この記事のまとめ
- 正社員になれないのは個人と企業で原因が異なる
- 正社員になるステップを4つに分けて解説
- 正社員になれない人には変えるべきマインドがある
正社員は安定しているという理由から、目指す人も多い雇用形態です。親世代の話を聞いたことで、働くなら正社員と考える人も多くいます。
しかし、正社員になりたいと思っても、なかなか希望する企業から内定をもらえなかったり、正社員登用の制度が利用できなかったりと悩む人もいるのではないでしょうか。
この記事では、正社員になれない理由や就職するための4つのステップをキャリアコンサルタントの永田さん、谷猪さん、吉野さんと一緒に解説します。正社員が本当に自分に合った雇用形態かも、改めて考えましょう。
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正社員になれないときは自分と会社の状況を整理しよう!
正社員になれない理由には、本人だけでなく企業が問題を抱えている可能性があります。自分由来の原因でない場合は、転職や志望する企業の方向性を変えたりする必要が出てきます。
しかし、自分がなぜ正社員になれないのか、わからないから悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事の前半では、正社員になれない理由を自分と会社に分けて解説します。自分に当てはまる理由を見つけて、解決する方法を見つけましょう。
その後で、正社員になれない人が求人を探す方法やおすすめの就活方法を解説します。正社員になる方法を身に付けて、希望する企業への入社を果たしましょう。
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正社員になれない理由は年齢ではない!
そもそも、年齢が上がってくると正社員になれないという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。しかし厚生労働省の発表する募集・採用における年齢制限禁止についてによると、労働者の年齢を制限することは禁止されています。
そのため、企業は正社員を採用するときに年齢制限を設けることはできないのです。とは言え、入社後になるべく長く働いてくれる人材を求めることから、若い世代の人材を求める企業は多くあります。
正社員になりたいと思ったら、なるべく早めに行動することがおすすめです。
- 20代後半では、未経験の正社員採用は難しいのではと不安に思っています。20代後半でも未経験の職種につくコツがあれば教えてください。
応募したい職種の「お試し体験」がおすすめ
お試し体験とは、短期アルバイトや資格取得、学習などが具体的な方法です。職種によって人気倍率は異なりますが、特に事務職は注意が必要です。有効求人倍率が0.3程度と低く、希望者3~4人に対して1件の求人しかありません。
一方、人手不足の分野では門戸が広く開かれています。どの職種でも、採用されてからの年月が長いため、受かりやすさだけを気にせず、「お試し行動」を通じて自分の適性を深く考えましょう。
自分の状況を確認! 正社員以外の状況
正社員以外の状況
- 現在雇用されていない
- フリーター
- 派遣社員
- 契約社員
自分が正社員になれない理由を明確にするには、まずは自分が置かれている状況を理解して行動を進めなければいけません。自分の状況を理解できていないと、適切な対応ができず、正社員雇用が遠のく可能性もあるからです。
ここでは、正社員以外の雇用形態の詳細を解説します。自分が当てはまる分類を理解して、それに合わせた対策を考えましょう。
現在雇用されていない
正社員になりたいと思っていても、納得いく就職先が見つからず、今はどこにも雇用されていないケースがあります。現在企業に雇用されていない場合は、就職活動にかける時間を増やせるため、自己分析や企業研究へ時間を割け、ミスマッチの少ない就職活動が可能です。
一方で、一人暮らしや家計を支える必要のある立場だと、職がないことに焦ってしまう場合もあります。正社員になりたい気持ちがあるものの、生活のためにほかの選択肢を選ぶ人もいるのです。
現在雇用されていない人は、就活のかけられる時間が多いというメリットを持ちつつ、生活費の不安がある場合は早めの就職活動が必要になります。
状況にもよりますが、仮に空白期間があったとしてもそこに何かしらの理由があるならば特に気にはならないですね。聞かれた際は、「その期間は〇〇でした」と包み隠さず理由を述べることができれば大丈夫だと思います。
フリーター
現在正規で雇用されていない場合でも、アルバイトで飲食店や小売店に勤める人も多くいます。どこにも雇用されていない状況に比べて経済的に安定するため、一人暮らしの人でも取りやすい選択肢です。
また、フリーターとして働いている場合、シフトも相談次第で融通が効く可能性があります。プライベートが優先できるだけでなく、面接が入ってしまった場合でも対応できる可能性が高まるのです。
この方法は、働きながら正社員になれる就職先を探したいという人が多くとっています。ただし、アルバイト先を辞めるには1カ月前に申請が必要な場合もあるため、正社員に就職先が決まった場合は、入社日やアルバイトの最終勤務日を調整する必要があります。
派遣社員
派遣会社に登録して仕事をする派遣社員も、企業の正規雇用ではない区分です。しかし、企業に実際勤務して働ける分実務経験が身に付くうえ、企業によっては制度の利用で正社員になれる可能性があります。
さらに、派遣会社から企業の紹介を受けるため、自分で一から就職活動をするよりも仕事が決まりやすい傾向があります。正社員ではないものの、事前に雇用期間が定めらるため、急に仕事がなくなる心配が少ない点もメリットです。
一方で、派遣社員として働いたとしても、必ずしも正社員になれるわけではありません。長い期間勤めても契約期間の終了とともに仕事を失う可能性があるため、正社員より安定性は低いといえます。
契約社員
契約社員は、正社員とほとんど変わらない条件で雇用されるものの、雇用期間に定めがある雇用形態です。正社員はほとんどの場合、定年まで働くことを前提として雇用されてますが、契約社員は事前に決めた契約満了日が来ると解雇か更新が選択されます。
契約社員と派遣社員と異なる点は、企業に直接雇用されるのか、派遣会社に登録するのかという点です。また、福利厚生の内容や給与の支払い先など細かな点も変わってきます。
さらに、契約社員として勤める場合でも、期間が5年を過ぎれば無期労働契約に切り替えることができる法律があります。労働条件はそのままで雇用期間の制限がなくなるため、長く契約社員として勤める人は選択肢にいれるのもおすすめです。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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改善すれば内定の可能性アップ! 現在雇用されていない場合で正社員になれない原因
現在雇用されていない場合で正社員になれない原因
現在働いていない場合で正社員になれないのは、自分の就職活動の軸がはっきりしておらずうまくいっていない場合や、自分に合った企業を選べていない可能性が考えられます。これらの理由は自分が考え方や方法を変えれば内定をもらえる可能性が高いため、直すべき部分を明確にしましょう。
ここでは、現在雇用されていない場合で正社員になれない原因を解説します。項目別に解決する方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。
就職活動がうまくいかない
現在雇用されていない場合、就職活動にかける時間は多いものの、自己分析や企業研究が足りないことで就職活動がうまくいかず、正社員になれない可能性があります。自分のスキルや経験に見合った企業を選べていなかったり、企業の特徴を理解できていなかったりすると、採用担当者に魅力的に映らない場合があるのです。
就職活動がうまくいかないときは、まず自己分析で自分の目指す方向性が本当に合っているのか考えましょう。そのうえで、業界研究や企業研究を重ねて会社への理解を深め、選考に参加する必要があります。
分析や研究の結果を踏まえ、自分が企業に必要な人材だとアピールしましょう。
しかし、自己分析や企業研究はやり方を間違えてしまえば効果が出にくくなります。下記の記事ではそれぞれのやり方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
自己分析
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
企業研究
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
業界研究
業界研究のやり方|業界全体をとらえたうえで気になる業界を研究しよう
企業選びの視野が狭い
正社員になれない理由として、就職活動を進めているものの、大企業や決まった場所にある会社など、狭い視点で企業選びをしていることも挙げられます。企業の選択肢が少ないからこそ、自分に合った会社が見つからず、正社員になれる会社が見つからないのです。
企業選びの視野が狭いときは、始めに自分が就職先に求める条件を書き出しましょう。そのなかから譲れないものを明確にすることで、条件を緩めやすくなります。志望企業の幅を広げてみると、今までの条件では気付かなかった企業を見つけられる可能性が高まります。
条件はなるべく譲りたくないと考えるかもしれませんが、正社員になるためにも、一つずつ譲れるものを探していきましょう。
優先順位の付け方に悩んだら、求人票に記載されている求人条件に、自分が大事だと思っているものに一番から順番に番号をつけてましょう。下位の番号は、自分にとって譲れる条件となります。
社会人としてのマナーが身に付いていない
就職活動を進めて面接におこなっているにもかかわらず、採用されないことで正社員になれていない場合もあります。いくら選考に参加したとしても、身だしなみや言葉遣いなどの基本的な社会人のマナーが身に付いていなければ、選考突破は難しくなるのです。
たとえば、選考に参加するときに遅刻したりスーツがしわだらけだったりすると、採用担当者の印象は良くありません。ほかに魅力的な候補者がいれば、そちらに内定を出してしまう可能性があります。
選考を受けていても突破できない場合は、志望動機や自己PRを見直すだけでなく、自分の社会人マナーが問題ないか考えましょう。また、どのような点を意識すれば良いかわからないときは、下記の記事に目を通し直すべき部分を探すことがおすすめです。
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自分に自信がない
自分に自信がないと、正社員の面接時に自分を魅力的にアピールできず、採用されない場合があります。今まで選考に落ちる経験が多かったり、責任のある仕事を任せてもらった経験が少なかったりすると、自分に自信を持ちにくくなる人もいるのです。
自信のなさを解消するためには、「なぜ自信がないのか」という部分を明確にする必要があります。「スキルが足りないなら勉強をする」、「失敗した経験があるならうまくいった点に目を向ける」などすることで、自分に自信を持ちやすくなります。
さらに、面接時は自信がなく見えないよう声の大きさは話し方に注意することで、採用担当者にも魅力的な人材に見えやすくなるのです。
- フリーターの期間が長く自分に自信が持てません。正社員の面接を突破するために、意識するポイントを教えてください。
自分に自信を持てる企業に挑戦しよう
確かに正社員として働いていない期間が長くなっていると自信を失ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、自信がない状態で仮に正社員になれたとしても、そこからモチベーションを向上させながら仕事をすることはできるのでしょうか?さらに、果たしてその状況は自分にとって本当に幸せなのでしょうか。
もしかしたら、自分に不相応な企業に応募しようとしている可能性もあります。面接に臨むならば、自信というのは必須事項だと思います。
そのため、自分が自信を持って挑める会社なのかどうか今一度しっかり検討する必要があるのかもしれませんね。
スキルが不足している
目指す職業に必要なスキルが不足していると、内定が獲得できず、正社員になれないケースがあります。たとえば、英語でのやりとりが必要な企業を希望しているにもかかわらず、語学力を裏付けるエピソードがなければ、採用担当者は候補者が入社後に活躍するイメージを持ちにくくなるのです。
このタイプの人が正社員になるには、希望する方向性に合わせたスキルを事前に身に付ける必要があります。もしくは、志望する企業や業界自体を変える必要性が出てくるケースもあります。
まずは自分が目指す職業にはどのようなスキル・知識が必要なのかを見極め、今からでも取得できるものなのか確認しましょう。
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既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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原因は自分だけではない! フリーター・派遣社員・契約社員が正社員になれない原因
フリーター・派遣社員・契約社員が正社員になれない原因
- 主的に行動していない
- 社員と関係性を築けていない
- 社員登用制度が設けられていない
- 会社が正社員を募集していない
現在フリーターや派遣社員などで働いている場合は、会社や制度が原因で正社員になれていない可能性が考えられます。その場合、今の企業で正社員になるのは難しく、ほかの企業を目指す必要が出てくる場合もあるのです。
ここからは、自分以外に原因があるときの、正社員になれない理由を4つ解説します。企業側にどのような理由があるのか理解して、今後の動き方を決めましょう。
自主的に行動していない
企業に正社員登用の制度があっても、自分から希望を出さなければ使用できないケースがあります。たとえば、アルバイトや契約期間で5年以上働いている人は、希望があれば無期労働契約への変更が可能ですが、希望しなければ適用されません。
また「正社員になりたい」という気持ちは持ちつつ、就職活動をしていない場合もこのタイプに当てはまります。自ら現状を変えようと主体的に動いていないため、雇用形態も変わらないのです。
このタイプの人が正社員になるためには、まずは何かしら行動する必要があります。働いている企業には正社員登用の制度があるのか、利用できるのか、ほかの会社を目指したほうが良いのかと、順序立てて行動することで、正社員になれる確率が高まります。
社員と関係性を築けていない
企業に正社員登用の制度があっても、社員と関係性が築けていなければ、提案されない可能性があります。また、「正社員登用の制度を使用しても一緒に働きたい」と思われていなければ、契約期間が満了するとともに解雇される可能性もあるのです。
社員と関係性を築くためには、日々挨拶をして交流を深めておく必要があります。さらに、与えられた仕事を責任感持っておこなうことで、信用してもらえる確率も高まります。
関係性を築くことは一朝一夕でできるわけではなく、日々の積み重ねが重要です。コミュニケーションを取るのが苦手な人でも、相手が喜ぶためにはどのように行動するかを考えることで、信頼関係を築きやすくなります。
社員登用制度が設けられていない
会社に社員登用制度自体がなければ、アルバイトから正社員になるのは難しくなります。
本来企業は、厚生労働省が発表する短時間労働者および有期雇用労働者の雇用管理の改善などに関する法律によって非正規雇用の社員を正社員に転換することを推進されています。しかし、正社員登用制度自体は義務付けられていないため、制度自体を取り入れていない企業もあるのです。
自身が働いている勤務先に正社員登用制度があるかわからないときは、社員に確認しておきましょう。
また、正社員登用制度として似たものでは、5年ルールです。こちらは契約期間に取り決めがなくなるのであり、雇用形態自体は正社員にならないため注意しましょう。
社員登用が制度化されていない会社も多いです。まずは上司に、「この会社でアルバイトから正社員になった人はいますか? どうやったらなれるんですか?」と率直に相談してみましょう。
社員登用されるための努力の仕方がわかると、仕事への意欲も高まります。
会社が正社員を募集していない
企業によっては、財政状況や人員の関係で正社員を募集していない可能性があります。たとえば接客業であれば、客数が増える時間帯は人手が必要なものの、空いている時間の人件費を節約したいケースが考えられるのです。
正社員として採用すれば、基本的には1日決められた時間の就業が必要となり、その分の賃金も発生します。なるべく人件費を抑えたいと考えている企業であれば、必要な時間に必要な人数のみを採用したいと考える可能性があるのです。
そのため、すでにアルバイトで働いている人を正社員としては採用せず、人が必要な時間帯のみシフトに入るよう調整している場合もあります。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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自分が目指す理由を明確にしよう! 正社員になるメリット
正社員になるメリット
- 福利厚生が充実していることが多い
- さまざまな仕事を任せられる
- 社会的な信用が高まる
- 収入が安定する
実際に正社員を目指して行動を始める前に、正社員になるメリットを理解しておくと、行動する理由が明確になります。メリット面を理解しないまま行動に移せば、途中で挫折してしまう可能性もあるのです。
ここからは、正社員になるメリットを4つ解説します。魅力的に感じる部分を確認し、正社員を目指す理由を明確にしましょう。
収入が安定する
正社員として働いていれば、基本的に月の給与は決まっており、欠勤や早退がなければ毎月同じ金額が支給されます。月々の収入を想定しやすく、生活を安定させやすいという点がメリットです。
一方でアルバイトとして働いていると、基本的には1時間あたりの給与が決まっており、働いた時間分の収入が得られます。そのため、シフトに入らない日が多い月や、体調不良によって長期間休んだ場合は収入が少なくなる可能性があるのです。
アルバイトでは、人員の関係により自分が出勤したいと思っていても出られない日もあります。正社員として雇用されれば人員の関係でシフトを減らされる心配はなく、毎月安定した収入を得ることができるのです。
福利厚生が充実していることが多い
正社員として働いていると、退職金やボーナスなどの福利厚生が充実している場合も多いです。
近年では厚生労働省の発表する同一労働同一賃金によって、正社員と非正規雇用の待遇差を作ることが禁止されています。そのため、アルバイトや契約社員でも社会保険への加入や健康診断の実施などの福利厚生は利用できます。
しかし、アルバイトや契約社員の非正規雇用の社員がすべての福利厚生が使えるとは限らず、企業の支払いが義務ではない退職金がなかったり、ボーナスの支給額が少なくなったりするのです。
働いている企業の福利厚生に魅力を感じる場合は、正社員になるための行動が必要になります。
さまざまな仕事を任せられる
正社員になると、アルバイトや契約社員よりも勤務時間が増え責任ある仕事を任せられる機会が多くなるため、仕事内容も幅広くなります。
たとえば、アルバイトのときは店舗の一スタッフだった場合でも、正社員になれば店長やエリアマネージャーなど役職が上がっていく可能性があるのです。役職が上がれば今までの仕事に加え、商品の発注やスタッフのマネジメントを任せられます。できることが増え、やりがいにもつながるのです。
さらに、地方に支社がある企業なら、出張や転勤でほかの地域にいく機会も増える可能性があります。旅行が好きな人であれば、仕事の関係でさまざまな地域に行けるのは楽しいと感じる場合もあります。
まず仕事を任せてもらえることは、少なからず相手に”期待をしている状態”です。与えられた仕事を愚直にこなしていくことで、信頼が得られ出世に繋がっていきます。地位や給与を望むのであれば、仕事に前向きに取り組むことで道が拓けてきます。
社会的な信用が高まる
正社員として企業に勤めていれば、クレジットカードの作成やローンの申請などをおこなうときに、社会的な信用の高さから通りやすくなる可能性が高まります。正社員は基本的には定年まで企業に勤めることが多いと考えられており、急に仕事を辞めて収入がなくなる心配は少ないと考えられているからです。
一方でアルバイトや契約社員の場合、毎月決まっている収入がなかったり契約期間の満了とともに仕事を失ったりする可能性があるため、正社員に比べると社会的な信用は高くない傾向があります。
車や家など大きな買いものをするときにローンを組む場合は、企業に勤めているほうが頭金が少なく済み、希望のプランを組める可能性があるのです。
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職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
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後悔しないために! 正社員になるデメリット
正社員になるデメリット
- 残業や休日出勤の可能性が増える
- 決まった時間に働く必要がある
- 転勤や異動の可能性がともなう
- 好きな仕事に就けるとは限らない
良い面が多いと思われる正社員ですが、デメリット面も理解しておかなければ、入社後に理想と違ったと後悔する可能性があります。正社員はアルバイトや契約社員に比べると制約も多く、働くときの自由度は減るからです。
この章では、正社員になるデメリットを4つ解説します。デメリットを理解したうえで、納得してから正社員を目指しましょう。
残業や休日出勤の可能性が増える
正社員になると、仕事が終わらないときに明日へ持ち越せるとは限らず、アルバイトや契約社員・派遣社員の頃とは異なり、残業や休日出勤が増える可能性があります。
たとえば、翌日の朝必要な資料があれば、完成させてから帰らないといけない場面もあるのです。自分や上司がプレゼンするときに必要な資料であれば、完成させずに帰宅する選択肢をとらない人もいるのではないでしょうか。ほかの人に任せられない仕事も多いため、自分が残業や休日出勤しなければいけないケースもあるのです。
アルバイトや派遣社員の仕事は、正社員でもおこなえる場合が多いです。そのため、基本的には決められた就業時間が来れば帰宅が許されるケースも多くあります。
決まった時間に働く必要がある
正社員は月に決められた日数・時間を働くことが契約によって決められているため、自由に働く時間を変えられるわけではありません。プライベートの都合で急な早退や遅刻が必要になったときは、有給休暇を使用したり欠勤したりする必要が出てきます。
アルバイトやパートとして勤務している場合、シフトの提出日までに出勤できる時間を伝えれば問題ない企業も多くあります。なかには、シフトの提出が2週間ごとのため、ぎりぎりでも予定を変えられる場合もあるのです。
そのため、毎月決まった時間に働くことができる人でないと、正社員になるのは難しくなるのです。
転勤や異動の可能性がともなう
正社員として勤める場合、企業から別の支社へ転勤や異動の指示が出れば従わなければいけない理由が高くなります。地元で就職したとして、別の地域に支社がある企業の場合は、人員の関係で異動を命じられる可能性もあるのです。
異動や転勤を拒否するためには、介護の家族がいたり、もともとの契約内容と違ったりなどやむを得ない理由が必要です。正当な理由がなけれながなければ拒否できないことも多く、ずっと同じ場所で働きたい人にとっては大きな弊害といえます。
また、引越しをともなう転勤でなくても、同じ地域でも複数の店舗を持つ小売店に勤務する場合、近い距離での異動が命じられる可能性もあります。
- 正社員になりたいですが、転勤や異動はしたくありません。企業選びのコツを教えてください。
企業の事業所の数や地域を確認しよう
事業所が一カ所しかなく、他地域への展開予定がない会社では、転勤の可能性は低いでしょう。どうしても職種や部署異動を避けたいなら、入社後に実績を残し、「この部署に欠かせない存在」として信頼を得ることが役立ちます。
入社前に「転勤や異動はしたくない」と考えている場合、自分で交渉・調整する能力が必要です。
しかし、転勤・異動をしたくないという気持ちは、単に未知のことに対する不安かもしれません。正社員になるにあたって、心配性の自分からどう成長したいのかを考えましょう。
好きな仕事に就けるとは限らない
正社員として働く場合、会社の人員の関係や人材の適性によって、希望する仕事を任せてもらえるとは限りません。たとえば、事務職を希望して面接を受けたとしても、採用担当者や所属部署の上司の判断によって営業職を任せられる可能性もあるのです。
契約時に通知される業務内容と異なる仕事であれば、改善の交渉は可能です。しかし、企業の状況によって必ずしも通るとは限らず、そのまま雇用契約の解除となる可能性も否定できません。
ほかにも、やりたい仕事をできる企業を志望して面接を受けたとしても、採用されるとは限りません。早めに正社員になりたい場合は、ほかの仕事を探す必要が出てくる可能性もあるのです。
流れに沿って行動! 正社員になれない人が就職する4つのステップ
正社員になれない人が就職する4つのステップ
- 自己分析で正社員として働きたい仕事を明確にする
- 正社員に必要なスキルや知識を身に付ける
- 企業分析をおこない正社員として働きたい企業を見つける
- 面接対策をおこない選考を突破する
メリットやデメリットを理解したうえで就職活動をしていても、正社員になれないことで悩む人もいるのではないでしょうか。その場合は、就職活動でおこなうべきステップが漏れている可能性が考えられます。
ここからは、正社員になれない人が就職するステップを4つに分けて解説します。自分の手順と見比べて、足りない部分を補填していきましょう。
①自己分析で正社員として働きたい仕事を明確にする
正社員を目指すときは、いきなりさまざまな企業に応募するのではなく、自己分析をおこなって「自分が正社員になってどんな仕事をしたいのか」を明確にしましょう。
興味のない仕事に応募しても、志望度の低さから志望動機や自己PRの作成がうまくいかず、内定がもらえない可能性があります。内定が出たとしても、仕事内容に興味がなければモチベーションを保てないため、続けられない場合もあるのです。
自己分析のやり方
- 正社員になってどんな仕事をしたいのか考える
- なぜその仕事をしたいのか深掘りする
- 仕事に興味を持った理由を深掘りする
- その仕事で将来的にどうなりたいかを考える
自己分析で深掘りした内容は、企業で面接を受けるときに伝える志望動機や自己PR作成時のエピソード作りにも役立つため、見返せるようにメモしておきましょう。
私の場合だと、働きたい仕事を明確にするために、職業情報提供サイト(日本版O-NET)(愛称:job tag(じょぶたぐ))やジョブカードの自己診断ツールを使用して自己分析をおこないます。
パソコンやスマホがあれば、手軽に自己分析が使えるためおすすめです。
現在の仕事で正社員用等制度が使えるか確認する
今アルバイトや契約社員で企業に勤めている人は、正社員登用の制度が使えるか社員に確認しましょう。正社員登用の制度を使用できれば、人間関係や仕事内容を変えずに正社員になることができます。
ただし、正社員登用の制度が用意されていても、会社によって登用の条件や基準があるため事前に確認しておくと安心です。面接や筆記試験を実施する可能性もあるため、どのような方法で判断されるのかも合わせてチェックしましょう。
また、企業によっては正社員登用の制度自体はあっても、実績がない可能性もあります。今まで正社員に登用された人の傾向を確認し、実績がないのであればほかの企業に転職することも選択肢にいれましょう。
- 社員に正社員登用についてたずねるときに角を立てずに会話する聞き方を教えてください。
角が立つかどうかは言い方やコミュニケーションの取り方次第
たとえば、「正社員登用された人はいますか?」と無表情で聞けば、人によっては不快に感じる人もいるかもしれません。
しかし、「私はどうにか正社員になりたいと考えていますが、これまで正社員登用された人はいるんでしょうか?」と穏和な表情で質問することでm相手を嫌な気持ちにさせないこともできます。
大事なのは、質問内容というよりコミュニケーションの取り方の問題と考えます。
②正社員に必要なスキルや知識を身に付ける
目指す職業によって必要なスキルは変わってくるため、自分に足りない知識やスキルを明確にして、身に付ける努力をしましょう。たとえば、経理の仕事を目指すなら、簿記の資格を取得しておくと有利に就職活動ができる確率が高まります。ほかにも、エンジニアを目指すならプログラミングの技術やIT関連の資格を取得する選択肢もあるのです。
知識やスキルを身に付けるためには、資格の勉強やスクールに通う方法があります。取得したい知識やスキルによって身に付け方が異なるので、自分に必要なスキルが明確になったら、身に付け方も調べましょう。
また、身近に必要なスキルを身に付けている人がいれば、どのように技術を高めたのか聞いてみることも、実際の意見が理解できおすすめです。
まずは何か資格が欲しいと考えた場合は、下記の記事を参考にこれからの仕事に役立つものを選ぶのもおすすめです。
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③企業分析をおこない正社員として働きたい企業を見つける
就職活動を開始できる状況になったら、希望する職種の企業に手当たり次第応募するのではなく、企業分析をおこない企業の特徴を理解しましょう。同じ職種が存在する会社でも、企業によって理念や社風が異なるため、自分に合った会社を見つけることが正社員を続けるための近道です。
企業分析をおこなうときは、以下の項目を比較しましょう。
企業分析で比較する項目
- 基本情報
- 経営理念
- 業績
- 事業内容の特徴
- 企業の強み
- 企業の弱点や課題
- 同業他社との違い
- 求める人物像
- 社風
- 将来性
- 給与・年収
- 福利厚生
- 勤務地・転勤の有無
- 就業時間・休日
- 選考フロー
- 所感や疑問点
すべて埋まらなくても、ノートに並べて比較することで違いが理解しやすくなります。魅力を感じる企業を見つけたら、さらに内容を深掘りして企業の理解度を高めましょう。
④面接対策をおこない選考を突破する
希望する企業に入社するためには、聞かれる可能性がある質問の回答を考えたり、落ち着いて話すための面接練習をしたりなど、選考対策が重要です。面接は普段とは異なる雰囲気でおこなわれるため、対策なしでは緊張してしまい、自分の魅力を伝えきれない人も多いです。
面接対策をするには、家族や友人に採用担当者の代わりをしてもらい、受け答えの様子や内容に客観的なアドバイスをもらいましょう。一人でおこなう場合は、質問に回答している様子を動画に撮っておき、見返すことがおすすめです。
面接練習のやり方を詳しく知りたい人は、下記の記事で解説しているため、目を通してから実際におこなってみましょう。
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面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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広い視野を持とう! 正社員になれない人の求人の探し方
正社員になれない人の求人の探し方
- 未経験可の求人を探す
- 社員育成に力を入れている企業を探す
- 希望条件を下げる
ステップ通りに就職活動を進めているにもかかわらず、内定がなかなか出ない人は、求人の探し方に問題がある可能性を考えましょう。経験者を募集している企業に応募したり、条件が良い求人ばかり選んでいては、ライバルの多さから内定が出ない可能性があります。
ここからは、正社員になれない人の求人の探し方を解説します。自分の視野を広くして、今まで選ばなかった企業を選択肢にいれましょう。
未経験可の求人を探す
目指す職業の実務経験がない人は、「未経験可」と記載されている求人を選びましょう。企業は即戦力を求めている場合も多いため、未経験可と記載されていない場合は経験者しか採用していない可能性があります。
一方で、未経験可と記載している企業であれば採用の間口を広げているため、社風に合う人材だったりポテンシャルに魅力を感じてもらえたりすれば、今まで違う仕事をしていた人でも内定が出る可能性があるのです。
ただし、未経験可の求人であっても仕事への適性は重視されるため、志望動機や自己PRは企業に貢献できる内容を意識しましょう。
未経験可の求人に応募するときは、職種研究の成果を伝えましょう。
自主的な資格取得や経験者の話を聞く機会を作る、書籍で調べた努力をアピールするなどで説得力が増します。また、インターネット以外の方法で研究をおこなってみると、ほかの候補者に対して優位性を示すことができます。
社員育成に力を入れている企業を探す
IT系を始めとした技術が必要な業界のなかには、社員を一から育成する研修制度を用意している企業もあります。そのような企業を志望すれば、今はスキルがなくても入社後に身に付けられ、活躍できる確率が高まるのです。
企業がこのような研修制度を設けるのは、「自社に必要なスキルを持った人材を育てたい」「未経験だからといって優秀な人材を逃したくない」などの考えがあるからです。
研修制度が整っている企業は求人票に記載しているケースが多いため、未経験からスキルを身に付けて働きたい人は選択肢にいれましょう。また、仕事を探すときにハローワークや転職エージェントを利用する場合は、担当者に研修制度が充実した企業を勧めてもらう方法もあります。
希望条件を下げる
就職活動をしているにもかかわらず内定が出ないのには、希望条件の高さも関係している可能性があります。人によって給与や福利厚生など求める内容は異なりますが、なるべく条件が良い企業に入社したいという考えを持つ人は多いです。
しかし、条件の多い企業はそれだけ候補者が集まりやすい傾向があります。未経験可であっても、経験者の応募があればそちらの候補者を採用してしまう可能性もあるのです。
そのため、就職活動を続けていてもなかなか正社員になれない場合は、希望条件を下げる選択肢を持ちましょう。給与や通勤時間、休みの曜日など人によって重視する内容は異なるため、自分がどの点であれば妥協できるのか検討することが後悔しない秘訣です。
内定がでないなら! なかなか正社員になれない人におすすめの就活方法
なかなか正社員になれない人におすすめの就活方法
- 複数の求人サイトを活用する
- ハローワークを利用する
- 知人や友人に紹介してもらう
- 転職エージェントを利用する
就職活動を続けていても正社員になれないのは、仕事の探し方に問題がある可能性も考えられます。一つの方法でうまくいかないのであれば、複数の方法で仕事を探すことにより、納得いく企業を見つけられる可能性が高まるのです。
この章では、なかなか正社員になれない人におすすめの就活方法を解説します。すべて無料でできる方法のため、なるべく多くの方法を試してみましょう。
複数の求人サイトを活用する
求人を出している企業を探すときは、求人サイトを利用する人が多いです。しかし、どの企業に求人を出しているかは企業によって異なるため、複数の求人サイトを利用することでより多くの選択肢から就職先を探せます。
求人サイトを利用するときは、dodaやマイナビ転職などの大手求人サイトだけでなく、各業界に特化したサイトを利用するのも、大手には求人を出していない企業に出会える可能性がありおすすめです。
ただし、利用する求人サイトが増えすぎるとメールの多さから大切な連絡を見逃してしまう可能性もあります。利用時は2〜3個に留め、めぼしい求人がないと感じたとき追加で求人サイトへの登録を考えましょう。
正社員経験がない人が仕事を探しやすいサイトとなると、「サイトの見やすさ」「検索のしやすさ」「情報の網羅性」があると良いと思います。
その点では大手の求人サイトであるdoda、ビズリーチ、リクルートエージェントなど名の知れたサイトで良いと思います。
ハローワークを利用する
自分一人で良い就職先を見つけられない場合は、住んでいる地域にあるハローワークの利用も検討しましょう。
大手の求人サイトや転職エージェントは掲載に費用がかかり、人材を獲得するまでのコストが高く中小企業だと利用できない場合があります。その点ハローワークには、求人の掲載量がかからないため、採用にコストをさくことが難しい地域に密接した企業の求人を見つけられる可能性があるのです。
利用時には履歴書の添削や面接練習などのサポートも受けられるため、一人で就職活動をするよりも内定が出る確率は高まります。また、積極的に求人を紹介されるわけではないため、自分のペースで仕事を探せるという魅力もあります。
知人や友人に紹介してもらう
友人や知人が働いている会社や知り合いの企業で人材を探している場合は、募集してもらうのもおすすめの方法です。友人や知人を通して紹介される分、ブラック企業や明らかな問題がある企業を避けられるというメリットがあります。
さらに、入社前に実際の仕事内容や社風など企業の情報を得やすい点も利点です。入社後のミスマッチが避けられ、後悔する可能性を減らして就職先を見つけられます。
ただし、友人や知人に紹介してもらった場合でも、必ずしも入社できるとは限らないため注意しましょう。面接の結果で企業に合わないと思われれば、内定が出ない可能性もあるのです。そのため、面接時は自分を魅力的に思ってもらえるよう、しっかりアピールしましょう。
転職エージェントを利用する
自分に合った仕事が見つからず正社員になれないときは、求人の提案や選考対策をサポートしてくれる転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは求職者が無料で利用できるサービスであり、希望の条件や今までの経歴をもとに適切な求人を提案してくれます。
さらに、転職エージェントでは履歴書や職務経歴書の添削をおこなってくれるため、企業にとってより魅力的な書類が作成できます。面接練習も実施できるので、当日に緊張する可能性を減らせる点も魅力です。
しかし、転職エージェントはサービスによって対応地域が異なるため、住んでいる地域で利用できるのか確認してから登録しましょう。
就職活動がうまくいく人の共通点は、自分の今までの経験から就職できそうな仕事内容を理解している人はうまく行く人が多いです。簡潔にまとめると、「自分のことがわかっている人」です。
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チャレンジしてみよう! 未経験でも正社員になりやすい職業7選
未経験から正社員への就職を目指すなら、経験がなくても内定が出やすい職業を選んで就職活動をする方法もあります。しかし、人によって向き不向きがあるため、自分に合っているのかしっかり吟味して選びましょう。
ここでは、未経験でも正社員になりやすい職業を7つ紹介します。自分の適性を見極めながら、興味がある職業を見つけましょう。
①営業職
営業職は不動産やルート営業など企業が売り上げを大きくするために、顧客とやりとりをしていく職業です。たとえば、メーカーであれば製品を顧客に提案する営業職が必要となり、不動産であれば顧客に適した物件を紹介する存在が必要です。
今まで正社員になった経験がない人が営業職を目指すなら、顧客の要望を汲み取るヒアリング力やなぜ必要なのかを説明できる提案力をアピールしましょう。顧客によってサービスや製品が必要な状況は異なるため、一人ひとりに合わせた提案をできる能力が大切です
一方で、人と話すのが苦手な人や社外の人とのコミュニケーションが苦手な人だと働いていてつらくなってしまう可能性もあるため注意しましょう。
接客やサービスなど人とかかわる仕事経験は、営業職入社しととき非常に活かしやすいです。また、自動車の運転ができると、取引先の訪問に役立ちます。さらに、「人に喜んでもらいたい」という貢献意欲は、営業適性にもつながります。
今まで営業職に近い仕事をしていないと、適性自体があるのか判断が難しい人もいるのではないでしょうか。下記の記事では営業職に向いていない人を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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②エンジニア
エンジニアは、プログラミングや工学の知識を活かしてソフトウェアやハードウェアの開発や運用をおこなう仕事です。一言でエンジニアといっても求められるスキルはさまざまで、未経験者が目指す場合は自分がやりたい仕事にはどのようなスキルが必要になるのか調べる必要があります。
エンジニアに向いているのは、新しい技術を身に付けることが好きな好奇心旺盛な人やトラブルが起きたときに解決策を考えられる問題解決力を持つ人です。
また、正社員として働いた経験がない人がエンジニアを目指すなら、社内の教育制度が整っている企業を選びましょう。一から研修してくれる場合が多いため、企業で活躍するための能力を身に付けられます。
未経験でもエンジニアを目指す場合は、後悔しないために求人をしっかり選びましょう。こちらの記事では未経験からエンジニアに転職するときに求人を見極める方法を解説しているため、目を通しておきましょう。
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③介護職
なかなか正社員になれない人が体を動かす仕事を探すときは、高齢者や障害者の生活を支援する介護職もやりがいがあります。介護職は一度務めれば技術が身に付くため、長く働ける職業です。
介護職は常に利用者と近い距離感で業務にあたるため、思いやりを持っていたり人に合わせて対応を柔軟に変えられる能力が求められます。さらに、日常生活をサポートすることから命を扱う責任感も必要です。
介護業界は大変なイメージを持つ人もいますが、一方で他者に感謝されることも多くやりがいを持って働ける職業です。正社員になって自信を持って働きたい人であれば、つらいことがあっても努力して続けられる可能性が高まります。
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④Webデザイナー
パソコンを使った仕事を正社員でしたい人は、Webデザイナーも選択肢に挙がります。Webデザイナーは顧客から依頼を受けて、Webサイトのデザインや企画をおこなう職業です。スキルが身に付ければテレワークで働くこともでき、正社員でもプライベートな時間を確保しやすくなる可能性があります。
Webデザイナーに向いている人は、ものづくりが好きな人やコツコツと作業できる人です。制作中はパソコンに向き合う時間が長くなるため、飽き性な人では長続きしません。
Webデザイナーは、一度スキルを身に付ければ会社を変えたり独立したりと選択肢の多い職業でもあります。スキルを身に付ける方法はスクールだけでなく独学も可能なため、まずは勉強からしてみることもおすすめです。
- Webデザイナーの仕事に興味がありますが、今まで正社員で働いたことがなくパソコンのスキルがありません。それでも目指すことは可能でしょうか? 活躍のコツを教えてください。
パソコンのスキルがなくても自分の努力次第で目指すことは可能
Webデザイナーは名前の通り、パソコンスキルが求められます。パソコンスキルを持っていなくても、本当にやりたい気持ちがあるなら、スキルを身に付ける努力が必要です。
また、Webデザイナーは実績が求められるため、活躍できるフィールドを見つけて、実績を積みましょう。デザインの実績を積むフィールドの見つけ方は、自分の興味があることで挑戦したら良いでしょう。
Webデザイナーの仕事に興味があっても、将来性があるのか不安で行動に移せない人もいるのではないでしょうか。下記の記事ではWebデザイナーの仕事内容や将来性を解説しているため、ぜひ目を通しましょう。
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また、飽き性な性格だと正社員になっても仕事が長続きしないのではと不安に思う人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では飽き性な人向けの仕事を解説しているため、併せてチェックしましょう。
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⑤建設作業員
正社員になるなら体を動かして働きたいという人であれば、工事現場で働くケイン節作業員もおすすめです。働き始めれば手に職がつくため、一度働けば長く同じ仕事を続けられます。
建設作業員で求められる人材は、協力して一つのものを完成させるチームワークを発揮できる人や安全に作業を進められる注意力・集中力を持つ人です。ビルや住宅など大きなものの製作に携われることも多いため、ものづくりが好きな人であればやりがいを感じます。
また、将来的にスキルが上がっていけば、作業員をまとめるマネジメントを任せてもらえる可能性も高まります。技術をつけつつ責任ある立場を目指したい人におすすめな職業です。
建設業界を目指す場合は、業界の抱える課題も理解しておくと、後悔のない就職活動ができます。こちらの記事では建設業界の仕事内容や業界の課題を解説しているため、参考にしてください。
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⑥飲食店スタッフ
レストランや喫茶店で働く飲食店スタッフは、ホール・キッチンどちらも未経験から正社員になりやすい職業です。飲食店は店舗の数が多ければその分人員も必要なため、安定してシフトに入れる正社員を求めている企業は多くあります。
飲食店であれば、今まで正社員になれなかった人でも、働きながら調理のスキルや接客技術を磨けます。飲食店には大学生のアルバイトも多いため、未経験の人を教育する制度が整っている場合が多いです。
また、飲食業界は人の衣食住と密接しておりなくなる心配が少ないため、一度勤めた経験があればライフステージの変化で引越しがあっても新しい職場を見つけやすくなります。
飲食店はさまざまな企業が参入しているからこそ、志望動機で差別化することが内定への近道です。下記の記事では飲食店の志望動機の書き方を解説しているため、併せて目を通しておきましょう。
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⑦販売スタッフ
アパレル業界や食品などの販売スタッフも、店舗の数だけスタッフが必要なため、今まで正社員になれなかった人でも目指しやすい職業です。販売するものの価格や内容によって求められるスキルは異なりますが、「何かを販売する」という技術はどこの小売店でも必要とされます。
販売スタッフでは、顧客のニーズを聞き出すコミュニケーション能力や商品の知識を学び続ける向上心が求められます。販売する商品やサービスを興味がある分野を選べば、モチベーションを持って業務に当たれる人も多いです。
さらに、販売スタッフは正社員として勤めていると店長やエリアマネージャーなど責任のある立場を任せてもらえる機会もあります。一スタッフではなく、将来的に責任ある立場を目指す人にもおすすめです。
一言で販売職といっても、仕事内容は多岐に渡ります。入社前に仕事内容を理解しておくと、内定をもらってからもスムーズに業務に移れるため、下記の記事を参考に勉強しておきましょう。
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この記事は販売職を目指す就活生向けに「どのような人が向いているのか」や「成功するコツ」をキャリアコンサルタントが解説する記事です。販売職の志望動機や自己PRの書き方も例文を交えながら紹介し、自分でも簡単に作成できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
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就活のプロが解説! 正社員になれない人が変えるべきマインドとは
さまざまな選考対策を繰り返しても正社員になれないときは、自分の考え方や行動に原因がある可能性があります。しかし、いくら考えてもわからないと、自分は正社員になれないでのはと不安に思う人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、キャリアコンサルタントの吉野さんに、正社員になれない人が変えるべきマインドを解説してもらいます。自分の考え方の癖を理解して、何を直すべきなのか見つけましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る応募数と企業研究に重きをおこう
正社員になれない人が変えるべきマインドの一つ目は、応募数を増やすことです。不景気のピーク時には「再就職には年齢の数だけ応募しよう」といわれていました。
今はそこまで多く応募する必要はありませんが、「年齢の半分の数は応募する」とイメージしましょう。たとえば、20歳なら10社、30歳なら15社が応募数の目安です。「数打てば当たる」は大切なことです。
希望者が多ければ難易度がそれだけ上がる
次に、職種の人気倍率を理解しましょう。ジョブタグでは、職種名を検索すると、求人倍率の目安を確認できます。
特に注意すべきは事務職です。「何十社と応募しても受からなかった」という人の話を聞くと、実に多くの場合、やみくもに事務職に応募している人が多いです。
なんとなく楽そう、安定していそう、聞こえが良いなどの理由で選ぶのではなく、本気で事務職を目指すなら、丁寧な企業研究が必要です。当サイトには役立つ記事がたくさん載っているので、ぜひ参考にしてください。
正社員になれないと悩んでいる人におすすめのQ&Aも併せてチェック!
正社員になるための就活方法への知識をつけても、内定が出るのか不安を感じる人もいるのではないでしょうか。そもそも、派遣社員や契約社員がダメなのか疑問を持つ人も多いです。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから、正社員になれないことで悩んでいる人におすすめの質問を6つ紹介します。キャリアコンサルタントのアドバイスを参考にして、自分が正社員になるべきかも再確認しましょう。
正社員になれないときはスキルや知識を身に付けて選考に臨もう!
正社員になれない理由は、企業の求めるスキルや知識が身に付いていない可能性が考えられます。求められる知識や技術は目指す職業や企業によって異なるため、何が必要なのか明確にして、身に付けてから選考に参加しましょう。
また、今アルバイトや契約社員で企業に勤めている場合は、正社員登用制度がないか確認する方法もあります。正社員登用制度は人間関係や仕事内容をそのままに、正社員になれる選択肢です。
正社員になる方法は就職活動一つではないため、自分に合った選択肢を選びましょう。
アドバイザーコメント
谷猪 幸司
プロフィールを見るかならず正社員にならなければいけないわけではない
正社員として雇用されることがすべてではありません。しかしどうしても正社員になりたいなら、自分が正社員で雇ってもらえない理由を客観的に理解しておくことが大切です。採用担当者のせいにしていたら、いつまでも正社員になれないまま、時間が経っていきます。
単純にスキル不足が理由で正社員になれないなら、まずは自分のスキルや知識を磨くことg大切です。年齢が若いほうが正社員になりやすい部分もあるため、自分のスキルを磨くと正社員への道が拓けるでしょう。
スキルを磨く選択肢の一つは、職業訓練を受けてみる方法もあります。ぜひ近くのハローワークに問い合わせてみてください。
うまくいかないときは他者のサポートを頼ろう
世のなかにはどうしてうまくいかない場合もあるため、「人のせいにしない」「あきらめない」「ひとりよがりにならない」を意識して、多くの人のサポートを得て、自分の理想をかなえてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
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