Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました
TG-WEBの出題範囲は計数・言語・英語など多岐にわたりますが、なかでも「一筆書き問題」は「奇点が0個か2個のときだけ一筆書きができる」というルールを知っているかどうかで解答スピードが大きく変わる分野です。
この記事では、Webテストのサポート経験が豊富なキャリアコンサルタントの平野さんとともに、TG-WEBの一筆書き問題を解説します。奇点の数え方さえ理解できれば一瞬で判断できるようになるため、苦手意識がある人こそ早めに対策しておきましょう。
記事後半には練習問題を8問収録しています。実際に手を動かしながら、奇点・偶点を見極める感覚を身に付けていきましょう。
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例題を解く前に確認しよう! TG-WEB「一筆書き」の解答のコツ
TG-WEB「一筆書き」の概要
- 問題パターン:道路マップ型・多角形型・図形選択型
- 1問あたりの時間:1~2分程度
- 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(あり)
- TG-WEB「一筆書き」の解答のコツを教えてください!
奇点の数が攻略のカギ! 素早く数えて一筆書きの可否を判断しよう
TG-WEBの一筆書きは、「奇点(※)が0個または2個の図形のみ可能」というルールの理解が大前提です。就活生が陥りがちな失敗は、複雑な図形に惑わされ、深追いして時間を浪費してしまうことにあります。
攻略の鍵は、交点や端点から奇点を素早く見極める判断力です。奇点が4個以上ある図形は原則として一筆書き不可能なので、落ち着いて奇点の数を数えましょう。
(※奇点:点に集まっている線の本数が奇数である点のこと)
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TG-WEB「一筆書き」の練習問題8問|平野さんによる解き方の解説付き!
本記事では、「道路マップ型・多角形型・図形選択型」の3パターンから計8問を収録しています。
一筆書きは「奇点が0個か2個か」という判断基準さえ身に付ければ、一気に解答スピードが上がる分野です。1問ごとに図形の奇点を実際に数える練習を意識しながら取り組んでみてください。
図形を見た瞬間に混乱してしまう人は、先に「例題を解く前に確認しよう! TG-WEB「一筆書き」の解答のコツ」で奇点・偶点の数え方をおさらいしておきましょう。
問題1(難易度:★★★☆☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
ある歴史公園には、8つの施設(A〜H)を結ぶ散策路がある。すべての散策路を1回ずつ通るルートを作成したいが、現在の配置では一筆書きで巡回することができない。そこで、1本だけ散策路を通行止めにし、残りのすべての散策路を1回ずつ通れるようにしたい。通行止めにする散策路はどれか。
選択肢
正解:A
各施設に接続する散策路の数(次数)を数える。一筆書きができる条件は、接続数が奇数である点(奇点)が0個または2個であることだ。現在の配置では、奇点がC・D・F・Gの4個ある。奇点を2個に減らすには、奇点同士を結ぶ散策路を1本取り除く必要がある。奇点同士を結ぶ散策路は「C-F」「D-G」「F-G」の3通りあり、このうち選択肢にあるのは「F-G」のみである。F-Gを通行止めにするとFとGが偶点になり、奇点はCとDの2個になる。したがって、通行止めにする散策路はF-Gであり、正解はAである。
問題2(難易度:★★★☆☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
次のA〜Eの図形のうち、一筆書きができるものの組み合わせとして正しいものはどれか。
選択肢
正解:B
各図形に接続する線の数が奇数である点(奇点)の数を数える。一筆書きができる条件は、奇点が0個または2個であることだ。
Aは正方形に対角線を1本加えた図形で、対角線の両端(左上・右下)に3本の線が集まり奇点が2個となるため一筆書きができる。Cは正方形の内部に菱形がある形で、全頂点が4本の線で接続され奇点が0個となるため一筆書きができる。
一方、Bは奇点が4個、Dは辺の中点4箇所が奇点で4個、Eは四隅すべてに3本の線が集まり奇点が4個となるため、B・D・Eはいずれも一筆書きができない。
したがって、一筆書きができるものはAとCの組み合わせである。
一筆書きができる判定ルール「奇点の数が0個または2個」にしたがって、各図形の奇点の数を調べましょう。
A:正方形に対角線が1本あり、奇点は左上・右下の2個なので〇。一筆書き可能。
B:外側の角や内部の接点に線が3本集まる場所が4個あるため×。一筆書き不可能。
C:正方形の中にひし形があり、すべての点に4本集まるため奇点は0個なので○。一筆書き可能。
D:格子状の内部の点などに線が3本集まる場所が4個あるので ×。一筆書き不可能。
E:対角線が2本あり、四隅すべての点に3本集まるため奇点は4個となり×。一筆書き不可能。
よって一筆書きができるのはAとCのため、選択肢Bが正解です。
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問題3(難易度:★★★☆☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
ある商業施設の敷地内に、1辺15mの正方形を2×2に組み合わせた通路網(総延長180m)がある。角の1つにあるP地点を出発してすべての通路を通り、再びP地点に戻るときの最短距離を求めよ。ただし、通路網は必ずしも一筆書きできるとは限らない。
選択肢
正解:D
この通路網の交点は3×3=9箇所ある。各交点の次数を確認すると、四隅の4点(次数2)と中心の1点(次数4)は偶点、上下左右の辺の中点4点(次数3)は奇点となる。奇点が4個あるためそのまま一筆書きはできず、奇点同士を結ぶ経路を重複して通る必要がある。奇点4個を2組のペアに分け、重複距離が最小になる組み合わせを考える。隣り合う奇点同士をペアにすると、1組あたりの最短経路は30m(15m×2)となり、重複距離の合計は60m(30m+30m)となる。したがって、最小の重複距離は60mとなり、総延長180m+60m=240mが最短距離となる。
すべての通路を通りPに戻るには、交差点に入ったら出ていく必要があります。そのため、交差点の奇点をすべて偶点に変えなければなりません。
奇点を偶点に変えるためには、奇点同士を結ぶ道を二重に通る必要があります。道を二重に通ることで、通る回数が1回ずつ増えるため、偶点に変わるのです。
図では、外周の上下左右の中点にある4箇所が奇点になっています。そこで4つの奇点をペアにして、追加で通る距離を考えましょう。
たとえば、「上と下」「左と右」の奇点をそれぞれペアにすると、1ペアあたり15m×2=30mの重複が発生します。2組ペアを作ると、追加の距離は30m×2=60mで、これが最小値です。
よって、通路の総延長180mに、重複して歩く60mを加えることで正解が求められます。
問題4(難易度:★★★★☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
あるテーマパークには、7つのアトラクション(A〜G)を結ぶ遊歩道がある。S(スタート)から出発し、すべての遊歩道を1回ずつ通るルートを作成したいが、現在の配置では一筆書きで巡回することができない。そこで、1本だけ遊歩道を通行止めにし、残りのすべての遊歩道を1回ずつ通れるようにしたい。Sから出発し、ゴール地点をBとするとき、通行止めにする遊歩道として適しているものはどれか。
選択肢
正解:D
各アトラクションに接続する遊歩道の数(次数)を数える。一筆書きができる条件は、接続数が奇数である点(奇点)が0個または2個であることだ。また、奇点が2個の場合は、その2点が始点・終点となる必要がある。現在の配置では、奇点がS・B・C・Fの4個ある。奇点を2個に減らすには、奇点同士を結ぶ遊歩道を1本取り除く必要がある。奇点同士を結ぶ遊歩道は「S-B」「S-C」「B-C」「C-F」の4通りあるが、Sはスタート(始点)のため奇点である必要がある。したがって、通行止めにできるのは「B-C」または「C-F」に絞られる。さらに、終点はBであるため、Bも奇点である必要がある。したがって、通行止めにする遊歩道はC-Fである。これを通行止めにするとCとFが偶点となり、奇点はSとBの2個になって一筆書きが可能となる。よって、正解はDである。
一筆書きの条件は、奇点がスタートとゴールの2点のみであることです。
各地点の接続数を数えると、S・B・C・Fが奇点になっているため、スタートとゴール以外の奇点であるCとFを偶点にする必要があります。
C-F間を通行止めにすれば両者とも接続している道が1本減り偶点になり条件を満たすので、正解はDです。
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問題5(難易度:★★★★☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
正六角形から正十七角形までの12個の多角形に、それぞれすべての対角線を引く。一筆書きができる図形は何個あるか。
選択肢
正解:C
一筆書きができる条件は、奇点が0個または2個であることだ。すべての頂点同士が結ばれている図形において、各頂点から出る線の数は「頂点の数-1」となる。頂点の数が奇数の場合、各頂点から出る線の数は偶数となり、すべての頂点が偶点となるため一筆書きができる。一方、頂点の数が偶数の場合、各頂点から出る線の数は奇数となり、奇点が4個以上存在するため一筆書きができない。したがって、一筆書きができる図形は正奇数角形(正七・正九・正十一・正十三・正十五・正十七角形)の6個である。
多角形のすべての頂点に対角線と辺を引くと、各頂点からは「自分以外のすべての頂点(N-1本)」へ線が伸びます。
頂点の数が奇数のとき、各頂点から出る線の数は「奇数-1=偶数」となり、すべての頂点が偶点になるため一筆書きが可能です。一方で頂点の数が偶数のとき、各頂点から出る線の数は「偶数-1=奇数」となり、一筆書きはできません。
つまり、正六角形から正十七角形までの奇数角形の個数が答えです。対象となるのは、正七・九・十一・十三・十五・十七角形の6個となります。したがって正解はCです。
問題6(難易度:★★★★☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
次のA〜Eの図形のうち、一筆書きができないものはどれか。
選択肢
正解:D
各図形で、接続する線の本数が奇数である点(奇点)の数を調べる。一筆書きができる条件は、奇点が0個または2個であることだ。Aは奇点が0個、B・C・Eは奇点が2個であるため、すべて一筆書きができる。これに対し、Dは縦横1本ずつの線で4等分すると交点が9箇所(3×3)生じる。四隅の4点(次数2)と中心の1点(次数4)は偶点だが、上下左右の辺の中点4点にはそれぞれ3本の線が集まるため奇点となる。奇点が4個あるため一筆書きができない。したがって、一筆書きができない図形は D である。
各図形を整理していきましょう。
A(正六角形):すべての頂点に線が2本ずつ集まっているため、奇点は0個です。問題なく一筆書きできます。
B・C(内線が1本の図形):元の図形に1本線を足すと、その線の両端にある2箇所の頂点だけ線の数が1本増えて奇数(3本)になります。奇点が2個となるため、一筆書きできます。
D(格子状):外周の中央4箇所に線が3本ずつ集まり、奇点が4個になります。奇点が3個以上あるため、一筆書きができません。
E(正三角形+中線):線を引いた頂点と、対辺の接点の2箇所が奇数になります。奇点が2個なので一筆書きできます。
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また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
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問題7(難易度:★★★★☆)

問題
以下の問いに答えなさい。
ある物流センター内に、1辺10mの正方形を2×3に組み合わせた区画網(総延長170m)がある。角の1つにあるスタート地点(P)を出発してすべての通路を1回以上通り、再びスタート地点に戻るときの最短距離を求めよ。ただし、区画網は必ずしも一筆書きできるとは限らない。
選択肢
正解:C
この区画網の交点は3×4=12箇所ある。各交点の次数を確認すると、四隅の4点(次数2)と内部の2点(次数4)は偶点、長辺(上下)の各2点・短辺(左右)の各1点の計6点(次数3)が奇点となる。
奇点が6個あるため、3組のペアに分けて重複距離を最小にする組み合わせを考える。各奇点間の最短距離を確認すると、「上辺の中間2点間(10m)」「下辺の中間2点間(10m)」「左辺中間と右辺中間(30m)」をペアとした場合に合計10m+10m+30m=50mとなる。他の組み合わせを考慮しても重複距離は50m以上となるため、最小の重複距離は50mである。
したがって、総延長170m+50m= 220mが最短距離となる。
すべての通路を通って元の角に戻る最短距離は、「全通路の長さ(170m)+ 重複して通る追加距離」で求めましょう。
一筆書きで元の場所に戻るには、奇数本の道が集まる交差点(奇点)をペアにして重複して通る必要があります。
まず奇点を確認すると、外周の途中にある6箇所が奇点です。
次に、重複距離を最小にするため、6つの奇点を3組のペアにして結ぶと、それぞれの距離は以下のようになります。
・上辺の2点間:10m
・下辺の2点間:10m
・左右の中間点同士:30m
これらを足すと10+10+30=50mとなり、これが追加する距離です。したがって、最短距離は170m+50m=220mとなります。
問題8(難易度:★★★★★)

問題
以下の問いに答えなさい。
正三角形から正十五角形までの13個の多角形に、それぞれすべての対角線を引く。一筆書きができる図形は何個あるか。
ただし、正三角形には対角線が存在しないため、元の辺のみの図形として扱うこと。
選択肢
正解:C
一筆書きができる条件は、奇点が0個または2個であることだ。すべての頂点同士を結んだ(すべての対角線を引いた)図形において、各頂点から出る線の数は「頂点の数-1」となる。
頂点の数が奇数の場合、各頂点から出る線の数は偶数となり、すべての頂点が偶点となるため一筆書きができる。正三角形には対角線が存在しないが、各頂点に集まる線は辺の2本(偶数)であり、全頂点が偶点となるため一筆書きが可能である。
一方、頂点の数が偶数の場合、各頂点から出る線の数は奇数となり、奇点が4個以上生じるため一筆書きができない。
したがって、一筆書きができる図形は正奇数角形(正三・正五・正七・正九・正十一・正十三・正十五角形)の7個である。
「TG-WEB 一筆書き」を対策する際のポイント
一筆書き以外の練習問題も解いてみよう!
一筆書き以外にもTG-WEBではさまざまな問題が出題されます。それぞれの分野については、以下の練習問題で対策していきましょう。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
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国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士
平野 裕一
プロフィールを見るTG-WEBの「一筆書き」攻略のカギは、ルールの正確な理解と反復練習です。
判定基準は各交点に集まる線の本数を数え、「奇点が0個または2個」であれば一筆書き可能というシンプルなもの。線が1本の端点も奇点としてカウントする点に注意しましょう。
奇点・偶点を瞬時に見分けるコツは、図形全体を漠然と眺めるのではなく、交点ごとに指でなぞりながら線の本数を数え、奇数か偶数かを1つずつ丁寧にチェックしていくことです。慣れれば視覚的なパターンとして素早く判別できるようになります。
解きやすい問題を得点源に! 1~2分を目安に正解を導こう
上記のルールをもとに「与えられた図形が一筆書き可能かどうか」を判断させる形式の問題が中心です。
1問あたりの回答時間は公式に固定されたものはありませんが、テスト全体の持ち時間から逆算すると、目安として1〜2分程度となるでしょう。まずは対策本を1冊反復し、基本問題の正答率を高めることが合格への近道です。
対策の優先順位は、計数分野の中でも出題頻度が突出して高いわけではないため中程度といえます。複雑な図形は後回しにして、解きやすい問題から得点を重ねる戦略が有効です。