玉手箱 非言語「図表の読み取り」の練習問題10問と解き方! 就活の専門家の解説付き

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瀧本 博史
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2,000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は60,000件超。そのなかでWebテストの支援をおこなった人数は延べ5,000名以上。Webテスト関連の講師経験もあり。30年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう プロフィール詳細・記事一覧 >

図表の読み取りは、玉手箱の問題の中でも特に正しく情報を読み解く力と計算力が求められます。与えられた表やグラフから必要な情報を導き、選択肢の中から正解を選ぶ問題です。

この記事では、Webテスト支援経験のある瀧本さんとともに図表の読み取りの解き方を解説していきます。多くの企業で導入されている試験のため、読解や計算に苦手意識があるという人は、ぜひ対策をしておきましょう。

記事の後半には練習問題を10問用意しています。「表」「折れ線」「棒」「帯」「円」の5つの出題パターンを用意しているので、図表の読み取りの対策に活用してくださいね。

【コンテンツの制作・チェック・監修体制について】
Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低1人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

問題を解く前に確認! 図表の読み取りの解答のコツ

図表の読み取りの解答のコツ

  • 問題パターン:割合を求める問題、割合を比較する問題、増減率を求める問題、数量を求める問題、平均を求める問題、比率を求める問題、文字式を使う問題、正しいものを選ぶ問題、選択肢に「わからない」がある問題、少し変わった図表の問題
  • 1問当たりの時間:30秒~60秒
  • 出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(出題なし)Webテスティング(高)
図表の読み取りの解答のコツを教えてください!

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瀧本博史

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正確さと速さを両立させることが合格のカギ

玉手箱の非言語「図表の読み取り」は、計算自体は中学生レベルが中心で、難解な数式はほとんど出ません。

ただし、難しさの本質は計算力ではなく、短時間で大量のデータを正確に処理するスピードにあります。出題確率は非常に高く、玉手箱形式ではほぼ定番分野のため、対策の優先順位は最上位クラスです。

基本の解き方は、いきなり計算せず、

①単位(%・万人・億円など)を確認
②問われている対象だけに印をつける
③不要なデータを切り捨てる

という3ステップで処理することです。

応用編では、正確な計算よりも概算で選択肢を素早く絞る力が重要になります。玉手箱では「正確さ×速さ」のバランスが合否を分けるため、時間感覚を意識した演習が不可欠です。

覚えておくと解きやすい! 図表の読み取りで役立つ公式

図表の読み取りには、覚えておくと役立つ公式が存在します。問題を解く前に知っておくと、瞬時に解き方を判断できるので、覚えておきましょう。

覚えておくべき公式

  • 割合(倍率)=比べられる量÷もとにする量
  • %=割合×100
  • 平均=合計÷項目数
  • 変化率(増減率)=(変化後の数-変化前の数)÷変化前の数×100
  • 「大きい数」÷「小さい数」の法則
  • 増加率・減少率の求め方
    └A→Bの増加率・減少率:(B÷A-1)×100
  • 内項の積=外項の積

玉手箱「図表の読み取り」練習問題10問|瀧本さんによる解き方の解説付き!

ここからは、玉手箱「図表の読み取り」の練習問題を解説付きで10問紹介します。

出題形式が複数あるため、苦手な人もいるかもしれませんが、パターンを覚えることでスムーズに回答できるため、演習を繰り返して慣れていきましょう。

また、今回初めて「図表の読み取り」に挑戦するという人は、「問題を解く前に確認! 図表の読み取りの解答のコツ」を読んでから問題に移ることをおすすめします。

問題1(難易度:★★☆☆☆)

問題

上の表は、国内における主要なレジャー施設の年次別の統計データを示したものである。表の内容にもとづき、問いに対する最も適切なものを一つ選びなさい。
2015年と2020年の運営収益の差は、およそ何億円か。

選択肢


正解:B
2015年の運営収益は312,400[百万円]であり、2020年の運営収益は165,300[百万円]である。その差を求めると、312,400-165,300=147,100[百万円]となる。単位を百万円から億円に換算すると、1,471億円となるため、最も近い数値は1,470億円である。したがって、正解はBとなる。表の単位が百万円であることに注意して、桁の読み替えを正確におこなう必要がある。

瀧本博史

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まず、単純な引き算で済むのか、それとも単位の変換が必要なのかを最初に確認することが肝心です。

表記を「百万円」と「億円」で読み違えると大きな誤差につながります。そのため、まず数値の単位をそろえてから差を求めるという手順を守ることがポイントです。

問題2(難易度:★★☆☆☆)

問題

上の表を見て、問いに答えなさい。
2023年におけるA市のオフィスビル平均賃料は何円/坪か。最も適切なものを次から一つ選びなさい。
主要都市におけるオフィスビルの空室率および平均賃料の推移

選択肢


正解:E
表に記載されているデータは、2019年から2022年までの期間における各都市の空室率および平均賃料である。問いが求めている2023年の数値については、表の中に一切の記述がない。また、賃料の推移には一定の減少傾向が見受けられるものの、将来の数値を一意に特定できるような算術的な法則性も明示されていない。したがって、与えられた表の情報のみでは判断できないため、正解はEとなる。

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この問題では、与えられた期間のデータがどこまでなのかを最初に確認することが大切です。

表にない年度を想像で補わず、記載されている数値の範囲内で考えます。平均賃料の算出や推移の把握では、空室率との関係を切り分けて整理する姿勢が大切です。

問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

上の表を見て問いに答えなさい。
2024年において、C国の輸出総額に占める電気機器の割合は、およそ何%か。最も近いものを、以下の選択肢から一つ選びなさい。
<C国の主要品目別輸出統計(2025年)>

選択肢


正解:C
2024年の輸出額は「2025年の輸出額÷(1+前年からの伸び率)」で求められる。 電気機器の2024年の輸出額は、92,610.0÷1.235=75,000.0[百万ドル]となる。 一方、2024年の輸出総額は、256,700.0÷1.15≒223,217.4[百万ドル]である。 したがって、2024年の電気機器の割合は、75,000.0÷223,217.4×100≒33.59……%となる。 最も近い数値は34%であるため、正解はCとなる。

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この問題では、まず設問文の「割合」という言葉に注目し、いきなり選択肢を見るのではなく、「表のどの数値とどの数値を組み合わせるのか」を整理しましょう。

輸出総額とその内訳の関係を正しくつかみ、必要であれば前年から逆算する流れを頭の中で描いてから計算に入ることが大切です。

問題4(難易度:★★★☆☆)

問題

上の表を見て、問いに対する最も適切なものを一つ選びなさい。
2018年度から2022年度にかけて、主要5空港の国際線旅客合計数に占める羽田空港の割合は、およそどのように変化しているか。
国際線旅客数データ

選択肢


正解:A
2018年度と2022年度の全体に占める羽田空港の割合を算出し、その差を求める。まず、2018年度は17,942/88,864×100≒20.2[%]となる。次に、2022年度は10,214/34,828×100≒29.3[%]となる。これらを比較すると、29.3-20.2=9.1となり、およそ9ポイント上昇していることがわかる。したがって、正解はAとなる。

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単年の数値を見るだけではなく、複数年度を比較する視点を持つことがカギになります。

割合の変化を問われている場合は、各年度の全体に対する構成比をそれぞれ算出してから、その差を求めることで混乱を防げます。合計値と内訳を取り違えない意識が重要です。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

上の表は、国内における情報通信産業の事業所数、従業員数、および年間売上高の推移をまとめたものである。表の内容にもとづき、問いに対する最も適切なものを一つ選びなさい。
2020年における1事業所あたりの平均従業員数は、2010年における1事業所あたりの平均従業員数と比べておよそ何人増加したか
<情報通信産業の主要統計推移>

選択肢


正解:C
事業所あたりの平均従業員数は、「従業員数÷事業所数」で算出できる。2020年は215,900/4,250=50.8[人]となる。2010年は182,200/5,840≒31.198[人]となる。これらの差を求めると、50.8-31.198=19.602となるため、およそ19.6人増加していることがわかる。事業所数が減少する一方で従業員数が増えているため、一拠点あたりの規模が拡大している傾向が読みとれる。

瀧本博史

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この問題では、「1事業所あたり」という平均の考え方を正しく理解することが欠かせません。

従業員数と事業所数の両方を確認し、割り算の方向を間違えないように注意しましょう。過去と現在を比較する場合も、同じ計算式で求めてから比べる姿勢が大切です。

問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

上の表を見て、問いに答えなさい。
2020年の東京港のコンテナ取扱個数を1とすると、2018年の東京港と横浜港を合わせたコンテナ取扱個数はおよそいくつで表されるか。最も近いものを次から選びなさい。
国内主要5港におけるコンテナ取扱個数の推移(単位:万TEU)

選択肢


正解:C
2020年の東京港の取扱個数は474万TEUである。また、2018年の東京港と横浜港を合わせた取扱個数は517+303=820万TEUとなる。求める値をXとおくと、474:820=1:Xという比の式が成り立つ。したがって、X=820÷474=1.729……となり、最も近い数値は1.73である。2018年の東京港のみを分母にするなどの計算ミスに注意が必要である。

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ここでは、基準を1とする比の考え方をしっかり押さえる必要があります。まず基準となる年の数値を確認し、そのうえで比較対象の合計値を算出します。

複数の港の数値を合算する場面では、足し忘れがないかを確認しながら進める意識が重要です。

問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

上の表を見て、問いに答えなさい。
横浜ICから名古屋ICまでの距離は何kmか。最も適切なものを次の選択肢の中から一つ選びなさい。
高速道路の主要IC間距離表(単位:km)

選択肢


正解:D
表は各都市間の距離を示しており、目的地までの距離は各区間の数値を加算することで求められる。路線の並び順は「東京―横浜―静岡―浜松―名古屋」となっている。横浜から名古屋までの距離を求めるには、「横浜―静岡(119.7km)」、「静岡―浜松(74.3km)」、「浜松―名古屋(108.6km)」の3つの区間を合計すれば良い。119.7+74.3+108.6=302.6となるため、正解はDである。

瀧本博史

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この問題を解くには、複数区間の距離を合計するという基本的な作業を確実におこなうことがカギとなります。

途中経路を正しくたどり、どの区間を足すのかを図で確認してから計算に入るとミスを減らせます。数字を機械的に足すのではなく、経路の流れを意識することが重要です。

問題8(難易度:★★★★☆)

問題

上の表は、ある精密機器メーカーにおける製品カテゴリー別の生産状況をまとめたものである。表の内容にもとづき、問いに対する最も適切なものを一つ選びなさい。
半導体装置カテゴリーにおいて、従業員1人あたりの生産出荷額は、2023年度から2024年度にかけておよそ何%増加したか。
<製品カテゴリー別生産データ>

選択肢


正解:D
2023年度の従業員1人あたりの生産出荷額は、582,300/8,420≒69.156[百万円]となる。同様に、2024年度は601,200/7,950≒75.622[百万円]となる。増加率を求めるため、(75.622/69.156-1)×100を計算すると約9.35となる。したがって、最も近い数値である9.4%が正解となる。従業員数が減少しているなかで出荷額が伸びているため、1人あたりの効率は大きく上昇している。

瀧本博史

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図表の読み取りの問題では、「1人あたり」という表現に注意し、総額を人数で割ることが基本です。

年度ごとの数値を別々に求め、そのうえで増減率を比較する流れを丁寧に踏むと見通しが立ちます。途中の概算をうまく使う姿勢が求められるでしょう。

問題9(難易度:★★★★☆)

問題

上の表を見て、問いに答えなさい。
2020年の四港の合計コンテナ個数をXとおくと、同年の東京港と名古屋港を合わせたコンテナ個数はどのように表されるか。最も適切なものを次から一つ選びなさい。
国内の主要四港における外貿コンテナ個数(単位:万TEU)

選択肢


正解:A
2020年の合計コンテナ個数は1,080万TEUであり、これがXに相当する。一方、同年の東京港(425)と名古屋港(235)の合計は660万TEUである。求める値をYとおくと、1,080:660=X:Yという比の式が成り立つ。これを解くと、1,080Y=660Xとなり、Y=660X/1,080=66X/108となる。さらに、これを6で約分すると11X/18となる。したがって、正解はAとなる。

瀧本博史

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まずは、文字式で表された選択肢に惑わされず、実際の合計値を具体的な数値で把握することから始めましょう。

全体をXとする場合でも、実数で一度確認すると割合の構造が見えやすくなります。式と数値の対応関係を整理する姿勢が効果的です。

問題10(難易度:★★★★☆)

問題

上の表を見て、問いに答えなさい。
表の内容から明らかに正しいといえるものはどれか。次の選択肢の中から一つ選びなさい。
主要五か国の1人当たり国民総所得(GNI)の推移(単位:米ドル)

選択肢


正解:D
Aは表にない年の情報のため判断できない。Bは(38,550÷42,420-1)×100≒-9.1%であり、約10%とはいえない。Cは経済成長率の定義が表の情報だけでは特定できない。Dは70,930÷41,120≒1.724……であり、約1.7倍といえるため正しい。Eは各国の増加率を計算すると、A国が約18.3%、E国が約19.5%となり、B国の約12.6%より高い数値を示す。したがって、正解はDとなる。

瀧本博史

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この問題では、「明らかに正しいものを選ぶ」という設問の意図を読み取ることが重要です。

表にない情報を勝手に推測せず、与えられたデータだけで判断できるかを1つずつ検証します。計算が必要な選択肢は、実際に数値を当てはめて慎重に確かめましょう。

玉手箱「図表の読み取り」を対策する際のポイント

アドバイザーからワンポイントアドバイス

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

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設問を先読みして必要な数値だけ拾うのがコツ

玉手箱の非言語「図表の読み取り」は、計算自体は中学生レベルですが、短時間で大量の情報を処理するスピード勝負の単元です。

練習問題を解く際は、以下の3点を徹底しましょう。

①時間を計って解く
②必ず概算で答えを予測してから正確に計算する
③単位(%・万人・億円など)に印をつける


1日20〜30分の対策を3〜5日続けて、本番形式でまとめて演習するのが効果的です。1問あたりに使える時間の目安は30〜60秒程度と覚えておきましょう。

公式と概算で計算してミスや不要な計算を排除しよう!

「図表の読み取り」を解くうえで、押さえておくべき公式は、以下の3つです。

①割合=部分÷全体×100
②増加率=増加分÷もとの数×100
③平均=合計÷個数


「図表の読み取り」が苦手な人は、公式を思い出してから解きましょう。また、正確に解こうとせず、概算で選択肢を2つまで絞ってから計算するとスピード向上につながります。

特に練習すべきなのは、増減率が絡む問題や複数年データの比較問題です。ここで計算ミスや単位の見落としが多発します。よくあるミスとして、不要なデータまで読んでしまったり、%と実数を混同したり、単位を確認しなかったりする点が挙げられます。

苦手な人は、まず「割合と増加率の公式だけ完璧にする」ことから始めましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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