この記事のまとめ
- 英語を使うインターンの評価基準は一般的なインターンとは異なる
- 英語を使うインターンは国内でも実施されている
- 英語を使うインターンは就業体験を目的に参加することが就活につながる
英語を使うインターンシップに興味はあるけれど、「自分の英語力で参加できるだろうか」「どのようなインターンを選べばいいのかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
英語を使うインターンに参加することで、グローバルな環境での就業体験ができるだけではなく、自身の英語力や適性を確認できるため、その後の就活を有利に進めやすくなります。
また英語を使うインターンにはさまざまな語学力に応じたプログラムが用意されているので、まずは英語を使うインターンの種類や特徴を理解してから、自身に合ったプログラムを選ぶことが大切です。
この記事では、キャリアコンサルタントの西さん、瀧本さん、高尾さんのアドバイスを交えながら、英語を使うインターンの選び方について詳しく解説します。英語を使うインターンに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
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英語を使うインターンシップでグローバルビジネスの現場を体験しよう
英語を使うインターンに参加する際は、自身の英語力に合ったプログラムを選び、グローバルな環境での就業体験を通じて将来のキャリアを見極める必要があります。そして、英語を使うインターンは企業によってプログラムの内容が大きく異なるため、事前に情報収集をしてから選ぶことが重要です。
そこでこの記事では、英語を使うインターンの種類や特徴を解説します。まずは英語を使うインターンの全体像を把握してから、国内と海外のインターンそれぞれのメリットを理解し、自身の目的に合ったプログラムを見つけましょう。
また、英語を使うインターンに必要な英語力や、企業が重視する評価のポイントも解説します。選考突破に向けて準備すべきことを理解し、効果的な対策をおこなえるようにしましょう。
そして記事の後半では、英語を使うインターンで使える具体的な英語表現や、インターンでの経験を就活でアピールする方法など、具体的な選考対策を解説します。実践的な英語表現を知り、グローバル企業への就活に、インターンの経験を活かすための参考にしてみてください。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
全体像を理解しよう! 英語を使うインターンの基礎知識
英語を使うインターンには、国内で実施されるものと海外で実施されるものがあり、期間もさまざまです。これらの特徴を理解することで、自身の目的や英語力に合ったプログラムを選びやすくなるため、事前に全体像を把握しておくことが重要です。
ここでは、英語を使うインターンの種類や期間について解説します。英語を使うインターンに参加を検討している人は、まずこれらの基礎知識を理解して、自身に合ったプログラムを探す際の判断材料にしましょう。
種類
英語を使うインターンは、おもに国内インターンと海外インターンの2つに分けられます。それぞれのインターンでは、体験できる内容や必要な英語力が異なるため、自身の目的に合った種類を選ぶことが重要です。
ここでは、国内と海外それぞれのインターンの特徴について解説します。これらの違いを理解して、自身の英語力や目標に合ったインターンを見つけましょう。
国内インターン
国内インターンは、日本国内のグローバル企業や外資系企業で実施される英語を使用するプログラムです。おもに外国人社員とのコミュニケーションや、海外拠点とのやり取りなど、実際の業務で必要な英語スキルを体験できます。
プログラムの内容は企業によってさまざまで、グループワークやプレゼンテーション、デイリーミーティングなどの一部で英語を使用するものから、すべての業務を英語でおこなうものまであります。
なお、日本人社員のサポートを受けられる環境が整っている場合が多いため、英語でのビジネス経験が少ない学生でも安心して参加できるのが特徴です。
また、国内で実施されるため、渡航費用などの金銭的負担が少なく、日本の就活スケジュールに合わせて参加しやすいメリットもあります。特に夏季・春季の長期休暇中に開催されるプログラムが多いため、学業と両立しやすくなっています。
あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
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海外インターン
海外インターンは、海外の現地企業や日系企業の海外拠点で実施されるプログラムです。現地でのビジネス慣習や異文化コミュニケーションを直接体験できる機会となり、グローバルな視点や考え方を養うことができます。
ただし、海外では新卒一括採用の概念が一般的ではなく、実務経験やスキルが重視される傾向にあります。特にアメリカなどでは、大学卒業後に複数の長期インターンを経験してから正社員として就職するのが一般的です。
そのため、ただ漠然と参加するのではなく、英語力の向上や異文化での就業体験など、明確な目的を持って臨むことが海外インターンに参加するうえで重要です。
また、インターン期間中は現地での生活費や住居費が必要となり、金銭的な負担も大きくなります。さらに、日本の就活スケジュールとの調整も必要なため、参加を検討する際は十分な準備期間を確保しましょう。
国内の英語を使うインターンと海外インターンを併願する際は、選考時期やプロセスの違いを考慮し、計画的に進めることが大切です。海外インターンは選考が早く、ビザや渡航準備も必要なため、国内より前倒しで動くのが理想です。
国内の選考と重ならないようスケジュールを調整し、余裕を持って準備しましょう。
こちらのQ&Aでは、日本とアメリカの就活の違いについてキャリアコンサルタントが解説しています。海外で就職することを検討している人は、チェックして理解を深めましょう。
期間
英語を使うインターンを参加期間で分けると、5日間以上の短期インターンと2週間以上の長期インターンに分けられます。期間の長さで体験できる業務や内容が異なるため、自身の参加目的や就活のスケジュールに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、短期と長期それぞれのインターンの特徴について解説します。どちらを選ぶべきか判断する際の参考にしてください。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
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短期インターン
国内で実施される短期インターンは、5日間程度で実施されるプログラムです。おもに業界研究や企業理解を深めることを目的としていて、英語でのグループワークやプレゼンテーション、ディスカッションなどの課題に取り組みます。
短期インターンの特徴として、基本的に無給で実施されることが多く、実際の業務よりも企業が設定した課題に取り組んだり、企業について説明を受けたりするケースがほとんどです。ただし、外資系企業では実務を一部体験できるプログラムもあり、英語を使用する機会も企業によってさまざまです。
学期中の長期休暇を利用して参加できるため、学業との両立がしやすいのが魅力といえます。また、複数の企業のインターンに参加することで、グローバル企業での働き方の違いを比較できます。英語を使う短期インターンは、志望業界や職種を選ぶ際の判断材料として活用しやすいのが特徴です。
英語を使う短期インターンに参加する予定の人は、こちらの記事を参考にしましょう。短期インターンの内容やメリット・選び方を解説しています。
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短期インターンのメリットとは? 後悔しない選び方も解説
短期間のみ実施される短期インターン。長期インターンとはプログラム内容や参加する目的などが異なります。この記事ではキャリアコンサルタントが、短期インターンの内容や長期インターンとの違い、選考対策などを解説しています。
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長期インターン
専門活用型インターン
職場における実務体験を目的としたインターン
高度専門型インターン
専門活用型よりも高度な専門性を要求される実務を体験するインターン
長期インターンは、国内の場合2週間以上の専門活用型と、2ヵ月以上の高度専門型に分けられます。海外インターンの場合、2ヵ月以上の長期プログラムが一般的となっています。
また、長期インターンでは実務経験を積むことができ、基本的に給与が支給されるのが特徴です。実際の業務に携わりながら、英語でのコミュニケーションスキルを磨くことができます。特に海外インターンの場合、現地でのビジネス英語や異文化コミュニケーションを実践的に学べるのがメリットです。
なお、英語力の向上を目的としてインターンに参加する場合、2ヵ月以上のプログラムへの参加がおすすめです。これは実践的な英語力を身に付けるには、ある程度の経験を積むことが必要だからです。
ただし、長期インターンに参加する場合、学業と両立するための準備をしたり、特に海外インターンでは費用面の準備が必要となったりするため、計画的に準備を進めることが大切です。
- 短期の英語を使うインターンに複数参加する場合と、長期インターンに1回参加する場合では、就活が有利になるのはどちらでしょうか。
参加するインターンの形態によって就活の有利・不利は左右されない
どちらが有利か不利かはありません。たとえば、まだ自分が何に向いているのか迷っていたり、就活に備えて様々なスキルを学んで幅を広げたり、経験値を増やしたりしたいなどのように考えているならば短期インターンに参加したほうがよいでしょう。
あらかじめ志望する企業や業界が決まっていて、一つの企業でじっくりと働きたい場合は長期インターンに参加するのがおすすめです。
長期的に働くことで、その企業の風土や文化について知ることもできるだけでなく、徐々に責任ある仕事を任されたりすることがあるかもしれまません。
短期にするか長期にするかは、主に自分が目指す企業や業界、求められるスキルによって決めていきます。
英語を使う長期インターンに参加したい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。長期インターンのメリットや、長期インターンに参加するまでの流れを解説しています。
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長期インターンが意味ないのは本当? 知るべきポイントを大公開
長期インターンは意味がないと耳にすることが多いですが実際は少しの工夫で価値のあるものにできます。この記事では長期のインターンに参加する前に準備しておくべきことや注意すべき点についてキャリアコンサルタントとともに解説。参加するメリットも紹介します。
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インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!
インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。
そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
選択肢に加えよう! 海外インターンの基本情報
選択肢に加えよう! 海外インターンの基本情報
- 種類
- 期間
- 参加方法
- 必要な費用
海外インターンは、グローバルなビジネス環境で実践的な経験を積み、語学力と専門性を同時に高められる貴重な機会です。ただし、参加にあたっては渡航手続きや現地での生活費など、具体的な準備が必要となるため、基本的な情報を事前に理解しておくことが大切です。
ここでは、海外インターンの種類や期間・参加方法・必要な費用について解説します。これらの情報を理解することで、より現実的な選択肢として海外インターンを検討できるようにしましょう。
種類
海外インターンには、現地企業で実施されるものと日系企業の海外拠点で実施されるものがあります。現地企業のインターンでは、その国特有のビジネス文化や慣習を直接体験でき、より実践的な異文化コミュニケーション力を養えます。
一方で、日系企業の海外拠点で開催されるインターンは、日本のビジネス文化を理解している日本人社員のサポートを受けながら、海外での就業体験を積めるのが特徴です。また、将来的に日系企業のグローバル部門での就職し、海外を拠点として働くことを目指す場合の参考にもなります。
なお、海外インターンでは実務経験が重視されるため、単なる職場体験ではなく、具体的なプロジェクトや業務に携わることが一般的です。参加を検討する際は、自身のキャリアプランに合わせて、どちらの種類のインターンが適しているか見極めましょう。
期間
海外インターンの期間は、おもに1ヵ月〜1年半の長期プログラムとなっています。アメリカやヨーロッパでは、3ヵ月以上のインターンが一般的で、より実践的な業務経験を積むことができます。
1ヵ月程度のインターンであれば夏季休暇などを利用して参加しやすく、現地での生活やビジネス英語を学ぶ入門として最適です。一方で、3ヵ月以上の長期プログラムでは、より専門的な業務に携わり、現地での人脈形成や異文化理解を深めやすくなっています。
特に、語学力の向上を目指す場合は3ヵ月以上の期間が推奨されます。これは、現地での生活に慣れ、ビジネス英語を実践的に使用するには、一定期間の継続的な経験が必要とされるためです。
なお、3ヵ月以上の海外インターンに参加する場合は、長期間大学を離れることになるため、事前の準備が重要です。多くの学生は休学手続きを取るか、大学の長期留学・海外研修制度を利用することになります。
休学する場合は、学部事務局に早めに相談し、必要書類の提出期限や帰国後の単位取得計画を確認しておきましょう。また、留学制度として認められれば単位が取得できる場合もあるため、大学の国際センターでも相談することがおすすめです。
インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
・楽しく働ける仕事がわからない人
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参加方法
海外インターンへの参加方法は、自身で直接応募する方法とエージェントを利用する方法の2つです。自分で応募する場合、企業へのコンタクトからビザの申請、滞在先の手配まですべて自身でおこなう必要があります。
一方で、エージェントを利用する場合は、インターン求人の紹介からビザの書類作成、滞在先の手配、海外旅行傷害保険の加入手続きまでサポートを受けられます。特に初めて海外インターンに参加する場合は、現地のエージェントからもサポートを受けられるため安心です。
なお、エージェントによってサポート内容は異なりますが、一般的に英語力診断テストの受験や履歴書の添削、面接対策など、選考通過に向けたサポートも受けられます。自分の経験や準備に割ける時間を考慮して、参加方法を選びましょう。
海外インターンに参加する際、エージェントの利用をおすすめするのは、海外就業経験がなく不安を感じている人や、ビザ申請や滞在先の手配に慣れていない人、自分でインターン先を探す時間がない人や、英語の応募書類・面接対策に不安がある人です。
さらに、現地でのトラブル対応などのサポートが必要な場合も、エージェントを利用すると安心です。自身の状況や海外滞在経験などを踏まえ、最適な方法を選びましょう。
必要な費用
海外インターンに必要な費用は、エージェントを利用するかどうかで大きく変わります。おもなエージェントを利用した場合のプログラム費用は、以下のとおりです。
INTERN STYLE | CAREER EXCHANGE | Tiger Mov | |
---|---|---|---|
渡航場所 | アメリカ(ロサンゼルス) | オーストラリア(シドニー近郊) | – |
費用 | 217,440円 | 200,000円 | 19,8000円(場所・期間問わず一律) |
期間 | 4週間 | 4週間 | – |
プログラム費用に含まれる内容 | ■参加前 カウンセリング・企業マッチング履歴書・推薦書作成ビザ関連面接の模擬対策 ■選考サポート 企業インタビューの設定と研修企業との交渉受け入れ証明書の提供 ■渡航前後のサポート 渡航前オリエンテーション現地生活情報の提供 | ■参加前 カウンセリング・事前インタビュー履歴書添削企業選定・情報提供 ■選考サポート 書類選考手配3回までの企業インタビューアレンジ受入確認書取寄せ ■渡航前後のサポート 出発前オリエンテーション現地生活情報提供現地日本語サポート ■その他 通信・郵送費・海外送金代留学生危機管理サービス | ■参加前 カウンセリング、インターン先の紹介 ■選考サポート マッチング後の各種手続き ■渡航前後のサポート 渡航前オリエンテーション到着時の空港ピックアップ事後オリエンテーション ■その他 海外危機管理サービスコミュニティ・イベントへの招待ブログ投稿機能の提供 |
また、エージェントの利用有無にかかわらず、以下の準備費用がかかります。
海外インターンでかかる費用
- 航空券
- 住居やホームステイ先の契約費用や家賃
- 食費
- 携帯電話料金
- 海外旅行傷害保険への加入
- ビザ申請費用
- 車のレンタル費用
上記の費用は渡航先や期間によって、大きく異なります。そのため、エージェントを利用する場合、総額で50〜80万円、利用しない場合でも30〜50万円程度の費用を見込んでおきましょう。
- 海外インターンにかかる費用が高額すぎて選考を受けるか迷ってしまいます…。
費用対効果を考えて海外インターンに参加するか判断しよう
海外インターンの費用は国や期間によって異なりますが、1カ月あたり30から50万円、年間で100万円を超えることもあります。この高額な投資が価値のあるものかどうかは、目的や得られる経験によって変わります。
たとえば、実践的なスキルや異文化適応力を養い、グローバルなキャリアを目指すならば、大きなメリットがあるでしょう。また、有給インターンの選択肢や奨学金制度を活用することで、負担を軽減することも可能です。
費用対効果を考える際には、具体的にどのようなスキルや人脈を得られるのかを明確にし、国内で同様の経験を積む方法と比較することが重要です。
無理なく投資できる範囲を見極めつつ、将来のキャリアにどれほど影響を与えるかを慎重に判断しましょう。
給料がもらえるインターンに参加したい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。給料が出るインターンの条件や特徴について解説しています。
就活のプロに聞く! 英語を使うインターンで得られるもの
英語を使うインターンは、グローバルなビジネス環境で実践的なスキルを身に付けられる貴重な機会です。しかし、「参加するメリットが具体的にわからない」「どのような経験が得られるのか不安」と感じている人も多いのではないでしょうか。
ここではキャリアコンサルタントの高尾さんに、英語を使うインターンを通じて得られる経験や成長機会について詳しく聞きました。英語を使うインターンへの参加を検討している人は、これらのメリットを理解したうえで、自身のキャリアにとって有益なプログラムを選びましょう。
アドバイザーコメント
高尾 有沙
プロフィールを見る外資系企業やグローバル展開をする企業への就活に大きく役立つ
英語を使うインターンに参加することで、グローバルな環境での実践経験を積みながら、ビジネス英語のスキルや異文化コミュニケーション能力を向上させることができます。
実際の業務で英語を使用するため、会議やメール対応、プレゼンテーションなど、実践的なスキルを身につける機会が多くあります。また、異なる文化や価値観を持つ人々と働くことで、多様な考え方に触れ、柔軟な対応力が養われます。
日本語のインターンと比較すると、英語を使うインターンでは、成果を出すことや自己主張がより求められます。日本企業のインターンがチームワークや企業文化の理解を重視するのに対し、グローバル企業の環境では、自ら行動し、結果を出す力が評価されます。
この経験は、外資系企業やグローバル展開を進める企業への就職活動において大きな強みとなるでしょう。将来、海外でのキャリアを視野に入れている人にとって、英語を使うインターンは非常に価値のある経験になります。
英語を使うインターンでは日本とは異なる商習慣や価値観を学ぶことができる
私も学生時代に、夏休みの2ヶ月間インドで英語を使ったビジネスインターンに参加しました。現地の企業で業務に携わるなかで、日本とは異なる商習慣や価値観を学び、自分がどのような価値を発揮できるのかを深く考える機会になりました。
特に、交渉の仕方や予算の捻出方法、仕事の進め方の違いに戸惑いながらも、それを乗り越えた経験は、キャリア形成において貴重な財産となりました。
英語を使うインターンに必要な英語力
英語を使うインターンに必要な英語力
- 国内インターンで必要な英語力
- 海外のインターンで必要な英語力
- 職種別のインターンで必要な英語力
英語を使うインターンは、プログラムの種類や職種によって必要な英語力のレベルが異なります。自身の英語力に合ったものを選ばないと、インターン選考をなかなか突破できなかったり、十分な経験を得られず就活に役立たなかったりするため、慎重に選ぶことが重要です。
ここでは、インターンの種類や職種別に必要な英語力について解説します。これから英語を使うインターンへの参加を検討している人は、自身の英語力を客観的に評価したうえで、チャレンジできるプログラムを探してみましょう。
国内インターンで必要な英語力
国内の英語を使うインターンでは、一般的にTOEIC600点以上の英語力があれば参加可能なプログラムが多くあります。ただし、企業や募集職種によって求められる英語力はさまざまで、英語でのグループワークやプレゼンテーションが中心の場合は、基本的なコミュニケーション能力があれば参加可能です。
一方で、海外拠点とのやり取りや外国人社員との実務を想定したプログラムでは、TOEIC700点以上が求められることもあります。
ただし、多くの企業では英語力よりも意欲を重視していて、英語でのコミュニケーションに積極的に挑戦する姿勢があれば、現在の英語力がそこまで高くなくても参加できるプログラムを見つけられる可能性が高いです。
TOEICスコアが基準に達していない場合でも参加を諦める必要はありません。むしろ積極的に参加して意欲をアピールしてください。
英語を使う環境に置かれると人は嫌でも英語を使わざるを得ず、それが英語の学力を高めます。英語はほかの企業でも使う可能性があり、チャンスを有効に生かしてください。
海外のインターンで必要な英語力
海外インターンでは、実務スキルが重視されるため、一定以上の英語力が参加の前提条件となります。現地での業務や日常生活で常に英語を使用する環境となり、国内インターンと比べてより実践的な英語力が求められるのが特徴です。
エージェントを通じて参加する場合、TOEIC600点以上を応募条件としている募集が多くなっています。
また、エージェントによっては独自の英語面接を実施し、ビジネスシーンでの会話力や理解力を評価することもあります。この面接に合格しないと、インターン先の紹介を受けられないケースもあるため入念な対策が必要です。
なお、英語力の要件は企業や業界によって異なるため、参加を検討する際は希望する業界や職種の要件を事前に確認しておきましょう。
海外インターンの英語力要件は地域や企業により異なります。東南アジアは比較的要求が低く、欧米ではTOEIC700点以上が目安です。
ただし、具体的な基準は様々で、日系企業なら英語力が低くても参加可能な場合があります。インターンの主目的は就業体験であり、語学学習ではないことにも注意しましょう。
職種別のインターンで必要な英語力
職種によって必要とされる英語スキルは大きく異なります。接客・販売職やカスタマーサポートなど、対面でのコミュニケーションが中心となる職種では、スピーキングとリスニング力が特に重視されます。これは現場で即座に英語での対応が求められるためです。
一方で、事務職や経理職など、オフィスワークが中心の職種では、スピーキングとリスニングに加えて、ビジネス文書の作成や読解に必要なライティングとリーディングスキルも重要となります。特にメールでのやり取りや報告書の作成など、文書作成の機会が多くあります。
なお、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会のTOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表によると、日常会話レベルの英語力はTOEIC470点、ビジネス会話レベルの英語力は730点が目安とされることを前提として、海外インターンで必要とされる職種別の英語力の目安は、以下のとおりです。
ビジネス会話レベルの英語力が必要な職種
- 営業職
- マーケティング職
- 経理職
- 事務職
日常会話レベルの英語力が必要な職種
- 接客・販売職
- カスタマーサポート
- エンジニア職
なお、英語を使うインターンで必要な英語力は、同じ職種のなかでも企業規模やグローバル化の度合いによって変わってくることを覚えておきましょう。
プロに聞く! 国内と海外の英語を使うインターンの選び方
国内と海外のインターンでは、それぞれ経験できることや準備すべきことが大きく異なります。「どちらのインターンが自身に適しているのか」「どのような基準で選べばよいのか」と悩む人も多いでしょう。
また、インターンの選考基準や企業が重視するポイントまで把握して、より的確なプログラムを選びたいと考える人もいるかもしれません。
そこでここからは、多くの就活生を支援しているキャリアコンサルタントに、国内と海外それぞれのインターン選び方について聞きました。プロの視点から見た効果的なインターンの選び方を参考にして、自身のキャリアプランに合ったプログラムを見つけていきましょう。
そもそもインターンの選び方がわからない人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。自分に合うインターンの選び方や、過去の学生が参加して良かったインターンをデータで解説しています。
関連記事
インターンの選び方決定版! 5段階で絞り込むコツと学年別の探し方
インターンの選び方に迷う人に向けて、5段階でスムーズに絞り込むコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。数ある情報の中からインターンを探す方法も学年別に紹介。この記事で自分に合うインターンを選び、就活の良いスタートを切りましょう。
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国内の英語を使うインターンに参加する場合
国内の英語を使うインターンに興味があっても、「どのような基準でプログラムを選べば良いか」「自分の英語力で参加できるものを見つけられるか」と悩む人も多いのではないでしょうか。
ここではキャリアアドバイザーの西さんに、国内の英語を使うインターンの選び方について詳しく聞きました。より自分に適したプログラムを見つけるために、選び方の基準を参考にしましょう。
アドバイザーコメント
西 雄一
プロフィールを見る募集要項だけでなく体験談などのさまざまな情報を取り入れて選ぼう
私が担当していた学生のうち一人は海外に住んでいた経験があり、TOEICも950オーバーでした。当然ながら英語も流暢で、周りからも一目置かれる存在です。
しかし、その学生が就活にあたって選んだ国内インターンの企業は、短期だったためかそれほど英語を使う機会もなく、具体的な業務に携わらないまま不完全燃焼で終わったそうです。そのとき私が感じたのは「事前に企業リサーチを徹底して行うことの重要性」です。
インターンの募集要項だけでなく、様々な情報源を活かして実際にインターンで何をするのかを理解して臨むことが重要です。長期インターンの場合もそうです。「英語力を鍛える場」と考えている学生も少なからずいるのですが、あくまでも「仕事の場」です。
「英語を使わせてくれるかどうか」もインターンを選ぶ際の判断基準
加えて、長期インターンの場合は短期インターンとは異なり、一般の社会人と同様に勤務体系が決められていて、有給である場合が多いです。「英語が得意」だからではなく、あくまでも「ビジネスをしている」という意識を持たなければなりません。
要するに、「自分の英語力に見合った業務かどうか」だけでなく、「インターンでは英語を主に使う業務をさせてくれるのか」や「勤務体系に適応できるか」などを念頭におかなければなりません。
海外の英語を使うインターンに参加する場合
海外インターンへの参加を検討する際、「どのような準備が必要か」「自分の英語力や経験で参加できるプログラムがあるか」と具体的な選び方に迷う人も多いのではないでしょうか。
ここではキャリアアドバイザーの瀧本さんに、海外の英語を使うインターンの選び方について詳しく聞きました。海外インターンへの参加を実現するために、プログラム選びの基準を事前に理解しておきましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る理想のキャリアに合うか目的を達成できるかなどを考慮して選ぼう
海外で英語を使うインターンを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮することが大切です。まず、自身のキャリア目標や専攻分野に合った業界や職種を選ぶことが基本です。
また、インターンの期間と目的を明確にし、必要なビザの種類や就労時間の制限を確認することも重要です。プログラムの種類も比較しましょう。
有給か無給か、企業が提供する研修やサポートの内容、必要な英語力のレベルなどをチェックします。語学力が不足している場合は、事前に向上させる準備をしておくと良いでしょう。
企業選びでは、文化や労働環境も考慮し、国や地域による働き方の違いを理解しておくことが大切です。将来のキャリアパスを見据え、インターン後の就職可能性も検討するとよいでしょう。
インターン選びをする際はビザの取得に関する情報も忘れずにおこなおう
ビザの取得条件や、インターン終了後のフルタイム雇用のチャンスについても事前に調査しておくと、スムーズに現地就職へ移行できる可能性が高まります。
海外インターンは貴重な経験となりますが、目的や条件をよく検討し、適切な準備をすることが成功の鍵となります。自分の興味や専門性を活かせる環境を選び、実践的なスキルを身に付けることで、グローバルなキャリアへの第一歩を踏み出すことができるでしょう。
英語を使うインターンに参加する6つのメリット
英語を使うインターンに参加する6つのメリット
英語を使うインターンには、実践的な英語力の向上から異文化理解まで、さまざまなメリットがあります。これらのメリットを理解することで、インターン参加の目的がより明確になり、その後の就活やキャリア形成にも活かせる経験となるのです。
ここでは、英語を使うインターンに参加する6つのメリットについて解説します。自身のキャリアプランやスキルアップにどのように活用できるか、それぞれのメリットを確認しながら、インターン参加の目的を明確にしましょう。
①ビジネス英語を実践練習できる
英語を使うインターンでは、ビジネスの現場で実際に使用される英語表現やコミュニケーションスキルを実践的に学べます。
国内のインターンでは、外国人社員とのミーティングや海外拠点とのメールのやり取りなど、実務で必要な英語力を段階的に身に付けられます。そして、海外インターンでは、日常的に英語を使用する環境に身を置くことで、ビジネス英語をより自然に習得しやすくなるのです。
たとえば、プレゼンテーションやレポート作成など、さまざまな場面で英語を使用する機会があり、より実践的なビジネス英語力を磨くことが可能です。また、業務外の社員や同僚との日常会話では、仕事場で使ううえで適切な英語を学べます。
また、業務時間外での同僚との会話やランチタイムでの雑談を通じて、ビジネスの場で適切なカジュアル英語表現も自然に身に付けられます。このような日常的なコミュニケーションは、職場での良好な人間関係構築に役立つ英語力の向上につながるのです。
ビジネス英語力を高めるために最も重要なのは積極的な姿勢です。会議では受け身にならず、自分の意見を簡潔に伝える練習をしましょう。また、ビジネスメールの書き方を学び、適切な敬語表現を意識することも大切です。
業務外では同僚との会話を増やし、カジュアルな英語にも慣れましょう。さらに、上司や同僚からフィードバックをもらい、適切な表現を学ぶことも効果的です。日々の業務のなかで意識的に英語を使うことで、スキルを伸ばしましょう。
②英語を使う仕事への適性があるか確認できる
英語を使うインターンで業務を体験することで、自身が英語を使う仕事に向いているかを実践から確認できます。国内インターンでは、日本人社員のサポートを受けながら、無理のないペースで英語でのコミュニケーションに挑戦することが可能です。
一方で、海外インターンでは、常に英語を使用する環境で働くことで、より正確に自身の適性を見極められます。英語でのコミュニケーションに対するストレス耐性や、異文化環境での働きやすさなど、実際の就業経験を通じて確認することができるのです。
このように、インターンでの業務体験を通じて、英語を使う仕事の魅力や課題を体感することで、英語を使う仕事に就くことを目指すかどうか、より具体的な判断材料を得ることができます。
③内定獲得に近づく可能性がある
英語を使うインターンに参加することは、グローバル企業への就職を目指すうえで大きなアドバンテージとなります。国内インターンでは、その企業独自の英語使用環境を理解し、社風や業務内容を把握できるからです。
また、海外インターンに参加することで、実践的な英語力に加えて、異文化環境での就業経験が評価されます。この経験は、グローバル企業の本選考において、海外でも活躍できる人材としての評価につながり、内定獲得の可能性を高められるのです。
さらに海外インターンで高い評価を得られれば、そのまま就労できる可能性もあります。なお、海外企業に就職して働くためには、働く国ごとに手続きが必要となる就労ビザを取得する必要があることには注意しましょう。
ただし、インターンから直接雇用となれば、企業が費用や手続きの面でサポートしてくれる可能性もあるため、海外就職を狙っている人はこのようなチャンスがあることも覚えておきましょう。
国内・海外のどちらにせよ本選考から内定につながる可能性はあります。ただし、インターンでの経験や行動によっては不採用になります。あくまでも本選考の基準がありますので、企業が求める人材について追求しなければなりません。
新卒で海外就職を目指している人には、こちらの記事がおすすめです。海外就職する5つの方法や、海外企業の採用に対する考え方を解説しています。
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新卒で海外就職を成功させるためのポイント|働きやすい国も紹介
新卒で海外就職を成功させるためのポイントや働きやすい国、海外で働く魅力などをキャリアコンサルタントの視点で解説しています。需要のある仕事や新卒の海外就職における注意点にも言及しているので、ぜひ参考にしてください。
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④グローバルな価値観を身に付けられる
英語を使うインターンでは、多様な文化背景を持つ人と働く機会を通じて、グローバルな価値観を養うことができます。国内のグローバル企業では、外国人社員が働いているケースが多いので、国内の英語を使うインターンでも、日本人とは異なる価値観や働き方に触れる機会があるのです。
特に海外インターンでは、現地の企業文化を直接体験できます。たとえば、アメリカ企業特有の成果主義のような、日本とは異なるビジネス文化を学べるのです。この経験は、グローバルな視点で物事を考える力を養ううえで貴重な機会となります。
また、さまざまな国籍の人と働くことで多様性を受け入れ、柔軟に対応する力も身に付きやすくなります。これらの経験は、将来グローバル企業で働くかキャリアの方向性を決める際の重要な判断基準として活かせられるのです。
⑤異文化コミュニケーションを体験できる
英語を使うインターンでは、言語の違いだけではなく、文化的な背景の違いによるコミュニケーションの特徴を学べます。国内で開催される英語を使うインターンでは、外国人社員との日常的なやり取りを通じて、文化による考え方の違いや、コミュニケーションスタイルの違いを実感できます。
海外インターンでは、現地の職場でのマナーや非言語コミュニケーションの違いなど、より深い異文化理解が可能です。たとえば、欧米ではアジアよりも直接的な意見交換が好まれるように、地域による違いを実践的に学べます。
これらの経験は、グローバルビジネスで重要となる異文化適応力や、多様な価値観を持つ人との効果的なコミュニケーション能力の向上につながります。
⑥就活で英語力をアピールしやすくなる
英語を使うインターンでの経験は、就活での自己アピールで具体的なエピソードとして活用できます。国内で開催される英語を使うインターンに参加した場合、実際のビジネスシーンでの英語使用経験を通じて、「ビジネスで英語を使用できる」という強みをアピールしやすくなるのです。
また、海外インターンに参加した場合、海外での就業経験があることでほかの就活生との差別化が図りやすくなります。また、インターン中の具体的なエピソードとして、外国人社員と協力してプロジェクトを成功させた経験などを交えることで、より説得力のある自己PRが可能です。
さらに、英語を使うインターンの職場で感じた魅力や課題について、選考中に述べることで、「なぜグローバル企業で働きたいのか」という志望動機の裏付けとしても効果的です。
英語インターンの経験を活かすには、業務内容と成果を具体的に伝えることが重要です。
たとえば、海外顧客対応で交渉や資料作成を経験し、文化の違いを考慮した表現を工夫し、業務効率向上に貢献といった形で、実践的な英語力をアピールしましょう。
英語を使うインターンの開催傾向が高い業界
英語を使うインターンの開催傾向が高い業界
- ホテル業界
- 人材業界
- 旅行業界
国内で英語を使うインターンを探す際、業界によって開催傾向に大きな差があります。特に外国人顧客や海外企業との取引が多い業界では、英語を使うインターンを積極的に実施しているケースが多いです。
ここでは、国内で英語を使うインターンの開催傾向が高い3つの業界について解説します。これらの業界特性や提供されるプログラムの特徴を理解して、自身の興味や目的に合った英語を使うインターンを見つけましょう。
ホテル業界
ホテル業界では、外国人観光客の接客や海外からの予約対応など、日常的に英語を使用する機会が多いため、英語を使うインターンを積極的に実施しています。インターンの内容は、フロント業務での接客体験や、レストランでの注文対応など、実践的なプログラムが中心です。
特に、外資系ホテルチェーンでは、外国人スタッフとの協働や、英語での顧客対応を経験できます。また、短期間のプログラムでも実際の接客現場を体験できるため、英語での実践的なコミュニケーション能力を磨きやすくなっています。
ホテル業界のインターンは、観光業界に興味がある人や、英語を使った接客に挑戦したい人におすすめです。
- 外資系ホテルのインターンと日系ホテルの英語を使うインターンでは、具体的にどのような違いがありますか?
外資系は英語を使う機会が多く日系は少ない傾向にある
外資系ホテルのインターンでは、英語を使う機会が多く、TOEIC700点以上の英語力や実践的なコミュニケーション能力が求められます。
特にフロントやコンシェルジュ業務では、ネイティブスピーカーとの円滑な会話が必要となるため、面接も英語で実施されることが一般的です。
一方、日系ホテルでは英語使用の頻度が比較的低く、外国人観光客への対応がある場合でも基本的な会話や予約対応ができるレベルであれば問題ないことが多いため、TOEIC600点程度でも参加可能な場合が多いです。
選考基準も英語力よりホスピタリティ精神が重視され、日本語での面接が中心となります。
業務内容は、外資系では海外顧客対応がメインとなるのに対し、日系では日本語を主体とした接客が多い傾向にあります。自身の英語力やキャリアプランに応じて、適したインターンを選びましょう。
人材業界
近年の人材業界では、外資系企業への人材紹介や、グローバル人材の採用支援など、英語を使用する業務が増加している傾向にあります。そして、インターンでは英語での履歴書添削や模擬面接、海外求人の市場調査など、実践的な業務を体験できます。
特に、グローバル人材の採用を専門とする人材会社では、英語を使う機会が豊富です。外国人候補者とのコミュニケーションや、海外クライアント企業との打ち合わせなど、ビジネスレベルの英語力を活かせるプログラムが用意されています。
人材業界のインターンは、英語を使ったビジネスに関心がある人や、グローバル採用の仕組みを学びたい人に最適です。
旅行業界
旅行業界では、訪日外国人向けの旅行プランの企画や、海外旅行の手配など、英語を使用する業務が必須となり、英語を使うインターンが多く開催されています。インターンでは、外国人観光客向けのツアープランの作成や、海外の提携先との連絡業務などを体験できます。
特に大手旅行会社では、インバウンド需要の増加に伴い、英語でのカスタマーサービスや、多言語での情報発信に力を入れているため、外国人観光客向けの観光案内や、旅行相談の対応などを通じて、実践的な英語コミュニケーションを学べるのです。
また、オンラインツアーの企画運営やSNSでの情報発信など、デジタル技術を活用した新しい形の観光ビジネスも体験できます。旅行業界のインターンは、英語を使って日本の魅力を届けたい人におすすめです。
旅行業界のインターンに参加することを検討している人は、こちらの記事で業界への理解を深めましょう。旅行業界の動向や、旅行業界で働くメリットを解説しています。
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プロに聞く! 英語を使うインターン選考の企業の評価基準
英語を使うインターンの選考では、英語力以外にもさまざまな要素が評価されます。「英語力さえ高ければ選考に通過できる」と考えている人もいるかもしれませんが、企業が重視する評価のポイントは、英語力に限らず幅広くあるのです。
ここではキャリアコンサルタントの西さんに、英語を使うインターン選考の企業の評価基準について詳しく聞きました。インターンへの参加を検討している人や、選考に向けて準備を始める人は、これらの評価基準を理解したうえで、効果的な対策を進めていきましょう。
アドバイザーコメント
西 雄一
プロフィールを見る国内インターンは英語力に加えて基本的なビジネススキルも求められる
国内・海外とも共通するのは英語力であり、TOEIC(場合によってはTOEFL)のスコアが見られます。国内の場合は600点以上、海外の場合は700点以上が目安です。
英語力に加えて、国内で評価されるのがコミュニケーション、チームワーク、プレゼンテーションなどのスキルです。これらは英語を使うインターンに限らず重視されます。プレゼンテーションについてはビジネスの場面でどれだけ明確に英語で伝わるかがポイントです。
海外インターンは英語力と国際的な視点の有無が評価される
海外の場合は、異文化理解や国際的な視点を持っているかどうかも評価されます。海外勤務になった場合、現地の習慣やビジネスマナーに適応できるかどうか、また、チーム内にいる多国籍メンバーと協働できるかどうかも見られるでしょう。
最後に、国内・海外とも「成長意欲があるかどうか」や「複雑な予見できない状況の中で課題解決ができるかどうか」なども過去の経験と照らし合わせて評価されます。これらは、「学生時代に頑張ったこと」などのエピソードを通じて、入社後も再現可能な力かどうかがポイントになります。
英語を使うインターンを探す4つの方法
英語を使うインターンを探す4つの方法
- インターネットで検索して探す
- 海外の就活情報サイトやエージェントを利用する
- 大学の国際センターで探す
- 英語を公用語としている企業から探す
英語を使うインターンを探す際、「募集が見つからない」「そもそもどこで探せば良いかわからない」と具体的な探し方に迷う人も多いのではないでしょうか。英語を使うインターンを探す際は、自身の目的や状況に合わせて最適な探し方を選ぶことが重要です。
ここでは、英語を使うインターンを探す4つの方法について解説します。ひとつの方法だけを選ぶのではなく、複数の探し方を活用して、より多くの募集に目を通しましょう。
①インターネットで検索して探す
英語を使うインターンをネットで検索して探す場合、適切なキーワードで検索することで、自身が求めるインターンの募集を探しやすくなります。
国内で開催される英語を使うインターンを探す場合、自身が興味を持っているグローバル企業の名前と「英語 インターン」を組み合わせて検索するのがおすすめです。
一方で、海外インターンを探す場合、以下のような英語のキーワードで検索するのがおすすめです。
海外インターンを検索で探す際のキーワード
- international internship
- overseas internship
- internship abroad
- 業界・職種+internship
- 地域+internship
これらのキーワードで検索しても募集が見つからない際は、複数のキーワードを組み合わせて探してみましょう。
公式サイトの信頼性や企業情報を確認し、明確な業務内容や英語力の要件が記載されているかをチェックしましょう。
また、相場より極端に高額な費用を要求するプログラムや、「誰でも簡単に参加できる」といった曖昧な募集には特に注意が必要です。過去の参加者の口コミや評判を調べ、現地でのサポート体制が整っているかも確認しましょう。
②海外の就活情報サイトやエージェントを利用する
英語を使うインターンは、以下のようなWebサイトやビジネスSNSでも探すことができます。
英語を使うインターンを探せるSNS・Webサイト
- LinkedIn:世界中の企業のインターン情報を掲載
- Wantedly:日本企業の海外拠点やアジア企業のインターン情報が中心
- 外務省の国際機関人事センター:国際機関のインターン情報を掲載
これらのSNSやWebサイトでは、国内・海外両方のインターンを探せるので、できるだけ多くのインターン求人に目を通したい人に最適です。一方で、海外インターンのみの募集を探したい場合、以下のような海外エージェントを利用するのがおすすめです。
英語を使うインターンを探せる海外エージェント
- INTERN STYLE:世界6ヵ国に拠点があり現地スタッフからの支援が充実
- CAREER EXCHANGE:欧米圏のインターンプログラムが中心
- Tiger Mov:アジア新興国のインターン先を豊富に提供
なお、エージェントではサイト上で検索して募集を探すことができますが、エージェントサービスを利用する場合は、事前に英語力診断テストを受けることで、自身のレベルに合った企業を紹介してもらえます。また、応募書類の作成サポートや面接対策など、選考に向けた支援も受けられるのがメリットです。
エージェントが強い分野、インターン先の数、海外危機管理、ビザ取得代行などのサポート体制、手数料、過去の実績、実際の参加者の体験談などを考慮して選ぶのがおすすめです。また、口コミや評価なども参考にしてください。
③大学の国際センターで探す
大学の国際センターは、提携校や協定校での海外インターンの機会を提供しています。これらのプログラムは、大学が安全性や内容を確認済みで、かつ単位認定の対象となることが多いのが特徴です。
国際センターでは、参加に必要な語学力や費用、応募方法など、具体的な情報を得られるだけではなく、過去の参加者の体験談や報告書も閲覧できます。また、専門のスタッフに相談しながら、自身の目的や英語力に合ったプログラムを探すことができるのです。
さらに、大学独自の奨学金制度や補助金制度を利用できる可能性もあり、費用面でのサポートも期待できます。経験豊富なスタッフのサポートを受けられることから、海外インターンに初めて挑戦する人におすすめです。
④英語を公用語としている企業から探す
英語を公用語としている企業は、日常的に英語を使用する環境が整っているため、充実した英語インターンプログラムを提供していることが多くあります。たとえば、以下のような企業が英語を公用としています。
英語を公用語とするおもな国内企業
これらの企業のインターンでは、外国人社員との協働や海外拠点とのやり取りなど、実践的な英語使用の機会が豊富です。また、インターン参加者向けの英語研修や、メンター制度を設けている企業も多く、手厚いサポート体制が整っています。
企業の採用ページやコーポレートサイトで「English as official language(英語を公用語としている)」の記載がある企業を中心に探すことで、より実践的な英語インターンの機会を見つけやすくなります。
英語を使うインターンに応募する方法
英語を使うインターンへの応募方法は、国内と海外で大きく異なります。特に海外では英文履歴書やカバーレターの作成などが必要となるため、早めに準備を進めたいところです。
ここでは、国内と海外それぞれのインターンへの応募方法について解説します。応募時に必要な書類や準備の違いを理解して、スムーズに応募できるようにしましょう。
国内インターンに応募する場合
国内の英語を使うインターンは、採用ページからエントリーし、日本語の履歴書やエントリーシートを提出することで応募できます。企業によっては、自身の英語力を証明するTOEICのスコアシートなどの提出が求められることがあります。
一方で、外資系企業の場合、英文履歴書の提出を求められる可能性がありますが、応募フォームは日本の就活生向けに作られていることが多いため、海外インターンと比較して応募しやすいのが特徴です。
なお、国内インターンは、卒業前年の3月に情報が解禁され、大学3年生の春から夏にかけて募集が開始されます。特に、人気企業の英語を使うインターンは募集開始後すぐに締め切られることもあるため、企業の採用ページや就活支援サイトでの募集情報はこまめにチェックしましょう。
応募の際は、実際の経験を基にエピソードを交えながら英語力をアピールすると効果的です。
海外でのディスカッションや英語でのプレゼン経験、外国人向けのボランティア活動などを具体的に伝え、問題解決力や異文化理解力と結びつけると説得力が増します。
海外インターンに応募する場合
海外インターンのエージェントを利用する場合は、日本語の専用フォーマットが用意されていることが多く、英文書類の作成負担を軽減できます。また、海外インターンの募集は通年でおこなわれているため、自身のスケジュールに合わせて応募時期を選べるのが特徴です。
カバーレター
外資系や海外企業に応募する際、英文履歴書と同封する送付状のこと
ただし、エージェントを活用せず海外インターンへ自身で応募するには、英文履歴書とカバーレターを準備する必要があります。これらの書類は、海外のビジネスマナーに合わせて作成する必要があり、日本の履歴書とは大きく形式が異なるため、適切な書き方を理解しておくことが重要です。
ここでは、海外インターンに応募する場合の英文履歴書とカバーレターの書き方を解説します。インターン選考を突破するために、それぞれの効果的な書き方を理解しましょう。
英文履歴書の書き方
英文履歴書の例
TARO YAMADA
1-1-1 Shibuya, Tokyo, Japan 123-4567
Phone: +81 80-9876-5432 | Email: TAROYAMADA@email.com
SUMMARY(職務要約)
Third-year university student with experience in hospitality services as a bellman at an international hotel. Proven track record in providing exceptional service to international guests in both English and Japanese. Seeking hospitality internship opportunity to apply cross-cultural communication skills and business knowledge.
CORE COMPETENCIES(主要能力)
– Cross-cultural Communication
– Team Leadership
– Customer Service Excellence
PROFESSIONAL EXPERIENCE(職務要約)
Bellman
International Hotel Group, Tokyo, Japan
June 2023 – Present
– Provide luggage assistance and room guidance for international guests in English and Japanese
– Handle guest inquiries and special requests while maintaining high service standards
– Coordinate with front desk and housekeeping teams to ensure seamless guest experience
– Assist with taxi arrangements and local tourism information for foreign visitors
EDUCATION(学歴)
Bachelor of International Business
〇〇 University, Tokyo, Japan
April 2021 – Present
– Major: International Business
– GPA: 3.5/4.0
– Active member of Global Business Society
ADDITIONAL SKILLS AND CERTIFICATIONS(スキルと資格)
– Microsoft Office Suite (Intermediate)
– Social Media Management
LANGUAGES(言語)
– Japanese: Native
– English: Business Level (TOEIC Score: 600)
INTERESTS(興味・関心)
– International business events
– Cross-cultural exchange activities
– Digital marketing trends
英文履歴書には、以下の項目を記載する必要があります。
英文履歴書に記載する内容
- プロフィール:氏名、住所、電話番号、メールアドレス
- 志望動機(Objective):1~2行で簡潔に
- 学歴(Educational Background):現在から遡って記載
- 職歴(Work Experience):インターンやアルバイトを含む
- スキル(Skills):語学力やPCスキルなど
- インターン・ボランティア経験
- 受賞歴や資格
- 趣味・課外活動
日本の履歴書と異なる点として、決まったフォーマットがないことが挙げられます。そのため、読みやすさを重視したレイアウトと、ゴシック体のような英語が読みやすいフォントを選ぶことが大切です。
職務経験の説明では、現在の業務は現在形、過去の業務は過去形を使用します。また、自身の経験やスキルを説明する際は、「ing形」で文章を始めることで、現在もそのスキルを持っていることを表し、効果的なアピールをすることが可能です。ページ数は2ページまでに収めて、簡潔かつ具体的な記述を心がけましょう。
実務経験や課外活動の経験がなくても、自身の学業での取り組みやグループワーク、英語を使った学習経験などを具体的に伝えることで、インターン選考に通過することは可能です。
たとえば、大学のプロジェクトでのリサーチ経験や、英語でのプレゼン発表、オンラインでの国際交流活動などを履歴書に記載すると良いでしょう。
企業は経験だけでなく、学ぶ意欲や主体性も評価するため、積極的な姿勢をアピールすることが大切です。
カバーレターの書き方
英語のインターンに応募する際のカバーレターには、以下の項目を記載します。
インターンのカバーレターに記載する内容
- 応募職種の明記
- 志望動機
- 専攻科目や学業での成果
- インターンに活かせるスキルや経験の具体例
- インターンを通じて得たい経験や学びたいこと
- 企業への貢献意欲
- 連絡先情報
カバーレターは、英文履歴書とともに提出する応募書類の一つです。自身がインターン候補者として適格である理由を具体的にアピールする重要な役割があります。特に海外インターンでは大学生が応募するインターンでも実務経験が重視されます。
そのため、実務経験や業務で直接活かせるスキルが少ない場合、学業やアルバイト・課外活動での経験を企業のニーズに結びつけて説明することが、インターン選考を突破するために重要です。
文書の長さは1ページ程度に収め、企業研究を通じて把握した求められるスキルや経験に焦点を当てて記述しましょう。また、送付前に誤字脱字や文法のチェックを入念におこなうのが大切です。添付ファイルで送付する場合は、ファイル名に自身の名前を含めることを忘れないようにしましょう。
英文履歴書やカバーレターの書き方について、さらに詳しく理解を深めたい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。英文履歴書の3つの形式や、減点を防ぐために必ず見直したい4項目について解説しています。
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英語の履歴書マニュアル! 基本7項目の受かる書き方を例文付きで解説
英語で履歴書を作成する場合の基本のルールやアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。一般的な日本語の履歴書を英訳しただけではない、自分だけの書き方で差をつけて企業からの高評価を狙いましょう。
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英語を使うインターンの選考に通過するコツ
英語を使うインターンの選考に通過するコツ
- 自身の英語力をアピールする
- 英語以外のスキルをアピールする
- 志望理由にグローバルな視点を盛り込む
- 異文化コミュニケーションへの意欲をアピールする
英語を使うインターンの選考では、英語力のみならず、異文化コミュニケーション能力やグローバルな視点も重視されます。そのため、TOEICなどのスコアに加えて、これらの要素を効果的にアピールすることが選考突破のカギとなるのです。
ここでは、英語を使うインターンの選考に通過するコツについて解説します。選考に向けた準備をする際は、単なる英語力のアピールにとどまらず、これから解説するポイントを意識して自己PRを組み立てていきましょう。
自身の英語力をアピールする
英語を使うインターンの選考では、単にTOEICスコアを提示するだけではなく、実践的な英語力をアピールすることが重要です。たとえば、英語での接客経験や、留学生との交流活動、オンライン英会話の受講歴など、実際に英語を使用した経験を具体的に説明しましょう。
また、英語でのプレゼンテーションやディスカッションをした経験があれば、その成果や学んだことについても言及できます。加えて、海外ドラマの視聴や英語ニュースの購読など、日常的に英語に触れる機会を作っていることをアピールすることで、英語学習への積極性もアピール可能です。
特にインターン選考の面接では、自身の英語力を直接アピールできる機会となるため、事前に英語での自己PRや志望動機を準備しておくことが重要です。
英語以外のスキルをアピールする
英語を使うインターンでは、語学力に加えて、ビジネススキルや対人スキルも重視されます。たとえば、プロジェクトマネジメント力、チームワーク、問題解決能力など、実務で必要となるスキルを、具体的なエピソードを交えてアピールする必要があるのです。
これらのスキルが重視される理由は、グローバル環境では言語の壁を超えて業務を遂行する能力が求められるからです。英語が堪能でも、業務の進め方やチームでの協働ができなければ、実際の職場では活躍できません。企業は英語が話せる人ではなく、英語を使って成果を出せる人材を求めているのです。
特に、サークル活動やアルバイトでのリーダー経験、イベント企画・運営の経験などは、実践的なビジネススキルの証明となります。また、PCスキルやデータ分析力など、職種に関連する専門的なスキルがあれば、積極的にアピールしましょう。
なお、これらのスキルは単に列挙するのではなく、「インターンでどのように活かせるか」まで言及することで、より説得力のあるアピールとなります。
インターン選考で自身を効果的にアピールするためには、こちらの記事を参考にしましょう。インターンの自己PRを考える方法や周囲と差別化する方法を解説しています。
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インターンシップの選考で問われることの多い自己PRですが、5ステップで誰でも簡単に作成することができます。インターンシップの自己PRのコツをキャリアコンサルタントが解説するので、正しい対策をマスターしてインターンシップ選考を突破しましょう。
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志望理由にグローバルな視点を盛り込む
英語を使うインターンの選考では、グローバルなビジネス環境で働くことへの理解と意欲をアピールすることが重要です。これは企業がインターン生に単なる英語力だけではなく、異文化環境での適応力や国際的な事業への理解を求めているからです。
そのため、志望動機では国際的な視点からの業界理解や、グローバルビジネスへの関心を具体的に説明しましょう。
たとえば、志望業界の世界的な動向や課題への見解を述べたり、その企業の国際展開についての理解を示したりします。また、将来的にグローバル人材として活躍したい意欲や、海外でのキャリアプランについても言及することで、インターンに参加する目的を具体的に説明しやすくなります。
しかし、ただ漠然と「グローバルに活躍したい」と述べるだけではアピールとしては不十分です。なぜその企業でグローバルな経験を積みたいのか、具体的な理由を説明することが重要です。
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異文化コミュニケーションへの意欲をアピールする
英語を使うインターンを開催するグローバル企業では、言葉の壁を乗り越えて積極的にコミュニケーションを取る姿勢が重視されます。そのため、わからないことは率直に質問したり、誤解があれば確認したりして、外国語でのコミュニケーションに必要な積極性をアピールしましょう。
また、異文化への理解や適応能力も重要です。留学生との交流経験や、多様な文化背景を持つ人との協働経験があれば、それらのエピソードを交えて説明しましょう。特に、文化の違いから生じた課題をどのように克服したかなど、具体的な経験をアピールすることで説得力が増します。
なお、異文化コミュニケーションへの意欲は、面接での態度からも判断されるため、積極的な姿勢で臨むことが大切です。
また、グローバル企業や海外企業のインターン選考で、積極的な姿勢が評価されて選考を突破できた学生の例があれば、取り上げていただけますと幸いです。
決して日本企業のほうが低いわけではありませんが、海外のほうが積極的な姿勢を評価する文化があります。専門分野について実務経験がなくても、面接で積極的にアイデアを出して、貢献できる姿勢を見せた学生もいました。
英語を使うインターンを就活に活かすための4つのポイント
英語を使うインターンを就活に活かすための4つのポイント
- 英語力の向上ではなく就業体験をおもな目的にする
- 自身の英語力に合ったインターンに参加する
- グローバル企業に絞らず幅広い選択肢を検討する
- 海外ビジネスで通用する自身の強みと課題を明確にする
英語を使うインターンは、語学力を活かしたキャリアを目指すうえで貴重な経験となります。しかし、単に英語力の向上だけを目的とするのではなく、就職活動に活かすための視点を持つことが重要です。
ここでは、英語を使うインターンを就活に活かすための4つのポイントについて解説します。これから解説するポイントを意識して、インターンでの経験をより効果的に就職活動に活かせるようにしましょう。
①英語力の向上ではなく就業体験をおもな目的にする
英語を使うインターンでの経験を就活で活かすためには、単なる語学研修ではなく、実際のビジネス現場での経験を積むことを優先するのがおすすめです。英語でのコミュニケーション能力を高めることは英語教室や短期語学留学でも可能で、インターンは業界特有の知識や実務スキルを習得することが本来の目的といえます。
英語を使うインターンでは、業界の動向や企業文化、仕事の進め方など、英語力以外の要素にも積極的に目を向けることが大切です。これらの経験は、将来のキャリアを考えるうえでの重要な判断材料となります。
また、インターン後の就活では、語学力の向上だけではなく、実際の業務経験を通じて得た気付きや学びを具体的にアピールすることで、より説得力のある自己PRが可能となります。
特にグローバル企業の選考では、英語力が高いということは多くの応募者に共通する前提となるため、それ以外の自分独自の強みを見つけるためにインターンに参加するのも選択肢のひとつです。
英語を使うインターン経験を就活でアピールする際は、異文化理解力やチームワーク、主体性、問題解決力を強調すると効果的です。
多様な価値観を持つ環境で適応し、協力して成果を上げた経験は、柔軟性や協調性の証明になります。また、自ら課題を見つけて解決に導いた具体的なエピソードがあると実践的な能力も伝えられます。
そもそもインターンに参加する目的が決まっていない人は、こちらの記事を参考に考えましょう。インターンに参加する目的の種類や、参加意義をさらに高める方法を解説しています。
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インターンシップの目的を正しく理解しておくと、入社後のミスマッチを回避でき後悔のない就活ができます。この記事では、インターンに参加する13の目的・メリットについて、キャリアコンサルタントの視点にもとづき解説します。
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②自身の英語力に合ったインターンに参加する
英語を使うインターンを選ぶ際は、自身の現在の英語力を客観的に評価し、無理のない環境を選ぶことが重要です。参加難易度の高すぎるインターンを選んでしまうと、英語でのコミュニケーションに苦労し、本来の目的である実務経験を十分に積めない可能性があるからです。
英語を使うインターンには、TOEIC500点台でも参加できるプログラムから、ネイティブレベルの英語力が必要なものまで、さまざまなレベルのものがあります。
まずは自身の英語力に合ったプログラムで経験を積み、段階的にステップアップしていくことがおすすめです。なお、英語を使うインターンの募集要項には必要な英語力の目安が記載されているため、応募前に確認しましょう。
③グローバル企業に絞らず幅広い選択肢を検討する
英語を使うインターンは、外資系企業だけではなく、グローバル展開している日系企業や、インバウンド対応が必要な業界など、さまざまな企業で実施されています。特に観光、小売、IT業界などは、企業規模に関係なく英語を使用する機会が増えています。
幅広い選択肢を検討することで、自身の興味や適性に合った業界・企業を見つけやすくなるのです。また、大手企業と比べて中小企業のインターンでは、参加人数が少ない傾向にあるため、より実践的な経験を積める可能性も高くなります。
なお、英語を使うインターンを選ぶ際は、英語を使う頻度や場面・業務内容・企業文化なども考慮して、総合的に判断することがインターンでの経験を充実させるために重要です。
- 中小企業と大手企業の英語を使うインターンでは、どのような違いがありますか?
中小企業と大企業とでは英語の教育機会や研修制度に大きな違いがある
中小企業では働く人数も限られているため、一人が複数の役割をすることが多いです。そのため、英語でマーケティング、営業、顧客対応をする必要があります。
極端に英語ができる人に業務が偏ることもありますので、大変な思いをするかもしれませんが、うまくバランスを取る必要があります。
また、英語のスキル習得についても教育機会や研修制度が大手ほど整ってなく、自分で学ぶ機会を設けなければならないということも聞いたことがあります。
一方、大手は役割が細分化されていて、基本的には専門分野やプロジェクトに配属されます。そのため、自分の得意分野で勝負をすることが可能と言えます。
中小企業・大手ともそれぞれメリットやデメリットがありますので、どちらを選ぶかは自分の5年・10年先のキャリアビジョンを描きながら考えると良いでしょう。
インターンに何社参加するか迷っている人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。複数社に参加するメリット・デメリットや、学生が参加する平均データを解説しています。
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「インターンは何社行くべき?」と迷う人も多いでしょう。この記事ではインターンの平均データやおすすめの参加数をキャリアアドバイザーが解説します。複数参加の注意点や見つけ方も紹介するのでインターンに何社行くべきか理解して選考に活かしましょう。
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④海外ビジネスで通用する自身の強みと課題を明確にする
英語を使うインターンに参加する場合、グローバルな人材として長期的に活躍できるキャリアを構築するためには自己認識が必要であるため、グローバルな環境で働くことに対する自身の適性を把握することが重要です。
実際の業務で求められる英語力や、異文化環境での働き方を経験することで、自身の強みと改善点を明確に理解しやすくなります。
たとえば、「英文メールは得意でも電話での英会話に苦手意識がある」「文化の違いを柔軟に受け入れられる」など、具体的な気付きを得られます。これらの発見は、その後のキャリアプランを考えるうえでの重要な判断材料となるのです。
そのため、インターン中は意識的に自己分析をおこない、将来のグローバル人材としての成長につながる課題を見つけることを心がけましょう。
インターンに参加した経験を就活本番の選考に活かすためには、こちらの記事がおすすめです。インターンの準備方法を参加までの期間ごとに解説しています。
事前に覚えよう! 英語を使うインターンで使える英語表現
英語を使うインターンでは、選考からプログラム参加中までさまざまな場面で英語でのコミュニケーションが求められます。そのため、基本的なビジネス英語表現を事前に習得しておくことで、より円滑にコミュニケーションを取りやすくなるのです。
ここでは、インターンの選考と参加中に使える英語表現を解説します。これらの表現を身に付けることで、自信を持って英語でのコミュニケーションに臨みましょう。
インターンの選考で使える英語表現
インターンの選考で使える英語表現は、以下のとおりです。
インターンの選考で使える英語表現
- Thank you for meeting with me today(本日は面接の機会をいただきありがとうございます)
- Through this internship, I hope to〜(このインターンを通じて〜したいと考えています)
- I have experience in〜(〜の経験があります)
- Could you tell me more about〜?(〜についてもう少し詳しく教えていただけますか?)
- Thank you for considering my application(採用をご検討いただきありがとうございます)
これらの表現を使用する際は、日本語の謙譲表現をそのまま英語に置き換えないよう注意が必要です。英語圏では、自身の経験や意欲を謙遜せずに明確に伝えることが評価されるからです。
たとえば、日本語で「〜できるかもしれません」と控えめに表現する場面でも、英語では「I am confident that I can〜(自信を持って〜できます)」のように、より直接的な表現を使いましょう。
また、質問する際も遠慮がちにならず、積極的に質問する姿勢がインターンへ参加したいという意欲を伝えるために重要です。
オンラインの英語ミーティングでは、発言は簡潔にし、相手の話を遮らないことが重要です。
開始時には「Can you hear me clearly?」などで音声を確認し、発言時は「May I jump in here?」、補足するときには「May I add something?」と許可を得るとスムーズです。
また、通信の遅延を考慮し、相手が話し終わるのを待ってから発言しましょう。口を挟むのが難しい場合や会議の流れが早い場合、チャット機能を活用して補足情報を共有するのも効果的です。
事前にマイクやカメラの設定を確認し、適切な表情やジェスチャーで積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
インターン参加中に使える英語表現
インターン参加中に使える英語表現
- I’m not quite sure I understand. Could you explain that again?(よく理解できません。もう一度説明していただけますか)
- I’ll make sure to complete this by〜(必ず〜までに完了させます)
- Would you mind checking this for me?(確認していただけますでしょうか?)
- I’d like to clarify something(確認させていただきたいことがあります)
- Thank you for your guidance.(ご指導ありがとうございます)
グローバル企業の現場では、曖昧な返答を避け、理解できないことは率直に確認することが重要です。特に社員から指示を受けた際は、その場で理解度を正直に伝え、必要に応じて質問することが業務をスムーズに進めるうえで必要といえます。
また、日本語のような「〜させていただきます」という謙譲表現は使わず、「I will〜(〜する予定です)」や「I can〜(〜できます)」など、より直接的な表現を使用します。ただし、依頼する際は「Would you mind〜?(〜していただけませんか?)」など、丁寧な表現を心がけましょう。
英語を使うインターンでグローバル人材を目指そう
英語を使うインターンは、実践的な語学力の向上だけではなく、グローバルビジネスの現場を体験できる貴重な機会です。国内のグローバル企業や海外で開催されるインターンに参加して、そこで働く人とのコミュニケーションを通じて、国際的な視点を養うことで、将来グローバル人材として活躍するための基礎を築くことができます。
また、企業によってプログラムの特徴や求められる英語力が異なるため、自身の目的や現在の実力に合わせて選択することが重要です。インターンでの経験を就活で効果的にアピールするためにも、語学力の向上だけではなく、業界や企業についての理解を深めることを意識しましょう。
グローバル化が進む現代では、英語でのコミュニケーション能力は、多くの業界で重要なスキルとなっています。英語を使うインターンでの経験を活かして、グローバルに活躍できる人材を目指して成長していきましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る応募前に求められる英語レベルを確認して自分に合ったインターンに参加しよう
英語を使うインターンに参加することは、語学力向上だけでなく、国際的な環境での実践経験を積む貴重な機会となります。まず、応募する前には、求められる英語レベルを確認しましょう。
企業によってはビジネス英語が必須の場合もあるため、事前に英会話やライティングの練習を積んでおくことが重要です。
次に、業界や企業の文化を理解することも大切です。特に外資系やグローバル企業では、日本企業とは異なる働き方やコミュニケーションスタイルが求められるため、事前に企業の価値観や職場環境をリサーチしておきましょう。
また、履歴書や面接では、英語力だけでなく、自分がどのように企業に貢献できるかを明確に伝えることが成功するポイントなります。さらに、実際のインターン期間中は、受け身ではなく積極的に質問や意見を発信する姿勢が評価されやすいです。
インターン中は人との出会いを大切にして成長の機会にしよう
最後に、人との出会いを大切にし、一期一会の機会を活用し、将来のキャリアに活かせる人脈を築くことも忘れないようにしましょう。英語を使うインターンは挑戦となりますが、準備をしっかり行えば、成長への大きなチャンスとなるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、講師として企業で新人や中堅社員に向けてコミュニケーション研修、キャリアコンサルティングをおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
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