公務員試験「人文科学」は、おもに日本史、世界史、地理、思想・文芸の科目から出題される科目です。
この記事では、公務員経験のある平野さんとともに公務員試験「人文科学」の解き方を解説します。人文科学に苦手意識がある人や、問題の難易度を知りたい人は、科目ごとの頻出テーマや問題の特徴を理解することから始めましょう。
記事の後半では、練習問題14問を用意しています。繰り返し解いて、人文科学で確実に得点するための基礎力を鍛えていきましょう。
例題挑戦前に確認! 公務員試験「人文科学」の解答のコツ
公務員試験「人文科学」の概要
- 問題パターン:日本史、世界史、地理、思想・文芸
- 1問あたりの時間:1~2分
- 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(高:マークシート形式が多い)Webテスティング(なし)
- 公務員試験の「人文科学」解答のコツを教えてください!
合格の鍵は消去法! 1分以内に解答しほかの科目に時間を残そう
人文科学は範囲は広いですが、「得点源となる科目」です。数的処理と異なり、知識量がそのまま得点に直結し、直前期でも伸びが期待できます。
攻略の要は消去法です。誤った時代設定や人物を即座に排除し、正答確率を引き上げましょう。
1問は30秒〜1分以内で判断し、迷う問題は即座に捨ててください。この徹底が、思考系科目に使う時間・思考リソースの確保につながります。
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公務員試験「人文科学」の概要
公務員試験「人文科学」は、大学入試の共通テスト(旧センター試験)未満の難易度といわれています。出題される問題では、基礎的な知識を広く浅く問われるのが特徴です。
以下の「頻出分野」と「職種別の一般知識の出題数」の表にある通り、日本史は近現代のテーマ史、世界史は欧米やアジアの近現代史、地理は気候や土壌などの自然分野がよく出題されます。なお、思想・文芸は試験で出題されることはほぼありません。
表の出題数は一般知識全体の数となるため、まずは人文科学の全体像と出題レベルを把握して、的を絞った学習に役立てましょう。
①頻出分野
| 頻出分野 | 例 | |
|---|---|---|
| 日本史 | 近現代のテーマ史 | 明治時代の外交政策、韓国併合までの経緯 |
| 世界史 | 近現代史 | 欧米史、中国歴代王朝、東南アジア史 |
| 地理 | 世界の諸地域、自然 | 各地の土壌、世界の気候 |
| 思想・文芸 | 西洋思想・東洋思想・文芸全般 | プラトンの思想、儒家の思想 |
②職種ごとの出題数
| 志望職種 | 「一般知識」の出題数 ※すべてが人文科学とは限らない |
|---|---|
| 国家一般職 | 6問 |
| 国家専門職 | 6問 |
| 裁判所事務官 | 6問 |
| 東京特別区I類 | 12問(科目選択可能) |
| 東京都1類B | 16問(必須解答) |
| 地方上級全国型 | 18問(科目選択可能) |
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公務員試験「人文科学」練習問題14問|平野さんによる解き方の解説付き!
ここからは、公務員試験「人文科学」の練習問題を平野さんによる解説付きで14問紹介します。日本史、世界史、地理からは選択問題と〇×問題を2問ずつ、思想・文芸からは選択問題を2問用意しているので、幅広い出題範囲を対策していきましょう。
公務員試験「人文科学」を初めて解く人や苦手な問題がある人は、「問題を解く前に確認! 公務員試験「人文科学」対策のコツ」で各科目の出題傾向や学習の優先順位を理解してから練習問題に進むと効果的です。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
明治時代から大正時代にかけての日本の外交と国際関係に関する記述として、最も妥当なものを選べ。
選択肢
正解:E
選択肢Aは不適切。岩倉使節団は条約改正の予備交渉をおこなったが拒絶された。
選択肢Bは不適切。1894年の日英通商航海条約で回復したのは関税自主権の一部である。
選択肢Cは不適切。三国干渉をおこなったのはロシア、フランス、ドイツの三カ国である。
選択肢Dは不適切。ポーツマス条約では賠償金は獲得できず、樺太についても南半分(北緯50度以南)のみの獲得にとどまった。
選択肢Eは、関税自主権の完全回復を説明しており妥当である。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
松平定信による寛政の改革では、享保の改革を理想として質素倹約を強制し、旧里帰農令を出して農村の復興を図るとともに、株仲間を積極的に活用して幕府財政の再建をめざした。
選択肢
正解:×
松平定信は、田沼意次の重商主義政策を否定し、株仲間の解散を命じるなど商業活動への統制を強めた。農本主義にもとづき、一つひとつの農村を復興させるために旧里帰農令を出して人口の回復を図ったが、財政の安定を株仲間に求めることはなかった。商人の力を積極的に利用する政策は、田沼意次によるものである。
江戸の三大改革は頻出で、正しい要素に一つだけ誤りを混ぜる出題形式が定番です。
攻略の鍵は、人物ごとの政策を対立構造で整理すること。「田沼・水野=活用」「松平=抑制」と瞬時に引き出せれば迷いません。
また、旧里帰農令と人足寄場はセットでとらえましょう。「統制と救済」という目的から理解することで記憶が定着します。丸暗記ではなく背景と結びつけるのがポイントです。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
16世紀から17世紀のヨーロッパ諸国における絶対王政期の動向に関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。
選択肢
正解:A
フェリペ2世は、1571年のレパントの海戦に勝利し、ハプスブルク家の全盛期を築いたが、1588年にイギリスに敗れた後は衰退した。
選択肢Bについては、権利の請願はチャールズ1世のときに出されたものである。
選択肢Cについては、ルイ14世はナントの勅令を廃止し、ユグノーの国外亡命による経済的打撃を招いた。
選択肢Dについては、クリミア半島を奪取したのは18世紀後半のエカチェリーナ2世である。
選択肢Eについては、フリードリヒ2世はシュレジエンを占拠し、その領有を認めさせた。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
1789年8月、フランスの国民議会は「人間および市民の権利の宣言(人権宣言)」を採択した。このなかでは、自由、平等、国民主権、私有財産の不可侵などが明文化され、近代市民社会の原理が示されたが、同時に女性に対しても男性とまったく等しい参政権を認めることが明記された。
選択肢
正解:×
人権宣言は、自由や平等といった近代市民社会の基本原則を確立した重要な文書であるが、この段階で女性に参政権が認められたわけではない。当時の「市民」は成人男性を指しており、女性や奴隷は政治参加から除外されていた。この状況に対し、オリンヌ・ド・グージュらが女性の権利を主張する運動をおこなったことは有名である。したがって、男女平等な参政権が明記されたとする記述は誤りである。
本問の罠は、正しい記述の中に一つだけ誤りを紛れ込ませている点です。
自由・平等・国民主権などは正しいため、受験生は安心して読み進めてしまいますが、末尾の「男女平等な参政権」が誤りです。近代の「人権」は、あくまで一定の財産を持つ成人男性に限定されていました。
現代の価値観を安易に当てはめず、「当時の常識ではどこまで可能だったか」と一歩引いて考える視点が得点差につながります。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
世界の主要な土壌の分布と、その地域における農業との関係について述べた次の文のうち、妥当なのはどれか。
選択肢
正解:B
正解はBである。テラロッサは地中海沿岸の石灰岩風化土で、果樹栽培に広く利用されている。
Aのラトソルはやせており農業には向かない。
Cのレルールはインドのデカン高原に分布し、ブラジルに見られるのはDのテラローシャである。
Eのポドゾルは、亜寒帯のタイガに分布する酸性で灰白色のやせた土壌を指す。
名称と分布地域、およびその土壌の性質を正確に組み合わせて理解しているかが、正解を導くための鍵となる。
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問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
フィヨルドは、起伏の大きい山地が沈水することで形成された、複雑な屈折を持つ海岸である。水深が深く、湾の奥まで大型船舶が進入できるため、天然の良港として利用されることが多い。日本では、岩手県の三陸海岸や三重県の志摩半島によく見られる。
選択肢
正解:×
問題文はリアス海岸(リアス式海岸)に関する記述である。リアス海岸は、V字谷が沈水して形成される。
これに対し、フィヨルドは、氷河によって削られた深いU字谷に海水が入り込んで形成されたものである。フィヨルドは、ノルウェーの西海岸やニュージーランドの南島、チリ南部といった、かつて氷河に覆われていた高緯度地域に分布する地形であるため、日本には存在しない。
リアス海岸は河川侵食によるV字谷の沈水、フィヨルドは氷河侵食によるU字谷です。
この前提に立てば、日本に大規模な氷河地形は基本的に存在しないので、三陸や志摩は氷河で削られることはなく、記述が誤りとわかります。
「フィヨルド=北欧・高緯度・氷河」「リアス=日本・温帯・沈水」をセットで記憶すれば、組み合わせの違和感に気付けるでしょう。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
次の各国の思想家や哲学に関する記述のうち、内容が最も妥当なものを一つ選びなさい。
イギリスの哲学者フランシス・ベーコンの思想に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
選択肢
正解:A
正解はAである。ベーコンは、4つのイドラを排して正しい自然認識をめざす帰納法を確立した。
Bはフランスのデカルトによる演繹法と方法的懐疑の説明である。
Cはイギリス経験論を継承したロックの記述である。
Dはフランスのパスカルによる人間観である。
Eは、理性の能力に懐疑的であったヒュームの思想について述べている。
ベーコンは「知は力なり」という言葉のとおり、自然を支配するための有効な知識を求めた。
問題8(難易度:★★★★☆)
問題
明治時代から大正時代にかけての日本の外交と国際関係に関する記述として、最も妥当なものを選べ。
選択肢
正解:A
選択肢Aは妥当である。第2次日韓協約により韓国は日本の保護国となった。
選択肢Bは不適切。日英同盟は九カ国条約ではなく四カ国条約にもとづいて廃棄された。
選択肢Cは不適切。二十一カ条の要求のうち、内政干渉にあたる第5号などは中国側の強い反対や列強の疑念により、最終的には削除あるいは保留された。
選択肢Dは不適切。日本軍の撤退は沿海州が1922年、北樺太は1925年である。
選択肢Eは不適切。人種差別撤廃案は否決され、山東省権益は日本への継承が認められた。
本問は「一見正しいが一部が誤り」という典型的なひっかけ問題です。
外交史の問題は、「誰が・いつ・どの条約で・何を決めたか」が細かく入れ替えられます。特にワシントン会議周辺は、条約名と内容の「たすき掛け」問題が頻出です。
用語を単体で覚えるのではなく、表にして整理してみましょう。
問題9(難易度:★★★★☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
高橋是清は、1927年(昭和2年)に田中義一内閣の蔵相としてモラトリアム(支払猶予令)を発令して金融恐慌を鎮静化させ、さらに金解禁を断行することで日本経済の国際経済復帰を強力に推進した。
選択肢
正解:×
高橋是清は、金融恐慌に際して3週間の支払猶予を認めるモラトリアムをおこない、混乱を収束させた。しかし、金解禁を断行したのは濱口雄幸内閣の蔵相であった井上準之助である。高橋はむしろ、その後の犬養毅内閣において金輸出再禁止をおこない、管理通貨制度への移行を進めたため、記述の内容は誤りである。
本問は一人の人物に相反する施策を混在させるひっかけ問題です。人物ではなく政策スタンスで整理していきましょう。
「井上準之助=金解禁による緊縮(デフレ)」、「高橋是清=金輸出再禁止と積極財政(リフレ)」という対比を即座に引き出せれば、誤りは判別できます。
重要なのは「国際協調か景気回復か」という目的の違いで理解することです。
名称暗記に依存せず、背景と結び付けることで、知識の混同を防ぎ、安定した得点力につながります。
問題10(難易度:★★★★☆)
問題
17世紀から18世紀のヨーロッパにおける国家体制や戦争に関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。
選択肢
正解:C
オーストリア継承戦争では、マリア・テレジアの相続権が争われたが、最終的に彼女の家督相続は承認された。
選択肢Aについては、独立を認められたのはスイスとオランダである。
選択肢Bについては、フランス革命は18世紀末のルイ16世のときに起きたものである。
選択肢Dについては、クロムウェルは議会を解散して軍事独裁政治をおこなったため、穏健ではない。
選択肢Eについては、カルロス1世はハプスブルク家であり、ブルボン朝ではない。
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問題11(難易度:★★★★☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
19世紀前半のイギリスでは、労働者たちが参政権の獲得をめざして「人民憲章(ピープルズ・チャーター)」を掲げる組織的な政治運動を展開した。この運動はチャーティスト運動と呼ばれ、大規模な署名活動や議会への請願をたびたびおこなったが、この運動の直接的な成果として、1832年の第一次選挙法改正が実現した。
選択肢
正解:×
1832年の第一次選挙法改正は、産業資本家(ブルジョワジー)の要望に応える形で実現したものであり、チャーティスト運動の成果ではない。チャーティスト運動は、この改正によっても参政権を得られなかった労働者たちが、1830年代後半から本格化させた運動である。彼らは男子普通選挙の実施などを求めて激しい闘争を続けたが、その要求が法的に認められるまでには、なお長い時間を要した。
公務員試験の人文科学は、出来事を「点」ではなく「因果の線」でとらえることが鍵です。
本問の罠は、チャーティスト運動・1832年・選挙法改正が同一文脈にあり、順序が曖昧になってる点にあります。
1832年改正で恩恵を受けたのは資本家層であり、排除された労働者の不満が原因となって、後にチャーティスト運動が発生しました。設問はこの因果が逆転しているので誤りです。
1832年を起点に「誰が得て、誰が取り残されたか」を整理し、主語と時期の一致を確認する習慣が、正答率を大きく引き上げます。
問題12(難易度:★★★★☆)
問題
世界の気候や植生の影響を強く受けて形成される成帯土壌の性質と分布に関する次の記述のうち、最も妥当なのはどれか。
選択肢
正解:A
正解はA。褐色森林土は温帯の代表的な肥沃な土壌である。
Bのチェルノーゼムは世界的な穀倉地帯を形成する肥沃な黒土で、酸性は強くない。
Cの記述はポドゾルのものであり、プレーリー土は北米の中緯度草原に分布する肥沃な土壌である。
Dの塩分が地表に集積するものは砂漠土の記述であり、栗色土はステップの乾燥側に分布する。
Eのラトソルは強い酸性を示す。
このように、気候帯ごとの植生と土壌形成のメカニズムを把握することが重要である。
この問題は、各土壌の「名前」と「性質」がチグハグに配置されています。
まず、BのチェルノーゼムやCのプレーリー土は、植物が分解された栄養(腐植)が豊富です。なので、設問Bのように「黒いのに農業が難しい」という記述があれば、その時点で誤りと判断してください。
次に、「極端な環境」にも注目しましょう。Eのラトソルのように、雨が多すぎる(熱帯)と栄養が全部洗い流されて「スカスカ(酸性)」になります。逆にDのように乾燥しすぎると、水分が蒸発して塩が残ります。
「雨が多すぎても少なすぎても、バランスが崩れて農業には厳しい」という大原則を軸に置くと、選択肢を消去法で削ることが可能です。
最後に、Aの褐色森林土は、我々が住む温帯の「バランスの取れた標準的な土」となり、正解を導き出せます。
問題13(難易度:★★★★☆)
問題
次の記述について、内容が正しい場合は「〇」を、誤っている場合は「×」を選びなさい。
安定陸塊は、古生代以降の造山運動によって激しい地殻変動を受け、標高の高い険しい山脈が連続して形成されている地域である。地殻が非常に不安定なため、現在も巨大地震や火山活動がいたるところに見られる。環太平洋造山帯やアルプス・ヒマラヤ造山帯がその代表的な事例の一つである。
選択肢
正解:×
安定陸塊は、先カンブリア時代に造山運動を受けた後、長期間の浸食によって平坦化した地殻の安定した地域である。地震や火山活動はほとんどみられず、楯状地や卓状地といった地形が広がっている。問題文の記述は、現在も地殻変動や火山活動が活発に続いている新期造山帯の特徴について述べたものである。なお、古生代に造山運動を受けて現在はなだらかな山地となっているのは古期造山帯である。
本問の核心は「言葉のイメージ」と「実態」の一致を見抜けるかです。
設問は「安定陸塊」としながら、「激しい地殻変動」「巨大地震・火山」といった不安定な要素が並んでいるところに矛盾があります。このズレに気付ければ即「×」と判断可能でしょう。
安定陸塊は先カンブリア時代以来の古い地質で、侵食が進んだ平坦で安定した地形を指します。一方、新期造山帯は現在も活動的で、起伏が大きく災害も多い地域です。
「安定=古くて平坦・静穏」と覚え、記述との整合性を確認することが得点力を高めます。
問題14(難易度:★★★★☆)
問題
次の各国の思想家や哲学に関する記述のうち、内容が最も妥当なものを一つ選びなさい。
ドイツの哲学者イマヌエル・カントの思想に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
選択肢
正解:A
正解はA。カントは、義務感から道徳法則にしたがう自律を強調した。
Bはヘーゲルによる歴史哲学と弁証法の説明である。
Cはベンサムやミルに代表されるイギリスの功利主義の記述である。
Dは、カントが「もの自体」の認識は不可能であると考えた点が誤りである。彼は理性の限界を明確にした。
Eは、20世紀の思想家シュヴァイツァーの倫理観である。カントの批判哲学は、のちのドイツ観念論に多大な影響を与えた。
公務員試験「人文科学」を対策する際のポイント
公務員試験に関するQ&A
公務員試験を大学4年生から対策するのは遅いですか?
公務員試験の集団討論について教えてください。
公務員試験のコンピテンシー面接の答え方がわかりません……。
公務員のSPIはどのれくらいの勉強時間が必要ですか?
公務員の総合適性検査はどのような内容ですか?
公務員試験のSPIでは何割あれば安心ですか?
公務員試験のSPIで、効率的な勉強法はありますか?
公務員試験SCOAの合格ラインはどれくらいですか?
公務員試験に全落ちしてしまいました。今後の就職活動をどのように進めたら良いかわかりません。
公務員の性格検査で落ちることはありますか?
既卒2年目ですが、公務員試験はまだ間に合いますか?
公務員試験はSPIだけの対策でも大丈夫ですか?
就活で公務員試験はいつから勉強すべきですか?
SPIと公務員試験の能力検査の違いは何ですか?
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!網羅的な対策より頻出テーマの理解が鍵! 効率を重視しよう
国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士
平野 裕一
プロフィールを見る公務員試験の人文科学は、範囲の広さに圧倒されがちですが、攻略方法はシンプルです。攻略するコツは「完璧主義を捨て、得点効率で割り切る」ことにあります。
人文科学は思考力ではなく知識量で決まる科目であり、「知っている問題を確実に取り切る力」がそのまま合否に直結します。
学習は、出題頻度が高く得点も安定しやすい日本史・世界史(特に近現代)と、地理に集中するのが合理的です。これらは出題の型が比較的明確で、限られた時間でも成果が出やすい分野となります。
隙間時間を有効活用! 過去問で問題構造を理解しよう
着手のタイミングは、数的処理など主要科目の基礎が固まる、試験3〜4カ月前で十分です。
学習時間の目安は、公務員試験対策全体の10〜15%程度でしょう。通勤時間や隙間時間を活用して反復記憶を積み重ねることが大切です。
多くの受験生が陥る失敗は、「すべてを理解しよう」とすること。
しかし、人文科学において網羅は非効率といえます。重要なのは過去問を分析し「どこが問われるのか」という頻出テーマの構造を理解することです。
理解ができたらアウトプットを繰り返し、「見たことがある問題」を増やしていくプロセスが、得点力を高める最短ルートとなります。