面接の入室・退室マナーを攻略! 挨拶やお辞儀の仕方もプロが解説

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上

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  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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  • マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表

    Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授

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この記事のまとめ

  • 面接の入室で第一印象が決まるポイントはマナーと身だしなみ
  • 入室・退室でチェックされる4つのポイントを紹介
  • 集団面接・オンライン面接の場合の入室方法も押さえよう

面接で最も緊張するのは、入室する瞬間ではないでしょうか。入室の際はノックの回数などマナーがあるので、間違えていたら減点されるのではないかと思い、ハラハラしますよね。

しかし、面接の入室・退室は流れがあるので、正しいマナーを知って身に付けておくと、その通りにおこなうだけでよいので、緊張することもなくなります。

この記事では、キャリアコンサルタントの遠藤さん、加藤さん、野村さん、マナー講師の樋口さんと一緒に、面接の入室・退室のマナーや面接官がチェックしているポイントを見ていきましょう。イレギュラーが起きたときの対策も解説するので、この記事を最後まで読んで面接時に実践できるよう身に付けてくださいね。

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目次

面接の入室で第一印象が決まる! ポイントはマナーと身だしなみ

面接官があなたにどんな印象を持つかは、面接の合否を決める大きな要素になります。第一印象は面接官も意識している部分なので、特に気を付けたい部分です。

面接の第一印象を大きく左右するのが入室です。面接の入室で失敗すると、そこから評価を取り返さないといけず、面接が不利な状態で進んでしまうかもしれません。
そこで記事ではまず、面接の入室で良い印象を持ってもらうために押さえたいマナーを、流れに沿って解説します。正しい入室方法をマスターしましょう。

後半では面接を退室する際の流れやマナーを解説するので、入室だけでなく面接前後の注意点も確認できますよ。最後に集団面接やオンライン面接などの判断に迷う場合の入退室のマナーも説明するので、この記事で不明な点を解消し、入室から好印象を獲得して選考突破につなげてくださいね。

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まずこれだけは押さえたい! 面接で入室する際の基本の流れとマナー

入室の流れとマナー

アルバイトでは面接を受けたことがあっても、就活の面接を経験したことはほとんどないかもしれませんね。まったく経験がないと、どのように入室して良いのか迷ってしまいますよね。

面接の入室は決まった流れとマナーがあります。ここを押さえておくと、面接当日に慌てることなく、面接官にも良い印象を持ってもらえます。

面接の入室はどのような流れで進んでいくのでしょうか。

遠藤 美穂子

プロフィール

対面面接は、入室前から始まります。

はっきりした声で挨拶し、ドアを開けた後に面接官と目を合わせて笑顔で名乗ることができれば第一印象が良くなり、そこから先の面接で「どんな人かじっくり話してみよう」と思ってもらえます。

①3回ノックし面接官からの返事を待つ

面接室への入室は、ドアをノックするところから始まります。いきなりドアを開けて入室するのはマナー違反なので、必ずノックをおこないましょう

ノックの回数にもマナーがあります。面接の入室では、ノックは必ず3回おこないましょう。世界的には、ビジネスシーンでは4回のノックが主流となっていますが、日本では3回が主流となっています。

2回しかノックしない人もいますが、ノックの回数によって意味が異なっています。3回の場合は入室を確認するという意味があり、2回の場合は空室を確認する際に使われるため、面接ではノックは3回おこなうのがマナーです。

②「失礼します」と言ってから入室する

入室する際は、ノックをしてからすぐにドアノブに手をかけてドアを開けて入ってはいけません。面接官から「どうぞ」という掛け声があるので、掛け声があったらドアの外で「失礼します」と挨拶をしてから入室しましょう。

ドアを開けてから挨拶するのではなく、ドアの外で挨拶してから入室するのがマナーなので、注意してくださいね

またドアがもともと開いている場合は、部屋に入る前に一度立ち止まり、「失礼します」と挨拶をしてから入室しましょう。

③面接官の方を向きお辞儀をする

入室したら、両手でドアノブを持ち、音を立てないようにゆっくりとドアを閉めましょう。このときに、後ろ手でドアを持って閉めるのはマナー違反です。必ずドアの方を向いて閉めてください。

ドアを閉め終えたら、面接官の方を向いて「よろしくお願いいたします」と挨拶を添えて丁寧にお辞儀をしましょう。

お辞儀の姿勢も面接官に良い印象を与えるポイントになります。お辞儀の角度は30°が望ましいです。背筋を伸ばし、手は足に沿ってまっすぐ伸ばして良い姿勢でお辞儀するよう意識してください。

加藤 賀子

プロフィール

面接官は上記の①~③にあるようなマナーを「いかに抜けがないか」などと細かくチェックしているのではなく、「目の前の人がどんな人なのか?」という第一印象の方を重視しています。

そのため、身だしなみにはくれぐれも注意してください。寝ぐせはしっかりと直し、前髪も目にかからないようにしましょう。シャツや靴も手入れが必須です。シワや黄ばみ、だらしのない着方・履き方などはもってのほかです。

④椅子の横に立って挨拶する

お辞儀を終えたら椅子の横まで移動します。しかし、ここでいきなり椅子に座ってはいけません。椅子に座る前に「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と再度挨拶とお辞儀をおこないましょう

特に初めの印象を決める挨拶なので、相手の顔を見て、ハキハキと元気に挨拶する、という点を意識してください。

挨拶をすると、面接官から「座っていただいて結構です」のように着席を促されるので、そのタイミングで椅子に座りましょう。

⑤声かけがあったらカバンを横に置いて座る

面接官から椅子に座るよう指示があったタイミングで着席しますが、椅子に座る前にまずはカバンを置きましょう。

面接官からカバンの置き場所を指定されたら、その指示に従ってカバンを置いてください。特に指示がない場合は、カバンは椅子の横に置きます。

カバンを置いた後、椅子を持ち上げて少し引き、着席しましょう。椅子を引きずってずらすと、音が出てしまったり面接室の床を傷つけてしまったりするので、椅子は両手で少し持ち上げて引くようにすると、所作がきれいな印象を与えられます。着席すると面接が始まります。

すごく緊張していてうまく入室できるか不安です……。

遠藤 美穂子

プロフィール

マナーよりも面接官とのコミュニケーションを意識しよう

面接官は学生が緊張していることをわかっています。そのため、多少動きがぎこちなくてもそれでマイナス評価をつけることはありません。

また、念頭に置いてほしいのは、面接は学生が一方的に評価される場ではなく、学生が面接官を通じて企業を知る場でもあるということです。

ドアの前で肩を回すなどして緊張をほぐすとともに、自分がどう見られるかで頭をいっぱいにせず、「どんな人と話ができるのだろうか」と相手に意識を向けると落ち着くことができますよ。

先に入室してから面接官を待つ場合も! 併せて流れを押さえよう

先に入室してから面接官を待つ場合も! 併せて流れを押さえよう

  • 部屋に案内されたらお礼を伝える
  • 椅子には座らず面接官の到着を待つ
  • 面接官が入室したらお辞儀をして挨拶する

ここまで面接室に入室してから着席するまでの一連の流れを解説してきました。意外と細かなルールもあると感じたかもしれませんが、慣れてしまえばそこまで難しくはないといえます。

ここまで解説してきたのは、面接室にすでに面接官がいる場合でした。しかし、自分が先に面接室に到着し、後から面接官が部屋に入ってくるという場合もあります。

続いて、自分が先に面接室に入り、面接官を待つ場合の一連の流れやマナーについて解説します。

野村 芳克

プロフィール

一般的に、面接官が待っている部屋に自分が入室する場合がほとんどですが、企業や面接形式によっては自分が先に入室して面接官を待つ場合もあります。

割合は何とも言えませんが、体感では7対3くらいの比率でしょうか。いずれにせよ前者が多い印象です。

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①部屋に案内されたらお礼を伝える

面接官よりも先に自分が面接室に入る場合、会社の人に面接室まで案内してもらうことになります。面接室となる部屋まで案内してもらったら、案内してくれた人にお礼を伝えましょう。

案内してくれた人も、あなたに対して何かしらの印象を抱きます。たとえ面接官に対して良い印象を植え付けられたとしても、そのほかの人からの印象が悪いと、「面接官にだけは礼儀正しくしているのだ」と見られてしまいます

案内をしてくれる人や社内ですれ違った人に対しても礼節を持って接するよう意識してください。

②椅子には座らず面接官の到着を待つ

部屋に到着して特に指示がなければ、面接官が部屋に到着するまでは椅子に座らずに立って待っておくのが無難です。

もし案内してくれた人から「お掛けになってお待ちください」と言われたら、座って待ちましょう。

案内してくれた人がどの椅子に座ると良いか指示してくれる場合が多いですが、特に指示がなければドアの近くの椅子に座るようにしましょう

待ち時間が長いとついスマートフォンを触りたくなりますが、マナー違反に当たるので我慢してください。

遠藤 美穂子

プロフィール

面接室に入ったら、カバンから履歴書などを出すことは控えたいです。

しかし、面接の冒頭で話す自己紹介内容をおさらいしたり、企業研究のなかで魅力に感じたことを思い出したりすると、前向きな気持ちになり落ち着けるのでおすすめです。

③面接官が入室したらお辞儀をして挨拶する

面接官が部屋に到着したら立ち上がってお辞儀をして、「本日はよろしくお願いします。〇〇と申します」のように挨拶をしましょう。

着席して待つ場合は、面接官が入室すると同時に立てるよう、あらかじめ椅子を引いておき、浅めに腰掛けておくのが望ましいです

その後面接官から「どうぞお掛けください」と着席を促されるので、面接官からの合図があったら椅子に座りましょう。

名刺を渡されたら両手で受け取り机に置く

面接官が入室したタイミングで、名刺を渡してもらえることもあります。面接官が名刺を出すそぶりを見せたら、こちらから面接官のもとに近づき、名刺を受け取りましょう。

名刺を受け取る際は必ず両手で受け取るようにしてください。受け取った名刺はポケットなどにしまわず、面接の間は机の上に置くのがビジネスマナーです

面接官が複数名いる場合、名刺は重ねて置かずに、誰がどの人かわかるよう、座っている椅子の位置と対応させて名刺を並べて置きましょう。

アドバイザーコメント

面接官からの第一印象を良くすることに注力しよう

面接の入室時のマナーが重視されるのは、それが面接官の第一印象に強い影響を与えるからです。面接官に好印象を与えることができるとその後の面接もスムーズに進みます。以下のポイントを押さえて、落ち着いた行動を心掛けてください。

①面接官が先に入室している場合
部屋の前で必ずドアを3回ノックし、面接官の返事を待ってから「失礼します」と言ってからドアを開け、面接官の方を向いてお辞儀をして、「本日はよろしくお願いします」と歯切れ良く挨拶をします。

②面接官が部屋にいない場合
会場まで案内してくれた人にお礼を伝えて入室しましょう。その人から指示がなければ座らずに立ったまま面接官を待ち、着席の指示があれば椅子に座って待ちます。

そして面接官が到着したら、立ち上がってお辞儀をし、「本日はよろしくお願いします。〇〇と申します」と挨拶します。着席の指示の後に、椅子に浅く腰掛けましょう。

イレギュラーにも慌てず「誠実な対応」で対処

③面接官から名刺を渡された場合
もし名刺を渡されたら、必ず両手で受け取ってください。面接の間は名刺は机の上に置き、面接官が複数人いた場合は、座っている位置と対応するように並べましょう。

基本的なマナーを押さえているという安心感があると、たとえ緊張していたとしても、落ち着いて行動を選択することができます。

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面接後も重要! 退室する際の基本の流れとマナー

面接後も重要! 退室する際の基本の流れとマナー

  • 座ったままお礼を伝える
  • 立ち上がって再度お礼を言う
  • ドアの前で挨拶をして退室する
  • 面接官が見送ってくれる場合は別れ際に再度挨拶する
退室の流れとマナー

面接の入室はすでに面接官が部屋の中にいる場合と、面接官が後から部屋に入ってくる場合の2つに分かれており、その2パターンの流れやマナーについて解説してきました。

面接の入室と同じくらい大切なのが、退室です。面接がすべて終わった後、部屋を出る際にも流れやマナーがあります。面接が終わっても気を抜かず、マナーに沿って退室しましょう。

退室時にはどのような流れやマナーがあるのでしょうか。

①座ったままお礼を伝える

面接が終わったら、いきなり椅子から立ち上がり退室するのはマナー違反です。

すべての質問を終え、面接官が「それでは以上で面接は終了となります」というように面接終了の合図があったら、椅子に座ったまま「お忙しいなか、ありがとうございました」などとお礼を伝えましょう。

この際、座ったままで大丈夫なので両手を膝の上に置き、お辞儀もおこないましょう

お礼の際になにか一言付け加えても良いのでしょうか?

加藤 賀子

プロフィール

面接を通じて得たポジティブな気持ちは積極的に伝えよう

たとえば「お話を伺い、より貴社で活躍したいという意欲が増しました。本日はお忙しいなかお時間をいただき、ありがとうございました」など、面談を通して感じたプラスの気持ちがあれば、お礼に添える形で伝えると良いでしょう。

確かに面接にはマナーがありますが、必ずしもその通りにしか行動してはいけないということではありません。難しく考えすぎないようにしましょう。

②立ち上がって再度お礼を言う

椅子から立ち上がってお礼をする際にもいくつか注意点があります。まず立ち上がり方ですが、立ち上がる勢いで椅子を後ろにずらすのではなく、両手で椅子を持ち、立ち上がれるスペースを作ってから立ち上がりましょう。

椅子の前でお礼を伝えるのではなく、立ち上がった後椅子の横に移動してからお礼を伝えます。その後、両手で椅子を持ち上げて元の位置に戻してください。

お礼を伝える際は入室のときと同じように、姿勢を正して腰を30°に曲げてお礼をするときれいです。

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

③ドアの前で挨拶をして退室する

お礼を伝えたらカバンを持ってドアの前まで移動してください。ドアから出る前も、必ず面接官に挨拶をしてから退室しましょう。

ドアノブを持ってドアを開けて面接官の方を振り返りながら「失礼いたします」と伝える人もいますが、これはマナー違反です。

ドアの前まできたら必ず面接官の方に体を向けて「失礼いたします」と伝え、しっかりお辞儀をしてお礼を伝えましょう

その後ドアノブに手をかけて、できるだけ音を立てず静かに退室してください。ドアを閉める際も、後ろ手で閉めるのではなく、ドアの方に体を向けて、両手でゆっくりと閉めましょう。

樋口 智香子

プロフィール

コートは裏地を表にして畳みます。これは、コートについたちりやほこりを、訪問先に持ち込まないという配慮を示しています。

また、きれいに持つには、引きずらないようにすることがポイントです。畳んだら、中ほどから二つ折りにして、腕にかけます。その際、ビジネスバッグやトートバッグは、身体の側面に沿わせて持ちましょう。

面接官が見送ってくれる場合は別れ際に再度挨拶する

面接終了後、面接官が一緒に部屋を出てエレベーターや玄関まで見送ってくれる場合もあります。その場合は、案内してくれる人の後ろを歩き、その人に従って進んでください。

エレベーターで面接官と別れる場合、エレベーターに乗り込んで閉じるボタンを押すのと同時に、「ありがとうございました」と再度お礼を伝えてお辞儀をしましょう。ドアが完全に閉まるまでお辞儀を続けてください

玄関などで面接官と別れる場合は、面接室から退室する際と同じように、ドアの前で面接官の方を向き、お辞儀とお礼をおこなってから静かにドアを閉めましょう。

面接官が見送ってくれる際は、面接官とどういった会話をすれば良いでしょうか?

野村 芳克

プロフィール

ビジネスパーソンとして穏やかに会話を楽しもう

過度に緊張する必要はありません。自然体で簡単な会話を交わすのが良いでしょう。以下のような会話が適しています。

①面接のお礼
「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。

②会社についての質問
「オフィスの雰囲気がとても素敵ですね」など、会社やオフィスに関する軽い感想や質問をするのもおすすめです。

③日常会話
「今日は良い天気ですね」「最寄りの駅からオフィスまでの道がとても分かりやすかったです」といった世間話はお互い答えやすいですよね。

面接の内容をくり返す必要はありません。無理に話題を作ろうとせず、自然な流れで会話を楽しむことを心掛けてみてくださいね。

流れがわかったら! 入室・退室で見られている4つのポイントをチェック

流れがわかったら! 入室・退室で見られている4つのポイントをチェック

  • 清潔感のある身なりか
  • 背筋が伸びて堂々としているか
  • ハキハキとした話し方か
  • 最後まで気を抜いていないか

ここまで面接の入室・退室の一連の流れやマナーを解説してきました。面接の入室はあなたの第一印象を決めるもので、合否に大きくかかわってきます。面接の退室も、あなたが最後に面接官にどんな印象を与えるかを決めるものになるので、マナーは徹底しておきたいですね。

入室・退室の流れを把握できたところで、続いて面接官は入室・退室でどんな部分をチェックしているかを解説します。

正しいマナーを押さえたうえで面接官が見ているポイントを把握できると、面接官にさらに良い印象を与えられるので、これから伝えるポイントも意識してみてくださいね。

面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

①清潔感のある身なりか

面接における身だしなみのマナー

メラビアンの法則でも言われるように、人の第一印象は見た目で大きく左右されます。身なりを整えておくことは、面接官に良い印象を与えるために必須です

メラビアンの法則とは

人と人がコミュニケーションを取る際、矛盾したメッセージが発せられた場合、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で相手に影響を与えるという心理学の法則のひとつ

身なりで特に意識したいのは、服装、髪型、匂いです。面接時に意識したい服装や髪型のポイントを表にまとめました。

メンズスタイルの場合レディーススタイルの場合
ジャケットお尻が少し隠れるくらいの着丈で、黒や紺が望ましいお尻が少し隠れるくらいの着丈で、黒や紺が望ましい
シャツ無地の白色が一般的無地の白色が一般的
ボトム足首が少し隠れる長さパンツ::足首が隠れる長さ
スカート:膝が半分隠れる丈
カバン黒のビジネスバッグが無難黒のビジネスバッグが無難
髪型耳と眉・おでこを出すショート:前髪が目にかからないようにする
ロング:後ろで一つ結びにするかハーフアップなどですっきりさせる
その他ネクタイをしっかり締める
ひげはきれいに剃る
ネイルは肌色に近い色に留める
ストッキングの伝線に注意する
身なりで意識したいポイント

また匂いについて、香水は付けずに面接に臨みましょう。香水はオシャレとして付けるものです。面接の場はオシャレを楽しむ場ではなくフォーマルな場なので、香水を付けるのは不適切です。

面接時の服装は第一印象を左右する大きな要素なので、しっかりと対策しておきたいですね。こちらの記事ではさまざまなシーンでの面接時の服装について詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。

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樋口 智香子

プロフィール

身だしなみで盲点になりやすいのが「眉」と「歯」です。眉は、顔の印象を大きく左右します。上下の余分な毛は剃り、長い毛はカットしましょう。やや鋭角に整えると、意志の強い印象になります。

歯は、色素沈着に注意してください。黄ばみ・黒ずみがないよう、ホワイトニングケアができればベストです。

②背筋が伸びて堂々としているか

面接官は姿勢も見ています。背筋はもちろん、立ち方や指先など細かい部分もチェックされるポイントです。

立つ際は、胸を張って背筋をしっかり伸ばしましょう。それだけで堂々とした印象を与えられます。それに加え、両足均等に重心をかけて膝もしっかり伸ばして立つと、立ち方も綺麗に見えます。

指先にも注意を払いましょう。手をポケットに入れるのは当然マナー違反です。入室時や椅子に座る前など立っているときは、手は指先まで伸ばして足に沿ってビシッと伸ばしましょう

肘や指が曲がっていて、手がブラブラと動いていると見た目が悪く見えてしまいます。背筋を伸ばして指先にも意識を向けましょう。

③ハキハキとした話し方か

話し方でも面接官に与える印象は変わります。ハキハキと話せる人の方が接していて気持ちが良いですよね。企業側も、一緒に働くなら明るくコミュニケーションを取れる人を採用したいので、話し方にも意識を向けてください。

語尾を伸ばしてしまうと、友達と話しているような感覚で受け取られてしまいます。語尾は伸ばさずしっかり区切ってください。

「出身は東京です〜」とだらだら話すのと、「出身は東京ですっ」とハキハキ伝えるのだと、後者の方が元気良く頼りがいのある印象に聞こえるのではないでしょうか。

語尾に「〜」のような伸ばし棒が付くのではなく、「っ」が付くようなはっきりした話し方を意識しましょう。

④最後まで気を抜いていないか

質疑応答がすべて終わってからも、面接室から退室するまで気を抜かないように注意しましょう。

面接室を出る前に挨拶を忘れてしまったり、姿勢が乱れてしまったり、安堵から態度がゆるんでしまったりすると、失礼なだけでなく、一緒に働くうえで大事な顧客を任せられないと不安を与えてしまいます

面接官は質疑応答の内容だけでなく、最後の退室までしっかり見ています。面接官が見えなくなるまで緊張感を持って振る舞うことが大切です。

加藤 賀子

プロフィール

面接後、終わったからとホッとして気の抜けた部分を出すと、面接官によっては悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。応募企業の建物の外に出るまでは面接中と思って気を引き締めましょう。

タメ口になる、退出時の礼が頭だけになってしまうなどが、気が抜けた際に出てしまう行動の事例です。

最後に面接前後の流れもおさらい! 注意点を知って差をつけよう

ここまで面接の入室・退室について、マナーや意識したいこと、面接官がチェックしているポイントなどを解説しました。これらをマスターして面接に臨めば、面接官に良い印象を与えることができ、内定に近付きます。

しかし、まったく面接を受けたことがなければ、会社に到着してからどんな流れで面接が始まるのかがわからず不安になるかもしれませんね。面接前後の流れも押さえておけると、当日不安になることがないので、確認しておきましょう。

会社に到着したら窓口にいる人に「〇〇時から面接をお願いしている〇〇です」と名乗りましょう。するとその人が面接室まで案内してくれます。

会社の入り口に電話が置いてあり、到着したら指定の番号に電話をかけるようあらかじめメールで指示されている場合もあります。

その場合は電話をかけ、「〇〇時から面接をお願いしている〇〇です」と名乗りましょう。すると指定の部屋まで自分で行くよう伝えられるか、担当の人が玄関まで迎えに来てくれて案内してくれます。

注意点としては、いずれの場合も時間よりも早く到着し過ぎないようにしてください。15分前など到着時間が早すぎると、面接を実施する予定の部屋が使用されていて相手に気を遣わせてしまうなど、迷惑になってしまいます。

会社に到着するのは面接開始5分前が望ましいです。時間よりも早く着いてしまった場合は、会社の外で待機し、身なりなどをチェックして5分前になったら受付に向かいましょう。

面接室へ移動したら、その後はこれまで解説してきた流れで入室し面接がスタートするので、ここまで解説してきた注意点を意識して面接に臨みましょう。

面接が終了し退室したら、会社を後にし帰宅します。建物を出てからも面接官に見られているという意識を持ち、会社から少し離れるまでは気を抜かないようにしましょう。

面接前後の流れと注意点を表にまとめました。

動き方注意点
入口に到着窓口、あるいは電話で名前を名乗る早く到着しすぎない
面接室へ移動担当者に従い移動担当の人にも丁寧に挨拶する
面接実施面接室に入室し質疑応答ここまで解説してきたマナーを守る
面接後退室し帰宅最後まで面接官に見られていると思い行動する
面接前後の流れと注意点

どのように面接が進むのかがわかっていると、安心して面接に臨めます。こちらの記事では面接の一連の流れについて、さらに詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。

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選考突破のカギは、就活独特の面接の流れを押さえることです。面接の一連の流れを押さえるだけでなく、選考の種類別の流れも押さえておきましょう。入退室の所作と頻出質問が要です。専門家であるキャリアコンサルタントと面接の流れを解説するので、参考にして、実力を発揮できるよう準備してください。

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野村 芳克

プロフィール

面接室に早く到着した際は、自己紹介や志望動機を復習し、深呼吸して緊張をほぐしましょう。立って待つ場合も椅子に座って待つ場合も、肩の力を抜いて自然に背筋を伸ばした、リラックスした姿勢を心掛けると、良い印象を与えられます。

応用しよう! ほかの面接パターンの入室・退室の流れも解説

ここまで解説してきたのは、面接を1人で受ける場合の入室・退室の方法でした。

しかし、場合によっては集団、あるいはオンラインで面接が実施される場合もあります。こうした場合、マナーや入室・退室の流れが少し変わってきます。

それでは集団面接、オンライン面接の場合にはどうすれば良いのでしょうか。それぞれの場合について解説します。

集団面接の場合

集団面接の場合は、先頭に立って入室するか、2番目以降で入室するかで若干流れやマナーが異なります。

先頭に入室する場合と2番目に入室する場合の違いは、入室・退室時のドアの開け方です。

先頭で入室する場合は、これまで解説してきた通り入室前に挨拶をしてから面接室に入ります。退室の際もこれまで解説してきた通りと同じです。

2番目以降に入室する場合は、すでにドアが開いているので、面接室の手前で一度挨拶をしてから入室しましょう。後ろの人のためにドアを押さえてあげられると親切です。椅子は先頭の人から詰めて座るようにしましょう。

退室の際は面接官の方を向き、お辞儀しながらお礼を伝えて退室しましょう。

集団面接だと一人ひとりのマナーまで見るのが難しそうですが、面接官は1人ずつ細かくチェックしているのでしょうか?

加藤 賀子

プロフィール

ほかの学生もいるからと気を抜かず個別面接と同じ姿勢で臨もう

面接官が学生のマナーをどれほど重視しているかは企業や面接官によって異なる部分ではあるものの、きちんと一人ひとりを確認していますよ。

よって、集団だから見られていないと気を抜くと、後悔することになるかもしれません。集団面接のときも個別面接のときも、同じ気持ちで面接に挑みましょう。

たとえば、入退室で後ろの人のためにドアを押さえる際は、足ではなく手で押さえるようにしてください。こういった場面で素が出てしまう人もたまにいます。注意しましょう。

オンライン面接の場合

オンライン面接の場合、入室と退室に加えて、周りの環境や背景にも注意を払いましょう。特に以下は準備による差が出やすいため、事前に確認が必須です。

面接環境必ず周りに誰もいない静かな環境にする。
カフェなどは周りの話し声や雑音が入ってしまうので避ける
電波状況スムーズな会話ができる速度か確認する。
何度も聞き返すような電波環境はNG
背景無地の壁があれば壁を背景にし、生活感が出ないようにする。
バーチャル背景でビジネスシーンにふさわしいものを選ぶのもあり
アカウントアカウント名はフルネームにすると面接官にもわかりやすい。
ニックネームやキャラクター名などのプライベートの名前は避ける
オンライン面接で事前に確認すべきこと

オンライン面接の当日は、面接官を待たせることがないよう、あらかじめ送られているリンクに5分前には入室しておきましょう。

面接官が入室してから画面をオンにするのではなく、面接官が入室する前から画面はオンにしておいてください。自分の顔しか映りませんが、面接官がいつ入室してきても良いように準備しておきましょう。

退室の際は、画面に向かって頭を下げながら、頭を上げずに退室ボタンを押します

オンライン面接は、通常の面接と意識することが異なってくるので、オンライン面接ならではの対策も必要となります。こちらの記事ではオンライン面談で意識すべきことや対策について解説しているので、併せてチェックしてみてください。

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樋口 智香子

プロフィール

オンライン面接では、対面面接とはまた違った注意点があります。

まず額と耳を出したヘアスタイルにして、表情をはっきり見せましょう。そして視線は、カメラを見るようにすれば、アイコンタクトが取れている状態に映ります。

挨拶は「〇〇様、本日はよろしくお願いいたします」と相手の名前を呼ぶことで、好印象につながります。

オンライン面接を行うときに家がうるさかった場合、場所を変えるか悩みますよね。こちらのQ&Aでは対処法をキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。

もし入室の流れを間違えたら? リカバリー方法を頭に入れておこう

事前に準備していても、面接当日は緊張でマナーや入室の流れを間違えてしまうこともあります。間違えてしまったときの対処法も頭に入れておけると、間違えても相手の印象を取り戻せるので、最後にリカバリー方法も解説します。

結論から言うと、入室の方法を間違えても、堂々としてそのまま進めて問題ありません

入室の流れを間違えて、その部分だけやり直すとなると、面接官の段取りも崩れてしまううえ、何より不自然に見えてしまいます。

たとえ間違えたとしても、気にせずに最後までやり抜く姿勢を見せることで、面接官に堂々とした印象を与えることができます。

面接は何度も繰り返し練習することが非常に大切です。練習を繰り返すと、マナーなども自然に身につきます。こちらの記事では内定に近づく効果的な練習方法について解説しているので、併せてチェックしてみてください。

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野村 芳克

プロフィール

ノックやドアの開閉、お辞儀などのマナーが多少間違っていても、実際の面接ではそれほど気にしません。それよりも、落ち着いた態度や礼儀正しさ、コミュニケーション能力を重視します。面接では誠実さと前向きな姿勢を心掛けてください。

面接の入室・退室のマナーを身に付けて好印象で内定に近づこう!

この記事では、面接の入室・退室の流れやマナー、面接官がチェックするポイントなどを解説しました。

面接の入室の一連の流れとマナーを押さえておき、その通りにできると面接官に与える第一印象はバッチリです。

それに加えて、面接官がチェックしているポイントを知り、その部分も意識できるとさらに面接官からの印象は良くなり内定獲得に近付きます。

面接の入室は第一印象を大きく左右します。面接の退室も面接官に与えるインパクトが大きいです。内定獲得のために、入室・退室を自然にできるまで何度も練習しましょう。

アドバイザーコメント

面接の入退室で大切なのは事前の準備と誠実な対応

面接の入退室は、日頃経験することが少ないので緊張しますよね。とはいえ面接官も学生が緊張していることは想定しています。足の運びや挨拶の順序などがこの記事で伝えたものと多少違ってしまっても、慌てずに落ち着いて対処すれば問題ありません。

また、対面でもオンラインでも、焦ると余計に緊張してしまうので、余裕を持った行動を心掛けましょう。電車が遅れたり、インターネットの接続が悪かったりしても、冷静に対応できるよう前もって備えておくことが大切です。

対面であれば15分前には会場付近に到着し、10分前には受付を済ませます。オンラインでも10分前にはPCの前で準備を完了させましょう。待ち時間は心を落ち着かせるために使うことをおすすめします。企業側も学生が時間前行動を取っているかは面接の形式を問わずチェックしているので、この点でも安心ですね。

イメージトレーニングと当日の笑顔で好印象を獲得しよう

そして何より、入退室のポイントは、笑顔です。入室のタイミングで目を合わせて笑顔で挨拶をし、そして退室間際に最後に目を合わせてもう一度笑顔を見せることができれば、「感じの良い学生だった」という余韻が残ります。

面接で自分の魅力を余すことなく伝えるためにも、入退室については今のうちにイメージトレーニングをして「難しいことではない」と心に刻んでおきましょう。迎える本番では背筋を伸ばし、視線と声をまっすぐ届けることを意識してくださいね。応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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