この記事のまとめ
- 文字数指定のある自己PR作成は企業の意図を理解することがカギ
- 文字数指定に合わせた例文を見て作成時の参考にしよう
- 指定された文字数に収まらないときはコツを意識して文章を調整しよう
自己PRの文字数は、企業から指定されないとどのくらい書けば良いのかわからず、悩む人もいるのではないでしょうか。企業から指定される文字数によって採用担当者が知りたい内容も異なるため、意図を理解したうえでの作成がおすすめです。
この記事では、企業が文字数を指定する自己PRの意図や、それぞれの例文をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。何文字の自己PRでも自信を持って伝えられるように内容を明確にして作成しましょう。
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文字数が指定された自己PRは企業の意図を理解して作成しよう!
自己PRに文字数の指定があるのは、企業が学生の能力や価値観を知りたい場合が多いです。文字数は少なければ100字から、多ければ800字程度まで指定される可能性があります。
指定される文字数が異なれば、まったく同じ内容の記載は難しくなるため、情報をコンパクトにまとめる能力や、詳細に話してもわかりやすくする能力が求められます。
そこでこの記事では、前半で自己PRに必要な文字数や文字数ごとの企業の意図を解説します。どのようなパターンでも対応できるよう、企業から指定されやすい文字数を理解しておきましょう。
そして後半では、文字数ごとの自己PR例文や自己PRを考えるときのポイントを解説します。記事を最後まで読めば、企業の指定文字数に合わせた自己PRを作成する方法が理解でき、自信を持って選考に臨めます。
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基準を明確にしよう! 自己PRで必要な文字数
そもそも、企業によっては自己PRに文字数指定がないケースもあります。自己PRに文字数指定があれば指示に合わせれば良いものの、文字数指定がない場合の対応方法に悩む人もいるのではないでしょうか。
この章では、自己PRで必要な文字数を解説します。作成を始める前に何文字程度を記載すれば良いのか理解しておけば、内容をまとめやすくなります。
指定がない場合:300〜400字
自己PRに文字数指定のない企業の場合は、履歴書やエントリーシート(ES)の記載欄に合わせて、300~400字程度を意識しましょう。
自己PRの文字数が短すぎれば情報が少ない印象になり、多すぎれば内容を整理する能力がないと思われる可能性があります。300~400字程度であれば、自己PRで伝える強みの内容に具体性を持たせるエピソードまで伝えられるのです。
また、履歴書やESによって自己PRを記載する欄の大きさは異なります。記載欄が余っていてもオーバーしても印象は良くありません。自己PRは文字数の指定がなくても、記載欄の8割程度を埋められるように意識しましょう。
履歴書の自己PR欄は空白の場合が多く、字数にこだわるよりも欄の大きさに合わせて読みやすく書くことが大事です。
記載欄が小さければ伝えたいことを絞り、自分のアピールポイントが伝わる構成を考えましょう。
指定がある場合:8割以上埋める
企業から自己PRの文字数を指定された場合は、100字であれば80文字、600字であれば480文字など、8割以上埋めましょう。文字数指定があるにもかかわらず、指定文字数より短すぎる内容で提出すれば、採用担当者は指示の意図を理解していないと感じます。
また、指定文字数より長すぎる自己PRを提出すれば文章をまとめる能力がないと疑われる可能性があります。文字数が決まっている自己PRは企業によって知りたい学生の能力が異なるため、指定に合わせて作成しましょう。
100字や800字など一般的な自己PRと異なる長さで作成する場合は、事前に記載内容をまとめておくと作成がスムーズになります。
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理解したうえで作成がおすすめ! 自己PRの文字数を指定する企業の意図

自己PRの文字数を指定する企業の意図
自己PRの文字数を指定する企業は、学生が作成した内容から知りたい情報が明確な場合が多いです。そのため、文字数指定のある自己PRを作成するときは、企業の意図を理解したうえで作成できると、採用担当者に刺さる内容になります。
ここでは、自己PRの文字数を指定する企業の意図を解説します。自分が志望する企業にどのような意図があるのか理解して、自己PRを作成しましょう。
100字:端的に自分の魅力を伝える能力が知りたい
100字の自己PRは記載できる情報が少ないため、学生が端的に自分の魅力を伝える能力が求められます。一般的な自己PRの文字数である300字と比べると、半分以下にまとめる必要があるのです。
そのため、100字の自己PRを作成するときは、エピソードを深掘りしすぎないようにしましょう。100字ならエピソードを入れなくても良いのではと思うかもしれませんが、結論と将来の展望だけでは、内容の具体性が少なくなってしまいます。
また強みは端的に伝え、文末表現はなるべく短いものを選ぶなど細かい部分も意識すると、100字で伝えたい内容をまとめやすくなります。
100字の自己PRには、ほぼ詳しい内容は書くことができません。採用側としては、面接で詳しい話を聞こうと考えている場合が多いです。
つまり、ESの自己PR欄だけの判断で落とされる可能性は低く、面接に呼んでもらえる、会ってもらえる可能性が高くなると考えて良いでしょう。
200字:強みと根拠をバランス良く伝えることができるか
200字の自己PRは100字と比べて伝えられる情報量が増えるため、自身の強みの根拠となるエピソードの内容が深掘りできます。また、強みも端的にしすぎる必要はなく、たとえばコミュニケーション能力であれば、「他者と良好な関係を作れるコミュニケーション能力」など具体的なワードを追加できます。
ただし、多くの情報を盛り込めるわけではないため、伝えるエピソードは一つに絞りましょう。複数のエピソードを入れてしまうと、文字数を超えてしまう可能性が高まります。
エピソードを増やす分、文末表現はなるべく短くしておくと文字数に収めやすくなります。
自己PRの文字数を200字でまとめようと思っても、実際に作成するとなかなかまとまらない人もいるのではないでしょうか。下記の記事では自己PRの文字数を200字にまとめるコツを解説しているため、目を通しておきましょう。
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履歴書やエントリーシートの自己PRで200字の文字制限が設けられることがありますが、「200字以内に収まらない」「要点がまとまらない」と悩む人もいますよね。この記事では自己PRを200字にまとめるコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。
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400字:具体的なエピソードを踏まえて候補者の能力を測りたい
400字の指定がある自己PRなら、学生が伝える強みに対して具体的なエピソードや将来の展望を伝えることができます。
400字は自己PRとしても一般的な文字数に近いため、書きやすい人は多いのではないでしょうか。しかし、履歴書を作成した経験がない人だと400字は多いと感じて、文字数の増やし方に悩む人もいます。
文字数がなかなか増やせない場合は、記載しているエピソードをさらに深掘りしましょう。たとえば、「飲食店でのアルバイト」であれば「カフェのホールスタッフとして何年働いた」といった内容にすると、採用担当も状況が想像しやすくなります。
自己PRの文字数として400字が多い理由は、読み手の負担を軽減しつつも、強みを裏付けるエピソードの具体性もある程度のレベルが期待できることが挙げられます。
面接の際の深掘り材料とするうえでも、必要な情報量が得られるため400字が指定されます。
文字数指定がない自己PRでも、400字前後にまとめることが多いです。下記の記事では400字の自己PRで採用担当者の心をつかむ方法を解説しているため、併せてチェックしておきましょう。
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600字:強みを裏付ける複数の要素を知りたい
600字の自己PRになってくると、一般的な自己PRよりも記載する情報が増えるため、強みを裏付けるときに複数の要素を取り入れられます。
注意点としては、文字数が増えるからといって、強みを複数入れるのは避けましょう。強みを複数伝えてしまうと、情報がまとまりにくくなるため採用担当者に強みを理解してもらえない可能性があります。
自己PRで600字を記載するときは、たとえばアルバイトの話でも下記の内容まで文章に盛り込むと内容の具体性が増します。
600字の自己PRでのエピソード例
- アルバイトの職種
- 何年勤めたか
- アルバイトでの努力や失敗した経験
- 得た学び
一つひとつの情報を深掘りしていくと、次第に文字数が増え、エピソードに深みが増します。さらに将来の展望を伝えれば、600字に届くでしょう。
800字:学生の経験や価値観を詳細に理解したい
800字の自己PRは採用担当者が学生の経験や価値観まで理解できるものの、書き方に注意しなければ情報のまとまりがなく内容が伝わりにくくなります。ただ情報を羅列するだけでなく、「1つ目の対策は」「2つ目の対策は」などナンバリングしましょう。
また、強みに関しても共通するエピソードで説明できる場合は2つ程度伝えても問題ありません。その際は、関連のないエピソードを伝えると理解しにくくなるため、「アルバイト」「ゼミ」「サークル」などエピソードの内容は一つに絞りましょう。
800字の自己PRは慣れないと作成が難しいと感じる人もいますが、情報が多い分より多くの価値観や考え方を採用担当者に伝えられるのです。
長文の自己PRを書くときは、エピソードありきで時系列に出来事を並べていると、単調でまとまりのない印象になりがちです。初めに骨組みとして、下記を短く書き出してから膨らませていくとまとめやすくなります。
➀PRしたいキーワード
②その言い換え説明
③強みを発揮した場面など裏付け情報
④仕事への活かし方
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文字数に左右されない! 自己PRを書くときの流れ
自己PRを書くときの流れ
自己PRに文字数指定があると、文字数に合わせることばかり考えてしまい、内容がまとまらない人もいるのではないでしょうか。確かに自己PRの文字数によって記載する内容は異なりますが、作成の流れは大きく変わりません。
ここからは、文字数に左右されず自己PRを作成するときの流れを解説します。企業からどの文字数を指定されても問題ないよう、事前に準備しておきましょう。
こちらの記事では自己PRを簡単に作れる方法を解説しているため、作成が進まない場合は併せてチェックしておきましょう。
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例文20選|自己PRが簡単に書けるテンプレートで就活準備を効率化
就活中の学生の多くが自己PRを簡単に書き終えたいと思ったことがあるでしょう。効率的に就活を進めるにはテンプレートの活用が重要です。そのうえで周囲との差別化を図るコツをキャリアコンサルタントとともに解説するので、例文と併せて参考にしてください。
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①自己分析を通して自身の強みを明確にする
自己PRを書き始める前に、自己分析をおこなっておくと、自分の強みが明確になり自己PRを作成しやすくなります。自己分析をおこなわずに自己PRを作成し始めると、強みをアピールする具体的なエピソードが思い浮かばず、作成が進みません。
また、自己分析をしないまま進めると、自分の強みを理解しきれていない可能性があります。アピールしたい強みを優先してしまい、自分自身の能力が足りていないのです。
自己分析をやるときは、以下の流れでおこないましょう。
自己分析のやり方
- 自己分析のテーマを自分の強みに設定する
- 自分の強みを裏付けるエピソードを考える
- エピソードに「なぜ?」という疑問を問いかけ続け深掘りする
疑問を投げかけ続けると、自分の強みを明確にする根拠が理解でき、自己PRが作成しやすくなります。
- 自己分析のやり方はいろいろあると思いますが、自分の強みを明確にするときはどの方法を選びますか?
成功体験に着目して自分の強みを明確にしよう
自己分析の方法はいろいろありますが、強みにフォーカスしてポジティブに追及する際に、私は自分史を考え、なかでも成功体験のみに着目します。
これまでの成功体験を振り返り、成功に導いた際の自身の意識や行動の共通項を探ります。
浮かび上がる共通項が複数挙がる可能性は高いものの、いずれも物事をうまく進め、成果を出すために貢献した強みであると考えられるのです。
導き出した共通項が発揮された経験が一度きりではなく、何度か出現している場合は今後も再現可能性がかなり高い強みであるといえます。
複数ある共通項のなかで、一番最近になる裏付けのエピソードを確認できれば、十分に自信を持って自分の強みであると主張できます。
自己分析はやり方を間違えると正確な結果が出ないため、手順を確認しながら実施しましょう。こちらの記事では自己分析のやり方を詳細に解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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この記事では、ノートを使った自己分析法のやり方がわからない人に向けて、自己分析ノートの種類やメリットを紹介しています。自己分析をノートでやるときは目的に合わせた工夫が重要です。キャリアコンサルタントとともに手順も説明するので、自己分析ノートを就活に役立てたい人は参考にしてくださいね。
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②企業分析や業界研究で求められる人材を明確にする
自己PRでアピールしたい自分の強みが理解できても、志望企業や業界によって伝える内容は変えましょう。業界や企業によって求めている人物像が異なるため、同じ強みをアピールしても、選考突破できるとは限りません。
業界や企業によって求められる人物像を理解するためには、業界研究や企業研究をおこないましょう。業界研究や企業研究の結果、求められている人物像を理解できれば、採用担当者に刺さる自己PRが作成しやすくなります。
業界研究や企業研究を利用したくても、やり方がわからず悩む人もいるのではないでしょうか。下記の記事ではそれぞれのやり方を解説しているため、併せてチェックしましょう。
業界研究
業界研究のやり方|業界全体をとらえたうえで気になる業界を研究しよう
企業研究
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
③アピールしたい内容を結論ファーストで書く
自己PRに記載する強みやエピソードを明確にできたら、実際に作成を開始できます。自己PRで自身の強みを伝えるときは、アピールしたい内容を結論ファーストで記載しましょう。
結論を初めに伝えて、その後に根拠となるエピソードを記載することで、採用担当者は内容が理解しやすくなります。エピソードを先に書いてしまうと、話の結論がいつ聞けるのかわからず、採用担当者も内容に集中できないのです。
文章を結論ファーストで記載するのは、履歴書だけでなく面接でも役立つ就職活動の基本です。結論ファーストがまだ癖付いていない人は、このタイミングで身に付けておきましょう。
④強みを裏付ける具体的なエピソードを添える
自己PRの内容に具体性を持たせるためには、ただ強みだけを伝えるのではなく、具体的なエピソードを添えましょう。具体的なエピソードを添えておくと、内容の説得力が増し、採用担当者にも伝わりやすくなります。
具体的なエピソードとは、コミュニケーション能力のアピールであれば「アルバイトでお客さんと会話した」「部活動で良い関係を築いた」などです。自己分析をおこなったときに見つけた根拠を、エピソードとして伝えましょう。
また、指定された文字数が多い場合でもエピソードの内容は「アルバイト」「ゼミ」など一つにしましょう。複数のエピソードを伝えると情報の整理が難しくなり、理解しにくい文章になりがちです。
⑤自身の強みを入社後にどのように活かすかでまとめる
文字数指定がある自己PRでも、最後は自身の強みを入社後どのように活かすかでまとめると、採用担当者は学生が入社した後の姿を想像しやすくなります。入社後の姿を具体的に想定している点も伝えられ、就職や仕事への意欲の高さもアピールできるのです。
文字数が少ない場合は端的にまとめておき、文字数が多いときは具体的な仕事内容やキャリアパスまで伝えられます。そのためにも、志望企業に入社したときは自分が配属されたい部署や担当したい業務内容を明確にしておきましょう。
また、将来の展望をまとめるときは強みの根拠となるエピソードに沿った内容にすると、文章に一貫性が出て説得力が増します。たとえば、エピソードで臨機応変さをアピールしたなら、「御社に入社した後も、身に付けた臨機応変さを活かして貢献したいと考えております」といった形です。
100字の自己PRには、強みと具体的なエピソードを簡潔に記載する必要があります。
将来の展望を最後に書きますが、そこまで文字数を使って書く必要はないでしょう。自己PRなので、書くべき内容は強みとエピソードが中心になります。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
書き方の参考にしよう! 文字数ごとの自己PR例文
自己PRの書き方は文字数に左右されないと理解できても、実際作成を始めるとなかなか筆が進まず悩む人もいるのではないでしょうか。100字や800字の自己PRは情報をまとめるのが難しいと感じる人も多いです。
この章では、文字数ごとの自己PR例文を解説します。自分が指定された文字数に近いものを選んで、自己PR作成に役立ててください。
100字の自己PR例文
100字の例文
私の強みは臨機応変さです。部活動のダンスで大会直前にメンバーが負傷した際、その場でフォーメーションを考え直し、大会で優勝をかなえました。入社後も臨機応変さを活かし、トラブルの解決法を見つけていきます。
100字の自己PRは文字数が少ないため、下記3つの要素に絞って伝えましょう。
100字の自己PRで伝える要素
- 自分の強み
- 強みの根拠となるエピソード
- 入社後の活かし方
文章が長くなるときは、不要な修飾語や文末を調整することで文字数を減らしやすくなります。
強みである臨機応変さが、少ない字数から十分に伝わります。
トラブルの解決法を見つけることに特化してアピールするのか、または、柔軟な対処で貢献したいなどとするかは、志望する部署の業務内容と照らして吟味すると良いでしょう。
臨機応変さを自己PRでアピールするときは、企業から見たときの印象も理解しておくと、伝えるべき内容が明確になります。こちらの記事では自己PRで臨機応変をアピールする方法を解説しているため、書き始める前に目を通しましょう。
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例文8選|「臨機応変に対応する力」の自己PRを作る4ステップ
臨機応変に対応する力は、仕事において大変評価される強みです。そのため、自己PRでその良さをしっかり伝えましょう。記事では、キャリアコンサルタントが臨機応変の自己PRの作り方、伝え方を解説します。
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また、部活動の経験を自己PRで伝える学生は多いため、下記の記事で差別化するコツを理解しておくと、自己PRが作成しやすくなります。
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200字の自己PR例文
200字の自己PR
私の強みは目標に向かって努力できる点です。
ゼミで海外の学生と交流する機会ができたため、交流会までにTOEIC500点取得を目指しました。苦手な部分を重点的に復習して、自分で決めた目標よりも高い600点を取得しました。交流会ではスムーズに会話ができ、ほかの学生の通訳もできました。
貴社に入社させていただいた際もこの経験を活かし、課題に対して前向きに努力し、成果を残せる人材になりたいと考えています。
200字の自己PRを書くときは、100字よりも多くの情報が入れられるため、エピソードを深掘りしましょう。強みがより具体的になり、説得力のある自己PRが作成できます。
努力家な点を自己PRで伝えるときは、同じ努力家でも自分が分類されるタイプを理解しておくと内容に具体性が増します。下記の記事では努力家な点を自己PRで伝える方法を解説しているため、参考にしてください。
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自己PRでゼミ経験を伝えれば、自分がどのような人間なのか採用担当者に理解してもらいやすくなります。こちらの記事では自己PRでゼミ経験を伝える方法を解説しているため、目を通しておきましょう。
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400字の例文
400字の自己PR例文
私の強みは、チームが抱える問題を解決できる能力です。
私は学生時代に部活動でダンス部に所属しており、部長を務めていました。チームメンバーは15名ほどだったためアルバイトや授業が忙しく、全員揃っての練習が難しかった点が課題でした。
そのため、一人ひとりにヒアリングして練習しやすい日を決め、曜日ごとのグループを作りました。グループごとにリーダーを決めて、曜日練習後は進捗やメンバーの様子を報告してもらいました。
その結果、一人最低でも週に2回は練習できる環境が整い、大会直前の全体練習は数回で済みました。チームメンバーからも、曜日が固定されているためスケジュールが立てやすかったと言ってもらえました。大会では入賞を果たし、チームで良い思い出を作ることができました。
貴社に入社後もこの経験を活かし、同じ部署の課題を解決するために最良の策がないか常に検討できる人材になりたいと思っています。
400字の自己PRであれば、100字や200字よりも情報を多く入れられるため、課題・解決策・結果に分けて解説が可能です。エピソードの流れが具体的になり、採用担当者にも伝わりやすい内容にできます。
問題解決能力をアピールしたいと思っても、自分の能力が十分なのか悩む人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では問題解決能力を高める方法を解説しているため、実践してみましょう。
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社会人必須のスキル「問題解決能力」。大学生のうちから身に付けておくことで他の就活生と差別化ができます。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、問題解決能力の鍛え方や自己PRでアピールする方法などを解説します。
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具体的にどのように問題を解決していったのかがわかります。
もう少し文字数に余裕がある場合、問題解決力をアピールするならば、問題解決のための仮説、ここでは「曜日ごとの練習を確保すれば全体練習が少なくて良い」と考えた理由についてもわかるのでより良いと思います。
600字の例文
600字の自己PR例文
私の強みは相手のニーズを引き出す傾聴力です。
私は学生時代にボランティア活動を老人ホームでおこなっており、おもに利用者さんのお話相手や散歩の介助を担当していました。すべての利用者さんが気さくに話してくれるわけではないため、お話のペースを合わせたり質問を重ねたりしてコミュニケーションを図る必要がありました。
利用者さんのなかには言葉が出てくるのに時間がかかる人も多く、こちらが急かしている雰囲気を出すと焦ってしまう人も多いです。そのため、相手の言いたいことが終わるまで傾聴を意識し、返答を返したり疑問を伝えたりしていました。
その結果、利用者さんとの信頼関係を築くことができ、ボランティアを終えて帰るときは「また来てね」と言っていただけたのがとてもうれしかったです。また、相手の話をしっかり聞いて、理解まですることの大切さを学びました。
貴社に入社させていただいた際もこの経験を活かし、顧客の要望をきちんとヒアリングして信頼関係を築けるようになりたいと考えています。
600字の自己PRを書くときは、強みに対してのエピソードを深掘りしましょう。一つの話題でも、複数の話題を選んでも問題はありませんが、内容がバラバラにならないよう注意が必要です。
エピソードから得た学びや将来への活かし方を明確に記載できるため、採用担当者に自分をより理解してもらえます。
傾聴力を自己PRで伝えるときは、ほかの学生と差別化に注意すると、採用担当者の印象に残り選考突破の確率が高まります。こちらの記事では傾聴力を自己PRでアピールするときのコツを解説しているため、併せてチェックしましょう。
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「傾聴力」で自己PRを作成するには、他の学生との差別化が重要です。この記事では、差別化に重要なポイントを例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。あなただけの「傾聴力」の強みをアピールして選考を通過しましょう。
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ボランティア経験を自己PRに落とし込む場合は、エピソードの選び方に注意しましょう。下記の記事ではボランティア経験を自己PRで伝える方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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800字の例文
800字の自己PR例文
私の強みは世代を超えて関係性を築ける「コミュニケーション能力」や納得いくまでスキルアップを目指せる「向上心」です。私はアルバイトで喫茶店のホールスタッフをしています。大学生に入ってすぐからアルバイトを始めたため、すでに3年経過しています。
私が働く喫茶店は地域密着型のため、若い顧客だけでなく年配の顧客も多くいらっしゃいます。年配の顧客のなかにはお話し好きの人も多く、常連さんはよく私に話しかけてくれました。
そのため、私も顧客とお話しできるよう普段からニュースやテレビに目を通し、話しかけていただいたら笑顔で会話できるようにしていました。
また、常連さんごとにメモをまとめ、以前話した内容を次の話題のきっかけにすると、喜んでくださる方も多かったです。相手のことを大切に思っていれば、信頼関係を得るのに年代は関係ないと感じました。
また、私のアルバイト先は海外の観光客の方も多くいらっしゃいます。日本語が堪能ではない方も多いため、顧客がストレスを感じずに過ごせるよう英語の勉強を始めました。アルバイトや学業が忙しく、独学よりも実践的な英語を身に付けたかったため英会話教室に通いました。
さらに、スキマ時間を英会話の復習にあて、苦手な部分を明確化し繰り返し問題を解きました。その結果、もともとTOEICは300点でしたが、現在は「TOEIC600点」を取得しています。この経験から、目的を持って努力し続ければ今まで学んだ経験の少ない学問でも、結果を残せることを学びました。
貴社に入社させていただいた際もこの経験を活かし、上司や先輩方、顧客との関係を築いていきたいと考えています。また、売り上げ目標に向けても成果を上げるための道筋をしっかり考えたうえで行動し、達成できる人材を目指します。
800字の例文を書くときは、エピソードを一つに絞ったうえで、関係性のある話題を複数記載しましょう。一つの話題で記載しても構いませんが、冗長になるのであれば、話題を分けた方が採用担当者が読んだときに理解しやすくなります。
また、伝えたい部分を「」で強調しておくと、採用担当者が目を通したときに理解しやすくなるのです。
- コミュニケーション能力をアピールする学生は多いかと思いますが、差別化する方法はありますか?
どのようなコミュニケーション能力なのか具体的に伝えよう
ただコミュニケーション能力といっても、どのようなコミュニケーション能力なのかわかりません。
差別化するためには、一言でコミュニケーション能力と伝えるだけでなく、どのようなコミュニケーション能力について書きたいのかを具体的にすると良いでしょう。
また、学業でもアルバイトでもサークル活動でも良いので、誰に対してそのコミュニケーション能力を発揮したのかを具体的に書きましょう。自分独自のエピソードとともに、そのときの思いや考えたことを入れると良いですね。
また、年齢や価値観が違う人とのコミュニケーションの実例もおすすめです。社会人になると、年齢や価値観が違う人と適切なコミュニケーションを取る必要があるからです。
コミュニケーション能力や向上心は企業から必要とされる能力ですが、どちらも伝えるときの注意点があります。以下の記事ではコミュニケーション能力や向上心を伝えるときのポイントを解説しているため、どちらも目を通しておきましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
向上心
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
アルバイト経験を自己PRでアピールするときは、伝える情報によって企業に自分の人柄を理解してもらいやすくなります。下記の記事ではアルバイト経験を魅力的に伝える方法を解説しているため、併せてチェックしましょう。
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例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
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より魅力的な内容に! 文字数指定の自己PRを考えるときのポイント
文字数指定の自己PRを考えるときのポイント
一度指定された文字数で自己PRが作成できても、内容に満足せずより魅力的にできないかチェックしましょう。特に書き終わったばかりより、少し時間を置いてから確認すると改善点が見つかる可能性が高まります。
ここでは、文字数指定の自己PRを考えるときのポイントを解説します。ブラッシュアップできる部分を見つけて、採用担当者に刺さる内容を作成しましょう。
文字数の規定を守る
企業は意図を持って文字数の指定をしているため、決められた文字数で自己PRを作成していなければ、指示の意図を理解していないと考えられる可能性があります。たとえ文字数が足りない・多いと感じる場合でも、エピソードや将来の展望を調整して記載しなければなりません。
文字数が足りない場合は、エピソードの内容を深掘りしましょう。アルバイトで喫茶店に勤めていたのであれば、何年程度勤めてどのような業務を任せられていたのかだけでも、文章の量は増えるのです。
一方で文章が多すぎる場合は、不要な修飾語や文末を調整して長さを変えられます。大幅に減らす必要があるなら、エピソードや将来の展望から削れる部分がないか考えましょう。
- 800字も自己PRで書くことがありません。どうしたら内容を膨らませられますか?
他者と自分の違いを考え内容を膨らませよう
800字の自己PRであれば、自分のアピールポイントをほかの言葉で詳しく言い換えたり、エピソードを複数入れて説明したりすると伝わりやすくなります。
自己PRは「自分らしさ」、すなわちほかの人と自分の違いを明らかにすることが目的です。
たとえば、アルバイトでの仕事ぶりを伝えるエピソードであれば、一緒に働いているほかのメンバーと自分で考え方や動き方がどう違うのか、詳しく書くと内容が豊かになります。
同じ内容を繰り返さないようにする
文字数が足りないときにやりがちな方法が、同じ内容を繰り返してしまうことです。本人は気付いていないものの、第三者である採用担当者から見れば同じ内容になっているのです。
内容の繰り返しを避けるなら時間をおいて確認するか、自分以外の家族や友人に確認してもらいましょう。そのときは、内容に問題ないかではなく、被っている部分があったら教えてほしいと伝えると、意識してチェックしてもらえます。
また、伝えたいエピソードをメモに書き出し、記載したらチェックしていく方法も、内容が被りにくくなります。特に文字数が多い自己PRで起きやすいミスのため、注意して読み直しましょう。
エピソードを深掘りして具体性を持たせる
自己PRでただ強みを伝えるだけでは、内容に具体性が増しません。結論の後にエピソードを添えることで、説得力が増す内容になるのです。
ただ文字数が多い自己PRを作成する場合、エピソードを記載するだけでは文章量が足りない可能性があります。そのときは、エピソードの内容を深掘りしていくとさらに具体的な課題や解決策が見えてきて、学生の人柄や価値観が採用担当者に伝わりやすくなります。
その場にいなかった採用担当者が情景を想像できるくらい、具体的なエピソード内容を目指しましょう。
少ない文字数の自己PRを作成するときは、最初は文字数を気にせずに伝えたいことを書き、そのあとで文字数に合わせて内容を整理します。
100字や200字だと、詳細を書くことはできないため、「面接でこの話を聞いてみたい」「会って詳細を聞いてみたい」と思わせるような言葉選びができると良いですね。
言い換え表現や省略できる言葉がないか探す
文章の文字数が足りなくて困る場面もあれば、作成した自己PRが長すぎて調整しなければいけないときもあります。文字数を減らすときは、言い換え表現や必要のない修飾語を減らして自己PRの内容を少なくしましょう。
文章を書くときは自分が普段使っている語彙が出やすいため、あまり使わない言葉はすぐに出てきません。そのため、言い換え表現がすぐに思いつかないのであれば、インターネットで「〇〇 類義語」と調べてみましょう。
自分では思いつかなかったような言い換え表現を見つけることができ、自己PRの内容がより良いものになります。
言い換え表現がすぐに浮かばない人は、下記の記事を参考に強み別の言い換え表現を探しましょう。
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強み別の自己PR例文17選|63の言い換えも活用して選考突破
この記事では、就活生向けに自己PRの例文を強み別で紹介する記事です。キャリアコンサルタントの解説を交えつつ構成の作成方法や書き方・話し方も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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文章が長いとき強調したいところは「」をつける
600字や800字など長めの自己PRになってくると、情報量が増えるため採用担当者は学生が伝えたい部分がわかりにくくなります。実績や成果として強調したい部分には、「」をつけることで見やすくなるのです。
たとえば、「自分が考えた施策によって来店客数が30%上がりました」「売り上げを10%アップさせました」などです。長い文章をただ読ませるのは採用担当者でも飽きてしまう可能性があるため、飽きにくいよう工夫しましょう。
また、自己PR内に①・②などナンバリングをおこなって、見やすくする方法もあります。自己PRの内容に合わせて使い分けると、理解しやすくなります。
- 自己PRの文章でどこを強調すれば良いのかよくわかりません。ここを強調すべきだという明確な基準はありますか?
自分が最も伝えたい部分はどこかを考えよう
自己PRの文章のなかで、特に面接で取り上げてほしいような、自分にとって大切なキーワードやキーセンテンスは強調する工夫をしておくと効果的です。そうすると、面接の質問内容を自分のペースに誘導できる場合もあります。
数字や固有名詞は自然に目にはつきやすいものの、特徴的ではない単語や文章は埋もれてしまいがちです。
たとえば「」を付けて強調しておくと、特に大切な箇所であり、もっと言いたいことがあるという含みを持たせることができます。
その結果面接官が質問を深掘りしてくれれば、より丁寧な説明でのアピールが可能です。もちろん、強調した部分に関しては、深掘り質問に対応できるだけの準備はしておきましょう。
文字数が多くても関係のないエピソードをいくつも入れない
600字や800字など長めの自己PRになると、文章量を増やすためにエピソードを増やしがちです。たとえば、アルバイトの話をメインで伝えていたのに、文字数が足りないからといって関係のないゼミやサークルの話を加えてしまう場合です。
アルバイト内の話を膨らませて関連性のある話題にするならまだしも、関係のないゼミやサークルなどの話が入ってきてしまうと、情報が整理できていない印象になります。また、採用担当者はアルバイト先とゼミ、ぞれぞれの学生の立ち位置を理解しなければいけないため、混乱してしまう可能性もあります。
文字数が多くて悩む場合は一つのエピソードを膨らますようにして、話題を変えすぎないようにしましょう。
就活のプロが解説! 自己PRの文字数に書きたい内容が収まらないときのコツ
文字数指定の自己PRを作成していると、書きたい内容が多すぎて文字数が増えてしまう場合もあります。情報の取捨選択ができず、文字数を大幅に超えてしまうのです。しかし、文字数が指定されている以上、長すぎる状態で提出はできません。
そこでこの章では、キャリアコンサルタントの遠藤さんに自己PRの文字数に書きたい内容が収まらないときのコツを解説してもらいます。情報の整理の仕方を理解できれば、何文字の自己PRでも作成できるようになります。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る文字数が収まらないときは不要な情報がないか見直そう
自己PRで書くべきことは以下の3点です。
➀アピールポイントのキーワード
②アピールポイントが伝わるエピソード
③アピールポイントを仕事でどう再現するか
自己PRの指定文字数が100~200字と少ない場合は、アピールポイントについて説明するのが質問の趣旨になるため、思い切って③を削ると良いでしょう。
字数が長くなってしまう人は、アピールポイントを複数入れたり、エピソードの状況説明が長かったりする傾向があります。さらに、仕事でどう活かすのかを伝える部分も、一般論的なまとめ表現になっている場合が多いです。
一度書いて内容がまとまらない場合は一から整理し直そう
言いたいことを一旦全部書き出してみるのも、一度書いたものへの思い入れによって、削ることが難しい人も多いでしょう。そのため、内容を推敲しているうちに、言いたいことが曖昧になったり表現が重複したりしてしまうのです。
そのような場合は、書き出したもののなかから、➀②③の骨組みに沿って、まずは短いセンテンスを抜き出して箇条書きに並べ直し、少しずつ既定の文字数になるまで膨らませていくとうまく収まりますよ。
自己PRの文字数に悩む人におすすめのQ&Aも併せてチェック!
さまざまな文字数の自己PRを作成する方法が理解できても、内容が採用担当者に刺さるのか不安な気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから自己PRの作成に悩む人へおすすめの内容を6つ紹介します。キャリアコンサルタントのアドバイスを参考にして、自分の魅力を伝えられる自己PRを作成しましょう。
自己PRの文字数に合わせて内容を整理して採用担当者に刺さる文章を作成しよう!
自己PRの文字数指定によって、企業が学生に求める能力は異なります。企業側の意図を理解しておくことで、採用担当者に刺さる内容の自己PRが作成しやすくなるのです。また、文字数によって伝えられる内容は異なるため、すべてを伝えるのではなく情報を整理しましょう。
文章量が指定通りにならないときは、不要な語句を削ったり、エピソードを深掘りしたりすることで調整が可能です。採用担当者の刺さる自己PRを作成して、選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
佐藤 恭子
プロフィールを見る自己PRは採用担当者の状況や視点を理解して作成するのが選考突破の秘訣
就職活動を始めると、最初に自己PRを書き始める人が多いと思います。「自分の強みについて書く」「エピソードをともなって書く」「将来の展望について書く」ところまではわかっているものの、何を書けば良いのか、アピールになるアピソードは何かと悩む人が多くいます。
自己PRの作成で悩んだ場合は、「何のために書くのか?」を意識しましょう。自己PRは、企業への就職を目指して選考を受けるために記載するものです。そのため、採用担当者が自己PRを読むときの視点や状況を意識してみると、書くべき内容が見えてきます。
採用担当者の立場に立った自己PRは目に留まりやすくなる
今回は文字数に合わせた書き方などの特集でした。指定している文字数によって、企業が求めているものも違っていることがわかりましたね。
文字数指定の自己PRを作成するときは、採用担当者の目線に立ってみたうえで何を伝えるのかを考えましょう。
人気のある企業には、数万通のESが届きます。大手企業だとしても人事部の人数はそれほど多くないため、限られた人数で日々届いたESに目を通していくわけです。
簡潔に、自分たちが求めていることが書かれている、読みやすいESに目が留まるのは当然でしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Kyoko Sato〇証券会社や航空会社のCAとしての勤務を経て、キャリアコンサルタントとして就職支援をおこなう。大学では就活講座や個別相談、企業では新卒採用関連業務を担当。転職相談などでも幅広く活躍
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