この記事を訪問した理由は?(リンクを押して飛ぶ)
国家公務員の志望動機を作る際、「国家というスケールの大きさに対して志望理由を上手く言語化できない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
自分の経験や関心と結び付いていなかったり、地方公務員や民間企業との違いを説明できなかったりすると、志望理由が表面的に見えてしまうことがあります。
この記事では、国家公務員としての勤務経験を持つキャリアコンサルタントとともに、志望動機を作る5つのステップや、選考で見られやすいポイントを例文付きで解説します。
また、AIを活用した作成方法や注意点も解説しているため、自分の経験を活かした志望動機に仕上げたい人はぜひ参考にしてみてください。
【完全無料】
大学3年生(28卒)におすすめ!
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、AIが受かる志望動機を自動で作成します
2位:自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、AIツールを活用して自己PRを完成させよう
3位:WEBテスト対策模試
模試で実力チェック!WEBテストの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます
4位:面接回答集60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
5位:逆質問例100選
面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しています
【併せて活用したい!】
スキマ時間3分でできる就活診断ツール
①適職診断
たった30秒であなたが受けない方がいい仕事がわかります
②面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
そもそも国家公務員とは? 地方公務員や民間企業との違いを解説
国家公務員ならではの志望動機を作るには、まず「地方公務員」や「民間企業」との明確な役割の違いを把握し、独自の要素を見つけ出す必要があります。
それぞれの違いを整理したのが以下の表です。
| 国家公務員 | 地方公務員 | 民間企業 | |
|---|---|---|---|
| おもな仕事の範囲 | 国全体・複数地域 | 特定の都道府県・市区町村 | 自社の事業領域 |
| おもな業務対象 | 国民全体、企業・団体、自治体など | 地域住民、地域の企業、団体など | 顧客、取引先など |
| おもな役割 | 国の施策・法制度の企画や実施、全国的な行政運営など | 地域の実情に応じた施策の実施や行政サービスの提供など | 商品・サービスの提供を通じた事業活動 |
| 仕事の例 | 法制度の整備、施策立案、雇用支援、許認可・監督など | 福祉、子育て支援、防災、街づくり、地域振興など | 商品開発、営業、サービス運営など |
上記からもわかるように国家公務員が担う業務の対象は国民全体に及ぶため、非常に幅広いです。
そのため、国家公務員を単に「スケールの大きな仕事ができる」ととらえるのは避けましょう。
自分が取り組みたい課題に対して、国・地方団体・民間企業がそれぞれどのような立場や権限でかかわっているのかを整理することで、説得力のある志望動機が作成できます。
民間企業と国家公務員の志望動機の差別化に悩んでいる人は、下記の記事もおすすめです。
それぞれの志望動機で重視される点や、共通して評価される点について解説しています。
元公務員が解説! 国家公務員の志望動機で評価されるポイント
志望動機を作成したものの、「本当にこの内容で評価されるのか」と不安になる人もいるでしょう。
そこで、ここでは、国家公務員としての勤務経験があり、学生の就活支援にも携わる平野さんに、国家公務員の選考で評価されやすい志望動機の特徴を聞きました。
評価につながりにくい内容や面接で深掘りされやすいポイントを理解して、自身の志望動機を見直してみましょう。
【5ステップで整理】国家公務員の志望動機の作り方
国家公務員の志望動機では、やりたい仕事を語るだけでなく、なぜ地方公務員や民間企業ではなく国家公務員なのかを論理的に伝えることが欠かせません。
それぞれの役割が曖昧なまま志望動機を作成すると「県庁や市役所でも実現できるのでは?」と面接官に突っ込まれてしまう原因になります。
ここでは、なぜ国家公務員なのかという理由の探し方から、自身の強みとキャリアの紐付け方などを5つのステップで紹介します。
解説を読みながら一緒に取り組んでみましょう。
志望動機作成ツールを試してください
「志望動機がなかなか書けない……」と悩んでいませんか?自己分析や業界研究に時間がかかり、思うように進まない方も多いでしょう。
そんな時は「志望動機作成ツール」を活用しましょう。5つの質問に答えるだけで、あなたの強みや経験を活かした志望動機が簡単に完成します。
ぜひ活用して、効率の選考を突破しましょう。
①国家公務員への理解を深める
まずは、国家公務員がどのような役割を担い、どのような仕事に携わるのかといった理解を深めましょう。
理解が浅いと国家公務員ならではの志望理由を具体化できず、「社会に貢献したい」「規模の大きな仕事をしたい」といった抽象的な理由になってしまいます。
理解を深めるには、人事院や各省庁の採用ページを参考にしたり、各省庁が実施するインターンシップやワークショップへ参加したりすることがおすすめです。
自分がどこまで理解できているか判断したい人は、「そもそも国家公務員とは? 地方公務員や民間企業との違いを解説」の表を見返してみましょう。
仕事の範囲や業務対象、役割などの違いを説明できるか確認することで、公務員ならではの理由を具体化しやすくなります。
調べた内容をそのまま志望動機に並べるのではなく、自分が関心を持つ社会課題と照らし合わせ、なぜ国の立場から取り組みたいのか考える材料として活用しましょう。
②自己分析で強みを整理する
国家公務員には、国全体の課題を広い視点でとらえる力や、立場の異なる人と協力して物事を進める力、責任を持って粘り強く取り組む姿勢などが求められます。
自己分析では、こうした国家公務員の仕事で活かせる強みが自分の経験で表れていないかという視点で、学業やゼミ、アルバイト、部活動などを振り返ってみてください。
たとえば、複数の意見を整理して一つの結論にまとめた経験があれば、関係者の立場を踏まえて物事を進める力として整理できます。
強みを見つける際は、単に「コミュニケーション能力」や「粘り強さ」といった言葉を挙げるのではなく、国家公務員の仕事でどのように活かせるのかまで考えておきましょう。
③取り組みたい社会課題を決める
志望する省庁や仕事を先に決める前に、まず自分は何に取り組みたいのか整理してみてください。
先に省庁や仕事を確定してしまうと、自分の経験や関心のある課題を後付けする形になり、志望動機が不自然になる可能性があります。
国家公務員が取り組む社会課題には以下のようなテーマがあります。
社会課題一覧
- 少子高齢化による人口減少や人手不足
- 地方の過疎化
- 災害に強い街づくり
- 行政手続きのデジタル化
- 安定したエネルギー供給
- サイバー攻撃への対策
取り組みたい社会課題が思いつかない場合は、各省庁の職員インタビューや業務説明会、政策紹介などに触れてみてください。
その中で、自分も携わりたいと感じたテーマを探し、気になるテーマが見つかったら、なぜ興味を持ったのかを掘り下げましょう。
大学での学びやニュースで知った出来事、身近で感じた疑問など、自分との接点を振り返ることで、取り組みたい理由も具体化しやすくなります。
公務員を目指す理由と言語化(タップで開閉)
公務員を目指す理由がうまく言葉にできない人は、こちらの記事もおすすめです。記事を参考にして、自分の言葉で国家公務員を目指す理由を整理してみてください。
公務員のES(エントリーシート)の書き方
公務員を目指す理由が必ず伝わるエントリーシートの書き方|12例文
公務員になりたい理由の言語化
例文あり|公務員になりたい理由の最適な回答と言語化のコツを解説
公務員を目指すきっかけ
公務員を目指すきっかけはどのようなことが多いですか?
社会課題への関心を広げたい人は、ぜひ一度公務員試験の時事問題にも取り組んでみてください。気になるテーマを見つけるきっかけになります。
特別な動機がなくても、ツールを使えば採用される志望動機が作れます
第一志望以外の企業にエントリーする時、「特別な志望動機が思いつかない......」と悩む就活生も多いでしょう。
そこで活用してほしいのが無料の「志望動機作成ツール」です。5つの質問に答えるだけで、あなたがエントリーする業界・職種の志望動機をツールが自動で作成します。
\ツールを使って志望動機を作成!/
④国・省庁でしかできない理由を考える
国家公務員は、施策の企画・立案や事業の実施など、国全体にかかわる仕事を担います。
まずは、「取り組みたい社会課題を決める」で考えた課題に、国・地方自治体・民間企業がそれぞれどのようにかかわっているか調べてみてください。
そのうえで、たとえば「全国に共通する仕組みを整えたい」や「複数の地域にまたがる課題に取り組みたい」など、国の立場を選ぶ理由を言葉にします。
このように、国・地方自治体・民間企業、それぞれが課題に対して使える手段や担う範囲を比較すると、国を選ぶ理由を見つけやすくなるのです。
さらに、各省庁によって担う政策分野や業務は異なります。
各府省の採用サイトやキャリアガイドを確認して、なぜ国なのかだけでなく、なぜその省庁なのかまで掘り下げることで、志望動機をより具体化していきましょう。
⑤採用後のキャリアと強みを紐付ける
最後に、採用後に携わりたい業務を具体化し、「自己分析」で見つけた自分の強みと結び付けましょう。
単に志望理由を伝えるだけでなく、採用後にどのように力を発揮し、何を実現したいのかまで示すことで、再現性の高い志望動機として評価されます。
たとえば、国家公務員の業務には以下のようなものがあります。
国家公務員の業務
- 社会課題を解決するための政策立案・制度設計
- 法律や制度の見直し・運用
- 予算の作成や事業の計画・実施
- 地方自治体や民間企業と連携した事業の推進
- 海外の政府・国際機関との交渉や連携
志望する省庁の採用ページや職員インタビューを参考にして、興味のある業務や将来的に携わりたい分野を整理してみましょう。
さらに、その業務経験を通じて、将来どのような社会課題を解決したいかまで考えておくと、キャリアの方向性も整理できます。
ここでのポイントは、強みを無理に仕事内容とつなげようとしないことです。これまでの経験で培った力と採用後の仕事が自然な流れでつながることを意識して言語化してみましょう。
行政業務経験者の木原さんが意識すべき点をアドバイス
自分の強みを無理に仕事に当てはめるのではなく、まずは志望先の仕事内容や求められる役割を理解することが大切です。
そのうえで、自分の経験を振り返り、実際の業務のどのような場面で、強みをどう発揮できるのかを具体的に伝えましょう。
【テーマ・職種別】国家公務員の志望動機の例文6選
例文
ここまで、国家公務員の志望動機の作成方法を解説してきました。ですが、実際の志望動機を見ないとイメージができないという人もいるでしょう。
そんな人向けに、ここからは、テーマ・職種別に国家公務員の志望動機の例文を6つ紹介します。
文章の流れを参考にして、自分の志望動機に落とし込んでみてください。
特別な動機がなくても大丈夫!
ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます
「第一志望以外の志望動機が思い浮かばない……」と感じたことはありませんか?そんな時にぜひ活用してほしいのが「志望動機作成ツール」です。
簡単な質問に答えるだけで、特別な動機がなくても採用したいと思われる志望動機が簡単に作成できます。
志望動機で困ったら、まずはツールを活用してみましょう。
(人材業界の場合)
①ゼミ・学業で関心を持った社会課題を軸にした例文
例文①
私は、すべての人が自分に合った仕事を選び、安心して働き続けられる環境づくりに携わりたいと考え、労働局を志望しています。
大学で雇用・労働問題について学ぶなかで、求職者への就労支援はもちろんのこと、企業側へのサポートが揃って初めて安定した雇用環境が維持できると実感しました。
そのため、ハローワークにおける求職者支援や、事業主への助成金制度の普及・審査を通じて、求職者と企業の双方に伴走しながら、地域全体の雇用基盤を支えられる労働局の業務に強い魅力を感じています。
ゼミのグループ発表では異なる意見を整理してまとめる役割を担うことが多く、周囲と調整しながら物事を進める力を培ってきたため、多様な人とかかわる労働局業務において力を発揮できると考えています。
入局後は、培った調整力を活かして求職者と企業双方の課題を丁寧に汲み取り、長く働ける雇用環境の実現に貢献したいです。
キャリアコンサルタントが例文を評価
自分の大学における研究テーマと、志望先の業務内容をうまく結び付けているところはポイントが高いです。
さらにハイレベルにするには、一般的な公的業務にとどまらず、現在、特にトピックとなっている行政課題についても言及しましょう。
自分はどのように解決したいかを述べることができれば、より評価につながる志望動機になります。
②インターンやアルバイトの経験を軸にした例文
例文②
私は、家庭環境や住んでいる地域に左右されず、すべての子どもが等しく学習できる環境を整えたいと考え、文部科学省を志望しています。
学習塾でアルバイトしていた際、生徒によって学習環境や家庭で受けられるサポートに差があると感じていました。
この経験から、個別の指導にとどまらず、国の教育制度や政策を通じて、全国の子どもたちの学びを支えたいと考えるようになりました。
アルバイトでは、生徒一人ひとりの理解度や家庭での学習状況を丁寧に汲み取り、教え方やコミュニケーションの方法を柔軟に変える姿勢を意識してきました。
そこで培った相手の状況を汲み取る力を活かして、採用後は、自治体や学校など教育現場の実情に耳を傾け、格差を是正し子どもたちの可能性を広げられる政策づくりに貢献していきたいです。
キャリアコンサルタントが例文を評価
塾での気付きを国の政策へ広げる流れは自然で、軸も一貫しています。
一方、格差の具体像や、なぜ国の立場で取り組むのかが見えにくく、ほかの志望者との差が出ません。
生徒の実例と関心施策を加えれば、説得力が一段と高まります。
③地方創生・防災など地域課題への関心を軸にした例文
例文③
私は、災害に強い地域づくりに携わりたいと考え、国土交通省の地方整備局を志望しています。
被災地域でボランティア活動に参加した際、道路や生活インフラの被害で住民の暮らしが大きく制限される状況を目の当たりにしました。
この経験から、災害発生後の支援だけでなく、被害を抑えるための防災に携わりたいと考えるようになりました。
数ある公務員の中でも、地方整備局は、市町村の区域を越えて河川や道路などの整備に携わり、広域的な防災に取り組める点に魅力を感じています。
ボランティア活動で培った、「周囲の状況を的確に把握し、主体的に動く力」を活かして、広域的な視点を持ち災害に強い基盤づくりに貢献していきたいです。
キャリアコンサルタントが例文を評価
被災地でのボランティア経験を志望動機につなげ、地方整備局ならではの役割にも言及できている点が評価できます。
一方、活動中の具体的な経験や気付きを盛り込むと、説得力が増します。
また、希望する業務と自身の強みを結び付けることで、入職後の貢献意欲がより明確になるでしょう。
④総合職を志望する例文
例文④
私は、物価上昇や人手不足に悩む中小企業を支える政策に携わりたいと考え、経済産業省の総合職を志望しています。
大学の授業で地域経済について学ぶなかで、中小企業は地域の雇用を支える一方、原材料費の上昇や人材不足など複数の課題を抱えていることを知りました。
また、授業では地域ごとの人口や企業数などの統計資料を比較し、「なぜその数字の違いが生まれるのか」という背景まで考察することを意識してきました。
この経験を通じて、複数の情報をもとに分析し、本質的な課題を整理する力を培いました。
採用後は、この分析力を活かし、現場の状況を正しくとらえて、実現性の高い中小企業支援の政策立案に貢献したいです。
将来的には、一つの分野にとどまらず幅広い政策分野を経験し、社会や経済の変化に応じた施策を考えられる職員を目指します。
キャリアコンサルタントが例文を評価
「物価上昇や人手不足」といった、現在特に問題となっている点を取り上げたことは大変評価できます。
より良くするためには、以下の2点を意識できると良いでしょう。
①中小企業の支援について興味があるのであれば、具体的にどのような支援をおこなうと効果的であるか
②現在の政策のどのような点に物足りなさを感じているか
経済分野に関心がある人は、こちらの記事もおすすめです。公務員試験で出題される経済の練習問題を掲載しています。
⑤専門職を志望する例文
例文⑤
私は、社会を支える税制度の適正な運用に携わりたいと考え、国税専門官を志望しています。
大学の授業で税制や財政の役割を学ぶなかで、充実した公共サービスを維持するためには、必要な税が適切に納められることが不可欠であると知り、税務行政に関心を持つようになりました。
そのため、納税者と直接かかわりながら、適正・公平な課税や徴収を支える国税専門官の仕事に魅力を感じています。
飲食店のアルバイトでは、レジ締めで金額が合わない際に、記録を一つずつ確認し、原因を特定することを徹底してきました。
そこで培った数字や事実を丁寧に確認する力を、申告内容や帳簿から正確に事実関係を把握する業務に活かしたいです。
入庁後は実務経験を積み、将来的には複雑な案件にも的確に対応できる国税専門官を目指します。
キャリアコンサルタントが例文を評価
税の役割への関心から国税専門官を志望する流れが明確で、レジ締めの照合経験も業務と結び付き説得力があります。
一方、なぜ国税専門官かという理由や、経験から得た学びと成果が具体的でなく、将来像も抽象的です。独自の体験を加えるとより説得力のある志望動機になるでしょう。
企業に刺さる志望動機は、AI作成ツールを試してください
「企業に伝わる志望動機ってどうやって書くの…?」そんな悩みはありませんか?
「志望動機作成ツール」では、AIがあなたの思いや強みを文章に落とし込み、選考に強い志望動機を作成します。
面接官の心に響く内容を準備し、次のステップに進む準備を整えましょう!
⑥一般職を志望する例文
例文⑥
私は、日本で暮らす外国人が必要な手続きを円滑におこなえる環境を支えたいと考え、出入国在留管理庁の一般職を志望しています。
大学で留学生と交流した際、在留手続きや生活上のルールについて、言葉や制度の違いから戸惑う人がいることを知りました。
そのため、少しでも不安を取り除くことができればと考え、留学生の困りごとを聞き取り、わかりやすく説明するようにしていました。
その際、相手の理解度を丁寧に確認しながら、専門的な用語を使わずに説明することを意識していたので「説明がわかりやすい」と言ってもらう機会も多くありました。
入管行政は、全国共通の在留制度を適切に運用し、日本で暮らす外国人の手続きを支えられる点に、社会的意義を感じています。
採用後は在留審査や外国人への案内などの経験を積み、将来的には制度と外国人が直面する課題の双方を理解して、適正な在留管理の整備に貢献できる職員を目指します。
キャリアコンサルタントが例文を評価
留学生との交流経験を通じて志望動機が形成されており、相手に寄り添う姿勢や説明力が伝わる点が評価できます。
一方、外国人への支援だけでなく、公平・適正な在留管理を担う行政機関としての役割にも触れると、職務理解がより深まります。
また、自身の強みを採用後の業務にどう活かすかを明確にすると、さらに説得力が増すでしょう。
こちらの記事では基礎能力試験の問題を掲載しているため、現在の実力を確認したい人にもおすすめです。
時短におすすめ! AIを活用して国家公務員の志望動機を作る方法
志望動機の作成にAI(人工知能)を活用することで、文章をまとめる時間を短縮できるだけでなく、考えを整理したり、自分では思いつかなかった表現を探したりできます。
ただし、何も情報を与えずに「国家公務員の志望動機を作って」と指示すると、誰にでも当てはまる内容になりやすいため注意が必要です。
AIは本人の経験や価値観、志望理由を入力しなければ正確に把握できないため、一般的な国家公務員の仕事内容を組み合わせただけの汎用的な文章が出力されやすくなります。
AIを活用して国家公務員の志望動機を作る場合は、自己分析の深掘りのサポートに活用するなど、壁打ち相手として活用するようにしましょう。
AIにどのような指示を送れば良いか迷う人は、下記のように、自分の経験を伝えたうえで質問や提案を求めるプロンプトがおすすめです。
コピペOKのプロンプト
あなたは、数多くの公務員志望者の志望動機を添削してきた優秀なキャリアコンサルタントです。
国家公務員を目指す就活生の志望動機の作成をサポートしてください。
私は○○の経験があります。この経験から見えてくる私の強みと、国家公務員として活かせるポイントを3つ提案してください。
また、志望動機を深掘りするために、面接官の視点からいくつか質問をしてください。
ただし、あくまでもAIは補助ツールです。AIが本人の経験や志望先について誤った内容を補ってしまうこともあるため、出力したものをそのまま使用することは避けましょう。
AIを使って志望動機を作る際、どのような指示を出せば良いか迷う人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
国家公務員の面接で何を聞かれるか不安な人は、こちらの記事もおすすめです。頻出する質問と、回答の質を高める方法を解説しています。
AI活用の注意点を解説
「AIで生成した文章の丸写し(コピペ)」は、絶対におこなわないでください。
すでにAIが作った文章の「見破り方」は、面接官側も心得ているため、そのまま提出するとマイナスな印象につながる可能性があります。
基本的にAIは「アイディア出し」に活用し、最後は必ず自分の言葉で書き直すようにしましょう。
国家公務員の志望動機を作成する際の注意点
たとえ国家公務員を志望する理由が明確でも、書き方によっては本来伝えたい内容がぼやけてしまうことがあります。
せっかく整理した経験や考えを効果的に伝えるためにも、志望動機を作成する際の注意点を事前に押さえておきましょう。
ここでは、国家公務員の志望動機を作成する際に気を付けたいポイントを解説します。完成した文章を見直す際のチェックポイントとしても活用してみてください。
①民間企業でも言えるような抽象的な言葉でまとめない
「社会に貢献したい」や「人の役に立ちたい」といった民間企業でも言えるような言葉だけでは、国家公務員でなければならない理由が伝わりにくくなります。
そのため、抽象的な表現を使う場合は、その後にどの課題に、どのような立場から取り組みたいのかまで具体化しましょう。
たとえば漠然と「社会に貢献したい」で終わらせず、「地域による子育てや教育支援の格差を法改正や財政支援などによって解消したい」など、国家公務員だからこそできることまで示します。
完成した文章を読み返した際に、志望先を民間企業や地方自治体に置き換えても成立する内容になっていないか確認してみてください。
②安定性や待遇の良さを志望理由の中心にしない
国家公務員法にもとづく身分の保障や福利厚生、雇用の安定性に魅力を感じて国家公務員を志望すること自体は、決して悪いことではありません。
しかし、待遇面を志望理由の中心にしてしまうと、仕事内容への関心や採用後に取り組みたいことが伝わりにくくなり、「熱意が足りない」と受け取られる可能性があります。
そのため、志望動機ではどのような仕事に携わりたいのか、なぜ国の立場で取り組みたいのかを中心に伝えることが大切です。
仮に志望動機内で待遇面について触れる場合も、それだけで終わらせず、仕事内容への関心や将来実現したいこととあわせて伝えるようにしましょう。
- 志望理由が安定性なのですが、どのように落とし込めば良いでしょうか?
言い回しを変えることでポジティブな印象を与えられる
「公務員の安定性に魅力を感じている」という本音は無理に隠す必要はありません。大切なのは「何のための安定か」まで言い換えることです。
たとえば「腰を据えて」「長期的な視点で」「継続して」といった言葉にすると、前向きな印象になります。
「景気の変動に左右されにくい環境で専門性を磨きながら、長期的な視点で国民の暮らしを支える仕事に携わっていきたい」のように、安定を手段、社会への貢献を目的として書くと伝わりやすいです。
ただし、安定性ばかりを伝えると保身的な印象を与えてしまうため、「どんな部署でどのような力を発揮したいのか」という仕事内容への関心も添えるようにしましょう。
③取り組みたい業務を絞りすぎない
国家公務員は、異動や配置転換を通じてさまざまな部署や業務を経験することがあります。
そのため、特定の業務だけにこだわりすぎてしまうと「希望する部署以外に配属された場合に意欲を保てないのでは」「業務を体系的に理解できていないのではないか」と懸念される可能性があります。
たとえば「地方整備局で道路整備だけに携わりたい」と考えている場合であっても、その業務に限定するのは避けましょう。
「まずは道路整備を通じて地域の課題を学び、将来的には防災や街づくり政策などから地域を支えたい」など、関心のある業務を起点に将来の広がりまで示してみてください。
④地方公務員や民間企業を否定する内容にしない
地方公務員や民間企業と差別化する際は、ほかの職業を下げるのではなく、それぞれの役割の違いに着目することが大切です。
たとえば「地方公務員はできることが少ない」や「民間企業は利益が優先される」といった伝え方をすると、ほかの仕事への理解が浅い印象を与える可能性があります。
地方公務員や民間企業にもそれぞれの役割があることを踏まえたうえで、自分が取り組みたい課題にはどの立場が合っているのかを比較しましょう。
その結果として、国の制度づくりや広域的な施策に携わりたいと説明できれば、ほかの職業を否定せずに国家公務員を選ぶ理由を伝えられます。
国家公務員の志望動機は国・志望省庁を選ぶ理由まで掘り下げて説得力を高めよう
国家公務員の志望動機で大切なのは、「なぜ国家公務員なのか」を明確に示すことです。曖昧な志望理由だと「民間企業や地方公務員でもできるのは?」と判断されかねません。
だからこそ、単に自分が取り組みたい仕事を伝えるのではなく、自己分析で見つけた強みと国や省庁でしかできない業務を掛け合わせた志望動機にする必要があります。
この記事で紹介した5つのステップを参考にして、あなたならではの志望理由に仕上げて、選考を突破しましょう。
アドバイザーからあなたにエール社会課題を解決するために自分は何ができるのか考えてみよう
国家公務員の志望動機を考える際は、「どんな仕事をしたいか」だけでなく、「どんな社会を実現したいか」という視点を持つことが大切です。
まずは、自分が関心を持つ社会課題とそのきっかけを整理し、次に、その課題に対して国だからこそ果たせる役割を考えてみましょう。
そのうえで、志望する省庁の使命や業務と結び付け、自分がどのように貢献したいのかを伝えると、筋道の通った志望動機になります。
課題に向き合う姿勢が評価されるポイント
国家公務員には、全国的・中長期的な視点から社会を支え、多様な関係者と協力して課題解決に取り組む姿勢が求められます。
特定の業務への関心だけでなく、幅広い視野や柔軟性も意識しましょう。
志望動機の作成を通じて、国家公務員としてどのような使命感を持って働きたいのか、自分自身の将来像も描いてみてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi












アドバイザーのリアル・アドバイス!これまでの学びや経験と社会課題を自分の言葉で結び付けよう
国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士
平野 裕一
プロフィールを見る国家公務員の選考では、「なぜ国なのか」を自分の言葉で語れるかが重視されます。
地方自治体との違いを踏まえ、全国規模の制度設計や省庁間・地域間の調整にかかわりたい理由を明確に示しましょう。
あわせて、学びや活動で得た原体験から課題意識を語り、「なぜこの政策・この組織なのか」を論理的につなぐことが大切です。
一方、安定性だけを動機にすると受け身に映りやすく、「国民のために」といった抽象的な表現にとどまると面接官の目を惹く志望動機にはなりません。
どの業務でも取り組めるような柔軟性も評価対象となる
また、特定業務への強いこだわりは、異動を前提とした組織への順応性に疑問を持たれることがあります。
現場の声を政策へ橋渡しする視点を持ち、組織の使命と結び付けて語ることが説得力につながるでしょう。