仕事が怖い原因7選! 即効性がある対処法とNG行動も解説

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

    Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

    プロフィール詳細
  • 社労士/涌井社会保険労務士事務所代表

    Wakui Yoshifumi〇平成26年に神奈川県で社会保険労務士事務所を開業。企業の人事労務相談や給与計算などを請け負う。また、関与先企業の社員のキャリアプランなどに関してアドバイスをしている

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 仕事が怖いときは自分を責めすぎないように気をつけよう
  • 仕事が怖い原因を冷静に分析することが大切
  • 自分の状況に合った解決方法を選んで行動しよう
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 自己分析ツール

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社会人になれば多くの時間を仕事に使うものですが、「ミスばかりして結果を出せない」「人間関係がうまくいかない」などの原因から仕事が怖いと感じてしまう人は多くいます。

仕事が怖いと感じるようになると業務の時間だけでなく、休みの日も仕事のことを考えてつらい日々が続いてしまいます。このような状況を脱するには、自分から行動していくことが大切になるので、どんな手段を取れば良いのか一緒に考えていきましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、田邉さん、鈴木さん、社労士の涌井さんと一緒に、仕事が怖くなる原因や対処法を解説します。社会人になり仕事が怖いと感じてしまっている人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

仕事が怖いと感じてしまう原因と対処法は人によって異なる

人によって仕事が怖くなった原因や背景は異なり、状況も人それぞれであるため、自分に合った対処法を探していく必要があります。

原因をしっかり分析しないと、間違った行動をしてしまうことにつながり、今よりも状況を悪化させてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。

記事ではまず、仕事が怖いと感じたときに持ってほしい心構えや、仕事が怖くなってしまう原因を紹介します。まずはここで自分の状況を冷静に分析しましょう。

そのうえで、仕事が怖い時の解決方法を、「意識改革」「今すぐできる行動」「環境を変える行動」の3つに分けて詳しく解説していくので、あなたに合ったものを見つけてください。仕事が怖いときに絶対やってはいけない行動も併せて解説するので、こちらも一緒に参考にして、ストレスのない会社員生活を目指しましょう。

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仕事が怖いときに持ってほしい意識

仕事が怖いときに持ってほしい意識

  • 必要以上に自分を責めない
  • 冷静に原因を分析してみる
  • 逃げてはいけないという固定観念は捨てる

仕事がうまくいかず怖いと思うようになると自分を責めてしまいがちです。しかし、自分を責めても状況は変わらないため、意識を変化させる必要があります。

ここからは、仕事が怖いときにまずは持ってほしい意識について解説するので、参考にして心理的ストレスを和らげましょう。

必要以上に自分を責めない

仕事でうまくいかないことがあった時に、自己肯定感が低い人は「また同じ失敗をしてしまうかも」「自分は仕事ができない人」などと思いやすく、必要以上に自分を責めてしまい、自ら恐怖心を強くしてしまう傾向にあります。

仕事でミスをしたときに反省するのはとても大切ですが、仕事にミスはつきものです。必ずしもあなただけが悪いとは限らないので、必要以上に自分を責めるのはやめて、次に失敗しないためにどうするかを考えてみてください

自分のメンタル面に不安を抱えている人は、こちらの記事で克服方法や、メンタルが弱い人に合っている仕事を解説しているので参考にしてください。
メンタルが弱い人に合う仕事とは? 無理せず納得の道を見つける方法

仕事でうまくいかないことがあった人は、ぜひ次の記事を読んでみてくださいね。仕事がうまくいかなかったときの対策についてより詳しく解説しています。
仕事がうまくいかないあなたに|状況別の対策と心を休めるコツを解説

仕事でミスをすると気分が沈んだり自分を責めてしまったりすることもありますよね。以下の記事では仕事でミスをした時に気持ちを軽くする方法と改善策をまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
仕事のミスで落ち込む気持ちを軽くする方法|次につなげる改善策も

冷静に原因を分析してみる

仕事が怖くなったのには必ず理由があるはずです。なぜこのような状態になってしまったのか、一度冷静になって原因を考えてみましょう。

原因がわかれば、それに合わせた解決策も一緒に考えられるため、具体的に何をするべきかが明確になり、気持ちも楽になりますよ

谷所 健一郎

プロフィール

現状を分析せず感情的になってしまうことで、退職につながることがあります。退職をして別の企業へ転職をしても、原因を分析していなければ、同じことが繰り返されるでしょう。

冷静になってまずは原因を分析しましょう。

逃げてはいけないという固定観念は捨てる

真面目な人や責任感が強い人ほど、逃げてはいけないという思考が強い傾向にあります。

仕事に責任感を持つことは素晴らしいですが、その想いが強すぎると一人で背負いこみすぎてしまい、結果として体調を崩すこともあれば、大きな失敗につながるケースもあります。

本当に苦しい時は、何かしらの逃げ道を作っておくことが大切です。「信頼できる人に頼る」「働く環境を変える」など、選択肢を増やしておけば、精神的にも楽になりますよ。

仕事が怖いと感じてしまう原因7選


「自分はなぜ仕事が怖いと感じるようになったのか」と原因の分析をしていかなければ、解決策を考えることはできません。

仕事が怖くなってしまう原因は人それぞれです。仕事の内容、上司や同僚との関係性、顧客との取引など原因となるものはたくさんあります。ここからは仕事が怖くなる主な原因を7つ紹介していくので、自分に当てはまるものがどれなのかを見つけてみてください。

①仕事で起こしたミスがトラウマになっている

過去に大きなミスをしたことが原因で、仕事が怖くなってしまう人は多くいます。

仕事でトラウマになりやすい主なミス

  • 取引先との商談がうまくいかず破談となってしまった
  • 作った資料がわかりづらいと上司に言われた
  • 連絡を怠って上司に叱られた
  • 売上目標にまったく届かなかった
  • サービス内容を把握しておらず誤った情報を顧客に教えてしまった
  • 大事な書類を紛失した

上記のように仕事でのミスというのは、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまうものばかりで、損害が大きいほどトラウマにつながるケースが多いようです。

一度ミスをした業務に対して、「また同じミスをするのではないか」という苦手意識から、仕事が怖くなってしまうわけです

精神的なダメージが大きくなるミスには、多くの社員や社会人ができるにもかかわらず、自分だけ失敗してしまうことも挙げられます。

たとえば、売上目標を達成することが当たり前の風土の会社で未達成だと、精神的なダメージが大きくなってしまいます。

②激務で残業やノルマがつらい

任されている仕事量が多く、残業の多さやノルマのキツさから精神的ダメージを受ける人は少なくありません。

仕事量が多すぎると毎日の帰宅時間が深夜になり、場合によっては休日出勤もしなければいけないため、心が休まる時間を確保できません。

ノルマのキツさから、プライベートの時間も仕事のことばかり考えてしまうようになり、「仕事が終わらなかったらどうしよう」「ノルマを達成できなかったらまた怒られる」といったように、常に恐怖心がある状態になる恐れがあります

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③上司の目が怖い

上司との関係性は仕事をするうえでとても重要です。上司によく怒られたり、期待通りの活躍ができなかったりすると、それがトラウマとなってしまい仕事への恐怖心につながることがあります

上司が原因で仕事が怖くなる例

  • 多くの人が見ている前で叱責される
  • 自分のミスから上司が不機嫌になる
  • 上司があまり話しかけてくれない

これらの原因から、上司に対して苦手意識を持ってしまい、日々の仕事が怖くなってしまうケースは珍しくありません。

苦手な上司がいて悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。苦手な上司と上手く付き合うコツをまとめています。
上司が嫌いでも上手く付き合うコツ10選|ストレスをためない対処法

④会社の同僚と価値観が合わない

会社では上司だけでなく、同僚とも関係を築いていくことが求められますが、仕事に対する考え方が違ったり、価値観が合わないと疎遠になってしまう場合があります。

同僚と疎遠になると仕事の相談などもしづらくなり、会社に居場所がないような感覚に陥ってしまうのです。このような状態が続くと、人と話すことが怖くなってしまい、仕事に支障をきたしてしまうケースも出てきます

⑤今の仕事に将来性を感じない

任されている仕事に対して、将来性を見いだせないと仕事が怖くなってしまうことがあります。スキルがついている実感を持てず、将来的に解雇されるのではないかという恐怖心が出てくるからです。

仕事をしていて将来性に不安を感じる瞬間

  • 給料がずっと上がっていない
  • 誰にでも簡単にできるような仕事ばかりやっている
  • ニュースで自分の仕事がAI(人工知能)にとられるという報道を見た
  • 周りの友達が昇給して良い生活を送っている

仕事内容だけでなく、会社の業績などから将来に不安を持つ可能性も出てきます。業績が悪く、ボーナスがカットされたり、人員整理されたりとマイナスな出来事が多くなっていくと、将来性のなさから仕事が怖くなることもあります

将来性のある仕事についてはこちらで詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてください。新卒向けの記事ではありますが、既卒・第二新卒にも十分参考になります。
将来性のある仕事13選! これから需要が高くなる仕事とは?

⑥自分のやりたいことをやらせてもらえない

自分の思い通りにいかないことが多くなると、人はストレスを感じるものです。「大きな仕事を任せてもらえない」「自分から手を挙げても仕事を振られない」といった状況が続くと、会社に自分の居場所がないのではないかと考えてしまいます

特に、結果を出してやるべきことをやっているのに自分の提案が却下されてしまうと、会社から必要とされていないという恐怖感が出てきて、仕事をするのが怖いと感じてしまうのです。

鈴木 洵市

プロフィール

裁量権がなかなか与えられない企業の特徴としては、年功序列の会社や家族・一族経営が強い会社などが例としてあげられます。

すべての会社でそうであるわけではないですが、このような会社は若手の社員に対して大きな仕事を任せない傾向にあるのです。

⑦上司や同僚から嫌がらせを受けている

仕事に関係ないところで嫌がらせをされてしまい、仕事が怖くなってしまうケースもあります。ハラスメント行為を受けることで、精神的に病んでしまう人は少なくありません。

主なハラスメントについて

  • パワーハラスメント
    →職務上の地位の優位性を利用して、精神的・身体的苦痛を与える行為
  • セクシャルハラスメント
    →性的な嫌がらせをする行為
  • アルコールハラスメント
    →飲酒を強要する行為
  • リストラハラスメント
    →自主退職に無理矢理追い込む行為

このように、業務とは関係ない部分から仕事が怖くなってしまう事例もあるのです。

涌井 好文

プロフィール

ハラスメントにはさまざまな種類があり、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントが典型例です。

他にも妊娠や出産を契機として、社員に対して不利益な取り扱いをおこなうマタニティハラスメントなども問題視されています。

アドバイザーコメント

特に激務により仕事が怖いと感じる場合は要注意

仕事が怖いと感じてしまう原因の中で一番注意しなければいけないものとしては、「激務で残業やノルマがつらい」と感じているときです。

激務が続くとワークライフバランスにも乱れが生じ、家族や友人との交流も途絶えてしまいます。また、仕事だけに気を取られていると、今後のキャリアについても制約を受ける状況になります。

将来が見えないような激務な環境にいる場合は一度状況を見つめ直そう

今の仕事のみを繰り返しておこなうことで得られるキャリアについて考えてみたときに、自己成長やキャリアを積むことができないような環境であったら、キャリアプランが乱れてしまいます。

このことから、「激務で残業やノルマがつらい」場合は、一度立ち止まって考える時間を作り、現在自分が置かれている状況を冷静に見つめ直しておくことが非常に重要です。

放置は厳禁! 仕事が怖い状況で長く働くデメリット

放置は厳禁! 仕事が怖い状況で長く働くデメリット

  • 体調を崩す
  • 仕事に対してずっと恐怖心を持つ
  • 休みの日も憂鬱になる

「仕事は怖いけど、生活のために働き続けないといけない……」と考える人は多いでしょう。気持ちはわかりますが、仕事が怖い状況で働き続けてしまうと、さまざまな弊害が出てくる可能性があるため、早めに対応しなければいけません。

最悪の場合、社会復帰が難しくなるケースもあるので、怖いと思っている状況を軽く考えないことが大切です。

なぜ仕事が怖い状態のまま働いてはいけないのか、デメリットを紹介するので、必ず読んで最悪の事態にならないようにしてください。

自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

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体調を崩す

適度なストレスは、仕事に良い緊張感をもたらすため必要です。しかし、過度なストレスを長い間身体に与え続けると体調を崩してしまい、精神的な病気を引き起こす可能性があります。

過度なストレスにより引き起こす主な病気

  • うつ病
    →脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、心身にさまざまな不調をきたすもの。症状としては、物事に興味や関心が持てなくなる、睡眠障害や食欲低下、倦怠感などがある
  • 自律神経失調症
    →ストレスによって自律神経が乱れ、頭痛、不眠、疲労感・倦怠感、不安感、意欲の低下などの症状が出る
  • パニック障害
    →前触れもなく動悸や息苦しさ、めまいなどの発作が起こる。その発作を何回も繰り返してしまうこともある
  • 適応障害
    →状況・環境の変化などによって苦痛が生じ、そのことで感情・行動に症状をきたすもの。不安感、動悸、めまい、ふるえなどの症状が特徴

このような病気や障害を抱えてしまうと、長い間治療する必要が出てきます。最悪の場合治らない可能性もあるため、仕事に過度なストレスを感じている人は、症状が出る前にいち早く対応する必要が出てくるのです

谷所 健一郎

プロフィール

うつ病や適応障害などの精神的な病気を患うことで、現職の仕事を継続することが難しくなり、休職や離職を余儀なくされるケースがあります。

過度なストレスを感じていているときは、大丈夫だと勝手に判断しないで、心療内科や精神科で相談をしましょう。

仕事に対してずっと恐怖心を持つ

世の中には自分の仕事に対して誇りを持って働いている社会人はたくさんいます。仕事のおかげで人生が充実している人も少なくありません。

しかし、仕事が怖い状態で働き続けてしまうと、仕事に対して常にマイナスなイメージを持つことになります。仕事には多くの時間を割くので、ずっと恐怖心を持っていると必然的に人生の幸福度も下がってしまいます。

恐怖心を抱く期間が長くなるほど、仕事=怖いという価値観に染まってしまい、解決することも諦めてしまう可能性が高くなるので、早めに対処していく必要があります

休みの日も憂鬱になる

仕事がない休みの日は充実させたいものですよね。仕事のことを忘れて気分良く過ごしたい人も多いでしょう。しかし、仕事に対する恐怖心が大きくなるほど、休みの日まで仕事のことばかり考えてしまう傾向にあります。

仕事が充実していれば「明日からまた頑張ろう」とポジティブになれるものですが、仕事が怖いと思っていると「明日からまた憂鬱な日々が始まるな」とネガティブに考えてしまい、休みの日も気分が落ち込んでしまうため、恐怖心を拭うことはとても重要なのです

まずは意識改革から! 仕事が怖い時は考え方を変えてみよう

まずは意識改革から! 仕事が怖い時は考え方を変えてみよう

  • 周囲の評価を気にしすぎない
  • 失敗した時は成長できる機会と考える
  • 仕事は人生の一部と割り切る

「仕事の恐怖心を拭いたいけど行動するのが怖い」という人は、まず意識から変えてみるのはいかがでしょうか。自分の思い込みから仕事に対して恐怖心を抱いているケースは少なくないので、考え方を変えるだけで解決する可能性もあります。

ここからは、仕事が怖い気持ちを克服できるおすすめの考え方をアドバイスしていくので、ぜひ参考にしてください。

周囲の評価を気にしすぎない

周囲の目ばかり気にしてしまうと、自分の素を出せずストレスがかかる原因となります。「周りのためではなく自分のために働いているんだ」という意識を持って、自分のやるべきことに集中してください

仕事に対する価値観は人によって異なるため、たとえ周囲から批判されても「そういう考え方もあるんだな」と軽く受け止めることが大切なのです。

他人と自分を比較する必要もありません。結果が出ないときは同僚と自分を比較しがちですが、比較すると周りとの差を必要以上に感じてしまい、自分の業務に集中できなくなります。

「比較しても自分の能力が伸びるわけではない」といった心構えを持って、自分のやるべきことに集中しましょう。

周囲のことを気にしないためには、過去の自分と比較をするようにしましょう。価値観だけでなく成長速度も人によって異なります。

すでに成功している同期を見ると羨ましく感じますが、他人と比較をしても成長にはつながりません。過去の自分と比較をしてやるべきことに取り組みましょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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失敗した時は成長できる機会と考える

失敗やミスは誰でもすることなので、深く落ち込む必要はありません。むしろ失敗は成長できるチャンスになります。失敗は成功のもとという言葉があるように、成功するために必要な失敗だったと割り切って切り替えることが重要です

失敗の原因を追及して改善策を考えていけば、自ずとスキルは上がっていくものです。能力が上がれば、当然ミスも減り、成果を上げることにつながるため、仕事に対して充実感を得られますよ。

仕事のミスをひきずってしまう性格なのですが、どうすれば上手く気持ちを切り替えられるでしょうか?

谷所 健一郎

プロフィール

失敗を次の糧にすることだけに集中しよう

誰でも失敗すれば落ち込みますが、「失敗してしまった」で終わらせず、失敗した経験を次に活かすことを考えてみましょう。失敗が成功につながると信じて前向きに仕事へ取り組んでみてください。

失敗したことを周囲がどう捉えているか気になって仕方がないかもしれませんが、あなたが考えているほど周りは気にしていません。

先輩や上司から叱責されたとしても、期待されている証だと考えることもできます。

気にする人は、すべての人に認められたいと考える傾向がありますが、わかってくれる人だけで良いと考えれば、気持ちが楽になりますよ。

仕事は人生の一部と割り切る

仕事が怖いと、仕事のことばかりに気をとられてしまい、プライベートさえ楽しめない状態になってしまいがちですよね。

そのような時は、仕事はあくまでも人生の一部と割り切れば、仕事で嫌なことがあったときに切り替えやすくなりますよ。趣味や好きなことを楽しんでプライベートをより充実させるほど、仕事ばかりに気を取られることも減っていきます。

プライベートを充実させるために仕事を頑張るという明確な目的を持てれば、今よりも前向きに仕事へ取り組めるはずです

アドバイザーコメント

仕事が怖いと感じるときは新しい目標設定をしたり挑戦したりしよう

大きな仕事で失敗をすると、また同じ失敗をしてしまうのではと不安になってしまいますよね。中には、失敗したことが頭から離れずに、仕事のペースが乱れてしまっている人もいるのではないでしょうか。

このように仕事が怖いと感じている人は、新しい目標を立てたり挑戦したりすることがおすすめです。仕事が怖いと思って業務に取り組むと、失敗しないことが目的になってしまい、緊張感が高まってストレスに感じてしまいます。

目標を明確にすると前向きに仕事をしやすくなる

しかし、新しい目標を立てると、目標を達成することが仕事の目的になります。そのため、仕事が怖いという考えを少しずつ払拭することができるのです。

たとえば、取引先への連絡を失念してしまったミスが原因で仕事が怖いと思っているとします。連絡を忘れないように仕事をするとストレスがかかりますが、「顧客と信頼関係を築くこと」を新しい目的にすると、顧客との接し方などを意識するようになりますよね。

また、信頼関係を意識することで、連絡をすることが手段になりストレスを軽減できます。

過去のミスにとらわれるのではなく、新しい目標やチャレンジをすることで、失敗を成長の機会に変えましょう。

今すぐ行動! 仕事が怖いときにすぐできる対処法8選

仕事で上手くいかない日々が続くと、自分から動くのが怖くなってしまいますよね。しかし、仕事が怖い状態を解決するためには、勇気を出して自ら動いていくことも必要です。

「誰かが解決してくれないかな」と受け身の姿勢で状況を変えるのは難しいので、勇気を持って行動することはとても大切になります。

具体的にどんな行動をすれば良いかわからない人もいると思うので、ここから解説する今すぐにできる行動8つを参考に、できることを探して実践してみてください。

まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!

診断スタート


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・自分にあった仕事を知りたい人

①社外の親しい人に相談する

信頼できる友人や家族にしんどいことを相談すれば、少し気持ちが落ち着く可能性があります。自分を受け入れてくれる人がいると安心できるからです。

また、親しい人に相談することで、自分が今まで思いつかなかったような解決策が生まれる可能性もあるので、困ったときは勇気を出して人に頼ってください

もし相談できる人がいない場合は、厚生労働省が運営するこころの耳に相談してみるのも一つの手です。こころの耳では仕事に関する相談窓口も紹介しているため、相談する人がいないという場合は、ぜひ利用してみてください。

②会社の人事に相談する

人事は企業の人材管理をする部署であり、人間関係や業務に関する問題を解決するための役割も担っているので、人事に相談するのも一つの手です

人事担当者は当然同じ社内の人なので、会社の勝手がわかっています。そのため相談すれば具体的な改善策を提案してもらえる可能性が高いです。相談した内容も、周りに漏れないよう厳密に管理するため、周りに知られるリスクも少ない方法です。

「仲が良い同僚に相談したい」と考える人もいると思いますが、その方法はおすすめはしません。なぜなら、周りの人に相談内容が漏れてしまうリスクがあるためです。人間関係などセンシティブな情報が漏れてしまうと、今より状況を悪化させる恐れもあるため、気をつけてください。

同じ部署の同僚に嫌がらせを受けて困っているのですが、上司と人事どちらに相談するのが正解なのでしょうか?

鈴木 洵市

プロフィール

まずは直属の上司に相談しよう

同じ部署の同僚からの嫌がらせについては、まずは上司に相談しましょう。

上司に相談せずに人事に相談を持ち掛けてしまうと、上司の管理能力について会社側から疑いをかけられてしまうことがあります。

あなたの職場での上司との関係性が悪化するのを防ぐためにも、まずは直属の上司に相談してください。

③担当の仕事を変えてもらう

仕事が怖い原因が業務自体にあるのなら、担当している仕事を変えてもらえないか上司に相談してみましょう

たとえば、担当している取引先に対して苦手意識を持っているのであれば、取引相手を変更してもらうことで、悩みを解決できる可能性がありますよね。

必ずしも自分の提案が通るわけではありませんが、行動しないと何も始まらないので、勇気を持って相談してください。

毎日残業が多くてプライベートの時間が確保できずつらいです。どんな対応をするのが正解なのでしょうか?

まずは上長に相談してみよう

残業が多くて悩んでいる人の中には、自分の仕事の手際が悪いことが原因だから相談できないと考えているかもしれません。

しかし、一人ひとりに合った仕事を割り振ることが上司の仕事でもあるため、まずは上司に仕事の変更や業務量の調整ができないか相談しましょう。

相談をすることで、プライベートとの両立をしたい希望を伝えることができます。相談をしなければ、悩んでいることすら伝わらないケースもあるため、悩みを伝えるためにも上長に相談をしましょう。

④病院に行ってみる

「体調がなかなか優れない」「憂鬱になる時間が多い」。このような状態は病気の初期症状の可能性があるため、早く病院に行って診察してもらう必要があります。

具体的には以下の症状が出ているとストレスが溜まっているサインとなるため、当てはまっていないかチェックをしてください。

ストレスが溜まっているときのサイン

  • 常にイライラする
  • 気分がすぐ落ち込む
  • 理由もなく涙が出る
  • 無気力になる
  • 仕事に集中できない
  • 朝起きれなくなっている
  • 食欲が湧かない
  • お腹をよく下す

ストレスが溜まっている状況を放置すると、症状が悪化していき体調を大きく崩してしまう可能性があり、長期的に休む状態になりかねないので、早めに対処してくださいね

⑤仕事のスキルを上げる

仕事が怖い原因として、自分に自信が持てないことが原因となっているケースがあります。その場合は、自己研鑽をすることでスキルや知識が身に付き、徐々に仕事でも活躍できるようになるため、恐怖心を克服しやすくなります。

仕事のスキルを上げるためにできること

  • ビジネス書や新聞を読んでみる
  • 仕事ができる人に話を聞いてみる
  • 仕事に役立つ資格を取ってみる
  • 副業をしてみる

上記のような取り組みをして仕事に必要なスキルを付ければ、結果を残せる可能性は高くなります。結果が出れば自信につながり、仕事がおもしろくなってくるので、自己研鑽は積極的におこなってください

鈴木 洵市

プロフィール

自分のおこなった仕事が上手くいくと、自己肯定感が高まり、仕事が楽しくなります。

自分の中で成功したと思う時や、周囲の人に認めてもらえたときに自己肯定感が高まります。小さな成功を積み重ねて自信を付けましょう。

新卒向けの記事にはなりますが、こちらで1〜3カ月間勉強して取れる資格を紹介しているので、スキルアップを目指して資格を取りたいと考えている人は参考にしてみてください。
取りやすい資格25選|取得から就活でのアピールの仕方まで解説

⑥怖いと感じる人にあえて話しかける

仕事が怖い原因が人間関係である人は、怖いと感じる人とあえてコミュニケーションを取ってみるようにしてみてください。とても勇気がいることですが、自分が一方的に敬遠していたことが原因で怖いと感じている可能性もあります。

話しかけてみると意外に話が合ったり、優しかったりするケースもありますよ。話しかけることで、相手もあなたに心を開いてくれて、そこから良い関係を築けることも。

まずは1日1回でも良いので、自らコミュニケーションを取ってみてください。

谷所 健一郎

プロフィール

苦手意識を持つと、表情が暗くなりその気持ちが相手に伝わり、相手も暗い表情になります。苦手な人に対しては、少し口角を上げて、意識的に明るい表情で話すようにしてみましょう。

考えが合わず苦手な場合は、さまざまな考え方があると割り切ることも必要です。

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⑦長い休暇を取ってリフレッシュをする

仕事が怖い時は、長い休暇を取ってリフレッシュをすることで、気持ちを切り替えられる可能性があります。仕事がうまくいかない時は、心身ともに疲れきっていてつらいと感じることが多いので、しっかり休むことが大切になります

一週間ほど休暇を取って好きなことをたくさんして、気持ちを切り替えてみてください。

それでも改善しない場合は、休職制度を使って長い間リフレッシュするのも一つの方法です。

休職とは

企業に雇用されている従業員が、自己都合によって取得する長期休暇のこと。

休職をすることで、体調を整えてから働けるメリットがあります。

一方で、収入が減ってしまったり、キャリアに影響する可能性があるデメリットもあります。無理に働くことはおすすめしませんが、気軽に休職をすることは避けましょう。

⑧新しい趣味を増やしてみる

人間関係に悩んでいる人は、新しい趣味を増やすことでその問題を改善できる可能性があります。なぜなら、上司や同僚と話せる話題が増え、結果として良好な関係を築くことにつながるからです。

一緒に仕事をする上司や同僚の趣味をあらかじめ聞いておき、興味のあるものに取り組んでみると、相手も嬉しいはずです。

興味がないことに無理に取り組む必要はありませんが、少しでもやってみたいと思うものがあれば上司や同僚に聞いて、関係を築いてみてください

退職してもOK! 仕事が怖くて本当につらい場合は環境を変えよう

仕事が怖い時に働く環境を変えられる3つの方法

仕事に対して強い恐怖心があるならば、思い切って労働環境を変えてみるのをおすすめします。

なぜなら、環境が変われば、働き方や職場の雰囲気、かかわる人などすべてが変わるため、仕事が怖い状況を打破できる可能性があるからです。

ここからは環境を大きく変える3つの手段を紹介するので、今の職場が怖いと思っている人は参考にしてみてください。

部署異動をお願いする

「今の会社から離れたくないけど環境は変えたい」という人は、人事に部署異動のお願いをしてみてください。この方法は部署内の人間関係に悩んでいる人や、今の業務内容に恐怖心を持っている人におすすめです。

部署異動ができれば、一緒に仕事をする上司や同僚も変わり、業務内容も変えることができます。餅は餅屋という言葉があるように、人には向き不向きがあるので、部署異動により、あなたが今より活躍できる可能性は充分にあります。

ただ、部署異動は必ずしも希望が通るわけではありません。部署異動がそこまで活発におこなわれていない企業だと異動するのが難しい場合もあるので、その時は別の方法を検討する必要があります。

転職をする

「仕事が怖くて今の企業に良いイメージを持てない」「社風が合わずストレスが溜まる」。このような状態の人は、転職を検討してください。企業によって社風は違ううえに、業界や職種が変われば働き方も変わるからです。

転職が怖いと考える人も多いと思いますが、仕事が怖い状況で働き続けるリスクを考えて、早いうちに行動するようにしましょう

ただ、退職の意思を伝えたからといって、次の日にすぐ会社を辞められるわけではありません。民法では、従業員が退職を希望する場合、14日前までの報告を義務づけているからです。

企業によっては、就業規則で1〜2カ月前に退職の意思を伝えるようにと定めている場合もあるので、トラブルにならないようルールに従って手続きをするようにしてください。

転職のタイミングで悩んでいる人は、こちらで適切な時期を解説しています。
転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説

第二新卒で転職をしたいと考えているなら、こちらの記事で転職をするコツを解説しているので、参考にしてみてください。
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ

退職の意思を上司に伝えたら、話を聞いてもらえませんでした。こんなときは誰に相談すればいいのでしょうか?

涌井 好文

プロフィール

労働基準監督署に相談してみよう

就業規則などで「退職は〇〇日以上前に申し出ること」といった規定を置いている会社もあります。

しかし、法的にはいつでも自由に理由を問うことなく、退職を申し出ることが可能です。そして、申し出から2週間が経過することで退職は有効となります。会社の承諾などは不要です。

退職の申し出は労働者が自由におこなえるものであり、会社は拒むことができません。

もし退職の申し出を会社から拒まれた場合には、労働基準監督署に相談すればアドバイスをもらえるでしょう。他にも弁護士や社労士といった専門家に相談することも有効な手段です。

転職するタイミングがわからない人は、こちらで転職すべきタイミングについて解説しているので、参考にしてください。
転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説

「転職が上手くいかない……」と悩んでいる人は、この記事でどう対処すべきか確認することができますよ。
転職がうまくいかない20代必見! 状況に応じた対処法14選を解説

今と違う働き方も検討しよう

今の働き方が合っていないと感じるのであれば、雇用形態を変えてみるのも一つの手です

たとえば、正社員で働くプレッシャーで仕事が怖くなってしまったのであれば、派遣社員やアルバイトなど、比較的責任の少ない仕事を任せられる雇用形態に変えれば、今より楽な精神状態で働ける可能性もあります。ただ一方、雇用が安定しないなどデメリットもあるので、慎重に決断しましょう。

以下で雇用形態の違いを紹介しているので、自分に合ったものを探してみてください。

主な雇用形態

  • 正社員
    期間を定めずに雇われている雇用形態のこと。解雇になりづらく、出世がしやすいため収入が上がりやすい。一方で、責任のある大きな仕事を任されることも多いため、プレッシャーも大きい。
  • 契約社員
    期間を定めて雇われている雇用形態のこと。期間が決まっているため、契約満了と同時に企業から離れなければいけなくなるケースがある。正社員より収入は低くなる傾向にあるが、責任が比較的軽い仕事を任されるケースが多い。
  • 派遣社員
    人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣社員として別の事業所で働く雇用形態のこと。時給制の場合が多く、働いた時間だけお金を稼げる。契約期間が終わるとほかの派遣先に行かなければいけないので、同じ職場で長く働きたい人には向いていない。
  • パートタイム労働者(アルバイト・パート)
    期間を定めて雇われている雇用形態のこと。正社員や契約社員より労働時間の融通が利くため、ワークライフバランスが担保されやすい。ただ、基本的に時給制であるため、体調不良などで働けないとその分収入が下がるというデメリットもある。

鈴木 洵市

プロフィール

正社員以外で働くメリットとしては、自分のワークライフバランスを設計しやすいという点が挙げられます。デメリットとしては、安定した収入や福利厚生制度が使えない場合が多いという点があります。

正社員とフリーターの違いについてはこちらで解説しているので、どの雇用形態で働くべきか悩んでいる人は参考にしてください。
フリーターとは? 正社員とのリアルな違いや将来性を徹底解剖

契約社員での転職を考えている人は、こちらでキャリアアドバイザーが契約社員の特徴やデメリットについて回答しています。新卒に向けた回答になりますが、とても参考になるので読んでみてください。

職業訓練校に通う

「現職を辞めた後にすぐ働きたくない」「他の仕事について勉強してから転職したい」というような人は、職業訓練校に通ってみるのも一つの選択肢です

職業訓練校とは

再就職を目指す失業中または求職中の人が技術を身に付けられるよう、職業訓練を提供する施設のこと。国や自治体が直接運営する施設以外にも、委託を受けた民間の機関でもおこなわれることもある。

職業訓練校に入学できる条件は、受講開始日からさかのぼって1年以内に公共職業訓練を受講していないことです。ハローワークで求職している人なら基本的に無料で受講できるため、お金もかかりません。

職業訓練校で受けられるプログラムの主な種類

  • 簿記会計
  • WEBデザイン
  • プログラミング
  • 国際ビジネス
  • 社会保険・経理FP
  • 医療事務・介護事務

上記のように、いろいろなジャンルの職業訓練校があるので、興味のあるものを勉強して資格を取ってから転職活動してみてください。

就職で有利になる資格を業界・状況別でまとめた記事はこちらになります。資格を取ることを検討している人は参考にして、自分の状況に合った資格を探してみてください。
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説

アドバイザーコメント

仕事が怖い時は1人で悩まず周りに頼ろう

仕事が怖くて本当につらい場合、1人で悩んでいるだけでは解決しません。我慢すれば良いと無理してしまうと病気になってしまい、仕事ができなくなることもあります。

誰でも合わない環境はあります。働く環境を変えれば周囲の人間や仕事のやり方も変わるでしょう。環境を変えることで、新たな気持ちで仕事ができます。環境を変える方法について考えてみましょう。

部署異動

現在の仕事や職場の人間関係がうまくいかずつらいなら、部署異動を希望する方法があります。ただし部署が変わっても同じ企業のため、環境が変わらないリスクもあり、部署異動が認められないこともあるでしょう。

転職

現在の仕事が怖くてつらい場合は、なぜ怖いのか分析したうえで、怖くてつらい環境に該当しない企業へ転職をする方法があります。

転職をして企業が変われば周囲の社員も違い、同じ職種でも仕事のやり方が変わります。現職がつらいならば転職活動をすぐスタートして、採用担当者から話を聞いてみると良いでしょう。

スキルを高めたい場合は転職まで時間がかかりますが、退職をして職業訓練校に通う選択肢もあるでしょう。

状況が悪化する? 仕事が怖いと思ったときにやってはいけない行動

仕事が怖いと思ったときにやってはいけない行動

  • 怖いと思う相手に反抗する
  • 仕事を無断欠勤する

仕事が怖くなると精神的につらくなってしまい、感情のコントロールが難しくなることもあるかもしれません。しかし、社会人として働く以上、つらい状況であっても守らなければいけないルールはあります。

感情任せに動いてしまうと、企業から処分を下されたり、懲戒解雇になったりする恐れもあります。そのような状態にならないためにも、仕事が怖いときほど気を付けたい、やってはいけない行動を知っておいてください。

怖いと思う相手に反抗する

仕事が嫌いになる原因となった人に対して、怒りが湧いてくる場合もあるでしょう。

しかし、その対象が上司であっても、同僚であっても強い態度で反抗してはいけません。なぜなら、相手の反感を強く買ってしまい、今より状況を悪化させてしまう可能性があるからです。

もしあなたが手を出してしまえば、自分自身に処分が下る可能性もあります。ひどいことをされた場合は、すぐ人事に相談をして適切な形で対処するのが大切です

日常的に上司からパワハラを受けています……。有効な対処法を教えてください。

鈴木 洵市

プロフィール

パワハラの証拠を押さえて専門家に相談しよ

日常的に上司からパワハラを受けているのであれば、その事実について押さえておくことが必要です。

パワハラの認定について、いつ、どこで、どのような事実があったかということを立証できるようにしておけば、会社なり法律の専門家なりに相談することができます。

自分で何とかしようと思っても、上司はいつも通りの接し方でいるという感覚なので、当事者間ではなかなか解決しづらいのです。

仕事を無断欠勤する

仕事が怖くなってしまうと職場に行くのが憂鬱になって、連絡せずに休みたいと思うかもしれませんが、無断欠勤は絶対にやってはいけません。なぜなら、無断欠勤は就業規則に反する可能性が高く、懲戒解雇をされるリスクがあるからです。

懲戒解雇とは

社内の不正行為やルール違反に対する制裁としておこなわれる解雇のこと。無断欠勤、ハラスメント行為、横領などの問題行動を起こし社内の秩序を乱した人に対しておこなわれる

懲戒解雇されてしまうと、退職金がもらえなかったり、有休を使えず辞めさせられてしまうリスクもあります。また、「懲戒解雇された=過去に問題を起こした人」という事実から、懲戒解雇は転職する際マイナスな要素になることもあるのです。

出社するのが難しい状態になったら、会社に連絡をして休みを取るか休職を申請するなどの対応をしてみてください。

アドバイザーコメント

仕事が怖いと思っても退職代行を使って退職することは避けよう

人によっては仕事が怖いと感じるストレスが強く、退職代行を使って退職しようか悩んでいるかもしれません。たしかに、退職代行は弁護士が監修しているため、法的なリスクを最低限にして退職することができます。

もちろん、ブラック企業で働いていたり、ハラスメントを受けていたりするのであれば、退職代行を使った退職は効果的です。しかし、そうでない状況で退職代行を使うと、問題を解決せずに退職することになります。

退職代行に頼ると自ら解決する力が身に付かない

退職代行を使って退職し、転職をしたとしても、同じ悩みを抱えてしまう可能性があります。仕事が怖いと感じる度に退職せざるを得なくなってしまうため、問題を解決する力が身に付かなくなってしまうのです。

仕事が怖いと思ったときに、人事や上長に相談することで、担当業務を変更したり人事異動したりして環境を変えられるかもしれません。

自分が抱えている問題から逃げるのではなく、きちんと向き合うことで、どの職場でも課題を解決して働ける人材になりますよ。

同じ失敗は繰り返さない! 転職前に分析してほしいこと

転職前に分析してほしいこと

  • 現職でなぜこうなったのか原因をすべて書き出す
  • 自己分析をして仕事に対する価値観を考えてみる
  • 企業研究をして価値観が合う会社を探す

転職して環境が変われば、仕事が怖くなくなる可能性があります。ただ、何も考えずに転職してしまうと、同じような失敗を繰り返す恐れがあるので、入念に準備したうえで転職先を探してください。

「どんな分析をすればいいの?」と疑問に思った人に向けて、具体的にやるべきことを3ステップで解説していくので、こちらを参考にして次の勤務先を選んでみてください。

①現職でなぜこうなったのか原因をすべて書き出す

最初に仕事が怖くなった原因をすべて書き出してみて、なぜこの環境が自分に合わなかったのか分析してください。原因について振り返りをしないと、また同じような環境の職場に転職してしまう可能性があるからです。

仕事が怖くなった原因の例

  • 上司や先輩社員と年齢差があり仕事に対する価値観が合わなかった
  • 結果を出しても成果に反映されず将来性に不安を持った
  • 取引先と関係を築くのが苦手でしんどかった
  • 長時間労働によって心身ともに疲れ切ってしまった

上記のように仕事が怖くなった原因をすべて書き出せば、自分に合わない環境が明確になり、次の就職先を絞る時に有効です。

②自己分析をして仕事に対する価値観を考えてみる

仕事が怖くならないためには、自分の価値観に合った企業を見つけていかなければいけません。そんなときに役立つのが自己分析です。

自己分析とは

自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の価値観などを探っていく作業

新卒の就活でも自己分析をしたかもしれませんが、転職でも自己分析は大切です。なぜなら、人の価値観はいろいろ経験していく中で変わっていくからです。

自己分析を入念にやれば、自分が仕事に対して求めている要素や価値観がわかり、どんな勤務先が合うのか具体的に知ることができます

自己分析の方法はいろいろありますが、転職する際は現職の合わなかった部分から逆算して、自分の価値観を考えることができます。

仕事が怖くなった原因から逆算して自分に合う仕事を考える例

  • 上司や先輩社員と年齢差があり仕事に対する価値観が合わなかった
    →年齢の近い人が集まる平均年齢が若めの企業が合うのではないか
  • 結果を出しても成果に反映されず将来性に不安を持った
    →年功序列の企業より実力主義の方が合うのではないか
  • 取引先と関係を築くのが苦手でしんどかった
    →社内の人とのやりとりが中心となるバックオフィス系の職種が向いているのではないか
  • 長時間労働によって心身ともに疲れ切ってしまった
    →残業が少ない企業、業界、業種が自分に合っているのではないか

このように、仕事が怖くなった原因から、自分に合っている価値観を導き出すこともできるので、ぜひ実践してみてください。

谷所 健一郎

プロフィール

仕事がどういったことで怖くなるのか、原因を整理してみると自己分析ができます。

怖くなる原因が明確になれば、転職では、怖くなる要因がない企業を選択すれば良いのです。これまでの仕事を振り返り、怖くなる原因を認識することが大切です。

自己分析の基本的なやり方についてはこちらでも解説しているので、参考にして実践してみてください。新卒向けの記事ではありますが、既卒・第二新卒でも参考になります。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

楽しく仕事がしたいと考えている人は、こちらの記事で自分にとって楽しい仕事をどう見つけるのかを説明しているので、参考にしてみてください。
楽しい仕事20選|3ステップで自分にぴったりの仕事を見つけよう

③企業研究をして価値観が合う会社を探す

企業研究は企業のビジネスモデル、事業内容、労働条件、業界内でのシェア率などを調べ、自分の価値観に合っているかを分析することです

仕事が怖くなった原因を考え自己分析までおこなったら、自分の価値観に合う企業を探していく必要があります。企業研究をする際は以下の方法を活用するのが有効です。

企業研究で活用できるもの

  • 企業の採用ページ
  • 就職四季報
  • 就職情報サイト
  • 新聞やニュース
  • 口コミサイト

企業の採用ページや就職情報サイトには、企業理念や事業内容、募集の条件など基本的な情報が掲載され、就職四季報には平均年収や有休消化率などの労働環境に関する情報などが載っています。

知名度があったり、会社の規模が大きかったりすると新聞やネットニュースなどにその企業が取り上げられているケースもあるので、社長のインタビュー記事や事業内容に関する記事を探してみると、有効な情報を得られる可能性があります。

口コミサイトは、働いている人や過去に在籍していた人がその企業の実情を記載しているサイトです。その企業で働いていた人の口コミが見れるので、情報収集としては有効です。しかし、口コミサイトは不特定多数の人が書いていて、信憑性に欠ける部分もあるため、あくまでも参考程度に活用してください。

既卒・第二新卒が使える口コミサイトの例

企業研究する際は、企業研究ノートを活用してみてください。企業研究ノートとは複数の企業の情報をノートにまとめたものです。具体的な作り方についてはこちらで解説しているので、参考にしてください。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!

就職四季報の使い方がよくわからない人もいますよね。そんな人に向けて、こちらで就職四季報の活用方法を解説しているので、企業研究に役立ててください。
就職四季報の活用方法! 就活を有利にするポイントや読み方を伝授

自分に合った仕事の見つけ方を詳しく知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
良い仕事とは? 自分に合う働き方や会社が必ず見つかる3ステップ

職種の種類についてはこちらで詳しく解説しているので、別の職種に転職したい人は参考にしてみてください。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう

紹介されている企業研究以外にも、SNSを活用した企業研究方法もありますよ。

企業担当者がSNSを活用していたり、社員が社名を公開してSNS運用をしていたりします。SNSを通じて会社の雰囲気や社員について知れるので、併せて活用しましょう。

仕事が怖いと感じる原因を冷静に分析して自分に合った方法で解決しよう

生活をしていくうえで欠かせない仕事が怖い存在となると、毎日が憂鬱になってしまい、人生を充実させるのが難しくなります。

仕事が怖い状況が続いてしまうと精神的なダメージが大きくなり、放置すると体調を崩して社会復帰が難しくなるケースもあるため、早めに対応しなければいけません。

仕事が怖くなる原因や過程は人によって違うため、解決方法も人それぞれです。考え方や行動を少し変えて解決する場合もあれば、部署異動や転職など環境を変えないと解決できないこともあるので、現状を冷静に分析して自分に合った対処法を選んでくださいね。

アドバイザーコメント

仕事が怖いときは自分を責めずに有効な解決方法を考えよう

仕事が怖いと感じてしまうことで、自分が悪いなどと、自分を責めないようにしましょう。また怖くても逃げてはいけないといった固定観念を持たないことです。怖いと悩んでいる原因を分析し、改善するための行動に移すことが大切です。 

仕事が怖いと感じてしまう原因として、仕事のトラブル、激務、上司が怖いなどがあります。

仕事のトラブルで仕事が怖いと感じているならば、職場異動や転職という選択肢もありますが、トラブルはどこでもあります。周囲の評価など気にせず、トラブルや失敗が今後の糧になると捉えてみるのも大切です。

残業が多いなどの激務であれば、同じ企業で職場を変えても改善しない可能性があるので、転職を検討した方が良いかもしれません。上司が怖い場合、部署異動や転職という解決方法がありますが、まずは人事に相談をしてみても良いでしょう。 

放置をすると仕事が継続できなくなるリスクも出てくる

仕事が怖いといった悩みを解決せず放置しておくと、うつ病や適応障害などの病気になってしまい、仕事が継続できなくなるリスクもあります。

仕事が怖いと悩んで仕事ができない状況であれば、休職、部署異動、転職など解決方法はあるので、1人で悩まず人事に相談をすることや、状況によっては診療内科や精神科で診てもらいましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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