Q

インターンに初めて参加するのでいろいろ不安です。

インターンに初めて参加したいと思っているのですが、調べてみるとインターンにもさまざまな種類があるようで、どれに参加すれば良いのか迷っています。

自分がどのインターンに参加した方が良いのかわからないので、インターンの種類と特徴を教えていただきたいです。あと、参加するインターンによって準備方法は変わるのでしょうか? 参加するからには有意義な時間にしたいので、必要な準備についてもアドバイスしてください。

インターンに参加するうえでの注意事項についても聞きたいです。服装はやはりスーツで行くべきでしょうか? そのほかにも、覚えておくべきマナーやルールなどがあるなら併せて教えてください。

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質問日 :

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あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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志望度によって参加するインターンを変えるのがおすすめ

「インターンの種類」ということで、2つの視点でお伝えします。まずインターンの内容で分ける場合大きく4つに分けられます。①会社説明会型、②体験型、③プロジェクト参加型、④実務型です。

①会社説明会型

会社説明会型は、その名の通り会社説明会とほぼ内容は変わりません。会社側からの情報伝達がメインとなりますが、一部参加者からの質問を受け付ける時間もとられます。期間はほとんどが半日〜1日のものが多いです。

②体験型

体験型は、職場の見学をしたりちょっとした業務の一部に携わって体験をしたりするものです。日数はほとんどが1日〜長くて数日といったところです。

③プロジェクト参加型

プロジェクト参加型とは、何か一つの課題(プロジェクト)を与えられて、それに携わる形で仕事の体験をするものです。就活生何人かでチームを組むこともよくあります。期間としては1週間から1カ月程度のものが多いです。

④実務型

実務型は会社の一部署に配属され、アルバイトのような形で給料も支払われながら社員と一緒に仕事をするものです。これは1カ月以上から数カ月、比較的長期間おこなわれるものです。

インターンの種類の分け方のもう一つの視点が期間の長さです。内容での分け方の中にも期間を記していますが、大きく3つで①短期、②中期、③長期です。

①短期

短期は半日〜1週間以内。短時間で「会社の概要」を知ることができるという面で参加のメリットがあります。

②中期

中期は1週間以上1カ月以内のものです。これは短期のものよりさらに会社の社風や業務と自分の適性が合うかどうかを見極める材料を得やすくなります。

③長期

長期は1カ月以上のものと考えてください。長期になるとある程度会社で過ごす時間も多くなり、実質的にスキルを身に付けたり、社員との関係を構築することもできます。

志望度によって参加するインターンを決めしっかり準備していこう

自分がどのインターンに参加すべきかは企業に対する志望度によって変えれば良いでしょう。ちょっと興味があるくらいなら会社説明会型や短期、志望度が高くなるにつれてそのほかのインターンを検討するのが良いかと思います。

特に実務型や長期型は、必ずしも参加する必要はありませんが、選べるとしてもせいぜい一つなので、自分の志望度を考えて選んでください。

インターンを有意義なものにするために、どのインターンだとしても最低限、会社のホームページ(HP)を隅々まで読んでおくようにしましょう。特に社長の話は必須です。そのうえで「これを特に知りたい」「これを得る」という目標を持って臨むことです。

インターンに参加するときは、基本的にはリクルートスーツでいきましょう。次の日以降もインターンが続く場合で、社員から「明日以降は私服でOK」と言われた場合は、綺麗めな私服でも大丈夫です。

綺麗めな私服とは、男性であればスラックスにシャツやジャケット、女性であればトップスをシャツやブラウスなどにすればパンツスタイルでもスカートが一般的になります。

こちらの記事は面接の服装についての解説ですが、インターンの服装にも同じことがいえます。基本マナーから私服対策まで解説しているので、参考にしてくださいね。

こちらのQ&Aでは、「軽装でお越しください」と案内があった場合はどのような服装をしたら良いかを回答しています。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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自分の目的を明確にしたうえで参加するインターンを選ぼう

インターンへの参加は多くの学生にとって初めての経験であり、その選択肢の多さからどれを選べば良いのか迷うことは自然なことです。

まず、インターンは大きく会社説明会型、体験型、プロジェクト参加型、実務型の4つのタイプに分類されます。会社説明会型と体験型は企業からの情報提供や働くことへの理解を深める教育が目的です。プロジェクト参加型と実務型は就業体験が必須で、学生の能力の見極めや企業にとっての評価材料の取得が目的となっています。

自分に合ったインターンを見つけるためには、まず自分の目的を明確にしましょう。具体的な仕事の体験を求めるならプロジェクト参加型と実務型、多くの企業を知りたいなら会社説明会型、体験型が適しています。

準備方法も目的に応じて変わります。たとえば、プロジェクト参加型と実務型では就業体験が中心なので、事前に業界研究や自己分析をしっかりおこなうことが重要です。

インターンに参加する際は服装やマナーにも気をつけよう

一般的に、インターンに参加する際はビジネススーツが無難ですが、企業や業界によって異なる場合があるので事前に確認することをおすすめします。

また、インターンは学びの場でもあるので、積極的に質問をするなど自分から学ぼうとする姿勢が求められます。

最後にインターンは就活の一環として非常に有効な手段ですが、自分に合ったものを選ぶためには自分の興味や将来のキャリアにどうつながるのかを考えて計画的に取り組むことが大切です。インターンを通じて自分の進みたい道を見つけ、有意義な時間を過ごしましょう。

インターンの概要や種類、おすすめの参加時期などはこちらで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

インターンの応募から選考までのスケジュールは以下の記事で解説しているので、準備に役立ててみてください。

インターンで事前に準備することはこちらの記事で時期別に解説しています。これからインターンの準備をする人は、併せて読んでみてください。

夏におこなうインターンのことをサマーインターンと言います。サマーインターンの特徴やプログラム内容についてはこちらで詳しく紹介しています。

期間が短いインターンを短期インターンと言います。短期インターンと長期インターンの違いは以下で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

インターでは企業の理解の場として、学生から質問できる時間が用意されているケースがあります。以下で有効な質問を多く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

長期インターンに参加するメリットは以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、チェックして参加するか検討しましょう。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

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