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事務職の選考に通るのはどんな人ですか。

事務職として採用されやすい人の特徴は何ですか?

事務職というと未経験であっても比較的やりやすい仕事のイメージがありますが、事務職を志望するとことごとく書類選考で落選します。

元々狭き門でありハードルが高いことは承知のうえでしたが、そのような中でも選考に通れる人はどのような人材なのでしょうか?

むしろ営業職の方がコミュニケーション能力など、さまざまなスキルや適性が必要だと感じますが、なぜか営業職志望の書類は選考に通りやすいです。求人サイトからおすすめされるのも営業職ばかりです......。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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ベストアンサー

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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事務職の方が営業職より通りにくいのは数字からも明らか

営業職と事務職の「受かりやすさ」を統計で調べると、2024年1月東京都のフルタイム求人で、一般事務職が0.45倍(希望者1人に対して0.45件の求人しかない状態)、営業職が2.68倍(希望者1人対して2~3件の求人がある状況)です。

これは東京労働局 職業安定業務統計 職種別有効求人・求職状況・一般常用からわかります。

その差はおよそ6倍なので、統計的にみると営業職の方が書類が通りやすいのに不思議はありません。

事務職に受かりやすい人の特徴は4つ

対して、狭き門の事務職に受かりやすい人はどんな人でしょうか。ここでは「事務経験のある人」という回答は外しておきますね。

まずは、応募数の多い人。「数打てば当たる」はそれなりに真実です。打たなくては当たりません。

次に、応募書類がわかりやすく作られており、書類作成能力の高さが書類選考の段階から伝わる人。

そして、事務に似た経験について伝えられている人。たとえば販売職で、電話応対や伝票入力をした、とか。サークル活動で会計担当や、日程表作成をした、とか。

最後に、企業研究をしっかりして臨んでいる人。「事務職ならどこでもいい」ではライバルに勝てません。ご参考にしてください。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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事務職は求職者からの人気が高くさらにDX化によって人余りの傾向

質問者さんのイメージでは、事務職より営業職の方が求められるスキルや適性がさまざま必要であるということ、そして事務職は未経験でも比較的やりやすいというということがあるのですね。

まず押さえておくべきことは、現在は人余りの分野と人不足の分野が明確に分かれています。人余りの分野は、DX化が進み省力化されている分野です。特に事務職はこの傾向が強いといえます。

しかも事務職は「安定している」「残業が少ない」「スキルがそれほどなくてもできる」といったイメージから希望する人も多く、有効求人倍率はかなり低いです。

ちなみにハローワークが発表している有効求人倍率(令和5年12月)を見てみると、一般事務従事者の有効求人倍率は0.37です。つまり一人の求職者に対して採用したい会社は0.3社ということ。

一方、営業職従事者の有効求人倍率は2.29、つまり一人の求職者に対して採用したい会社は2.2社。この数字から見ても労働市場の状況から営業より事務職の方が就職しにくいということが見えてきます。

質問者さんが事務職の選考で通過できず、営業職ばかり紹介されるというのはこういう背景が影響しているのだと思われます。

事務職では即戦力になれる人が優先的に採用されがち

このような状況を踏まえ、事務職の選考に通る人はどのような人材かという質問に答えるなら、事務職としての経験とスキルがあり、即戦力として高いパフォーマンスを発揮できると思える人です。

逆に営業は事務職より人が不足しているので競争率が低く、スキルや経験がなくても採用される可能性が高いといえます。

事務職の仕事内容を理解するためには、こちらの記事を参考にしてください。事務職の種類や求められるスキル、選考対策を詳しく解説しています。

事務職への就職は狭き門だからこそ志望動機は重要です。こちらの記事をチェックして、他者と差別化できる志望動機を作成してくださいね。

事務職の自己PRを作成するポイントは以下の記事で詳しく解説しています。例文も紹介しているので参考にしてくださいね。

以下のQ&Aでは事務職で採用されやすい人の共通点について、キャリアコンサルタントが回答しています。

事務職の倍率は、こちらのQ&Aでチェックしてみましょう。

新卒で事務職を目指している人はこちらのQ&Aも参考にしてみてください。

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