Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
TG-WEBは計数・言語・英語など出題範囲が多岐にわたりますが、なかでも「暗号問題」は「初見殺し」と言われるほど独特な形式です。解き方に慣れていないと規則性がつかめず、時間ばかりが過ぎてしまいます。
この記事では、Webテストのサポート経験が豊富なキャリアコンサルタントの森田さんとともに、TG-WEBの暗号問題を解説します。解法パターンの引き出しさえ増やしておけば初見の問題にも対応しやすくなるため、苦手意識がある人こそ早めの対策がおすすめです。
記事の後半には練習問題を8問収録しているので、規則性を見抜く感覚を身に付けていきましょう。
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例題を解く前に確認しよう! TG-WEB「暗号」の解答のコツ
TG-WEB「暗号」の概要
- 問題パターン:アルファベットシフト型・母音対応型・文字数一致(挿入)型・座標対応型・濁音変換型・進数変換型・五十音行列型・ローマ字複合型
- 1問あたりの時間:約2分程度
- テスト形式:テストセンター(あり)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(あり)
- TG-WEB「暗号」の解答のコツを教えてください!
まずは文字の変換ルールを見抜く! 焦らず1つずつ検証しよう
TG-WEBの暗号問題は、「初見殺し」と言われるほど何から考えれば良いのかわからないと感じやすい分野です。しかし、多くの問題には一定の規則性があるため、慣れてしまえば対応できるようになります。
最初にすべきことは、文字や数字がどのようなルールで変化しているのかを観察することです。すぐに答えを探さず、「並び替え」「置き換え」「文字数」「五十音順」など、代表的なパターンを1つずつ検証する習慣を付けましょう。
文字数が合わないと感じたら、英単語に訳してみるもの一手です。焦らず規則性を探す姿勢を貫きましょう。
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TG-WEB「暗号」の練習問題8問|森田さんによる解き方の解説付き!
ここからは、森田さんの解説付きで、TG-WEBの暗号問題を8問紹介します。
暗号問題は「原文と暗号文の文字数を対応させること」が解き方の定石です。各問題でまずはこの手順を意識して、実際に手を動かしながら解き進めていきましょう。
規則性の見つけ方に自信がない人は、先に「例題を解く前に確認しよう! TG-WEB「暗号」の解答のコツ」で解読の手順を確認しておくと取り組みやすくなります。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
ある暗号で「MARK」は「ODVP」、「PLAN」は「ROES」と表される。同じ規則で「NOTE」はどう表されるか。
選択肢
正解:C
MARK→ODVPは、1文字目が2文字後ろ、2文字目が3文字後ろ、3文字目が4文字後ろ、4文字目が5文字後ろにずれる規則になっている(PLAN→ROESも同様)。同じ規則をNOTEに当てはめると、1文字目のNは2文字後ろのP、2文字目のOは3文字後ろのR、3文字目のTは4文字後ろのX、4文字目のEは5文字後ろのJとなり、「PRXJ」になる。したがって、正解はCである。
TG-WEBの暗号はとてもユニークな問題分野です。出題者にとっては、論理的思考力を測れる有効な手段だといえます。本問は、アルファベットの移動という基本的な考え方がベースです。
まずは2つの例示に着目しましょう。どちらも4文字の英単語で、先頭の文字がアルファベット順で2つスライドしていることに気付くはずです。この共通点から「アルファベットのスライド」という方針がわかります。
2文字目は2つスライドではありません。ここでアルファベット順のスライドを否定してしまうと正解にたどり着かないので、諦めずに検証していきましょう。すると、2文字目は3つスライド、3文字目は4つスライド、4文字目は5つスライドと法則性が現れます。
この法則性を見つけるのに有効なのはメモ書きです。問題を解く前に、メモの用意を心掛けましょう。できるなら、本番が始まる前にメモの一番上にアルファベットを順番に書いておくとスムーズです。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
「あじさい」を暗号化すると「1・2・1・2」になる。同じ規則で「うぐいす」を暗号化するといくつになるか。
選択肢
正解:A
これは、母音(あ・い・う・え・お)をそれぞれ1・2・3・4・5に対応させる暗号である。「あじさい」をローマ字表記にするとA・Ji・Sa・Iとなり、それぞれの母音は「あ・い・あ・い」である。暗号の対応表にもとづくと「1・2・1・2」となり、問題文の規則と一致する。同じ規則で「うぐいす」をローマ字表記にするとU・Gu・I・Suとなり、母音は「う・う・い・う」となる。暗号の対応表に当てはめると「3・3・2・3」となるため、正解はAである。
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問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
「あおぞら」は「あにおにぞにらに」と暗号化される。同じ規則で「ゆうやけ」を暗号化するとどうなるか。
選択肢
正解:A
この暗号は、原文の各文字の後ろに「に」を一つずつ挿入したものである。「あおぞら」は「あ・お・ぞ・ら」の4文字で構成されており、各文字の後ろに「に」を1つずつ挿入すると「あにおにぞにらに」になる。同じ規則で「ゆうやけ」を暗号化すると、「ゆ・う・や・け」の4文字それぞれの後ろに「に」を挿入することになる。したがって、答えは「ゆにうにやにけに」になるため、正解はAである。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
「BCA」は「231」、「FDE」は「645」と表されるとき、同じ規則で「HFG」はどう表されるか。
選択肢
正解:D
これはA=1、B=2、C=3、D=4、E=5、F=6、G=7、H=8とし、3文字の組を「1文字目の位置番号→2文字目の位置番号→3文字目の位置番号」の順に並べる暗号だと推測できる。「BCA」はB=2、C=3、A=1なので「231」、「FDE」はF=6、D=4、E=5なので「645」と、1文字目の位置番号→2文字目の位置番号→3文字目の位置番号の順に数字を並べる規則になっている。同じ規則で「HFG」に当てはめると、H=8、F=6、G=7なので「867」になる。したがって、正解はDである。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
「かがみ」を暗号化すると「がかみ」、「ぎょうじ」を暗号化すると「きょうし」になる暗号がある。では「かがくしゃ」を暗号化するとどうなるか。
選択肢
正解:A
これは、清音を対応する濁音に変換し、濁音を清音に戻す暗号である(濁点がつかない音はそのまま)。「か」は清音なので濁音の「が」に変換される。「が」は濁音なので清音の「か」に戻る。「く」と「し」は清音なので、それぞれ濁音の「ぐ」と「じ」に変換される。「ゃ」は濁点がつかない音なのでそのままとなる。この規則を「かがくしゃ」の各文字に当てはめると「がかぐじゃ」になる。したがって、正解はAである。
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問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
アルファベットの位置(A=0、B=1、C=2……)を3桁の3進数で表す暗号がある。Eは「011」、Hは「021」と表される。同じ規則で「N」はどう表されるか。
選択肢
正解:C
3進数3桁は「9の位・3の位・1の位」で構成される。Eの位置4は0×9+1×3+1×1=4で「011」、Hの位置7は0×9+2×3+1×1=7で「021」となり、問題文の規則と一致する。同じ規則でNの位置13を3進数で表すと、13は1×9+1×3+1×1=13となるため、「111」と表される。したがって、正解はCである。
「3進数」の文字を見てすぐに諦めてはいけません。3進数に詳しくなくても、類推から正解にたどり着けるからです。
また、説明でアルファベットが登場したり、その順番が0から始まったりしています。このように多くの情報が提示されるのも暗号の問題の特徴です。
実は、複雑に見える本問は「3進数で、4は「011」7は「021」である。では13は?」という問題に単純化できます。
3進数に詳しくない人は2進数のルールを思い出しましょう。2進数では2を使いません。0と1で成り立ち、2が出そうになったら、桁が繰り上がります。
同様に、3進数は0・1・2を使い、3が出そうになったら、繰り上がると考えればこの問題は解答可能です。解法としては、13を9、3、1で割っていけば答えが出ます。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
五十音表の行(あ行〜わ行を1〜10)と段(あ段〜お段を1〜5)を使って、文字を「行番号-段番号」で表す暗号があり、「き」は「22」、「せ」は「34」と表される。同じ規則で「ほし」はどう表されるか。
選択肢
正解:A
五十音表の「行」と「段」をそれぞれ数字に変換する暗号である。
行番号(あ行=1〜わ行=10)と段番号(あ段=1〜お段=5)を割り当てると、文字は次のように表される。
「ほ」:は行(6)+ お段(5)→ 65「し」:さ行(3)+ い段(2)→ 32
2文字を順番に組み合わせると「6532」となる。したがって、正しい選択肢はAである。
暗号は、他者からは簡単にわからないようにするのが目的です。そのため、ヒントは控えめです。
今回はヒントが多めですが、実際にはより少ない情報から推測する練習もしておきましょう。対策時には、次のようにヒントを減らした問題に取り組むことをおすすめします。
【問題】
「木」は「22」、「背」は「34」と表される。では「星」はどう表されるか?
これだけの情報から推測を重ね、検証をしていくのが暗号です。以下のような考え方を身に付けましょう。
「木」→「き」→「か行・い段」→「22」
「背」→「せ」→「さ行・え段」→「34」
ここから「星」を指す数字を導けるような練習を繰り返してください。
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また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
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問題8(難易度:★★★☆☆)
問題
暗号の規則性を読み解き、与えられた文字列がどのように表されるか答えなさい。
「そら」を「S5R1」、「うめ」を「U3M4」と表すとき、同じ規則で「とり」を暗号化するとどうなるか。
選択肢
正解:B
これはローマ字表記の頭文字に、母音を「あ=1、い=2、う=3、え=4、お=5」の番号で表した暗号である。「そら」はローマ字で「so・ra」なので「S5R1」、「うめ」は「u・me」なので「U3M4」となっている。「とり」をローマ字で表記すると「to・ri」となる。「と」は子音Tに母音「お」が対応する。母音「お」は5に対応するため「T5」と表される。続いて「り」は子音Rに母音「い」が対応する。母音「い」は2に対応するため「R2」と表される。これらを順番に組み合わせると「T5R2」となる。したがって、正解はBである。
「TG-WEB 暗号」を対策する際のポイント
暗号以外の練習問題も解いてみよう!
TG-WEBでは暗号以外にもさまざまな問題が出題されます。ほかの分野も対策したい人は以下の記事を確認してください。
そのほかの練習問題
主要なWebテスト「SPI」について知りたい人はこちら
言語の対策
SPIの言語の対策方法|短期間で高得点を取るコツを解説
非言語の対策
SPI非言語は対策すれば怖くない! 出題傾向や例題を徹底解説
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SPI英語攻略ガイド|出題内容から勉強方法まで例題付きで解説
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!仮説を立てて検証! 文字数や位置関係が解決のカギ
2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級
森田 智比呂
プロフィールを見るTG-WEBの暗号問題では、文字の並び替え、文字の置き換え、五十音順、アルファベット順、数字との対応など、いくつかの頻出パターンがあります。
問題を見たら、共通する文字や位置関係、変化の規則がないかを確認してください。1つの仮説を立てて検証する習慣を付けましょう。
本番で見たことのない形式が出題されても、慌てる必要はありません。既知のパターンに当てはまらなくても、何らかの法則があるからです。文字数や位置、変化の法則を整理して規則性を探してください。
なかにはダミーのルールもあります。例示が複数ある際は、すべてに当てはまるかどうかを確認しましょう。
迷ったら母音に注目しよう! さまざまな変換パターンを予測するのが大切
糸口がつかめないときは、まず母音(AIUEO)に注目するのが有効です。
AIUEOの5音が順番通りの数字(A=1、I=2、U=3……)、逆順(A=5、I=4、U=3……)、アルファベットの順番(A=1、I=3、U=5、E=2、O=4)など、さまざまなパターンで数値化されていることがあります。あるいは5音がほかのアルファベットに変換されている可能性もあります。
解法を暗記するのではなく、規則性を見つける考え方を身に付けることが、高得点への近道です。