公務員試験「社会科学」の練習問題15問! 専門家の解説付き

公務員経験がある専門家がこの記事を監修しました
木原 渚
木原 渚
国家資格キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士/Gallup認定ストレングスコーチ/MBTI認定ユーザー
Nagisa Kihara◯放送・行政・人財開発など多様な職種を経験する中でキャリア支援に興味を持つ。一人ひとりが楽しく働き、豊かに生きられる社会を目指し、現在はカウンセラーや研修講師として活動中

公務員試験の「社会科学」は、おもに法律、政治、経済、社会の4分野から構成される科目です。

さらに、法律は法学概論や憲法、政治は政治制度や政治原理・選挙制度・行政関係・国際関係、経済はミクロ・マクロ経済や財政・経済事情、社会は社会事情を中心に問われます。なお、法律の民法・刑法・行政法や、社会の社会学・心理学はほとんど出題されません。

この記事では、公務員経験がある木原さんとともに公務員試験「社会科学」の解き方を解説します。試験範囲をどこまで対策するか迷っている人や、ほかの科目に時間をかけるために短時間で対策したい人は、優先すべき分野や効率的な解法をチェックしましょう。

記事の後半では、練習問題15問を用意しています。一通り解いて、社会科学で求められる知識を効率的に身に付けていきましょう。

試験前に確認しておこう! 社会科学の解答のコツ

公務員試験「社会科学」の概要

  • 問題パターン:法律、政治、経済、社会
  • 1問あたりの時間:1~2分程度
  • 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(高:マークシート形式が多い)Webテスティング(なし)
公務員試験「社会科学」解答のコツを教えてください!

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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過去問での対策がおすすめ! 知識の定着を意識しよう

社会科学は政治・法律・経済・社会の4分野から構成され、教養試験のなかでは比較的得点を安定させやすい分野です。難易度は高校の政治経済・現代社会レベルが中心で、専門的な知識よりも基本概念の正確な理解が求められます。

出題頻度は教養試験全体の15〜20%程度であり、数的処理に次ぐ優先度で対策することを推奨します。

学習の基本は過去問の反復です。1問ごとに「なぜ正解か・なぜ誤りか」を言語化する習慣を付け、知識を定着させましょう。

本番では1問あたり1〜2分が目安となるため、知識が定着していれば時間的余裕が生まれます。

似た名称の制度や用語の混同、数値の誤り、因果関係の逆転といった引っかけパターンを意識しながら選択肢を読む習慣を付けることが、得点力を上げる近道です。

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公務員試験「社会科学」の概要

公務員試験「社会科学」は、数的処理、文章理解に次いで重要な科目です。法律や経済など専門的な内容を問われることが多いため、専門科目でこれらの科目を受験しない人にとっては特に対策が必須となります。

限られた時間で得点力を上げるには、出題されやすい分野の重点的な学習が欠かせません。以下の表では、社会科学の「頻出分野」と「職種別の一般知識の出題数」をまとめているので、効率的な学習を進めるために目を通しておきましょう。

①頻出分野

頻出分野
法律憲法、法学概論
政治国際関係
経済マクロ経済、ミクロ経済
社会社会事情

②職種ごとの出題数

「一般知識」の出題数
国家一般職6問
国家専門職6問
裁判所事務官6問
東京特別区I類12問(選択解答)
東京都1類B12問(選択解答)
地方上級全国型18問(選択解答)

公務員試験「社会科学」の練習問題15問|木原さんによる解き方の解説付き!

ここからは、公務員試験「社会科学」の練習問題を木原さんによる解説付きで15問紹介します。法律、政治、経済、社会の4ジャンルから、頻出テーマを中心に用意しているので、社会科学で出題される幅広い分野を体系的に学習していきましょう。

また、初めて公務員試験「社会科学」を解く人や、なるべく短時間で対策したい人は「試験前に確認しておこう! 社会科学の解答のコツ」をチェックしてから練習問題にチャレンジしてみてください。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の記述について、妥当なものはどれか。

社会権の一つである生存権について、日本国憲法第25条は「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定している。この考え方は、1919年にドイツで制定されたワイマール憲法において世界で初めて明文化された。ワイマール憲法下の社会権の概念は、19世紀的な自由放任主義を修正し、個人の経済的自由を無制限に認める立場を維持したまま、国家が最低限の生活保障をおこなうことを目指したものである。

選択肢


正解:A. 生存権の規定は、世界で初めてワイマール憲法によって明文化された。
生存権が初めて規定されたのはワイマール憲法である。同憲法は、資本主義の弊害を是正するために「所有権は義務をともなう」と明記し、公共の福祉のために経済的自由を制限する道を開いた。19世紀的な「国家からの自由」に対し、社会権は「国家による自由」といわれる。
選択肢Bは経済的自由を制限しないとする点が誤りである。
Cは憲法第25条の解釈について、日本の最高裁判所の判例および通説はプログラム規定説を採っており、これは「25条は国に対して政治的な目標・指針を示したものであり、個々の国民が国に対して直接的に権利を裁判で請求できるものではない」という考え方である。
Dに関して、生存権(社会権)は、「国家からの自由」ではなく「国家による自由」に分類される。
Eについて、ワイマール憲法以前の憲法(19世紀的な近代市民憲法)では、国家が生活救済を「義務」として負うという考え方は一般的ではなかった。

Dは「国家による自由(国家を通じた自由)」の性質を持つ社会権についての説明で、「国家からの自由」である自由権(経済的自由権・精神的自由権など)とは性質が異なるものです。

「国家からの自由」とは、国家が個人の領域に介入しないことを求める権利であり、近代市民革命期に確立された概念であることを覚えておきましょう。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

日本国憲法の条文と、それに該当する基本的人権の分類に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

日本国憲法が保障する基本的人権の分類に関する記述として、正しい組み合わせとなっているものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:D. すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。――社会権
Aは憲法26条2項であり、教育の義務に関する規定であるが、分類としては「社会権」の側面を持つ教育を受ける権利と対になるものである。Bは憲法38条1項であり、自己不罪拒否権として「自由権(身体の自由)」に該当する。Cは憲法15条1項であり、国民が政治に参加する権利である「参政権」に該当する。Dは憲法27条1項であり、人間らしい生活を保障するための「社会権」に該当するため妥当である。Eは憲法16条であり、国家に対して一定の行為を求める「請求権(受益権)」に該当する。

憲法27条1項の勤労の権利は、国家の積極的関与(=国家が具体的なアクションをする)によって実現される社会権に分類されます。

勤労・労働基本権(28条)・教育を受ける権利(26条)・生存権(25条)がいずれも社会権に属することを整理しておくことが大切です。

問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

地方自治制度および日本国憲法が規定する地方自治の原則に関する次の記述について、妥当なものはどれか。

日本国憲法第93条第2項は、地方公共団体の長、その議会の議員および法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が直接これを選挙すると規定している。これに関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:C. 憲法第93条第2項の規定により、地方公共団体の長および議会の議員の両方を、住民が直接選挙で選出する二元代表制がとられている。
憲法93条2項は、地方公共団体の長と議会の議員の両方を住民が直接選挙することを義務付けている。したがって、条例や法律によって長を間接選挙にすることはできない。この制度は、長と議会の双方が住民から直接負託を受ける二元代表制の根拠となっている。選択肢A、B、Dは直接選挙の原則に反するため誤りである。Eについては、憲法上「法律の定めるその他の吏員」も住民による直接選挙が可能であるとされているため誤りである。

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問題4(難易度:★★★☆☆)

問題

日本の選挙管理制度に関する次の記述について、妥当なものはどれか。

日本の選挙制度を支える執行機関の組織と役割に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:C. 都道府県および市町村には、それぞれ独立した行政委員会として選挙管理委員会が設置されており、当該自治体の選挙事務などを司る。
日本には中央選挙管理委員会という名称の組織は存在しない。国政選挙のうち比例代表選挙などの事務を司るのは、総務省に置かれる「中央選挙管理会」である。地方自治体においては、地方自治法にもとづき、独立した行政委員会として「選挙管理委員会」が都道府県および市町村に設置されている。したがって、Cが妥当である。AおよびBは組織名の誤り、Dは任命権者の誤り、Eは住民投票なども選挙管理委員会が扱うため誤りである。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

我が国の地方自治制度および地方自治法に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

現在の日本における地方公共団体の仕組みや事務、住民の権利に関する記述として、正しいものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:C. 憲法第94条は、地方公共団体が「法律の範囲内で」条例を制定できると規定している。判例によれば、公害規制のように地域の実情に応じた対応が必要な分野において、国の法律よりも厳しい基準を設ける「上乗せ条例」の制定は認められている。
Aは、不信任決議を受けた長が10日以内に議会を解散できるため誤りである。Bは、地方債の発行は原則として届け出制または協議制であり、法定受託事務の例として挙げるのは不適切である。Cは妥当である。徳島市公安条例事件などの判例により、法律の目的を妨げない範囲での上乗せ規制は許容されている。Dは、条例の制定請求を受けた長は議会に付議すれば良く、住民投票をおこなう義務はない。Eは、指定都市のほうが中核市よりも移管される事務の範囲が広いため誤りである。

問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

国際連合(UN)の主要機関の組織と権限に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

国際連合の主要な機関である総会、安全保障理事会、及び事務局に関する記述として、正しいものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:B. 安全保障理事会における非手続事項の採決は、5カ国の常任理事国のすべてを含む9カ国の賛成が必要であり、常任理事国の一つでも反対すれば否決される。
安全保障理事会の非常任理事国の任期は2年であるため、Aは誤り。Bは妥当である。これは大国一致の原則(拒否権)といわれる。事務総長の任期は慣例として5年であるため、Cは誤り。Dについては、国連憲章第12条により、安全保障理事会が任務を遂行している間は、総会は原則として当該紛争について勧告をおこなえない。Eについては、非常任理事国の連続再選は禁止されている。

安全保障理事会の実質事項の採決には、常任理事国5カ国全員を含む9カ国以上の賛成が必要です。一方で、常任理事国の1カ国でも反対すれば否決されます。この仕組みを大国一致の原則(拒否権)と言います。

国連に関する問題では国連憲章と日本国憲法を混同しないよう注意しましょう。

問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

企業の形態および市場の独占に関する次の記述について、最も適切な語句の組み合わせ、あるいは記述を一つ選びなさい。

異なる産業部門に属する多くの企業を、巨大な資本を持つ持株会社などが、株式の所有を通じて実質的に支配・統制している独占形態を何というか。

選択肢


正解:C. コンツェルン
正解はコンツェルンである。これは親会社が金融的つながりを通じて多角的に企業を支配する形態をいう。Aのカルテルは、同業他社が独立を保ちつつ価格などを協定する形態である。Bのトラストは、同一部門の企業が合併して一つの企業となる形態である。Dのコングロマリットは、相関のない異業種を合併・買収して多角経営をおこなう複合企業を指す。Eの持株会社は、他社の事業活動を支配することをおもな目的としてその株式を所有する会社をいう。

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問題8(難易度:★★★☆☆)

問題

物価の変動およびインフレーションに関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

インフレーション(インフレ)のメカニズムや影響に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:A. インフレが発生すると、貨幣価値が相対的に低下するため、現金を保有する者や預貯金を持つ者は実質的な資産価値が減少する不利益を被る。
インフレは物価の上昇であり、相対的に貨幣価値が下がるため、現金や預貯金を持つ者には不利益となる。したがってAが妥当である。Bについては、コスト・プッシュ・インフレは不況下の物価高(スタグフレーション)を招くことがある。Cの売りオペレーションは、市場の資金を回収して金利を引き上げる政策である。Dは逆であり、物価上昇率と失業率は負の相関関係にあるとされる。Eはデフレ期待の説明であり、インフレ期待では消費が前倒しされる。

問題9(難易度:★★★☆☆)

問題

第二次世界大戦後の国際経済および国際通貨体制の変遷に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

戦後の国際経済体制を支えた枠組みや、主要な合意に関する記述として、正しいものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:C. 1971年のニクソン・ショックによってドルと金の交換が停止された後、スミソニアン合意により固定相場制の維持が図られたが、この体制は短期間で崩壊した。
Cが妥当である。ニクソン・ショック後、スミソニアン合意で固定相場制の再建が試みられたが、1973年には主要国が変動相場制へ移行し、体制は崩壊した。Aについては、WTOの設立は1995年であり、当時はGATTが貿易を担った。Bについては、ウルグアイ・ラウンドによって紛争処理機能が強化されたWTOが設立されている。Dについては、変動相場制への移行は1973年であり、キングストン合意はそれを事後承認したものである。Eについては、プラザ合意の目的はドル高の是正(ドル安・円高への誘導)である。

問題10(難易度:★★★☆☆)

問題

我が国の少子化対策および人口動態、社会保障制度に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

近年の日本における少子化対策の変遷と、現在の制度に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:A. 1989年の合計特殊出生率が、丙午の年である1966年の数値を下回ったことは「1.57ショック」といわれ、これを契機に政府は本格的な少子化対策に乗り出した。
1.57ショックは1989年の出来事であり、これが少子化対策の起点となったためAが妥当である。Bについては、こども家庭庁は内閣府の外局である。Cの育児休業給付金の支給率は、180日目までは67%である。Dについては、14%超は「高齢社会」であり、21%を超えたときが「超高齢社会」である。Eについては、年少人口の割合は一貫して低下傾向にある。

問題11(難易度:★★★★☆)

問題

次の記述について、妥当なものはどれか。

生存権の歴史的展開と日本国憲法における解釈に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢


正解:B. 日本国憲法第25条1項の「健康で文化的な最低限度の生活」の具体的な内容は、厚生労働大臣の広範な裁量にゆだねられているとするのが判例の立場である。
最高裁判所は朝日訴訟において、生活保護の基準設定は厚生大臣(当時)の裁量にゆだねられるとした。ワイマール憲法は経済的自由を制限して社会権を導入したため、AやEは誤りである。プログラム規定説は、具体的な法律がない限り裁判で権利を主張できないとする考え方であり、Cは矛盾する。Dの堀木訴訟では、併給禁止規定は立法府の裁量の範囲内として合憲と判断された。判例は、第25条を国の責務とするプログラム規定の側面を認めている。

生存権に関する判例問題では、①朝日訴訟(裁量の広さ・プログラム規定説の採用)、②堀木訴訟(立法裁量の尊重・合憲判断)の二大判例を正確に区別することが不可欠です。

両者を混同させる選択肢は頻出なので、「誰が・何を・どう判断したか」を整理して記憶しておきましょう。

問題12(難易度:★★★★☆)

問題

日本国憲法の条文と、それに該当する基本的人権の分類に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

日本国憲法における人権保障の条文と、その性質による分類の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

選択肢


正解:D. 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。――社会権
Aは憲法19条であり、精神的自由の一つであるため「自由権」に該当する。Bは憲法25条1項であり、生存権として「社会権」に該当する。Cは憲法32条であり、国家に対して裁判という活動を求める「請求権(受益権)」に該当する。Dは憲法28条であり、労働基本権(労働三権)を保障するものである。これは弱者の立場にある勤労者を保護し、実質的な平等を図るものであるため「社会権」に該当し、妥当である。Eは憲法14条1項であり、人権の共通の原則である「平等権」に該当する。

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問題13(難易度:★★★★☆)

問題

国際連合(UN)の主要機関の組織と権限に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

国際連合の主要機関および国際司法裁判所(ICJ)に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:C. 経済社会理事会は、経済、社会、文化、教育などの分野について調査、報告をおこない、専門機関との連絡調整を担当する。54カ国の理事国で構成される。
ICJは国家間の紛争のみを扱い、個人を裁くのは国際刑事裁判所(ICC)であるため、Aは誤り。Bはドイツではなく中国が含まれるため誤り。Cは妥当。54カ国の理事国が総会で選出され、任期は3年である。Dについては、重要問題(安全保障理事会の非常任理事国の選出など)の議決には、出席し投票する国の3分の2以上の多数が必要であるため誤り。Eについては、事務局職員は中立的な国際公務員として活動すべきものとされるため誤り。

問題14(難易度:★★★★☆)

問題

物価の変動およびインフレーションに関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

近現代の経済史における物価変動と政策に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:D. デフレーション(デフレ)が継続すると、実質的な債務負担が増大するため、借入金によって投資をおこなう企業などの経済活動が停滞しやすくなる。
デフレ下では貨幣価値が上がるため、借金の額面が変わらなくても実質的な返済負担が重くなる。そのため企業活動が抑制され、Dが妥当である。Aはコスト・プッシュ・インフレであり、日本は戦後初のマイナス成長を記録した。Bの算式は正しくは「実質金利=名目金利-物価上昇率」である。Cについては、バブル期の消費者物価の上昇率は2〜3%程度と穏やかであった。Eのデノミネーションは呼称単位の変更であり、それ自体に通貨価値を変える力はない。

問題15(難易度:★★★★☆)

問題

2024年以降の少子化対策、および人口減少社会における統計的な事実に関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。

選択肢


正解:B
Bが妥当である。生産年齢人口は1995年、総人口は2008年をピークに減少している。Aについては、2024年の改正により支給対象は高校卒業まで延長された。Cについては、人口置き換え水準は一般的に2.08程度とされる。Dについては、第3子以降の加算額は月3万円へと増額されている。Eについては、東京都など一部の自治体では近年まで人口増加が続いており、すべての都道府県で一斉に減少が始まったわけではない。

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木原 渚

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本番では1問あたり約1〜2分が目安であるものの、知識が定着していれば30秒程度で解ける問題も多くあります。戦略的に対策をして、余った時間を数的処理に回しましょう。

対策時間は学習期間全体の15〜20%程度を目安としてください。少しでも毎日継続して取り組むことが得点アップにつながります。

重点的に対策すべき分野は憲法と経済です。

憲法は条文・判例ともに出題頻度が高く、人権分類や統治機構の基本を押さえるだけで安定した得点源になります。

経済はインフレ・デフレのメカニズムや国際経済体制の変遷、財政・金融政策の違いが頻出で、図や表を活用した整理が有効です。

似た名称の混同に注意! 誤答パターンを覚えて苦手を克服しよう

苦手意識が強い人は、まず選択肢の「誤りのパターン」を覚えましょう。

数値の誤り・主語のすり替え・因果関係の逆転・名称の混同というパターンを意識するだけで、消去法による正答率が上がります。「頻出問題で確実に得点する」と割り切ることが苦手克服の第一歩です。

特に、似た名称の機関・制度・用語の混同には注意しましょう。「高齢社会」と「超高齢社会」、「コンツェルン」と「コングロマリット」などが典型例です。紛らわしい用語はセットで比較しながら覚える習慣を付けておくと、本番での引っかけ対策につながります。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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