就活で全落ちする学生の特徴と挽回方法|今からできる秘策を紹介

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

    Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 就活で全落ちしても挽回は可能! 今からでも内定は目指せることが多い
  • 就活で全落ちしたときにやるべき3つの必須事項
  • 状況別で就活で全落ちしたときの対処法を徹底解説

就活で全落ちしてしまい募る不安と恐怖。「就活で全落ちしてしまってつらい……」「就活で全落ちしたのですがどうするべきなのでしょうか……」という悩みの声が多くの学生から寄せられます。

就活で全落ちしてしまったときは自分が否定され、自分がダメな人間なのではないかと感じ、このまま内定を獲得できないのではないかと不安になってしまいますよね。就活で全落ちしたときこそ、気持ちを落ち着け、現状を打破すべく対策をおこない、最後は内定を勝ち取るためにあと少しだけ頑張っていきましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの渡部さん、柴田さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。就活で全落ちしてしまって絶望している人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

就活で全落ちしても最後は内定をつかむ人が多いため行動し続けよう!

就活で全落ちしてしまうと、自分が価値のない人間に思えてきたりして自暴自棄になってしまうかもしれません。しかし、全落ちしていたとしてもまだ挽回は可能です。原因を正しく押さえて、対策を丁寧にすることで今からでも内定を目指していきましょう。

記事では、就活で全落ちする人の6つの特徴を解説。それを踏まえて、就活で全落ちしてしまった人が持つべき心構えを紹介します。あなた自身が否定されているわけではないため自信を失わずに、気持ちを切り替えていきましょう。

さらに、就活で全落ちしたときの対処法を状況別で解説します。この状況を挽回するためにも必須の対策ばかりのため、必ず一つひとつ丁寧に押さえていきましょう。今は不安や焦りがあるかと思いますが、まずは落ち着いてゆっくり自分のペースで対策をすれば、最後は笑顔で就活を終えられるようになりますよ。

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そもそも就活で言う「全落ち」とは?

時期状況
大学4年生6月以前就活の前半で持ち駒がなくなった
大学4年生6月以降就活の後半で持ち駒がなくなった
「全落ち」とは?

「就活で全落ちした」と悩んでいる人も少なくありません。しかし、全落ちの状況も人それぞれ異なります。

ここでは、就活の全落ちとはそもそもどういうことなのかを解説していきます。どんな状況での全落ちかによっても、今後取るべき対策が変わってくるため、自分はどんな状況なのかを押さえてくださいね。

大学4年生6月以前:就活の前半で持ち駒がなくなった

大学3年生の3月がいわゆる「情報解禁」であり、さまざまな企業へのエントリーが開始されます。大学4年生6月以前という比較的就活の前半で、エントリーした企業の持ち駒がなくなってしまったのも、全落ちした状況といえます。

書類選考を通過できない、適性検査で不合格になる、進んでいたはずの面接が突破できないなどといった人たちです。初めての就活で最初から不合格続きになり、泣きたくなるようなこともあるでしょう。

しかし、まだ諦めるのは時期尚早。選考が進んでいる企業の数が0になることは、必ずしも全落ちとイコールではありませんよ。就活初期であれば、まだこれからエントリーできる企業数は多く残っています。

大学4年生6月以降:就活の後半で持ち駒がなくなった

就活の前半で全落ちしてもまだ内定を目指せるとはいうものの、さすがに就活の後半である大学4年生6月以降ではもう絶望的なのではと感じる人もいるかもしれません。しかし、就活の後半であっても諦めるのはまだまだ早いです。

大学4年生6月以降はすでに内定を持っている人がいたり、エントリーを締め切った企業、書類選考を締め切った企業などもあり、焦りを感じる時期でもあります。しかし、企業によっては年間を通して学生を募集していたりするものです

「大学4年生6月以降で全落ちしたらもう内定を目指せない」と考えてしまうかもしれませんが、最後まで諦めなければ勝機は見えてきます。

アドバイザーコメント

最終的には卒業までに1社の内定を獲得すれば問題ない

「全落ち」などというと寂しく聞こえますが、「最終的には卒業までに1社決まれば良い」ということを忘れないでください。これまで見てこなかった業界や地方企業にもあなたが内定を獲得し、入社後に活躍できるチャンスはたくさんあります。

また少し具体的な話をすると、企業も内定者の予測に苦労しています。一度募集を締め切った大手企業が、内定辞退が相次いで秋から再募集に動くこともあります。

入社をしたら内定の時期は関係なく、同じスタートラインに立てる

仮に50人採用しなければならない企業が内定を200人に出したとして、その200人が内定を5社ずつ持っているような学生だったら、5社中4社は辞退せざるを得ません。

5社の辞退率が均等だとしたら2割の40人しか入社しないため、10人分は再募集をかけなければなりませんね。そしてさらに辞退率が同じならば、再募集で50人の追加内定を出すことになります。

入社まではこのように、学生と企業がお互いの動向を見ながら変化対応をします。そして入社してしまえば内定が6月だろうが12月だろうが、就活の成果はリセットされまったく同じスタートラインに立てるのです。ゴールはまだまだ先のこと、いくらでも逆転は可能です。諦めずに頑張りましょう。

内定を取れないと悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。内定が取れない人の特徴と対策をまとめています。

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就活で全落ちする人の6つの特徴

就活で全落ちする人の6つの特徴

  • 選考を受けている業界や企業の数を絞りすぎている
  • 就職難易度の高い企業だけを受けている
  • コミュニケーション能力が不足している
  • 自己分析ができていない
  • 企業の求める人物像とマッチしていない
  • 選考フェーズごとの対策ができてない

就活で全落ちすると、焦りや不安から現実逃避をしたくなるときもあるかもしれません。しかし、決してあきらめずに行動を続ければ光が見えてくるものです。

ここでは就活で全落ちする人の6つの特徴を解説していきます。全落ちした理由を考えるのはつらいかもしれませんが、自分はなぜ就活で全落ちしてしまったのかを押さえることで、次にとるべき行動が見えてきますよ。

①選考を受けている業界や企業の数を絞りすぎている

「どうしても〇〇業界にいきたい」「絶対にあの会社じゃないと嫌だ」「就活がめんどうだから選考を少なく済ませたい」などと考えて、エントリー数を絞りすぎている人は、全落ちしてしまう危険性が高まります。

選考を受ける企業数が少ないということは、単純に選考を受ける母数が減りチャンスも減るため内定ゼロのリスクが高まりますよね。 

また企業数が少ないからこそ、企業選びの視野が狭くなり、本当に自分に合っているといえる企業と出会えずに全落ちしてしまうともいえます。

鈴木 洵市

プロフィール

一般的に学生のエントリー数の平均は20社程度となっています。これより少ない人は、エントリー数を絞りすぎているかもしれません。

就活生は平均何社の選考を受けているのか気になる人は、次の記事を読んでみてくださいね。

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②就職難易度の高い企業だけを受けている

採用人数が少ない企業や有名企業、大手企業などは志望する学生も多いです。そのため必然的に就職難易度は高くなり、そんな企業ばかりの選考を受ける人は合格することは難しくなります。

前述の通り、就職難易度の高い企業には多くの学生からの応募が殺到するため、企業はより優秀な学生を採用したいと考えます。優秀というのは高いコミュニケーション能力や論理性などさまざまな要素を含みます。

総合的に周囲の学生よりも優秀であるとうまくアピールできないと、周囲の学生の中に埋もれてしまいがちです。そして採用担当者や面接官の記憶に残りづらく、全落ちという結果になってしまうこともありますよ。

③コミュニケーション能力が不足している

就活で全落ちしてしまう人の中には、グループディスカッションや面接でうまく発言ができないなどコミュニケーション能力が不足していることがあります。

柴田 登子

プロフィール

会社に入ってから仕事をするために、入社後は必ず業務の内容を指導されます。それもまたコミュニケーションです。誰でも初めは相手の説明したことを把握し再現する、という工程を繰り返します。

そのため選考の際に質問に対し的確に答えられるかどうかから、コミュニケーション能力をチェックしています。

ここで「自分はたくさん発言しているため、コミュニケーション能力が不足しているわけではない」と考える人もいるかもしれませんね。しかし、就活で見られるコミュニケーション能力とは、面接官や周囲の学生が話していることを正確に理解して、それに対しわかりやすく回答する力です。

ただ自分をアピールしたいあまり相手のことを考えずに長々と話したり、人の発言の機会を奪ってまで積極的に発言をすることではありません。

そのため、発言量が少ない、もしくは多すぎる、回答の的を得ていないなどさまざまな要因からコミュニケーション能力が不足しているということになり、全落ちにつながります

自分ではコミュニケーション能力が不足しているかわかりません……。適切なコミュニケーションが取れているか判断する方法を教えてください。

渡部 俊和

プロフィール

聴くことと伝えることの2点で確認してみよう

どのような質問に対しても、相手の質問の主旨が理解できなければなりません。また、その返答が簡潔にまとめられていて、言いたいことが網羅されていなければなりません。

言いたいことがいろいろあるとしても、おおむね1分程度の回答でわかりやすく答えられていて、質問の意図から外れていないことがポイントです。

面接練習などで繰り返し第三者に確認してもらいましょう。

④自己分析ができていない

基本的に新卒就活はポテンシャル採用のため、即戦力となるようなスキルや能力を求められることは少ないです。学生の人柄や意欲、これまでの経験などから合否を判断することになります。

そのため、書類選考や面接では自分を適切にかつ魅力的にアピールをする必要が出てきます。しかし、自己分析ができていないと自分の魅力をうまく伝えることができません。

また自分の性格を理解できていないということは、自分のやりたいことや将来像が明確になっていないということでもあります。自分の考えを言語化できずに就活の軸がぶれ、適切な選考対策を取ることも難しくなってしまいますよ。

⑤企業の求める人物像とマッチしていない

あなたが優秀な学生であったとしても、企業の求める人物像にマッチしていないと、採用されることは難しいといえます。自分の適性と相性の悪い企業を受けていたり、企業に対するアピールの方向性が合っていないことは選考通過が難しくなります。

就活では自分と企業のどちらのことも理解して、企業がどのような人材を求めているのか、自分にはどのような企業が合っているのかを考えてアピールする必要があります

たとえば、新しいことを積極的に取り入れてスピード感のある人を求める企業に対して、一つの物事をコツコツと続けていくアピールをしてしまうと、採用担当者は自社で活躍するイメージを持つことが難しくなるでしょう。

渡部 俊和

プロフィール

企業にとって採用とは、企業が掲げている共通の目標に向かうための「仲間探し」でもあります。

いくら有能な学生であっても、向かいたい方向が違う人や、期待に応えてくれそうにない人を仲間にしようとは思わないでしょう。企業側のニーズも考えてみてください。

⑥選考フェーズごとの対策ができてない

就活には書類選考や適性検査、一次面接、二次面接、三次面接以降、最終面接などさまざまなフェーズがありますよね。そのため就活で全落ちと一口にいっても、人それぞれ落ちてしまう選考フェーズは異なります。

書類選考の対策ができてたとしても面接対策ができていないと落ちてしまいますし、一次面接対策ができていも二次面接では合格することが難しいということが往々にあるのです

つまり選考フェーズごとの対策ができていないと、それまでの選考をスムーズに突破できてたとしても落ちてしまい、最終的には全落ちにつながってしまっています。

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就活で全落ちしてしまった人が持つべき心構え

就活で全落ちしてしまった人が持つべき心構え

  • 全落ちしても挽回できることが多い
  • いつ内定をもらったかは働くうえで大切ではない
  • 全落ちしたからこそ気持ちを切り替えることが大切

繰り返しになりますが、就活で全落ちしてしまったとしてもあなた自身が否定されているわけではありません。単純に対策が少し足りていなかったり、アピールのちょっとしたコツが押さえられていないだけということかもしれません。

全落ちをしたとしても、まずは自分に自信を持ってください。そして今から解説する心構えを持ち、内定を勝ち取るためのメンタルを立て直していきましょう。

全落ちしても挽回できることが多い

1年間の内定率の推移

リクルートの就活みらい研究所就活プロセス調査(2025年卒)では、3月卒業時点での就職内定率は2024年卒学生が96.8%、2023年卒の学生も96.8%と示されていまtす。つまり、卒業時点ではほとんどの学生が内定を獲得しているということです

企業によっては通年採用をしていたり、内定辞退者が出ることによって9月〜11月頃に秋採用を実施するところもあります。

そのため就活で全落ちする瞬間はあるものの、適切な行動を続ければ最後は内定をつかめると信じて諦めないことが大切ですよ。卒業する3月まで、まだまだ挽回は可能です。

鈴木 洵市

プロフィール

就活においては、諦めないことが非常に重要なポイントです。
誰しもが不採用通知が来ると心が滅入ってしまいますが、その都度気持ちを切り替えて新しい企業に臨む心構えを持ちましょう。

いつ内定をもらったかは働くうえで大切ではない

意識しておきたい就活のゴール

就活は全落ちしたとしても新たな企業に新たに応募をすることができるため、何回でも挑戦できるともいえます。そして就活のゴールは内定をもらうことではなく、入社後にいきいきと働くことです

早く内定が欲しいと考える人も多いかもしれませんが、いつ内定をもらったかは重要ではなく、いかに自分の理想の将来を叶える企業の内定を得て、入社後にあなたの能力を発揮するかが重要となってきます。

内定をもらう時期が大切でないと同様に、内定までに何社落ちたかも関係ありません。早期に内定を得たとしても、自分に合っていない企業であれば悪いギャップが生まれ早期離職の原因となります。

周囲が内定をもらっていると気になってしまいます……。どうしたら「いつ内定をもらうかは働くうえで大切ではない」という考えを持てるのでしょうか?

柴田 登子

プロフィール

自分に合う企業と出会うために就活を続けていると考えよう

周囲が内定を取り始めると、どうしても焦る気持ちが出てしまいます。しかし、早く内定をもらえば良いというものではありません。

業種や職種によっては就活シーズンの終盤に内定を出すところもあります。

また、焦って目の前の内定に飛びついてしまうと、あとから他の人が採用された企業の待遇を聞いて「しまった、そっちにすれば良かった」と後悔することにもなりかねません。

就活での希望やペースは人それぞれです。「人は人、自分は自分」と考え、自分に合っている会社と出会えるのはこれからだ! と前向きに捉えましょう。

就活で全落ちしたからこそ気持ちを切り替えることが大切

就活に全落ちすると、当然つらいと感じたり、もう就活を続けたくないと感じることもあります。しかし、そこで自暴自棄になったり絶望したりせずに気持ちを切り替えることが大切です。

気持ちを急にポジティブに変えることは難しいかもしれませんが、全落ちしたのはあくまでも自分に合っている企業と出会っていないだけと考えたり、アピールのコツがつかめていなかったと考えてみましょう。

就活に全落ちしたのはあなた自身の人間性が否定されているわけではありませんが、今までのやり方が違ったということでもあります。そのため、今までの就活の方法に固執せず、この記事で解説するやり方を参考に柔軟に対応をしていきましょう。

アドバイザーコメント

つらいのは自分だけじゃない! ポジティブに考えよう

全落ちから抜け出せないと確かにつらいですよね。特に周囲の友達が次々と内定を勝ち取っていくと本当に焦ってしまいます。しかし、そんなときこそ以下の2つを必ず意識するようにしましょう。

①全落ちしているのは自分だけではない

自分が内定をもらえていないときに、どうしても目に入るのは「すでに内定をもらっている人」ばかりです。でも実は、そうでない人も一定数います。

「そんなことはない、自分の周りには誰もいない」と思うかもしれませんが、あなたもそうであるように、全落ちしている人はなかなかそれを言い出せません。周囲のことは気にせず、自分にあった会社とはまだ出会えていないだけだと考えるようにしましょう。

②ネガティブ気分を持たない

全落ちしたのはこれまで縁がなかっただけと開き直るようにしましょう。どうせ自分はダメだとネガティブな雰囲気を漂わせていては、ますます内定が遠のきます。

そもそも、就活にも相性というものは必ずあります。落とされたからといってあなた自身に能力がないわけでも、問題があるわけでもないのです。これからの出会いに期待して、ポジティブな気持ちで次の面接に臨みましょう。

就活で全落ちしたときにするべき3つの必須事項

就活で全落ちしたときにするべき3つの必須事項

  • 全落ちした原因を分析する
  • 自己分析を徹底して就活の軸を整理する
  • 就活を続ける

就活で全落ちをしてしまうと精神的にひどく落ち込み、これから何をして良いのかわからなくなってしまうかもしれません。

今から、就活で全落ちしたときにするべき3つの必須事項を解説します。まずはこの3つを落ち着いて取り組むことで、現状を打破するための道筋が見えてきますよ。

①全落ちした原因を分析する

全落ちをした原因がわからなければ、対策のしようがありません。あまり考えたくないことかもしれませんが、自分の就活を見つめ直して、なぜ全落ちしてしまったのかその原因を分析してみましょう。

原因を分析することで、自分には何が足りなかったのか、何をおこなえば状況が好転するのか見えてきますよ

全落ちした原因を分析する方法として、一つの事象に対して「なぜ」を繰り返す方法があります。なぜを繰り返すことによって、自分の置かれた状況や行動を深掘りできるため、自分が何をする必要があるのか見てきます。

「なぜ」を繰り返す例

書類選考で全落ちしてしまった

↓なぜ

・エントリー数が少なかった
・基本的な文章力が身に付いていなかった

↓なぜ

・視野が狭かった
・書類選考対策をほとんどしていなかった

↓なぜ

・自己分析をちゃんとしてなかったため、思い込みで一つの業界に絞っていた
・就活のスケジュールがわかっていなかった

やるべきこと
・自己分析と業界研究
・今後の就活スケジュールを押さえる

アドバイザーコメント

結果にとらわれず細かく分析してみよう

志望企業から全部不採用通知をもらってしまった場合の原因を分析するコツとしては、結果にとらわれないことです。そして、就活の過程を細分化して原因分析をしていきましょう。

たとえば採用過程のうち、どの段階で自分が一番多く不採用となったかを調べます。その過程を実施することで、自分が越えなければいけない壁を発見できます。この場合は、ESなのか、役員面接なのかというステージについてです。

その後にその壁(不採用になったステージ)で自分がどのような対策をしたか、面接などではどのような表現・回答をしていたかという中身について原因を分析していきます。そうするとおのずと自分の不採用となった傾向がつかめます。

自分自身を客観的に理解しよう

まず前提として、そもそも企業エントリー数が少なかったなどが原因だと、不合格になる傾向がつかめないことになるため、ある程度のエントリー数は必要となってきます。

ポイントは自分自身を客観的に知ることです。就職活動で不採用通知がくると感情的になり、事実認識がなかなかできなくなってしまう人も少なくありません。しかし対策するうえで重要視すべきものは、「感情」ではなく「事実」です。まずは、原因分析をするように冷静でいてください。

②自己分析を徹底して就活の軸を整理する

自分史のフォーマット

就活で全落ちしてしまう人は、総じて自己分析が甘い傾向にあります。自分のことは自分が一番よく知っていると考えてしまうため、仕方ないことですが、全落ちした今だからこそ自己分析を徹底的におこなってみましょう。

自己分析にはさまざまな種類がありますが、選考で役立ちやすいのは自分史という自己分析です。自分の過去の経験からの喜怒哀楽などをもとに、価値観を整理しましょう。

自分史の作り方

①ノートとペン、もしくはwordなどまとめられるものを用意する
②以下の内容を参考に小学校から現在までの出来事を年代別に洗い出していく
 一番頑張ったこと
 一番辛かったこと
 一番うれしかったこと
 当時、熱中していたこと
 大きな失敗や挫折
 困難を乗り越えたこと
 自分から率先しておこなったこと
③過去の経験を喜怒哀楽などで考え方が似ているエピソードをまとめる
④まとめた内容が自分の価値観を表す

整理した価値観からキャリアプランを考え、現在と将来を結ぶための就活の軸を考えてみてください。

キャリアプランの考え方

  • 自己分析をもとに自分の興味関心や価値観を言語化する
  • 自分の現状を理解する
  • 自分の3年後・5年後・10年後の将来を考える
  • 将来と現在をつなぐ道筋を作成する

企業の求める人物像とマッチしていないと就活で全落ちしてしまうことにつながるため、ここで自己分析をして就活の軸を明確にしましょう。

そうすることで、あなたの企業選びやアピール内容にブレが少なくなり、企業に対してポジティブな印象付けをすることができます

就活の軸の例

  • 自身の海外経験を活かすために、海外とかかわりのある企業で働きたい
  • 日本の技術力を絶やさないためにも、経営をコンサルティングしたい
  • 多くの人々を笑顔にするために、エンタメ系の仕事がしたい
  • 自分の趣味に時間を割きたいため、ワークライフバランスの優れた企業で働きたい
就活の軸はすでにしっかり考えたつもりですが、全落ちしてしまいました……。どんな点に注意して再び就活の軸を考えれば良いのでしょうか?

鈴木 洵市

プロフィール

自分軸と企業軸の両方から考えてみよう

就職活動の軸を考えるポイントは、自分軸と企業の軸を分けることです。案外、学生の中には自分軸だけで考えてしまっている人が少なくありません。

いくら自分の軸がしっかりしていても、その軸が企業に合わない軸であったら、就活で内定を勝ち取るのは難しいです。

自分軸がいかに企業内で発揮できるものかを考えてみましょう。

こちらの記事ではその他の自己分析の方法を解説しているので、自己分析不足を感じている人は併せて参考にしましょう。

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③就活を続ける

就活で全落ちするとつらく苦しいと感じるものです。しかし、基本的には行動を止めずに、自分のペースで良いため少しずつでも就活を進めましょう。

企業が募集を締め切ってしまうこともあります。そのため、少しだけ求人サイトを見たり少しだけ書類選考対策や面接対策をするなど小さな一歩を踏み出し続けてください。そうすることで、1か月後や2か月後のあなたが笑顔になる可能性が高まります。

とはいえもちろん自分のメンタルが一番大切であり、休息を取ることも必要不可欠といえるため、状況に応じた行動を取ってくださいね。

柴田 登子

プロフィール

心身に不調があるときは、いったん就活を中断するのもありでしょう。

そのような状況のときに人生の一大事に向き合うのは難しく、判断を誤るかもしれませんし、自分の本領発揮もできなくなりがちです。体調が改善するまで少しゆっくりしてみてくださいね。

就活をやめたいと感じてしまう人は、以下の記事を参考に気持ちを切り替えていきましょう。

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状況別! 就活で全落ちしたときの対処法

状況別!就活で全落ちしたときの対処法

「就活で全落ち」といっても、人それぞれ状況は異なります。そのため、自分がどの状況で全落ちしたのかを深く考えないままやみくもに対策をしようとしても、現状を打破することは難しくなってしまいます。

今から状況別で就活で全落ちしたときの対処法を解説するため、自分の状況に合った対処法を取ってくださいね。

①全フェーズ共通

どの選考フェーズにしろ、全落ちしてしまった人は絶対におこなうべきことがあります。全落ちして焦る気持ちを落ち着けて、今から解説する3つの対処法を実践してみましょう。

この対処法を押さえずに、自暴自棄になったりあれこれ対策をしようとしても、現状を打破できなかったりまた全落ちしてしまうことにつながります

業界・企業研究をおこない志望先の視野を広げる

全落ちしたということは、自分が選んだ企業と相性が合わないために不合格になったり、適切なアピールができなかったということです

そのため、なぜ自分が企業の風土に合っていないと思われたのかやどんなアピールであれば企業に響いたのかを業界・企業研究をおこなうことで再考する必要があります。

業界分析のやり方

  • 業界地図を広く浅く把握する
  • 業界本を活用する
  • ニュースや新聞をチェックする
  • 業界団体のHPを見る

企業研究のやり方

  • 就活四季報を読む
  • 企業HPを見る
  • OB・OG訪問をする
  • 企業の選考を受けている友人の話を聞く

業界・企業研究をおこない、自分がマッチしそうな業界や企業を探し直してみましょう。たとえば、「海外とかかわりがあり、高い専門性を持てる仕事がしたい」と思って商社業界を志望していたとします。

しかし、視野を広げて業界研究をし直したところ物流業界の方が海外とコミュニケーションを取る頻度が多く、より一つの専門分野を極めていけるといった面で自分の考えに適していると気付くかもしれません。

渡部 俊和

プロフィール

今現在の「やりたいこと」や「できること」ばかりを考えるとなかなか視野が広がりません。

「やっても良いと思えること」「意義のあること」「いずれできるようになりたいこと」など、時間軸や関心の幅を大きくして考えてみましょう。

業界の絞り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、業界選びに不安がある人は参考にしましょう。

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大学のキャリアセンターやキャリアアドバイザーに相談する

就活で全落ちしてしまうということは、何かしら自分の就活のやり方に問題があったということです。しかし、自分で何が悪かったのかを考えることは至難の業ともいえます。

そのため、大学のキャリアセンターや就職エージェントなどのキャリアアドバイザーに相談をしてみましょう。

多くの学生にとって就活は初めての経験であり、わからないことだらけです。しかし、大学のキャリアセンターや就職エージェントなどのキャリアアドバイザーであればたくさんの学生の支援をしているため、これまでの知識やノウハウをたくさん持っていますよ

鈴木 洵市

プロフィール

キャリアアドバイザーに依頼するメリットとしては、今まで多数の学生のサポートを実施してきているので、その人に合わせた傾向と対策を一緒になって考えてくれて、練習などのサポートまでしてくれる点です。

具体的な相談先はこちらの記事で解説しているので、なかなか就活がうまくいかないと感じる人はぜひ参考にしてください。

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就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説

諦めずに新しくエントリーする

就活で全落ちしてしまうと絶望して、不安から身動きを取れなくなってしまう人もいます。しかし、決してあきらめずに新しいエントリーをしてください。

行動をやめている間に企業はエントリーを締切ってしまう可能性もあります。「とにかくやってみよう」「まだまだチャレンジできる」と自分自身で気持ちを奮い立たせて、主体的に行動を続けることが大切です。

新しくエントリーする企業の探し方は記事の後半で解説します。

就活でのエントリー数をどれくらいにするべきか気になる人は、以下の記事を参考にしてくださいね。

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39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう

就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。

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②書類で全落ちしてしまうとき

書類で全落ちしてしまうということは、就活の前半で全落ちしてしまったということですね。嘆く必要はありません。今から挽回はまだまだ可能です。

書類選考はちょっとしたコツを押さえることで、ぐんと選考通過率がアップする、非常に対策のしがいのあるフェーズともいえますよ

書類選考で落ちてしまう人は、こちらの記事が役立ちます。落ちる人の共通点をもとに対策を詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。

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最低限のマナーやルールを見直す

企業にとって書類選考は最も学生数が多いフェーズであり、企業は一枚一枚丁寧に書類に目を通すことは時間的に難しいものがあります。

特に有名企業など応募者が多い企業の場合は、パッと見て内容がわかりづらいものや基礎的なルールが守られていない書類は、「基礎的な文章力がない学生」と判断して書類不合格としてしまうこともあります

自分の過去の経験や価値観を知らない採用担当者が初見で読んだとき、即座に理解できるような内容にするために最低限のマナーやルールを見直しましょう。

書類選考でやりがちな失敗

  • 提出締め切りに間に合っていない
  • 形式が間違っている
  • 書類や写真に不備がある
  • 証明写真が指定のサイズでない
  • 必要書類がそろっていない
  • 修正液や修正テープを使っている
  • 消せるボールペンを使っている
  • 押印がない
  • 誤字脱字がある
  • 文字が汚い
  • 要点のつかめない文章
  • 略語を用いている

履歴書の書き方が不安な人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。よくある失敗や状況別のマナーもまとめています。

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回答の「書き出し」と「締め」を工夫する

繰り返しになりますが、企業の採用担当者は書類の1文1文を丁寧に読む時間はありません。そのためパッと見て内容を理解しやすい書き出しや締めにする必要があります。

文章の最初と最後で、文章全体の印象が決まるといっても過言ではありません。たとえば以下のような文章であれば、後者の文章のほうがパッと見てわかりやすいと感じる採用担当者は多いです。

自己PR NG例文

書き出し:私は大学でもサッカー部に入部をして活動を続けてきて、練習方法に悩むときもあったのですが、主体性を発揮してきています。

締め:サッカー部での経験は非常に苦しいながらも思い出深く、そして仲間と協働をしてきて、なによりも学びがあり、働くというなかにおいても活きることがあるため、顧客とかかわる際には臆する場面もあるかと思いますが、主体性を活かしていけたら良いなと感じています。

自己PR OK例文

書き出し:私の強みは主体性です。これはサッカー部で主将をするなかで身につけました。

締め:御社に入社後も、私の強みである主体性を活かし顧客が望む以上の提案ができるように貢献していきます。

回答の書き出しや締めくくりで工夫する方法を詳しく押さえたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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志望動機
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第三者に添削してもらう

自分で書いた文章は自分で見直しても、直す箇所がわからなかったり見慣れてしまい、間違いや不備には気が付きにくいということが多いもの。そのため、提出前に家族や先輩、友人などの第三者に添削をお願いしてみてくださいね。

また、より書類の精度をあげたいのであれば、就活のプロである大学のキャリアセンターや就職エージェントサービスのキャリアアドバイザーに添削依頼をしましょう。

どのような表現だと採用担当者にポジティブな印象付けをしやすくなるかアドバイスがもらえます。

アドバイザーコメント

応募書類の内容で結論がズレている学生は多い

書類選考において、締切や書式が指定通り守られないのは論外です。ほかに多い失敗ケースは結論がずれているものです。

これは自己PRなのにPRになっていないもの、経験だけが長々と書かれているものなどで、思わず「だから何なのか」と言いたくなるようなものです。志望動機がいつの間にか自己PRになっていることもよく見られます。

簡潔で説得力の高い書き方にできないか考えてみよう

また、国語力が疑われるようなケースもあります。論理的に整合しない書き方や誤字脱字、根拠があいまいなもの、安易な略語などです。

言葉の使い方や論理構成は仕事上のやりとりにもかかわるうえ、コミュニケーションの土台になるものです。そのため、応募書類ですらそれが書けていないとなると非常に不安感を持たれてしまうでしょう。

対策としては、良い表現をたくさん見ることです。同じような内容をいかに簡潔で説得力の高い書き方にできるのか、例文や添削指導を通じてアレンジし、ポイントを学びましょう。文の前後を入れ替えたり、言葉を変えるだけでもかなり印象が変わります。

③面接の前半フェーズで全落ちしてしまうとき

書類選考は突破できたものの、一次面接や二次面接など面接の前半フェーズで全落ちしてしまう人は、面接官とコミュニケーションを取るということのコツが押さえられていないのかもしれません

今から面接の前半フェーズで不合格にならないための効果的な対処法を解説します。案外これらの基本的なことが身に付いていない人も多いため、甘く考えずに実践してください。

一次面接や二次面接などの面接前半フェーズで落ちてしまう人は、ちょっとした面接のコツを押さえることが必須です。一次面接や二次面接を突破したい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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話し方や表情を見直す

面接はコミュニケーションの場です。話す際の声のトーンや表情が適切かどうかを見直してください。

柴田 登子

プロフィール

第一印象の半分以上は見た目の印象が左右すると言われています。

面接官の視覚に入る情報をより良いものにするために、話すときの雰囲気や表情など、非言語のコミュニケーションについても意識をしておきましょう。

声が小さすぎては暗い人物というネガティブな印象になりやすいため避けるべきですね。とはいえ大きすぎる声でも面接官は不快に感じてしまうかもしれません。事前に模擬面接などで、どのくらいの声の大きさが適切か確かめておきましょう

表情は真剣な顔と笑顔の使い分けが大切です。たとえば、自身の経験や面接先の企業でどのような仕事がしたいかという内容を話す際は真剣な顔で、趣味などの雑談をする際は笑顔を意識してみてください。

マスクをしていると声がこもっていまいます。また表情も伝えづらいのですが、マスクだからこそ意識すべき話し方や表情のコツってありますか?

渡部 俊和

プロフィール

なるべくわかりやすく大きな動作をしよう

相手の話を聞くときは、うなずいたりリアクションを取るときに、なるべくわかりやすく大きな動作を心掛けましょう。

また、マスクの場合は目が強調されやすいため目の動きに注意してください。目をしかめたり眉間にシワが出やすい人は、いつも以上に不機嫌な険しい印象になりやすいため、誤解を招かないよう、鏡で表情のバリエーションを確認しておきましょう。

こちらが話すときは身振り手振りを使って表情の不足をカバーします。また、いつもより言葉を区切りながらゆっくり話すことで、マスクによる滑舌の悪さを軽減できます。

志望度の低い企業の面接を受けて場慣れをする

模擬面接をすることは大切ですが、実践に優るものではありません。志望度の低い企業の面接を実際に受けて、面接の流れや面接官が興味を抱くポイントなどを押さえて場慣れをしましょう。

場慣れをすることで、この質問の後にはあの質問がくるだろうとわかったり、入退室などのマナーが自然に身につくようになります

また最近ではオンライン面接を実施する企業も増えているため、オンライン面接も実践を通して慣れておくことがおすすめです。面接ツールにログインできなかったり、声が聞こえなかったり、話すタイミングがうまく取れないといったことを未然に防げます。

Web面接を通過するための必勝法を押さえたい人は、以下の記事を参考にしてくださいね。

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具体的な面接練習の方法はこちらの記事で解説しているので、面接に少しでも不安がある人は併せて参考にしましょう。

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④面接の後半フェーズで全落ちしてしまうとき

三次面接以降や最終面接まで進んだものの、そこで落ちてしまったという人は、内定まであと一歩というところまで進んだからこそ非常に悔しい思いをしてきましたね。

面接の後半フェーズだからこそ必要なコツを押さえて、内定を勝ち取っていきましょう

最終面接の対策を徹底したい人は、以下の記事を参考にしてくださいね。合格率を高めるコツをまとめています。

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質問に対する深掘り対策をして回答をブラッシュアップする

面接の後半フェーズでは学生の人数が絞られてくるため、面接官は一人ひとりの学生をじっくりと理解しようとします。そのため、一次面接や二次面接以上に「なぜ」など深掘りの質問をしてくる傾向にあります

志望動機や自己PRなど定番の質問には答えられても、深掘りされて適切な回答ができなければあなたの価値観や人柄が伝わりません。

そのため、質問に対する自分の回答に自ら「なぜ」を繰り返して、的確かつ魅力的な表現ができるように対策しましょう。

深掘り対策の例(ガクチカの場合)

サッカー部での活動に最も力を入れてきた

↓なぜ

県大会優勝という目標を達成するため

↓なぜ

努力をして結果を出すことが好きだから

↓なぜ

チームで協力をした成果が実る瞬間だと実感できるから

質問に対する深掘り対策が難しいです……。簡単に深掘り対策ができる方法はなにかありますか?

柴田 登子

プロフィール

自分の感情について思い返してみよう

上述の通り、「なぜ」を繰り返すのも一つのやり方ですが、その「なぜ」を掘り下げるときに、それに対する自分の感情について思い返してみるのも良いでしょう。

たとえば、サッカー部の活動に最も力を入れていたときはどんな気持ちだったのか、努力して結果を出すのがなぜ好きだと思えるのか、成果が実る瞬間にどんなことを感じると思うか、などと自分に問いかけるのです。

その繰り返しで自分の「価値観」が見えてきます。そこから自分軸が把握できたら、質問で掘り下げられても簡単に答えられるようになります。

その企業でなければいけない理由を整理する

新卒はポテンシャル採用のため、企業は自社への志望度が高く成長意欲のある学生を採用したいと考えています。その結果、志望動機を求められるというわけです。

面接の後半フェーズだからこそ、面接官を納得させられるように、なぜその企業を志望するのかを具体的な理由と裏付けとともに伝えなければなりません

ただ「社風に魅力を感じたから」と伝えるのではなく、その企業でなければいけない理由を具体的に整理して伝えられるようにしましょう。たとえば、「OB・OG訪問をした際にみなさんが社会のためにという強い気持ちを持っていることを実感した」や「インターシップに参加した際に、御社ならではの手法で新規顧客を獲得する難しさと楽しさを実感した」などです。

渡部 俊和

プロフィール

「その企業でなければならない理由」を考えるコツとしては、その企業が同業他社との違いをどこで生み出しているかを見てください。

事業内容はもちろん、環境や客層、エリア特性や成り立ちなど、特徴や武器となるものが必ずあるはずです。そこからあなたの共感できるものを探しましょう。

面接官に響く志望動機を考えたい人は、以下の記事を参考にしてください。書類より一歩踏み込んだ対策をまとめています。

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就活での全落ちを挽回するためにやるべきこと3選

就活での全落ちを挽回するためにやるべきこと

  • 逆求人サイトを使って中小優良企業を探す
  • 大手子会社を狙う
  • 就活イベントに参加する

就活で全落ちしたときの対処法を実践しようにも、どうやって新たに選考を受けるべき企業を探すのかわからないという人もいるかもしれませんね。

今から就活での全落ちを挽回するためにやるべきこと3選を解説するため、新たに選考を受ける企業選びの参考としてください。

①逆求人サイトを使って中小優良企業を探す

逆求人サイトは企業側から面接のオファーがくる、ダイレクト・リクルーティングの一種です。日本には企業が数え切れないほど存在し、その中から自分に合った企業を探すのも大変ですよね。

逆求人サイトとは?

Web上に登録した学生の経歴を見たエージェントや企業から、選考などへの「スカウトメール」が受け取れるサービスサイト

そこで逆求人サイトを用いれば、企業側からあなたへアプローチしてくれるため、自分が知らなかった優良企業と出会えたり、そういった企業を知るきっかけとなります

また企業側があなたを自社に合っていると判断したうえでアプローチを受けるため、ミスマッチのリスクを減らすことにもつながりやすいですよ。

②大手子会社を狙う

就活に全落ちしたということは、厳しいことを言えば周囲と比べて少し就活に出遅れてしまっている状況ともいえます。そのため今から大企業や有名企業の内定を目指すのは、エントリーが締め切られていたりとやや難しい傾向にありますが、大手企業の子会社であればまだまだ希望はあります。

大手子会社は給与などは親会社に劣ることもありますが、親会社と同様に福利厚生などが整っていたりと、穴場企業ともいえますよ。また、子会社は親会社の文化をそのまま引き継ぐことが多いです。

そのため、大手企業の待遇に惹かれている人や社風に惹かれている人で、全落ちしてしまった人は、大手子会社を狙うのもおすすめです。必ずしも完全に一致しているとは言えないため、子会社の情報を企業HPなどから入手するようにしてくださいね。

鈴木 洵市

プロフィール

大手子会社に就職するデメリットとしては、親会社の方針で事業転換や統廃合となるケースがあります。

その場合は、自分のやっている仕事の内容が急に変更になったり、別事業の会社に出向になったりすることがあります。

③就活イベントに参加する

就活イベントとは、 学生を募集している企業が開催する説明会やセミナー、選考会などを指します。ほかにも採用支援会社や就職支援会社による合同説明会やセミナーなどもありますよ。

就活イベントでは、まだ学生を募集していたり、学生を企業に紹介したいと考えている企業が実施しているということです。そのため、企業への理解を深められるようになるだけでなく選考につながる可能性が高いともいえます。

また一度に複数社が参加する就活イベントもあるため、時間を節約しながら視野を広げつつ選考のチャンスを得られることもありますよ

就活イベントの探し方

  • 大学のキャリアセンターでイベントが開催されていないか調べる
  • 就活エージェントやキャリアアドバイザーに相談して探す
  • 就活ナビサイトから探す
  • スカウトサイトに登録して、イベントにスカウトされるのを待つ

アドバイザーコメント

路線変更も一つの対処法

厳しいことを言うようですが、これまで全落ちしているということは、志望している企業とあなたの相性が良くないのかもしれません。

どんなに恋い焦がれても、あなたが先方の求めるタイプの人材からかけ離れているのであれば内定は難しいでしょう。このままずるずると不毛な面接を受け続けるのはやめて、早々に路線変更をしてみてはいかがでしょうか。

まったく興味のない業界の説明会に行く

これまで自分が絞り込んでいた業界以外の説明会に行ってみましょう。なんとなくイメージで避けていた業界も、実際にどのような事業を展開しているのか聞いてみると、途端に興味がわいたり、自分の強みが活かせたりということに気づく場合もあります。

「どの業界にするかまったく思い浮かばない」という場合は友人の参加するものについていくのも良いでしょう。

専門家のアドバイスを得る

自分の選択が正しくないのかもと少しでも思うなら、大学のキャリアセンターや新卒向け就職エージェントなどでキャリアコンサルタントに相談してみると良いでしょう。

プロに話してみることで、これまで自分が気づかなかった方向性など、専門家ならではのアドバイスを得られます。

就活で全落ちしてエントリーを増やす際の2つの注意点

エントリーを増やす際の2つの注意点

  • 同じレベルの企業ばかりエントリーしない
  • 持ち駒を増やすことだけを目的にしない

何はともあれ全落ちしてしまったのであれば、エントリーを増やさなければ選考に進めませんね。焦ってしまうことも当然のことだといえますが、まずは落ち着くことが大切です。

むやみやたらにエントリーをしようとすると思わぬ落とし穴にはまって、再び全落ちしてしまうかもしれません。今から解説する2つの注意点を参考に、エントリーを増やしていきましょう。

①同じレベルの企業ばかりエントリーしない

一つの業界や少なすぎる企業に固執してしまうと、再び全落ちしてしまう危険性があります。そのため、視野を広げてさまざまな就職難易度の企業にエントリーするようにしましょう。

「企業のレベル」と一口にいっても定義が難しいのですが、採用人数や応募者の数、内定者の学歴などを目安に考えてみましょう

大企業や中小企業、ベンチャー企業など幅広い企業にエントリーをしてくださいね。

柴田 登子

プロフィール

同じ業界の会社を複数受けるとしても、従業員数や売上高など、なんでも良いので目安を一つ決めましょう。

たとえば従業員数なら100名以下、500人程度、1000人程度、5000人以上などで規模ごとに分けて、それぞれのレベルを1社ずつ応募してみるのです。

そうすれば、同じ業界でもどのくらいの規模の会社が自分に合っているのかが見えてくるはずです。

②持ち駒を増やすことだけを目的にしない

就活で全落ちして挽回をしようとして、「次は絶対に全落ちしない」と持ち駒を増やすことだけを目的としないように注意しましょう。

なぜこの企業の選考を受けるのかを言語化したうえで、エントリーしたり書類提出をしてくださいね。むやみやたらに持ち駒を増やすだけでは、就活の負担が大きくなってしまいます

また持ち駒を増やすことだけを目的とすることで、企業に対する優先順位がつけられずに対策の時間が分散され、選考突破をしづらくなるという負のスパイラルに陥りやすくなります。

就活で全落ちしたとしてもほかにも選べる道はある!

就活で全落ちしたとしてもほかにも選べる道はある!

  • 進学・留学する
  • 就職浪人や既卒就活をする
  • フリーランスになる

就活で全落ちすると「このまま就職できなかったらどうしよう……」と自分の将来に不安を抱いてしまうかもしれません。

しかし、実は就職する以外にも選べる道はたくさんありますよ。今から他に選べる道を提示するため、選択肢の一つとして視野に入れてみてくださいね。

渡部 俊和

プロフィール

ただし、就活の機会というのは特殊であり、多くの企業が自社の情報を公開してくれる稀有な機会です。

一度社会に出れば、ほかの業界、企業の情報をこれほど詳しく知る機会は得られません。安易に投げ出さず、この恵まれた環境を再認識したうえで、他の選択肢を検討してくださいね。

進学・留学する

進学や留学をすると、就職まで2〜4年の猶予期間が生まれます。金銭的負担が大きいなどデメリットはありますが、専門分野を極めることができます。そのため、次に就活をする際に就職の幅が広がる可能性がありますよ。

大学院卒であれば学部卒よりも給与が高い傾向にあるため、高収入を狙える可能性もあり、今すぐ就活をするのではなく進学を視野に入れても良いですね。

留学では語学力を身に付け、新しい文化や価値観に触れられる機会を得られます。また、次に就活をする際に、空白期間がポジティブな印象になりやすいです。

就職浪人や既卒就活をする

全落ちしてしまい、今から納得できる内定先が見つからなさそうであれば、就職浪人や既卒就活をして来年頑張り直すことも可能です。

厚生労働省が定めた青少年雇用機会確保指針によると、学校を卒業後3年以内は新卒扱いとするとありますが、事実上企業はいわゆる「既卒」として扱うことが多いです。そのため、新卒よりはエントリーできる企業の選択肢が狭まってしまう危険性があることは念頭に置いてくださいね。

もし新卒で就活をしたいという気持ちがあるならば休学や留年をする手もあります。休学・留年中も大学での費用が発生したり、休学・留年中の活動を企業から問われることが多いですが、新卒というアドバンテージを来年も使えますよ。

鈴木 洵市

プロフィール

就職浪人や既卒就活をする際の注意点については、新卒ではなく第二新卒として企業があなたをとらえる可能性があるということです。

特に気にならないようであれば問題はないのですが、気にする学生もいるため、自分はどのように就活をしたいのか考えてみてくださいね。

既卒の定義についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、既卒就活のイメージが湧かない人は参考にしましょう。

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就職浪人についてはこちらのQ&Aも参考にしてみてください。キャリアコンサルタントが就職浪人について回答しています。

フリーランスになる

フリーランスは企業などに属さず、仕事に応じて自由に契約をして働く人のことを指します。 そのため、フリーランスであれば就職することなく自分の裁量で働くことが可能です。

ライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種においてフリーランスは増えてきているといえます。しかし稼げるようになるまで時間がかかったり、技術がないと仕事を受注することもできません。

就活に全落ちしたからフリーランスに安易になろうとするのではなく、自分が稼ぐための技術としては何があるのかを考えてみましょう

柴田 登子

プロフィール

日本のキャリア形成は画一的な段階を踏まえることを良しとします。そのため、卒業と同時に就職を選ばなければ、あとで「やっぱり就職」となったときにうまくいかないことが多いです。

もし就職以外の道を選ぶのであれば、「やりたいことが明確に決まっている」「あとから就職しても挽回できるスキルや資格を持っている」などの状況であることが望ましいです。

全落ちしてしまい就職したくないと感じてしまった人は、こちらの記事を読んでみましょう。前向きになるヒントが見つかるはずです。

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就活で全落ちして立ち直れない人がやるべきメンタル回復方法

就活で全落ちして立ち直れない人がやるべきメンタル回復方法

  • 感情を紙に書き出す
  • 期限を決めて就活を休憩する
  • 大学の心理カウンセラーに相談してみる

慣れない就活でせっかく準備をして自分をアピールしたにもかかわらず、全落ちしてしまったら、ひどく傷つき立ち直れないと感じるときもありますよね。

今から解説するメンタル回復方法を参考に、どうすれば気持ちをリセットして再び就活に臨めるようになるかを押さえてくださいね。

感情を紙に書き出す

就活に全落ちして、つらい気持ちを我慢して溜め込んでいると、心身に悪影響を及ぼしてしまいます。頭の中にある鬱々とした感情は言葉にしましょう。

誰かに話を聞いてもらうのも良いかもしれませんが、就活の悩みは話し相手を選ばなくてはならず反応も気になってしまいますよね。一人で手軽にできる方法が感情を紙に書き出すことです。

鬱々とした感情の正体がわかり、言葉として表現できるため感情が整理しやすくなります。また客観的になれるため、自分の感情をコントロールしやすくなるためおすすめです。全落ちして自分を否定された気持ちになるからつらいのか、就職できない不安がつらいのかなど整理してみましょう。

期限を決めて就活を休憩する

就活は長期戦になりがちです。繰り返しになりますが、ある瞬間で全落ちしたとしても、まだまだ挽回は可能です。しかし、疲れた気持ちで就活を続けようとすると対策に身が入らなかったり、精神的なダメージが大きくなってしまうこともあります。

そのため、期限を決めて就活の休憩を取ることで心も身体もスッキリとさせることがおすすめです。無理に続けるよりも、休憩を挟むことでリフレッシュができて、就活対策の効率があがることも少なくありません

就活で全落ちしてしまうという状況は、何かしらがうまく進んでいないということです。そのため休憩することで思考を切り替えて、準備や対策方法を変えるなど違う視点から就活を再スタートできるようにしましょう。

渡部 俊和

プロフィール

就活を休憩する際にあまり長期間活動を止めてしまうと、再スタートのハードルが上がってしまいます。

かといって少し休むくらいでは抜本的な対策は取りにくいでしょう。情報を維持しながらやり方を見直すとしたら、10日〜2週間程度がおすすめです。

就活がつらい人は、原因を押さえることが大切です。こちらの記事を参考に対処法を押さえてくださいね。

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就活がつらいときは、まずその気持ちを受け入れましょう。そして、就活がつらいと感じる原因に向き合い、正しく対処することが大切です。この記事ではポジティブになれる行動などをキャリアコンサルタントと解説します。

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大学の心理カウンセラーに相談してみる

就活で全落ちすることによって、メンタルに支障をきたす人もいます。そんなときは無理せず、専門家である大学の心理カウンセラーに相談してみるのも一つの手です。

大学に付属している心理カウンセラーなどの組織は、さまざまな心理的な問題や心理的、神経症的な症状に悩む学生に対し臨床心理士などの専門家や大学院生が心理的援助をしてくれます。

大学に所属していることからも、料金も一般的なカウンセリングなどよりも安く設定されていることから、相談しやすい環境が整っているといえますよ。一人で苦しむ前に、大学の心理カウンセラーをたずねてみましょう。

鈴木 洵市

プロフィール

悩みというものは、自分一人で抱えていると次第に大きくなってしまいます。また、感情的になりやすいものです。

このような場合は相談する相手を作っておき、すぐに相談することが重要ですよ。

就活で全落ちしても気持ちを切り替えて希望の内定をつかもう!

ここまで解説してきたとおり、就活で全落ちしたとしても適切な対応をすることで内定を目指すことは十分可能だといえます。 全落ちすると自分を否定されたような気持ちになり、苦しいと感じるかもしれませんが、気持ちを切り替えていきましょう。

いつ内定をもらったかは働くうえで大切ではありません。入社後にいきいきと自分らしく働くことが大切であるということを忘れないでください。

今回解説した対処法を参考に休憩を取りつつ、自分が今何をするべきなのかを押さえて、落ち着いて内定を目指していきましょう。

アドバイザーコメント

就活の全落ちは自分の反省点や改善点に目を向けられる良い機会

エントリーしていたすべての企業から不採用通知がくると、自己肯定感が下がってしまいますよね。しかし、少し視点を変えて考えると、自分の反省点や改善点に目を向けられるチャンスです。落ちた原因を分析すれば、次回の選考に活かすことができます。

とはいえ、落ちてしまってからすぐに気持ちを切り替えることは難しいですよね。そのような場合は、何か好きなことや趣味に没頭しても構わないと思います。ただし、落ちてしまった事実を見つめなおす機会を必ず作って、次につなげるようにしてください。

最後まで諦めずに改善を繰り返そう

就職活動は、企業との相性もあります。自分がその企業に就職したいと思っていても、企業の求める人材が自分のような人材でなかった場合は、相性が悪いだけです。しかしながら、自分の準備が悪くて不採用になってしまった場合は、その部分を改善することができます。

諦めずに一歩一歩進むことで、道は開けてきます。最後は自分自身の決断してきたことの積み重ねになるので、それを心に留めて就活をおこなってください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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