界においては、今後いかに高い付加価値を提供できるサービスを展開していくかが重要となってくるといえます。

佐藤 恭子

プロフィール

航空業界においては、やはり人や物の移動にかかわる事業が最も重要視されます。

ただ、最近はサービス事業もどんどん幅を広げ魅力ある商品やコンテンツを生み出しています。

輸送事業に比べるとアイデア次第でさまざまなことに挑戦することが可能なため、業界としてのチャンスも多いでしょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

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理解を深めよう! 航空業界の現状

航空業界の現状

  • 旅客需要の回復
  • 大手2社によるLCCの子会社化
  • DXの導入による業務効率化の進展

航空業界がどのような業界かについての基礎知識を把握できたら、次のステップとして現在の航空業界がどのような状況に置かれているのかについても理解していきましょう。

業界の現状を把握することで、その業界の将来性を自分なりに見極めることができます。また実際に航空業界を志望する場合、時事問題などの項目で業界に関する見解や知識を問われることも多いため、現状について語れる状態になっておくことが望ましいです。

ここからは、航空業界が現在どのような状況に置かれているのかについて解説していきます。航空業界について深い見識を持つためにも、一緒に確認していきましょう。

①旅客需要の回復

昨今新型コロナウイルス感染症の流行により、航空需要の低迷が叫ばれて久しくなっています。しかし、新型コロナウイルス感染症が世界的に落ち着いた現在、旅行需要は急速な回復を見せているようです。

実際、国土交通省が国際定期航空便の動向について調査した「2024年冬期スケジュール 国際線定期便の概要」によると、2024年冬期の国際線旅客便は、新型コロナウイルス感染症が流行する以前の99%と、ほぼ流行前と同様の水準まで回復していることがわかります。

国内需要に関しても順調に回復の兆しが見られていて、直近では新型コロナウイルス感染症の流行以前の需要を上回ったとされています

また、今後も国内需要や訪日需要は拡大していくと予測されていて、特にインパクトの大きいインバウンド需要にはしっかりと応えていくことが重要となってくるといえるでしょう。

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受けない方がいい職業を診断しよう

就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。

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②大手2社によるLCCの子会社化

航空業界の勢力図

航空業界は、前述のようにANAとJALの大手2社が業界を席巻しています。そのうえ、大手2社は近年、成長が著しいLCCを買収する動きが活発化しています。

たとえば、ANAは2024年12月にPeachの全株式を取得し、完全子会社化を果たしました。JALも2021年に中国方面に特化した航空をおこなうスプリング・ジャパンを子会社化するなど、おもに国際線強化のための子会社化が図られています。

ほかにもスカイマークやジェットスターなど子会社化されている航空会社は多く、今後も大手2社が市場を占有する傾向は継続していくと考えられるのです

柴田 登子

プロフィール

大手の子会社になると、親会社の資本やブランドを用いてビジネス展開が可能なため、単独で小規模のエアラインを維持するよりも安定化できる点がメリットの一つです。

また、親会社の意向が変われば他社に売却されたり、親会社に吸収されたりもするので一発逆転で大手企業の従業員に転じることができる可能性もあるといえます。

③DXの導入による業務効率化の進展

最新技術の発達が目覚ましい近年、航空業界もその波に乗ってDX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れた業務効率化が進んでいます。

DXとは

デジタル技術を活用することで業務に大きな変革をもたらすこと

代表的なものとしては、客室乗務員の救助訓練や航空機整備のデジタル化、スマートフォンを利用したオンラインチェックインの導入などがあげられます

このようなDX化を進展させることで、顧客の利便性が向上するうえコストの削減も期待できるのです。そのため、今後もDX化の波はますます隆盛していくでしょう。

就職希望必見! 今後の航空業界で求められる3つのこと

就職希望必見! 今後の航空業界で求められる3つのこと

  • 環境に配慮した航空燃料の導入
  • 新路線の開拓
  • 航空事業以外の新事業の立ち上げ

就職先を考えるうえでは、業界全体の動向や今後何が求められるのかについて詳しく理解しておくことが大切です。今後求められる要素について把握しておくことで、業界が目指す方向性と自分の進みたい方向性のマッチ度を確認することができます。

ここからは、航空業界への就職を志望する人へ向けて、今後の航空業界で求められる3つのことについて解説していきます。今後就職を目指すかどうかを見極めるためにも、よく理解しておきましょう。

①環境に配慮した航空燃料の導入

航空業界における目下の課題として、環境問題へ配慮したフライトを実現させることが挙げられます。

世界の民間航空の安全及び発展を目的にした組織である国際民間航空機関(ICAO)が発表した「各国は2050年までに国際航空便の運航をネットゼロにする目標を採択」によると、2022年10月、国際民間航空機関(ICAO)は2050年までに温室効果ガスの実質的な排出量がゼロの状態を目指すと発表しました。

それを受けた国土交通省は、2022年に「航空脱炭素化推進基本方針について」にて航空脱炭素化推進基本方針を発表し、2030年までに温室効果ガスの排出量を2013年比46%以上削減するという目標を掲げました。

この目標において重要となるのが、SAFと呼ばれる環境に優しい航空燃料の導入です。航空脱炭素化推進基本方針のなかでは、2030年までに燃料の10%をSAFに置き換えることとされています。しかし、このSAFは非常に製造コストが高いうえ、製造するための原料も不足しているという課題があるのです。

2025年1月には、国内の大手石油元売り会社が、課題の解決に向けて国産SAFの供給を発表するなどの動きを見せています。今後もSAFの導入については航空業界全体の課題として重視されることが予測されます。

②新路線の開拓

日本政府は2023年、観光大国を目指すうえでの具体的な目標を掲げた「観光立国推進基本計画」の第4次基本計画を閣議決定しました。この計画に基づき、各航空会社は主要空港で大規模改修をおこない、利便性の向上を試みています

2025年5月にはJALで成田~シカゴ間の新路線が開設されるほか、JAL・ANAともに羽田~中東を結ぶ直行便を就航するなど、おもに国際線の新経路開拓が盛んになってきているのです。

新型コロナウイルス感染症が収まりつつあることや円安が進行していることなどから、今後もさらなるインバウンド需要が見込まれているため、こういった新路線を開拓する流れはますます盛んになっていくでしょう。

③航空事業以外の新事業の立ち上げ

航空事業は近年、航空事業以外の新たな事業にも力を入れ始めています。たとえば、JALは次世代の移動手段として「空飛ぶクルマ」というドローンの社会実装に取り組んでいて、将来的には観光やビジネスに活用していく見込みです。

実際、矢野経済研究所が発表した「空飛ぶクルマ世界市場に関する調査を実施(2023年)」によると、空飛ぶクルマの市場規模は2050年には184兆円にも昇るとされていて、今後大きな市場に成長していくことが期待されます。

こういった新規事業の開拓を進める背景には、さまざまな事業で収益を確保することで、新型新型コロナウイルス感染症の流行などの不測の事態にも揺るがない盤石な経営体制を整えるという狙いがあります。

航空事業に依存した経営から脱却するためにも、航空事業一本足打法からの脱却を図る流れは今後も続いていくでしょう

塚本 智美

プロフィール

上記の3つについてはすべてが強く求められることですが、新型コロナウイルス感染症禍でオンライン化が一気に加速し、とくにビジネスの移動も変化している近年においては新路線の開拓は求められやすいでしょう。

近年では収益が強化できるような観光地への新規就航が重要視されています。

働く姿をイメージしよう! 航空業界のおもな職種と働き方

航空業界には幅広い職種が存在し、かつどの職種も高い専門性が求められる傾向にあります。一口に航空業界と言っても働き方はさまざまなため、航空事業で働いてみたいと考えている人はそれぞれの職種やその特徴についても押さえておきましょう。

ここからは、航空業界のおもな職種と働き方について解説していきます。航空業界で働いている姿を具体的にイメージできるよう、理解を深めていきましょう。

①客室乗務員(CA)

航空事業における人気職種として、客室乗務員(CA)があります。おもな仕事内容は機内食の提供などの機内サービスと、機内の安全を確保する保安管理の2つがあります。

なかでも重要とされるのは、顧客の安全を守る保安業務で、いざというときに人命を守るため、日頃から厳しい訓練を受ける必要があるのです。

働き方としては、早朝や深夜などフライトに合わせた不規則な勤務スタイルで、国内線では1日3~4便のフライトをこなすことになります。10時間を超える長期のフライトの場合は交代制で仮眠を取ることができますが、1回の休憩時間は2~3時間と短い場合がほとんどのようです。

そのため、短時間でも寝起きできる自己管理能力と、物を運んだり移動したりできる体力、疲れているなかでも丁寧に接客できるサービス精神が必要な仕事といえます

平均年収534万円(jobtagより)
必要資格TOEIC600点程度の英語力
必要な力体力、自己管理能力、チームワーク力、人間性
魅力・さまざまな国や地域に赴ける
・知識や教養を身に付ける機会が増える
・高い接客スキルが身に付く
客室乗務員(CA)
客室乗務員になりたいのですが、不規則な働き方は不安です。家庭との両立はできるのでしょうか?

柴田 登子

プロフィール

柔軟な働き方ができる制度がある会社を選ぼう

国際線の乗務員であれば週の半分以上家を空けたりするので、以前は家庭との両立が難しいといわれていました。

一方で近年では育児や介護に合わせて勤務日数を減らしたり、日帰りフライトのみにアサインしたりするなど多様な働き方を提供する会社も増えてきたようです。

まだまだ会社によって制度や環境は異なるため、長くCAとして働きたいのであれば、そのあたりの事情をよく調べて志望しましょう。

航空業界の仕事のなかでも客室乗務員として就職する方法が知りたい人は、以下のQ&Aを確認してみてください。キャリアコンサルタントが就職の流れやポイントを詳しく解説しています。

②グランドスタッフ

グランドスタッフは、おもに空港で接客をおこなう仕事です。おもな業務内容としては、搭乗手続きや手荷物の預かり業務などの「チェックイン業務」、顧客を航空機まで誘導する「ゲート業務」、乗り継ぎ案内や手荷物の返却などの「到着業務」があります

働き方としては、交代制かつシフト制での勤務であることが多いです。24時間稼働している空港の場合は深夜勤務の可能性もあります。また、ほとんどの業務が立ち仕事で、空港内を歩き回るため体力も必要でしょう。

天候の悪化や災害時には緊急の対応が求められるケースも多いため、客室乗務員と同様に柔軟かつ、冷静な対応力が求められる仕事であるといえます。

平均年収491万円(jobtagより)
必要資格なし。英検2級以上の英語力があるのが望ましい
必要な力コミュニケーション能力、時間管理能力、臨機応変な対応力
魅力・空港や航空会社の顔として働ける
・旅行者のサポートができる
・多くのスタッフと協力しながら働ける
グランドスタッフ
将来的にグランドスタッフから客室乗務員になることは可能なのでしょうか?

佐藤 恭子

プロフィール

CAへの転身は可能だがまずは今の現場で全力を尽くそう

可能です。実際にグランドスタッフとして働きながら、客室乗務員の既卒採用を受けている人も少なくありません。

航空業界で働きたいという強い気持ちを持っているのであれば、グランドスタッフとしてキャリアを積みながら、客室乗務員を目指しても良いと思います。

また、既卒での採用試験を目指す人からの質問で多いのが「どのような業界で働いていると有利ですか? 」というものです。それに関しては、「どこでも大丈夫」というのが回答です。

私も既卒試験で客室乗務員になりましたが、同期たちの前職は本当にさまざまでした。

客室乗務員という目標を持つことは良いことです。ただ、その前に就く仕事を一時的なものととらえるのではなく、やりがいが持てる仕事を選択し、そこでまずは頑張ってください。そこでの成長が次につながるはずです。

③パイロット

パイロットは、乗客や貨物などを運ぶ航空機を操縦する仕事です。おもな仕事内容としては、航空機の操縦や飛行計器類の監視、ほかの乗務員の指揮監督などがあります。

働き方としては、ほかの仕事同様飛行ダイヤに合わせて勤務するため早朝・深夜に出社することがあります。また、国際線では渡航先に宿泊し、翌日も勤務するなどの外泊をするケースも多いため、国内線以上に不規則な生活になりやすい傾向にあります。

またパイロットは多くの人の命を預かるため、強い責任感が必要不可欠です。さらに、1年に1度の航空身体検査の基準を満たす必要があるため、食生活に気を配ったり運動を欠かさずおこなったりなどの体調管理には人一倍気を遣わなければいけない仕事でもあります

平均年収1,779万円(jobtagより)
必要資格定期運送用操縦士、事業用操縦士、自家用操縦士
必要な力協調性、冷静な判断力、マルチタスク能力
魅力・さまざまな国を空の上から眺められる
・自らの手で顧客を目的地まで届けられる
・年収が高い
パイロット
自社養成パイロットというのがあることを知りました。自社養成パイロットの就職難易度はどのくらいなのですか?

塚本 智美

プロフィール

さまざまな能力が必要なため合格難易度は非常に高い

一言で言うと難易度は高いです。基礎学力だけではなく、通常以上の健康な身体と精神的な安定も必要です。

宇宙飛行士ほどではないにしろ、地上とは違う航空機の中で仕事ができるだけの健康な体が必要となるため、専門の検査を実施しています。

また、緊迫した環境でも適切な判断を下すことが必要な仕事のため、ストレス耐性をはじめとした精神的なタフさも要求されるのです。

④航空管制官

航空管制官とは、飛行機の衝突や接触を避け安全な滑走ができるように航空機を誘導する仕事のことです。おもな業務には、航空機の離発着の指示出し、交通整理、飛行計画のチェックなどがあります。

勤務体制は空港によって異なりますが、国際空港は24時間体制で、早朝や深夜に勤務することもあるため、基本的にはシフト制です。突発的なトラブルがない限りは残業も少ない傾向ですが、さまざまな航路の誘導経験を積むために、全国転勤が発生する可能性があります。

管制官の仕事では、指示を出す際の小さなミスが大事故につながる可能性があるため、多くの人々の安全を守る責任を自覚し、常に緊張感を持って仕事にあたることが求められます

平均年収約551万円(jobtagより)
必要資格航空管制官採用試験への合格、航空無線通信士
必要な力集中力、迅速な判断力、コミュニケーション能力
魅力・パイロットから感謝してもらえる
・専門性の高いスキルが身に付く
・国家公務員で安定性が高い
航空管制官

⑤航空機運航管理者(ディスパッチャー)

航空機運航管理者は、航空機の運航管理をおこなう仕事です。おもな仕事内容としては、航空機が安全に運行できるような飛行計画の策定や、不測の事態に備えたフライトのモニタリング、航路の情報提供・着陸地の手配などの飛行中のパイロット支援などがあります

働き方としては、ほかの職種同様24時間365日体制での勤務となるため、交代制で働くこととなります。基本的には所定の時間が来たら次のディスパッチャーと交代することになるため、トラブルがない限り残業はあまりありません。

ディスパッチャーの業務はDX化により変革が進んできていて、近年はデータ分析が仕事の多くを占めているため、洞察力や分析力などが求められる仕事であるといえます。

平均年収約491万円(jobtagより)
必要資格運行管理者技能検定への合格、航空無線通信士
必要な力論理的思考力、分析力、柔軟な対応力
魅力・自分の手で飛行機の運航をコントロールできる
・専門性の高いスキルが身に付く
航空機運航管理者(ディスパッチャー)

⑥航空整備士

航空整備士は、航空機の点検・整備をおこなう仕事です。

おもな仕事内容としては、フライト前に航空機の点検をおこなうライン整備、機体の細部まで点検をおこなうドッグ整備、機体の部品を専門の施設で整備するショップ整備などがあります。

航空機が運航していない時間に働く必要があるため、深夜から深夜帯に働く場合が多く、基本的には24時間のシフト制で勤務します。そのため、体力的にもしっかりとした自己管理が必要です。

万が一航空機に不具合があった場合、乗客はもちろん、パイロットや客室乗務員などの命にかかわるため、業務一つひとつを責任感を持って正確にやり遂げる必要があります。

さらに、航空機は大きいため、大人数で手分けして整備することが必要です。チームで連携しながら精密な作業を適切におこなえる人には向いている仕事といえます。

平均年収約605万円(jobtagより)
必要資格航空整備士(国家資格)
必要な力体力、高度な専門知識、集中力
魅力・最新の航空技術に携われる
・航空機に触れられる
・高度な知識・スキルが身に付く
航空整備士

⑦グランドハンドリング

グランドハンドリングは、航空機を定刻通りに飛ばすために貨物の搭載・航空機の誘導をする仕事です。おもな仕事内容は、障害物にぶつからないよう指示を出しながら航空機を誘導をしたり、手荷物を貨物室まで台車で運搬したりといった業務です。

グランドハンドリングは屋外での業務がほとんどであるため、真夏の暑い時期や冬の雪が降るなかでも重い荷物や器具を運搬できる体力が必要です。また、航空機を正確に誘導する技術も求められます。

顧客と直接コミュニケーションを取る機会は少ないですが、飛行機を間近で見たり特殊な機械を操縦したりすることができる仕事であるため、そういったことにやりがいを感じる人にはおすすめの仕事です。

平均年収434万円(国土交通省「グランドハンドリング業務における 現状と取組状況」より)
※jobtagのデータがないため国土交通省の資料から引用しています
必要資格第一種普通自動車免許。入社後は作業ごとの資格取得が必要
必要な力体力、正確性、学び続ける力
魅力・飛行機の一番近くで働ける
・特殊な機械の操作ができる
グランドハンドリング

佐藤 恭子

プロフィール

航空業界では自動化が進んできていますが、グランドハンドリングは人の目で確認し作業することが大切な作業が多く、大きな責任がともなう仕事です。

責任が大きいからこそ、その分野での専門性を高めることができ、自身の成長とやりがいを感じられる仕事になります。

最近は、給料などの待遇面も良くなっているので興味がある人は確認してみると良いでしょう。

航空業界の仕事に興味を持っている人のなかには、就職難易度が気になっている人も多いのではないでしょうか。以下では航空会社への就職難易度に関する質問にキャリアコンサルタントが回答しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

どんな会社がある? 航空業界の大手会社5つとそれぞれの特徴

どんな会社がある? 航空業界の大手会社5つとそれぞれの特徴

航空業界には、二大巨頭であるANAやJALのほかにも近年成長の著しい大手子会社のLCCなど、さまざまな企業があります。

ここからは、航空業界の大手会社5つとそれぞれの特徴について解説していきます。航空業界における大手企業を知ることで、業界の解像度を高めていきましょう。

①ANA

ANA

  • 従業員数 14,566 名(2023年3月)
  • 創業年 1952年
  • 連結売上高 2兆559億円(グループ連結/2023年度)

「日本ヘリコプター輸送株式会社」から端を発したANAは、航空業界において大きなシェアを占める業界最大手の航空会社です。

各業界の市場シェアなどを調査する「ディールラボ」の調査によると、ANAは世界全体での航空業界のシェアランキング12位に位置付けられています。こういったデータからも、ANAは非常に大きな売上を持った日本を代表する航空会社であることがわかります。

社風としては、新しい物事に積極的に挑戦していく姿勢が特徴的といえます。たとえば、旅客数の減少に苦しんだ新型コロナウイルス感染症の時期、ANAはスマートフォンやPCで楽しめるオンラインツアーを企画・実施しました。前例がないなかでも迅速に新たなサービスを取り入れる姿勢は、まさにANAの挑戦的な社風を表しているといえます。

また、お互いの良い部分を見つけてカードを贈り合う「グッジョブカード」や、顧客からのお褒めの声などをまとめた「エピソード集」などを導入するなど、お互いを賞賛し合う文化が根付いていることも特徴の一つです。

大手ならではの安定性のなかでも積極的に新しい事業に取り組みたい人や、顧客や周囲からの評価がやりがいに直結するタイプの人にはおすすめの企業といえるかもしれません。

②日本航空

JAL

  • 従業員数 13,883人(2024年3月)
  • 創業年 1951年
  • 連結売上高 1兆6,518億円(2024年3月)

JAL日本で最も古くに設立された航空会社で、業界2番手の高い売上およびシェア率を誇ります。2010年には一度経営破綻を経験しているものの、以降は抜本的な経営改革が進み、力強い回復を見せています。

特徴としては、ANAがカバーできていない九州や沖縄の離島などの地方空港を結ぶ便を多く持っていることが挙げられます。また、社内ではフィロソフィが重視され、一人ひとりがリーダーという意識を持って行動することが求められる点も特徴の一つです

実際、数人でグループを作って、グループごとに予算の収支について考えるシステムが採択されていて、社員一人ひとりが予算や事業に対して責任感を持って臨める体制が整っています。

もともと国営の企業だったということもあり、真面目で伝統を大切にする雰囲気のなかで、責任感を持って仕事をしたいという人にマッチしやすいかもしれません。

③Peach

Peach

  • 従業員数 1,951名(派遣社員・出向者を除く、2024年12月)
  • 創業年 2011年
  • 売上高 1,380億9,800万円(2023年度)

Peachは2012年にANAの100%子会社として設立されたLCC航空会社で、LCCとしては国内1位の売上高を誇る企業です。

ユニークで自由な社風が特徴的であり、他社に追随するのではなくむしろ正反対のことをするという意識が浸透しているため、柔軟な思考力と積極的に変革していける姿勢が求められるといえます

また、「1円に拘りながらも創意工夫」というPeachのスピリットにも見られるように、徹底したコスト意識も特徴的といえるでしょう。

さらに、大手FSCと比べて成果主義の傾向が強いことも特徴の一つで、実績に応じて入社3年目で管理職に登用されるなどのケースもあるため、若いうちに出世したり管理職になりたいと考えている人にはやりがいが大きい企業になり得ます。

④ジェットスター

ジェットスター

  • 従業員数 14,566 名(2023年3月)
  • 創業年 1952年
  • 連結売上高 707 億 7,200 万円(2024年)

ジェットスターはJALと三菱商事、オーストラリアのカンタス航空が出資して設立され、LCCではPeachに次ぐ規模に成長している企業です。「日本の空、世界の空を、もっと身近に」をビジョンとして掲げていて、徹底したコスト削減戦略を取っています。

また、カンタス航空が出資していることもあり自由でフレキシブルな働き方をしやすいことも特徴の一つです。

その例として、部署によってはリモートワークが認められていたり、フレックス制度を活用できたりなどワークライフバランスを大切にしている社風が挙げられます。

キャリアポスティング制度なども活発であるため、さまざまな職種を経験したい人にとっては向いている企業といえるでしょう

⑤スカイマーク

スカイマーク

  • 従業員数 2,614名(2024年10月)
  • 創業年 1996年
  • 売上高 1040億7,500万円(2024年3月期)

スカイマークの特徴は、国内の航空会社とは一線を画した独自のポジショニング戦略です。たとえば、他のLCCは成田発の国内便が多いのに対し、スカイマークは利用需要の多い羽田空港発の便が54%を占めます。(スカイマーク「中期経営目標」より)

さらに、ほかのLCCが有料で実施する手荷物サービスなどを無料で提供するなど顧客の利便性に軸足を置いた展開をしている点も特徴です。

そういった独自路線での戦略が功を奏し、スカイマークはLCCながら3年連続顧客満足度1位(2024年度JCSI調査「国内長距離交通部門」)を獲得するなど、高い評価を得ています

さらに、グランドスタッフやグランドハンドリングなど他社が子会社経由で採用している職種についても自社で直接採用しているため、航空機の運行だけでなく、陸地でのサポート体制までを自社で一貫して賄えることがこの企業の強みといえます。

なお、ほかの業界でもこういった企業分析に取り組みたいと考えている人もいるかもしれません。そういった人は、こちらの記事を参考にしてみてください。具体的な企業分析の方法を3ステップで解説しています。

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元客室乗務員に聞いた! メガキャリアとLCCで働き方はどう違う?

航空業界への就職を目指す人のなかには、メガキャリアだけでなくLCCへの就職を視野に入れている人もいるかもしれません。その際、実態としてLCCでの働き方について気になっている人も多いのではないでしょうか。

この章では、メガキャリアでの働き方とLCCでの働き方がどのように違うのかについて、元客室乗務員のキャリアアドバイザーに話を聞きました。実際に航空業界での経験があるからこそのリアルな話を聞くことができるので、ぜひ参考にしてください

アドバイザーのリアル・アドバイス!LCCは業務量は多いが時間の融通は利きやすい

まず、LCCでは近距離路線が多くなります。そのため、客室乗務員も近距離を1〜2往復することが多くなるのです。

1便ごとに顧客を出迎える準備や離陸前の保安業務、着陸前の保安業務などをおこなうということになります。クルーも交代せずに運航していくので、空港に駐機している時間、インターバルは短い傾向にあるのです。

また、メガキャリアだと、整備士、清掃係員、搭載係員がそれぞれ入って機内を整えますが、LCCの場合はCAがおこなう場合も多くあります。

このようにLCCは、メガキャリアよりも業務の幅が広いという大変さがありますが、渡航先での宿泊も少なく、業務後は自分の拠点に帰れることが多いので、子育てをしながら働きたい人などには働きやすい環境だといえるのです。

メガキャリアには海外航路も多いため体力が求められる仕事も多い

メガキャリアは海外や国内でも数泊連続で家を空けることが多くなるため、プライベートの環境が整わないと勤務自体が難しくなることもあります。

フライトタイムも長くなり、渡航先と日本との時差の影響も受けることになるため、体力に自信がないと厳しい環境といえるでしょう。

また、上空でのサービスもメガキャリアとLCCでは違ってきます。機内でフルサービスをするために重たいカートを押して通路を行き来するのは、体力に自信がない人にとっては厳しい業務になってくるのかもしれません。

適性をチェック! 航空業界で働く人に求められる4つの資質

航空業界は高い専門性が求められる業界であるため、求められる資質も特有なものになる傾向があります。そのような航空業界で求められる資質を理解することで、航空業界が自分とマッチするかを確認することができます。

ここからは、航空業界に働く人に求められる4つの資質について解説していきます。航空業界への就職を考えている人は、選考に備えるためにも求められる働き方や資質について理解を深めておきましょう。

なお、そもそも自分にどんな強みがあるのかについて改めて考え直したいという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。自己理解を深める自己分析の方法にいて解説しています。

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①正確に情報を伝達できるコミュニケーション能力

航空業界で働く人に一番求められるのが、情報を正確に伝達するコミュニケーション能力です。数多くの航空機を安全に飛ばすためには、さまざまな部署と連携する必要があるため、正確な情報共有が大切になります。

また、客室乗務員やグランドスタッフなどは、乗客の搭乗をサポートする際、相手の求めていることや疑問点を引き出したり、わかりやすく説明したりするコミュニケーションスキルが求められます。

ほかにも、緊急での対応を余儀なくされる際には、少しの伝達ミスや認識の違いが大きな事故やトラブルにつながるため、過不足のない情報を正確に伝達することが特に重要なのです。

このように、視点や価値観が異なる人とも正確に情報を共有し、連携を取れるコミュニケーション能力や柔軟性は、航空業界で働く人が身に付けておくべきスキルの一つといえます

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②人命を預かるという強い責任感

航空業界は、命を守るという強い責任感を持ち、安全を第一優先とした判断や行動が求められる業界です。

たとえば、客室乗務員(CA)は事故やハイジャックなどの緊急時、一人でも多くの顧客をいち早く逃がすよう行動しなければなりません。また、大勢の顧客を乗せる航空機を整備する整備士も、絶対にミスや見落としがないよう高い意識を持って業務にあたることが求められます。

このように、顧客の人命を預かる機会が多い航空業界は決してミスの許されない厳しい業界です

だからこそ航空業界で活躍するためには、空や航空機への憧れやきらびやかなイメージだけで志望するのではなく、仕事に対する自分なりの使命感や責任感を示せるかが求められているといえます。

なお、強い責任感を自己PRにしようと考えている人は、こちらの記事を参考にしてみてください。注意ポイントや例文を紹介しています。

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③スムーズな運行のためのチームワーク力

航空機を運行するためには、たくさんの人たちと協力しながら業務にあたる必要があります。

たとえばグランドハンドリングでは、飛行機のドアの開け閉めから飛行機の誘導、荷物の積み下ろしまでを3〜4人のチームでおこないます。

限られた時間内にさまざまな業務をおこなうためには、お互いに次にやるべきことを推測しながら動き、常に状況を共有し合うなどのチームワークが欠かせません。

また、客室乗務員(CA)も必ず複数人のクルーと協力して業務をおこないますが、フライトによっては初めて顔を合わせるメンバーと足並みを揃えて業務を進めていくことが求められます。

このように、航空業界の仕事は常に複数人と連携を取る必要があるため、チームのなかでどのような働き方ができるかが重視されているといえるのです

なお、自己PRの際にチームワーク力を押し出そうと考えている人は、こちらの記事にも目を通してみてくださいね。

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④予期せぬトラブルにも動じない対応力

天気の急変やテロ、ハイジャックなど航空機の運航にはありとあらゆるトラブルが発生する可能性があります。そういったトラブルが起こった際、従業員が慌てていては、顧客の安全を守ることができません。

たとえば、悪天候により予定していた空港に着陸できない場合、ディスパッチャーとパイロットが連携して最も安全なルートに航空機を着陸させることが必要になります。ほかにも、万が一ハイジャックなどが起こってしまった際には、動揺を抑え、犯人を刺激しない対応が必要です。

このような点から、航空業界では、顧客の命を守るために常に冷静な判断をおこない、適切に対応していく柔軟性が求められているといえます

なお、臨機応変な対応力についてアピールしたい人はこちらの記事を参考にして考えてみてください。

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航空業界で活躍する人の特徴は? 元客室乗務員のキャリアコンサルタントが解説

航空業界への就職を強く希望している人や、航空業界に就職したいと考えているものの自分に適性があるのか不安に思っている人は、航空業界ではどんな人が活躍できるのか気になる人もいるのではないでしょうか

この章では、航空業界ではどのような人が活躍しやすいのかについて、元客室乗務員のキャリアコンサルタントに詳しく話を聞きました。実際の経験に則した内実がわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

アドバイザーのリアル・アドバイス!航空業界はプロ意識や対人能力の高さが求められる傾向がある

華やかな面がフォーカスされがちな航空業界ですが、パイロット、CA、グランドスタッフなどは、不規則な勤務に耐えられる体力と上記のコミュニケーション能力は当たり前として、対社内、対顧客どれをとっても対人折衝能力が求められます。

また航空会社業界の特徴として、各専門職で一つの部門が成立しており、特に運航乗務員(パイロット)、客室乗務員の部門は、多くが人事異動を経験しない、いわば「職人気質の高い部門」ともいえるでしょう。

このような専門職集団を率いていくのが、総合職です。新人として配属された部署が専門職の色合いの強い部門ということもあるでしょう。

この場合、専門職としてキャリアを積み重ねてきた人たちの経験や知見に敬意を払いながら、自ら打ち解けていけること、同時に相手にも快く迎え入れられることが重要です。

総合職にはバランス感覚とサービス精神が欠かせない

そして、時には、総合職として企業として同じ方向性を目指すべく、部門の舵取りも求められます。

航空会社の総合職には、会社のなかの部門の立ち位置を確認しつつ、自部門をまとめていく、バランス感覚が必要不可欠です。

それに加え、航空業界はいずれの職種でも「誰かのために何かをすることが好き」という気持ちは欠かせない要素といえます。

航空業界に就職するために絶対にやるべきこと3選!

航空業界に就職するために絶対にやるべきこと3選

  • 業務に必要な語学・スキルを習得する
  • インターンに参加して航空業界で働くイメージを明確にする
  • 「憧れ」以外の明確な志望動機を考える

航空業界はどの職種も専門性が高いため、各航空会社はそれぞれ必要な資格を設けたり、ほかの業界とは一線を画した選考をおこなったりとさまざまな対策を講じています。そのため、航空業界へ就職を希望している場合は、業界に特化した対策が欠かせません。

ここからは、航空業界に就職するためにやるべき3つのことについて解説していきます。航空業界を志望する際の対策について理解することで、早期の対策を取ることにつなげていきましょう。

①業務に必要な語学・スキルを習得する

航空業界への就職を考えたとき、一番に必要となってくるのは志望する職種の業務に応じた語学力やスキルを習得することです。

パイロットや整備士、ディスパッチャーなど、航空業界では多くの職種で国家資格が必要です。また、さまざまな国籍の人々とコミュニケーションを取ることが多い航空業界では、ほとんどの職種で英語力が必要になります。

国家資格に関しては入社後に学びながら取得することが多いですが、英語力に関しては入社時点で求められるケースがほとんどです。そのため、学生時代から少しずつ語学力を磨いていくようにしましょう。

TOEICは勉強しているのですが、それだけで入社後に活かせる英語力が身に付いているのか自信がありません……。

佐藤 恭子

プロフィール

シャドーイングでよく使う英語をインプットしよう

机上の勉強だけでは使える英語力を身に付けるには時間がかかります。

航空業界では人とのコミュニケーションで英語を使うことが多くあるため、英語を即座に理解する力と、実際に会話する力が必要となるのです。

私のおすすめはシャドーイングです。シャドーイングとは、英語を何も見ないで耳で聞いて、少しタイミングを遅らせて発語していく訓練法のことを言います。

口に出して話すことで、自然とよく使う英語を定着させることができるうえ、英語特有の強弱やリズム、イントネーションなども学ぶことができるのです。

最初は簡単な英語から始めて、徐々に映画やニュースなどを使って練習してみてください。

入社後は、仕事でよく使う英語をインプットすることで、より円滑なコミュニケーションにつなげることができますよ。

②インターンに参加して航空業界で働くイメージを明確にする

航空業界はハードな働き方が必要な場合も多いため、大変さを理解しきれず入社後ミスマッチを起こすようなことがないよう、インターンなどで実際の業務の一部を体験して働くイメージを明確にしておきましょう。

企業側も、憧れだけで志望するのではなく、各業務の重要性や実情を知ったうえで志望してくれる応募者のほうが、入社後も長期的に活躍してくれそうだと考えているため、業界・仕事への理解を深めることはとても大切なのです

また、インターンは実質的な早期選考として位置付けられている場合も多く、インターンに参加することで書類選考を免除してもらえたりなど優遇措置が設けられている場合もあります。

そのため、航空業界に興味のある就活生はインターン情報をしっかりチェックし、積極的に参加してみましょう。

柴田 登子

プロフィール

近年インターンシップの参加は早期選考を兼ねているケースが多いので、極力参加しておいたほうが有利です。

しかしその機会を逃したからといってまったく可能性がなくなるわけではありません。

自分なりになぜ航空業界で働きたいのか、それなのになぜインターンシップに参加しなかったのか、などをしっかり整理しておきましょう。

航空業界のインターンに参加を検討中の人は以下の記事もおすすめです。本選考と同様、インターンでも面接を受ける可能性があるため、以下の解説を参考に、突破できるようにしっかり対策しておきましょう。

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③「憧れ」以外の明確な志望動機を考える

航空業界は、航空機の間近で働くことや客室乗務員(CA)の華やかな雰囲気に憧れて志望する人が多い業界です。しかし、不規則な勤務時間や体力が必要なハードな業務は、憧れだけで続けていけるものではありません。

そのため、「幼い頃からパイロットに憧れていたから」「CAさんの丁寧な対応を見て素敵だと感じたから」などといった、憧れや顧客視点の感想だけで志望動機を作ってしまうと、「仕事で大変なことがあったらすぐに音を上げてしまうのでは? 」というマイナス評価につながる可能性があります。

また、航空業界に憧れを持つ人は多いため、志望動機がありきたりになり、ほかの学生との差別化が難しい可能性もあります。

そのため航空業界の志望動機では、将来実現したいキャリアプランや適性とのマッチ度など、「憧れ」以外の明確な志望動機を説明できるようにすることが肝心です。しっかりと自己分析をして、航空業界で働くことに対する自分の思いや使命感を明確にしておきましょう

正直、憧れ以外の志望動機が思いつきません。面接で志望動機をその仕事への憧れにするのはダメなんでしょうか。

塚本 智美

プロフィール

航空業界が果たす役割や影響を考えてみよう

航空業界に限ったことではないですが、憧れだけでは続かないものです。商品やサービスを提供する側の立場で物事を考えられることは、とても重要となります。

企業は、社会に対して何かしらの価値提供をしているからこそ、評価され、存在し続けることができるのです。

航空業界のその価値は何でしょうか? 社会のどのような役割をはたしているでしょうか? どのような影響があるのでしょうか? それに自分がどのように貢献できるか考えてみましょう。

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以下は、PORTキャリアに寄せられた航空業界への就職に関する質問です。就活の専門家ともいえるキャリアコンサルタントが、それぞれの質問にアドバイスしているため、同じ悩みを持っている人は併せて読んでみてください。

航空会社に就職するにはどうすれば良いですか?
航空業界への転職は難しいですか?

航空業界についての解像度を高めて就活に役立てよう

航空業界は世界の航空需要の伸長とともに成長が見込まれている業界です。華やかなだけでなく人命の安全確保に対する意識を高く持つ必要があるため、航空業界への就職を考える際には働き方の実態を理解したうえで臨むようにしましょう。

また、多様な職種が存在し、それぞれに必要な資格があるため、学び続ける姿勢や努力が必要不可欠です。そのため、語学力などの基礎力については学生時代からコツコツ準備しておくことが大切になります。

この記事を参考に航空業界に対する解像度を高め、自分が目指すべき業界かを見定めることで、納得のいく就職先を見つける手がかりにしましょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス航空業界は厳しい面や苦労もよく理解したうえで志望しよう

航空業界はとても華やかで人々の注目を集めるので、志望する人も少なくありません。しかし、その華やかさの部分だけに憧れて入社すると、後で「こんなはずではなかった」とがっかりすることが多いのも事実です。

たとえば、客室乗務員はフライト以外にも出発前の打ち合わせや準備など、顧客から見えていない部分で地道な作業が含まれているほか、乗客のなかには一筋縄ではいかない、対応に苦戦する人もいるかもしれません。

地味な仕事や厳しい訓練の重要性を理解して熱意を示そう

客室乗務員だけではなく、地上係員や運行スタッフなどは遅延やトラブルなどが発生すれば超過勤務を余儀なくされます。また、とにかく「安全第一」な業界でもあるため、日々訓練に追われるのも特徴の一つです。

ほかにも機材や予約システムの入れ替えなどが頻繁におこなわれるため、それらの情報や知識を収集し続けなければなりません。

それらについて事前によく調べ、重要性を把握し仕事理解ができていれば、憧れだけではなく本当にこの業界で活躍したい、といった意欲を示すことができ、選考でも好印象につながります。

たとえ地味な業務でも顧客の安全と快適な空の旅のために尽力したい、という熱意を示しましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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