この記事のまとめ
- 何をすれば良いかわからない原因は4つのケースに分かれる
- ケース別の対処法を理解すれば次にやるべき行動が明確になる
- 何をすれば良いかわからないときは他人の体験談を見てみよう
- 自己分析ツール
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この記事を読んでいる人におすすめ
日々の仕事やキャリアについて悩み、「何をすれば良いかわからない」と感じる人は多いのではないでしょうか。変わらない毎日を過ごしていると、このままで良いのか、別のことをした方が良いのではと行き詰まりを感じる場面もあるはずです。
何をすれば良いかわからなくなるときは、悩みの原因を突き止めましょう。しかし、何が悩みなのかすらわからず、一歩踏み出せない人もいるかと思います。この記事を読めば、仕事や人生の悩みの原因がわかり、それに合わせた対処法まで理解できます。
この記事では、何をすれば良いかわからない状況を仕事や人生など4つのケースに分けて解説します。何をすれば良いかわからないときに大切なマインドも解説するため、最後まで読んで自分の気持ちの持ち方を理解し仕事や人生をより良い方向に変えていきましょう。
何をすれば良いかわからないときは自分の人生を見つめ直すチャンス
仕事や人生で悩みがつのり何をすれば良いかわからない状況になると、日々生活していても自分の行動が正しいのか悩む人もいるはずです。しかし、何をすれば良いかわからないのは悪いことばかりではありません。自分の人生を見つめ直すチャンスにもなるのです。
何をすれば良いのかわからない状況を解決するには、自分が何を悩んでいるのか理解して、それに合わせた対処法を考えていく必要があります。
そこでこの記事の前半では、何をすれば良いかわからない原因を4つのケースに分けて解説します。まずは自分の状況を整理して、当てはまる部分があるか確認しましょう。
記事の最後では、何をすれば良いかわからなくなった状況を乗り越えたキャリアの専門家の体験談も紹介します。
実際に自分と同じような悩みを持つ相談者に関わり自身のキャリアも築いてきたキャリアコンサルタントの意見を読めば、今の自分ならどう行動すれば良いかといったヒントが得られますよ。
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まずは状況を整理しよう! 何をすれば良いかわからない原因を4ケース別に解説
何をすれば良いかわからない状況は、仕事の悩みや人生など4つのケースに分かれます。行動を起こす前に自分がどうして悩んでいるかを明確にすることが、的確な対処法を理解するうえで非常に大切です。
この章では、何をすれば良いかわからない原因を4つの状況に分けて解説します。焦って誤った行動をしないよう、自分の状況への理解を深めましょう。
沖 英子
プロフィールキャリア相談を受けていると、「自分が何をすれば良いかわからない」という質問はよく受けます。しかしこの質問は表面的な表現であって、その人の抱えている問題はもっと別のところにあることが多いです。
自分が一番苦しく感じているところは何なのかを自分で見つけてあげないと、前に進むことができません。
①働きたいけど何をすれば良いかわからないケース
働きたいけど何をすれば良いかわからないケース
- 将来の目標が不明瞭
- 仕事に求める条件が高い
- 仕事で失敗するのが怖い
現在仕事を探している状況だと、自分が働くうえで何がしたいのか、どのような行動を起こせば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。特に、まだ働いたことがない既卒者や離職している期間が長い人だと、自分の適性がわからず悩むかと思います。
働いていなくて日中に自由な時間も多いと、かえって余計なことを考えてしまう場合もあるのです。その結果、自身の状況に不安を感じて、行動を踏み出せていない可能性も否定できません。
ここでは、働きたいけど何をすれば良いかわからない原因を3つ解説します。自分がなぜ行動に移せないのかを明確にしましょう。
なお、既卒とは専門学校や大学を卒業したものの社会人経験がない人のことを指します。既卒やフリーターでの就活の実際や準備しておくべき対策は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてみてください。
既卒
既卒とは? 新卒・中途との違いや就活の必勝法を徹底解説
フリーター
フリーターとは? 正社員とのリアルな違いや将来性を徹底解剖
将来の目標が不明瞭
働きたい気持ちがあっても、将来自分がどうなりたいのかわからず、どの仕事に就けば良いのかわからないケースは多いです。仕事は一度始めればすぐ辞められるものではないため、間違った選択をしないよう慎重に行動しようとする人は多いです。
将来の目標がないことには大きく2つのパターンがあると考えられます。1つは、今まで目標を持っていたものの挫折した場合です。夢見ていた将来が実現できないとわかると、そのショックから立ち直れなくなります。
2つ目は、忙しすぎてそのことを考えられないパターンです。このパターンの人は自分と向き合う時間がなく、目の前のことを処理するのに必死になっている傾向があります。
また、将来の目標が見えてこない人は、仕事で何がしたいのかを理解していないことも原因として考えられます。下記の記事では仕事で何がしたいのかわからない原因や解決策をさらに詳しく解説しているため、ぜひ目を通しましょう。
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仕事で何がしたいかわからない若者に向けて、人生の先輩でありキャリアの専門家であるキャリアコンサルタントが解説。まずは3つの原因を理解して、適切な行動に移し、自分が本当に心からやりたいと思える仕事を見つけましょう。
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やりたいことがなく仕事を選べない場合には、以下のQ&Aコンテンツもおすすめです。やりたいことを探す方法を具体的に解説しています。
仕事に求める条件が高い
働く意思があっても、仕事内容や収入、休日などの条件が自分の希望と合わない場合もあるはずです。条件が明確だからこそ、合わない仕事に就く気が起きず、何をしたら良いかわからなくなっているケースがあるのです。
人によって、年収や休みの多さなど仕事で重視する条件は異なります。せっかく働くなら、すべての条件を網羅した仕事に就きたいと思う人が多いはずです。しかし、希望する条件をすべてかなえる企業に必ずしも入社できるわけではありません。
自分のスキルに対して高すぎる条件を求めていると、なかなか合う企業が見つからず、何をすれば良いかわからない状況に陥ってしまいがちです。
仕事に求める条件が高い人の中には、自分が何を優先したいのかがわからないと、「とりあえず条件の良いところへ」と考える人が多いと感じます。
「休みが多くて給料も高くて福利厚生が良くて、通いやすくて自分のやりたいことで…….」と条件が良いに越したことはないですが、自分が一番重視したいのはどれか考えてみましょう。
仕事で失敗するのが怖い
過去にアルバイトや仕事で失敗した経験がある人だと、またミスするのが怖くて行動に移せなくなる場合もあります。
行動を起こさなければ失敗する心配もないとはいえ、自分がなりたい姿を見つけるチャンスを逃してしまうことになるため、結果として何をすれば良いかわからなくなってしまうのです。
また、失敗した経験がなくてもミスをする未来を過度に恐れて、踏み出せないケースもあります。自分に自信がなく、他者からの評価を気にしやすい人に起こりがちです。
このケースだと、失敗した後の立ち直り方も理解していない人が多いです。立ち直り方がわからないからこそ、始めから失敗しない行動を選び、傷つくことを回避しようとするのです。
しかし、仕事のミスを恐れていて行動できなくなるほど、何をすれば良いかわからない状況から抜け出せなくなる傾向にあります。
「働きたくても何をすれば良いか分からない」という人には、誰かが自分にぴったりの仕事を見つけてくれたら良いのにという受け身な気持ちがあるかもしれません。
思考を停止させず、考えたり探したりという行動を自分から取ってみることが、変化を起こす第一歩になります。
下記の記事では、仕事のミスで落ち込むときの対処法や次回同じ失敗をしないための改善策を解説しているため、目を通して行動に移しましょう。
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誰にでもミスはあるといっても、仕事でミスをしたときには落ち込んでしまいますよね。記事ではミスをして立ち直れないというときの対処法と次に活かす方法、そしてミスを防ぐ方法についてキャリアコンサルタントとともに解説します。「ミスのことばかり考えてしまう」という人はぜひ参考にしてくださいね。
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あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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②仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからないケース
仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからないケース
- 自分一人で解決しようとする
- 仕事の進め方に不安がある
- 経験のない仕事を任された
現在仕事をしていて、うまくいかずに何をすれば良いかわからなくなっているケースもあるかと思います。仕事は自分一人では成立しないため、他者とのコミュニケーションで悩んでしまう場合もあるのではないでしょうか。
仕事がうまくいかずに何をすれば良いかわからなくなっている場合は、業務内容に不安がありそのまま進めて良いのか悩む傾向にあります。特に入社して間もない場合は、できない仕事が多く不安を感じる場面は多いはずです。
ここでは、仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからない原因を3つ解説します。自分が当てはまっていないか確認して、状況を整理しましょう。
自分一人で解決しようとする
入社してしばらく経つと、先輩が付きっきりで業務を教えることは減ってきて、自分に仕事を任せられる場合が多くなるかと思います。そのときにわからないことが出てきても、先輩や上司が忙しいと質問できない人は多いです。
何をすれば良いのかわからないにもかかわらず質問もできないため、業務が進まず困ってしまうのです。特に、今まで経験したことがある業務で疑問が出てきてしまうと、同じ質問を何度もすることに抵抗を覚える人もいます。
上司や先輩から仕事の覚えが遅いと思われることに不安を持ちながらも悩みを周囲に相談せず抱え込んでしまうと、何をすれば良いのかわからない状況に陥ります。
しかし、仕事がうまくいかなくても必要以上に自分を責める必要はありません。以下の記事では、仕事がうまくいかない人が休むべき5つのサインや、キャリアの専門家の経験談を解説しているので、併せて参考にしてください。
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- 人に頼るのが苦手なので自分一人で解決しようとしがちなのですが、これは悪いことなのでしょうか?
自分で考えるのは悪いことではない! その結果を踏まえて質問しよう
悪くないですよ。
わからないことを尋ねるときは、「受けた指示を自分で考えて解決できるところと解決できないところを切り分けられる」「こう考えてこうやってみたけどここで困っている」のように、自分で考えてやってみたことを伝えたうえでわからないところを聞くようにすると、教えるほうもスムーズです。
一人で解決しようとするあなたは、こういう質問の仕方ができる人だと思います。できるところまで自分でやってみて、「どうしてもここが解決できない」と頼ってみましょう。
仕事の進め方に不安がある
何度か経験がある仕事でも、慣れていないと進め方に不安を覚え、何をすれば良いかわからなくなるケースは数多くあります。メモを見ながら進めていても、「本当にこの内容で合っているのか」「自分の記憶は正しいのか」と不安を覚える人もいるかと思います。
仕事に慣れてくると、メモを見なくても進められる場合が多くなります。しかし、慣れるまでは時間がかかり、特に自信がないままだと不安を感じながら働くことになるのです。
仕事に不安を抱えているにもかかわらず他者に相談できず、何をすれば良いかわからない状況が続くと、結果的に仕事が進まず、業務の進捗にも問題が出てしまいます。
経験のない仕事を任された
入社してからしばらく経っても、すべての業務に精通するまでには相当な時間がかかるものです。今まで経験がない仕事を任された場合、正しい進め方がわからず何をしたら良いかわからなくなるケースは数多くあります。
企業によっては作業方法のマニュアルを用意しているケースもあるでしょう。しかし、未経験の業務ではマニュアルを読んでも迷わず進められるとは限りません。
また、誰かに聞いて進めようと思っても、忙しそうであればなかなか頼るタイミングがない可能性もあります。結果的に何をすれば良いかわからない状態になり、仕事をしている時間が苦痛に感じてしまうのです。
沖 英子
プロフィール経験がない仕事を任されたとき、何をすれば良いかわからなくなる人とそうならない人の違いを1つ上げるなら、「主体性」だと思います。
わからないなりに仕事を進めていける人は、1から100までを尋ねたり頼ったりするのではなく、まず自分でしっかり考えます。そのうえでわからないところや不安なところだけを確認し、行動することができていると思います。
また、仕事がうまくいかず不安な人にはこちらのQ&Aコンテンツもおすすめです。
③転職したいけど自分が何をしたいのかわからないケース
転職したいけど自分が何をしたいのかわからないケース
- 今の仕事を辞めることに不安がある
- 現状の不満な点が明確でない
- 本気で転職したいと思っていない
- 自分に合った仕事が見つかっていない
現在勤めている仕事を辞めたい気持ちがあっても、次に何をしたら良いかわからなくて転職できない場合もあります。転職は大きな決断であり、気軽にできるものではありません。だからこそ、後悔のない選択をしたい人が多いはずです。
転職して新しい仕事に就く場合、職場環境はがらりと変わるため、新しい環境に馴染めるか不安になる人も多いかと思います。業種や職種が変われば今まで培ってきたスキルや知識も活かせなくなるかもしれません。
ここからは、転職したい気持ちがあるものの、自分が何をしたら良いかわからない理由を解説します。
今の仕事を辞めることに不安がある
仕事自体に不満を持っていて辞めたい気持ちがあっても、いざ退職して新しい環境に身を置くとなると抵抗を感じる人もいますよね。いくら仕事に不満があるとはいえ、慣れ親しんだ現在の環境を変えるのは勇気がいるものです。
また辞めたい理由が人間関係だった場合でも、転職したからといって必ずしも良い環境に移れるとは限りません。自分に合わない企業に入社してしまえば、かえってつらい環境になる可能性があることはたしかに事実です。
しかし、そのようなマイナスな可能性ばかりを想定していると、転職自体が不安になり行動に移せず、何をしたら良いかわからなくなってしまいます。
現状の不満な点が明確でない
漠然と今の仕事を辞めたいと思っても、実際何が理由で辞めたいのかわからない場合もあるでしょう。年収や人間関係には不満がなく、「仕事がつまらない」「なんだか飽きた」と思って辞めたくなる場合もあるのです。
特に、入社して数年経つと仕事の進め方で悩むことも少なくなり、周囲との人間関係も確立していきます。自分が過ごしやすい環境作りがしやすくなるため、明確な悩みが見えてこない場合もあるのです。
結果的に辞めたい気持ちはありつつ、明確な不満がないからこそ何をしたら良いかわからない状況になります。
その場合は、必ずしも転職が正解とは限りません。仕事に飽きたと思う人はまずこの記事に目を通して、転職を考える前にやるべきことを確認しておきましょう。
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「仕事に飽きた……」とモチベーションを失っている社会人に向けて、10個の対処法を伝授。さらに、仕事に飽きたことを理由に転職するリスクや判断基準をキャリアコンサルタントが解説します。
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- 今の仕事を辞めたい気持ちはありますが、甘えやわがままだと思われそうです。辞めて良い判断基準はありますか?
辞めたいと思った原因に対して自分なりに対処したかが一つの基準
中途採用の面接では「転職理由」や「転職後の働き方のイメージ」などを聞かれます。
あなたが辞めたい理由は何でしょうか。「今の仕事に飽きた」「人間関係が良くない」「思っていた仕事ができない」など人それぞれでしょう。
その理由に対し、「自分なりに状況を変える努力をしたと言えるか」が、今の会社を辞める判断ポイントの一つになります。
頑張ってみたけれど自分の努力ではいかんともしがたい状況であれば、活き活きと働ける次の場所を探すときかもしれませんね。
本気で転職したいと思っていない
なんとなく転職したい気持ちがあっても、大きなトラブルや問題がなければ本気で転職したいと考えていない可能性もあります。本気で転職したいという気持ちがないからこそ、何がしたいのかわからず行動に移せないのです。
入社して数カ月や数年経ち、同期や先輩が転職していく姿を見ると「自分も転職した方が良いのかな」という気持ちを覚えるかもしれません。しかし、他者が転職しているからといって、自分も転職した方が良いとは限らないのです。
このように転職を本心から望んでいるわけではない場合、次に進むべき方向が明確でないため、何をすれば良いかわからない状況に陥ってしまいます。
今が転職のタイミングなのか悩む場合は、下記の記事がおすすめです。理想的な転職スケジュールも解説しているため、自分がいつ行動を始めるべきなのかが明確になります。
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自分に合った仕事が見つかっていない
転職したいと思っても、自分に合った仕事が見つかっていなければ、何をしたら良いかわからず行動に移すかどうか悩むことが多いです。今の仕事が合っていないからといって、やりたいことや将来の目標が明確でなければ自分に合う仕事はすぐにわかるものではありません。
就職活動のときに業界研究や企業研究をおこなっても、実際に働いてみたら「イメージと違った」「やりたい仕事ではなかった」という場合も多いはずです。
こうした経験がある人は、次の仕事に就いてもまたギャップを感じるかもしれないと思い込み、何をしたら良いのかわからない状態に陥りやすくなります。
自分に合った仕事を探すには、転職の軸を定めるのがおすすめです。転職の軸を定める方法は下記の記事で解説しているため、目を通して自分が何を重視するのか明確にしましょう。
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就活での自己分析や企業分析で考えたことと、実際に仕事をしてみての差異を考えてみませんか。
就活で考えた自分の強みや大事にしたいことは仮説にすぎません。働いてみて入社前の考えと比べてみることで、仮説を修正してみましょう。より具体的に自己理解ができますよ。
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
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④この先の人生で何をすれば良いかわからないケース
人生で何をすれば良いかわからないケース
- やりたいことはあるが能力が不足している
- 自分に自信がなく他者と比べる
- 興味があることが多すぎてまとまらない
- 視野が狭くやりたいことが見つからない
仕事では不安がなくても、人生自体に漠然とした不安があり何をすれば良いかわからなくなる場合もあるのではないでしょうか。将来に不安があり、このままで良いのか悩みつつも、今すべきことがわからなければ行動に移すことも難しくなります。
人生で何をすれば良いかわからない場合は、考え方をプラスに変えたり自分のやりたいことを整理したりしてみましょう。仕事で何をすれば良いかわからないときとは違った、プライベートな側面から自分と向き合う必要があります。
ここでは、人生で何をすれば良いかわからないケースを解説します。今後どう生きていくかといった人生の問題で悩む場合は、以下に当てはまらないかチェックしましょう。
やりたいことはあるが能力が不足している
やりたいことがあるものの、今持っているスキルや知識が足りず行動の幅を狭めてしまうと、何をすれば良いかわからない状態になりやすいです。
たとえば、ハンドメイド作家になりたいものの技術が足りないケースや、海外で働きたいのに語学力が不足している場合です。
やりたいことをそのまま仕事や生活に落とし込めるのであればすぐに行動ができるかもしれませんが、すべての事柄がそうなるとは限りません。努力しても形にならなければ、今後どうなってしまうのかと不安にもなるはずです。
すぐに解決する問題ではなく、かつ確実にどうにかできる悩みでもないことから、行動できずどうして良いかわからなくなってしまうのです。
自分に自信がなく他者と比べる
自信がない人は、仕事だけでなくプライベートでも些細なことで他者と自分を比べがちです。他者と比べた結果、自分が劣っている部分ばかりに目がいってしまい、落ち込んでしまいます。
他者と自分を比べたときに劣っている部分を見つけると、「自分はダメだから同じことをしてもうまくいかない」と考え、何をすれば良いかわからなくなります。問題を解決する具体的な方法を考える前に諦めてしまうため、状況の改善が難しくなるのです。
自分に自信がない状況が続けば、なかなか前に進めず新しい方向性も見えてきません。考え方をプラスの方向へ少しずつでも変えていかないと、選択肢は増えないのです。
自信がない人は、ほかの人と比べて自分ができないことに意識が向いていることが多いです。
人とは違う経験や能力を持っていても、それが自分にとって当たり前であり強みと認識できていなければ、もったいない状況といえます。自分の良いところを周りの人に聞いてみると良いですよ。
興味があることが多すぎてまとまらない
何をすれば良いかわからない状況は、マイナスな場面のみで起こるものではありません。興味があることが多すぎて、何から手をつければ良いかわからなくなっている可能性もあります。
興味がさまざまな方向に向く人は、仕事でもプライベートでも多くのことに取り組みたいと思う傾向にあります。たとえば、「世界一周旅行がしたい」といった大きな内容から「見たいアニメが多すぎてどれから手をつければ良いかわからない」など小さな内容までさまざまです。
一つひとつ進めていけば良いものの、まとまらずに混乱してしまうと、結果的にやりたいことはあるが何もできていないという状況につながるのです。
視野が狭くやりたいことが見つからない
視野の狭さからやりたいことがまったく見つからないケースもあります。今までしてきた経験以外に対する興味関心が薄く、新しいことにチャレンジしようという意思があまり湧かないのです。
プライベートで趣味がなく、休日も「寝て過ごしたい」「ぼーっとしてたい」というタイプの人は、新しい刺激を受ける頻度が低いため何をすれば良いかわからなくなる可能性があります。
今ある環境に満足していないものの、ほかにやりたいことが見つからないからどう行動すれば良いかわからないというもどかしい気持ちに悩まされるのがこのケースです。
- 視野が狭い人と、視野を広く持てる人の違いは何ですか?
好奇心から自由に発想できるかどうか
好奇心でしょう。「あれ? これは何?」と思う気持ちです。初めから自分の限界や環境による制約条件を考えすぎると、気持ちが動くことが少なくなると思います。
「なんでも望みがかなうとしたら、何をしてみたいか」「もし自分がこの会社の社長ならどこを変えたいか」「もし自分が人事部長なら今の私に次はどんな仕事をさせてみたいか」など、さまざまに発想してみてください。
できるかできないかは考えなくて問題ありません。そうして自分の気持ちが動くポイントを見つけてみてください
また、やりたいことが見つからないのは、人生経験の少なさが原因という可能性もあります。下記の記事ではやりたいことを見つける方法を詳しく解説しているため、目を通して自分の可能性を広げましょう。
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やりたいことがわからない人必見! 隠れた本心を見つける思考・行動
やりたいことがわからないと悩む人は多くいます。その原因は8つ。それぞれの原因を見つめつつ、やりたいことが必ず見つかる12の方法をキャリアコンサルタントと解説します。やりたいことがわからず将来に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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そもそも「何もしたくない……」と思う人は、以下の記事もチェックしてみてください。気持ちが後ろ向きになってしまう原因や対処法を、専門家の視点からも解説しています。
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「何もしたくない……」無気力でも納得の道を見つける方法
既卒の中には「何もしたくないけれどこの状況から脱したい」と考える人もいますよね。何もしたくない自分を責める必要は一切ありませんが、納得のいくキャリアを見つけるためには、少しずつ歩みを進めましょう。記事では、キャリアコンサルタントと何もしたくない無気力な状態から脱し一歩を進める方法を解説します。
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当てはまってない? 何をすれば良いかわからないときのNG行動
何をすれば良いかわからないときのNG行動
- 後先考えずに行動する
- 誰にも相談せず一人で抱え込む
- アクションを起こす前から諦めてしまう
後先考えずに行動する
何をすれば良いかわからない状況になると、焦る気持ちから後先考えずに行動し始める場合があります。たとえば、「やりたい仕事が決まっていないのに退職する」「仕事内容を理解せずに進める」などです。
物事によっては取り返しのつかない状況を引き起こしてしまい、やめておけばよかったと後悔する可能性もあります。業務内容を理解せずに進めて上司や顧客へ迷惑をかければ、仕事での評価もマイナスになる恐れがあります。
何をすれば良いかわからず不安な気持ちになっても、まずはしっかりやるべきことを考え、納得してから行動に移しましょう。不安に思ったタイミングで第三者に相談すると、客観的な意見をもらえて失敗を回避しやすくなります。
沖 英子
プロフィール先述にもありましたが、転職の際には、「転職理由」「前の会社を辞めた理由」が問われます。その際に、前職の問題や不満などのネガティブ発言はNGです。
もっと前向きな今後へのビジョンがないと、そもそもこの質問に答えることができません。後先考えずに行動すると、転職活動もうまくいかないという結果を招きかねません。
誰にも相談せず一人で抱え込む
仕事で質問したい場面にもかかわらず周囲が忙しいと、相談できずに抱え込んでしまう人は多いのではないでしょうか。プライベートな場面でも、家族や友人の状況が大変そうであれば、自分の問題など些細な内容と考え相談できない人もいるかと思います。
しかし、つらい状況のまま誰にも相談しないでいると、ぐるぐると同じことばかり考えてしまい、問題が徐々に悪化して不安が大きくなるのです。
不安が大きくなりすぎると解消が難しくなるため、なるべく早めに他者に相談するのがおすすめです。上司は部下の相談に乗るのも仕事の一環なので、質問は問題ないと考えましょう。
アクションを起こす前から諦めてしまう
何をすれば良いかわからなくなってしまい、行動自体を諦めてしまう場合もあるでしょう。諦めてしまえば現状の解決は望めず、今の悩みは改善しないままになってしまいます。悩みが解消されず、不安な状況が続けば自分自身がつらくなってしまうかもしれません。
転職ややりたいことに向けたアクションを起こすことは、今の状況に少なからず影響を与える可能性があり不安を感じる人も多いはずです。必ずしも良い結果になるとは限らないため、不安を感じる気持ちはもっともです。
しかし、何かをしなければ状況が良くなる見込みは少ないため、一歩踏み出す勇気は必要になります。この後で解説する対処法を読んで、何をすれば良いかわからない不安な気持ちの解消を目指しましょう。
何をすれば良いかわからない人がまず頼りがちなのは、ネットサーフィンです。
悩みのキーワードを入れて出てきた記事を次から次へと辿るだけで過ごしてしまいがちです。ネットの記事をきっかけに、次の一歩はリアルの世界に踏み出してみましょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
キャリアのプロが解説! 何をすれば良いかわからないときに大切なマインド
何をすれば良いかわからない状況では、気持ちをどのように持てば良いかわからず、行動に移すのも難しいかと思います。漠然とした不安があるため、落ち着かない人も多いはずです。
ここでは、キャリアコンサルタントの平井さんに何をすれば良いかわからないときに大切なマインドを解説してもらいます。気持ちの持ち方を理解しておけば、焦る気持ちがありつつも落ち着いて対応しやすくなるので、ぜひ目を通して今後の行動や考え方をアップデートしてみてください。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る自分を見つけるだけでなく職場や環境面に目を向けることも大切
私が思うキャリアコンサルティングの反省点に、やりたいことを見つけるのに自己分析に頼りすぎたことがあります。
自分の強みを活かす発想は必要ですが、同じくらいに「ニーズのあることに取り組む」発想も必要です。職場や仕事のやり方を見直してみて、「これは問題だな」「これを解決したらもっと仕事をやりやすくなるのにな」と思うところはありませんか。
自分の仕事に限定したことや、自分の仕事を改善したり目標を達成したりするための工夫でも問題ありません。これが「ニーズを探す」発想です。
やりたいことが出てきたらそれに必要なスキルの獲得から取り組もう
取り組んでみたいことが見つかったら、それをやるために今の自分の経験や知識、スキルで使えることは何かを洗い出します。併せて取り組むためにこれから「ちょい足し」が必要な知識やスキルを整理します。
取り組みたいことが自分で見つけられなかったら、上司に相談して課題を出してもらっても良いと思います。ニーズを見つけて取り組むことで、自己分析からスタートするやり方とは違った成長実感が持てるでしょう。
ケース別の対処法を紹介! 何をすれば良いかわからない悩みを抜け出そう
何をすれば良いかわからないときのケース別対処法
実際に自分がなぜ何をすれば良いかわからない状態になっているのか理解できれば、それに合わせた対処法を取ることで問題の解決を狙えます。
ここからは、何をすれば良いかわからないときの対処法をケース別に解説します。自分に合わせた対策を考え、今の不安をなくしていきましょう。
働きたいけど何をすれば良いかわからない人の対処法3選
働きたいけど何をすれば良いかわからない人の対処法3選
- 将来どうなりたいかを考える
- 子どもの頃に好きだったことを思い出す
- 自分の長所や短所から得意を見つける
まだ仕事に就いた経験がない既卒者や現在離職中の人の場合は、働きたい気持ちがあっても何をすれば良いかわからないときもあるかと思います。
働きたいけど何をすれば良いかわからない場合は、自分の過去や将来と向き合って考えましょう。働く前に考えていた将来の夢や、実際に働いてみて何を思ったのかを振り返ることで、自分に最適な選択が見つかりやすくなります。
ここからは、働きたいけど何をすれば良いかわからない人の対処法を3つ解説します。一つずつ試してみて、自分に合った方法を見つけましょう。
既卒でも納得のいく企業への内定をかなえられる可能性は十分にあります。以下の記事では既卒の就活を成功させるためのポイントを解説しているので、併せて参考にしてください。
既卒の就活
既卒の就活を確実に成功させる5箇条! ストレスなく進める秘訣
既卒での大手企業への就職
既卒で大手就職は可能? 成功に必須の対策と採用している企業一覧
①将来どうなりたいかを考える
現在働いていないということは、仕事の選択肢は数多くあり、将来の希望に合わせた職業が選びやすい状況にあるともいえます。そこで、自分が将来どのようになりたいかを考えておくと適切な仕事を選びやすくなります。
たとえば、将来的に食べ物にかかわる仕事をしていたいという気持ちがあれば、飲食店や農業関係が適しているかもしれません。無限にあった選択肢から自分に合った仕事を絞り込めるので、より意欲的に挑戦しやすくなります。
はたまた、ワークライフバランスを重視して家庭を大切にしたい場合は、休日が多い仕事を選ぶ手もあります。プライベートを重視したいのか、収入の多い仕事に就きたいのかでも、選ぶ仕事は変わってくるはずです。まずは自分がどんな将来を理想とするのか考えてみましょう。
- 将来どうなりたいかを考えてみたのですが、答えが見つかりません……。
沖 英子
プロフィール簡単には見つからないのが当たり前! 目標は些細なことで良い
「将来どうなりたいかを考えてみた」のであれば、素晴らしいことだと思います。
私がよく受ける質問は「何の仕事をしたいのかわからない」「やりたい仕事がない」などです。「仕事」という意味でいえば、やったことがない、もしくは経験が少ないわけなので、そもそもどんな仕事があるのかはほぼ知らないのです。
知らないことを「~たい」と希望することはそもそもありえないと私は思っています。そのため自分の「好き」や「興味」、「能力」などと少しでも交わることがあるのであれば、そんな些細なことが入口になるのではないでしょうか。
そして「仕事」は「将来どうなりたいか(ライフ)」の一部であり、仕事の内容に「~たい」がない選択があっても良いのだと思います。
自分が将来どうなりたいのかが明確にならない場合は、自己分析をおこないましょう。自分の深い気持ちまで気付けるため、適した仕事を選びやすくなります。具体的なやり方はこちらの記事で解説しているため、挑戦してみましょう。
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自己分析ノートの効果的なやり方4ステップ|就活での活用法も解説
この記事では、ノートを使った自己分析法のやり方がわからない人に向けて、自己分析ノートの種類やメリットを紹介しています。自己分析をノートでやるときは目的に合わせた工夫が重要です。キャリアコンサルタントとともに手順も説明するので、自己分析ノートを就活に役立てたい人は参考にしてくださいね。
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②子どもの頃に好きだったことを思い出す
今の自分がやりたいことが浮かばない場合は、子どもの頃に好きだったことを思い出すのもおすすめです。「花が好きだった」「運動が好きだった」など、些細な内容でも問題ありません。
子どもの頃に好きだったことは、価値観の形成に影響するため、今でも興味の対象になる可能性があります。花が好きであれば花屋や植物園に勤務するのが良いかもしれません。運動が好きであれば、ジムのトレーナーやトレーニング器具の営業なども視野に入れられます。
興味関心が湧く仕事であればやりがいを感じやすいため、入社後も楽しく働ける可能性が高まります。結果として、何をすれば良いのかわからない状況を改善でき、前へ進めるでしょう。
新卒就活の自己分析でも、過去を振り返るワークがあります。今の自分に近いところから始めて、「そういえば、これが好きだったな」と思い当たるものが出てくるところまでさかのぼってみましょう。
きっちりすべて洗い出すことが目的ではなく、好きだったものを思い出すことが振り返りの目的です。
③自分の長所や短所から得意を見つける
向いている仕事がわからず何をすれば良いかわからないときは、自分の長所や短所に目を向けるのもおすすめです。たとえば、長所であれば「人と話してコミュニケーションをとるのが好き」「気になったものをとことん突き詰める」などです。
人とかかわるのが好きであれば、接客業や営業職が向いているかもしれません。とことん突き詰めるのが好きな人なら、研究職やクリエイティブ職などが考えられます。このように自分が得意とすることから考えると、今まで選択肢に入れなかった職業も視野に入ってくる可能性があるのです。
また、短所に目を向ければ、避けるべき仕事も明確になります。細かい作業が苦手であれば、事務作業の多い仕事は向いていないかもしれません。
長所や短所を明確にすれば、どんなタイプの仕事が自分の適性を活かせるのか明確になり、仕事探しの助けになるでしょう。
以下の記事では長所や短所の見つけ方を詳しく解説しています。自分の得意を理解できていない人はぜひ参考にしてください。
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そもそも短所しか目につかないと悩む場合は、長所に言い換えられないか考えてみましょう。長所と短所は表裏一体のため、見方を変えれば解決できる可能性があるのです。以下の記事では短所を長所に変える方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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沖 英子
プロフィール本編では、このタイプの人の場合、簡単に言えば「自己分析をしっかりやってみましょう」ということが書かれていると思いますが、自己分析は一人机に向かって考えていてもなかなか進まないものです。
友人や周りの方と語り合う中で気付くことも多いと思うので、他者を頼ってみることをおすすめします。
仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからない人の対処法4選
仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからない人の対処法4選
- できることから進めてみる
- 勇気を出して質問する
- 仕事の流れをメモにする
- ミスや忘れがちなことを見える場所に書いておく
仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからないのは、まじめに働いているからこそ生まれる悩みです。しかし、入社したばかりではわからないことが多かったり、会社の雰囲気によっては質問しにくい環境だったりすると仕事がうまくいかないのも無理はありません。
また、仕事に慣れていないうちは進め方が正しいのかわからずミスをする恐れがあります。仕事でわからないことを上司や先輩に何度も質問することに抵抗を感じ、悩んだまま行動に移せない人もいるのではないでしょうか。
ここから仕事がうまくいかず何をすれば良いかわからない人の対処法を4つ解説します。自分にできそうなことから試してみて、仕事を円滑かつストレスなく進められる状態を目指しましょう。
①できることから進めてみる
仕事の大まかな流れが理解できているのであれば、まずはできることから進めてみましょう。細かい部分は後からでも直せる場合が多いため、一旦進めてみることでやり方が見えてくるケースもあります。
また、作業を進めているうちにどこがわからないのか明確になり、質問するべき部分がはっきりしてくる場合もあります。上司や先輩に質問する場合でも、漠然とした内容に比べると明確な質問のほうが抵抗なくできる人は多いのではないでしょうか。
最初から他者を頼るのではなく、何をすれば良いかわからない状況から自分の頭で考えて行動すれば、今後同じ仕事をするときにもやるべきことがわかりやすくなります。
②勇気を出して質問する
自分で考えても何をすれば良いかわからないときは、勇気を出して先輩や上司などに質問しましょう。質問は相手の時間を取らせるため、抵抗があるかもしれません。しかし、わからないまま放置してしまうと、仕事が進まず結果的に迷惑がかかってしまうのです。
上司や先輩からすれば質問に答えるのは仕事の一つであるため、疑問を持ったら迷わず聞いて問題ありません。相談相手が忙しいのであれば、あらかじめ相談の時間を確保してもらえるようアポを取っておく手もあります。
わからないときはきちんと言葉にしなければ相手にも伝わらず、周囲の人もフォローの必要性に気付けないのです。わからないことは迷わず質問してなるべく早く疑問を解決することが、結果的に仕事を早く進めるコツになります。
- 先輩や上司が威圧的でどうしても質問しづらいときは、どう対応したら良いですか?
話しかけやすい人に質問すればOK! 大事なのは質問相手ではない
質問相手は先輩や上司でなくてもかまいません。同期や後輩でも、自分が話しかけやすい人に「今までこうしてきたけれど、合ってるかな?」「ここまでやってあって、ほかに何かやれることある?」「ここがうまく行かないんだけれど、どうやってる?」と聞いてみても良いのです。
大事なのは、できるところまで考えたり努力したりしていることです。そのうえで行き詰ったら、まずは話しかけやすい人にそっと相談してみましょう。
③仕事の流れをメモにする
一度やった仕事を忘れないために、一連の流れをメモにしておくのもおすすめです。同じ作業を繰り返すとき、忘れてしまうと何をすれば良いかわからない状態になります。事前にメモを取っておけば、先輩や上司に聞かなくても自分で確認して行動に移せるのです。
メモを取るときは、要点だけでなく仕事をする理由まで書いておくと理解が深まります。また、走り書きのメモでは後から見返したときに理解できない可能性があるため、手が空いたタイミングでノートや電子ファイルに整理しておくと、復習にもなり仕事が身に付きやすくなります。
最初は時間がかかってもメモを取っておけば、その後の仕事をスムーズに進めやすくなり、何をすれば良いかわからない状況を回避できるのです。
上司や先輩に質問するうえでも、メモを見て「ここまでやったがここからがわからない」と伝えれば、明確な回答を得られるはずです。
「やったこと」「わかったこと」「次やること」の3つの観点でメモを残すと良いでしょう。やったことで自分の気持ちがどう動いたか、では次は何を試してみようか、と考えて積み重ねていくのです。
④ミスや忘れがちなことを見える場所に書いておく
同じ仕事を何度か経験し慣れてくると、自分が間違えやすい部分や忘れがちなことが明確になってくるかと思います。事前にその部分をメモにまとめて見える場所に置いておくと、仕事中に何をすれば良いかわからなくなったときに、見返して対応できるようになります。
また、ミスしやすい部分をまとめておくことで、仕事の区切りがついたタイミングで繰り返し復習しやすくなるのです。同じミスを回避できれば、より精度の高い仕事ができるようになります。
また、周りから「何度も同じミスをする」「仕事の覚えが悪い」といったマイナスな評価を持たれづらくなる効果もあります。
とはいえ、いくら注意していても仕事でミスを完璧になくすことは難しいため、ミスをしたときに立ち直り次に活かすことも大切です。以下の記事では、仕事でミスをしたときに気持ちを軽くする方法を解説しているので、併せて参考にしてください。
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転職したいけど自分が何をしたいのかわからない人の対処法4選
転職したいけど自分が何をしたいのかわからない人の対処法4選
- 転職したい理由を明確にする
- 自己分析で自分のやりたい仕事を明確にする
- さまざまな職業の人に話を聞いてみる
- 転職エージェントなどのプロに相談する
漠然と転職したい気持ちがあるものの、何をすれば良いかわからない人は、まず自分の気持ちを整理していく必要があります。今後どうなりたいのかがわかってこないと、転職するべきなのか、そのまま働いて問題ないのかが明確になりません。
転職は人生において大きな決断であることから、簡単に踏み出せない人も多いはずです。しかし、だからこそ自分に適した選択ができれば状況が良い方向へ大きく変わる可能性が高まります。
ここでは、転職したいけど何をしたいのかわからない人の対処法を4つ解説します。自分が今後どうなりたいのかも踏まえて、現状を見直しましょう。
以下の記事では、転職活動を進めているものの選考に通過できず内定がもらえないといった人に向けて、14個の対処法を紹介しています。
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①転職したい理由を明確にする
まず、自分がなぜ転職したいという気持ちが出てきているのか、明確にしましょう。転職したい理由が、「仕事の環境が嫌」なのか「何かほかのことがしたい」のかによって、自分が次に目指すべき仕事が変わってきます。
転職したい理由を明確にしないまま行動に移しても、自分に合った仕事に就けず、しばらくしたらまた同じ悩みが出てくる可能性があります。
転職後に再び何をすれば良いのかわからないという悩みが出てこないよう、行動を移す前に自分が今の仕事にどのような不満があるのか明確にしましょう。
沖 英子
プロフィール誰でも「転職したい」と思ったことの一度や二度はあるのではないでしょうか。この気持ちが強いときは、上述の通り転職したい理由を明確にすることが何より大切だと思います。
その分析の結果、本当に転職するのかしないのか、するのであればいつするのか、どんな準備が必要なのかなど、まず取るべき行動も明確になっていきます。
②自己分析で自分のやりたい仕事を明確にする
転職したい理由が明確になり、実際に行動へ移そうと決めたら、自分のやりたい仕事を明確にするために自己分析をしましょう。自己分析をおこなうと自分の持つ価値観や長所、短所などを理解でき、客観的な視点で仕事を選べます。
自己分析をおこなう手順
- テーマを決めて考え方や出来事を書き出す
- 書き出した内容に「なぜ」と深掘りしていく
- 気付いたことや大事だと思うことを整理する
- テーマや手法を変えて①~③を繰り返す
テーマの決め方は、自身が転職したい理由や仕事に求める内容にしましょう。たとえば「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」がテーマになります。
仕事以外にも、プライベートの考え方や好きなことなども自分の特性を理解するのに役立つため、仕事を選ぶヒントになります。さまざまな視点で自己分析を重ねて、納得のいく答えを見つけましょう。
自己分析をおこなえば、自分のやりたい仕事だけでなく今まで気付かなかった強みも理解できます。選考突破の確率を高めるためにも、下記の記事で自己分析の方法を理解しましょう。
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自己分析をおこなうなら、自己分析シートの活用がおすすめ。比較的短時間で的確な分析が可能であり、時間がない学生も自己分析を十分におこなうことができます。記事では、キャリアコンサルタントと自己分析シートの作り方や活用方法を解説します。
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③さまざまな職業の人に話を聞いてみる
自分に合った仕事がわからないのは、経験したことがない職業への理解が浅いことが原因の可能性もあります。しかし、向いていないと思っていた仕事でも、経験者に話を聞いて知見を深めれば、印象が変わる場合があるのです。
家族や友人をはじめとした身近な人や、上司や同僚など仕事の関係者まで、さまざまな人に話を聞いてみましょう。質問内容は、「なぜその仕事を選んだのか」「やってみて実際どうなのか」などで構いません。
同じ業界の人でも企業や立場が違えば異なる意見を聞ける可能性があるため、時間が許す限り話を聞くのがおすすめです。
また、話を聞いた後は、内容に対して自分がどのような印象を持ったのかもまとめておきましょう。そのときの感情を書き残しておくと仕事に対する自分の価値観が見えてきて、志望動機や自己PRを伝える際にも役立ちます。
- 話を聞けば良いとわかっても、どのような内容を質問すれば良いのかわかりません……。
その人が現在の仕事に出会うまで・出会ってからのストーリーを聞いてみよう
私がキャリア面談でよく使う質問は、「今の仕事につながる最初のきっかけは何ですか?」「今の仕事で自分のどんな良いところが発揮できてますか?」です。これで今に至るストーリーと、現在どんな状態で仕事に取り組めているかがわかります。
同年代の社会起業家の本やインタビュー動画などで、上記2点を分析するのもおすすめです。社会起業家とは社会課題をビジネスで解決しようとする人たちで、出発点には強い思いを持っていることが多いです。
Googleで検索すれば出てきますが、皆さんの世代では川口加奈さんが参考になると思います。インタビュー記事をぜひ一度読んでみてください。
就活の相談先は、自身の将来を決めるうえで重要となります。適切な相談先を見つけたい人は、下記の記事を読んでさらに選択肢を増やしましょう。
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就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
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④転職エージェントなどのプロに相談する
今まで経験した仕事や自分の特性を踏まえて転職先を考えても、次に何をすれば良いかわからず混乱してしまう人もいるはずです。自分だけで考えてもわからなければ、転職エージェントやキャリアコンサルタントなどプロの手を頼るのもおすすめです。
マイナビエージェントやリクルートエージェントといった転職エージェントは多くの人の転職をサポートしているため、今までの経歴から目指せる職業や、相談者の希望する条件に合った職業を提案してくれます。
自分の適性や向いている仕事を知るためだけに利用し、実際には転職しないという結果になっても問題はありません。
また転職エージェントという第三者の立場のプロに相談すれば家族や友人に相談するよりも、転職した方が良いのかを踏まえたうえで客観的な意見がもらえます。自分の気持ちや状況を整理するのにも役立つため、ぜひ利用してみましょう。
- 何をすれば良いかわからず転職エージェントに相談する場合は、どのような内容をまとめておけば適切なアドバイスを得られますか?
沖 英子
プロフィールこれまでの経験や能力など自分についてのデータを整理しておこう
周囲の家族や友人と相談することでも、自分の状況や思いを整理する際には効果が高いと思います。しかし転職エージェントは実際の求人案件を持っているうえに、企業側がどんな人材を求めているかの情報も持っています。
そのためエージェントと初めて相談する際には、具体的にどんな仕事をしてきたのか、何ができるのか、アピールポイントは何なのかなどの自身のデータをまとめておくことが大切です。
それをもとに、どのような仕事が合いそうか、またはやりたい仕事に就くためにはどんな経験や資格が必要かといったアドバイスをもらうことができます。
この先の人生で何をすれば良いかわからない人の対処法4選
この先の人生で何をすれば良いかわからない人の対処法4選
- 本屋で気になる書籍を手にとってみる
- 家族や友人に相談する
- 今まで経験したことがないことに挑戦する
- 尊敬できる人の生き方を真似る
仕事での悩みがなくても、この先の人生で何をすれば良いかわからず、行動に移せない人もいるかと思います。人生の悩みは仕事よりも大きい場合が多く、自分一人で考えているとだんだんと落ち込んでしまうことも多いです。
しかし、人生で何をすれば良いかわからないときは、自分を見つめ直すチャンスでもあります。ゆっくり自分に向き合えるからこそ、自分が本当にやりたいことに気が付ける可能性があるのです。
ここからは、この先の人生で何をすれば良いかわからない人の対処法を解説します。悩みながらでも一つずつ行動してみて、自分の人生を明るいものにしましょう。
①本屋で気になる書籍を手にとってみる
人生で何をすれば良いかわからないときは、人生の経験が足りず視野が狭い可能性が考えられます。視野を広めるためにも、本屋に立ち寄り気になる書籍がないか見てみましょう。
インターネットではなくあえて本屋を選ぶのは、自分の趣味とは違う書籍にも出会えるからです。今まで興味がなかったジャンルの本でも、悩んでいるときに目を向ければ新しい発見があるかもしれません。
たとえば、資格の本を見た場合でも、今まで知らなかった資格を知れば興味が出て勉強したいと思えるかもしれません。人生でやりたいことが見つかれば、次にやるべきことも明確になり、行動に移しやすくなります。
- 何をすれば良いかわからないからといって、実用書や自己啓発本を読んでも学びは得られるのでしょうか?
特に本に書いてあることを実際にやってみると学びを得やすい
どんなジャンルの本からも学びや気付きは得られますが、特に実用書や自己啓発本は知識の幅や考え方のヒントをくれる味方です。
実用書を手に取ってみて、ついつい読み進めてしまったのであれば、そこに興味が持てている証拠です。
また自己啓発本を読み、書いてあったことを一つでも実際にやってみると、気持ちも変化します。
次にやるべきことが直接明示されなくても、好奇心のアンテナが立ち、新しい情報をキャッチできる心構えができ、次のステップに進むことができるようになりますよ。
②家族や友人に相談する
人生で何がしたいのかわからなくなってしまうと、自分だけで考えていても解決できなくなるケースは多くあります。自分一人で考えていると思考が堂々巡りになってしまい、混乱してしまう場合のです。
悩みを抱えているときは、自分をよく知る家族や信頼できる友人に相談しましょう。客観的な意見ではありつつ、自分に寄り添ったアドバイスをもらえるはずです。
また、他者に相談を持ちかけることで自分一人で抱え込みストレス過多になることも避けられます。人は悩みを誰かに話すだけでもストレスを効果的に発散できるため、つらい気持ちを軽減できる可能性が高まります。
大切な家族や友人からの相談であれば、耳を傾けてくれる人も多いため、気兼ねなく相談しましょう。
③今まで経験したことがないことに挑戦する
人生で何をすれば良いのかわからなくなったときは、むしろ何でもできるとも捉えられるため、今まで経験したことがないことに挑戦するチャンスです。
しかし、何をすれば良いのかわからないときは、行動するべき内容が不明瞭な状態です。そのため、あえて今まで経験したことがないことに挑戦すれば、新しい発見ができる可能性があります。
行動を起こすための準備をしている間にモチベーションも高まり、別のことへ興味が出る場合もあります。何か行動を起こすための一歩目となり、立ち止まっている状況を改善できるのです。
「とりあえず何か新しいチャレンジをしたい」ということなら、会社以外の世界を持ってください。ボランティアでも良く、何かの講座やスクールでも良いです。
勉強するのは仕事と関係ないことでも良いのです。家と会社以外のサードプレイスを持って、新しい交友関係を作ってみましょう。
④尊敬できる人の生き方を真似る
学生生活や社会人生活を通して、尊敬できる人がいる場合は、その人の生き方を真似るのも方法の一つです。尊敬する人は、家族や友人など身近な人でも問題はありません。
他者を尊敬する気持ちは、「こうなりたい」という自分が目標とする将来を具現化した存在です。自分が何をすれば良いかわからない状況でも、尊敬する人をイメージして行動すれば、近づける可能性があります。
具体的に何をしたら良いかわからないときは、その人がおこなっている趣味やルーティンを真似るのが簡単です。実際に体験することで、やる前は気付かなかった部分を理解できます。
そこから自分がやりたいことやもっと興味があることが見つかっていけば、次にやるべきことも明確になるのです。
しかし、考えても尊敬する人がすぐに思いつかない場合もあるでしょう。尊敬する人を明確にするには、身近な人だけでなく有名人も選択肢にいれてみましょう。下記の記事ではさらに具体的に尊敬する人の見つけ方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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ここまで解説した方法を試してみても、自分のやりたいことや目標が定まらない人もいるかもしれません。以下の記事では、専門家がキャリアや人生の歩み方について詳しく解説しているので、ぜひチェックして自分に合った生き方を見つけましょう。
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そこでこの章では、キャリアコンサルタントの人たちに何をすれば良いかわからないときの体験談を解説してもらいます。
ほかの人の成功例を参考にすることで自分の行動へ落とし込みやすくなり、今後の仕事や人生を重ねるうえで迷いにくくなります。自分のケースに当てはめて考え、参考にできる部分を見つけて自身の行動につなげてみてください。
留学生の支援から大学のセミナー講師まで幅広く活躍する沖さんの体験談
アドバイザーコメント
沖 英子
プロフィールを見る何をすれば良いかわからない状態に必要以上に焦る必要はない
学生の相談を受けていると、「何をやって良いかわかりません」や「やりたいことがわかりません」といった質問は本当によく受けます。時に涙を流されるほど悩んでいる人もいます。
私がいつも思うのは、「先のことなんて当然わからないよね」ということです。ましてや仕事という意味では、やったことがないわけなので、未知の世界のことです。余計に何をどう考え、どう進んでいけば良いのかなんてわからないわけです。
日本人は何か目標を設定し、それに向けてコツコツ努力することが美徳であるとして育っている人が多いようです。しかし思い通りにならないのが人生です。小さな選択と行動の繰り返し、その結果として「自分は今ここにいる」。それが実体なのだと思います。
難しくとらえず自分にとって何が幸せなのかから考えてみよう
では、その選択と行動を決める際には何を大事にしたら良いのでしょうか。私は日本人以外に外国人留学生や外国人材の方の相談も受けています。国や人にもよりますが、転職するのが「悪いこと」という感覚はあまりなく、「転職の何が悪いの?」といった感じです。
あるとき私はハッとしました。ある留学生から「先生、大切なのはハッピーだよ!」と言われたのです。転職したい理由を考えることや自己分析はもちろん大事なわけですが、結局は「自分がハッピーと思えているのか」が大切なのだと気付かされました。少し肩の力を抜いてみませんか。
ITメーカーで25年間人材育成に携わったのち独立した平井さんの体験談
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る人生を変えるには時間配分・住む場所・人間関係の3つを変えること
私は2020年2月にフリーになり、ほぼ同時に新型コロナウイルス感染症拡大が始まりました。どうしたら仕事が取れるのかまったくわからず、収入ゼロでした。そんなとき知ったのが、大前研一さんの言葉です。
「人間が変わる方法は3つしかない。1つは時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える、この3つの方法でしか人間は変わらない。」
何をしたら良いかわからない私は、これをやってみようと思いました。
すぐに結果を求めるのではなく行動をとおして自問自答を続けよう
住む場所は大阪でこれは変える気はないので、残る2つですね。まずテレビを見るのを95%辞めました。スケジュール管理方法を工夫して、介護をしながら仕事時間を確保する工夫をしました。Xを始めて、全国のキャリアコンサルタントとのつながりを増やしました。
やってみてわかったのは、時間の使い方と付き合う人を変えたらすぐに効果が出るのではなく、変えるプロセスをとおして自分がキャリアコンサルタントとしてやりたいことは何か、人生の優先順位をどう付けるのかを自問自答し続けることに意味があるのだということと、実際の行動を変えることの重要性です。
ぜひやってみてください。応援しています。
メガバンクで活躍したのち大学で10年以上学生を支援してきた遠藤さんの体験談
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る人生にはまっすぐな1つの道があるわけではない
「人生=キャリア、は一本道ではない」ということを私自身も体験していて、キャリアを考える人にいつも伝えています。
新卒で入った銀行では法人営業を担当し、やりがいを感じることも大変なこともありましたが、家庭の事情で退職し、無職になりました。その後子育てをしながら「やっぱり働きたい」と思ったときに、何をしようか考えて、これまでの金融の仕事ではなく、キャリアの仕事に方向転換しました。
銀行員時代に新人研修講師を務めたことや、キャリアコンサルタントの資格を取得していたことから方向性を決めました。
その時々でやりたいことを考えて一歩を踏み出すことが大切
振り返ってみれば、銀行員時代も今も誰かを「支援する」仕事で、その分野が「金融」なのか「キャリア」なのかの違いがあるだけです。そう思うと、自分の中にやりたいことの軸があったように見えますが、実際には人生の曲がり角に来たときに、「今度はこっちに行ってみよう」とその時々に作戦変更してきた感じです。
やったことがないことは、わからなくて不安に思う気持ちもあるでしょう。でも、やらなければ今のまま。やってみたらうまくいくかもしれないと思って、方向転換してみるのも良いと思います。
ここまでキャリアの専門家による意見や体験談を紹介しましたが、自分なりの生き方は一朝一夕に見つかるものではありません。しかし、工夫次第でやりたいことが明確になり、充実した人生の一歩目を踏み出しやすくなります。
以下の記事では、自分らしく生きるためのノウハウを網羅的に解説しているので、より良い人生を歩みたい人は併せてチェックしておきましょう。
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自分らしく生きることができれば、生き辛いと感じることが減って、充実した人生を送ることができます。この記事では、自分らしく生きるためのコツについて、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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何をすれば良いかわからないときは自分の心と向き合って次の方向を見出そう!
人生や仕事で何をすれば良いかわからなくなると、自分の将来が見えず不安な気持ちになる人は多いです。しかし、何をすれば良いかわからない状況は自分の心と向きあう機会であり、次の方向性を見出すタイミングです。
何をすれば良いかわからなくなったときは、原因を特定し記事で解説した対処法から自身に合ったものを1つ選んで行動してみましょう。悩んでいるだけよりも、実際に行動してみれば気付けることがあり、次にやりたいことが見つかる可能性が高まるのです。
自身の心と向き合ってやるべきことを明確にし、次の一歩を踏み出しましょう。
アドバイザーコメント
沖 英子
プロフィールを見る何をすれば良いかわからないときは会話や相談が解決のヒントになる
今回は、難しいテーマでしたね。「何をすれば良いかわからない」ということ自体に答えはないからです。
それゆえ、本編では「やりたいことの見つけ方」が書かれているわけではありません。「何をすれば良いかわからない」と悩んでいる人のタイプ別に、悩んでしまったときの対処法のヒントが書かれているに過ぎません。
まとめとしては2つのことを述べたいと思います。1つ目は、「一人で悩まない」ということです。
私は職業柄なのか、周りに「自分探し」が趣味、一生のテーマという方がかなりいます。このように楽しげな表現は使っていますが、その時々で深く悩み、苦しんできた先に出てきた悟りの言葉とも言えるかもしれません。
しかし彼らは多くの書物を読んだり、語り合う場も多く持っているため、その考察を深めることができているのだと思います。
今回のテーマに限らず、人は悩んでしまうものですが、一人で悩んでいても表層をくるくる回っているだけです。周囲の人に相談したり、語り合ったり、ときには書物と対話したりすることで、深く、広く考えることができると思います。
悩むだけでなくまず行動してみることも大切
2つ目は「行動」してみることです。人生や仕事に大きな目標などなくても良いのです。今、目の前にAとBという選択肢があるのであれば、どちらかを選んでまずは行動してみることです。
少なくともそのときはそちらが良いと判断しているわけで、そのときの「~たい」なのです。そして行動してみると、必ず次の展開が開けるということを覚えておいてほしいです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/大学キャリア・アドバイザー
Hideko Oki〇大学卒業後、都市銀行のマーケット部門で勤務。その後夫の海外赴任に伴って台湾へ。帰国後は外国人留学生の支援に従事。また複数大学のキャリアカウンセラー及びセミナー講師としても活動
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
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