
玉手箱の「論理的読解」は、与えられた文章を読み、設問の正誤を判断する問題です。1問当たり28秒という制限時間のなかで、文章の論理構造を把握する力が求められます。
この記事では、200名以上のテスト対策をおこなってきた楳内さんとともに玉手箱「論理的読解」の解き方を解説していきます。
記事の後半には練習問題6問を用意しています。玉手箱の「論理的読解」に自信がない人は各ジャンルの文章に慣れて、制限時間内に正確に読み解くコツを身に付けましょう。
玉手箱「論理的読解」の概要
- 問題パターン:人文系の文章、自然科学系の文章、エッセー風の文章、ビジネス、社会問題、時事系
- 1問あたりの時間:28秒
- 形式ごとの出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
- 論理的読解を解くときのコツをわかりやすく教えてください!
文章に記載された「根拠」を明確にすることで迷いなく回答できる
論理的読解は、文章をじっくり味わうのではなく、根拠とともに素早く解答を決める問題です。
注意点として、設問を常識や経験で判断しないことが挙げられます。本文の範囲で言い切れるならA、本文が明確に否定していればB、情報が足りなければCと解答してください。
「しかし」「一方で」「つまり」などの接続語や、「ただし」「〜の場合」などの条件表現などを手掛かりに、落ち着いて切り分けていきましょう。迷ったときは、「本文のどこが根拠か」を確認すると、決め手がはっきりします。
玉手箱「論理的読解」練習問題6問|楳内さんによる解き方の解説付き!
ここからは、玉手箱「論理的読解」の練習問題を専門家の解説付きで6問紹介します。人文系、ビジネス、社会問題、時事系、自然科学系、エッセー風という6つのジャンルを1問ずつ用意しているので、あらゆるテーマの文章に対応できる力を身に付けましょう。
「論理的読解」を初めて解く人や制限時間内に読み切れない人は、「問題を解く前に確認! 論理的読解の解答のコツ」を読んでから、練習問題に取り組みましょう。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
近年、ビジネスの現場において「心理的安全性」という言葉が注目を集めている。これは、組織のなかで自分の考えや感情を否定される不安がなく、発言や行動ができる状態を指す。心理的安全性が高い職場では、ミスを隠さずに報告し、新しいアイデアを積極的に提案する風土が醸成される。その結果として、チームの生産性や創造性が向上すると考えられている。
しかし、心理的安全性を確保することは、単に仲の「良い」集団を作ることではない。むしろ、互いの意見が対立したとき、それを恐れずに議論し合える厳しさが必要である。慣れ合いの関係では、本質的な課題の指摘が避けられ、結果的に組織の成長が阻害される。心理的安全性は、高い目標を達成するための基盤であり、それ自体が目的ではないことに留意すべきである。
また、リモートワークの普及は、この心理的安全性の構築に新たな課題をもたらした。対面でのコミュニケーションが減少するなかで、相手の細かな表情や反応を読み取ることが難しくなっている。画面越しでは、発言の意図が誤解されることも少なくない。このような環境下で、いかにして信頼関係を維持し、心理的安全性を高めていくかが、現代のリーダーに求められている。
設問1:心理的安全性が高い職場であっても、個人のミスが隠蔽されることは避けられない。
設問2:心理的安全性を高めるためには、メンバー同士が対立を避けて、常に友好的に振る舞うことが最も重要である。
設問3:リモートワーク環境では、非言語的な情報の欠如により、コミュニケーション上の誤解が生じるリスクがある。
設問4:対面でのやり取りが可能な職場は、リモートワーク中心の職場よりも常に高い生産性を維持できる。
選択肢
正解:A
1は、1段落目で「ミスを隠さずに報告する風土が醸成される」とあるため、明らかに間違いである。
2は、2段落目で「単に仲の良い集団を作ることではない」「議論し合える厳しさが必要」と述べられており、間違いである。
3は、3段落目で「表情や反応を読み取ることが難しい」「意図が誤解されることも少なくない」との記述があり、正しいといえる。
4は、リモートワークの課題については触れているが、対面の方が常に生産性が高いという比較や断定は本文にないため、判断できない。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
近年、多くの企業が「ウェルビーイング」の向上を経営戦略の核に据えている。これは単に従業員の心身の健康を維持することにとどまらず、個人が持てる能力を最大限に発揮し、公私ともに満たされた状態であることを指す。幸福度の高い従業員は、創造的な思考や高い生産性を発揮する傾向があるため、企業の持続的な成長において不可欠な要素となっている。
一方で、ウェルビーイングの推進を個人の自己管理だけに委ねることは、かえって労働者の負担を増大させる恐れがある。真に豊かな職場環境を構築するためには、組織全体での制度設計や心理的安全性の確保が求められる。たとえば、柔軟な勤務形態の導入や、失敗を許容する文化の醸成は、従業員が安心して新たな挑戦に取り組むための土台となる。
さらに、デジタル技術の活用もウェルビーイングの向上に寄与している。健康状態を可視化するウェアラブル端末や、AIによるメンタルケアのサポートは、不調の早期発見や個別最適なケアを可能にする。しかし、過度なデータ管理はプライバシーの侵害や監視の強化につながるリスクもはらんでおり、導入にあたっては慎重な運用が求められる。
設問1:ウェルビーイングとは、従業員が病気でない状態を維持することのみを指す言葉である。
設問2:組織による制度設計よりも、個人の徹底した自己管理こそがウェルビーイング向上のための最も効率的な手段である。
設問3:デジタル技術の導入は、従業員の健康状態を把握するうえで有効な反面、プライバシー上の課題が生じる可能性がある。
設問4:柔軟な勤務形態を導入している企業は、導入していない企業に比べて離職率が統計的に低い。
選択肢
正解:A
1は、1段落目で「健康を維持することにとどまらず……満たされた状態であることを指す」とあるため、明らかに間違い。
2は、2段落目で個人の自己管理だけに委ねることは負担を増大させるとし、組織全体の制度設計を求めているため、間違い。
3は、3段落目で技術活用のメリットとプライバシー侵害のリスクについて述べられており、正しい。
4は、本文に離職率や統計に関する記述はないため、判断できない。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
経済学において「機会費用」という概念は、意思決定の妥当性を評価するうえで極めて重要な役割を果たす。これは、ある選択肢を選んだときに、もし別の選択肢を選んでいれば得られたはずの利益のうち、最も価値が高いものを指す。たとえば、一時間の休暇を返上して働いたとき、その機会費用は「仕事によって失われた一時間の休息や娯楽の価値」となる。私たちは無意識のうちに、この目に見えないコストを計算しながら日々の行動を選択している。
この考え方は、企業の投資判断においても不可欠である。あるプロジェクトに一億円を投入すると決めたとき、その一億円を銀行に預けて得られる利息や、ほかの新規事業に投資して得られたはずの収益が機会費用となる。たとえ会計上の利益が出ていたとしても、それが機会費用を下回っているならば、経済学的な視点では「損失」が出ていると見なされる。
しかし、機会費用の算出には限界もある。個人の幸福感や将来の不確実な可能性など、数値化が困難な要素をいかに評価するかという問題がある。また、すべての選択肢を事前に把握することは事実上不可能であり、私たちは常に限定的な情報のなかで意思決定をおこなう必要がある。機会費用は有用な指標であるが、それに執着しすぎることは、ときに直感や偶発的な出会いがもたらす価値を見落とすことにつながる。
設問1:機会費用とは、ある行動を選択したことで得られた実際の利益の合計を指す言葉である。
設問2:会計上の利益がプラスであっても、機会費用の額によっては経済学的に損失と判断されることがある。
設問3:企業が投資判断をおこなう際、銀行預金の利息よりも高い収益が見込める事業は、すべて機会費用がゼロになる。
設問4:人間は情報の制約により、現実のあらゆる選択肢を考慮したうえで機会費用を算出できるわけではない。
選択肢
正解:C
1は、1段落目で機会費用は「選ばなかった選択肢から得られたはずの利益」と定義されているため、実際の利益を指すという記述は間違い。
2は、2段落目で「会計上の利益が機会費用を下回っていれば損失と見なされる」と述べられており、正しい。
3は、機会費用は「最も価値が高い別の選択肢」であり、ゼロになるとは限らない。また本文にその旨の記述はないため判断できない。
4は、3段落目で「すべての選択肢を把握することは不可能」とあり、正しい。
まず本文の定義文を「機会費用=選ばなかった選択肢のうち最大の利益」と短く型にして押さえましょう。次に設問をその型に当てはめ、「選ばなかった」「最大」などが欠けていないかを確認します。
さらに「ゼロ・常に・必ず」などの断定語は、本文がそこまで言い切っていない限り注意して選ぶことが重要です。なお、C(判断不能)は最後に回し、本文の定義や記述から否定・肯定できないかを先に確認すると選び間違いが減ります。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
近年、多くの自治体が「関係人口」の創出に力を入れている。これは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様にかかわる人々を指す言葉である。地方の人口減少が加速するなかで、定住を唯一の目標とするのではなく、継続的に地域を応援してくれるファンを増やすことが、地域の活性化において不可欠な戦略となっている。
この背景には、働き方の多様化がある。テレワークの普及により、都市部に拠点を置きながら、特定の地方にたびたび通い、仕事やボランティア、あるいは趣味を通じて地域課題の解決に協力する人々が増えている。このような関係人口が増えることは、地域にとって新しい視点やスキルの導入につながるとともに、将来的な移住へのきっかけとしても期待されている。
一方で、関係人口を受け入れるための体制整備が追いついていない地域も少なくない。単にイベントを開催するだけでなく、外からの人材が地域住民とともに活動できる「場」や「仕組み」をいかに作るかが問われている。また、過度な期待は住民側の負担となるリスクもあり、外部の人材と地元のニーズを適切をつなげるコーディネーターの存在が、取り組みを成功させるための重要な鍵となるだろう。
設問1:関係人口とは、その土地に住民票を移して生活を始めた人々のことを指す。
設問2:テレワークの広がりは、特定の地域に継続的に関わる人々を増やす要因の一つとなっている。
設問3:関係人口の創出において、外部の人材と地域住民の橋渡しをおこなう役割が重要視されている。
設問4:関係人口の受け入れが進んでいる地域では、移住者が前年度比で20%以上増加することが実証されている。
選択肢
正解:A
1は、1段落目で関係人口は「定住人口」ではないと定義されているため、住民票を移した人々とするのは間違い。
2は、2段落目でテレワークの普及が地域に通う人々を増やしている背景として述べられており、正しい。
3は、3段落目で外部の人材と地元のニーズをつなげるコーディネーターが重要な鍵であるとされており、正しい。
4は、本文中に移住者の具体的な増加率に関する記述はないため、判断できない。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
近年、多くの企業が「オープンイノベーション」という手法に注目しています。これは、自社内だけで技術開発を完結させるのではなく、外部の企業や大学、研究機関が持つ技術やアイデアを積極的に取り入れ、新しい価値を創出する取り組みを指します。
オープンイノベーションの最大の利点は、開発期間の短縮とコストの削減です。すべてを自社でまかなう「自前主義」では、ゼロから技術を構築するために膨大な時間と投資が必要となります。しかし、すでに外部にある専門的な知見を活用することで、市場の変化にいち早く対応できるようになります。
また、異業種の企業と連携することで、自社だけでは思いつかなかったような革新的な製品が生まれる可能性も高まります。これは、既存の枠組みにとらわれない多様な視点が混ざり合うためです。
ただし、この手法にはリスクも存在します。一つは、自社の独自技術やノウハウが外部に流出してしまう懸念です。適切な契約や管理体制がなければ、競争優位性を失うことにもなりかねません。
さらに、外部との連携を円滑に進めるためには、組織文化の違いを乗り越える必要があります。企業ごとに意思決定のスピードや価値観が異なるため、調整に多大な労力を要する場合があるのです。
総括すると、オープンイノベーションは企業の成長を加速させる有力な手段ですが、情報の管理や組織間の調整といった課題を適切に制御することが求められます。
設問1:オープンイノベーションとは、自社の技術を外部へ無償で提供し、社会貢献をおこなう活動のことである。
設問2:外部の知見を活用することにより、自社のみで開発をおこなうよりも市場の動向に素早く対応できる可能性がある。
設問3:異業種と連携する際は、自社のノウハウが流出しないように注意を払う必要がある。
設問4:オープンイノベーションを導入したすべての企業において、売上高が前年度よりも向上している。
選択肢
正解:A
1は、1段落目で「外部の技術を取り入れ、新しい価値を創出する取り組み」と定義されており、無償提供や社会貢献が主目的ではないため、間違い。
2は、2段落目で開発期間の短縮や市場変化への対応について述べられており、正しい。
3は、4段落目で技術流出の懸念と管理の必要性が明記されており、正しい。
4は、具体的な売上高の推移や実績については本文に記載がないため、判断できない。
問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
次の文章を読み、後に続く設問の記述について、本文の内容から論理的に考えてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。
近年、多くの企業が「人的資本経営」の推進に舵を切っている。これは、従業員をコスト(費用)としてではなく、価値を創造する「資本」としてとらえ、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値を高めていく経営手法である。
この背景には、産業構造の変化がある。製造業が中心であった時代とは異なり、現代の知識集約型社会においては、個々の従業員が持つ知識やスキル、そして創造性こそが競争優位の源泉となる。したがって、人材育成への投資を積極的におこなうことは、企業の持続的な成長において不可欠な戦略といえる。
一方で、人的資本の価値をいかに可視化するかという課題も浮上している。経済産業省は、人材戦略と経営戦略を連動させることの重要性を強調し、研修費や離職率、女性管理職比率などの指標を外部に開示することを推奨している。しかし、単に数値を並べるだけでは不十分であり、その数値がどのような経営成果につながっているのかというストーリーが求められている。
また、従業員のウェルビーイング(心身の健康と幸福)の向上も人的資本経営の重要な柱である。やりがいを持って働ける環境を整えることは、優秀な人材の獲得や定着に寄与する。今後は、個人の成長と組織の発展をいかに合致させていくかが、人事部門の最も重要な役割となるだろう。
設問1:人的資本経営において、従業員に対して支払われる給与は、単なる削減すべきコストとしてのみ扱われる。
設問2:知識集約型社会の到来にともない、従業員のスキルや創造性が企業の競争力に与える影響は大きくなっている。
設問3:人材戦略に関する具体的な数値を外部へ公開することは、公的機関によって推奨されている。
設問4:人的資本経営を導入した企業では、例外なく離職率が前年度を大幅に下回ることが証明されている。
選択肢
正解:B
1は、1段落目で従業員を「資本」としてとらえ直すとあり、コストとしてのみ扱うという記述は間違い。
2は、2段落目で現代社会においてスキルや創造性が「競争優位の源泉となる」とあり、正しい。
3は、3段落目で経済産業省が指標の外部開示を推奨していると言及されており、正しい。
4は、指標の開示が推奨されていることは述べられているが、導入したすべての企業で離職率が下がったという事実は本文にないため、判断できない。
練習問題が解けたら、次はSPI模試に挑戦して実力をチェックしてみましょう。
玉手箱「論理的読解」を対策する際のポイント
玉手箱に関するQ&A
玉手箱のパーソナリティってどういう検査ですか?
玉手箱の四則逆算で時間が足りないです……。どうすれば良いでしょうか?
Web-GABと玉手箱の違いは何ですか?
玉手箱の言語問題がおかしい気がします。
玉手箱の答えをエクセルで管理する方法は対策として有効ですか?
玉手箱の言語問題の答えはどこでわかりますか?
玉手箱の図形問題で答えが合わない場合、どうしたら良いでしょうか?
玉手箱の非言語問題、解答のコツは何ですか?
制限時間が35分の玉手箱の非言語問題は何が出ますか?
玉手箱とSPIの見分け方はありますか?
SPIと玉手箱のどっちから対策を始めるべきですか?
玉手箱の計数問題で時間が35分のとき、図表の読み取りと空欄推測のどっちが出されますか?
玉手箱は何割くらい正答できれば安心ですか?
主要なWebテスト「SPI」について知りたい人はこちら
言語の対策
SPIの言語の対策方法|短期間で高得点を取るコツを解説
非言語の対策
SPI非言語は対策すれば怖くない! 出題傾向や例題を徹底解説
英語の対策
SPI英語攻略ガイド|出題内容から勉強方法まで例題付きで解説
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!問題を解く際は4つのポイントをチェックしよう
キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表
楳内 有希子
プロフィールを見る解答時間は1問あたり2分弱が目安です。限られた時間で正確に内容を読み取るには、本文の「関係」を先に押さえることが重要です。
具体的に以下の4つをチェックしましょう。
①因果(AだからB)
②対比(AだがB)
③一般論と具体例(一般↔具体)
④条件・限定(〜の場合/必ずしも〜ない)
読み進めながら「今、何の関係を述べている段落か」を意識すると、必要な箇所に素早く戻れます。
練習して解答の型を固めることが得点につながる
練習する際は、以下の流れで進めるのがおすすめです。
①設問のキーワード(主語・対象・範囲・条件)にチェック
②本文の該当箇所を探して、同じ範囲・条件で述べているかを確認
③言い換えのズレ(断定の強さ・範囲の広げすぎ・狭めすぎ)を確認し、根拠になる一文を特定する
まず2〜3時間で解き方の型を作り、その後は時間を測って演習を重ね、感覚をつかんでいきましょう。新しい問題を増やすより、誤答の復習を毎日繰り返していくと、点につながりやすいです。
特に、人文・社会、時事・ビジネス、自然科学を優先して練習すると失点を減らせます。人文・社会は抽象語が多く論理の飛躍を見落としやすく、自然科学は条件や因果が絡んで限定の読み落としが起きやすいからです。
ビジネス文は構造が素直なことが多く、型を固める練習に向いています。接続語にチェックを入れつつ、本文を「関係→根拠→補足」に区切って読む回数を増やしていくと、スピードも精度も上がっていきます。