Q
大学4年生
男性
社会での存在意義を感じられず身動きが取れません。
大学4年生です。生き方について。
教員志望で今まで考えてきたのですが、教育実習を終えて自分なんかがなって良いものなのかという疑問が頭を離れません。教員採用試験を受けるつもりでしたがまったく努力もしてこなかったので落ちる気しかしません。
今思うと、教員という枠でずっと考えてきて何も考えてこなかったのだと思います。
可能なら働きたくないです。ですが働かないといけません。私はこの社会で生きていて良いのでしょうか。今の私には何がしたいのかわからないです。
質問になっていないかもしれません。すみません。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
考え込んでもわからないときは身体を動かしたり紙に書いたりしよう
質問者さん自身も「質問になっていないかもしれません」と書いているように、質問内容がはっきりしていないため明確な回答が少し難しい内容です。
質問者さんの「可能なら働きたくない」「この社会で生きていて良いのか」「今の私には何がしたいのかわからない」といった言葉からの推測ですが、メンタル的に少し落ち込んでいる、もしくは無気力状態になっているのでは……と感じます。
そのような状態でも「働かないと生きていけない」というジレンマもあるでしょう。
このような状態になったときのおすすめは「身体を動かすこと」です。ジムに通って体を鍛えるのも良いですし、単純にランニングをするのでも良いでしょう、友人・知人とスポーツをするのもありです。
身体を動かすと脳内に「やる気ホルモン」であるドーパミンが大量に分泌されます。そうすると、今までと物事の感じ方や見え方が変わってくることがよくあります。
無気力状態ではものごとが否定的に見えてしまうものです。そのうえで「教員になる」ということを改めて考えみるのも良いかもしれません。
教育実習を終えて「自分なんかがなって良いものか」と感じたのはどうしてでしょうか。実習で子どもと接してみても心に感じるものがなかったのか、やりがいは感じたが自分に自信が持てなくてその道に疑問を感じたのか。
考えたことをノートなどに書き出して可視化すると内面が整理され、考えが前に進むことがあります。
教員になるかどうかの二択ではなくどんな生き方をしたいかが大切
たしかに教員は熱意や使命感が大切になる仕事です。お金のためだけにするのでは「割に合わない」と感じるかもしれません。幸い教員はある程度の年齢を重ねた後でもなることが可能です。
今「なっても良いものか」と迷いがあるのであれば、無理になる必要はないかもしれません。
そして今やりたいことがないのであれば、どのような状態で生きているのが良いのかイメージしてみてください。
何かに取り組んで社会の役に立ちたいのか、お金を稼いで不自由なく暮らしたいのか、とにかくのんびりしていたいのか、自分の「在り方」をイメージしてみるのです。今の社会は生き方・働き方は多様になってきています。
差し当たっては「身体を動かす」ことをして心を少し上向きにし、そのうえで自分の「在り方」を考えてみると、何かしら「こうしたら良いのかな」という考えが浮かんでくるはずです。
経験してみて初めて気づくことや考えの変化があるのは当然
就活は多くの学生にとって大きなプレッシャーとなるものです。特にこれまでの人生で一貫して考えてきたキャリアの道筋に疑問を感じると、その先の未来が見えにくくなることもあります。
まず教員を目指してきたことは、あなたが教育や子どもたちの成長に関心を持っている証拠です。しかし実際の教育現場での経験が、自分のイメージと異なることもあるでしょう。
それは自然なことであり、多くの人が初めての経験で自分の適性や価値観を再確認するものです。
次に、働きたくないという気持ちについて考えてみましょう。これは多くの人が感じることです。しかし、働くことで得られるものも多いのです。自分の能力を活かして社会に貢献する喜び、人間関係の深化、経済的な安定など、さまざまなメリットが考えられます。
チャンスと捉えて周囲の力を借りながら自分の道を模索しよう
最後に、何がしたいのかわからないということですが、これは自分自身を深く知る絶好のチャンスです。自分の価値観や興味、能力を再確認し、それをもとに新しいキャリアの道筋を模索することができます。
キャリアコンサルタントや先輩、友人との会話を通じて、自分の道を見つける手助けを受けることも考えてみてください。
あなたがどの道を選ぶにせよ、その選択はあなた自身のものです。他人の期待や社会のプレッシャーに流されず、自分の心の声を大切にしてください。
就活に行き詰ってつらい人は、厚生労働省の働く人のこころの耳相談をまず利用しましょう。電話やメール、SNSを使って今のあなたの話を聞いてもらうことができます。
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